JP3183258U - ドリル交換用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドリルの取付け・取外しが簡単・迅速に、かつ安全に行えるようにした安価なドリル交換用治具を提供する。
【解決手段】ドリル1のシャンク1aを、シャンクアダプター3Aの軸穴3bに圧入状態で取付けるとともに、シャンクアダプター3Aの軸穴3bから取外すためのドリル交換用治具2Aである。治具本体2aに、ドリル1の先端を突き当てる突き当て部2bと、シャンクアダプター3Aの先端を突き当てた状態でドリル1を貫通させる貫通穴2cとの少なくとも一方が形成されている。
【選択図】図2

Description

本考案は、ドリル交換用治具に関する。
従来、図11に示すように、ドリル20のシャンク20aを、シャンクアダプター21の軸穴21aに挿入して取付けるようにしたものがある(特許文献1参照)。
この技術では、ドリル20のシャンク20aに被係止部20bが形成され、シャンクアダプター21の軸穴21aに回り止め部材23が取付けられている。そして、ドリル20のシャンク20aの被係止部20bが回り止め部材23の頭部に係合することで、シャンクアダプター21に対するドリル20の回転を規制するようになっている。
また、シャンク20aの被係止部20bを軸方向の傾斜面とし、この傾斜面を回り止め部材23の頭部に接触させながら係合することで、ドリル20を圧入状態で取付けるものもある。
ところで、電気工事の現場で、配線用金具を取付けるための下穴を電動ドリルでコンクリート壁等にあける作業が行われることが多々ある。この場合、小径のドリル(例えば2.5〜4.5mm)を使用することが多いことから、ドリルの摩耗や損傷が生じやすい。
そのため、電動ドリルのチャック爪でドリルを直接掴む第1のタイプでは、手動ハンドルによるチャックの開閉操作だけで、ドリル20の交換(ドリルの取付け・取外し)が行える。
また、ドリル20のシャンク20aをシャンクアダプター21の軸穴21aに圧入状態で取付けて、電動ドリルのチャック穴でシャンクアダプター21を保持する第2のタイプでも、シャンクアダプター21とともにドリル20の交換が簡単に行える。
第2のタイプでは、シャンクアダプター21のタイプを変えれば〔例えば、コンビ軸ビットやSDSビット(Zスピンドル)〕、それに対応する電動ドリルのチャック穴にドリル20を取付け・取外しできる。このことから、ドリル20に摩耗や損傷が生じたときは、ドリル20だけを交換すればよいので、安価になるという利点がある。また、刃型の形状が異なるドリル(例えば、コンクリートや石材用刃型、タイル用刃型、薄い鉄板やステンレスのような金属用刃型等)の交換が簡単にできるという利点もある。
特開2000−198006号公報
しかしながら、第2のタイプでは、ドリル20をシャンクアダプター21に圧入状態で取付けているから、ドリル20をシャンクアダプター21から取外すときには、工具(ペンチ等)で相当な力を込めて掴みながら引き抜くという作業が必要となる。
そのため、電気工事の現場等では、ドリル20の交換に手間と時間がかかるうえ、引き抜く作業に危険が伴うことから、このような現場での交換が簡単・迅速に、かつ安全に行える安価な治具が要望されている。
本考案は、前記要望に応えるためになされたもので、ドリルの取付け・取外しが簡単・迅速に、かつ安全に行えるようにした安価なドリル交換用治具を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本考案の第1の手段は、ドリルのシャンクを、シャンクアダプターの軸穴に圧入状態で取付けるとともに、前記シャンクアダプターの軸穴から取外すためのドリル交換用治具である。そして、治具本体に、前記ドリルの先端を突き当てる突き当て部と、前記シャンクアダプターの先端を突き当てた状態でドリルを貫通させる貫通穴との少なくとも一方が形成されていることを特徴とするドリル交換用治具である。
