JP3206066U - センサ内蔵密封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定部材と、回転部材との間の空間部をシールすると共に、回転部材の回転検出を、精度よく、且つ、安定的に行う回転検出機能を備えたセンサ内蔵密封装置を提供する。【解決手段】固定部材2と、固定部材2に対して同心回転する回転部材3との間の空間部Sをシールするセンサ内蔵密封装置4であって、固定部材2に取付けられる環状のシール部材5と、磁気センサ61を搭載し、シール部材5に組付けられる電子基板6と、電子基板6をシール部材5との軸方向間に配して一体化する金属環7とを含み、シール部材5は、固定部材2に嵌合される円筒部52及び円筒部52の一端部52aより径方向に延設された板状円輪部53を備えた芯金51と、板状円輪部53に固着された弾性体製のシールリップ部54とからなり、シール部材5が固定部材2に取付けられた状態では、シールリップ部54が回転部材3の周面に弾性摺接可能とされると共に、磁気センサ61が回転部材3に嵌合された磁気エンコーダ11に対向し得るよう構成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、固定部材と、該固定部材に対して同心回転する回転部材との間の空間部をシールするセンサ内蔵密封装置であって、モータ(例えば、ブラシレスモータ)における回転軸や、自動車の回転軸の回転速度或いは回転角度等を検出する機能を持ったセンサ内蔵密封装置に関する。
モータの回転検出、特に角度検出装置として、例えば、レゾルバが挙げられる。このレゾルバは、多数のコイルが組込まれているため嵩高く、また、金属材料を中心に構成されているため、重量が大である。そして、シール機能を備えていないため、密封装置とは別に設置するためのスペースを必要とする。また、インホイールモータや、HVモータ等の自動車用モータや、他の産業機械であって塵埃等で汚れやすい環境で使用されるモータ、或いは、自動車の車輪懸架部等において、その回転部分の回転検出を行う装置としては、シール機能を備えた回転検出装置が用いられている。特許文献1〜6には、自動車の車輪懸架部における軸受装置に組込まれ、軸受空間を密封する機能を備えた回転検出装置が記載されている。これらは、いずれも固定部材(外輪)に嵌合される芯金やカバー等の環状支持体と、該支持体の一周縁部に固着されて回転部材(内輪)に弾性摺接するシールリップ部と、前記支持体の軸受空間側に組付けられた磁気センサとを備えている。即ち、シールリップ部の回転部材に対する弾性摺接によって軸受空間を密封すると共に、回転部材に固定された磁気エンコーダの回転に伴う磁気変化を、磁気センサによって検出し得るよう構成されている。また、特許文献7には、前記と同様に軸受装置に組込まれるものであって、密封装置とは別に設けられる絶対位置(角度)を検出する回転検出装置が記載されている。
特開平11−23597号公報 特開2008−196598号公報 特開2009−2385号公報 特開2008−107177号公報 特開2008−162569号公報 特開2001−56236号公報 特開2008−145284号公報
ところで、特許文献1〜3に記載された回転検出装置は、いずれも、回転部材の回転速度を検出するものであって、磁気センサが樹脂モールドされた状態で前記支持体に組付けられているため、磁気センサの組付けに多くの工数を必要とすることが予想される。また、限られたスペースに組付けるために、設計上の難しさがあることは否めず、場合によっては、モールド樹脂の一部が支持体から食み出すような構造も取らざるを得ず、装置が大がかりとなることも予想される。さらに、磁気センサは、モールド樹脂によって保持されているため、使用中にモールド樹脂の熱膨張によって磁気センサが変位し、これによって、磁気センサと磁気エンコーダとのエアギャップが変化し、検出精度が不安定になることも予想される。
また、特許文献4,5に記載された回転検出装置は、回転部材の回転速度の他、回転部材(車輪支持用ハブユニット)に加わる荷重の大きさを検出するものであって、磁気センサが合成樹脂製のホルダ内に保持されている。このホルダによる磁気センサの保持が、樹脂モールドによるものか、樹脂の成型体に組付けることによるものかは定かでないが、いずれにしても、樹脂の熱膨張に伴う磁気センサと磁気エンコーダとのエアギャップが変化し、検出精度が不安定になることが予想される。
さらに、特許文献6に記載された回転検出装置においては、固定部材にシールリップ部を有する補強環(芯金)を介して、或いは、固定部材に直接、磁気センサが設置されており、磁気センサがシールリップ部によるシール対象空間(軸受空間)内に臨んでいない。そのため、シールリップ部が磁気センサの検出部の塵埃等による汚染を防止する機能までも有するものではない。
