JP3205736B2 - ダニ捕獲器 - Google Patents

ダニ捕獲器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、衛生分野における
寄生虫駆除のダニ捕獲器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の住宅環境から、屋内のカーペッ
ト、畳、布団、べッド、じゅうたん、自動車のシート等
にダニが繁殖し、それらがアトビー性皮膚炎、気管支喘
息等を誘引する原因であることがきわめて濃厚と考えら
れている。
【0003】そしてまた、生活様式がサッシュ等の洋式
化するにつれてダニが生息するのに好都合な環境が作り
出され、ダニの繁殖を助長しているとも考えられ、人体
に害を及ぼすダニ対策は大きな問題になりつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、ダニの駆除
方法として、石油製品の化学物質を混合した殺ダニ剤を
散布してダニを殺すことが提案されている。しかし、従
来の殺ダニ剤は毒性の強いもので、この薬剤を散布して
ダニを殺すことは居住環境の汚染という副作用をともな
うとともに、子供や赤ん坊に悪影響がある。また、寝具
類などに使用できず、ダニ類の一番多くすむところが野
放し状態であった。さらに、ツメダニ、ヤケヒョウダニ
などは、殺虫剤ではその効果がほとんどなく、すべての
いろいろな種類のダニを消滅させることはできないもの
であった。
【0005】また、近年毒性のないダニ捕獲具も提案さ
れている。しかし、これらのダニ捕獲具でも、家庭に生
息する多数、多種のダニを捕獲できないとともに、特に
殺虫剤でも死なないといわれ、人を刺したり、噛んだり
して皮膚炎のアレルギーの原因となるツメダニを誘引し
て捕獲して死滅することができなく、ダニ対策を解消で
きないものであった。
【0006】
【議題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、
数、多種類のダニを集めて捕獲する捕獲器をダニが生息
しやすく、ダニが侵入可能な綿やメリヤス地、布地で座
布団状、マット状の捕獲袋や捕獲マットに形成し、ツメ
ダニを含む、チリダニ、ホコリダニ、コナダニ、イエサ
サラダニ、その他の多数、多種類のダニ類を誘引して捕
獲し死滅させるために、ツメダニが好む微小昆虫等、チ
リダニ、コナダニ、ホコリダニが好む食品くず、繊維
ず等の毒性のない食餌性誘引物質と、これらのダニおよ
びその他のダニ類を誘引する食品香料添加物用のゲラニ
ルなどのエステル類の毒性のない臭香性誘引物質とを混
合した溶解液に、水分吸着、吸着熱発生物質の多孔質の
シリカゲルを含む毒性のない殺ダニ物質を混合して多孔
質のシリカゲルの殺ダニ物質に含浸するとともに微粉末
化し、この食餌性誘引物質と臭香性誘引物質とをシリカ
ゲルの殺ダニ物質に含浸した毒性のないダニ誘引剤を上
記捕獲器に内装して誘引したツメダニを含む多数、多種
類のダニ類に食餌させ死滅させるようにしたことを特徴
とするダニ捕獲器を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のダニ捕獲器は、多数、多
種類のダニを集めて捕獲する捕獲器をダニが生息しやす
く、ダニが侵入可能な綿やメリヤス地、布地で座布団
状、マット状の捕獲袋や捕獲マットに形成し、ツメダニ
を含む、チリダニ、ホコリダニ、コナダニ、イエササラ
ダニ、その他の多数、多種類のダニ類を誘引して捕獲し
死滅させるために、ツメダニが好む微小昆虫等、チリダ
ニ、コナダニ、ホコリダニが好む食品くず、繊維くず等
毒性のない食餌性誘引物質と、これらのダニおよびそ