本考案の第2の手段は、ドリルのシャンクを、シャンクアダプターの軸穴に圧入状態で取付けるとともに、前記シャンクアダプターの軸穴から取外すためのドリル交換用治具である。そして、治具本体に、前記ドリルの先端を突き当てる突き当て部と、前記シャンクアダプターの先端を突き当てた状態でドリルを貫通させる貫通穴とが形成されていることを特徴とするドリル交換用治具である。
本考案の第1、第2の手段によれば、ドリルをシャンクアダプターに取付けるときは、ドリルのシャンクをシャンクアダプターの軸穴に挿入する。ついで、治具本体の突き当て部にドリルの先端を突き当て、少し力を込めて、治具本体をシャンクアダプター側に押し付け(若しくはシャンクアダプターを治具本体側に押し付け)ると、ドリルのシャンクがシャンクアダプターの軸穴に圧入されて行く。
この時点での圧入は、ドリルがシャンクアダプターから自重で抜け落ちない程度でよく、作業時にドリルの先端をコンクリート壁等に押し付けると、その反力で、ドリルのシャンクがシャンクアダプターの軸穴に完全圧入されるようになる。これにより、シャンクアダプターにドリルが完全圧入状態で取付けられることになる。
一方、摩耗等が生じたドリルをシャンクアダプターから取外すときは、治具本体の貫通穴にドリルを貫通させて、シャンクアダプターの先端を突き当てる。ついで、工具や手袋を着けた指等でドリルの先端側を掴んで、治具本体をハンマー等で軽く叩くと、その衝撃力でドリルのシャンクがシャンクアダプターの軸穴から抜け外れる。これにより、シャンクアダプターからドリルを取外すことができる。
このように、ドリル交換用治具を用いれば、ドリルの取付け・取外しが簡単・迅速に、かつ安全に行え、ドリル交換用治具も安価に製造できるようになる。
前記治具本体は、軸体で構成され、前記突き当て部は、前記軸体の端部から軸方向にあけられたドリル挿入用穴の底部であり、前記貫通穴は、前記軸体の周面部にあけられた軸直角方向の貫通穴である構成とすることができる。
この構成によれば、治具本体を軸体で構成して、突き当て部は、軸体の端部から軸方向にあけたドリル挿入用穴の底部とすることができ、貫通穴は、軸体の周面部にあけた軸直角方向の貫通穴とすることができる。これにより、ドリル交換用治具がシンプルで、より安価に製造することができる。
前記治具本体は、平板体で構成され、前記突き当て部は、前記平板体の面部であり、前記貫通穴は、前記平板体の面部にあけられた板厚方向の貫通穴である構成とすることができる。
この構成によれば、治具本体を平板体で構成して、突き当て部は、平板体の面部とすることができ、貫通穴は、平板体の面部にあけた板厚方向の貫通穴とすることができる。これにより、ドリル交換用治具がシンプルで、より安価に製造することができる。
前記突き当て部に、耐摩耗製のゴム若しくは合成樹脂が取付けられている構成とすることができる。
この構成によれば、突き当て部に、耐摩耗製のゴム若しくは合成樹脂を取付けることで、治具本体の突き当て部に突き当てたときのドリルの先端の損傷を未然に防止できるようになる。
前記貫通穴に、前記シャンクアダプターのテーパ状先端が嵌まり込むテーパ状座ぐりが形成されている構成とすることができる。
この構成によれば、シャンクアダプターのテーパ状先端が嵌まり込むテーパ状座ぐりを貫通穴に形成することで、貫通穴に対してシャンクアダプターをセンタリング状態で位置決めできるようになる。また、テーパ状座ぐりにテーパ状先端が面対面で嵌まり込むようにすれば、治具本体をハンマー等で叩いて、ドリルのシャンクをシャンクアダプターの軸穴から抜き外す際に、衝撃力がテーパ状座ぐりからテーパ状先端に均等に伝達される。したがって、より軽い力でドリルのシャンクをシャンクアダプターの軸穴から抜き外すことができる。
