JP3206128U - 修正テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】使用しない場合に、ケーシング内に完全に収容することができる修正テープを提供する。【解決手段】修正テープは、下蓋11及び上端に開口を有する上蓋12を有するケーシング10と、ケーシングの内部に収容され、往復移動することができ、上端の修正ヘッド21を上蓋上端の開口13から突出させることができる修正テープユニット20と、ケーシングの開口に設けられ、駆動されて開閉することができる2つの蓋体を有する可動蓋装置30と、下蓋、修正テープユニット及び可動蓋装置の間で連動し、下蓋と相対的に回転すると共に、可動蓋装置を駆動して開閉させ、修正テープユニットを駆動して往復移動させることができる伝動構造40と、を含む。伝動構造は、主として、螺旋駆動部材41、案内部材42及びカム駆動構造43を含む。【選択図】図3

Description

本考案は、修正テープに関し、特にケーシングを有する伸縮式修正テープに関する。
一般的に、既存の修正テープは、その構造上、使用者が手で握ることができるようにするための外殻(ケーシング)を含む。そのケーシングは、内部に修正テープのリール装置及びフィード機構が収容されていると共に、前端に修正ヘッドを有する。修正テープのテープは、ケーシングの内部から引き出された後、修正ヘッドを回り、ケーシングの内部のリール装置に巻き取られる。
従来の修正テープにおいては、ケーシングがペンに似たグリップを提供し、修正ヘッドがペン先に似た構造として形成されている。従って、使用者は、ペンを握って書くのに近い方法で修正テープを握って修正を行うことができる。
既存の修正テープでは、修正ヘッドがケーシングの前端から突出しているため、修正テープを使用しない場合、修正ヘッド上に巻かれている修正テープが外部に露出して、修正テープが汚損しやすく、また、修正テープのテープに塗布された被覆膜が汚れて他の物体に粘着することによって汚染が生じることがある。従って、既存の修正テープには、修正テープのケーシングの前端に別途保護蓋を設けることで修正ヘッドを保護するようにするものがある。
しかしながら、既存の修正テープに使用される修正ヘッド保護蓋は、蓋を閉めた後も、極めて容易に緩んだり開いたりする。従って、修正テープを筆箱やカバンに入れていると、保護蓋が極めて容易にその機能を失い、修正ヘッドが効果的に保護されることができずに汚損する問題があった。
また、既存の修正テープは、市場において成熟期を迎えた製品であり、その構造及び空間形態は、略上述したものから逸脱することができない。従って、修正テープの外観の造形に大幅な変動をもたらすことができないことから、消費者の購買意欲を刺激することが困難となっている。
本考案は、既存の修正テープにおける構造及び空間形態を改善すると共に、修正テープを使用しない場合に、修正テープの修正ヘッドが汚損することがないよう効果的に保護するように、修正テープをケーシング内に完全に収容することができる修正テープを提供することを課題とする。
本考案に係る修正テープは、
下蓋及び上蓋とが相対的に組み合わされて成り、上蓋及び下蓋が中心軸線に対して相対的に回転し、上蓋の上端に開口を有するケーシングと、
ケーシングの内部に収容され、上端に修正ヘッドを有し、中心軸線に沿ってケーシングの内部に完全に収納される第1の位置と、修正ヘッドを上蓋の開口から露出させることができる第2の位置との間を移動自在に往復移動する修正テープユニットと、
ケーシング内の開口の位置に設けられ、相互に閉じ合わされて閉鎖状態となることができる、又は、開いて開放状態となるように開閉可能な2つの蓋を有する、可動蓋装置と、
下蓋、修正テープユニット及び可動蓋装置の間で連動すると共に下蓋と相対的に回転する伝動構造であって、下蓋と相対的に回転する場合、可動蓋装置を駆動して開放状態又は閉鎖状態とすると共に修正テープユニットを駆動して第1の位置又は第2の位置に移動させる、伝動構造と、
を含む。
本考案における伝動構造は、
