JP3206187B2 - チップ型圧電共振子の製造方法 - Google Patents

チップ型圧電共振子の製造方法

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JP3206187B2 JP04312993A JP4312993A JP3206187B2 JP 3206187 B2 JP3206187 B2 JP 3206187B2 JP 04312993 A JP04312993 A JP 04312993A JP 4312993 A JP4312993 A JP 4312993A JP 3206187 B2 JP3206187 B2 JP 3206187B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば、チップ型
のフィルタ、発振子、ディスクリミネータ、トラップ素
子等として用いられる、厚みすべり振動を利用するチッ
プ型圧電共振子の製造方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】図11には、この発明にとって興味ある、
フィルタとして用いられるチップ型圧電共振子1が示さ
れている。この圧電共振子1は、図9に示すような圧電
共振素子2を内蔵し、図10に示した工程を経て製造さ
れる。
【0003】まず、図9を参照して、圧電共振素子2
は、圧電基板3を備える。この圧電基板3の上方主面側
の構成が図9(a)に示され、下方主面側の構成が図9
(b)に示されている。
【0004】圧電基板3の上方主面上には、2組の互い
に分割された振動電極4および5ならびに6および7が
形成される。また、圧電基板3の各端部には、端子電極
8および9がそれぞれ形成される。端子電極8は、接続
ライン10を介して振動電極4に接続され、端子電極9
は、接続ライン11を介して振動電極7に接続される。
また、振動電極5および6は、接続ライン12によって
互いに接続される。
【0005】他方、圧電基板3の下方主面上には、対を
なす振動電極4および5に共通に対向する振動電極1
3、ならびに対をなす振動電極6および7に共通に対向
する振動電極14が形成される。また、圧電基板3の長
手方向中央部には、端子電極15が形成される。端子電
極15と振動電極13および14とは、それぞれ、接続
ライン16および17を介して互いに接続される。
【0006】圧電共振素子2は、厚みすべり振動を利用
するエネルギ閉込め型のフィルタを構成する。
【0007】このような圧電共振素子2を用いて、図1
1に示したチップ型圧電共振子1を得るため、図10に
示すようなマザー基板18が用意される。マザー基板1
8は、たとえばセラミックまたはガラス・エポキシ樹脂
からなり、その一方主面上には、複数の帯状の接続電極
19、20、21、22および23が形成されている。
これら接続電極19〜23の対応のものに電気的に接続
されるように、複数の圧電共振素子2が、行および列を
なしながらマザー基板18上に配置される。なお、図1
0においては、圧電共振素子2に備える振動電極4,…
等の図示が省略されている。より具体的には、圧電共振
素子2の端子電極8および9は、それぞれ、接続電極1
9、21または23に接続され、端子電極15は、接続
電極20または22に接続され、これらの接続には、導
電性接着剤24が用いられる。
【0008】次に、図示しないが、各圧電共振素子2の
振動領域を覆うように、たとえばシリコーンゴムからな
るダンピング材(図示せず)が付与され、さらに、圧電
共振素子2を覆うように、外装樹脂25(図11)が付
与される。この外装樹脂25の付与は、熱硬化性樹脂の
流し込みによっても、予め成形されたカバーを接着する
ようにしてもよい。
【0009】次に、図10において一点鎖線で示した切
断線26および27に沿って、マザー基板18が、外装
樹脂25とともに切断される。図11に示すように、こ
のようにして得られたチップ28の外表面上には、外部
電極29、30および31が形成される。外部電極29
および31は、それぞれ、接続電極19、21または2
3に由来する電極に電気的に接続され、外部電極30
は、接続電極20または22に由来する電極に電気的に