前記治具本体に、ストラップ若しくは紐の通し穴が形成されている構成とすることができる。
この構成によれば、治具本体の通し穴にストラップ若しくは紐を通すことで、治具本体を、例えば電動ドリル等に吊り下げて紛失を未然に防止できること、あるいは治具本体にドリル交換用治具のアダプター等を吊り下げておくことができる。
本考案によれば、ドリルの取付け・取外しが簡単・迅速に、かつ安全に行え、ドリル交換用治具も安価に製造できるようになる。
本考案に係る第1実施形態のドリル交換用治具であり、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は(a)のI−I線断面図である。 (a)はシャンクアダプターとドリルの分離状態の側面図、(b)はシャンクアダプターに圧入したドリルを取外す作業前の側面図である。 (a)(b)はシャンクアダプターにドリルを取付ける作業要領の側面図である。 (a)(b)はシャンクアダプターからドリルを取外す作業要領の側面図である。 本考案に係る第2実施形態のドリル交換用治具であり、(a)は平面図、(b)は(a)のII−II線断面図である。 (a)はシャンクアダプターとドリルの分離状態の側面図、(b)はシャンクアダプターに圧入したドリルを取外す作業前の側面図である。 (a)(b)はシャンクアダプターにドリルを取付ける作業要領の側面図である。 (a)(b)はシャンクアダプターからドリルを取外す作業要領の側面図である。 本考案に係る第3実施形態のドリル交換用治具であり、(a)(b)はシャンクアダプターからドリルを取外す作業要領の側面図である。 (a)(b)は別例のシャンクアダプターの側面図である。 背景技術のシャンクアダプターにドリルを取付けた側面断面図である。
以下、本考案を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図4は、第1実施形態のドリル交換用治具2Aである。図1はドリル交換用治具2Aであり、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は(a)のI−I線断面図である。
図2(a)はシャンクアダプター3Aとドリル1の分離状態の側面図、図2(b)はシャンクアダプター3Aに圧入したドリル1を取外す作業前の側面図である。
最初に、ドリル1とシャンクアダプター3Aとの関係を説明する。ドリル1は、市販されている小径のドリル(本例では3.5mmとしている。)であるが、シャンク1aには、斜面(勾配)1bが形成されている。
シャンクアダプター3Aは、本例では「コンビ軸ビット」と呼ばれるタイプで、電動ドリルのチャック爪に使用できる大径軸3fと、電動ドリルのチャック角穴に使用できる小径角軸3gとを備えているものである。なお、小径角軸3gは、電動ドリルのチャック角穴に挿入することで回り止めされ、図示しないがチャック角穴のボールが窪みに着脱可能に嵌ることで抜け止めされる。
別例のシャンクアダプター3Bは、図10(a)(b)に示すように、「Z軸スピンドル(SDSビット)」と呼ばれるタイプで、シャンク、アダプターのスピンドル部分を交換するだけで、ストレートシャンクからSDSシャンクになる丸軸3hを備えているものである。なお、丸軸3hは、電動ドリルのチャック丸穴に挿入すると、図示しないがチャック丸穴のキーにキー溝が嵌ることで回り止めされ、チャック丸穴のボールが窪みに着脱可能に嵌ることで抜け止めされる。
本実施形態では、後述するヘッド3aが同じ構造であれば、いずれのタイプのシャンクアダプター3A,3Bでも使用することができ、以下では、シャンクアダプター3Aのみについて説明する。なお、シャンクアダプター3A,3Bのタイプは、この2例に限られるものではない。
