JP3205627U - アンカー用ねじ - Google Patents

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真也 児玉
真也 児玉
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Abstract

【課題】固定対象物を母材に固定するためのアンカー用ねじを提供すること。【解決手段】アンカー用ねじ1は、固定先とする母材に穿設されたプラグ挿入孔に挿入された樹脂製のプラグ内にねじ込むことにより、固定対象物を母材に固定するためのものであって、ねじ部の先端部のねじ山の形状を三角形状とし、ねじ部の先端部以降のねじ山の形状を先端側斜辺と後端側斜辺の角度が異なる台形状とする。【選択図】図1

Description

本考案は、アンカー用ねじに関する。
引き抜き耐久力を高めたアンカー用ねじが知られている(例えば、特許文献1)。
実用新案登録第3177609号公報
従来のアンカー用ねじでは、ねじ山の形状を台形状とすることで、引き抜き耐久力を向上させている。しかしながら、ねじ山の形状を台形状とすることで十分な引き抜き耐久力を得るためには、ねじの太さを一定以上確保する必要があり、コスト的に不利になる可能性があった。
本考案によるアンカー用ねじは、固定先とする母材に穿設されたプラグ挿入孔に挿入された樹脂製のプラグ内にねじ込むことにより、固定対象物を前記母材に固定するためのアンカー用ねじであって、ねじ部の先端部のねじ山の形状を三角形状とし、ねじ部の先端部以降のねじ山の形状を先端側斜辺と後端側斜辺の角度が異なる台形状とすることを特徴とする。
本考案によれば、ねじ部の先端部以降のねじ山の形状を先端側斜辺と後端側斜辺の角度が異なる台形状としたことで、プラグ挿入孔内で樹脂製のプラグをより大きく拡張させることができ、引張強度を向上させることができる。このため、より細いネジでも十分な強度を得ることができ、コスト的に有利となる。
アンカー用ねじの形状を模式的に示した図である。 アンカー用ねじの使用方法を模式的に示した図である。 アンカー用ねじのねじ山部分を模式的に示した図である。 アンカー用ねじの先端部のねじ山形状を模式的に示した図である。 アンカー用ねじの先端部以降のねじ山形状を模式的に示した図である。 ねじ山の角度を示した図である。
図1は、本実施の形態におけるアンカー用ねじの形状を模式的に示した図である。アンカー用ねじ1は、固定先とする母材に穿設されたプラグ挿入孔に挿入された樹脂製のプラグ内にねじ込むことにより、固定対象物を母材に固定するために用いられる。なお、アンカー用ねじ1の長さは特に限定されないが、例えば、40mm、55mm、65mm、80mmのような長さとなる。また、アンカー用ねじ1の太さも特に限定されないが、例えば、4.4mmのような太さとなる。
図2は、アンカー用ねじ1の使用方法を模式的に示した図である。図2(A)に示すように、作業者は、コンクリートの壁などの固定先とする母材に、あらかじめコンクリートドリルなどの工具を用いて、プラグ挿入孔2aを穿設しておく。作業者は、このプラグ挿入孔2aに、樹脂製のプラグ2bを挿入する。なお、ここで用いるプラグ2bは、公知のため詳細な説明は省略するが、例えば、ナイロン製のプラグが用いられる。
作業者は、図2(B)に示すように、固定するための固定対象物2cが母材に接した状態で、固定対象物2cの表面側から、固定対象物2cを貫通するかたちでプラグ2b内にアンカー用ねじ1をねじ込む。これによって、アンカー用ねじ1によってプラグ挿入孔2a内でプラグ2bが拡張し、図2(C)に示すように、壁面に固定対象物2cを強固に取り付けることができる。
本実施におけるアンカー用ねじ1は、プラグ2bへ挿入しやするするとともに、挿入後に抜け難くすることで固定強度を向上させるために、その構造に工夫が施されている。以下、図3〜図6を用いて、本実施の形態におけるアンカー用ねじ1について説明する。
図3は、アンカー用ねじ1のねじ山部分を模式的に示した図である。アンカー用ねじ1のねじ部は、先端部3aと先端部以降3bとで、ねじ山の形状が異なっている。具体的には、先端部3aにおいては、図4に示すように、ねじ山の形状は三角形状となっており、先端部以降3bにおいては、図5に示すように、ねじ山の形状は、先端側斜辺と後端側斜辺の角度が異なる台形状となっている。ねじ山が設けられるねじ部の長さは特に限定されないが、一例を挙げると、アンカー用ねじ1の先端から28mmの長さまでをねじ部とし、そのうち、先端から5mmの長さまでを先端部3a、それ以降を先端部以降3bとする方法が考えられる。
図6は、本実施の形態におけるアンカー用ねじ1のねじ山の角度を示した図である。図6(A)に示すように、先端部3aのねじ部については、ねじ山の角度6aは60度に設計されている。また、図6(B)に示すように、先端部以降3bのねじ部については、台形状のねじ山の先端側斜辺の角度6bが65度、後端側斜辺の角度6cが25度に設計されている。なお、図6に示した角度は、あくまでも一例であり、本実施の形態における機能や効果を損なうことがない範囲で、その角度は変更可能である。
図4および図6(A)に示したように、先端部3aをねじ山の形状を三角形状とし、その先端が尖ったタッピングねじとすることにより、樹脂製のプラグ2bへの挿入開始時に、アンカー用ねじ1をプラグ2bへ挿入しやすい構造となっている。
また、図5および図6(B)に示したように、先端部以降3bにおいては、ねじ山の形状を台形状とし、台形状のねじ山の先端側斜辺の角度6bを大きくしてある。これによって、アンカー用ねじ1をプラグ2bへ挿入する際には、樹脂製のプラグ2bへの挿入時に必要な力を低減させて、アンカー用ねじ1をプラグ2bへ挿入しやすくすることができる。一方で、台形状のねじ山の、後端側斜辺の角度cは小さくしてある。これによって、アンカー用ねじ1をプラグ2bへ挿入した後の引張強度を向上させることができるため、アンカー用ねじ1が抜け落ちて固定対象物2cが母材から外れることを防止することができる。また、先端部以降3bにおいては、ねじ山の形状を上記のような台形状としたことで、プラグ2bをより大きく拡張させることができ、挿入後の引張強度向上させることができる。
例えば、ねじ部の直径が4.4mmのアンカー用ねじ1と、直径5mmのタッピングねじと、直径4.5mmの木ねじを対象として行った実験においては、直径4.5mmの木ねじの引張強度の平均が3.30kN、直径5mmのタッピングねじの引張強度の平均が4.39kNであるのに対して、ねじ部の直径を4.4mmとしたアンカー用ねじ1では、引張強度の平均が5.62kNとなっており、直径が同程度の他のねじと比較して、高い引張強度が確認されている。
また、本実施の形態におけるアンカー用ねじ1では、ねじ部を2条ねじとする。これによって、ねじを1回転させたときに進む距離(リード)をねじ山の間隔(ピッチ)の2倍にすることができ、作業効率を向上させることができる。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)アンカー用ねじ1では、ねじ部の先端部3aのねじ山の形状を三角形状とし、ねじ部の先端部以降3bのねじ山の形状を先端側斜辺と後端側斜辺の角度が異なる台形状とするようにした。このように、ねじ部の先端部3aのねじ山の形状を三角形状とすることで、樹脂製のプラグ2bへの挿入開始時に、アンカー用ねじ1をプラグ2bへ挿入しやすくすることができる。また、ねじ部の先端部以降3bにおいては、ねじ山の形状を台形状としたことで、プラグ2bをより大きく拡張させることができ、挿入後の引張強度を向上させることができる。
(2)アンカー用ねじ1では、台形状のねじ山の先端側斜辺の角度よりも、後端側斜辺の角度の方を小さくするようにした。これによって、アンカー用ねじ1をプラグ2bへ挿入する際には、樹脂製のプラグ2bへの挿入時に必要な力を低減させて、アンカー用ねじ1をプラグ2bへ挿入しやすくすることができる。また、アンカー用ねじ1をプラグ2bへ挿入した後の引張強度を向上させることができるため、固定対象物2cが母材から外れることを防止することができる。
(3)アンカー用ねじ1では、ねじ部を2条ねじとするようにした。これによって、リードをピッチの2倍にすることができ、作業効率を向上させることができる。
(4)アンカー用ねじ1では、ねじ部の先端部は、先端が尖ったタッピングとして。これによって、樹脂製のプラグ2bへの挿入開始時に、アンカー用ねじ1をプラグ2bへ挿入しやすくすることができる。
なお、本考案の特徴的な機能を損なわない限り、本考案は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。
1 アンカー用ねじ
2a プラグ挿入孔
2b 樹脂製のプラグ
2c 固定対象物
3a 先端部
3b 先端部以降

