JP3205652U - スーツケース - Google Patents

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Abstract

【課題】スーツケースにおいて、表面を保護しつつ、フック機能を強化することができる構造を提供することを課題とする。【解決手段】スーツケース10の外表面に、複数の保護用突起11を設ける。これで、外表面が保護される。加えて、複数の保護用突起11の少なくとも1つは、環状突起40とする。環状突起40に小物袋31の輪ひも32を引っ掛けることができる。輪ひも32は環状突起40から外れることはない。すなわち、フック機能を強化することができる。環状突起40は、何時でも環を開放することができる。【選択図】図2

Description

本考案は、外表面に保護用突起が設けられているスーツケースに関する。
外表面に保護用突起が設けられているスーツケースが、好んで使用される。保護用突起の高さ分だけ、外表面が床や隣のスーツケースから離れるため、外表面に傷が付きにくくなるという利点がある。
保護用突起の有効利用を図る構造が各種提案されている(例えば、特許文献1(図1)参照)。
特許文献1の図1に示されように、スーツケース(1)(括弧付き数字は、特許文献1に記載された符号を示す。以下同様)は、保護用突起に相当する台座(11)を備えている。この台座(11)はフック機能部(12)を備えている。フック機能部(12)は使用状態で上へ開くU溝である。
U溝であるため、小物袋(P)を引っ掛けることができる。台座(11)は、保護機能に加えてフック機能を発揮するため、付加価値が高まる。
ところで、スーツケース(1)はキャスタ(8)を備えている。キャスタ(8)を床上走行させれば、大型のスーツケースであっても楽に移動することができる。
この移動の際に、床の段差や路上の縁石を超える場合がある。このときにスーツケース(1)は上下動する。すると、小物袋(P)がU溝状のフック機能部(12)から外れることがある。
U溝を深くすることである程度の対応が可能であるが、U溝を深くすると台座(11)の強度が低下し、本来の保護機能に影響がでる。そのため、特許文献1でのU溝は比較的浅い。
スーツケース(1)の使われ方が多様化する中、保護機能を維持しつつ、フック機能を強化することができる構造が求められる。
実用新案登録第3181838号公報
本考案は、スーツケースにおいて、表面を保護しつつ、フック機能を強化することができる構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る考案は、床に置いたときや他のスーツケースに段積みしたときに外表面に傷が付かないように、前記外表面に保護用突起が設けられているスーツケースであって、
前記保護用突起は複数個設けられ、少なくとも1個は環状突起とされ、
この環状突起は、前記スーツケースを構成するケース本体又はこのケース本体の開口を塞ぐ蓋体に設けられるベース部材と、このベース部材に揺動自在に一端が止められ前記ベース部材とで環を形成する輪形成部材と、この輪形成部材に移動可能に収納され一部が前記輪形成部材の他端から突出するノック部材とを備え、
このノック部材は前記ベース部材に設けられるロック孔に嵌るロック爪を一体的に備え、このロック爪が前記ロック孔に嵌ったときに前記ベース部材と前記輪形成部材により前記環を形成するように構成されていることを特徴とする。
請求項2に係る考案は、床に置いたときや他のスーツケースに段積みしたときに外表面に傷が付かないように、前記外表面に保護用突起が設けられているスーツケースであって、
前記保護用突起は複数個設けられ、少なくとも1個は環状突起とされ、
この環状突起は、前記スーツケースを構成するケース本体又はこのケース本体の開口を塞ぐ蓋体に設けられるベース部材と、このベース部材に揺動自在に一端が止められ前記ベース部材とで環を形成する輪形成部材と、前記ベース部材に移動可能に収納され一部が前記ベース部材から突出するノック部材とを備え、
このノック部材は前記輪形成部材に設けられるロック孔に嵌るロック爪を一体的に備え、このロック爪が前記ロック孔に嵌ったときに前記ベース部材と前記輪形成部材により前記環を形成するように構成されていることを特徴とする。
請求項3に係る考案では、請求項1又は請求項2記載のスーツケースは、キャスターを備えていることを特徴とする。
