JP3186066U - ドリル用シャンクアダプター - Google Patents

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Abstract

【課題】インパクトドリルや振動ドリルに用いた場合でも、ドリルをシャンクアダプターの軸穴からスムーズに引き抜くことができるドリル用シャンクアダプターを提供する。
【解決手段】周面に凹溝部1bと偏平部1cとが形成されたドリル1のシャンク部1aを挿入する軸穴3bを有している。この軸穴に、偏平部1cに軸直角方向から接触してドリルを回り止めする回り止め部材6と、凹溝部1bに軸直角方向から着脱可能に嵌まり合ってドリルを抜け止めする抜け止め部材5とを有し、ドリルのシャンク部1aの後端縁が軸穴3bの内周面に食い込むのを防止する食い込み防止部(カット面)1dが設けられている。このカット面は、その軸心側の縁部が軸穴の底部に接触する一方、反軸心側の縁部が軸穴の底部に接触しない角度を有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、ドリル用シャンクアダプターに関する。
従来、図7に示すように、ドリル20のシャンク部20aを、シャンクアダプター21の軸穴21aに挿入して取付けるようにしたものがある(特許文献1参照)。
この技術では、ドリル20のシャンク部20aに被係止部20bが形成され、シャンクアダプター21の軸穴21aに回り止め部材23が取付けられている。そして、ドリル20のシャンク部20aの被係止部20bが回り止め部材23の頭部に係合することで、シャンクアダプター21に対するドリル20の回転を規制するようになっている。
また、シャンク部20aの被係止部20bを軸方向の傾斜面とし、この傾斜面を回り止め部材23の頭部に接触させながら係合することで、ドリル20を圧入状態で取付けるものもある。
ところで、電気工事の現場で、配線用金具を取付けるための下穴をインパクトドリルや振動ドリル等の電動工具でコンクリート壁やモルタル壁等にあける作業が行われることが多々ある。この場合、小径のドリル(例えば2.5〜4.5mm)を使用することが多いことから、ドリルの摩耗や損傷が生じやすい。
そのため、電動工具のチャック爪でドリルを直接掴む第1のタイプでは、手動ハンドルによるチャックの開閉操作だけで、ドリル20の交換(ドリルの取付け・取外し)が行える。
また、ドリル20のシャンク部20aをシャンクアダプター21の軸穴21aに圧入状態で取付けて、電動工具のチャック穴でシャンクアダプター21を保持する第2のタイプでも、シャンクアダプター21とともにドリル20の交換が簡単に行える。
第2のタイプでは、シャンクアダプター21のタイプを変えれば〔例えば、コンビ軸ビットやSDSビット(Zスピンドル)〕、それに対応する電動工具のチャック穴にドリル20を取付け・取外しできる。このことから、ドリル20に摩耗や損傷が生じたときは、ドリル20だけを交換すればよいので、安価になるという利点がある。また、刃型の形状が異なるドリル(例えば、コンクリートや石材用刃型、タイル用刃型、薄い鉄板やステンレスのような金属用刃型等)の交換が簡単にできるという利点もある。
しかしながら、第2のタイプでは、ドリル20をシャンクアダプター21に圧入状態で取付けているから、ドリル20をシャンクアダプター21から取外すときには、工具(ペンチ等)で相当な力を込めて掴みながら引き抜くという作業が必要となる。
そのため、図8(a)(b)に示すように、周面に凹溝部25bと偏平部25cとが形成されたドリル25のシャンク部25aを挿入する軸穴28aを有し、この軸穴28aに、偏平部25cに軸直角方向から接触してドリル25を回り止めする回り止め部材26と、凹溝部25bに軸直角方向から着脱可能に嵌まり合ってドリル25を抜け止めする抜け止め部材27とを有するシャンクアダプター28が提案されている。
