JP3206782U - 抽出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】雑味が少なく、しかも香りやコクのある飲料を得ることができる新規な抽出装置を提供する。【解決手段】被抽出物Mを保持すると共に抽出液Dを流出する保持器2と、保持器2上に設置される水導入器3と、を具備してなり、珈琲豆や茶葉などの被抽出物Mと水Wとを接触させて被抽出物M中に含まれる成分を抽出液Dとして抽出するための抽出装置1において、水導入器3内に入れられた水Wが、少量且つ継続的に保持器2に導入されるように、水導入器3の底部に細孔33を設ける。【選択図】図1

Description

本考案は、珈琲豆や茶葉などの被抽出物と水とを接触させて前記被抽出物中に含まれる成分を抽出液として抽出するための抽出装置に関する。
珈琲や茶などの飲料を抽出するにあたっては、通常、挽いた珈琲豆や茶葉などの被抽出物に水を接触させて、フィルタやネットなどのろ過手段を通じて抽出する手段が採られる。
一般的に、抽出するための水としては、100℃近くの高温水が用いられる。しかしながら、高温水で抽出すると、雑味と呼ばれる成分が多く抽出される。
単に、雑味の抽出量を減らすのであれば、20℃以下の低温水を被抽出物に滴下しながら抽出する手段(水出し)を行えば良い。しかしながら、水出しによって抽出された飲料は、香りやコクの少ない水出し独特の味わいしか得られないものとなる。
この点につき、下記特許文献1には、平均エステル化度が2以下であるポリグリセリン脂肪酸エステル若しくはショ糖脂肪酸エステル存在下、30℃〜90℃の温水を用いて抽出することによって、風味の良い珈琲や茶が得られる旨が開示されている。
特開2011‐139678号公報
前記特許文献1に開示された抽出方法は、ポリグリセリン脂肪酸エステル又はショ糖脂肪酸エステルが添加された水を30〜90℃に加熱し、ネルドリップ式の抽出方法にて抽出するものである。
しかしながら、ポリグリセリン脂肪酸エステルやショ糖脂肪酸エステルを必要とする前記特許文献1に開示された抽出方法は、工業的に行うことができても、家庭内や喫茶店などで実行することは困難である。
この点につき、本考案者は、30〜80℃に加熱された水を、少量ずつ継続的に被抽出物に接触させた場合に、雑味が少なく、しかも香りやコクのある飲料が得られるとの知見を得た。
本考案は前記知見に基づいて完成されたものであり、雑味が少なく、しかも香りやコクのある飲料を得ることができる新規な抽出装置を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するための本考案の抽出装置は、珈琲豆や茶葉などの被抽出物と水とを接触させて前記被抽出物中に含まれる成分を抽出液として抽出するための抽出装置であって、前記被抽出物を保持すると共に抽出液を流出する保持器と、前記保持器上に設置される水導入器と、を具備してなり、前記水導入器内に入れられた水が、少量且つ継続的に前記保持器に導入されるように、前記水導入器に、底部を貫通する細孔が設けられてなることを特徴とする(以下、「本考案装置」と称する。)。
本考案装置においては、前記細孔を通じて前記保持器に導入される水の導入量が1〜3リットル/hとなるように、前記細孔の口径が設定されてなるものが好ましい態様となる。
本考案装置においては、前記水導入器に、水を加熱するための加熱器が設けられてなるものが好ましい態様となる。
本考案抽出装置においては、前記水導入器に水を入れるためのボトルが、口部を下に向けた状態で前記水導入器内に差し込まれ得るように、前記水導入器の上部に開口部が設けられてなり、大気圧によって前記水導入器に入れられた水が前記開口部から溢れ出ないようになされたものが好ましい態様となる。
本考案抽出装置においては、前記水導入器に差し込まれたボトルを支持するための支持装置を更に具備してなるものが好ましい態様となる。
本考案によれば、雑味が少なく、しかも香りやコクのある飲料を得ることができる。
図1は、実施形態1に係る本考案装置を示す概略図である。 図2は、実施形態2に係る本考案装置を示す概略図である。 図3(a)、(b)は、水導入器に水を供給する工程を示す概略図である。 図4は、前記本考案装置を示す斜視図である。
以下、本考案を実施するための形態(実施形態)を図面に基づいて説明するが、本考案はこの実施形態に限定されるものではない。