特許文献7に記載された回転検出装置は、密封装置とは別に、しかも、シール対象の軸受空間の外側に設けられて、回転部材の絶対位置(角度)を検出するよう構成されている。そのため、当該回転検出装置は、密封装置とは別に組付ける煩わしさがあると共に、磁気センサ及び磁気エンコーダが、密封装置による防汚機能を享受し得ず、その検出性能の信頼性が経時的に低下する懸念があることは否めなかった。
本考案は、前記に鑑みなされたもので、極めてコンパクトな構成でありながら、固定部材と、該固定部材に対して同心回転する回転部材との間の空間部をシールすると共に、回転部材の絶対角度等の回転検出を、精度よく、且つ、安定的に行うことができる回転検出機能を備えたセンサ内蔵密封装置を提供することを目的としている。
本考案に係るセンサ内蔵密封装置は、固定部材と、該固定部材に対して同心回転する回転部材との間の空間部をシールするセンサ内蔵密封装置であって、前記固定部材に取付けられる環状のシール部材と、磁気センサを搭載し、前記シール部材に組付けられる電子基板と、前記電子基板を前記シール部材との軸方向間に配して一体化する金属環とを含み、前記シール部材は、前記固定部材に嵌合される円筒部及び該円筒部の一端部より径方向に延設された板状円輪部を備えた芯金と、前記板状円輪部に固着された弾性体製のシールリップ部とからなり、前記シール部材が前記固定部材に取付けられた状態では、前記シールリップ部が前記回転部材の周面に弾性摺接可能とされると共に、前記磁気センサが前記回転部材に嵌合された磁気エンコーダに対向し得るよう構成されていることを特徴とする。
本考案に係るセンサ内蔵密封装置は、シール部材と、磁気センサを搭載する電子基板と、金属環とが一体化されて構成されるから極めてコンパクトである。そして、シール部材を構成するシールリップ部が回転部材の周面に弾性摺接するから、固定部材と回転部材との間の空間部が密封され、前記空間部へのダストの侵入が防止される。この場合、電子基板及び磁気エンコーダを前記空間部側に配置すれば、電子基板及び磁気エンコーダのダストによる汚染も防止される。また、電子基板は、金属環によって、シール部材との軸方向間の所定位置に位置付けられるから、特に、回転部材に嵌合された磁気エンコーダとにより回転部材の回転検出装置を構成するようにすれば、磁気センサと磁気エンコーダとの所期のエアギャップが確保及び安定的に維持される。これによって、精度の高い磁気信号の検出がなされ、回転部材の回転検出(回転速度検出、回転角検出等)が精度良くなされる。
本考案のセンサ内蔵密封装置において、前記電子基板を保持する環状の樹脂製ソケットをさらに備え、該樹脂ソケットは前記シール部材と前記金属環との軸方向間に配された状態で前記金属環に一体とされ、前記電子基板は当該樹脂ソケットを介して前記シール部材に組付けられているようにしても良い。
これによれば、金属環と樹脂ソケットとによって、電子基板を所定の位置により的確に位置づけ保持することができる。特に、樹脂ソケットの熱膨張を金属環が阻止し、電子基板が所定の位置に安定的に保持される。
本考案のセンサ内蔵密封装置において、前記電子基板は、その板面が、前記シール部材における前記芯金の板状円輪部に垂直で、且つ、当該板状円輪部の径方向に直交する方向に沿うように組付けられているようにしても良い。
これによれば、電子基板を、限られたスペースの中にコンパクトに収納でき、しかも、前記回転検出装置を構成した場合、磁気センサと磁気エンコーダとの所期のエアギャップがより確実に確保される。
本考案のセンサ内蔵密封装置において、前記金属環が、板状円輪部を含むものとしても良い。
これによれば、板状円輪部によって、電子基板が、シール部材との軸方向間の所定位置により的確に位置付けられる。
本考案のセンサ内蔵密封装置において、前記金属環が、前記板状円輪部の一周縁部に連なり、前記芯金の円筒部に嵌合される円筒部を有しているものとしても良い。
これによれば、金属環の円筒部が、芯金の円筒部に嵌合されることにより、シール部材と金属環との一体化が簡易になされる。
本考案のセンサ内蔵密封装置において、前記金属環の前記板状円輪部に、前記電子基板の位置決め構造部が設けられているようにしても良い。
これによれば、位置決め構造部によって、金属環に対する電子基板の位置が的確に決められる。
本考案のセンサ内蔵密封装置において、前記電子基板には、前記位置決め構造部に対応する位置合わせ構造部が設けられているものとしても良い。
これによれば、電子基板に位置合わせ構造部が設けられることにより、電子基板の前記金属環に対する位置がより的確に決められる。
