JP3206757B2 - 循環式穀物乾燥機におけるモータ過負荷防止装置 - Google Patents

循環式穀物乾燥機におけるモータ過負荷防止装置

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JP3206757B2
JP3206757B2 JP16225691A JP16225691A JP3206757B2 JP 3206757 B2 JP3206757 B2 JP 3206757B2 JP 16225691 A JP16225691 A JP 16225691A JP 16225691 A JP16225691 A JP 16225691A JP 3206757 B2 JP3206757 B2 JP 3206757B2
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與田善信
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、過負荷によるモータ
の焼損を防止するための循環式穀物乾燥機のモータ過負
荷防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の循環式穀物乾燥機は、貯留部と
乾燥部と集穀部とからなり、集穀部は揚穀機を介して貯
留部に連絡して穀物循環行程を形成し、搬送機用モー
タ、揚穀機用モータ、排出バルブ用モータ、排風機用モ
ータ等により駆動される。そして、貯留部に投入された
穀物は乾燥部において乾燥された後、乾燥部の下方に設
けた排出バルブにより間歇的に集穀部に排出され、集穀
部から揚穀機により貯留部に投入されて、所定含水率に
なるまで循環される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の循
環式穀物乾燥機において、搬送機や揚穀機や排出バルブ
や排風機を駆動する各モータの電流値は変流器(CT)
で検出され、その検出信号は制御装置に入力される。制
御装置において、検出電流値が設定電流値以上であると
判定されると、制御装置からの出力信号により各モータ
の電源に介在した電磁開閉器が開成され、各モータの作
動が停止されて過負荷によるモータの焼損が防止され
る。
【0004】このように、モータの検出電流値が設定電
流値以上と判定されると、即時にモータの作動を停止し
て乾燥作業を中止してしまうのであるが、循環式穀物乾
燥機においては穀物の一時的な詰まりにより瞬時に設定
電流値を越えてしまうことが度々ある。しかし、一時的
な穀物の詰まりであれば、直ちに詰まり状態が解消する
ので通常の乾燥作業をそのまま続行することができる
が、上記のような従来の循環式乾燥機においては、この
ような場合でも乾燥作業をその都度中止するため作業効
率が低下するという欠点があった。
【0005】本発明は、上記のような従来装置の欠点を
解消して、電流検出器による検出電流値が一時的に設定
電流値以上と判定されても、直ちにモータの作動を停止
して乾燥作業を中断することのない循環式穀物乾燥機の
モータ過負荷防止装置を提供することを技術的課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、貯留部、乾燥部及び集穀部からなり、前記集
穀部と貯留部とを揚穀機で連絡して穀物循環行程を形成
するとともに、前記各部に設けた駆動モータの電流検出
器を備えてなる循環式穀物乾燥機において、前記電流検
出器によって任意時間ごとに検出される電流値を区分け
する複数のクラスと、該各クラスに対応させ、大きい電
流値に対応するクラスになるほど大きい値とする負荷設
定係数とがそれぞれあらかじめ設定してあり、前記電流
検出器に よって任意時間ごとに検出された電流値が、前
記クラスのいずれに該当するかを判定するとともに、こ
の判定されたクラスにおける累計時間を測定し、判定さ
れたクラスの負荷設定係数と累計時間との積を算出し、
該算出値の累積値が、あらかじめ設定した設定値に達し
たときにモータを停止させる制御装置を有する、という
技術的手段を講じた。そして、上記制御装置は、負荷設
定係数の累積値をリセット可能にするとよい。
【0007】
【作 用】電流検出器からの検出信号は制御装置に入力
され、制御装置において、検出された電流値が該当する
クラスの負荷設定係数と同クラスにおける累計時間との
積を算出し、該算出値の累積値が、あらかじめ設定した
設定値に達するとモータを停止させる、という作用を有
するものである。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。図1はモータ過負荷防止装置の回路図、図2は循環