接続される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなチップ型圧電共振子1の製造方法は、まず、工
程数が比較的多いという問題を含んでいる。また、マザ
ー基板18および導電性接着剤24を用いることから、
材料費が比較的高くつくという問題もある。また、マザ
ー基板18上に複数の圧電共振素子2を配置するとき、
比較的高い精度が要求されるという問題もある。さら
に、圧電共振素子2に比べて、チップ型圧電共振子1の
寸法が大きくなるという問題もある。
【0011】それゆえに、この発明は、上述した種々の
問題を解決し得るチップ型圧電共振子の製造方法を提供
することを目的とする
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した背景技術では、
図10に示すように、各々独立した個々の圧電共振素子
2がマザー基板18上に配置され、以後の工程が実施さ
れるのに対し、この発明では、複数の圧電共振素子を構
成するマザー圧電基板の状態でダンピング材の付与およ
び外装樹脂の付与が行なわれることを特徴としている。
【0013】すなわち、この発明に係るチップ型圧電共
振子の製造方法は、圧電基板を挟んで対向する複数の振
動電極およびこれら振動電極にそれぞれつながる複数の
端子電極をそれぞれ含む、厚みすべり振動を利用する複
数の圧電共振素子を構成するマザー圧電基板を用意し、
このマザー圧電基板に含まれる複数の圧電共振素子の各
々の振動領域を覆うように、ダンピング材を付与し、次
いで、マザー圧電基板を覆うように、熱硬化性樹脂を付
与して外装樹脂を形成する、各工程を備えている。外装
樹脂を形成する工程は、マザー基板を位置決めしながら
熱硬化性樹脂を流し込むための空間を形成する枠を用い
て行なわれる。このように外装樹脂を形成した後、マザ
ー圧電基板は、圧電共振素子ごとに分割するとともに、
分割面に各前記端子電極の断面が露出するように、外装
樹脂とともに切断される。そして、切断によって得られ
たチップの外表面上に、各前記端子電極と電気的に接続
される複数の外部電極が形成される。本発明の一実施例
においては、外装樹脂の外面を上記枠とともに研磨する
工程をさらに備える。 また、マザー圧電素子を外装樹脂
とともに切断する工程は、上記枠の外側面を基準面とし
て行なうことができる。
【0014】上述した製造方法に含まれる切断工程にお
いて、分割面に、端子電極の断面だけでなく、振動電極
およびダンピング材の各断面が露出する状態とされても
よい。この場合には、分割面上に、振動電極およびダン
ピング材の各断面を覆う保護膜を形成することが好まし
い。
【0015】
【0016】
【作用】この発明では、外部電極を形成すべきチップを
得るための切断工程において、マザー圧電基板が初めて
切断され、それまでの工程では、マザー圧電基板がその
ままの状態で取扱われる。
【0017】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、個々の
圧電共振素子の状態ではなく、マザー圧電基板の状態
で、多くの工程を進めることができるので、複数のチッ
プ型圧電共振子を能率的に得ることができる。
【0018】また、この発明によれば、上述したような
個々の圧電共振素子を保持するためのマザー基板を用い
ないので、マザー基板と圧電共振素子との接続工程およ
びそれに用いる導電性接着剤が不要となり、また、個々
の圧電共振素子のマザー基板上での位置合わせが不要と
なる。
【0019】また、この発明によって得られたチップ型
圧電共振子は、その平面寸法を圧電共振素子と同一にな
るので、チップ型圧電共振子の小型化が可能となる。
【0020】また、この発明によれば、マザー圧電基板
の状態で、ダンピング材が付与されるので、ダンピング
材を、必要に応じて、マザー圧電基板の両面に付与する
ことが容易である。そのため、ダンピング材による不要
振動の抑制効果を十分に得ることができ、得られたチッ
プ型圧電共振子の特性が向上する。
【0021】この発明によって得られたチップ型圧電共
振子において、切断工程により、分割面に、振動電極お
よびダンピング材の各断面が露出するとき、これら振動
電極およびダンピング材の各断面を覆う保護膜を分割面
上に形成すれば、チップ型圧電共振子の特性の信頼性が
向上される。すなわち、このような保護膜が形成され