シャンクアダプター3Aのヘッド3aには、ドリル1のシャンク1aを挿入する軸穴3bと、この軸穴3bと直交する交差穴3cとが形成されて、交差穴3cには、軸穴3b内に一部(頭部)が突出する鋼球製ボール(回り止め部材)4Aが嵌め込まれている。
そして、ヘッド3aの軸穴3bにドリル1のシャンク1aを挿入すると、シャンク1aの斜面1bがボール4Aの頭部に食い込むように係合することで、ドリル1が回り止めされると同時に、軸穴3bに圧入状態で抜け落ちないように取付けられるようになる。
なお、ドリル1のシャンク1aに斜面1bを形成する代わりに、シャンク1aをテーパ状に形成する。また、シャンクアダプター3Aのヘッド3aの軸穴3bにボール(回り止め部材)4Aを設ける代わりに、軸穴3bをテーパ穴に形成する。そして、テーパ状のシャンク1aをテーパ穴の軸穴3bにテーパ係合することで、ドリル1が回り止めされると同時に、ドリル1が軸穴3bに圧入状態で抜け落ちないように取付けられるようにすることもできる。
一方、ドリル交換用治具2Aは、ドリル1のシャンク1aを、シャンクアダプター3Aの軸穴3bに圧入状態で抜け落ちないように取付けるとともに、完全圧入状態で取付けられたシャンクアダプター3Aの軸穴3bから取外すための治具である。
ドリル交換用治具2Aは、治具本体2aを備え、この治具本体2aは、丸軸体で構成されている。治具本体2aには、ドリル1の先端を突き当てる突き当て部2bと、シャンクアダプター3Aのテーパ状先端3jを突き当てた状態でドリル1を貫通させる貫通穴2cとが形成されている。なお、治具本体2aは、丸軸体である必要はなく、多角軸体(四角軸や六角軸等)であってもよい。
具体的には、突き当て部2bは、治具本体2aの丸軸体の一端部から軸方向にあけられたドリル挿入用穴2dの底部であり、貫通穴2cは、ドリル挿入用穴2dの底部とは離間して、丸軸体の周面部に軸直角方向にあけられている。
突き当て部2bであるドリル挿入用穴2dの底部には、耐摩耗製のゴム(若しくは合成樹脂)5が接着等で取付けられている。
また、貫通穴2cには、シャンクアダプター3Aのテーパ状先端3jがセンタリング状態で嵌まり込むテーパ状座ぐり2fが形成されている。このテーパ状座ぐり2fのテーパ角は、面対面で嵌まり込むようにするために、シャンクアダプター3Aのテーパ状先端3jのテーパ角と同じであることが好ましい。このようにすれば、テーパ状座ぐり2fにテーパ状先端3jが面対面で嵌まり込むようになる。なお、シャンクアダプター3Aの先端3jがテーパ状ではなく、フラット状であれば、テーパ状座ぐり2fは不要である。
さらに、治具本体2aである丸軸体の他端部の付近には、ストラップ若しくは紐の通し穴2gが形成されている。
前記のようにドリル交換用治具2Aを構成すれば、ドリル1をシャンクアダプター3Aに取付けるときは、図3(a)のように、ドリル1のシャンク1aをシャンクアダプター3Aの軸穴3bに挿入する。ついで、図3(b)のように、シャンクアダプター3Aの後端部を基台(板片やコンクリート片、あるいはテーブル等)6の上に置き、治具本体2aのドリル挿入用穴2dをドリル1に挿入する。
そして、ドリル1の先端を突き当て部2bであるゴム5に突き当て、少し力を込めて治具本体2aをシャンクアダプター3A側に押し付ける(矢印a参照)。すると、ドリル1のシャンク1aの斜面1bがボール4Aに食い込むように係合することで、シャンク1aがシャンクアダプター3Aの軸穴3bに圧入されて行く。これにより、ドリル1が回り止めされると同時に、軸穴3bに圧入状態で抜け落ちないように取付けられるようになる。
なお、シャンクアダプター3Aとドリル1の両方を片手で握って、シャンクアダプター3Aの後端部を基台6に軽く当てるように共打ちして取付けることも可能である。この場合には、ドリル交換用治具2Aは不要である。