修正テープユニットと下蓋との間に接続され、修正テープユニットを第1の位置又は第2の位置に移動させるための、螺旋駆動部材と、
螺旋駆動部材とケーシングの内側面との間に収容され、内部に通路を有する案内部材であって、螺旋駆動部材及び修正テープユニットが通路内を往復移動することができ、且つ通路と螺旋駆動部材との間において、螺旋駆動部材及び案内部材が中心軸線に沿った方向にのみ相対的に往復移動することができ、且つ相対的に回転することができないように制限するための、中心軸線に対して平行である位置制限構造を有する、案内部材と、
案内部材と可動蓋装置の2つの蓋体との間で連動し、案内部材が可動蓋装置と相対的に回転する場合に、閉鎖状態又は開放状態にするように可動蓋装置を駆動する、カム駆動構造と、
を含む。
本考案によれば、操作の手順が極めて簡単であり、且つ使用せずに収納した状態において、修正テープユニットがケーシングの内部に完全に収容されるため、修正テープユニットを効果的に保護する目的を達成することができる。同時に、本考案に係る修正テープによれば、使用していない状態において、外観から観察した場合、ケーシングの外観が完全な卵の殻の造形を有する形態であるため、既存の修正テープとは全く異なる構造及び空間形態となっている。
本考案に係る修正テープの収納状態を示した斜視図である。 本考案に係る修正テープの使用状態を示した斜視図である。 本考案に係る修正テープを示した分解斜視図である。 本考案に係る修正テープにおける下蓋、螺旋駆動部材、修正テープユニット及び案内部材の組立方式を示すための、1つの組立手順を示した部分的斜視図である。 本考案に係る修正テープにおける制限部材、可動蓋装置及び上蓋の組立方式を示すための、他の組立手順を示した部分的斜視図である。 本考案に係る修正テープの伝動構造について、収納状態から修正テープ使用状態に至るまでの各操作ステップの動作フローを示した斜視図である。 本考案に係る修正テープの伝動構造について、収納状態から修正テープ使用状態に至るまでの各操作ステップの動作フローを示した断面図である。 本考案に係る修正テープの伝動構造について、収納状態から修正テープ使用状態に至るまでの各操作ステップの動作フローを示した斜視図である。 本考案に係る修正テープの伝動構造について、収納状態から修正テープ使用状態に至るまでの各操作ステップの動作フローを示した断面図である。 本考案に係る修正テープの伝動構造について、収納状態から修正テープ使用状態に至るまでの各操作ステップの動作フローを示した斜視図である。 本考案に係る修正テープの伝動構造について、収納状態から修正テープ使用状態に至るまでの各操作ステップの動作フローを示した断面図である。 本考案に係る修正テープの伝動構造について、収納状態から修正テープ使用状態に至るまでの各操作ステップの動作フローを示した斜視図である。 本考案に係る修正テープの伝動構造について、収納状態から修正テープ使用状態に至るまでの各操作ステップの動作フローを示した断面図である。
図1乃至図3に示すように、本考案に係る修正テープは、主として、ケーシング10、修正テープユニット20及びケーシング10に設けられる可動蓋装置30並びに可動蓋装置30及び修正テープユニット20を駆動するための伝動構造40を含む。
図1及び図2に示すように、ケーシング10は、下蓋11及び上蓋12から成る。本実施例において、ケーシング10は、外観上、卵の殻の造形を有するケーシングであり、上蓋12及び下蓋11はそれぞれ卵の殻の造形における外殻の上段部分及び下段部分を構成する。
以下の説明において、下蓋11方向の一側を下側又は下端と呼び、上蓋12方向の一側を上側又は上端と呼ぶ。但し、上及び下という表現は、本考案の各部品の相対位置を説明するために用いるに過ぎず、本考案の実質的な技術内容を制限するものではない。
本実施例において、上蓋12は、その上端に開口13を有する。可動蓋装置30は、上蓋12の開口13に設けられる。可動蓋装置30は、開閉可能な2つの蓋体31を有する。2つの蓋体31は、相互に閉じ合わされて閉鎖状態となることができ(図1参照)、又は開放状態となることができる(図2参照)。可動蓋装置30が開放状態となった場合、修正テープユニット20は上向きに上昇して、ケーシング10の開口13の外側に露出することができる。
