JPH08204488A - 不平衡・平衡変換器 - Google Patents
不平衡・平衡変換器Info
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- JPH08204488A JPH08204488A JP1384595A JP1384595A JPH08204488A JP H08204488 A JPH08204488 A JP H08204488A JP 1384595 A JP1384595 A JP 1384595A JP 1384595 A JP1384595 A JP 1384595A JP H08204488 A JPH08204488 A JP H08204488A
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- Japan
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- unbalanced
- balanced
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、伝送特性の劣化および放射雑音を抑
制しつつ、直流から低周波成分の接地からの回り込み雑
音をカットして、安定した信号を伝達する不平衡・平衡
変換器を提供することを目的とする。 【構成】本発明は、通信媒体である同軸ケーブルもしく
は平衡ケーブルの一端に接続され不平衡伝送を平衡伝送
に、平衡伝送を不平衡伝送に変換する不平衡・平衡変換
器において、トランスを構成するように、磁気コアには
1次側巻線N1 と2次側巻線N2 が巻かれて磁気的に結
合され、2次側巻線N2 のセンタタップは静電容量C0
を介して1次側巻線N1 の接地側に接続する。
制しつつ、直流から低周波成分の接地からの回り込み雑
音をカットして、安定した信号を伝達する不平衡・平衡
変換器を提供することを目的とする。 【構成】本発明は、通信媒体である同軸ケーブルもしく
は平衡ケーブルの一端に接続され不平衡伝送を平衡伝送
に、平衡伝送を不平衡伝送に変換する不平衡・平衡変換
器において、トランスを構成するように、磁気コアには
1次側巻線N1 と2次側巻線N2 が巻かれて磁気的に結
合され、2次側巻線N2 のセンタタップは静電容量C0
を介して1次側巻線N1 の接地側に接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同軸ケーブルを用いる
不平衡伝送から平衡ケーブルを用いる平衡伝送に電気信
号変換し、同軸ケーブルと平衡ケーブルを利用して通信
を可能とする不平衡・平衡変換器に関するものである。
不平衡伝送から平衡ケーブルを用いる平衡伝送に電気信
号変換し、同軸ケーブルと平衡ケーブルを利用して通信
を可能とする不平衡・平衡変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータを介してデー
タ端末を接続し、ネットワーク化する場合、構内で利用
する周辺形と交換回線、専用線など回線を利用する回線
形とがある。これらは、何れも端末はホストコンピュー
タにネットワーク管理装置を介して接続され、ネットワ
ーク管理装置と端末間は同軸ケーブルが使用されている
ことが多い。
タ端末を接続し、ネットワーク化する場合、構内で利用
する周辺形と交換回線、専用線など回線を利用する回線
形とがある。これらは、何れも端末はホストコンピュー
タにネットワーク管理装置を介して接続され、ネットワ
ーク管理装置と端末間は同軸ケーブルが使用されている
ことが多い。
【0003】しかし、最近構内配線システムとして、同
軸ケーブル(不平衡ケーブル)をツイストペアケーブル
(平衡ケーブル)に変換する変換器が各方面で開発さ
れ、平衡ケーブルで配線されている形態が多くなってい
る。例えば特公昭61−33616号,特開昭55−1
55135号,特開昭62−49212号,特開昭57
−26120号,実願平3−85684号,特開平4−
269009号などが提案されている。
軸ケーブル(不平衡ケーブル)をツイストペアケーブル
(平衡ケーブル)に変換する変換器が各方面で開発さ
れ、平衡ケーブルで配線されている形態が多くなってい
る。例えば特公昭61−33616号,特開昭55−1
55135号,特開昭62−49212号,特開昭57
−26120号,実願平3−85684号,特開平4−
269009号などが提案されている。
【0004】図2は、従来の不平衡−平衡変換器回路の
一例を示す。磁気コアには1次側巻線N1 と2次側巻線
N2 が巻かれ、磁気的に結合され、2次側巻線N2 のセ
ンタタップは1次側巻線N1 の接地側に接続されてい
る。このような場合、不平衡端子T1 ,T2 に加えられ
た信号は平衡端子T3 ,T4 に伝送されるが、雑音成分
が接地点からセンタタップを介して信号上に入ってくる