の他のダニ類を誘引する食品香料添加物用のゲラニルな
どのエステル類の毒性のない臭香性誘引物質とを混合し
た溶解液に、水分吸着、吸着熱発生物質の多孔質のシリ
カゲルを含む毒性のない殺ダニ物質を混合して多孔質の
シリカゲルの殺ダニ物質に含浸するとともに微粉末化
し、この食餌性誘引物質と臭香性誘引物質とをシリカゲ
ルの殺ダニ物質に含浸した毒性のないダニ誘引剤を上記
捕獲器に内装して誘引したツメダニを含む多数、多種類
のダニ類に食餌させ死滅させるようにしたことを特徴と
している。
【0008】一般に家屋で検出されるダニは、チリダ
ニ、コナヒョウダニ、ササラダニ、コナダニ、ツメダ
ニ、ニクダニ、ホコリダニ、イエダニなど多種類のもの
が知られている。
【0009】チリダニはカビや植物繊維、不飽和脂肪酸
を含む老廃物、食品くず等を食し、ササラダニはカビや
腐植質を食し、コナダニはチーズや食品くずを好む食品
害虫であり、ツメダニは上記チリダニやコナダニ、他微
小昆虫等を捕食して生息し、ニクダニは食品くず、特に
魚介類の乾燥物や干物類、ペットフードを食し、ホコリ
ダニは塵や貯蔵食品を食して生息し、イエダニはねずみ
や鳥に寄生することが知られている。
【0010】そして、家庭等では、上記したダニ類がじ
ゅうたん、畳などの床表面近く、また布団、ベッドなど
の寝台、室内布製品、布製椅子、壁と家具のすきまなど
に多く生息することから、布地で形成した座布団状やマ
ット状のダニ捕獲器1をダニの生息場所やその近くに設
置し、ダニ類を近寄りやすくするようにダニ誘引剤2を
ダニ捕獲器1に配設してダニを集めて捕獲するようにし
ている。
【0011】たとえば、図1のようにダニ誘引剤2を均
一状に噴霧したり、塗着したりして付着した芯地等のシ
ート3を、タオル地やニット地等のやや荒目の布地で形
成した捕獲袋4に挿入したり、必要により綿や布5など
を介してシート3を挿入したりして座布団状等のダニ捕
獲器1を形成することができる。
【0012】また、図2のように、綿やメリヤス地、布
5等の三方を封入して一方を開口し、開孔を介してこの
中に上記ダニ誘引剤2を均一状に噴霧したり、塗着した
りして付着して、一端をファスナー6を開閉可能とした
捕獲袋4に挿入してダニ捕獲器1とすることもできる。
本実施例では、ファスナー6で開閉できて布5やシート
3を挿入しやすく、またファスナー6で閉じれてそのま
ま放棄しやすくて好ましい。
【0013】また、図3のように上記ダニ誘引剤2を均
一状に噴霧したり、塗着したりして付着した布や綿等の
シート3を、布の表面にダニ侵入用の微小孔8を無数に
設けた捕獲マットに挿入したダニ捕獲器1とすることが
できる。
【0014】さらに、図4のように上記ダニ誘引剤2を
均一状に噴霧したり、塗着したりして付着した布や綿等
のシート3の上面にダニ類が侵入可能な綿、布の上シー
ト9を搭載し、下面に粘着シート10を脱着した捕獲マ
ットのダニ捕獲器1とすることもできる。
【0015】上記したダニ誘引剤2の食餌性誘引物質
しては、毒性のないものとするのが好ましく、たとえば
ビール等の乾燥酵母等の食品フレーバ、チョコレートや
カカオの粉末、チーズ、バター、ビスケット、穀物パウ
ダー、米麹、繊維くず、ペットフード、微小昆虫等を組
み合わせて、上記したようなツメダニを含む多種類のダ
ニ類を誘引するように配合するのが好ましい。
【0016】また、ダニ誘引剤2の臭香性誘引物質と
ては、毒性のないものとするのが好ましく、たとえば動
物性や植物性油脂や、これらの脂肪酸等のエステル、た
とえばサラダオイルや胡麻油、天ぷら油、食品香料添加
物用のゲラニルなどのエステル類、酢酸、酩酸、酒類等
のエステルを適宜組み合わせて使用でき、上記と同様に
多種類のダニ類を誘引するようにするのが好ましい。