本考案のセンサ内蔵密封装置において、複数の前記電子基板が前記シール部材に組付けられ、各電子基板の前記磁気センサがシール部材の周方向に関して所定の位相差をもって位置付けられているものとしても良い。
これによれば、複数の電子基板の各磁気センサが、周方向に関して所定の位相差をもって位置付けられているので、回転部材の絶対角度検出が的確になされる。
本考案のセンサ内蔵密封装置において、複数の前記電子基板が、前記樹脂ソケットを介して前記シール部材に組付けられ、各電子基板の前記磁気センサがシール部材の周方向に関して所定の位相差をもって位置付けられているものとしても良い。
これによれば、樹脂ソケットによって、磁気センサがシール部材の周方向に関して所定の位相差をもって位置付けられるから、磁気センサの安定した位置づけがなされ、回転部材の絶対角度検出が的確になされる。
この場合、前記シール部材と金属環との間に、前記複数の電子基板間を繋ぐ電気配線を収容する空所が設けられているようにしても良い。
これによれば、複数の電子基板を繋ぐ電気配線がシール部材と金属環との間の空所に収容されるから、装置がコンパクト化されると共に、配線部分が当該回転検出装置を固体部材に取付ける際に邪魔になることがない。
さらに、前記樹脂ソケットに、前記複数の電子基板間を繋ぐ電気配線を収容する段部若しくは溝部が設けられているようにしても良い。
これによれば、樹脂ソケットに段部若しくは溝部を設けることによって、前記電気配線を収容する空所の確保が効果的になされる。
本考案のセンサ内蔵密封装置において、前記金属環が磁性体金属からなるものであっても良い。
これによれば、外部磁界の影響が金属環によって遮断され、特にモータに適用する場合は、磁気センサがモータの磁気的構成部分からの磁気的影響を受け難くなる。
本考案のセンサ内蔵密封装置において、前記磁気センサが、前記回転部材に嵌合された磁気エンコーダとにより回転部材の回転検出装置を構成するようにしても良い。
これによれば、回転部材の回転検出が、より的確且つ精度良くなされ、信頼性の高い回転検出装置が得られる。
本考案のセンサ内蔵密封装置によれば、極めてコンパクトな構成でありながら、固定部材と、該固定部材に対して同心回転する回転部材との間の空間部をシールすると共に、回転部材の絶対角度等の回転検出を、精度よく、且つ、安定的に行うことができる。
本考案に係るセンサ内蔵密封装置の一実施形態を示し、モータに装着された状態を概略的に示す部分破断縦断面図である。 (a)(b)(c)は、同実施形態の回転検出装置を構成する各部材の平面図を示し、(a)はシール部材を、(b)は樹脂ソケットを、(c)は金属環をそれぞれ示す。 同実施形態のセンサ内蔵密封装置の分解図であり、図2(a)のX−X線矢視部、図2(b)のY−Y線矢視部、及び図2(c)のZ−Z線矢視部にそれぞれ対応する断面で示している。 同実施形態のセンサ内蔵密封装置と組合わさって回転検出装置を構成する磁気エンコーダの一形態を示す模式的部分破断斜視図である。 同磁気エンコーダによる磁束密度の変化を同実施形態のセンサ内蔵密封装置によって検出した結果示す波形図である。 本考案に係るセンサ内蔵密封装置の他の実施形態を示す図1と同様図である。
以下に本考案の実施の形態について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、本考案に係るセンサ内蔵密封装置の一実施形態であって、モータ(ブラシレスモータ)1に装着された状態を示している。図示のモータ1は、固定部材としてのハウジング2と、該ハウジング2に対して同心回転(回転軸心Lの回りに回転)可能に支持された回転軸(回転部材)3とを備えている。図1はモータの一部を示し、その左側には、図示を省略する磁気的構成部分を含むモータの主要部が配置されている。本実施形態のセンサ内蔵密封装置4は、ハウジング2と回転軸3との間の空間部Sの前記回転軸心Lに沿った一端部に装着されている。そして、本実施形態のセンサ内蔵密封装置4は、ハウジング2に取付けられる環状のシール部材5と、磁気センサ61を搭載し、シール部材5に組付けられる電子基板6と、電子基板6をシール部材5との軸方向(回転軸心Lに沿った方向)間に配して一体化する金属環7と、電子基板6を保持する環状の樹脂製ソケット8とを含む。シール部材5は、ハウジング2に嵌合される芯金51と、芯金51に固着された弾性体製のシールリップ部54とからなる。図例の芯金51は磁性体金属からなり、ハウジング2の内径部2aに嵌合される円筒部(以下、芯金円筒部と言う)52と、芯金円筒部52の一端部52aより径方向内向きに延設された板状円輪部(以下、芯金円輪部と言う)53を備えている。シールリップ部54は、芯金円輪部53の延出端部53aに固着されている。芯金51の芯金円輪部53には電子基板6用の後記する電気配線を挿通するための透孔53bが形成されている。
