JP3206278B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3206278B2
JP3206278B2 JP03502194A JP3502194A JP3206278B2 JP 3206278 B2 JP3206278 B2 JP 3206278B2 JP 03502194 A JP03502194 A JP 03502194A JP 3502194 A JP3502194 A JP 3502194A JP 3206278 B2 JP3206278 B2 JP 3206278B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は室内外分離形の空気調和
機に係り、特に分離した室外ユニットと室内ユニットが
信号線路を介して制御信号を授受しながら空気調和制御
を行う空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の室内外分離形の空気調和機は、例
えば特公平4−81707号公報あるいは特開平3−2
8650号公報に記載されているように、室内ユニット
で商用電源を受電しており、室内ユニットと室外ユニッ
トの間を接続する電気線路として、商用電源を供給する
2本の電源供給線路と制御信号を伝送する2本の通信信
号線路の2組(計4本の接続線)を備える。更に、室内
外ユニット間に冷凍サイクルの冷媒流路を形成する2本
の冷媒配管を備える。
【0003】室内外ユニット間の電気的な接続線数を削
減するために、特開平4−36533号公報に記載され
た室内外分離型の空気調和機は、商用電源供給用の接続
線路に制御信号を重畳して伝送することにより、専用の
通信信号線路を省略することを提案している。
【0004】また、例えば特開平4−73543号公報
に記載された室内外分離形の空気調和機は、室外ユニッ
トで商用電源を受電し、ここで商用電源を直流の制御用
電源電圧に変換してから制御用電源電圧供給用の接続線
路にて室内ユニットに供給すると共に該接続線路に商用
電源同期信号を重畳して室内ユニットに伝送することを
提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の空気調和機は、室内外ユニット間を電気的に接
続するために商用電源供給線路と通信信号線路の2組
(計4本)が必要であり、空気調和機の据付け作業の煩
雑さ、作業費用および線路材料価格の点で問題がある。
特に、複数台の室内ユニットと1台の室外ユニットで空
気調和機を構成する場合には大きな問題になる。また、
室内外各ユニットは、それぞれが交流の商用電源電圧を
直流の制御用電源電圧に変換するために電源変換手段が
必要であり、この電源変換手段は、通常、降圧トラン
ス,整流器及び平滑コンデンサ等が必要なことから、室
内ユニットの小形化の障害になっている。
【0006】また、室内外ユニット間の商用電源供給用
の接続線路を制御信号の授受に利用しようとすると、商
用電源系と制御系の間の大きな電位差を確実に遮断する
ことが必要であり、誤配線や遮断部品の劣化等により商
用電源電圧が制御系に漏れると制御系が破壊される危険
がある。更に、制御信号が商用電源線路に漏出するのを
防止し、あるいは逆に商用電源線路に混入している雑音
が制御信号に影響するのを防止するために、受電場所に
高価なブロッキングフィルタが必要となる。更にまた、
高耐圧の電気部品を使用した信号授受手段が必要とな
る。しかも室内外各ユニットは、制御用電源電圧を得る
ための電源変換手段を必要とする。
【0007】更にまた、室外ユニットで商用電源を受電
して制御用電源電圧に変換してから室内ユニットに供給
する従来装置は、制御信号の伝送には独立した専用の通
信信号線路を用いており、結局、制御用電源供給線路と
通信信号線路の2組(計4本)の電気接続線が必要とな
り、据付け作業の煩雑さ、作業費用及び線路材料価格の
観点での問題を残している。
【0008】従って、本発明の第1の目的は、室内外分
離形空気調和機における室内ユニットと室外ユニットを
結ぶ通信信号線路の接続線数を削減して空気調和機の据
付け作業を簡略化することにより作業費用および線路価
格を低減すると共に通信手段における高電圧遮断機能を
不要にすることにある。
【0009】本発明の第2の目的は、室内外分離形空気
調和機における室内ユニットと室外ユニットを結ぶ通信
信号線路のための格別の接続線を不要として空気調和機
の据付け作業を簡略化する共に誤接続の問題をなくし、
作業費用及び線路価格を低減することにある。
【0010】本発明の第3の目的は、室内外分離形空気
調和機における室内ユニットと室外ユニットを結ぶ通信
信号線路の接続線数を削減して空気調和機の据付け作業
を簡略化することにより作業費用および線路価格を低減
すると共に室内ユニットの小形化の障害を軽減すること
にある。
【0011】本発明の第4の目的は、室内外分離形空気
調和機における室内ユニットと室外ユニットを結ぶ通信
信号線路の接続線数を削減して空気調和機の据付け作業
を簡略化することにより作業費用および線路価格を低減
すると共に室内ユニットの小形化の障害を軽減し、更に
は商用電源に接続し易くすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】1つの発明は、室外熱交
換手段と室外制御回路と室外側通信手段とを備えた室外
ユニットと、室内熱交換手段と室内制御回路と室内側通
信手段とを備えた室内ユニットと、前記室内外各ユニッ
トの前記熱交換手段間を接続する冷媒配管とを備えた空
気調和機において、前記各ユニットにおける通信手段
は、電気制御信号を超音波信号に変換して前記冷媒配管
に伝達し、前記冷媒配管を伝来する超音波信号を電気信
号に変換する電気音響変換手段を備え、電気制御信号を
超音波の形態に変換して前記冷媒配管を伝播させて授受
するようにしたことを特徴とする。
【0013】 他の発明は、室外熱交換手段と室外制御回
路と室外側通信手段と商用電源を受電する受電回路と受
電した商用電圧を整流して制御用電源電圧を生成する制
御用電源回路とを備えた室外ユニットと、室内熱交換手
段と室内制御回路と室内側通信手段とを備えた室内ユニ
ットと、前記室内外各ユニット間を接続して前記制御用
電源回路が生成した制御用電源電圧を前記室内制御回路
及び室内側通信手段に供給する制御用電源電圧供給線路
と、前記室内外各ユニット間を接続する冷媒配管とを有
し、前記室内外側各通信手段は、前記制御用電源電圧供
給線路を介して制御信号を授受する空気調和機におい
て、前記室内外各ユニットはそれぞれチョークコイルと
結合コンデンサを備え、室外ユニットは前記制御用電源
回路で作成した制御用電源電圧を前記チョークコイルを
介して前記制御用電源電圧供給線路に供給し、室内ユニ
ットは前記制御用電源電圧供給線路からの直流電源電圧
を前記チョークコイルを介して該ユニット内の制御回路
に供給すると共に前記各通信手段は前記各結合コンデン