[実施形態1]
<本考案装置1>
図1に、実施形態1に係る本考案装置1を示す。本考案装置1は、保持器2と、水導入器3と、を具備する。
‐保持器2‐
前記保持器2は、被抽出物Mを保持すると共に抽出液Dを流出する役割を担う。本実施形態において、前記保持器2は、漏斗21と前記漏斗21の内壁面に沿って配されたフィルタ22とからなる。前記フィルタ22上には、珈琲豆の粉砕物や茶葉などの被抽出物Mが配される。なお、前記保持器2の下には、抽出液Dを貯留するための貯留容器Vが置かれる。
‐水導入器3‐
前記水導入器3は、前記保持器2上に設置されて、前記保持器2に水Wを導入する役割を担う。本実施形態において、前記水導入器3は、上部に開口部30を有する有底筒状の導入器本体31と、前記導入器本体31の底部に連節された突出端32とを具備する。又、前記突出端32の底部には、底部を貫通する細孔33が設けられている。本実施形態においては、前記細孔33を通じて前記保持器2に導入される水Wの導入量が2リットル/hとなるように、前記細孔33の口径が設定されている。
<本考案装置1の使用態様>
前記構成を有する本考案装置1を使用するにあたっては、まず、前記水導入器3の開口部30を通じて、30〜80℃(より好ましくは、30〜60℃)に加熱された水Wを前記水導入器3内に供給する。
前記水導入器3内に供給された水Wは前記細孔33を通じて、下方向に向かって、少量且つ継続的に落下し、前記保持器2内に導入される。
前記保持器2内に導入された水Wは、前記保持器2内に存する被抽出物Mと接触し、前記被抽出物M中に含まれる成分を抽出する。抽出された抽出液Dは、前記漏斗21の脚部を通じて下方に落下し、前記保持器2の下に置かれた貯留容器V内に貯留される。
なお、貯留容器V内に貯留される抽出液Dの量が増えるにつれて、前記水導入器3内に存する水Wの量が減少するため、前記水導入器3内の水Wが完全に無くなる前に、新たな水(30〜80℃に加熱されたもの)Wを前記水導入器3内に供給する。水の供給量は、前記保持器2内に入れられた被抽出物Mの量に応じて決定される。
このような工程を経て製造された抽出液Dは、そのまま飲料として供しても良いが、冷蔵保存の後、必要に応じて、ホット飲料又はアイス飲料として供することが好ましい。そして、本考案装置1を用いて得られる抽出液Dは、30〜80℃に加熱された水Wを、少量且つ継続的に被抽出物Mに接触させて抽出されたものであることから、雑味が少なく、しかも香りやコクのある飲料となる。
なお、本実施形態においては、前記水導入器3から前記保持器2に向かって導入される水Wの導入量が2リットル/hとなるように前記細孔33の口径が設定されているが、前記細孔33の口径は、水Wの導入量が1〜3リットル/h(より好ましく1.5〜2.5リットル/h)となるように設定することが好ましい。
[実施形態2]
<本考案装置1>
図2に、実施形態2に係る本考案装置1を示す。本考案装置1は、保持器2と、水導入器3と、加熱器4と、を具備する。
‐保持器2‐
本実施形態において、前記保持器2は、漏斗21と前記漏斗21の上部に配された中空円筒状の寸胴部23と、前記寸胴部の下端開口部を塞ぐようにして配されたフィルタ22とからなる。前記フィルタ22上には、珈琲豆の粉砕物や茶葉などの被抽出物Mが配される。又、前記保持器2の下には、抽出液Dを貯留するための貯留容器(本実施形態においては、2リットル容量のペットボトル)Vが置かれている。
‐水導入器3‐
本実施形態において、前記水導入器3は、前記実施形態1において用いたものと同じものを用いた。
‐加熱器4‐
前記加熱器4は、前記水導入器3に供給された水Wを加熱する役割を担う。本実施形態においては、前記加熱器4としてバンドヒータを用い、前記水導入器3の導入器本体31の側面に巻き付けることによって前記加熱器4を構築した。
<本考案装置1の使用態様>
前記構成を有する本考案装置1を使用するにあたっては、まず、前記水導入器3の開口部30を通じて、水Wを前記水導入器3内に供給する。図3に示すように、前記水Wの供給は、前記水導入器3の開口部30にボトル(本実施形態においては2リットル容量のペットボトル)Bを口部B1を下に向けた状態とし、前記口部B1を前記水導入器3内に差し込むことによって実行される。