シールリップ部54は、図例では二股状とされ、リップ基部540に一体に設けられている。リップ基部540は、芯金円筒部52の一端部52aから、芯金円輪部53における空間部Sとは反対側(外側)の面を覆い、延出端部53aを回り込んで空間部S側(内側)の面に至るよう芯金円輪部53に固着されている。シールリップ部54はリップ基部540における延出端部53aに対応する部分より求心側(回転軸心L側)に突出するよう設けられている。シールリップ部54及びリップ基部540は、ゴム材からなり、芯金51の前記部位に加硫一体に成型され、シール部材5がハウジング2に前記のように嵌合された状態では、二股状のシールリップ部54が共に回転軸3の周面に弾接するように形成されている。また、リップ基部540における芯金円筒部52の一端部52aに対応する部分は外径方向に若干突出する環状突部541とされ、この環状突部541は、シール部材5がハウジング2に嵌合された状態で、ハウジング2の内径部2aと芯金円筒部52の一端部52aとの間に圧縮状態で介在される。さらに、リップ基部540は、延出端部53aから芯金円輪部53の内側面に至る回り込み部542を有し、この回り込み部542に後記するように樹脂製ソケット8が当接するように構成されている。さらにまた、リップ基部540には、前記電気配線を挿通するための透孔53bの開口縁部を覆うと共に、電気配線を芯金円輪部53の外側に導出ガイドするためのガイド筒部543が同外側に突出するよう設けられている。
なお、シールリップ部54は、図例のような二股状の形状に限らず、回転軸3の周面に弾接するものであれば、他の形状であっても良い。
金属環7は、磁性体金属からなり、板状円輪部(以下、金属環円輪部と言う)71と、この金属環円輪部71の一周縁部(外周縁部)に連なり、芯金円筒部52の内径部に圧入嵌合される円筒部(以下、金属環円筒部と言う)72を有している。金属環円筒部72の芯金円筒部52に対する嵌合は、金属環円輪部71が空間部S側に向くようになされる。金属環円輪部71の内周縁部には、電子基板6の位置決め構造部としての切欠71aが周方向に90°の位相差をもって2箇所に形成されている。また、金属環円輪部71には、後記する樹脂製ソケット8をビス85によって固定するためのビス孔71bが周方向4箇所に等間隔で形成されている。
樹脂製ソケット8は、合成樹脂による環状の成型体からなり、シール部材5と、金属環7との軸方向(軸心L1に沿った方向)間に配され、これらと一体化される。樹脂製ソケット8は、環状の本体部81と、この本体部81に連続して鍔状に径大化する大径部82とからなり、本体部81の外周部と大径部82との間に段部83が形成されている。また、本体部81には、金属環円輪部71の4箇所のビス孔71b…に対応する位置に、雌ねじ部材84…がインサート成型によって一体に設けられている。従って、ビス85を、金属環円輪部71のビス孔71b…に挿通し、この雌ねじ部材84…に螺合することによって、金属環7と樹脂製ソケット8とを一体に固定することができる。本体部81には、2枚の電子基板6を保持するための位置決め構造部としての保持部86,86が、周方向に90°の位相差をもって2箇所に形成されている。この2箇所の保持部86,86は、本体部81から大径部82にかけて溝状に凹設された凹所860,860に形成されている。この2箇所の保持部86,86は、金属環7と樹脂製ソケット8とがビス85…によって一体に固定されたときには、金属環円輪部71に形成された2箇所の切欠71a,71aにそれぞれ整合するように形成されている。図例では、保持部86,86を形成する凹所860,860の径方向両側部分(内径側部分及び外径側部分)が開放されているが、当該径方向両側部分のどちらか一方または両側が、樹脂製ソケット8を構成する樹脂によって閉じられた構造とされていても良い。
保持部86は、長方形板状の電子基板6を所定の位置に保持し得るよう形成されている。具体的には、保持部86は、凹所860の対向する両壁部に形成された保持溝86a,86aと、凹所860の底部に形成された段部86bとによって構成される。保持溝86a,86aは、電子基板6の短手方向に沿った両短辺部6a,6aを樹脂製ソケット8に対して垂直に、即ち、軸心L1に平行に挿入し得るよう形成される。保持溝86a,86aの長さは、電子基板6の両短辺部6a,6aの長さと略同じとされる。また、段部86bは電子基板6の長手方向に沿った一長辺部6bが当接し得るように形成される。そして、図例の電子基板6においては、磁気センサ61が、電子基板6の長手方向中央部に搭載されている。