この時点での圧入は、ドリル1がシャンクアダプター3Aから自重で抜け落ちない程度でよい。そして、作業時にドリル1の先端をコンクリート壁等に押し付けると、その反力で、シャンク1aの斜面1bがボール4Aに深く食い込むように係合することで、軸穴3bに完全圧入されるようになる。これにより、シャンクアダプター3Aにドリル1が完全圧入状態で取付けられることになる。
一方、摩耗等が生じたドリル1をシャンクアダプター3Aから取外すときは、図4(a)(b)のように、治具本体2aの貫通穴2cにドリル1を貫通させて、シャンクアダプター3Aのテーパ状先端3jをテーパ状座ぐり2fに嵌め込んで突き当てる。ついで、工具または手に嵌めた手袋8でドリル1の先端側を掴んで、治具本体2aをハンマー等9で軽く叩くと(矢印b参照)、その衝撃力でボール4Aとの係合が外れたドリル1のシャンク1aがシャンクアダプター3Aの軸穴3bから抜け外れる(矢印c参照)。これにより、シャンクアダプター3Aからドリル1を取外すことができる。
このように、ドリル交換用治具2Aを用いれば、ドリル1の取付け・取外しが簡単・迅速に、かつ安全に行え、ドリル交換用治具2Aも安価に製造できるようになる。
また、治具本体2aを軸体で構成して、突き当て部2bは、軸体の端部から軸方向にあけたドリル挿入用穴2dの底部とすることができ、貫通穴2cは、軸体の周面部にあけた軸直角方向の貫通穴とすることができる。これにより、ドリル交換用治具2Aがシンプルで、より安価に製造することができる。
さらに、突き当て部2bに、耐摩耗製のゴム(若しくは合成樹脂)5を取付けることで、治具本体2aの突き当て部2bに突き当てたときのドリル1の先端の損傷を未然に防止できるようになる。
また、シャンクアダプター3Aのテーパ状先端3jが嵌まり込むテーパ状座ぐり2fを貫通穴2cに形成することで、貫通穴2cに対してシャンクアダプター3Aをセンタリング状態で位置決めできるようになる。また、テーパ状座ぐり2fにテーパ状先端3jが面対面で嵌まり込むようにすることができる。このようにすれば、治具本体2aをハンマー等9で叩いて、ドリル1のシャンク1aをシャンクアダプター3Aの軸穴3bから抜き外す際に、衝撃力がテーパ状座ぐり2fからテーパ状先端3jに均等に伝達される。したがって、より軽い力でドリル1のシャンク1aをシャンクアダプター3Aの軸穴3bから抜き外すことができる。
さらに、治具本体2aの通し穴2gにストラップ若しくは紐を通すことで、治具本体2aを、例えば電動ドリル等に吊り下げて紛失を未然に防止できる。あるいは治具本体2aにドリル交換用アダプター等(基台6の代わりとなる鉄板片、手袋8の代わりとなる耐刃性巻き付けシート、ハンマー等9やそれに代わる棒状体等)を吊り下げておくことができる。
図5〜図8は、第2実施形態のドリル交換用治具2Bである。図5はドリル交換用治具2Bであり、(a)は平面図、(b)は(a)のII−II線断面図である。
図6(a)はシャンクアダプター3Aとドリル1の分離状態の側面図、図6(b)はシャンクアダプター3Aに圧入したドリル1を取外す作業前の側面図である。
シャンクアダプター3Aは、第1実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。なお、本例のシャンクアダプター3Aの交差穴3cには、第1実施形態のボール(回り止め部材)4Aに代えて、ピン(回り止め部材)4Bが嵌め込まれているが、その作用効果は、ボール4Aと同じである。
ドリル交換用治具2Bは、治具本体2aを備えている。この治具本体2aは、円形の平板体で構成されている。治具本体2aには、ドリル1の先端を突き当てる突き当て部2bと、シャンクアダプター3Aの先端を突き当てた状態でドリル1を貫通させる貫通穴2cとが形成されている。なお、治具本体2aは、円形である必要はなく、多角形(四角形や六角形等)であってもよい。