【0017】さらにまた、ダニ誘引剤2の殺ダニ物質と
して毒性のないシリカゲルを配合するのが好ましく、そ
の他、活性炭、沸石、塩化カルシウムなどの多孔質物
質、水分吸着物質、吸着熱発生物質を適宜組み合わせて
使用できる。
【0018】その他に毒性のないフェロモン物質やその
他の誘引物質を添加し、より多くの種類のダニ類を誘引
して集め、殺ダニするようにできる。
【0019】このような食餌性誘引物質を単独またはそ
の他の誘引物質と混合して粉砕処理して臭香性誘引物質
の溶剤で溶解し、これらを殺ダニ物質に含浸処理して乾
燥し、粉砕処理して1〜100μに微粉化するのが好ま
しい。
【0020】好ましくは1〜10μ程度に粉砕して誘引
殺ダニ剤とすることができる。ダニの体長は100〜1
000μなので、上記位の微粉末状が好ましい。これら
食餌性誘引物質、臭香性誘引物質、殺ダニ剤、その他
の誘引物質の配合比としては、10〜80重量%対5〜
20重量%対10〜50重量%対0〜10重量%とする
ことができる。食餌性誘引物質を20重量%以上とする
のが合理的である。
【0021】上記の臭香性誘引物質、食餌性誘引物質で
多種類のダニ類を誘引して食餌させると、水の昆虫と表
現されるほどのダニが、エステル類とシリカゲル等の吸
水発熱等で死滅するようである。
【0022】
【実施例】ビール酵母の食品フレーバーにチョコレー
ト、ココア、チーズ、ビスケット等の食品くず、米麹、
飼育ダニの生体や糞を混合して粉砕し、食品香料添加物
用のゲラニルなどのエステル類に酒を少量配合して、食
餌性誘引物質と臭香性誘引物質を混合した。そして、上
記溶解液に多孔質のシリカゲルの殺ダニ剤を投入して含
浸させた。これらの比率は、ほぼ1:0.5:0.5で
ある。
【0023】この混合物を乾燥して粉砕機で1〜100
μ程度に微粉化し、図1のように500×500mmの
不織布のシート2に均一状に噴霧し、ダニ類が侵入可能
なタオル地のやや荒目の布地で形成し、座布団状のダニ
捕獲器1として10m2 の部屋に設置した。
【0024】その結果、約2ケ月で2〜3万匹の多種類
のダニ類を捕獲でき、死滅させることができた。したが
って、毒性がない手段でダニ類を捕獲でき、しかも死滅
できたものであり、ダニ類の死骸、糞などによるアレル
ゲンの源を住居環境を害さずに消滅することができたも
のである。
【0025】また、某開発センターに上記したダニ捕獲
の試験を依頼し、マンションや一戸建住宅のベッド下、
畳とカーペットの間に設置してもらった。その結果、設
置場所によって多数のダニ類を捕獲でき、ダニはその種
類を問わず死滅していた。
【0026】上記ダニの種類は、多数のチリダニやホコ
リダニの他、コナダニやツメダニも捕獲でき、さらにイ
エササラダニも捕獲できた。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、多数、
多種類のダニを集めて捕獲する捕獲器をダニが生息しや
すく、ダニが侵入可能な綿やメリヤス地、布地で座布団
状、マット状の捕獲袋や捕獲マットに形成することによ
って、ダニ類がじゅうたん、畳などの床表面近く、また
布団、ベッドなどの寝台、室内布製品、布製椅子、壁と
家具のすきまなどに多く生息することから、そのじゅう
たん、畳などの床表面近くやダニが特に好む布団、ベッ
ドなどの寝台、室内布製品などのダニが一番多く生息す
る場所に容易に設置できて、ダニが近寄りやすい状態に
できる。
【0028】そして、ツメダニを含むチリダニ、ホコリ
ダニ、コナダニ、イエササラダニ、その他の多数、多種
類のダニ類を誘引して捕獲し死滅させるために、ツメダ
ニが好む微小昆虫等、チリダニ、コナダニ、ホコリダニ
