JP3212960U - 配管部材 - Google Patents

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末廣 篤夫
篤夫 末廣
善友 浦川
善友 浦川
谷口 浩一
浩一 谷口
孝二 中村
孝二 中村
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株式会社興和工業所
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【課題】金属管の内周面に錆びが発生することを防ぐとともに内周面の滑りを良くした配管部材を提供する。【解決手段】配管部材10は、金属管11と、金属管11の内周面側に設けられ溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層によって構成された内層13と、を備え、金属管11の外周面に設けられた溶融亜鉛めっき層又は溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層で構成された外層12を更に備える。【選択図】図1

Description

本考案の実施形態は、配管部材に関する。
例えば土木工事や建築工事においては、作業中に発生した汚泥を含んだ泥水等を作業現場から排出するため、鋼管等の金属管が用いられている。しかし、従来構成の金属管は、外周面については耐食性や耐摩耗性等を考慮して被膜等を形成したものがあったが、内周面については何ら考慮されていなかった。そのため、例えば金属管の内周面に錆びが発生すると、その錆びによって内周面が荒れて摩擦係数が増大する。すると、内周面の滑りが悪くなり、その結果、内部に汚泥が堆積し易くなって、更にはその錆びの発生した部分に汚泥が固着してしまう。
そして、金属管の内部に汚泥が堆積すると、汚泥を含んだ泥水等を円滑に排出できなくなる。この場合、金属管の内部を清掃して堆積した汚泥を取り除く必要があるが、清掃をしている間は工事作業が滞ることになる。そのため、汚泥の堆積を防ぐために、使用後は常に金属管の内部を清掃しなければならない。これらの結果、従来構成では、金属管の清掃作業に大変な手間や時間を要していた。
特開2003−166078号公報
そこで、金属管の内周面に錆びが発生することを防ぐとともに内周面の滑りを良くした配管部材を提供する。
実施形態の配管部材は、金属管と、前記金属管の内周面側に設けられ溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層によって構成された内層と、を備える。
一実施形態による配管部材の構成を概念的に示す断面図
以下、一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示す配管部材10は、金属管11と、外層12と、内層13と、を備えている。なお、図1において、金属管11、外層12、及び内層13の各厚み寸法は、説明を容易にするために実際の構成よりも極端に誇張して描いている。すなわち、図1に描かれた金属管11、外層12、及び内層13の各厚み寸法の比率は、実際の構成とは異なる。
金属管11は、配管部材10の主体となるものであり、例えば内径50mm〜250mm程度であり、円周面に継ぎ目の無い筒状の鋼管で構成されている。また、金属管11の長さ寸法は、例えば6m程度である。なお、金属管11の内径や長さ寸法は、上記したものに限定されない。また、金属管11は、鋼管に限られない。
外層12は、金属管11の外周面に設けられており、溶融亜鉛めっき層又は溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層で構成されている。外層12は、金属管11に、いわゆるドブ付けめっき処理を施すことによって形成される。すなわち、溶融した亜鉛浴又は亜鉛アルミニウムマグネシウム合金浴内に、金属管11を浸けることで、金属管11の外周面に亜鉛皮膜又は亜鉛アルミニウムマグネシウム合金被膜を形成する。
なお、溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっきは、高耐食性溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき又はSGめっきとも称する。この場合、溶融亜鉛めっき層は、耐食性や耐摩耗性、及び防錆性に優れている。そして、溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層は、溶融亜鉛めっき層に比べて、更に耐摩耗性や防錆性に優れている。
内層13は、金属管11の内周面側に設けられており、溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層によって構成されている。内層13は、金属管11の内周面に直接設けられている。内層13も、外層12と同様に、金属管11にいわゆるドブ付けめっき処理を施すことによって形成される。すなわち、溶融した亜鉛アルミニウムマグネシウム合金浴内に金属管11を浸けて、金属管11内を溶融した亜鉛アルミニウムマグネシウム合金で満たすことで、金属管11の内周面に亜鉛アルミニウムマグネシウム合金被膜を形成する。
なお、外層12及び内層13を、いずれも溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層に構成することで、外層12と内層13とを同じめっき工程で形成することができる。したがって、これによれば、製造工程を極力簡単にすることができる。
溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層によって構成された内層13は、金属管11の内周面に比べて、つまり金属管11の内周面に何らの表面処理が施されていない状態に比べて、摩擦が小さく滑りやすいとともに、耐摩耗性や防錆性に優れている。また、内層13は、金属管11の内周面に溶融亜鉛めっき層を形成した場合に比べても、摩擦が小さく滑りやすいとともに、耐摩耗性や防錆性に優れている。例えば、溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層の表面硬さは、溶融亜鉛めっき層の表面硬さの約2倍以上となる。