請求項4に係る考案では、ノック部材は、キャスターが床に接しているときに、輪形成部材又はベース部材から上へ突出するように鉛直に配置されていることを特徴とする。
請求項5に係る考案では、請求項3記載のスーツケースは、キャスターが備えられている底面と、この底面に平行であってキャスターから最も離れている上面と、この上面及び底面で挟まる4つの側面とを有する6面体であり、4つの側面の少なくとも1つの側面に環状突起が設けられていることを特徴とする。
請求項6に係る考案では、保護用突起は、ケース本体及び蓋体と異色であることを特徴とする。
請求項1に係る考案では、外表面に保護用突起としての環状突起を備えている。環状突起はノック部材を操作することで開閉が可能である。
環状突起に小物袋の輪ひもを引っ掛けた場合、環状突起であるから輪ひもが上へ外れる心配がない。すなわち、フック機能が強化される。
よって、請求項1によれば、スーツケースの外表面を保護しつつ、フック機能を強化することができる構造が提供される。
請求項2に係る考案では、外表面に保護用突起としての環状突起を備えている。環状突起はノック部材を操作することが開閉が可能である。
環状突起に小物袋の輪ひもを引っ掛けた場合、環状突起であるから輪ひもが上へ外れる心配がない。すなわち、フック機能が強化される。
よって、請求項2によれば、スーツケースの外表面を保護しつつ、フック機能を強化することができる構造が提供される。
なお、請求項1ではノック部材が輪形成部材に設けられるが、請求項2ではノック部材はベース部材に設けられる。請求項2の方が輪形成部材の構造が簡単になり、輪形成部材は軽量化が図れる。
一方、請求項1では、ノック部材が輪形成部材に設けられているため、ノック部材が手前に配置され、結果、ノック部材の操作性が高まる。
請求項3に係る考案では、スーツケースはキャスターを備えている。キャスターを備えているため、スーツケースは重くても差し付けなく、スーツケースの大型化が達成できる。
請求項4に係る考案では、ノック部材は、輪形成部材又はベース部材から上へ突出する。ノック部材が上に突出しているため、ノック部材を容易に押し下げることができる。
請求項5に係る考案では、請求項4記載のスーツケースは、底面と、上面と、この上面及び底面で挟まる4つの側面とを有する6面体であり、4つの側面の少なくとも1つの側面に環状突起が設けられている。環状突起を設けることにより、任意の側面の外表面を保護することができる。
請求項6に係る考案では、保護用突起は、ケース本体及び蓋体と異色である。スーツケースが、カラフルとなり、意匠性を高めることができる。また、似たようなスーツケースが並ぶ場合であっても、保護用突起が目印となり、自分のスーツケースを容易に発見することができる。従来のタグやハンカチなどの目印が不要となる。
本考案に係るスーツケースの使用形態を示す図である。 スーツケースの斜視図である。 環状突起の斜視図である。 環状突起の分解斜視図である。 環状突起の断面図である。 環状突起の作用図である。 別の形態のスーツケースを示す図である。 環状突起の変更例を示す図である。 更に別の形態のスーツケースを示す図である。 更に別の形態のスーツケースを示す図である。 環状突起の変更例を示す図である。 環状突起の更なる変更例を示す図である。
本考案の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、請求項1に係る考案は図1〜図11で説明し、請求項2に係る考案は図12に基づいて説明する。
図1に示すように、スーツケース10は大型の箱型鞄であり、外表面16に保護用突起11、11を備えている。保護用突起11、11を取付ける面の反対側の面に側面ハンドル12及びファスナーのスライダー13、13を備える。
一方の保護用突起11は通常の突起15であり、他方の保護用突起11は、本考案の環状突起40である。
保護用突起11、11を備えることでスーツケース10の外表面16が床17に接触しないため、床17に起因する傷が外表面16に発生しない。また、複数のスーツケース10を段積みした場合にも接触による傷が外表面16に発生しない。
図2に示すように、スーツケース10は、ケース本体18と、このケース本体18の開口を塞ぐ蓋体19とからなる箱型鞄であり、キャスター21が備えられている底面22と、この底面22に平行であってキャスター21から最も離れている上面23と、この上面23及び底面22で挟まる4つの側面24〜27とを有する6面体である。