このシャンクアダプター28では、図8(a)のドリルクランプ状態から図8(b)のように、クランプスリーブ29を矢印の方向に引くと、抜け止め部材27の拘束が無くなって、ドリル25をシャンクアダプター28の軸穴28aからスムーズに引き抜くことができる。
特開2000−198006号公報
しかしながら、シャンクアダプター28をインパクトドリルや振動ドリルに用いた場合、図9のように、ドリル25の先端部をコンクリート等に押し付ける反力(矢印参照)で、シャンク部25aの後端縁25eが軸穴28aの円錐状底部28bに押し付けられる。
このとき、図9の要部拡大部分に誇張して示すように、シャンク部25aの後端縁25eに外向きの膨れバリ25fが発生し、この膨れバリ25fが軸穴28aの内周面に食い込むようになる。
そのため、ドリル25をシャンクアダプター28の軸穴28aから引き抜く際に、膨れバリ25fが影響して、ドリル25を引き抜くのが困難になるという問題があった。
本考案は、前記問題を解消するためになされたもので、シャンクアダプターをインパクトドリルや振動ドリルに用いた場合であっても、ドリルをシャンクアダプターの軸穴からスムーズに引き抜くことができるドリル用シャンクアダプターを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本考案は、周面に凹溝部と偏平部とが形成されたドリルのシャンク部を挿入する軸穴を有している。前記軸穴に、前記偏平部に軸直角方向から接触して前記ドリルを回り止めする回り止め部材と、前記凹溝部に軸直角方向から着脱可能に嵌まり合って前記ドリルを抜け止めする抜け止め部材とを有するドリル用シャンクアダプターである。前記ドリルのシャンク部の後端縁が前記軸穴の内周面に食い込むのを防止する食い込み防止部が設けられていることを特徴とするものである。
本考案によれば、シャンクアダプターをインパクトドリルや振動ドリルに用いた場合であっても、ドリルの先端部をコンクリート等に押し付ける反力で、シャンク部の後端縁が軸穴の内周面に食い込まないようになる。したがって、ドリルをシャンクアダプターの軸穴からスムーズに引き抜くことができる。
前記食い込み防止部は、前記シャンク部の後端縁に形成されたカット面であり、このカット面は、その軸心側の縁部が前記軸穴の底部に接触する一方、反軸心側の縁部が前記軸穴の底部に接触しない角度を有する構成とすることができる。
この構成によれば、食い込み防止部として、シャンク部の後端縁にカット面を形成し、このカット面の軸心側の縁部を軸穴の底部に接触させ、反軸心側の縁部を軸穴に接触させないものである。そして、ドリルの先端部をコンクリート等に押し付ける反力で、シャンク部の軸心側の縁部が軸穴の底部に押し付けられると、この軸心側の縁部に外向きの膨れバリが発生する。しかしながら、この膨れバリは、軸穴の内周面から離れた位置にあり、軸穴の内周面に食い込まないようになるから、ドリルをシャンクアダプターの軸穴からスムーズに引き抜くことができる。
前記食い込み防止部は、前記シャンク部の後端部から後方に突出して前記軸穴の底部に接触し、または前記軸穴の底部から前方に突出して前記ドリルの後端面に接触することで、前記シャンク部の後端縁を前記軸穴の底部に接触させないものである構成とすることができる。
この構成によれば、食い込み防止部として、シャンク部の後端部から後方に突出させて軸穴の底部に接触させ、または軸穴の底部から前方に突出させてドリルの後端面に接触させるものである。これにより、シャンク部の後端縁が軸穴の底部に接触しないようになる。そして、ドリルの先端部をコンクリート等に押し付ける反力で、シャンク部の後端縁が軸穴の底部に押し付けられない。つまり、そもそもシャンク部の後端縁に外向きの膨れバリが発生しないから、ドリルをシャンクアダプターの軸穴からスムーズに引き抜くことができる。
本考案によれば、シャンクアダプターをインパクトドリルや振動ドリルに用いた場合であっても、ドリルをシャンクアダプターの軸穴からスムーズに引き抜くことができる。