電子基板6が保持部86に保持された状態では、電子基板6の板面が、シール部材5における芯金円輪部53に垂直で且つ芯金円輪部53の径方向に直交する方向に沿うように組み付けられており、電子基板6の長手方向中央部と樹脂製ソケット8の軸心L1を結ぶ最短線に対して、電子基板6の長手方向に沿った板面が垂直になるように保持部86の保持溝86a,86a及び段部86bの位置関係が設定される。さらに、2箇所の凹所860,860の一方の底部には、電子基板6に結線される後記する電気配線9を係止し、ガイド筒部543を経て外側に導出ガイドための切欠部87が形成されている。保持部86は、電子基板6の樹脂製ソケット8に対する相対位置を位置決めるための位置決め構造部であって、電子基板6の両短辺部6a,6a及び一長辺部6bは、この樹脂製ソケット8における位置決め構造部に対応する位置合わせ構造部とされる。従って、両短辺部6a,6a及び一長辺部6bにはプリント配線等がなされず、さらには、この部分が他の部分より薄肉に形成されていることが望ましい。
図例の電子基板6は、前述のとおり長方形板状体からなり、その片面(表面)の長手方向中央部に磁気センサ61が搭載されている。また、長手方向に沿った他長辺部6cの中央部には、位置合わせ構造部としての突片部6dがその板面と同一面をなすように形成されている。この突片部6dの幅は、金属環円輪部71に形成された切欠71aの幅と略同じに、また、突片部6dの厚み(電子基板6の厚み)は、切欠71aの切欠深さと略同じとされている。また、電子基板6の反対面には、電子基板6に搭載される磁気センサ61を含む電子機器に対する電源供給或いは信号導出用の電気配線9,10が接続される接続端子62が設けられている。
前記のような各構成部材によって構成されるセンサ内蔵密封装置4を組立てる要領について説明する。先ず、2個の電子基板6の一方の電子基板6の接続端子62に電気配線9を接続し、この電子基板6の接続端子62と他方の電子基板6の接続端子62とを別の電気配線10で接続する。一方の電子基板6を、樹脂製ソケット8の一方の保持部86(切欠部87が形成されている側)に、前記のように両短辺部6a,6aを保持溝86a,86aに挿通させると共に、一長辺部6bを段部86bに当接させることによって保持させる。また、電気配線10を本体部81の段部83に沿わせるようにして、他方の電子基板6を他方の保持部86に位置付け、同様に保持部86に保持させ、電気配線9を、切欠部87に係止させておく。この状態で、金属環7を樹脂製ソケット8の本体部81側に位置付け、各電子基板6の突片部6dに切欠71aを整合させ、両者を嵌め合せた上で、ビス85によって金属環7を樹脂製ソケット8に固定する。電子基板6の突片部6dの切欠71aに対する嵌め合せによって、電子基板6の金属環7に対する相対位置の位置決めがなされる。即ち、切欠71aが電子基板6の位置決め構造部とされ、突片部6dがこの位置決め構造部に対応する位置合わせ構造部とされる。
次いで、電気配線9をシール部材5の内側よりガイド筒部543に挿通して外側に導出させた上で、金属環円筒部72を、樹脂製ソケット8の大径部82がシール基部240の回り込み部542に当接するように、シール部材5の芯金円筒部52に圧入嵌合させる。これによってセンサ内蔵密封装置4の組立が完了する。この状態で、樹脂製ソケット8の段部83、芯金円筒部52、金属環円輪部71及び金属環円筒部72で囲まれる空所が電気配線9,10を収容する空所50とされる。電気配線9,10の太さはガイド筒部543の内径と同じかやや大とされ、ガイド筒部543に弾性的に挿通し得る太さである。従って、ガイド筒部543の内面の電気配線9の周面に対する弾性接触により、ガイド筒部543が実質的に閉塞され、これによって外部からのガイド筒部543を通じた塵埃等の侵入が防止される。
このように組立てられたセンサ内蔵密封装置4においては、環状のシール部材5、環状の樹脂製ソケット8及び金属環7は、軸心L1を共通の軸心として同心状に一体化される。電子基板6が保持部86によって樹脂製ソケット8に対する所定の相対位置に位置決め保持されていることにより、電子基板6は、その板面がシール部材5の芯金円輪部53に対して垂直状態に維持される。加えて、芯金円輪部53の径方向に直交する方向に沿うように、電子基板6の長手方向中央部と前記軸心L1とを結ぶ最短線と電子基板6の長手方向に沿った板面とが直交することにより、電子基板6が円輪状の限られたスペースに、コンパクトに、しかも所期の位置に確実に位置決め保持される。但し、磁気センサ61が、電子基板6の長手方向中央部にない場合は、磁気センサ61の位置と軸心L1とを結ぶ最短線と電子基板6の長手方向に沿った板面とが直交するように構成することが望ましい。また、電子基板6が正方形である場合でも、その板面を芯金円輪部53に対して垂直状態にし、また、磁気センサ61の位置と軸心L1とを結ぶ最短線と電子基板6の板面とが直交するように構成することによって、電子基板6の樹脂製ソケットに対する位置付けを同様に行うようにすることができる。