ため、雑音等の混在により、信号を確実に伝達すること
が不可能となる欠点があった。
一例を示す。磁気コアには1次側巻線N1 と2次側巻線
N2 が巻かれ、磁気的に結合され、2次側巻線N2 のセ
ンタタップは1次側巻線N1 の接地側に接続されてい
る。このような場合、不平衡端子T1 ,T2 に加えられ
た信号は平衡端子T3 ,T4 に伝送されるが、雑音成分
が接地点からセンタタップを介して信号上に入ってくる
ため、雑音等の混在により、信号を確実に伝達すること
が不可能となる欠点があった。
【0005】この解決方法として、図3および図4のよ
うな2次側巻線N2 にセンタタップのないトランスを結
合したり、平衡端子T3 ,T4 に適当な静電容量C3 ,
C4を挿入して、雑音成分の主力である直流成分から低
周波域をカットする方法をとっていた。しかし、2次側
巻線N2 が接地から浮いているため、高周波での不平衡
減衰量が悪化し易い欠点がある。
うな2次側巻線N2 にセンタタップのないトランスを結
合したり、平衡端子T3 ,T4 に適当な静電容量C3 ,
C4を挿入して、雑音成分の主力である直流成分から低
周波域をカットする方法をとっていた。しかし、2次側
巻線N2 が接地から浮いているため、高周波での不平衡
減衰量が悪化し易い欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5に不平衡減衰量特
性比較を示す。Aは図2の2次側巻線N2 のセンタタッ
プを接地した場合、Bは図3、Cは図4のような2次側
巻線N2 のセンタタップを接地しない場合を示す。B,
Cの場合、低周波域の不平衡減衰量がAに比較して良好
な反面、高周波域での不平衡減衰量は周波数が高くなる
に伴い伝送特性が劣化し雑音が多く発生する欠点があ
る。
性比較を示す。Aは図2の2次側巻線N2 のセンタタッ
プを接地した場合、Bは図3、Cは図4のような2次側
巻線N2 のセンタタップを接地しない場合を示す。B,
Cの場合、低周波域の不平衡減衰量がAに比較して良好
な反面、高周波域での不平衡減衰量は周波数が高くなる
に伴い伝送特性が劣化し雑音が多く発生する欠点があ
る。
【0007】図6は放射雑音状態を示し、(a)は図2
のように2次側巻線N2 にセンタタップを接地した場合
で殆どが48dB以下で56MHzの周波数で最大52
dBV、(b)は図3,図4のように2次側巻線N2 に
センタタップ接続がない場合で30〜100MHzまで
56dBの雑音を放出し、周波数68MHz,101M
Hzで最大64dBVと2次側巻線N2 にセンタタップ
を接続していない後者が大きい。
のように2次側巻線N2 にセンタタップを接地した場合
で殆どが48dB以下で56MHzの周波数で最大52
dBV、(b)は図3,図4のように2次側巻線N2 に
センタタップ接続がない場合で30〜100MHzまで
56dBの雑音を放出し、周波数68MHz,101M
Hzで最大64dBVと2次側巻線N2 にセンタタップ
を接続していない後者が大きい。
【0008】本発明の目的は、こうした伝送特性の劣化
および放射雑音を抑制しつつ、直流から低周波成分の接
地からの回り込み雑音をカットして、安定した信号を伝
達する不平衡・平衡変換器を提供することにある。
および放射雑音を抑制しつつ、直流から低周波成分の接
地からの回り込み雑音をカットして、安定した信号を伝
達する不平衡・平衡変換器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、通信媒体である同軸ケーブルもしくは平衡
ケーブルの一端に接続され不平衡伝送を平衡伝送に、平
衡伝送を不平衡伝送に変換する不平衡・平衡変換器にお
いて、変換器がトランス構成で平衡伝送回路のセンタタ
ップと不平衡伝送回路の接地間に静電容量を接続したこ
とを特徴とするものである。
に本発明は、通信媒体である同軸ケーブルもしくは平衡
ケーブルの一端に接続され不平衡伝送を平衡伝送に、平
衡伝送を不平衡伝送に変換する不平衡・平衡変換器にお
いて、変換器がトランス構成で平衡伝送回路のセンタタ
ップと不平衡伝送回路の接地間に静電容量を接続したこ
とを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記手段により本発明の平衡−不平衡変換器,
不平衡−平衡変換器を用いると、通信に使用される信号
が直流成分を含んだ同軸ケーブルのような不平衡ケーブ
ルを用いた配線システムを、平衡ケーブル(ツイストペ
アケーブル)に変換して使用することが可能となり、伝
送特性の劣化および放射雑音を抑制しつつ、直流から低
周波成分の接地からの回り込み雑音をカットして、安定
した信号を伝達する。特に信号形式が、ゼロレベルと
正,負の組合わせであるバイポーラ,ダイコード,複流
RZのような場合、非常に効果がある。
不平衡−平衡変換器を用いると、通信に使用される信号