図1において、4つの側面24〜27は、第1側面24、第2側面25、この第2側面25の反対側の面である第3側面26及び第4側面27とからなる。第1側面24に側面ハンドル12及びスライダー13、13が設けられ、第4側面27に保護用突起11、11が設けられている。
図2に示すように、上面23に引き出し可能なキャリーハンドル28及び上面ハンドル29が設けられ、第4側面27に4個の保護用突起11が設けられている。4個の保護用突起11のうち、キャスター21に近い位置に通常の突起15、15が設けられ、キャスター21から遠い位置に環状突起40、40が設けられている。
環状突起40に、小物袋31の輪ひも32が引っ掛けられている。環状突起40はキャスター21から十分に離れているため、小物袋31の底が床17に触れる心配はない。なお、小物袋31はバッグ、手提げ鞄、買い物袋、ビニール袋など小物を入れる袋であれば種類は問わない。また、輪ひも32は、小物袋31の上部から延びる逆U字形又は○状の手持ち部であれば、種類は問わない。
環状突起40の構造は後述するが、環状突起40は構造が複雑であるため、通常の突起15より高価になる。通常の突起15には、貫通孔33が形成されている。貫通孔33の形状は略D環状としたが、これに限定されず単純な輪形状であっても差し支えない。通常の突起15に貫通孔33を形成することで、カラビナやひもを使って物を掛けることができる。なお、実施例では、通常の突起15に貫通孔33を形成したがこれに限定されず、貫通孔33が形成されていない通常の突起15を使用しても差し支えない。

図2では上部の2個を環状突起40としたが、1個と環状突起40とし、他の1個を通常の突起15にすることは差し支えない。すなわち、複数の保護用突起11を備えたスーツケース10において、少なくとも1個が環状突起40であればよい。個数が少ないほどスーツケース10の製造コストを低減することができるからである。
また、ケース本体18や蓋体19と、保護用突起11を同色にする他、異色にしてもよい。異色の場合は、カラフルとなり、スーツケース10の意匠性に特長を持たせることができる。
この場合、通常の突起15と環状突起40を同色にする他、異色にしてもよい。異色の場合は、さらにカラフルとなる。
空港のターンテーブル上などには似たようなスーツケース10が並ぶ。一般にタグや布(ハンカチやスカーフ)を付けて目印とするが、上記のように異色にすることで、識別性が高まる。すなわち、異色にすることにより、通常の突起15及び/又は環状突起40が目印となり、タグや布が不要となる。
次に、図3〜図5に基づいて、環状突起40の好適な構造を説明する。
図4に示すように、環状突起40は、ベース部材41と、このベース部材41にピン42を介して一端43aが止められる輪形成部材43と、この輪形成部材43の他端43bに収納されるノック部材45及びスプリング46とからなる。
ベース部材41は、平板部47と、この平板部47の一端から上に延びる第1柱部48と、この第1柱部48の上部に一体形成されたピン孔49付き支持部51と、平板部47の他端から上に延びる第2柱部52と、この第2柱部52の上部に一体形成されたロック孔53つき支持部54とを備える。
輪形成部材43は、一端43aにピン孔55を有し、側面の途中に長孔状のガイド孔56を備える棒状の部材である。ガイド孔56は両側面に各々設けることが望ましいが、一方の側面だけに設けることは差し支えない。
ノック部材45は、輪形成部材43にスライド可能に嵌る棒状部58と、この棒状部58の正面に形成される指掛け部59と、棒状部58の背面から延ばされるロッド部61と、棒状部58の側面から延ばされガイド孔56に嵌るガイド突起62とを備える。棒状部58は下部が局部的に切り欠かれており、この切り欠き部63にロック孔53に嵌るロック爪64を備えている。
これらを組み立てると、図3に示す環状突起40が得られる。ノック部材45の一部が輪形成部材43の他端43bから突出している。また、輪形成部材43の他端43bの幅は、第2柱部52の上部の幅と同じ若しくは小さい。結果、輪形成部材43に下向き外力が加わっても輪形成部材43が第2柱部52で支持され、それ以上の揺動が阻止される。
図5に示すように、ベース部材41がケース本体18又は蓋体19にビス65、65で固定される。輪形成部材43は、他端43b側にノック部材45を移動可能に収納する収納溝66を備え、一端43a側にロッド部61を移動可能に収納するロッド収納部67を備える。