なお、電子基板6の金属環7或いは樹脂製ソケット8に対する相対位置がこのように定まることにより、後記する回転検出が精度良くなされるが、金属環円筒部72と芯金円筒部52との嵌合部に両者の周方向の相対位置を決める手段を設けても良い。例えば、金属環円筒部72と芯金円筒部52との嵌合部のいずれか一方に、軸心L1に沿った方向のスリットを設け、他方にこのスリットに嵌り込んでスリットに対して相対摺動可能な突起或いは突条を設けることも可能である。
前記のように構成されるセンサ内蔵密封装置4は、前述したように、シール部材5、樹脂製ソケット8、金属環7及び電子基板6によって、簡易に組立てられる。電子基板6は、前記のような位置決め構造部及び位置合わせ構造部によって、シール部材5の所定の位置に安定的に位置決め保持される。そして、このセンサ内蔵密封装置4は、図1に示すように芯金円筒部52をハウジング2の内径部2aに圧入嵌合することによって、モータ1の所定部位に装着される。この装着状態では、前記各構成部材に共通の軸心L1と回転軸3の回転軸心Lとは同心状態とされ、シールリップ部54が回転軸3の周面に弾接し、回転軸3が回転する際は、当該周面に弾性摺接する。また、環状突部541が、ハウジング2の内径部2aと芯金円筒部52の一端部52aとの間に圧縮状態で介在される。これらによって、モータ1の空間部Sの一端側がシールされ、この一端側から空間部S内及び当該センサ内蔵密封装置4への塵埃等の侵入が防止される。加えて、本実施形態の場合、芯金円筒部52の一端部52aと、内径部2aとの間に、ゴム材からなる環状突部541が圧縮された状態で介在するから、金属同士の嵌合部への水の浸入が環状突部541によって、より完全に阻止され、この両者の嵌合分の発錆の懸念もない。さらに、シールリップ部54のシール機能によって、回転軸3に嵌合一体とされた磁気エンコーダ11に対する塵埃によるアタックも防止される。
また、芯金51及び金属環7が、共に磁性体金属からなるから、芯金51及び金属環7によって囲まれた部位に配置される磁気センサ61に対する外部磁界の影響が遮断される。特に、モータ1の空間部S内には磁気的構成部分が配設されており、空間部S側に位置する金属環7が磁性体金属からなることにより、磁気センサ61に対するモータの磁気的構成部分による影響も受け難くなる。従って、後記するように、磁気センサ61による磁気エンコーダ11の回転に伴う磁気変化の検出が、安定的に精度良くなされる。さらに、樹脂製ソケット8と金属環7との一体化によって、電子基板6が両者の間により安定的に保持されるが、加えて、熱膨張の大きい樹脂製ソケット8の熱膨張によるずれを、熱膨張の小さい金属環7が阻止して、この安定的な保持がより効果的に発揮される。しかも、本実施形態のように、位置決め構成部としての切欠71a、及びこれに対応する位置合わせ構造部としての突片部6dが、金属環7及び電子基板6のそれぞれに設けられている場合は、このような熱膨張の影響をより効果的に回避することができる。
回転軸3の周体には環状の磁気エンコーダ11が嵌合一体とされており、当該センサ内蔵密封装置4の所定位置への装着状態では、各電子基板6の磁気センサ61が、所定のエアギャップをもって、磁気エンコーダ11に径方向で対向し、且つ、回転軸心Lに向くように位置付けられる。これによって、電子基板6に搭載される磁気センサ61と、磁気エンコーダ11とにより、回転軸3の回転検出装置12が構成される。磁気エンコーダ11は、2極の磁気エンコーダであって、図4にも示すように、金属補強環11aの外周部に環状のゴム磁石11bが一体とされて構成される。図例のゴム磁石11bは、磁性粉を混練した未加硫のゴム材を、金属補強環11aの外周面に加硫成型によって一体とし、その表面にN極域とS極域とをそれぞれ周方向に180°の範囲で、それぞれ1領域ずつ着磁形成して得られる。磁気センサ61と磁気エンコーダ11とにより構成される図例の回転検出装置12は、回転軸3の絶対角度検出機能を備える。
この絶対角度検出機能の原理について、図5も参照して簡単に説明する。即ち、この回転検出装置12においては、回転側としての回転軸3の回転軸心L回りの回転に伴う磁気エンコーダ11の磁気変化(磁束密度の変化)を2個の磁気センサ61によってアナログ的に検出する。各2個の磁気センサ61による磁束密度の検出値は、それぞれが図5に示すように、略完全で、互いに90°の位相差をもった正弦曲線を描く。従って、検出時での磁束密度と図5に基づく2つの磁束密度のアナログ値とから演算等の処理をすることによって、回転軸3の原点位置に対する絶対回転位置(絶対角度)を算出することができる。この場合、2極の磁気エンコーダ11による磁気変化は、図5に示すように略完全な正弦曲線を描くので、アナログ値が安定し、回転軸3の絶対角度が極めて精度良く算出される。