が直流成分を含んだ同軸ケーブルのような不平衡ケーブ
ルを用いた配線システムを、平衡ケーブル(ツイストペ
アケーブル)に変換して使用することが可能となり、伝
送特性の劣化および放射雑音を抑制しつつ、直流から低
周波成分の接地からの回り込み雑音をカットして、安定
した信号を伝達する。特に信号形式が、ゼロレベルと
正,負の組合わせであるバイポーラ,ダイコード,複流
RZのような場合、非常に効果がある。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施例で、通信媒体である同軸ケ
ーブルもしくは平衡ケーブルの一端に接続され不平衡伝
送を平衡伝送に、平衡伝送を不平衡伝送に変換する不平
衡・平衡変換器である。即ち、トランスを構成するよう
に、磁気コアには1次側巻線N1 と2次側巻線N2が巻
かれ磁気的に結合される。2次側巻線N2 のセンタタッ
プは静電容量C0 を介して1次側巻線N1 の接地側に接
続される。図において、T1 ,T2 は1次側巻線N1 の
不平衡端子であり、T3 ,T4 は2次側巻線N2 の平衡
端子である。この場合、1次側巻線N1 及び2次側巻線
N2 は、例えば、75Ωを100Ωに変換する場合、イ
ンピーダンス変換に相当する巻線比で巻けばよい。
る。図1は本発明の一実施例で、通信媒体である同軸ケ
ーブルもしくは平衡ケーブルの一端に接続され不平衡伝
送を平衡伝送に、平衡伝送を不平衡伝送に変換する不平
衡・平衡変換器である。即ち、トランスを構成するよう
に、磁気コアには1次側巻線N1 と2次側巻線N2が巻
かれ磁気的に結合される。2次側巻線N2 のセンタタッ
プは静電容量C0 を介して1次側巻線N1 の接地側に接
続される。図において、T1 ,T2 は1次側巻線N1 の
不平衡端子であり、T3 ,T4 は2次側巻線N2 の平衡
端子である。この場合、1次側巻線N1 及び2次側巻線
N2 は、例えば、75Ωを100Ωに変換する場合、イ
ンピーダンス変換に相当する巻線比で巻けばよい。
【0012】1次側巻線N1 の不平衡端子T1 とT2 か
らの信号は、2次側巻線N2 と磁気的に結合され平衡端
子T3 とT4 の間に伝達される。このとき、1次側巻線
N1の接地側から2次側巻線N2 のセンタタップ側に回
り込んでくる直流から低周波成分の雑音成分は静電容量
C0 でカットされる。したがって、1次側巻線N1 から
2次側巻線N2 に磁気的結合により伝送される信号とし
て、直流から低周波成分の雑音成分が混在されない安定
した信号を確実に伝達することができる。
らの信号は、2次側巻線N2 と磁気的に結合され平衡端
子T3 とT4 の間に伝達される。このとき、1次側巻線
N1の接地側から2次側巻線N2 のセンタタップ側に回
り込んでくる直流から低周波成分の雑音成分は静電容量
C0 でカットされる。したがって、1次側巻線N1 から
2次側巻線N2 に磁気的結合により伝送される信号とし
て、直流から低周波成分の雑音成分が混在されない安定
した信号を確実に伝達することができる。
【0013】次に、不平衡減衰量特性を図5を参照して
説明する。図5は図1と図2〜図4の各不平衡減衰量の
特性比較を示したものである。使用した磁気コアは全て
同じで、1次側巻線N1 及び2次側巻線N2 の巻数も同
じものを使用している。
説明する。図5は図1と図2〜図4の各不平衡減衰量の
特性比較を示したものである。使用した磁気コアは全て
同じで、1次側巻線N1 及び2次側巻線N2 の巻数も同
じものを使用している。
【0014】Aは図2構成の場合で、2次側巻線N2 の
センタタップを1次側巻線N1 に接続していることか
ら、不平衡伝送減衰量特性は、低い帯域から高帯域まで
安定している。
センタタップを1次側巻線N1 に接続していることか
ら、不平衡伝送減衰量特性は、低い帯域から高帯域まで
安定している。
【0015】B,Cは図3,図4構成の場合で、2次側
巻線N2 のセンタタップ接続のない磁気結合状態の不平
衡伝送減衰量特性を示す。Aに比較して、直流成分を通
す周波数帯域は上っているが、周波数帯域が上がるにつ
れて不平衡減衰量は劣化する。
巻線N2 のセンタタップ接続のない磁気結合状態の不平
衡伝送減衰量特性を示す。Aに比較して、直流成分を通
す周波数帯域は上っているが、周波数帯域が上がるにつ
れて不平衡減衰量は劣化する。
【0016】Fは図1構成の場合で、2次側巻線N2 の
センタタップと1次側巻線N1 の接地間に磁気コアの磁
気特性および1次側巻線N1 及び2次側巻線N2 の巻数
により決まる特性に適した静電容量C0 を挿入した場合
の特性を示す。本実施例では、1MHzを越えた周波数
帯域ではA,Fに比較してB,Cの不平衡減衰量が劣化
している。また、直流から低周波成分をカットしている
領域ではAのセンタタップ接続した場合に200Hz以
下であり、B,Cは7KHz以下である。これらの結果