サを介して前記各チョークコイルの外側で前記制御用電
源電圧供給線路と接続したことを特徴とする。
【0014】 更に他の発明は、室外熱交換手段と室外制
御回路と室外側通信手段と商用電源を受電する受電回路
と受電した商用電圧を整流して制御用電源電圧を生成す
る制御用電源回路とを備えた室外ユニットと、室内熱交
換手段と室内制御回路と室内側通信手段とを備えた室内
ユニットと、前記室内外各ユニット間を接続して前記制
御用電源回路が生成した制御用電源電圧を前記室内制御
回路及び室内側通信手段に供給する制御用電源電圧供給
線路と、前記室内外各ユニット間を接続する冷媒配管と
を有し、前記室内外側各通信手段は、前記制御用電源電
圧供給線路を介して制御信号を授受する空気調和機にお
いて、前記室内外各ユニットは結合トランスを備え、室
外ユニットは前記制御用電源回路で作成した制御用電源
電圧を前記結合トランスを介して前記制御用電源電圧供
給線路に供給し、室内ユニットは前記制御用電源電圧供
給線路からの直流電源電圧を前記結合トランスを介して
該ユニット内の制御回路に供給すると共に前記各通信手
段は前記各結合トランスを介して前記制御用電源電圧供
給線路に接続し、前記各結合トランスはハイブリッドト
ランスとしたことを特徴とする。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施例である室内
外分離形空気調和機のブロック図である。図1におい
て、1は差込プラグ等の商用電源受電端子、2は室内ユ
ニット、3は室外ユニット、4は商用電源供給線路、5
は通信信号線、6は冷媒配管である。室内に設置される
室内ユニット2と室外に設置される室外ユニット3は、
2本の商用電源供給線路4,1本の通信信号線5,2本
の冷媒配管6で接続されて室内外分離形空気調和機を構
成する。
【0022】7は冷媒圧縮機、8は室外熱交換器、9は
室外電動送風機、10は四方弁、11は減圧器でこれら
は室外ユニット3内に設けられ、12は室内熱交換器、
13は室内電動送風機でこれらは室内ユニット2内に設
けられ、これらは冷媒配管6と共に冷凍サイクルを構成
している。
【0023】14は室内電源回路、15は室内制御回
路、16aは室内側通信回路、17は室内側結合コンデ
ンサ、18は室内送風機制御回路で、これらは室内ユニ
ット2内に設置される。19は室外電源回路、20は室
外制御回路、21aは室外側通信回路、22は室外側結
合コンデンサ、23は室外送風機制御回路、24はドラ
イバ回路、25はコンバータ、26はインバータ回路、
27は圧縮機駆動用電動機で、これらは室外ユニット3
内に設置される。
【0024】商用電源受電端子1で受電した商用電源電
圧は、室内ユニット2の室内電源回路14にて該室内ユ
ニット2内で必要な直流の制御用電源電圧に変換され、
室内制御回路15,室内側通信回路16a及び室内送風
機制御回路18に供給される。また、この商用電源電圧
は商用電源供給線路4を介して室外ユニット3に供給さ
れる。室外ユニット3は、この商用電源電圧を室外電源
回路19にて該室外ユニット3内で必要な直流の制御用
電源電圧に変換し、室外制御回路20,室外側通信回路
21a,室外送風機制御回路23及びドライバ回路24
に供給する。更に、この商用電源電圧は、ダイオードブ
リッジとコンデンサで構成されるコンバータ25で直流
電圧に変換され、6個のパワートランジスタで構成され
るインバータ回路26で三相電圧に変換されて圧縮機駆
動用電動機27に供給される。圧縮機駆動用電動機27
の回転速度はインバータ回路26から供給される三相電
圧の周波数を変えることによって変化し、この三相電圧
の周波数は、ドライバ回路24が作成するインバータ回
路26のパワートランジスタのベース駆動信号の周期を
室外制御回路20から与えられる制御信号に基づいて変
えることにより制御される。
【0025】室内及び室外電源回路14,19は、電源
トランスとダイオードブリッジ等で構成され、商用電源
回路とは絶縁される。また、ドライバ回路24はフォト
カプラ等を介してベース駆動信号を出力するように構成
され、商用電源回路とは絶縁されていないインバータ回
路26と室外制御回路20の間を絶縁している。
【0026】室内及び室外制御回路15,20はマイク
ロコンピュータを中心にして構成され、室内外各ユニッ
ト2,3内の各回路を制御する制御信号を作成し、且つ
相互に通信回路16a,21aを介して制御信号の授受
を行って室内外各ユニット2,3の動作を整合させる制
御を行う。
【0027】室内及び室外送風機制御回路18,23は
DC−DCコンバータ等で構成され、室内及び室外制御
回路15,20からの制御信号に基づいて室内及び室外
電動送風機9,13の直流電動機に与える電圧の大きさ
を変化させてその回転速度を変え、室内及び室外熱交換
器8,12への通風量を制御する。
【0028】次に、本発明の主眼である室内外各ユニッ
ト2,3の間の制御信号の授受を行う通信手段を詳細に
説明する。室内及び室外側通信回路16a,21aは、
変調回路と復調回路を備え、1本の通信信号線5と主に
銅管で作られる冷媒配管6とで構成される通信信号線路
に室内及び室外側結合コンデンサ17,22を介して接
続され、室内ユニット2と室外ユニット3の間で制御信
号の送受を行う。
【0029】図2は、室内側通信回路16aの構成と通
信信号線路を構成する通信信号線5及び冷媒配管6への
接続の一実施例を示している。図2において、50aは
変調回路、51aは復調回路、52は電源端子、53は
電源グランド端子、54は制御信号入力端子、55は制
御信号出力端子、56は通信信号入出力端子、57は通
信信号グランド端子である。
【0030】この室内側通信回路16aは、室内電源回
路14から電源端子52と電源グランド端子53の間に
直流の制御用電源電圧が供給されて動作する。変調回路
50aは、室内制御回路14からの制御信号を制御信号
入力端子54を介して入力してキャリア変調する。
【0031】図3は、この制御信号とキャリア変調信号
の関係を示している。制御信号は2進符号であり、論理
「0」であればキャリア信号を発生せず、論理「1」で
あれば所定の周波数のキャリア信号を発生する。つま
り、制御信号はキャリア信号の有無の形態に変換され
る。
【0032】復調回路51aは、キャリア変調信号を復
調する。これは先の変調回路50aと逆に、キャリア信
号があれば論理「1」、なければ論理「0」の制御信号
を発生する。この復調された制御信号は、制御信号出力
端子55から室内制御回路14に出力される。変調回路
50aの出力端と復調回路51aの入力端は共に通信信
号入出力端子56に接続され、室内側結合コンデンサ1
7を介して通信信号線5に接続される。通信信号グラン
ド端子57は冷媒配管6に接続される。なお、通信信号
グランド端子57は室内側通信回路16a内で電源グラ
ンド端子53と接続されている。
【0033】図4は、変調回路及び復調回路の入出力部
分の具体的な実施例を示している。前述した実施例にお