ちなみに、本実施形態の場合、金属管11の厚み寸法は、約1.5mm〜2.5mm程度である。これに対し、外層12及び内層13の厚み寸法は、約40μm〜70μm程度である。
この構成によれば、配管部材10は、金属管11の内周面側に内層13を備えている。内層13は、溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層いわゆるSGめっき層によって構成されていることから、錆びの発生を防ぐことができるとともに、摩擦が小さくて滑りが良い。これにより、配管部材10は、金属管11の内周面に錆びが発生することを防ぐことができ、また、内周面の滑りを良くすることができる。その結果、配管部材10の内部に物体を通しやすくなる。
そして、この構成によれば、例えば配管部材10を工事現場等における汚泥の排出用に使用した場合においても、汚泥が配管部材10の内部に堆積したり配管部材10の内周面に固着したりすることを抑制することができ、その結果、配管部材10の内部に堆積した汚泥を除去するための清掃作業や清掃時間を軽減することができる。
この場合、例えば金属管11の内周面及び外周面に塗装を施すことも考えられる。しかしながら、一般に、溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層は、塗装面よりも、摩擦が小さくまた耐久性に優れている。そのため、本実施形態の構成によれば、金属管11の内周面に塗装を施したものに比べて、内層13側の摩擦を小さくすることができるため、汚泥を含んだ泥水を流れ易くすることができる。また、一般に、溶融亜鉛めっき層又は溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層は、塗装面よりも耐久性に優れている。そのため、本実施形態によれば、金属管11の外周面に塗装を施したものに比べて、外層12側の耐久性を高くすることができる。
更に、本実施形態によれば、配管部材10は、上述したように、配管部材10の内周面の摩擦が小さく、また、汚泥の堆積が防がれるため、内層13を備えていない従来の金属配管に比べて、汚泥を含んだ泥水等の流れをより円滑にすることができる。したがって、内層13を備えていない従来の金属配管に比べて、配管部材10の内径を小さくしても、従来の金属配管と同程度の泥水を流すことができ、その結果、配管部材10を全体として軽量化することができる。
更には、内層13によって、配管部材10の内周面側の耐摩耗性が良くなって耐久性が向上するため、配管部材10の耐久年数を長期間化することができる。その結果、多数の工事現場等において再利用が可能となり、資源の有効活用にも貢献できる。
また、外層12によって、配管部材10の外周面側が保護されているため、耐久性を更に向上させることができるとともに、搬送時の梱包が不要となり、ゴミの削減にも貢献することができる。
ちなみに、内層13を、例えばナイロン等の樹脂コーティング層によって構成することも考えられる。しかし、溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっきは、樹脂コーティングに比べて処理し易く、また、材料価格が廉価で経済性に優れている。そのため、内層13を溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層とすることで、配管部材10内面の耐摩耗性や滑りを向上させつつ配管部材10の製造コストの増大を極力抑えることができる。
また、予めめっきを施した鋼板を円筒形状に巻くことで、金属管すなわち配管部材を形成することも考えられる。しかしながら、この構成では、金属管に継ぎ目が生じてしまい、その継ぎ目から錆が発生してしまう可能性がある。すると、その錆部分が抵抗となって、配管部材内部の滑りが低下するとともに、耐久性も低下してしまう。一方、本実施形態の金属管11は、継ぎ目の無い円筒形状に形成されている。これによれば、継ぎ目から錆が発生してしまうことを抑制することができる。その結果、配管部材10内部の滑り性能や耐久性を更に効果的に向上させることができる。
なお、本考案は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な拡張、変更が可能である。
例えば上記各実施形態では、配管部材10の適用例として、土木工事や建築工事における泥水等の排水用を例にあげたが、配管部材10の用途は上述したものに限られない。配管部材10は、内部に何らかの粘性流体や固形物を通すものに適用する場合に、その効果を十分に発揮することができる。例えば、配管部材10は、内部に電気配線等を通すための配管に使用することもできる。
図面中、10は配管部材、11は金属管、12は外層、13は内層、を示す。

Claims (3)

  1. 金属管と、
    前記金属管の内周面側に設けられ溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層によって構成された内層と、
    を備える配管部材。
  2. 前記金属管の外周面に設けられ溶融亜鉛めっき層又は溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金めっき層で構成された外層を更に備える、
    請求項1に記載の配管部材。
  3. 前記金属管は、円周面に継ぎ目の無い筒状に形成されている、
    請求項1又は2に記載の配管部材。
JP2017003478U 2017-07-28 2017-07-28 配管部材 Active JP3212960U (ja)

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