より、Aの不平衡減衰量特性を維持し、B,Cの1MH
z以上の帯域の特性劣化を補い周波数帯域を満足させた
のがFである。また、低域遮断周波数を換える場合、静
電容量C0 を変化させることにより可能となる。例え
ば、Aより高域の周波数で直流から低周波成分をカット
したい場合は、Fで使用した静電容量C0 を減少させれ
ばよい。
センタタップと1次側巻線N1 の接地間に磁気コアの磁
気特性および1次側巻線N1 及び2次側巻線N2 の巻数
により決まる特性に適した静電容量C0 を挿入した場合
の特性を示す。本実施例では、1MHzを越えた周波数
帯域ではA,Fに比較してB,Cの不平衡減衰量が劣化
している。また、直流から低周波成分をカットしている
領域ではAのセンタタップ接続した場合に200Hz以
下であり、B,Cは7KHz以下である。これらの結果
より、Aの不平衡減衰量特性を維持し、B,Cの1MH
z以上の帯域の特性劣化を補い周波数帯域を満足させた
のがFである。また、低域遮断周波数を換える場合、静
電容量C0 を変化させることにより可能となる。例え
ば、Aより高域の周波数で直流から低周波成分をカット
したい場合は、Fで使用した静電容量C0 を減少させれ
ばよい。
【0017】又、図1では2次側巻線N2 のセンタタッ
プが1次側巻線N1 の接地側に接続され、2次側は平衡
伝送回路が構成されるため、放射雑音を抑制することが
できる。
プが1次側巻線N1 の接地側に接続され、2次側は平衡
伝送回路が構成されるため、放射雑音を抑制することが
できる。
【0018】以上のように、上記不平衡・平衡変換器に
よれば、不必要な直流から低周波成分をカットして通信
に使用する信号のみを伝達し、必要とする周波数帯域で
の不平衡減衰量の向上を図ることができる。
よれば、不必要な直流から低周波成分をカットして通信
に使用する信号のみを伝達し、必要とする周波数帯域で
の不平衡減衰量の向上を図ることができる。
【0019】本実施例によれば、CB無線などの30M
Hz帯域で説明すると、従来方法であるB,Cの不平衡
減衰量は−18dBと誘導雑音に弱いものに対してFの
本実施例では−48dBと良く、ケーブルへの誘導雑音
の混入性を改善し信号破壊を防止する効果がある。従っ
て、平衡伝送ケーブルの特性に対して変換器の不平衡減
衰量の劣化はなく、直流成分をカットすることにより、
他から信号を破壊するような雑音回り込みはなくなる効
果がある。
Hz帯域で説明すると、従来方法であるB,Cの不平衡
減衰量は−18dBと誘導雑音に弱いものに対してFの
本実施例では−48dBと良く、ケーブルへの誘導雑音
の混入性を改善し信号破壊を防止する効果がある。従っ
て、平衡伝送ケーブルの特性に対して変換器の不平衡減
衰量の劣化はなく、直流成分をカットすることにより、
他から信号を破壊するような雑音回り込みはなくなる効
果がある。
【0020】また、電力線からの低周波帯域での誘導お
よび接地線からの雑音混入を防止し、安定した伝送が行
え、且つ、通常の電話配線でデータ通信ができるように
なるなど、ユーザニーズに合ったサービス範囲の拡大、
ケーブル敷設作業の向上、初期投資および運用コストを
大幅に削減する利点があるなど同軸ケーブル配線コスト
に比較して非常に安価になるメリットとなる。
よび接地線からの雑音混入を防止し、安定した伝送が行
え、且つ、通常の電話配線でデータ通信ができるように
なるなど、ユーザニーズに合ったサービス範囲の拡大、
ケーブル敷設作業の向上、初期投資および運用コストを
大幅に削減する利点があるなど同軸ケーブル配線コスト
に比較して非常に安価になるメリットとなる。
【0021】なお、本実施例では、不平衡平衡−平衡不
平衡の伝送変換についてのみ論議したが、通信形態を反
対にして平衡不平衡−不平衡平衡の平衡伝送として使用
することは変換形態の入力ポートを換えることにより可
能であることは、勿論である。
平衡の伝送変換についてのみ論議したが、通信形態を反
対にして平衡不平衡−不平衡平衡の平衡伝送として使用
することは変換形態の入力ポートを換えることにより可
能であることは、勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、伝送
特性の劣化および放射雑音を抑制しつつ、直流から低周
波成分の接地からの回り込み雑音をカットして、安定し
た信号を伝達する不平衡・平衡変換器を提供することが
できる。
特性の劣化および放射雑音を抑制しつつ、直流から低周
波成分の接地からの回り込み雑音をカットして、安定し
た信号を伝達する不平衡・平衡変換器を提供することが
できる。
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】従来の変換器の一例を示す回路図である。
【図3】従来の変換器の他の例を示す回路図である。
【図4】従来の変換器の他の例を示す回路図である。
【図5】従来の変換器と本発明変換器の不平衡減衰量特