ける変調回路50a及び復調回路51aの出力及び入力
部は、(A)に示す非平衡入出力回路を採用しており、
非平衡入出力端は通信信号入出力端子56に接続され、
回路のグランドは通信信号グランド端子57及び電源グ
ランド端子53に接続される。
【0034】室外側通信回路21aも室内側通信回路1
6aと同じ構成及び接続であり、室外電源回路19から
直流の制御用電源電圧が供給される。変調回路の入力端
及び復調回路の出力端は室外制御回路20に接続され、
変調回路の出力端及び復調回路の入力端は室外側結合コ
ンデンサ22を介して通信信号線5に接続され、通信信
号グランド端子57は冷媒配管6に接続される。
【0035】こうして室内及び室外側の通信回路16
a,21aは、それぞれ結合コンデンサ17,22を介
して、通信信号線5と冷媒配管6で構成される通信信号
線路で結ばれ、室内制御回路15と室外制御回路20の
間の制御信号の授受を仲介する。この制御信号の授受に
おいて、通信信号線路には交流変調信号の微弱な交流電
流が流れるのみであり、冷媒配管6の機械的接続部分で
の直流電流による電気化学作用による腐食の問題は回避
され、通信信号線5は細い信号線で足りる。また、この
実施例において、通信信号線5と冷媒配管6は非平衡通
信線路を構成する。
【0036】なお、この制御信号の通信法は、片方向通
信つまり室内側が送信の時は室外側は受信とするのが簡
単で好ましい。これは送受信同時の双方向通信を行うた
めには、(1)非平衡入出力回路をバランス回路で接続
した上で通信信号入出力端子に接続する必要があり、
(2)送信と受信のキャリア周波数を異ならせることが
必要である等回路構成が複雑となるからである。また、
変調方式は、前述したキャリア変調に限らず他のFM変
調等へ変形することが可能である。
【0037】以上の実施例によれば、冷媒配管6が1本
の通信信号線として機能するので、室内ユニット2と室
外ユニット3の間を接続する電気接続線は、2本の商用
電源供給線路4と1本の通信信号線5の計3本でよく、
据付け作業が簡略化して作業費用及び線路価格が低減す
る。また、制御信号の授受に高電圧の商用電源供給線を
利用していないので通信回路16a,21aに高電圧遮
断機能をもたせる必要がない。
【0038】図5は、本発明の第2の実施例である室内
外分離形空気調和機のブロック図である。図5におい
て、図1と同一符号を付した構成手段はこれと等価物で
ある。この実施例は、室内及び室外側通信回路16b,
21bが平衡入出力回路を採用した変調及び復調回路5
0b,51bを備えたもので、通信信号線5と冷媒配管
6を平衡通信線路とし、これを使用して制御信号の授受
を行うように構成されている。
【0039】図6は、室内側通信回路16bの構成と通
信信号線路を構成する通信信号線5及び冷媒配管6への
接続の他の実施例を示している。図6において、図2と
同一符号を付した構成手段はこれと等価物である。
【0040】この実施例における変調回路50b及び復
調回路51bの出力及び入力端は、図4の(B)に示す
平衡入出力回路を採用しており、平衡入出力端の片方は
通信信号入出力端子56に接続され、他の片方は通信信
号グランド端子57に接続される。そして通信信号入出
力端子56と通信信号グランド端子57は、それぞれが
結合コンデンサ17a,17bを介して通信信号線5ま
たは冷媒配管6に接続される。
【0041】このように通信信号線路を平衡線路とする
ことにより、通信信号線5と冷媒配管6に共通して重畳
される雑音(コモンモードノイズと呼ばれる)妨害に対
して強い抵抗力をもった通信が可能となる。他の動作
は、第1の実施例と同様であるので詳細な説明を省略す
る。
【0042】図7は、本発明の第3の実施例である室内
外分離形空気調和機のブロック図である。図7におい
て、図1と同一符号を付した構成手段はこれと等価物で
あり、28は室内側結合トランス、29は室外側結合ト
ランスである。この実施例は、室内及び室外側通信回路
16a,21aの入出力端を結合トランス28,29を
介して通信信号線5と冷媒配管6に接続したもので、こ
れを使用して室内外各ユニット2,3の間で制御信号の
授受を行うようにしたものである。
【0043】図8は、室内側通信回路16aの構成と通
信信号線路を構成する通信信号線5及び冷媒配管6への
接続の他の実施例を示している。図8において、図2と
同一符号を付した構成手段はこれと等価物である。
【0044】この実施例における変調回路50a及び復
調回路51aの出力及び入力端は、図4の(A)に示し
た非平衡入出力回路を採用しており、非平衡入出力端は
通信信号入出力端子56に接続され、回路のグランドは
通信信号グランド端子57及び電源グランド端子53に
接続される。そして通信信号入出力端子56と通信信号
グランド端子57は、それぞれ結合トランス28を介し
て通信信号線5と冷媒配管6に接続されている。
【0045】一般に、コンデンサの耐電圧はトランスの
耐電圧に比較して低いので、図1及び図5に示す実施例
では、商用電源供給線路4と通信信号線5を間違えて接
続した場合には、結合コンデンサ17,22に商用電源
電圧が印加されて絶縁破壊が生じる恐れがある。結合コ
ンデンサが破壊されれば、商用電源電圧が室内外側通信
回路16a,16b,21a,21bに漏れてこれらも
引き続いて破壊されることになる。しかしながら、結合
トランス17,22は、一般に、1次巻線と2次巻線の
間の耐電圧を大きくとることが容易であり、特殊な処理
をすることなく数千ボルトの耐電圧が得られる。従っ
て、普通の結合トランスを使用した構成で前述のような
誤接続が行われてもでも商用電源電圧が漏れて通信回路
が破壊されることはない。他の動作は第1の実施例と同
様であるので、詳細な説明を省略する。
【0046】図9は、本発明の第4の実施例である室内
外分離形空気調和機のブロック図である。図9におい
て、図7と同一符号を付した構成手段はこれと等価物で
ある。この実施例は、平衡入出力回路を採用した変調及
び復調回路50b,51bを備えた室内及び室外側通信
回路16b,21bを使用したもので、通信信号線5と
冷媒配管6を平衡通信線路として使用して制御信号を授
受するようにしたものである。
【0047】図10は、室内側通信回路16bの構成と
通信信号線路を構成する通信信号線5及び冷媒配管6へ
の接続の他の実施例を示している。図10において、図
8と同一符号を付した構成手段はこれと等価物である。
変調回路50b及び復調回路51bの出力及び入力部
は、図4の(B)に示した平衡入出力回路を採用してお
り、平衡入出力端の片方は通信信号入出力端子56に接
続され、他の片方は通信信号グランド端子57に接続さ
れている。そして通信信号入出力端子56と通信信号グ
ランド端子57は、それぞれ結合トランス28を介して
通信信号線5と冷媒配管6に接続されている。
【0048】このように通信信号線路を平衡線路とする
ことにより、図7に示した第3の実施例に比べて、通信
信号線5と冷媒配管6に共通して重畳される雑音妨害に