式穀物乾燥機の駆動部を示す拡大図、図3は循環式穀物
乾燥機の部分正断面図である。
【0009】図3において符号1は循環式穀物乾燥機で
あり、上部に調質室2を、下部に通風乾燥部3をそれぞ
れ設け、その一側に揚穀機4を立設して穀物循環乾燥行
程を形成する。通風乾燥部3に、多孔壁板で形成する乾
燥室5と熱風室6と排風室7とを並設し、各乾燥室5の
上端を調質室2に連通するとともに乾燥室5の下端を穀
物流下路8に連絡し、穀物流下路8の排出口に排出バル
ブ9を設ける。符号10は排出バルブ9の下方に設けた
集穀樋であり、その底部に下部搬送機11を設け、下部
搬送機11は、揚穀機4、上部搬送機12及び飛散板1
3を介して調質室2に連絡している。
【0010】揚穀機4のコンベアケース14内に、多数
のバケット15を取付けたベルト16を上下のプーリ1
7間に捲回して設け、揚穀機4の上端の開口18は流下
樋19を介して上部搬送機12に連絡する。また、コン
ベアケース14の側壁には揚穀機駆動用モータ20を設
ける。
【0011】揚穀機4の往復のベルト16,16間に、
バケット15からの戻り穀物を捕集する案内板21を傾
斜させて設け、案内板21は供給筒22を介して水分測
定装置23に連絡し、水分測定装置23は、排出樋2
4、戻り樋25を介してコンベアケース14の下部開口
(図示せず)に連絡する。
【0012】符号26は排出バルブ駆動装置(図2参
照)であり、排出バルブ9,9の軸に取り付けたスプ
ロケット27,27と、排出バルブ駆動用モータ28に
取り付けたスプロケット29と、テンション用スプロケ
ット30とにチェーン31を捲回する。また、下部搬送
機11の軸端に取付けたプーリ32と下部搬送機駆動用
モータ33とをベルト34により連動・連結する。
【0013】次に、モータ過負荷防止装置の回路を図1
を参照して説明する。モータ33(モータ20及びモー
タ2においても同様である。)の電源にモータ33の
電流値を検出する変流器(CT)35を介在させ、変流
器35は増幅器36、AD変換器37及び入力回路38
を介して各種入力値を演算するCPU39に連絡する。
CPU39は出力回路40を経てモータ33の駆動回路
に設けた電磁開閉器41に連絡する。
【0014】次に、上記構成における作用を説明する。
ホッパ(図示せず)に供給された穀物(例えば籾)は、
揚穀機4により揚送されて上部搬送機12を経て、飛散
盤13から調質室2内に均分に飛散して堆積される。
発生装置(図示せず)及び排風機(図示せず)を作動
させて排出バルブ9を回転させると、調質室2内の穀物
は乾燥室5内を流下する。乾燥室5内を流下する穀物
は、熱風室6から排風室7へ横方向に流れる乾燥風によ
り熱風乾燥され、乾燥風は排風室7から図外の排風機に
より機外へ排出される。乾燥風により熱風乾燥された穀
物は穀物流下路8を流下し、排出バルブ9により間歇的
に排出される。排出された穀物は、集穀樋10を流下し
て下部搬送機11により揚穀機12に送られ、再び調質
室2に投入され、水分測定装置21が所定水分を検出す
るまで循環・乾燥される。
【0015】揚穀機4により揚送される穀物は、搬送時
の振動および流下樋19への放出の際に、バケット15
から両ベルト16,16間にこぼれ落ちる。こぼれ落ち
た穀物は案内板21に捕集され、案内板21から供給筒
22を流下して水分測定装置23に供給されて、穀物の
水分が測定される。水分測定済みの穀物は、水分測定装
置23から排出されて排出樋24を流下し、戻り樋25
からコンベアケース14の下部に供給される。
【0016】次に、モータ過負荷防止装置の具体的作用
を述べる(図1参照)。モータ33の電流値は変流器3
5により検出され、検出信号は増幅器36で増幅された
後、AD変換器37でAD変換される。AD変換された
信号は入力回路38を介してCPU39に入力され、C
PU39において算術及び比較演算される。その演算に
より検出電流値の積算値が設定値に達するとCPU39
から信号が出力され、その出力信号は出力回路40を介
して電磁開閉器41へ送られ、それにより電磁開閉器4
1が開成されてモータ33の作動が停止される。
【0017】次に、CPU39における制御について説
明する。CPU39の記憶装置に、設定値−係数値×時
間(秒)=0となったとき、電磁開閉器41を開成して
モータ33の作動を停止するように設定する。設定値及
び係数値は任意に設定できるが、本実施例においては、
設定値を 200とし係数値を表1のとおりとする。すなわ
ち、モータ33の定格電流に対する検出電流比率を6つ