ず、振動電極およびダンピング材が露出したままとなっ
ている場合には、次のような問題に遭遇することがあ
る。まず、振動電極の断面が露出しているため、振動電
極間でマイグレーションが発生することがある。また、
半田付け時において、振動電極およびダンピング材等に
半田およびフラックスが付着して、圧電共振子の特性を
劣化させることがある。また、ダンピング材において吸
湿等が生じ、周波数の変動などの特性変化を生じさせる
ことがある。これらの問題は、上述したように、保護膜
を設けることによって解決されることができ、チップ型
圧電共振子の特性の信頼性を向上させることができる。
【0022】
【実施例】図1ないし図6は、この発明の一実施例を説
明するためのものである。ここで、図6に、完成品とし
てのチップ型圧電共振子32が示され、このようなチッ
プ型圧電共振子32は、図1ないし図5に示す工程を経
て製造される。なお、チップ型圧電共振子32は、前述
したチップ型圧電共振子1と同様、厚みすべり振動を利
用するエネルギ閉込め型のフィルタを構成する。
【0023】まず、図1に示すように、圧電基板33を
含むマザー圧電基板34が用意される。図1において、
(a)はマザー圧電基板34の上方主面側の構成を示
し、(b)は下方主面側の構成を示している。このマザ
ー圧電基板34は、一点鎖線で示す切断線35および3
6に沿って後で切断されることが意図されており、これ
ら切断線35および36によって囲まれた領域の各々に
おいて、厚みすべり振動を利用する圧電共振素子37を
構成している。圧電共振素子37の各々は、前述の図9
に示した圧電共振素子2と実質的に同様の構造を有して
いる。したがって、図1において、図9に示した要素に
相当する要素には、同様の参照符号を付し、対応関係を
明らかにするとともに、重複する説明を省略する。マザ
ー圧電基板34の上方主面上には、振動電極4〜7なら
びに端子電極8および9となるべき各導電膜が、切断線
35および36を越えて連続的に形成されている。ま
た、マザー圧電基板34の下方主面上には、振動電極1
3および14ならびに端子電極15となるべき各導電膜
が、切断線35を越えて連続的に形成されている。
【0024】次に、図2に示すように、マザー圧電基板
34に含まれる複数の圧電共振素子37の各々の振動領
域を覆うように、ダンピング材38、39、40および
41が付与される。ダンピング材38は、振動電極4お
よび5が形成された領域を覆い、ダンピング材39は、
振動電極6および7が形成された領域を覆い、ダンピン
グ材40は、振動領域13が形成された領域を覆い、ダ
ンピング材41は、振動電極14が形成された領域を覆
う。ダンピング材38〜41としては、たとえばシリコ
ーンゴムのような弾性材料が用いられる。ダンピング材
38〜41の付与は、たとえば印刷またはディスペンサ
による塗布により行なわれ、付与後において硬化され
る。
【0025】次に、図3に示すように、マザー圧電基板
34の両面を覆うように、外装樹脂42が付与される。
外装樹脂42としては、熱硬化性樹脂が用いられる。外
装樹脂42を付与するため、この実施例では、マザー圧
電基板34を位置決めしながら外装樹脂42を流し込む
ための空間を形成する枠43が用いられる。枠43の外
側面44は、後の切断工程における基準面とされる場
合、その平坦度を良くしておくことが望ましい。なお、
外装樹脂42の付与のため、上述したような流し込みで
はなく、ディップ方式が採用されてもよい。
【0026】図3に示すように付与された外装樹脂42
は、硬化された後、得ようとするチップ型圧電共振子3
2(図6)の厚み方向の寸法精度および平面度を高める
ため、外装樹脂42の各々の外面が、枠43とともに研
磨される。この研磨には、ラッピングまたは平面研削な
どが適用される。
【0027】このようにして得られた構造物45の研磨
された面上には、図4に示すように、外部電極の一部を
構成する上面電極46、47、48、49および50、
ならびに、これら上面電極46〜50と同様の態様で、
下面電極51、52、53、54および55が、それぞ
れ、帯状に形成される。これら上面電極46〜50およ
び下面電極51〜55は、半田付け可能な導電性ペース
トをたとえば印刷することにより形成される。
【0028】次に、同じく図4に示すように、構造物4