対して強い抵抗力をもった通信が可能となる。他の動作
は、第1の実施例と同様であるので説明を省略する。
【0049】なお、前述した第1〜第4の各実施例にお
ける商用電源受電端子1は、室外ユニット3から導出し
て室内側で受電するようにすることもできる。
【0050】以上に説明した第1の発明になる各室内外
分離形空気調和機によれば、室内外ユニット間の電気接
続線を減らすことができるので、据付け作業が簡略化し
て作業費用及び線路価格が低減する。また、制御信号の
授受に高電圧の商用電源供給線を利用していないので通
信回路に高電圧遮断機能をもたせる必要がない。
【0051】図11は、本発明の第5の実施例である室
内外分離形空気調和機のブロック図である。図11にお
いて、図1と同一符号を付した構成手段はこれと等価物
である。この実施例は、室内外各ユニット2,3におけ
る各通信手段が制御信号を超音波信号の形態で冷媒配管
6を介して授受するために該冷媒配管6と音響結合する
電気音響変換器として室内側超音波トランスジューサ3
0と室外側超音波トランスジューサ31を備える。この
室外側各超音波トランスジューサ30,31は、それぞ
れ室内ユニット2及び室外ユニット3に引き込まれた冷
媒配管6に音響結合されている。各超音波トランスジュ
ーサ30,31は、制御信号を変復調する通信回路1
6,21に接続され、該通信回路内の変調回路の出力信
号を超音波信号に変換して音響結合された冷媒配管6に
送出し、冷媒配管6を伝播してきた超音波信号を電気信
号に変換して復調回路に入力する。超音波信号は冷媒配
管6の表面あるいは内部空間を伝播する。一般に、冷媒
配管6は銅等の中空金属で作られ、その中をフロン等の
冷媒が流れる。そしてこの中空金属そのものは、冷媒輸
送での熱損失を防ぐためスポンジ等の断熱材で覆われて
いる。従って、この冷媒配管6は、いわゆる伝声管を構
成しており、これを利用して超音波信号を伝播させるの
に好適な構造である。勿論、この冷媒配管6には他の要
因による音、例えば冷媒流音,圧縮機振動音,圧縮機駆
動用電動機の回転振動音等も伝播する。従って、制御信
号の通信に使用する超音波の振動周波数は、これらの振
動周波数帯域外を選択し且つ可聴周波数をさけるのが好
ましい。超音波トランスジューサ30,31として、例
えば、公称周波数40KHzの安価な圧電振動子を使用
できるような構成にすれば好都合である。圧電素子は、
電気音響変換器として超音波信号の送信と受信に兼用で
きる。この圧電素子は、適切な音響結合材を介して音響
インピーダンスの整合をとり、冷媒配管6に音響結合す
る。
【0052】室内制御回路15が送信する制御信号は、
室内側通信回路16内の変調回路で変調され、室内側超
音波トランスジューサ30で超音波信号に変換されて冷
媒配管6を室外ユニット3まで伝播して行く。この超音
波信号は室外側超音波トランスジューサ31で電気信号
に変換され、室外側通信回路21内の復調回路で復調さ
れて元の形態の制御信号となり室外制御回路20に伝達
される。室外制御回路20から室内制御回路15への制
御信号の伝送も同様である。
【0053】図12は、室内側通信回路16の一実施例
を示している。図12において、図2図と同一符号の構
成手段はこれと等価物である。この実施例において、6
1はキャリア信号発生回路、62はFM変調回路、63
は符号化回路、64はDTMF信号発生回路、65は復
号化回路、66はDTMF信号検出回路、67はFM復
調回路である。これらの回路は電源端子52と電源グラ
ンド端子53に供給される室内電源回路14からの電源
電圧で動作する。
【0054】図13は、制御信号とDTMF信号及び超
音波信号のタイミング関係の例を示している。
【0055】次に、室内ユニット2から室外ユニット3
に制御信号を伝送するときの動作を図11〜図13を用
いて詳細に説明する。室内制御回路15からの制御信号
は制御信号入力端子54を介して符号化回路63に入力
してここで4ビットに符号化する。制御信号が図13に
示すようにシーケンシャルなデータの場合には、符号化
回路63は単にこれを4ビットづつに区切り、この4ビ
ットデータでDTMF信号発生回路64を用いて1つの
多重(2)周波数信号を発生する。制御信号が4ビット
のパラレルデータの場合には符号化回路63は不要であ
り、このデータをそのままDTMF信号発生回路64に
入力する。4ビット以上のパラレルデータの場合には、
先と同様に符号化回路63で4ビットづつに区切る。更
に、伝送時に起こるエラー検出あるいはエラー訂正のた
めの冗長ビットを制御信号に付加する場合には、このビ
ット付加を符号化回路63で行ってもよい。制御信号が
他の信号形式、例えばアナログ電圧の振幅の場合には、
ここで4ビットに符号化する。
【0056】DTMF(Dual Tone Mult
i−Frequency)信号は、PB(Push B
otton)式電話機の選択信号に使われる2周波数の
組み合わせ信号で、互いに素の関係にある4つの高群周
波数と4つの低群周波数の中からそれぞれ1つを選択し
て組み合わせた多重周波数信号である。そしてこの信号
には4×4=16通りの組み合わせがあり、4ビットの
制御情報を担わせることができる。なお、ここでは簡単
のためDTMF信号で説明するが、これに限ることはな
く3周波数の組み合わせ、あるいは1つの周波数群に含
まれる周波数を5つに増やしても良い。こうすれば1つ
のキャリア信号(シンボル)に担わせる情報量を増加す
ることができる。
【0057】FM変調回路62は、キャリア信号(例え
ば40KHzの正弦波信号)を先のDTMF信号でFM
変調する。そしてこの被変調信号は、通信信号入出力端
子56から超音波トランスジューサ30に送られ、ここ
でFM変調された超音波信号に変換されて冷媒配管6に
送出される。この超音波信号の波は、冷媒配管6を伝播
して室外ユニット3の室外側超音波トランスジューサ3
1に伝達され、ここで電気信号に変換される。
【0058】室外側通信回路21は、室内通信回路16
と同様な構成である。受信した変調信号は、室外通信回
路21のFM復調回路67に入力されてここで復調さ
れ、フィルタで構成されるDTMF信号検出回路66に
よりどの周波数信号の組み合わせであるかが検出され
る。復号回路65は、この組み合わせ情報を参照して元
の符号を再生する。つまり、ここで元の制御信号に戻さ
れる。室外制御回路20から室内制御回路15への制御
信号の伝送も同様である。
【0059】以上、DTMF信号で周波数変調された超
音波信号を用いた制御信号の通信を説明したが、これに
限ることはない。例えばFSK(Frequency
Shift Keying)等の他の周波数変調方式で
も良い。また、PSK(Phase Shift Ke
ying)等の位相変調方式でも良い。更に、図1に示
した第1の実施例のように、振幅変調であるキャリア変
調を用いても良いが、超音波の伝播では直接波に反響波
が重畳すること(フェージング現象)による振幅変動が