図3に示すように、修正テープユニット20は、本体部22及び本体部22上端に位置する修正ヘッド21を有する。図6B乃至図9Bに示すように、修正テープユニット20は、伝動構造40を介してケーシング10の内部に取り付けられる。これにより、修正テープユニット20は、伝動構造による伝動力を受けて、ケーシング10内部において図面における中心軸線Cに沿って往復移動することができ、ケーシング10内部の第1の位置20A(図6B参照)に完全に収容されることができ、又は修正テープユニット20の上端がケーシング10の開口13外側に突出するように第2の位置20B(図9B参照)まで移動することができる。
伝動構造40は、主として、螺旋駆動部材41、案内部材42及びカム駆動構造43を含む。本実施例において、螺旋駆動部材41は、略円柱状の外観を有し、螺旋駆動部材41の中心には、修正テープ収容溝411が設けられている。修正テープユニット20の本体部22は、修正テープユニット20の下端が螺旋駆動部材41に組み合わされるように、修正テープ収容溝411に挿入設置される。
下蓋11は、その内側の中央に柱状の収容部14を有する。螺旋駆動部材41は、下蓋11の収容部14内に挿入設置される。螺旋駆動部材41は、その外側に第1の螺旋部材412を有する。収容部14は、その内側壁に第2の螺旋部材413を有する。第1の螺旋部材412及び第2の螺旋部材413は、相互に組み合わされ、第1の螺旋部材412及び第2の螺旋部材413が相対的に回転することによって、螺旋駆動部材41及び修正テープユニット20が駆動されて移動する。
本実施例において、案内部材42は、略円柱状であり、螺旋駆動部材41の外側とケーシング10の内側面との間に収容される。案内部材42は、その内部に中心軸線Cに対して平行となる通路424を有する。螺旋駆動部材41及び修正テープユニット20は、通路424に収容される。通路424の内側壁と螺旋駆動部材41との間には、位置制限構造を更に有する。本実施例において、位置制限構造は、螺旋駆動部材41の外側面に設けられる2つの位置制限溝414と、通路424の内側壁に設けられるリブ425とを含む。2つのリブ425は、それぞれ2つの位置制限溝414と相互に係合すると共に、いずれも中心軸線に対して平行である。従って、螺旋駆動部材41と案内部材42とを、中心軸線Cの方向のみに沿って相対的に往復移動するよう制限することができる。
案内部材42は、円柱本体421を有する。円柱本体421は、下蓋11寄りの一端に凸縁423を有する。円柱本体421は、その上端に球形端422を有する。図6A及び図6Bに示すように、案内部材42がケーシング10の内部に組み付けられると、球形端422は上蓋12の内側壁の開口13に隣接する。また、可動蓋装置30の2つの蓋体31の内側面は、それぞれ案内部材42の球形端422の表面に密接する。
図3及び図5並びに図6A及び図6Bに示すように、本実施例において、可動蓋装置30の2つの蓋体31は、球面上の蓋体である。上蓋12は、その内側壁の上端に案内部材42の球形端422の表面と相互に組み合わされる弧形内壁123を有する。弧形内壁123と球形端422との間には間隙が保持される。2つの蓋体31は、その内側表面及び外側表面にそれぞれ球形端422及び弧形内壁123と相互に組み合わされる弧形曲面を有する。従って、2つの蓋体31は、球形端422と弧形内壁123との間の間隙内に収容されると共に、当該間隙において移動することができる。
本実施例において、2つの蓋体31を上蓋12の弧形内壁123の下方の位置に制限して位置決めするための制限部材50を更に有する。制限部材50は、ブッシング部51を有する。ブッシング部51は、円筒状であり、案内部材42の円柱本体421の外側に被せられる。ブッシング部51は、その上縁に端面部53を有する。端面部53の位置は、案内部材42の球形端422の底縁に隣接する。従って、球形端422に緊密に隣接する底縁が形成されると共に、球形端422の環状平面を囲繞する。