5が、枠43の外側面44を基準面にして、前述した切
断線35および36に沿って切断される。図4に示した
切断線35および36は、図1に示した切断線35およ
び36にそれぞれ対応しており、したがって、この切断
によって、マザー圧電基板34は、個々の圧電共振素子
37ごとに分割される。このような切断によって得られ
たチップ56が、図5に示されている。
【0029】図5に示すように、チップ56の側面を与
える分割面には、前述した端子電極8、9および15の
それぞれの断面が露出している。また、必須ではない
が、この実施例では、前述した振動電極4〜7ならびに
13および14とともに、ダンピング材38〜41も、
分割面に露出している。また、チップ56の上面および
下面には、それぞれ、前述した上面電極46〜48の各
一部によって与えられた電極が形成されており、下面に
は、下面電極51〜53の各一部によって与えられた電
極が形成されている。これら電極は、上面電極48〜5
0ならびに下面電極53〜55の各一部によって与えら
れる場合もある。
【0030】なお、上述したチップ56を得るための切
断は、構造物45から枠43を取除いた状態で実施され
てもよい。
【0031】次に、図6に示すように、チップ56の両
側面上には、端子電極8、9および15と電気的にそれ
ぞれ接続される側面電極57、58および59が形成さ
れる。これら側面電極57〜59は、それぞれ、前述し
た上面電極46〜50ならびに下面電極51〜55を形
成するのに用いた導電性ペーストと同様の導電性ペース
トで構成される。なお、側面電極57〜59は、たとえ
ば、銀の蒸着またはスパッタリングにより形成すること
もできる。また、側面電極57〜59を形成するため、
モネルのスパッタリングにより下地層を形成し、その上
にニッケルめっきを施すことを行なってもよい。側面電
極57は、上面電極46および下面電極51とともに、
外部電極60を構成する。側面電極59は、上面電極4
7および下面電極52とともに、外部電極61を構成す
る。側面電極58は、上面電極48および下面電極53
とともに、外部電極62を構成する。なお、上面電極4
6〜50ならびに下面電極51〜55は、図4に示した
構造物45の段階で形成されるのではなく、図5に示し
たチップ56の段階で形成されてもよい。
【0032】このようにして、図6に示すように、チッ
プ型圧電共振子32が得られる。図6に示したチップ型
圧電共振子32においては、振動電極4〜7ならびに1
3および14、ならびにダンピング材38〜41の各々
の断面が、チップ56の側面すなわち分割面に露出して
いる。これらの振動電極4〜7ならびに13および1
4、ならびにダンピング材38〜41の各断面を覆うよ
うに、図7に示すように、保護膜63が形成されてもよ
い。保護膜63は、たとえば、エポキシ系樹脂またはシ
リコーンゴムからなり、スクリーン印刷等により形成さ
れる。保護膜63を形成するため、シール状の部材を貼
付するようにしてもよい。図7に示した実施例では、保
護膜63は、チップ56の側面を、外部電極60、61
および62にかぶさらない程度に広く覆うように形成さ
れている。したがって、この実施例によれば、振動電極
4〜7ならびに13および14間のマイグレーションの
防止、振動電極4〜7ならびに13および14ならびに
ダンピング材38〜41への半田またはフラックスの付
着の防止、ダンピング材38〜41の吸湿による特性変
化の抑制を可能とするばかりでなく、半田付けをリフロ
ーによって行なう場合、その熱によって圧電基板33が
ディポールされることも防止することができ、その結
果、特性の変動を抑制することができる。この点におい
て、保護膜63は、耐熱性材料から構成されるのが好ま
しい。
【0033】図8に示すように、保護膜63aが、振動
電極4〜7ならびに13および14、ならびにダンピン
グ材38〜41の各断面が露出する領域のみを覆うよう
に形成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例において用意されるマザー
圧電基板34を示す図であって、(a)は上面図、
(b)は下面図である。
【図2】図1に相当する図であって、マザー圧電基板3
4上にダンピング材38〜41を付与した状態を示す。