大きいので振幅変調方式は不利である。
【0060】なお、図13では、DTMF信号で変調さ
れた複数の超音波信号を各々時間をあけて送信するタイ
ミングチャートにしているが、これは伝播時間の異なる
反響信号が次の超音波信号に重畳するのを防ぎ、復調動
作を安定にするように作用する。
【0061】以上のような室内外分離形空気調和機によ
れば、冷凍サイクルを構成するために室内ユニットと室
外ユニットを結ぶ冷媒配管に制御信号を担わせた超音波
信号の伝播を仲介させることで、室内外各ユニット間の
制御信号の通信のために、従来機器のような格別の電気
通信線は不要となり、空気調和機の据付け作業が簡略化
されると共に誤接続の問題もなくなる。その結果、据付
け作業費用及び線路価格を低減できる。
【0062】図14は、本発明になる第6の実施例であ
る室内外分離形空気調和機のブロック図である。図14
において、図1と同一符号を付した構成手段は等価物で
あり、33は室内側チョークコイル、34は室外側チョ
ークコイル、35は室外ユニット3から室内ユニット2
に直流の制御用電源電圧を供給する制御用電源電圧供給
線路である。
【0063】この実施例は、室内ユニット2において必
要な直流電源電圧を室外ユニット3で作成して制御用電
源電圧供給線路35を介して室内ユニット2に供給する
と共にこの制御用電源電圧供給線路35を室内外ユニッ
ト2,3間の制御信号の通信に利用するように構成され
ている。室内外各ユニット2,3の通信回路16,21
は、結合コンデンサ17,22を介して前記制御用電源
電圧供給線路35に接続されて制御信号を授受する。
【0064】室外ユニット3は、商用電源受電端子1に
より商用電源を受電し、室外電源回路19で該室外ユニ
ット3で必要な直流の制御用電源電圧を作成すると共に
室内ユニット2で必要な直流の制御用電源電圧を作成す
る。そしてこの電源電圧を制御用電源電圧供給線路35
を介して室内ユニット2に供給する。室内ユニット2内
の室内制御回路15,室内側通信回路16及び室内送風
機制御回路18は、この室外ユニット3から供給される
電源電圧を電源として動作する。
【0065】室内ユニット2内の各回路の電源入力イン
ピーダンス及び室外電源回路19の電源出力インピーダ
ンスは、リップル変動等のノイズを低減するために低い
値に設計する。このため、高い周波数成分をもつ通信信
号を制御用電源電圧供給線路35に重畳すると、この通
信信号は低いインピーダンスのために減衰してしまい、
正常な通信を行うことができない。前記室内側及び室外
側チョークコイル33,34は、直流電源電圧に対して
はインピーダンスをもたないが、高い周波数成分の通信
信号に対しては大きなインピーダンスをもつ。従って、
室内側及び室外側チョークコイル33,34は、通信信
号に対しては制御用電源電圧供給線路35のインピーダ
ンスを高め、通信回路16,21から結合コンデンサ1
7,22を介して該制御用電源電圧供給線路35に重畳
される通信信号の減衰を防止する。
【0066】室内及び室外側通信回路16,21の変復
調回路50,51の入出力回路は、図4の(A)に例示
した非平衡回路であり、室内制御回路15と室外制御回
路16の間での制御信号の授受は、図1に示した第1の
実施例と同様に行われるので重複する説明は省略する。
また、その他の空調動作も同様であるので説明を省略す
る。
【0067】以上のような実施例によれば、室内ユニッ
ト2は内部回路で必要とする制御用の電源電圧を室外ユ
ニット3から得ることができるため、該室内ユニット2
内に制御用電源電圧発生手段を設置する必要はなく、室
内ユニット2の回路価格及び体積,重量を削減すること
ができ、該室内ユニット2の小形軽量化を容易にする。
また、制御信号の通信信号を制御用電源電圧供給線路3
5に重畳して授受しているため、格別な通信信号線路を
敷設する必要がないので据付け作業が簡略化され、作業
費用及び線路価格を削減できる効果がある。特にこれら
の効果は、1台の室外ユニットと複数の室内ユニットを
組み合わせる、いわゆるマルチエアコンシステムにおい
て大きい。
【0068】図15は、本発明の第7の実施例である室
内外分離形空気調和機のブロック構成図である。図15
において、図14と同一符号を付した構成手段は等価物
である。この実施例は、商用電源受電端子1により室内
ユニット2で商用電源を受電し、これを商用電源電圧供
給線路4を介して室外ユニット3に供給する構成であ
る。室外ユニット3の室外電源回路19は、該室外ユニ
ット3で必要な直流の制御用電源電圧と室内ユニット2
で必要な直流の制御用電源電圧を作成し、室内ユニット
2のための電源電圧を制御用電源電圧供給線路35を介
して室内ユニット2に供給するように構成される。更
に、この制御用電源電圧供給線路35には、室内外各ユ
ニット2,3で授受する通信信号が結合コンデンサ1
7,22を介して重畳される。屋外に商用電源コンセン
トが設置されていない家屋ではこのように室外ユニット
3で商用電源を受電する構成が必要である。
【0069】この第7の実施例における通信信号の授受
及び他の動作は図14で説明した第6の実施例と同様で
あるので重複する説明を省略する。
【0070】この実施例によれば、第6の実施例と同様
な効果が得られ、更に、屋外に商用電源コンセントが設
置されていない家屋に容易に設置できる効果が得られ
る。
【0071】図16は、本発明になる第8の実施例であ
る室内外分離形空気調和機のブロック図である。図16
において、図14と同一符号を付した構成手段は等価物
である。この実施例は、2本の電源線を使用した制御用
電源電圧供給線路35の端に挿入する1対のチョークコ
イル33a,33b、34a,34bを室内及び室外ユ
ニット2,3に設け、制御用電源電圧供給線路35を通
信信号の伝送に対して平衡線路と成したものである。室
内及び室外側通信回路16,21の入出力回路は、図4
の(B)に示した平衡入出力回路を採用している。
【0072】この実施例では、通信信号の伝送は平衡線
路状態でなされるので、制御用電源電圧供給線路35の
直流電源電圧に混入している雑音の影響を受けにくく、
信頼性の高い通信が可能となる。この実施例における他
の動作は、図14の実施例と同様であるので重複する説
明を省略する。
【0073】図17は、本発明の第9の実施例である室
内外分離形空気調和機のブロック図である。図17にお
いて、図14と同一符号を付した構成手段は等価物を示
しており、36は室内側結合トランス、37は室外側結
合トランスである。
【0074】この実施例は、室外ユニット3で作成した
制御用電源電圧を室内ユニット2に供給する制御用電源
電圧供給線路35に結合トランス36,37を介して通
信信号を重畳するものである。この結合トランス36,
37は、例えばE字フェライトコアにエナメル線を巻い
たもので、1次巻線と2次巻線とは電磁誘導結合してい
る。1次巻線は通信回路16,21に接続され、2次巻
線は制御用電源電圧供給線路35に挿入される。図示の