制限部材50の端面部53の2つの側辺には、それぞれ対称的に円形制限部54が設けられる。2つの円形制限部54の表面は円柱状であり、2つの円形制限部54の中心は、中心軸線Cと互いに垂直となる中心線上に位置合わせされる。
本実施例において、制限部材50と案内部材42とは、互いに相対的に回転することができる。但し、制限部材50と上蓋12とは、互いに固定接続され、上蓋12と互いに回転することができない。図3及び図5に示すように、制限部材50のブッシング部51は、その下端に外向きに延在された凸縁部52を有する。制限部材50が組み付けられると、凸縁部52は、上蓋12の底縁の内側面に収容される。また、上蓋の内側面には、少なくとも1つの位置決め板122が設けられている。凸縁部52には、位置決め板122と互いに対応する少なくとも1つの位置決め溝55が設けられている。位置決め板122と位置決め溝55との組み合わせにより、制限部材52と上蓋12とが相対的に回転できなくしている。
本実施例において、2つの蓋体31は、その両端にそれぞれ2つの円形制限部54と相互に組み合わされる弧形端部311を有する。各弧形端部311は、それぞれ2つの円形制限部54と噛み合わされる。2つの蓋体31は、球形端422、弧形内壁123及び端面部53によって構成された収容空間に収容される。加えて、その両端の弧形端部311は、2つの円形制限部54によって制限される。従って、2つの蓋体31は、制限されて2つの円形制限部54を支点としてのみ可動する。
2つの蓋体31の動作は、カム駆動構造43を介して駆動される。本実施例において、カム駆動構造43は、球形端422の表面に設けられる少なくとも2つのカム溝431と、それぞれ2つの蓋体31の内側面に設けられる2つの案内柱432とを含む。2つの案内柱432の末端は、それぞれ2つのカム溝431の中に係合される。図6A及び図8Aに示すように、2つのカム溝431は、その両端にそれぞれ第1の端点位置431a及び第2の端点位置431bを有する。案内部材42と2つの蓋体31とが互いに回転すると、2つの案内柱432は、カム溝431に対して相対的に移動することができると共に、第1の端点位置431aと第2の端点位置431bとの間を移動自在に往復移動することができる。案内柱432が第1の端点位置431aに位置すると(図6A参照)、2つの蓋体31が駆動され、相互に閉じ合わされて閉鎖状態となるようにすることができる。また、案内柱432が第2の端点位置431bまで移動すると、カム溝431によって2つの蓋体31が駆動されて、相互に分離して、開放状態となるようにすることができる。
図4及び図5は、本考案に係る修正テープの組み付け順序を示す。図4に示すように、本考案に係る修正テープが組み付けられる場合、まず、修正テープユニット20が螺旋駆動部材41に組み付けられ、その後、螺旋駆動部材41が下蓋11の中心にある収容部14に挿入設置されると共に、螺旋駆動部材41における第1の螺旋部材412が第2の螺旋部材413内に回転挿入されることで、螺旋駆動部材41が下蓋11と一体に組み合わされる。螺旋駆動部材41と下蓋11との組み合わせが完了した後、案内部材42が下蓋11及び螺旋駆動部材41に組み付けられる。図4に示すように、案内部材42が組み付けられる場合、案内部材42の下端の凸縁423が下蓋11側に向けられ、螺旋駆動部材41が修正テープユニット20ごと案内部材42の中心にある通路425の中に挿入される。案内部材42が組み合わされると、案内部材42のリブ425が螺旋駆動部材41の外側の位置制限溝414に位置合わせされた上で、リブ425が2つの位置制限溝414内に挿入される。
また、案内部材42の凸縁423の外側には、環状係止溝426が更に設けられている。下蓋11は、その上縁の内側に、少なくとも1つの下係合凸部111を有する。下係合凸部111は、環状係止溝426の下縁に係止され、且つ下係合凸部111と環状係止溝426との間には間隙が保持される。これにより、下蓋11と案内部材42の凸縁423とは、相対的に回動可能となるように一体的に結合される。