具体的には、突き当て部2bは、治具本体2aの平板体の一側の面部であり、貫通穴2cは、突き当て部2bとは離間して、平板体の面部に板厚方向にあけられている。
突き当て部2bである治具本体2aの面部の中央には、有底穴2hが形成され、この有底穴2hの底部には、耐摩耗製のゴム(若しくは合成樹脂)5が接着等で取付けられている。
また、貫通穴2cには、シャンクアダプター3Aのテーパ状先端3jがセンタリング状態で嵌まり込むテーパ状座ぐり2fが形成されている。このテーパ状座ぐり2fのテーパ角は、シャンクアダプター3Aのテーパ状先端3jのテーパ角と同じであることが好ましい。なお、シャンクアダプター3Aの先端3jがテーパ状ではなく、フラット状であれば、テーパ状座ぐり2fは不要である。
さらに、治具本体2aである平板体には、具体的に図示しないが、第1実施形態と同様のストラップ若しくは紐の通し穴が形成されていてもよい。
前記のようにドリル交換用治具2Bを構成すれば、ドリル1をシャンクアダプター3Aに取付けるときは、図7(a)のように、ドリル1のシャンク1aをシャンクアダプター3Aの軸穴3bに挿入する。ついで、図7(b)のように、治具本体2aの他側の面部を基台(板片やコンクリート片、あるいはテーブル等)6の上に置く。
そして、ドリル1の先端をゴム5に突き当て、少し力を込めてシャンクアダプター3Aを治具本体2a側に押し付ける(矢印a参照)。すると、ドリル1のシャンク1aの斜面1bがピン4Bに食い込むように係合することで、ドリル1のシャンク1aがシャンクアダプター3Aの軸穴3bに圧入されて行く。これにより、ドリル1が回り止めされると同時に、軸穴3bに圧入状態で抜け落ちないように取付けられるようになる。
なお、シャンクアダプター3Aとドリル1の両方を片手で握って、シャンクアダプター3Aの後端部を基台6に軽く当てるように共打ちして取付けることも可能である。この場合には、ドリル交換用治具2Bは不要である。
この時点での圧入は、ドリル1がシャンクアダプター3Aから自重で抜け落ちない程度でよく、作業時にドリル1の先端をコンクリート壁等に押し付ける。すると、その反力で、シャンク1aの斜面1bがピン4Bに深く食い込むように係合することで、軸穴3bに完全圧入されるようになる。これにより、シャンクアダプター3Aにドリル1が完全圧入状態で取付けられることになる。
一方、摩耗等が生じたドリル1をシャンクアダプター3Aから取外すときは、図8(a)(b)のように、治具本体2aの貫通穴2cにドリル1を貫通させて、シャンクアダプター3Aのテーパ状先端3jをテーパ状座ぐり2fに嵌め込んで突き当てる。ついで、工具または手に嵌めた手袋8でドリル1の先端側を掴んで、治具本体2aをハンマー9等で軽く叩くと(矢印b参照)、その衝撃力でピン4Bとの係合が外れたドリル1のシャンク1aがシャンクアダプター3Aの軸穴3bから抜け外れる(矢印c参照)。これにより、シャンクアダプター3Aからドリル1を取外すことができる。
第2実施形態のドリル交換用治具2Bであれば、治具本体2aを平板体で構成して、突き当て部2bは、平板体の面部とすることができ、貫通穴2cは、平板体の面部にあけた板厚方向の貫通穴とすることができる。これにより、ドリル交換用治具2Bがシンプルで、より安価に製造することができる。その他の作用効果は、第1実施形態と同様である。
図9は、第3実施形態のドリル交換用治具2Cであり、(a)(b)はシャンクアダプター3Aからドリル1を取外す作業要領の側面図である。