例は、非グランド側線路中に挿入しているがグランド側
線路に挿入しても同様である。制御用電源電圧供給線路
35に接続される結合トランス36,37の2次巻線
は、直流の電源負荷電流が流れるのでが直流に対する抵
抗が少なくなるように線径の太い線で巻かれている。一
方、1次巻線は、通信信号のみが流れるものであるため
線径は細くてもよい。また、直流の電源負荷電流でフェ
ライトコアが磁気飽和しないように材質を選択するか磁
路にギャップを設ける等の対策を施すことが望ましい。
【0075】室内ユニット2における各回路の電源入力
端及び室外ユニット3における室外電源回路19の電源
出力端は、リップル変動等のノイズを低減するために、
電源端子と電源グランド端子の間に大きな容量のコンデ
ンサを接続し、交流電圧(脈動)成分に対するインピー
ダンスを低く設計している。このため、電源端子と電源
グランド端子の間は、直流電圧成分に対しては大きな抵
抗をもつが、ある周波数(数10Hz)以上の交流電圧
成分に対しては短絡状態となる。従って、通信信号に対
しては、図18に示すように、室内外各通信回路16,
21を結合トランス36,37を介して単に2次巻線同
士を対向接続したものと等価な回路状態が得られる。室
内側通信回路16からの変調信号電流は室内側結合トラ
ンス36の1次巻線に流れ、この電流に基づいて2次巻
線に誘起された電圧による電流が制御用電源電圧供給線
路35を流れる。そしてこの電流が室外側結合トランス
37の2次巻線に流れ、その1次巻線に誘起された電圧
が室外側通信回路21の復調回路に入力される。この逆
の信号通信も同様である。
【0076】通信回路16,21の入出力回路は、図4
に示す非平衡回路または平衡回路の何れでも良い。これ
は、図18に示すように、通信信号に対しては制御用電
源電圧供給線路35が等価的に平衡線路となっているこ
とによる。
【0077】このような室内外分離形空気調和機におい
て、据付け作業で商用電源電圧供給線路が制御用電源電
圧供給線路に誤接続された場合、図14〜図16に示し
た第6〜第8の実施例では、結合コンデンサ17,22
が商用電源電圧で破壊され、続いて通信回路16,21
も破壊される恐れがある。商用電源電圧以上の耐電圧を
もつ結合コンデンサ17,22を使用すると高価にな
る。これに対して、結合トランス36,37は絶縁耐圧
が高いものを安価に得ることができ、この実施例によれ
ばこのような誤接続が発生しても商用電源電圧の大部分
は結合トランス36,37の1次巻線と2次巻線の間に
掛かり、通信回路16,21の入出力端に過大電圧が作
用してこれを破壊する恐れはない。
【0078】この実施例によれば、室内ユニット2は室
外ユニット3から制御用電源電圧が供給されるために該
室内ユニット2内に制御用電源電圧発生回路を設置する
必要がなく、その回路価格及び体積,重量を削減でき、
該室内ユニット2の小型軽量化を容易にする。また、制
御用電源電圧供給線路35に通信信号を重畳して伝送す
るので格別な通信信号線を敷設する必要がなく、据付け
作業が簡略化して作業費用及び線路価格を削減できる効
果が得られる。特にこれらの効果は、1台の室外ユニッ
トと複数の室内ユニットを組み合わせるいわゆるマルチ
エアコンシステムにおいて大きい。
【0079】更に、結合トランスを公衆電話回線で使用
されるハイブリッドトランス(平衡トランス)に変更す
ればキャリア周波数を送受で変えることなく、双方向通
信が可能となる。
【0080】図19は、ハイブリッドトランスを用いて
双方向の制御信号通信を可能にした本発明の第10の実
施例である室内外分離形空気調和機のブロック図であ
る。図19において、図17と同一符号を付した構成手
段は等価物であり、38は室内側ハイブリッドトラン
ス、39は室外側ハイブリッドトランスである。この実
施例は、室外ユニット3で作成した制御用電源電圧を室
内ユニット2に供給する制御用電源電圧供給線路35に
室内外各ユニット2,3間の通信信号をハイブリッドト
ランス38,39を介して重畳し、両ユニット2,3間
で双方向の制御信号通信を可能にしたものである。
【0081】図20は、室内側通信回路16をハイブリ
ッドトランス38を用いて制御用電源電圧供給線路35
に接続する場合の一例を示している。図20において、
図2と同一符号を付した構成手段は等価物であり、58
は通信信号出力端子、59は通信信号入力端子、38は
室内側ハイブリッドトランスである。変調回路50及び
復調回路51の入出力部は非平衡回路で構成され、通信
信号入出力端子が通信信号入力端子58と通信出力端子
59に分離されている。変調回路50の出力端は出力抵
抗及び通信信号出力端子58を介してハイブリッドトラ
ンス38の1次巻線の外端点aに接続し、ハイブリッド
トランス38の1次巻線の他方の外端点bは通信信号入
力端子59を介して入力抵抗で終端して復調回路51の
入力端に接続し、ハイブリッドトランス38の1次巻線
の中点cは通信信号グランド端子57を介して電源グラ
ンド端子53に接続する。なお、出力抵抗及び入力抵抗
は、制御用電源電圧供給線路35の通信信号周波数にお
ける線路インピーダンスと整合させるためのもので、変
調回路50の出力インピーダンス及び復調回路51の入
力インピーダンスが線路インピーダンスと整合していれ
ば特に必要はないものである。
【0082】この実施例によれば、室内外各ユニット
2,3の間で高速な双方向の制御信号通信が可能とな
る。また、室内ユニット2は室外ユニット3から制御用
電源電圧を得ているので、該室内ユニット2内に制御用
電源電圧発生回路を設置する必要がなく、回路価格及び
体積,重量を削減することができるので、室内ユニット
2の小型軽量化が容易になる。しかも、制御用電源電圧
供給線路35を制御信号の授受に利用しているので、新
たな格別な通信信号線路は不要となり、従って、据付け
作業が簡略化されて作業費用及び線路価格を削減でき
る。特にこれらの効果は、1台の室外ユニットと複数の
室内ユニットを組み合わせるいわゆるマルチエアコンシ
ステムにおいて大きい。
【0083】図21は、本発明の第11の実施例である
室内外分離形空気調和機のブロック図である。図21に
おいて、図17と同一符号を付した構成手段は等価物で
ある。この実施例は、室内ユニット2に商用電源受電端
子1を設けて商用電源を受電し、これを商用電源電圧供
給線路4を介して室外ユニット3に供給する構成であ
る。そしてこれから室外ユニット3の室外電源回路19
で室内ユニット2で必要な直流の制御用電源電圧を作成
し、これを制御用電源電圧供給線路35で室内ユニット
2に供給すると共にこの供給線路35に室内外ユニット
2,3間の通信信号を結合トランス36,37を介して
重畳するようにしたものである。屋外に商用電源コンセ
ントがない家屋への適用に好適な電源構成である。この
実施例における通信信号の伝送および他の動作は図17
を参照して説明した第9の実施例と同様であるので重複
する説明は省略する。
【0084】この実施例によれば、室内ユニット2は室