図6は、本考案に係るセンサ内蔵密封装置の他の実施形態を示している。本実施形態のセンサ内蔵密封装置4Aは、前記実施形態における樹脂製ソケット8を介さずに電子基板6をシール部材5に組付けた例を示している。本実施形態のセンサ内蔵密封装置4Aにおいても、シール部材5及び金属環7は前記実施形態と同様に構成され、シール部材5の芯金51に対して金属環7が図6に示すような嵌合関係で回転軸心Lに沿った方向に一体化されている。そして、前記と同様に、電子基板6における位置わせ構造部としての突片部6dが金属環円輪部71に形成された切欠71aが嵌め合わされて、金属環7と電子基板6との相対位置が決められる。一方、シール部材5におけるリップ基部540の回り込み部542には、電子基板6の一長辺部6bが嵌り込み得る凹部542aが形成されている。突片部6dの切欠71aに対する嵌め合わせ、及び、一長辺部6bの凹部542aに対する嵌り込みによって、電子基板6がシール部材5に対する所定の位置に位置決め保持される。
本実施形態の場合、電子基板6の他長辺部6c(図3参照)にその長手方向に沿って複数の突片部6dを設け、金属環円輪部71において、この複数の突片部6dに対応する位置に、これら突片部6dを嵌合し得る透孔(不図示)を設けても良い。この透孔に対する突片部6dの嵌合によって、金属環7と電子基板6との所定の相対位置を決めることができる。また、電子基板6の一長辺部6bに複数の突部(不図示)を設け、リップ基部540の回り込み部542には、これら複数の突部に対応する位置に、これら複数の突部が嵌り込み得る複数の凹部を設けても良い。この凹部に対する突部の嵌り込みによって、シール部材5と電子基板6との所定の相対位置を決めることができる。さらに、回り込み部542に凹部を設けず、回り込み部542に突部を押し付けることによってその表面を弾性的に凹ませ、同様の相対位置の位置決めを行うようにしても良い。この実施形態では、芯金51と金属環7とによって囲まれる空間が電気配線9,10を収容する空所50とされる。
その他の構成は前記の実施形態と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その説明を省略する。
なお、前記の各実施形態では、回転検出装置12が回転軸3の絶対角度検出機能を備えたものとしたが、回転軸3の回転速度を検出するものであっても良い。また、磁気センサ61を搭載する電子基板6が2個である例について述べたが、1個或いは3個以上の複数であっても良い。磁気エンコーダ11も、2極の磁気エンコーダに限らず、多数のN極及びS極が周方向に交互に着磁された多極磁気エンコーダであっても良い。さらに、磁気エンコーダ11としては、例示のように金属補強環11aとゴム磁石11bが一体とされたものに限らず、プラスチック磁石や、焼結体磁石によって構成されるものであっても良い。さらにまた、金属環7と電子基板6との相対的な位置決め機構は例示のものに限らず、例えば、金属環7に突起を設け、電子基板6にこの突起を嵌合し得る切欠、或いは透孔を設けるようにしても良い。加えて、金属環7として金属環円輪部71及び金属環円筒部72を備えたものを例示したが、金属環円輪部71のみで構成されるものとし、芯金51に対する一体化は、円筒部同士の嵌合以外の方法(例えば、スポット溶接や接着等)によって行うようにしても良い。そして、実施形態では本考案に係るセンサ内蔵密封装置をモータに適用した例について述べたが、例えば、自動車の車輪懸架部における軸受装置や、その他の産業機械における回転部分の、回転検出機能が求められるシール部にも適用可能である。さらに加えて、実施形態では固定部材が外側に、回転部材が内側に、それぞれが同心的に位置する例について述べたが、固定部材が内側に、回転部材が外側に、それぞれが同心的に位置する場合でも良い。この場合には、内側の固定部材にセンサ内蔵密封装置が組付けられ、外側の回転部材に磁気エンコーダが取付けられることになる。また、電子基板6は、その板面が、シール部材における芯金円輪部に垂直で且つ芯金円輪部の径方向に直交する方向に沿うように設けられ、磁気センサは外径側に位置する磁気エンコーダに対向するように設けられることになる。
2 ハウジング(固定部材)
3 回転軸(回転部材)
4,4A センサ内蔵密封装置
5 シール部材
50 空所
51 芯金
52 芯金円筒部(円筒部)
52a 一端部