ベース部材41と輪形成部材43とで、環68が形成され、この環68に小物袋の輪ひも(図6、符号32)が収納される。ロック爪64がロック孔53に嵌っているため、輪ひも(図6、符号32)が環68から外れる心配はない。
指掛け部59を人為的に押すとスプリング46が圧縮され、ロッド部61がロッド収納部67へ進入する。加えて、ガイド突起62がガイド孔(図4、符号56)で案内される。ロッド部61とガイド突起62が案内されるため、ノック部材45が輪形成部材43から外れる心配はない。
指掛け部59が押されたので、ロック爪64がロック孔53から外れる。次に、ピン42を中心にして、輪形成部材43が揺動される(図では上げられる)。
図6は、図5の作用図であり、図5と同一要素には図5の符号を流用し、詳細な説明は省略する。なお、図6は図2と同じ向きにした。
図6に示すように、環68が開放された。結果、輪ひも32を矢印(1)のように環状突起40から外すことができる。又は、矢印(2)のように外から輪ひも32を環状突起40内へ入れることができる。この後、ノック部材45を押しながら、ロック爪64をロック孔53へ嵌めればよい。これで、図2のようになる。
なお、スーツケース10には、図2に示すキャスター21を備えるものと、キャスター21を備えないものがある。
キャスター21を備えないスーツケース10であっても、環状突起40に輪ひも32を引っ掛けることができる。
よって、キャスター21を備えるスーツケース10に本考案の環状突起40を付設することを原則とするが、キャスター21を備えないスーツケース10に本考案の環状突起40を付設することは差し付けない。
次に、本考案の変更例を説明する。
図7に示すように、第4側面27に複数個(この例では4個)の保護用突起11を設ける場合に、4個全てを環状突起40にしてもよい。キャスター21に近い方の環状突起40には、犬用のリード(引き綱)69の輪ひも32を掛けることができる。又は、グループ旅行の場合、仲間のスーツケース同士を紐で結ぶことがある。この紐の輪ひも32をキャスター21に近い方の環状突起40に掛けることができる。よって、環状突起40の用途は、小物袋31を引っ掛ける用途に限定されるものではない。
図8に示すように、環状突起40の形状は適宜変更可能である。
すなわち、図8(a)に示すように、ベース部材41及び輪形成部材43は長方形にしてもよい。
図8(b)に示すように、ベース部材41及び輪形成部材43を長方形にした上で、ノック部材45に丸みを持たせてもよい。
図8(c)に示すように、ベース部材41の角を丸めてもよい。
また、図8(d)に示すように、ベース部材41を長円形にしてもよい。
図9に示すように、保護用突起11を第3側面26(及び/又は第2側面25)に設けてもよい。複数のスーツケース10が段積みされる場合に、側面25、26に傷が付くことを防止できる。
又は、図10に示すように、保護用突起11を第1側面24に設けてもよい。この場合は、保護用突起11で側面ハンドル12及びスライダー13を保護することができる。
よって、図9において、4つの側面24〜27の任意の面に保護用突起11を設けることができる。ただし、保護用突起11には、少なくとも1個の環状突起40を含める。
環状突起40の更なる変更例を次に説明する。
図11(a)に示すように、ロック爪64の先端に第1テーパー面71を形成する。そして、支持部54に第1テーパー面71に対応する第2テーパー面72を形成する。
なお、スプリング46でノック部材45がピン42から離れる方向へ付勢されるが、ガイド突起62がガイド孔(図3、符号26)で位置規制される。位置規制された状態で、第1テーパー面71と第2テーパー面72が局部的に重なるように第1・第2テーパー面71、72が形成されている。
ノック部材45に触れることなく、輪形成部材43の他端43bを押す(矢印(3))。すると、第1・第2テーパー面71、72のテーパー作用により、ノック部材45はスプリング46を圧縮する側へ移動する。移動(矢印(3))を継続すると、ロック孔53にロック爪64が嵌る。
結果、図11(b)の形態になる。図11(b)では、ノック部材45を人為的に移動(矢印(4))することで、図11(a)にすることができる。
次に、図12に基づいて、環状突起40の更なる変更例を説明する。
図12(a)に示すように、ノック部材45は、ベース部材41に設けてもよい。ベース部材41が棒状となり、輪形成部材43がC形状になる。