外ユニット3から直流の制御用電源電圧の供給を浮ける
ので該室内ユニット2内には制御用電源電圧発生手段を
設ける必要がなく、回路価格及び容積,重量を削減で
き、室内ユニット2の小型軽量化を容易にする。また、
商用電源電圧供給線路4と制御用電源電圧供給線路35
を混同した誤接続があった場合も、第9の実施例と同様
に、通信回路16,21を過大電圧による破壊から保護
することができる。
【0085】図22は、本発明の第12番目の実施例で
ある他の室内外分離形空気調和機のブロック図である。
図22において、図21と同一符号を付した構成手段は
等価物であり、40は定電圧回路である。この実施例
は、室内ユ二ット2で商用電源を受電し、これを商用電
源電圧供給線路4を介して室外ユニット3に供給する構
成である。そしてこれから室外ユニット3の室外電源回
路19で室内ユニット2で必要な直流の制御用電源電圧
を作成し、これを制御用電源電圧供給線路35を用いて
室内ユニット2に供給すると共にこの供給線路35に室
内外ユニット2,3間の通信信号を結合トランス36,
37を介して重畳するようにしたものである。そして更
に、室外電源回路19は、室内ユニット2に供給する直
流の制御用電源電圧を室外制御回路20からの制御信号
に基づいて可変する構成とし、この電圧を変えることに
よって室内電動送風機13の回転速度を制御するように
したものである。
【0086】直流電動機を駆動源とする室内電動送風機
13は、それに印加する直流電圧を変えることでその回
転速度すなわち室内熱交換器12への通風量を変えるこ
とができる。
【0087】前述した室内送風機制御回路18はDC−
DCコンバータ等で構成され、給電される一定の制御用
電源電圧を変化させて室内電動送風機13に与えること
で該送風機の回転速度を変えている。この制御は、室内
制御回路15から与えられる制御信号による制御指令に
基づいて行われる。室内電動送風機13の消費電力は3
0W程度であり、これを制御するDC−DCコンバータ
も相応した電流容量が必要であるので使用する回路素子
の放熱器も大きな面積が必要となる。このために室内送
風機制御回路18は大きな設置空間を必要としていた。
【0088】そこでこの実施例では、室外ユニット3の
室外電源回路19で室内ユニット用に作成する制御用電
源電圧の大きさを室内電動送風機23に要求される回転
速度に合わせて制御し、これを制御用電源電圧供給線路
35を介して室内ユニット2に供給するようにすること
で室内ユニット2に室内送風機制御回路の設置を省略し
たものである。
【0089】室内制御回路15からの室内送風機回転制
御信号は室内側通信回路16,制御用電源電圧供給線路
35及び室外側通信回路21を介して室外制御回路20
に送られる。そして室外制御回路20は、この室内送風
機回転制御信号に基づいて室外電源回路19が作成する
室内ユニット2用の制御用電源電圧の大きさを制御し、
制御用電源電圧供給線路35の電圧を変化させ、室内電
動送風機13の回転速度を制御する。
【0090】室内制御回路15,室内側通信回路16及
びその他の回路を動作させるための一定の電源電圧を作
成するために、定電圧回路40が機能する。定電圧回路
40は、電圧の大きさが変動する制御用電源電圧供給線
路35の電圧を入力し、これを一定値に調整してそれぞ
れに供給する。なお、これらの回路の消費電流は非常に
少ないため、定電圧回路40は小電流容量で足りるので
小型に作ることができる。
【0091】この実施例における商用電源受電端子1
は、室外ユニット3側に設けることもできる。
【0092】この実施例によれば、室内送風機制御回路
18を削除でき室内ユニット2を更に小型軽量化するこ
とを容易にする。
【0093】
【発明の効果】1つの発明は、冷媒配管を通信信号線と
して利用しているので専用の通信信号線数を減少するこ
とができ、従って、据付け作業が簡略化して作業費用及
び線路価格が低減し、また、高電圧の商用電源線を利用
していないので通信手段に高電圧遮断機能をもたせる必
要がないという効果が得られる。
【0094】また、他の発明は、制御信号を超音波信号
の形態に変換して冷媒配管を伝播させて授受するように
したので、室内ユニットと室外ユニットを結ぶ通信信号
線路のための格別の接続線が不要となり、空気調和機の
据付け作業が簡略化する共に誤接続の問題がなくなっ
て、作業費用及び線路価格を低減することができる効果
が得られる。
【0095】更に他の発明は、制御用電源電圧供給線路
を利用して制御信号を授受するようにして室内ユニット
と室外ユニットを結ぶ専用の通信信号線路の接続線数を
削減しているので、空気調和機の据付け作業が簡略化し
て作業費用および線路価格が低減し、また、室内ユニッ
トは室外ユニットから制御用電源電圧の供給を受けるよ
うにしたので格別の制御用電源装置が不要となり、小形
化の障害を軽減することができる効果が得られる。
【0096】更に他の発明は、以上のような特徴を備え
た空気調和機が室内の電源端子から受電することを可能
とするので、商用電源への接続を容易にすることができ
る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる室内外分離形空気調和機の第1の
実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した第1の実施例における室内側通信
回路と通信信号線路との接続関係を示す電気的ブロック
図である。
【図3】制御信号と通信信号のタイミングチャートであ
る。
【図4】変復調回路の入出力回路と通信信号線路の接続
関係を示す電気的接続図であり、(A)は非平衡入出力
回路、(B)は平衡入出力回路である。
【図5】本発明になる室内外分離形空気調和機の第2の
実施例を示すブロック図である。
【図6】図5に示した第2の実施例における室内側通信
回路と通信信号線路との接続関係を示す電気的ブロック
図である。
【図7】本発明になる室内外分離形空気調和機の第3の
実施例を示すブロック図である。
【図8】図7に示した第3の実施例における室内側通信
回路と通信信号線路との接続関係を示す電気的ブロック
図である。
【図9】本発明になる室内外分離形空気調和機の第4の
実施例を示すブロック図である。
【図10】図9に示した第4の実施例における室内側通
信回路と通信信号線路との接続関係を示す電気的ブロッ
ク図である。
【図11】本発明になる室内外分離形空気調和機の第5
の実施例を示すブロック図である。
【図12】図11に示した第5の実施例における室内側
通信回路と通信信号線路との接続関係を示す電気的ブロ
ック図である。
【図13】制御信号とDTMFおよび超音波信号のタイ
ミングチャートである。
【図14】本発明になる室内外分離形空気調和機の第6
の実施例を示すブロック図である。
【図15】本発明になる室内外分離形空気調和機の第7
の実施例を示すブロック図である。
【図16】本発明になる室内外分離形空気調和機の第8
の実施例を示すブロック図である。