53 芯金円輪部(板状円輪部)
6 電子基板
6d 突片部(位置合わせ構造部)
61 磁気センサ
7 金属環
71 金属環円輪部(板状円輪部)
71a 切欠(位置決め構造部)
72 金属環円筒部(円筒部)
8 樹脂製ソケット
83 段部
9,10 電気配線
12 回転検出装置
S 空間部
L 回転軸心
L1 軸心

Claims (13)

  1. 固定部材と、該固定部材に対して同心回転する回転部材との間の空間部をシールするセンサ内蔵密封装置であって、
    前記固定部材に取付けられる環状のシール部材と、
    磁気センサを搭載し、前記シール部材に組付けられる電子基板と、
    前記電子基板を前記シール部材との軸方向間に配して一体化する金属環とを含み、
    前記シール部材は、前記固定部材に嵌合される円筒部及び該円筒部の一端部より径方向に延設された板状円輪部を備えた芯金と、前記板状円輪部に固着された弾性体製のシールリップ部とからなり、
    前記シール部材が前記固定部材に取付けられた状態では、前記シールリップ部が前記回転部材の周面に弾性摺接可能とされると共に、前記磁気センサが前記回転部材に嵌合された磁気エンコーダに対向し得るよう構成されていることを特徴とするセンサ内蔵密封装置。
  2. 請求項1に記載のセンサ内蔵密封装置において、
    前記電子基板を保持する環状の樹脂製ソケットをさらに備え、該樹脂ソケットは前記シール部材と前記金属環との軸方向間に配された状態で前記金属環に一体とされ、前記電子基板は当該樹脂ソケットを介して前記シール部材に組付けられていることを特徴とするセンサ内蔵密封装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のセンサ内蔵密封装置において、
    前記電子基板は、その板面が、前記シール部材における前記芯金の板状円輪部に垂直で、且つ、当該板状円輪部の径方向に直交する方向に沿うように組付けられていることを特徴とするセンサ内蔵密封装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のセンサ内蔵密封装置において、
    前記金属環が、板状円輪部を含むことを特徴とするセンサ内蔵密封装置。
  5. 請求項4に記載のセンサ内蔵密封装置において、
    前記金属環が、前記板状円輪部の一周縁部に連なり、前記芯金の円筒部に嵌合される円筒部を有していることを特徴とするセンサ内蔵密封装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のセンサ内蔵密封装置において、
    前記金属環の前記板状円輪部に、前記電子基板の位置決め構造部が設けられていることを特徴とするセンサ内蔵密封装置。
  7. 請求項6に記載のセンサ内蔵密封装置において、
    前記電子基板には、前記位置決め構造部に対応する位置合わせ構造部が設けられていることを特徴とするセンサ内蔵密封装置。
  8. 請求項1に記載のセンサ内蔵密封装置において、
    複数の前記電子基板が前記シール部材に組付けられ、各電子基板の前記磁気センサがシール部材の周方向に関して所定の位相差をもって位置付けられていることを特徴とするセンサ内蔵密封装置。
  9. 請求項2に記載のセンサ内蔵密封装置において、
    複数の前記電子基板が、前記樹脂ソケットを介して前記シール部材に組付けられ、各電子基板の前記磁気センサがシール部材の周方向に関して所定の位相差をもって位置付けられていることを特徴とするセンサ内蔵密封装置。
  10. 請求項8又は請求項9に記載のセンサ内蔵密封装置において、
    前記シール部材と金属環との間に、前記複数の電子基板間を繋ぐ電気配線を収容する空所が設けられていることを特徴とするセンサ内蔵密封装置。
  11. 請求項9に記載のセンサ内蔵密封装置において、
    前記樹脂ソケットに、前記複数の電子基板間を繋ぐ電気配線を収容する段部若しくは溝部が設けられていることを特徴とするセンサ内蔵密封装置。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載のセンサ内蔵密封装置において、
    前記金属環が磁性体金属からなることを特徴とするセンサ内蔵密封装置。
  13. 請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載のセンサ内蔵密封装置において、
    前記磁気センサが、前記回転部材に嵌合された磁気エンコーダとにより回転部材の回転検出装置を構成することを特徴とするセンサ内蔵密封装置。
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