性を比較して示す特性図である。
性を比較して示す特性図である。
【図6】従来の変換器のセンタタップ接続のある場合
(a)とセンタタップ無しの場合(b)における放射雑
音特性比較図である。
(a)とセンタタップ無しの場合(b)における放射雑
音特性比較図である。
A…図2の変換器の不平衡減衰量 B…図3の変換器の不平衡減衰量 C…図4の変換器の不平衡減衰量 F…図1の変換器の不平衡減衰量
Claims (1)
- 【請求項1】 通信媒体である同軸ケーブルもしくは平
衡ケーブルの一端に接続され不平衡伝送を平衡伝送に、
平衡伝送を不平衡伝送に変換する不平衡・平衡変換器に
おいて、変換器がトランス構成で平衡伝送回路のセンタ
タップと不平衡伝送回路の接地間に静電容量を接続した
ことを特徴とする不平衡・平衡変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1384595A JPH08204488A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 不平衡・平衡変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1384595A JPH08204488A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 不平衡・平衡変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08204488A true JPH08204488A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11844620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1384595A Pending JPH08204488A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 不平衡・平衡変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08204488A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100350672C (zh) * | 2004-12-01 | 2007-11-21 | 财团法人工业技术研究院 | 微型多层式平衡转非平衡信号转换器 |
CN102195573A (zh) * | 2010-03-12 | 2011-09-21 | 三星电机株式会社 | 单端端口中具有参考增强的不平衡变压器及其方法和系统 |
US9030119B2 (en) | 2010-07-19 | 2015-05-12 | Microsemi Corporation | LED string driver arrangement with non-dissipative current balancer |
USRE46502E1 (en) | 2011-05-03 | 2017-08-01 | Microsemi Corporation | High efficiency LED driving method |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP1384595A patent/JPH08204488A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100350672C (zh) * | 2004-12-01 | 2007-11-21 | 财团法人工业技术研究院 | 微型多层式平衡转非平衡信号转换器 |
CN102195573A (zh) * | 2010-03-12 | 2011-09-21 | 三星电机株式会社 | 单端端口中具有参考增强的不平衡变压器及其方法和系统 |
KR101101646B1 (ko) * | 2010-03-12 | 2012-01-02 | 삼성전기주식회사 | 단일 종단 포트에서 향상된 레퍼런스를 갖는 발룬을 구비한 전력 증폭 시스템 및 전력 증폭 방법 |
US9030119B2 (en) | 2010-07-19 | 2015-05-12 | Microsemi Corporation | LED string driver arrangement with non-dissipative current balancer |
USRE46502E1 (en) | 2011-05-03 | 2017-08-01 | Microsemi Corporation | High efficiency LED driving method |
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