前記ボトルBの口部B1を前記水導入器3内に差し込むと、前記口部B1から水Wが落下し、前記水導入器3内に水Wが流れ込む(図3(a)参照)。その後、前記水導入器3内に流れ込んだ水Wの水面が、前記水導入器3内に差し込まれた前記ボトルBの口部B1を超えると、大気圧によって水Wの流れ込みが抑制される(図3(b)参照)。これにより、前記水導入器3から水Wが溢れ出すことが防止される。なお、前記水導入器3に差し込まれたボトルBは、図4に示すように、支持装置5によって支持することが好ましい。
このようにして前記水導入器3内に供給された水Wは、前記加熱器4によって加熱される。前記加熱器4による水Wの加熱は、前記水導入器3内に存する水Wが、30〜80℃となるように設定される。
前記水導入器3内で加熱された水Wは前記細孔33を通じて、下方向に向かって、少量且つ継続的に落下し、前記保持器2内に導入される。
前記保持器2内に導入された水Wは、前記保持器2内に存する被抽出物Mと接触し、前記被抽出物M中に含まれる成分を抽出する。抽出された抽出液Dは、前記漏斗21の脚部を通じて下方に落下し、前記保持器2の下に置かれた貯留容器V内に貯留される。
このような工程を経て、抽出液Dを抽出する本実施形態に係る本考案装置1では、前記水導入器3の開口部30に、ボトルBの口部B1を差し込むことによって、前記水導入器3に水Wを供給することから、ボトルB内に存する水Wが無くなるまで追加の水Wの供給が不要となる。
又、前記加熱器4によって、前記水導入器3内に存する水Wを加熱することから、予め水Wを加熱する必要がなくなる。
更に、本実施形態のように、貯留容器V及びボトルBの双方につき、ペットボトルを用いれば、空になったボトルBを次の貯留容器Vとして利用することができる。
その余は、前記実施形態1において説明した事項とどうようのため、繰り返しを避けるべくここでは説明を省略する。
なお、本考案は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本考案の範囲は実用新案登録請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、実用新案登録請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本考案の範囲内のものである。
本考案は、抽出液を製造するための抽出装置として好適に用いられる。
1 本考案装置(抽出装置)
2 保持器
21 漏斗
22 フィルタ
23 寸胴部
3 水導入器
30 開口部
31 導入器本体
32 突出端
33 細孔
4 加熱器
5 支持装置
B ボトル
B1 口部
D 抽出液
M 被抽出物
V 貯留容器
W 水

Claims (5)

  1. 珈琲豆や茶葉などの被抽出物と水とを接触させて前記被抽出物中に含まれる成分を抽出液として抽出するための抽出装置であって、
    前記被抽出物を保持すると共に抽出液を流出する保持器と、
    前記保持器上に設置される水導入器と、
    を具備してなり、
    前記水導入器内に入れられた水が、少量且つ継続的に前記保持器に導入されるように、前記水導入器に、底部を貫通する細孔が設けられてなることを特徴とする抽出装置。
  2. 請求項1に記載の抽出装置において、
    前記細孔を通じて前記保水導入器に導入される水の導入量が1〜3リットル/hとなるように、前記細孔の口径が設定されてなる抽出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の抽出装置において、
    前記保持器に、水を加熱するための加熱器が設けられてなる抽出装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の抽出装置において、
    前記水導入器に水を入れるためのボトルが、口部を下に向けた状態で前記水導入器内に差し込まれ得るように、前記水導入器の上部に開口部が設けられてなり、大気圧によって前記水導入器に入れられた水が前記開口部から溢れ出ないようになされた抽出装置。
  5. 請求項4に記載の抽出装置において、
    前記水導入器に差し込まれたボトルを支持するための支持装置を更に具備してなる抽出装置。

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