が好む食品くず、繊維くず等の毒性のない食餌性誘引物
質と、これらのダニおよびその他のダニ類を誘引する食
品香料添加物用のゲラニルなどのエステル類の毒性のな
い臭香性誘引物質とを混合した溶解液に、水分吸着、吸
着熱発生物質の多孔質のシリカゲルを含む毒性のない殺
ダニ物質を混合して多孔質のシリカゲルの殺ダニ物質に
含浸するとともに微粉末化し、このシリカゲルの殺ダニ
物質に含浸した毒性のないダニ誘引剤を上記捕獲器に内
装して誘引した多数、多種類のダニ類に食餌させ死滅さ
せるようにしたので、居住空間に設置するにもかかわら
ず居住環境を害せずに、毒性のない食餌性誘引物質によ
ってアレルギー源のツメダニを含むチリダニ、ホコリダ
ニ、コナダニ、イエササラダニや、毒性のない臭香性誘
引物質によって上記したダニ類およびその他のダニ類を
多数、多種類誘引することができる。そして、水分吸
着、吸着熱発生物質の多孔質のシリカゲルを含む毒性の
ない殺ダニ物質を混合して含浸するとともに微粉末化
し、この多孔質のシリカゲルの殺ダニ物質に含浸したダ
ニ誘引剤によって、誘引した多数、多種類のダニ類が食
餌し、シリカゲルの水分吸着、吸着熱発生によってダニ
の種類を問わず捕獲して死滅させることができ、ダニの
死骸、糞などによるアレルゲンの源を消滅させ、人体に
害を与えずに、子供や赤ん坊をアレルゲンの源から保護
することができる。特に、殺虫剤でも死なないといわ
れ、人を刺したり、噛んだりして皮膚炎のアレルギー原
因となるツメダニをチリダニやコナダニ、微小昆虫の食
餌性誘引物質で誘引できて、シリカゲルの殺ダニ物質に
含浸したダニ誘引剤で駆除することができるものであ
る。
【0029】また、食餌性誘引物質がツメダニが好む微
小昆虫等と、チリダニ、コナ ダニ、ホコリダニ等が好む
ビール酵母の食品フレーバー、チョコレート、ココア、
チーズ、バター、ビスケット等の食品くず、穀物パウダ
ー、米麹、繊維くず、ニクダニが好むペットフードを
合して粉砕したものであり、臭香性誘引物質が動物性や
植物性油脂であるサラダオイルや胡麻油、天ぷら油、食
品香料添加物用のゲラニルなどのエステル類、酢酸、酪
酸、酒類等のエステルを組み合わせて配合した毒性のな
いものであり、これら食餌性誘引物質と臭香性誘引物質
混合した溶解液に多孔質のシリカゲルを含む毒性のな
い殺ダニ剤をほぼ1:0.5:0.5の割合で投入して
含浸させて1〜100μの微粉末として形成することに
よって、ツメダニ、チリダニ、ホコリダニ、コナダニ、
エササラダニ、その他の多数、多種類のダニ類を誘引
して上記のように捕獲することができて、居住空間に設
置するにもかかわらずダニ類の死骸、糞などによるアレ
ルゲンの源を住居環境や人体に害を及ばさずに、捕獲し
た多種類のダニ類を種類を問わず消滅させることができ
る。
【0030】また、芯地等のシートに上記毒性のない殺
ダニ物質を含有した毒性のないダニ誘引剤を均一状に噴
霧したり、塗着したりして付着し、このシートを捕獲袋
に挿着したり、捕獲マットに挾着したりして捕獲器を形
成することによって、上記殺ダニ剤をシートに付着して
捕獲器に容易に挿入することができ、上記のように多数
のダニ類を誘引してダニを死滅させる捕獲器を容易に形
成できる。
【0031】さらに、ダニを捕獲する捕獲器をタオル地
やニット地等のやや荒目の布地で捕獲袋や捕獲マットに
形成したことによって、捕獲器に多種類のダニをより侵
入しやすい状態にでき、ダニの種類を問わず多数誘引し
て捕獲でき、食餌して死滅させるようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の捕獲器の挿入用シート部の
斜視図(a)と、捕獲器の斜視図(b)、およびそのシ