【図17】本発明になる室内外分離形空気調和機の第9
の実施例を示すブロック図である。
【図18】図18に示した第9の実施例における通信信
号伝送系の等価回路図である。
【図19】本発明になる室内外分離形空気調和機の第1
0の実施例を示すブロック図である。
【図20】図19に示した第10の実施例における室内
側通信回路と通信信号線路の接続関係を示す電気的ブロ
ック図である。
【図21】本発明になる室内外分離形空気調和機の第1
1の実施例を示すブロック図である。
【図22】本発明になる室内外分離形空気調和機の第1
2の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…商用電源受電端子、2…室内ユニット、3…室外ユ
ニット、4…商用電源電圧供給線路、5…通信信号線、
6…冷媒配管、15…室内制御回路、16…室内側通信
回路、17…室内側結合コンデンサ、20…室内制御回
路、21…室外側通信回路、22…室外側結合コンデン
サ、28…室内側結合トランス、29…室外側結合トラ
ンス、30…室内側超音波トランスジューサ、31…室
外側超音波トランスジューサ、33…室内側チョークコ
イル、34…室外側チョークコイル、35…制御用電源
電圧供給線路、36…室内側結合トランス、37…室外
側結合トランス、38…室内側ハイブリッドトランス、
39…室外側ハイブリッドトランス、40…定電圧回
路、50…変調回路、51…復調回路、61…キャリア
信号発生回路、62…FM変調回路、64…DTMF信
号発生回路、67…FM復調回路、66…DTMF信号
検出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−156257(JP,A) 特開 平5−296541(JP,A) 特開 昭57−12240(JP,A) 特開 平6−50592(JP,A) 特開 平4−73543(JP,A) 特開 平4−36533(JP,A) 特開 平3−95346(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 103

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外熱交換手段と室外制御回路と室外側通
    信手段とを備えた室外ユニットと、室内熱交換手段と室
    内制御回路と室内側通信手段とを備えた室内ユニット
    と、前記室内外各ユニットの前記熱交換手段間を接続す
    る冷媒配管とを備えた空気調和機において、 前記各ユニットにおける通信手段は、電気制御信号を超
    音波信号に変換して前記冷媒配管に伝達し、前記冷媒配
    管を伝来する超音波信号を電気信号に変換する電気音響
    変換手段を備え、電気制御信号を超音波の形態に変換し
    て前記冷媒配管を伝播させて授受するようにしたことを
    特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 室外熱交換手段と室外制御回路と室外側通
    信手段と商用電源を受電する受電回路と受電した商用電
    圧を整流して制御用電源電圧を生成する制御用電源回路
    とを備えた室外ユニットと、室内熱交換手段と室内制御
    回路と室内側通信手段とを備えた室内ユニットと、前記
    室内外各ユニット間を接続して前記制御用電源回路が生
    成した制御用電源電圧を前記室内制御回路及び室内側通
    信手段に供給する制御用電源電圧供給線路と、前記室内
    外各ユニット間を接続する冷媒配管とを有し、前記室内
    外側各通信手段は、前記制御用電源電圧供給線路を介し
    て制御信号を授受する空気調和機において、 前記室内外各ユニットはそれぞれチョークコイルと結合
    コンデンサを備え、室外ユニットは前記制御用電源回路
    で作成した制御用電源電圧を前記チョークコイルを介し
    て前記制御用電源電圧供給線路に供給し、室内ユニット
    は前記制御用電源電圧供給線路からの直流電源電圧を前
    記チョークコイルを介して該ユニット内の制御回路に供
    給すると共に前記各通信手段は前記各結合コンデンサを
    介して前記各チョークコイルの外側で前記制御用電源電
    圧供給線路と接続したことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 室外熱交換手段と室外制御回路と室外側通
    信手段と商用電源を受電する受電回路と受電した商用電
    圧を整流して制御用電源電圧を生成する制御用電源回路
    とを備えた室外ユニットと、室内熱交換手段と室内制御
    回路と室内側通信手段とを備えた室内ユニットと、前記
    室内外各ユニット間を接続して前記制御用電源回路が生
    成した制御用電源電圧を前記室内制御回路及び室内側通
    信手段に供給する制御用電源電圧供給線路と、前記室内
    外各ユニット間を接続する冷媒配管とを有し、前記室内
    外側各通信手段は、前記制御用電源電圧供給線路を介し
    て制御信号を授受する空気調和機において、 前記室内外各ユニットは結合トランスを備え、室外ユニ
    ットは前記制御用電源回路で作成した制御用電源電圧を
    前記結合トランスを介して前記制御用電源電圧供給線路
    に供給し、室内ユニットは前記制御用電源電圧供給線路
    からの直流電源電圧を前記結合トランスを介して該ユニ
    ット内の制御回路に供給すると共に前記各通信手段は前
    記各結合トランスを介して前記制御用電源電圧供給線路
    に接続し、前記各結合トランスはハイブリッドトランス
    としたことを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、前記各通信手
    段は、前記制御信号を変調した後に前記制御用電源電圧
    供給線路に伝送し、前記各通信手段は、制御信号をキャ
    リア変調することを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 請求項2または3において、前記制御用電
    源回路は前記制御信号に基づいて制御されて前記制御用
    電源電圧供給線路に供給する制御用電源電圧を変化さ
    せ、前記室内ユニットは前記制御用電源電圧を一定電圧
    に調整して前記室内制御回路と室内側通信手段に供給す
    る定電圧回路を備え、前記室内熱交換手段は、前記制御
    用電源電圧で付勢されて電圧値に応じた回転速度で回転
    する電動送風機を備えたことを特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 請求項2または3において、受電回路は、
    室内ユニットを介して商用電源を受電することを特徴と
    する空気調和機。
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