Claims (6)

  1. 固定先とする母材に穿設されたプラグ挿入孔に挿入された樹脂製のプラグ内にねじ込むことにより、固定対象物を前記母材に固定するためのアンカー用ねじにおいて、
    ねじ部の先端部のねじ山の形状を三角形状とし、前記ねじ部の先端部以降のねじ山の形状を先端側斜辺と後端側斜辺の角度が異なる台形状とすることを特徴とするアンカー用ねじ。
  2. 請求項1に記載のアンカー用ねじにおいて、
    前記台形状のねじ山の先端側斜辺の角度よりも、後端側斜辺の角度の方が小さいことを特徴とするアンカー用ねじ。
  3. 請求項2に記載のアンカー用ねじにおいて、
    前記台形状のねじ山の先端側斜辺の角度が65度であり、後端側斜辺の角度が25度であることを特徴とするアンカー用ねじ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のアンカー用ねじにおいて、
    前記ねじ部を2条ねじとすることを特徴とするアンカー用ねじ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のアンカー用ねじにおいて、
    前記三角形状のねじ山の山角度が60度であることを特徴とするアンカー用ねじ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のアンカー用ねじにおいて、
    前記ねじ部の先端部は、先端が尖ったタッピングねじであることを特徴とするアンカー用ねじ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020016276A (ja) * 2018-07-24 2020-01-30 未来工業株式会社 ねじ釘及び部材固定装置
JP2021060067A (ja) * 2019-10-04 2021-04-15 積水ハウス株式会社 固定部材

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