第3実施形態のドリル交換用治具2Cは、第2実施形態のドリル交換用治具2Bと比較して、突き当て部2bが無く、貫通穴2cのみが形成された簡易タイプである。なお、治具本体2aである平板体には、具体的に図示しないが、第1実施形態と同様のストラップ若しくは紐の通し穴が形成されていてもよい。
前記のようにドリル交換用治具2Cを構成すれば、ドリル1をシャンクアダプター3Aに取付ける機能は無いが、摩耗等が生じたドリル1をシャンクアダプター3Aから取外すときは、図9(b)のように、治具本体2aの貫通穴2cにドリル1を貫通させる。その後、シャンクアダプター3Aのテーパ状先端3jをテーパ状座ぐり2fに嵌め込んで突き当てる。ついで、工具または手に嵌めた手袋8でドリル1の先端側を掴んで、治具本体2aをハンマー等9で軽く叩くと(矢印b参照)、その衝撃力でピン4Bとの係合が外れたドリル1のシャンク1aがシャンクアダプター3Aの軸穴3bから抜け外れる(矢印c参照)。これにより、シャンクアダプター3Aからドリル1を取外すことができる。
第3実施形態のドリル交換用治具2Cであれば、第2実施形態のドリル交換用治具2Bよりも、よりシンプルで、より安価に製造することができる。
なお、具体的に図示しないが、第3実施形態のドリル交換用治具2Cは、貫通穴2cに代えて、突き当て部2bのみが形成された簡易タイプとすることもできる。
1 ドリル
1a シャンク
1b 斜面
2A,2B,2C ドリル交換用治具
2a 治具本体
2b 突き当て部
2c 貫通穴
2d ドリル挿入用穴
2f 座ぐり
2g 通し穴
3A,3B シャンクアダプター
3b 軸穴
3j テーパ状先端
4A ボール(回り止め部材)
4B ピン(回り止め部材)
5 ゴム等
6 基台
9 ハンマー等

Claims (7)

  1. ドリルのシャンクを、シャンクアダプターの軸穴に圧入状態で取付けるとともに、前記シャンクアダプターの軸穴から取外すためのドリル交換用治具であって、
    治具本体に、前記ドリルの先端を突き当てる突き当て部と、前記シャンクアダプターの先端を突き当てた状態でドリルを貫通させる貫通穴との少なくとも一方が形成されていることを特徴とするドリル交換用治具。
  2. ドリルのシャンクを、シャンクアダプターの軸穴に圧入状態で取付けるとともに、前記シャンクアダプターの軸穴から取外すためのドリル交換用治具であって、
    治具本体に、前記ドリルの先端を突き当てる突き当て部と、前記シャンクアダプターの先端を突き当てた状態でドリルを貫通させる貫通穴とが形成されていることを特徴とするドリル交換用治具。
  3. 前記治具本体は、軸体で構成され、前記突き当て部は、前記軸体の端部から軸方向にあけられたドリル挿入用穴の底部であり、前記貫通穴は、前記軸体の周面部にあけられた軸直角方向の貫通穴であることを特徴とする請求項2に記載のドリル交換用治具。
  4. 前記治具本体は、平板体で構成され、前記突き当て部は、前記平板体の面部であり、前記貫通穴は、前記平板体の面部にあけられた板厚方向の貫通穴であることを特徴とする請求項2に記載のドリル交換用治具。
  5. 前記突き当て部に、耐摩耗製のゴム若しくは合成樹脂が取付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のドリル交換用治具。
  6. 前記貫通穴に、前記シャンクアダプターのテーパ状先端が嵌まり込むテーパ状座ぐりが形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のドリル交換用治具。
  7. 前記治具本体に、ストラップ若しくは紐の通し穴が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のドリル交換用治具。
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