図5に示すように、案内部材42の組み合わせが完了した後、制限部材50が案内部材42の外側に組み付けられる。制限部材50が案内部材42の外側に被せられた後、可動蓋装置30の2つの蓋体31が案内部材42の球形端422と制限部材50の端面部53及び2つの円形制限部54とに組み付けられる。次いで、上蓋12が、下蓋11、案内部材42、制限部材50及び可動蓋装置30の上に閉じ合わされる。上蓋12が組み合わされると、上蓋12の内側面の位置決め板122が制限部材50の凸縁部52の位置決め溝55に位置合わせされることで、制限部材50と上蓋12とが相互に結合される。また、上蓋12の底縁の内側にも同様に上係合凸部121が設けられる。上係合凸部121は、環状係止溝426の上縁に係止され、且つ上係合凸部121と環状係止溝426との間には間隙が保持される。これにより、上蓋12と案内部材42の凸縁423とは、相対的に回動可能となるように一体的に結合される。
図6A乃至図9Bは、それぞれ本考案に係る修正テープの操作方式及び機構の動作フローを示す。図1及び図6A、図6Bに示すように、本考案に係る修正テープは、使用していない状態において、可動蓋装置30が閉鎖状態となり、修正テープユニット20が第1の位置20Aに位置する。更に、この場合、可動蓋装置30の2つの蓋体31の案内柱432が2つのカム溝431の第1の端点位置431aに係合される。これにより、2つの蓋体31が閉鎖状態となる。従って、ケーシング10は、外観から観察した場合、完全な卵の殻の形状を有することができる。
図7A及び図7Bに示すように、操作者は、上蓋12を握り、手で下蓋11を図7Aに示す時計回りの方向に回動させた場合、案内部材42が回動可能な状態となる。これにより、案内部材42は、下蓋11による摩擦力を受け、又は、下蓋11の収容部14と螺旋駆動部材41との間の回転抵抗を受け、下蓋11と共に回転する。これにより、案内部材42の球形端422の2つのカム溝431が共に回転することで、2つの蓋体31の案内柱432がカム溝431の第1の端点位置431aから離れ、2つの蓋体31が漸次分離し、2つの蓋体31の間に隙間が生じる。
図8A及び図8Bに示すように、案内部材42が下蓋11に連動して引き続き時計回りの方向に回転すると、2つの蓋体31が完全な開放状態となるまで、2つの蓋体31の案内柱432が漸次2つのカム溝431の第2の端点位置431bに向かって移動する。2つの蓋体31が完全に開放された後、2つの案内柱432はカム溝431の末端の第2の端点位置431bに係合されると共に、2つの蓋体31の底縁が制限部材50のブッシング部51の上縁の端面部53に接触する。これにより、案内部材42、2つの蓋体31及び制限部材50の、これら互いに連動する素子が互いに固定される状態が形成される。この時、下蓋11が引き続き時計回りの方向に回動すると、案内部材42はこれ以上は下蓋11に従って回転し続けることができなくなり、それと連動して螺旋駆動部材41も案内部材42によって制限され、下蓋11に従って回動することができなくなる。
次いで、図9A及び図9Bに示すように、可動蓋装置30の2つの蓋体31が完全に開放されて、案内部材42と制限部材50とが互いに固定された場合、使用者が下蓋を引き続き時計回りの方向に回転させても、螺旋駆動部材41は案内部材42に制限されて下蓋11に従って共に回転することができなくなる。従って、収容部14内の第2の螺旋部材413及び螺旋駆動部材41の外側の第1の螺旋部材412も相対的に回転して、螺旋駆動部材41及び修正テープユニット20を第2の位置20Bに移動させる。
この場合、可動蓋装置30が既に開放状態となっているため、修正テープユニット20の上端の修正ヘッド21は、上蓋12の開口13から飛び出して、開口13の外側に突出することができる。これにより、修正テープが使用可能な状態となる。