図12(b)にて、ノック部材45を人為的に押すと、図12(a)に示すように、ロック孔53からロック爪64が外れ、ピン42を中心に輪形成部材43を揺動させることができる。
図11と図12から明らかなように、ノック部材45は、ベース部材41と輪形成部材43との何れに設けてもよい。
ただし、図12の構造であれば、ノック部材45がベース部材41に設けられているため、輪形成部材43の構造が簡単になり、軽くなる。反面、ノック部材45が奥に配置され、ノック部材45の操作がやや難しくなる。
この点、図11の構造であれば、ノック部材45が輪形成部材43に設けられ、ノック部材45が手前に配置されるため、操作が容易になる。
尚、スーツケース10は、旅行用スーツケースの他、アタッシュケース、通常のハードケースであってもよく、サイズや用途は任意である。
本考案は、保護用突起を備えたスーツケースに好適である。
10...スーツケース
11...保護用突起
15...通常の突起
16...スーツケースの外表面
17...床
18...ケース本体
19...蓋体
21...キャスター
22...底面
23...上面
24〜27...4つの側面
31...小物袋
32...輪ひも
40...環状突起
41...ベース部材
42...ピン
43...輪形成部材
43a...輪形成部材の一端
43b...輪形成部材の他端
45...ノック部材
53...ロック孔
64...ロック爪
68...環

Claims (6)

  1. 床に置いたときや他のスーツケースに段積みしたときに外表面に傷が付かないように、前記外表面に保護用突起が設けられているスーツケースであって、
    前記保護用突起は複数個設けられ、少なくとも1個は環状突起とされ、
    この環状突起は、前記スーツケースを構成するケース本体又はこのケース本体の開口を塞ぐ蓋体に設けられるベース部材と、このベース部材に揺動自在に一端が止められ前記ベース部材とで環を形成する輪形成部材と、この輪形成部材に移動可能に収納され一部が前記輪形成部材の他端から突出するノック部材とを備え、
    このノック部材は前記ベース部材に設けられるロック孔に嵌るロック爪を一体的に備え、このロック爪が前記ロック孔に嵌ったときに前記ベース部材と前記輪形成部材により前記環を形成するように構成されていることを特徴とするスーツケース。
  2. 床に置いたときや他のスーツケースに段積みしたときに外表面に傷が付かないように、前記外表面に保護用突起が設けられているスーツケースであって、
    前記保護用突起は複数個設けられ、少なくとも1個は環状突起とされ、
    この環状突起は、前記スーツケースを構成するケース本体又はこのケース本体の開口を塞ぐ蓋体に設けられるベース部材と、このベース部材に揺動自在に一端が止められ前記ベース部材とで環を形成する輪形成部材と、前記ベース部材に移動可能に収納され一部が前記ベース部材から突出するノック部材とを備え、
    このノック部材は前記輪形成部材に設けられるロック孔に嵌るロック爪を一体的に備え、このロック爪が前記ロック孔に嵌ったときに前記ベース部材と前記輪形成部材により前記環を形成するように構成されていることを特徴とするスーツケース。
  3. 請求項1又は請求項2記載のスーツケースは、キャスターを備えていることを特徴とするスーツケース。
  4. 前記ノック部材は、前記キャスターが前記床に接しているときに、前記輪形成部材又は前記ベース部材から上へ突出するように鉛直に配置されていることを特徴とする請求項3記載のスーツケース。
  5. 請求項4記載のスーツケースは、前記キャスターが備えられている底面と、この底面に平行であって前記キャスターから最も離れている上面と、この上面及び前記底面で挟まる4つの側面とを有する6面体であり、
    前記4つの側面の少なくとも1つの側面に前記環状突起が設けられていることを特徴とするスーツケース。
  6. 前記保護用突起は、前記ケース本体及び前記蓋体と異色であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスーツケース。
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KR102172507B1 (ko) * 2020-07-09 2020-10-30 문일호 여행용 캐리어

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