本考案に係る実施形態のドリル用シャンクアダプターであり、(a)はクランプ状態の側面断面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図、(d)はアンクランプ状態の側面断面図、(e)は(d)のC−C線断面図、(f)は(d)のD−D線断面図である。 (a)〜(d)は、クランプ操作とアンクランプ操作の説明図である。 (a)は軸穴にシャンク部を挿入する前の断面図、(b)は軸穴にシャンク部を挿入した後の断面図である。 (a)(b)は別例1の食い込み防止部、(c)(d)は別例2の食い込み防止部であり、(a)(c)は軸穴にシャンク部を挿入する前の断面図、(b)(d)は軸穴にシャンク部を挿入した後の断面図である。 別例1における軸穴にシャンク部を挿入した後の断面図である。 別例のドリル用シャンクアダプターであり、(a)はクランプ状態の側面断面図、(b)はアンクランプ状態の側面断面図である。 背景技術1のドリル用シャンクアダプターにドリルを取付けた側面断面図である。 背景技術2のドリル用シャンクアダプターであり、(a)はクランプ状態の側面断面図、(b)はアンクランプ状態の側面断面図である。 背景技術2のドリルのシャンク部の後端縁が軸穴の円錐状底部に押し付けられた側面断面図である。
以下、本考案を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図4は、ドリル用シャンクアダプター3Aである。
図1はドリル用シャンクアダプター3Aであり、(a)はクランプ状態の側面断面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図、(d)はアンクランプ状態の側面断面図、(e)は(d)のC−C線断面図、(f)は(d)のD−D線断面図である。
図2(a)〜(d)は、クランプ操作とアンクランプ操作の説明図である。図3(a)は軸穴3bにシャンク部1aを挿入する前の断面図、図3(b)軸穴3bにシャンク部1aを挿入した後の断面図である。図4は図3(b)の要部拡大図である。
ドリル1は、小径のドリル(本例では3.5mmとしている。)であり、シャンク部1aの周面には、環状の凹溝部1bとフラットな2面の偏平部1cとが前後位置に形成されている。また、シャンク部1aの後端縁には、特定形状のカット面1dが形成されている。このカット面1dについては、後で詳細に説明する。
シャンクアダプター3Aは、本例では「コンビ軸ビット」と呼ばれるタイプで、電動工具のチャック爪に使用できる大径軸3jと、電動工具のチャック角穴に使用できる小径角軸3kとを備えているものである。なお、小径角軸3kは、電動工具のチャック角穴に挿入することで回り止めされ、図示しないがチャック角穴のボールが窪みに着脱可能に嵌ることで抜け止めされる。
別例のドリル用シャンクアダプター3Bは、図6(a)(b)に示すように、「Z軸スピンドル(SDSビット)」と呼ばれるタイプで、シャンク、アダプターのスピンドル部分を交換するだけで、ストレートシャンクからSDSシャンクになる丸軸3mを備えているものである。なお、丸軸3mは、電動工具のチャック丸穴に挿入すると、図示しないがチャック丸穴のキーにキー溝が嵌ることで回り止めされ、チャック丸穴のボールが窪みに着脱可能に嵌ることで抜け止めされる。
本実施形態では、後述するヘッド3aが同じ構造であれば、いずれのタイプのシャンクアダプター3A,3Bでも使用することができ、以下では、シャンクアダプター3Aのみについて説明する。なお、シャンクアダプター3A,3Bのタイプは、この2例に限られるものではない。
シャンクアダプター3Aのヘッド3aには、ドリル1のシャンク部1aを挿入する軸穴3bと、この軸穴3bと直交する前後位置の交差穴3c,3dとが形成されている。前側の2個の交差穴3cには、軸穴3b内に一部が突出する抜け止め部材(鋼球)5がそれぞれ嵌め込まれている。後側の閉塞した交差穴3dには、軸穴3b内に一部が突出する回り止め部材(鋼球)6が嵌め込まれている。