反対に、使用者が修正テープを図2の使用状態から図1に示す収納状態に戻そうとする場合は、図9A及び図9Bに示すように、下蓋を図中の逆時計回りの方向に回動させれば、下蓋11と螺旋駆動部材41との相対的な回転を介して修正テープユニット20が下降して第1の位置20A(図8A及び図8B参照)に戻る。その後、引き続き案内部材42を下蓋11に従って回転させることで、案内部材42の制限部材50及び2つの蓋体31との固定状態が解除され、案内部材42のカム溝431と2つの蓋体31の内側面の案内柱432とが相対的に移動する。これにより、案内柱432は、2つの蓋体31が閉鎖状態に復帰するまで、漸次カム溝431の第1の端点位置431aに向かって移動する(図6A及び図6B参照)。
10 ケーシング
11 下蓋
111 下係合凸部
12 上蓋
121 上係合凸部
122 位置決め板
123 弧形内壁
13 開口
14 収容部
20 修正テープユニット
20A 第1の位置
20B 第2の位置
21 修正ヘッド
22 本体部
30 可動蓋装置
31 蓋体
311 弧形端部
40 伝動構造
41 螺旋駆動部材
411 修正テープ収容溝
412 第1の螺旋部材
413 第2の螺旋部材
414 位置制限溝
42 案内部材
421 円柱本体
422 球形端
423 凸縁
424 通路
425 リブ
426 環状係止溝
43 カム駆動構造
431 カム溝
431a 第1の端点位置
431b 第2の端点位置
432 案内柱
50 制限部材
51 ブッシング部
52 凸縁部
53 端面部
54 円形制限部
55 位置決め溝
C 中心軸線

Claims (9)

  1. 互いに対向する下蓋及び上蓋を有し、前記上蓋及び前記下蓋が中心軸線に対して回転し、前記上蓋の上端に開口を有する、ケーシングと、
    前記ケーシングの内部に収容され、上端に修正ヘッドを有しており、前記中心軸線に沿って、前記ケーシングの内部に完全に収納される第1の位置と、前記修正ヘッドを前記上蓋の前記開口から露出させる第2の位置との間を移動自在に往復移動する、修正テープユニットと、
    前記ケーシングの内部における前記開口の位置に設けられており、相互に閉じ合わされて閉鎖状態となること及び開いて開放状態となるように開閉可能な2つの蓋体を有する、可動蓋装置と、
    前記下蓋、前記修正テープユニット及び前記可動蓋装置の間で連動すると共に前記下蓋と相対的に回転する伝動構造であって、前記下蓋が前記伝動構造と相対的に回転した場合、前記可動蓋装置が前記開放状態又は前記閉鎖状態となるように前記可動蓋装置を駆動し、前記修正テープユニットが前記第1の位置又は前記第2の位置に移動するように前記修正テープユニットを駆動する、伝動構造と、
    を含むことを特徴とする修正テープ。
  2. 前記伝動構造は、
    外側に第1の螺旋部材を有しており、前記修正テープユニットの下端に接続された螺旋駆動部材と、
    前記螺旋駆動部材と前記ケーシングの内側面との間に収容され、内部に通路を有する案内部材と、
    前記案内部材と前記可動蓋装置の2つの前記蓋体との間で連動するカム駆動構造と、
    を含み、
    前記下蓋の中央に前記螺旋駆動部材を収容するための収容部を有し、前記収容部の内側壁に第2の螺旋部材を有し、
    前記第1の螺旋部材と前記第2の螺旋部材とが互いに噛み合うことによって、前記螺旋駆動部材が前記下蓋と相対的に回転した場合、前記螺旋駆動部材が駆動されることで、前記修正テープユニットが前記第1の位置又は前記第2の位置に移動し、
    前記案内部材は、前記螺旋駆動部材と前記修正テープユニットとが前記通路内を往復移動すると共に、前記通路と前記螺旋駆動部材との間に、前記螺旋駆動部材と前記案内部材とを前記中心軸線の方向のみに沿って相対的に往復移動して且つ相対的に回転しないように制限するための、前記中心軸線に対して平行である位置制限構造を有し、
    前記カム駆動構造は、前記案内部材が前記可動蓋装置と相対的に回転する場合に、前記閉鎖状態又は前記開放状態にするように前記可動蓋装置を駆動することを特徴とする請求項1に記載の修正テープ。
  3. 前記案内部材は、上端に球形端を有する円柱本体を有し、