ート部を挿入した捕獲器の断面図(c)、
【図2】同上の他の実施例の図(a)と捕獲器の斜視図
(b)、およびそのシート部を挿入した捕獲器の断面図
(c)、
【図3】同上のさらに他の実施例の捕獲マットの断面
図、
【図4】同上のさらに他の実施例の捕獲棒の断面図、
【符号の説明】
1…ダニ捕獲器 2…ダニ誘引剤 3…シ
ート4…捕獲袋 5…布 6
…ファスナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01M 1/10 A01M 1/20 A01N 25/00 102 A01N 25/12 A01N 25/34

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数、多種類のダニを集めて捕獲する捕
    獲器をダニが生息しやすく、ダニが侵入可能な綿やメリ
    ヤス地、布地で座布団状、 マット状の捕獲袋や捕獲マットに形成し、ツメダニを含む、 チリダニ、ホコリダニ、コナダニ、イ
    エササラダニ、その他の多数、多種類のダニ類を誘引し
    て捕獲し死滅させるために、ツメダニが好む微小昆虫
    等、チリダニ、コナダニ、ホコリダニが好む食品くず、
    繊維くず等の毒性のない食餌性誘引物質と、これらのダ
    ニおよびその他のダニ類を誘引する食品香料添加物用の
    ゲラニルなどのエステル類の毒性のない臭香性誘引物質
    とを混合した溶解液に、水分吸着、吸着熱発生物質の多
    孔質のシリカゲルを含む毒性のない殺ダニ物質を混合し
    て多孔質のシリカゲルの殺ダニ物質に含浸するとともに
    微粉末化し、 この食餌性誘引物質と臭香性誘引物質とをシリカゲルの
    殺ダニ物質に含浸した毒性のないダニ誘引剤を上記捕獲
    器に内装して誘引したツメダニを含む多数、多種類のダ
    ニ類に食餌させ死滅させるようにしたことを特徴とする
    ダニ捕獲器。
  2. 【請求項2】 食餌性誘引物質がツメダニが好む微小昆
    虫等と、チリダニ、コナダニ、ホコリダニ等が好むビー
    ル酵母の食品フレーバー、チョコレート、ココア、チー
    ズ、バター、ビスケット等の食品くず、穀物パウダー、
    米麹、繊維くず、ニクダニが好むペットフードを混合し
    て粉砕したものであり、臭香性誘引物質が動物性や植物
    性油脂であるサラダオイルや胡麻油、天ぷら油、食品香
    料添加物用のゲラニルなどのエステル類、酢酸、酪酸、
    酒類等のエステルを組み合わせて配合した毒性のないも
    のであり、これら食餌性誘引物質と臭香性誘引物質
    合した溶解液に多孔質のシリカゲルを含む毒性のない殺
    ダニ剤をほぼ1:0.5:0.5の割合で投入して含浸
    させて1〜100μの微粉末として形成したものである
    請求項1に記載のダニ捕獲器。
  3. 【請求項3】 芯地等のシートに上記毒性のない殺ダニ
    物質を含有した毒性のないダニ誘引剤を均一状に噴霧し
    たり、塗着したりして付着し、このシートを捕獲袋に挿
    着したり、捕獲マットに挾着したりして捕獲器を形成し
    た請求項1または2に記載のダニ捕獲器。
  4. 【請求項4】 ダニを捕獲する捕獲器をタオル地やニッ
    ト地等のやや荒目の布地で捕獲袋や捕獲マットに形成
    し、毒性のない食餌性誘引物質、毒性のない臭香性誘引
    物質、毒性のない殺ダニ物質を配合して1〜100μの
    微粉末として形成したダニ誘引剤を捕獲器に配設した請
    求項1または2に記載のダニ捕獲器。
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