にクラス分けし、各クラスに負荷設定係数を定める。
【0018】
【表1】例えば、検出電流比率が定格電流の 120%で累
計時間が20秒、同 140%で累計時間が20秒、同 160%で
累計時間が 8秒であったとすると、 200− 1×20− 5×20−10× 8= 0となる。 つまり、異常電流値を検出してから48秒後にモータ33
の駆動が停止される。
【0019】また、異常電流値を検出しても設定値に達
しないうちに定格電流値に復帰した場合、このままの状
態では、次の異常電流値を検出したときに短時間でモー
タ33が停止してしまう。つまり、設定値を 200とし
て、検出電流が定格電流の 200%である状態が 4秒継続
して正常電流に復帰したとすると、現在値は40( 200−
40× 4=40)となり、 120%でも40秒(40− 1×40=
0)でモータ33の駆動が停止してしまうことになる。
【0020】そこで、現在値に任意の数、例えば 1秒ご
とに2を加算して設定値に復帰するように、CPU39
の記憶装置に設定する。すると、上記実施例において
は、定格電流値が80秒間続いた後(40+ 2×80= 200)
に設定値( 200)に復帰して、正常の検出状態となる。
【0021】
【発明の効果】本発明における循環式穀物乾燥機のモー
タ焼損防止装置によれば、電流検出器による検出電流値
が一時的に急激に上昇しても、直ちにモータの作動を停
止して乾燥作業を中断することがないため、効率的な穀
物の乾燥が可能となる。また、一定時間又は運転モード
の変更などにより累積値をリセットすることにより、わ
ずかの電流値上昇によりモータの駆動が停止することが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】モータ過負荷防止装置の回路図である。
【図2】循環式穀物乾燥機の駆動部を示す拡大図であ
る。
【図3】循環式穀物乾燥機の部分正断面図である。
【符号の説明】
1 循環式穀物乾燥機 2 調質室 3 通風乾燥部 4 揚穀機 5 乾燥室 6 熱風室 7 排風室 8 穀物流下路 9 排出バルブ 10 集穀樋 11 下部搬送機 12 上部搬送機 13 飛散盤 14 コンベアケース 15 バケット 16 ベルト 17 プーリ 18 開口 19 流下樋 20 揚穀機駆動用モータ 21 案内板 22 供給筒 23 水分測定装置 24 排出樋 25 戻り樋 26 排出バルブ駆動装置 27 スプロケット 28 排出バルブ駆動用モータ 29 スプロケット 30 テンション用スプロケット 31 チェーン 32 プーリ 33 下部搬送機駆動用モータ 34 ベルト 35 変流器 36 増幅器 37 AD変換器 38 入力回路 39 CPU 40 出力回路 41 電磁開閉器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 7/085 H02H 3/093

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯留部、乾燥部及び集穀部からなり、前
    記集穀部と貯留部とを揚穀機で連絡して穀物循環行程を
    形成するとともに、前記各部に設けた駆動モータの電流
    検出器を備えてなる循環式穀物乾燥機において、前記電
    流検出器によって任意時間ごとに検出される電流値を区
    分けする複数のクラスと、該各クラスに対応させ、大き
    い電流値に対応するクラスになるほど大きい値とする負
    荷設定係数とがそれぞれあらかじめ設定してあり、前記
    電流検出器によって任意時間ごとに検出された電流値
    が、前記クラスのいずれに該当するかを判定するととも
    に、この判定されたクラスにおける累計時間を測定し、
    判定されたクラスの負荷設定係数と累計時間との積を算
    出し、該算出値の累積値が、あらかじめ設定した設定値
    に達したときにモータを停止させる制御装置を有するこ
    とを特徴とする循環式穀物乾燥機におけるモータ過負荷
    防止装置。
  2. 【請求項2】 上記制御装置は、負荷設定係数の累積値
    をリセット可能にしてなる請求項1の循環式穀物乾燥機
    におけるモータ過負荷防止装置。
JP16225691A 1991-06-05 1991-06-05 循環式穀物乾燥機におけるモータ過負荷防止装置 Expired - Lifetime JP3206757B2 (ja)

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