    前記球形端は、前記上蓋の開口に隣接すると共に、前記可動蓋装置の2つの蓋体の内側面がそれぞれ前記球形端の表面に密接し、
    前記カム駆動構造は、前記球形端の表面に設けられる少なくとも2つのカム溝と、それぞれ前記2つの蓋体の内側面に設けられる2つの案内柱とを含み、前記2つの案内柱の末端がそれぞれ前記2つのカム溝の中に係合され、
    前記2つのカム溝は、その両端にそれぞれ第1の端点位置及び第2の端点位置を有し、
    前記案内部材及び前記2つの蓋体が相対的に回転することによって、前記案内柱が前記カム溝の前記第1の端点位置まで移動した場合は、相互に閉じ合わされて前記閉鎖状態となるように前記2つの蓋体を駆動し、前記案内柱が前記第2の端点位置まで移動した場合は、前記開放状態となるようにする前記2つの蓋体を駆動することを特徴とする請求項2に記載の修正テープ。
  4. 前記上蓋の内側壁の上端には、前記案内部材の球形端の表面と相互に組み合わされる弧形内壁を有し、前記弧形内壁と前記球形端との間に間隙が保持され、
    前記2つの蓋体は、前記球形端と前記弧形内壁との間の間隙に収容され、前記2つの蓋体の内側表面及び外側表面は、それぞれ前記球形端及び前記弧形内壁と相互に組み合わされる弧形曲面を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の修正テープ。
  5. 制限部材を更に含み、
    前記制限部材は、前記案内部材の円柱本体と前記上蓋の内側壁との間に収容され、
    前記制限部材及び前記案内部材が互いに相対的に回転することができると共に前記制限部材及び前記上蓋が相対的に回転することができないように前記制限部材及び前記上蓋が相互に結合され、
    前記制限部材は、前記円柱本体の外側に被せられるブッシング部を有し、前記ブッシング部の上縁には、前記球形端の底縁を囲繞する端面部を有し、前記端面部、前記球形端の表面及び前記上蓋の前記弧形内壁とで収容空間を構成し、前記2つの蓋体が前記収容空間に収容され、
    前記端面部の2つの側辺に、それぞれ相互に対称となる円形制限部が設けられ、前記2つの蓋体は、その両端にそれぞれ前記2つの円形制限部と相互に組み合わされる弧形端部を有し、
    前記2つの蓋体がそれぞれ前記2つの円形制限部を支点として可動するように、各前記弧形端部は、それぞれ前記2つの円形制限部と噛み合わされることで組み合わされる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の修正テープ。
  6. 前記案内部材と前記螺旋駆動部材との間の前記位置制限構造は、それぞれ前記螺旋駆動部材の外側面に設けられる2つの位置制限溝と、前記案内部材の通路の内側壁に設けられると共に、前記2つの位置制限溝と相互に係合するリブと、を含み、
    前記2つの位置制限溝及び前記2つのリブが、それぞれ前記中心軸線に対して平行である、
    ことを特徴とする請求項5に記載の修正テープ。
  7. 前記案内部材の前記円柱本体の下端には、前記上蓋と前記下蓋との境目に位置する凸縁を有し、
    前記凸縁の外側には、前記下蓋の上縁及び前記上蓋の下縁がそれぞれ係合される、少なくとも1つの環状係止溝を有する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の修正テープ。
  8. 前記修正テープユニットは、修正テープ本体を有し、
    前記螺旋駆動部材の中心に前記修正テープ本体を収容するための修正テープ収容溝を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の修正テープ。
  9. 前記ケーシングは、卵の殻の形状を有するケーシングであり、
    前記上蓋及び前記下蓋は、それぞれ前記ケーシングの上段及び下段を構成する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の修正テープ。
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