【図3】図2に示したマザー圧電基板34を枠43内に
嵌込み、外装樹脂42を流し込んで得られた構造物45
を示す斜視図である。
【図4】図3に示した構造物45に上面電極46〜50
ならびに下面電極51〜55を形成した状態を示す斜視
図である。
【図5】図4に示した構造物45を切断線35および3
6に沿って切断して得られたチップ56を示す斜視図で
ある。
【図6】図5に示したチップ56に側面電極57〜59
を形成して得られたチップ型圧電共振子32を示す斜視
図である。
【図7】図6に示したチップ型圧電共振子32にさらに
保護膜63が形成された状態を示す斜視図である。
【図8】図6に示したチップ型圧電共振子32にさらに
保護膜63aを形成した状態を示す斜視図である。
【図9】この発明の背景技術を説明するためのものであ
って、(a)は圧電共振素子2の上面図であり、(b)
は同じく下面図である。
【図10】図9に示した圧電共振素子2をマザー基板1
8上に配置した状態を示す斜視図である。
【図11】図10に示したマザー基板18を切断する工
程を経て得られた、この発明にとって興味あるチップ型
圧電共振子1を示す斜視図である。
【符号の説明】
4〜7,13,14 振動電極 8,9,15 端子電極 10〜12,16,17 接続ライン 32 チップ型圧電共振子 33 圧電基板 34 マザー圧電基板 35,36 切断線 37 圧電共振素子 38〜41 ダンピング材 42 外装樹脂 56 チップ 60〜62 外部電極 63,63a 保護膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−183013(JP,A) 特開 平2−299310(JP,A) 特開 平4−215311(JP,A) 特開 昭64−41309(JP,A) 特公 平2−15132(JP,B2) 特公 平2−15131(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 3/00 - 3/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板を挟んで対向する複数の振動電
    極およびこれら振動電極にそれぞれつながる複数の端子
    電極をそれぞれ含む、厚みすべり振動を利用する複数の
    圧電共振素子を構成するマザー圧電基板を用意し、 前記マザー圧電基板に含まれる複数の前記圧電共振素子
    の各々の振動領域を覆うように、ダンピング材を付与
    し、次いで、 前記マザー圧電基板を覆うように、熱硬化性樹脂を付与
    して外装樹脂を形成し、 前記外装樹脂で覆われた前記マザー圧電基板を、各前記
    圧電共振素子ごとに分割するとともに、分割面に各前記
    端子電極の断面が露出するように、前記外装樹脂ととも
    に切断し、 前記切断によって得られたチップの外表面上に、各前記
    端子電極と電気的に接続される複数の外部電極を形成す
    る、 各工程を備え 前記外装樹脂を形成する工程は、前記マザー基板を位置
    決めしながら熱硬化性樹脂を流し込むための空間を形成
    する枠を用いて行なわれる、 チップ型圧電共振子の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記外装樹脂の外面を前記枠とともに研
    磨する工程をさらに備える、請求項1に記載のチップ型
    圧電素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記マザー圧電素子を前記外装樹脂とと
    もに切断する前記工程は、前記枠の外側面を基準面にし
    て行なわれる、請求項1または2に記載のチップ型圧電
    素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記切断工程によって、前記分割面に
    は、前記振動電極および前記ダンピング材の各断面が露
    出するようにされ、前記分割面上に、前記振動電極およ
    び前記ダンピング材の各断面を覆う保護膜を形成する工
    程をさらに備える、請求項1〜3のいずれかに記載のチ
    ップ型圧電共振子の製造方法。
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