前側の交差穴3cに対応するヘッド3aの外周には、前後方向に摺動操作可能なクランプスリーブ8が嵌合され、このクランプスリーブ8は、ヘッド3aの止め輪9との間に縮装されたスプリング10で大径部3fに当接するクランプ位置に付勢されている。
クランプスリーブ8の内周は、図1(a)のクランプ位置で抜け止め部材5を凹溝部1b内に押し下げるようになっており、クランプスリーブ8の内周には、図1(b)のアンクランプ位置で抜け止め部材5を凹溝部1b内から押し上げ可能な逃げ溝部8aが形成されている。
そして、図2(a)のように、クランプスリーブ8をスプリング10の付勢力に抗して手前(矢印参照)のアンクランプ位置に引いたまま、図2(b)のように、ヘッド3aの軸穴3bにドリル1のシャンク部1aを挿入すると、シャンク部1aの偏平部1cが回り止め部材6に接触することで、ドリル1が回り止めされる。
その後、図2(c)のように、クランプスリーブ8をスプリング10の付勢力でクランプ位置に戻すと、クランプスリーブ8の内周で抜け止め部材5が凹溝部1b内に押し下げられることで、ドリル1が抜け止めされる。
また、摩耗等が生じたドリル1をシャンクアダプター3Aから取外すときは、図2(d)のように、クランプスリーブ8をスプリング10の付勢力に抗して手前(矢印参照)のアンクランプ位置に引いたまま、ヘッド3aの軸穴3bからドリル1のシャンク部1aを引き抜くことで、シャンクアダプター3Aからドリル1を取外すことができる。
ドリル1のシャンク部1aの後端縁には、図3(a)のように、特定形状のカット面1dが形成されている。このカット面1dは、ドリル1のシャンク部1aの後端縁がシャンクアダプター3Aのヘッド3aの軸穴3bの内周面に食い込むのを防止する食い込み防止部として機能する。
具体的には、シャンクアダプター3Aのヘッド3aの軸穴3bの底には、軸穴3bを掘削するドリルの先端角に相当する角度(例えば130度)θの円錐状底部3eが形成されるようになる。
そこで、シャンク部1aの後端縁のカット面1dは、カット面1dの軸心側の縁部1eが軸穴3bの円錐状底部3eに接触し、反軸心側の縁部1fが軸穴3bの円錐状底部3eに接触しない角度とする特定形状とする。例えば、ドリル1の外径が3.5mmとすると、0.3mm程度の45度カット(C0.3)とすればよい。
ここで、シャンク部1aの後端縁には、俗に糸面と呼ばれるカット面が形成されることがある。この糸面は、鋭利部分を無くすためだけのカット面であり、前記のような特定形状を意図したものではない。
前記のように構成したシャンクアダプター3Aであれば、シャンクアダプター3Aをインパクトドリルや振動ドリルに用いた場合であっても、ドリル1の先端部をコンクリート等に押し付ける反力で、シャンク部1aの後端縁が軸穴3bの内周面に食い込まないようになるから、ドリル1をシャンクアダプター3Aの軸穴3bからスムーズに引き抜くことができる。
すなわち、食い込み防止部として、シャンク部1aの後端縁にカット面1dを形成し、このカット面1dの軸心側の縁部1eを軸穴3bの円錐状底部3eに接触させ、反軸心側の縁部1fが軸穴3bの円錐状底部3eに接触させないものである。
そして、ドリル1の先端部をコンクリート等に押し付ける反力で、シャンク部1aの軸心側の縁部1eが軸穴3bの円錐状底部3eに押し付けられると、図3(b)のように、この軸心側の縁部1eに外向きの膨れバリ1gが発生する。
しかしながら、この膨れバリ1gは、軸穴3bの内周面から離れた位置にあり、軸穴3bの内周面に食い込まないようになるから、ドリル1をシャンクアダプター3A,3Bの軸穴3bからスムーズに引き抜くことができる。
図4(a)(b)は別例1の食い込み防止部、(c)(d)は別例2の食い込み防止部であり、(a)(c)は軸穴3bにシャンク部1aを挿入する前の断面図、(b)(d)は軸穴3bにシャンク部1aを挿入した後の断面図である。
別例1では、ドリル1のシャンク部1aの後端部にねじ込んで、後端部から後方に突出して軸穴3bの円錐状底部3eに接触するねじ部材12を設けている。
別例2では、軸穴3bの円錐状底部3eにねじ込んで、円錐状底部3eから前方に突出してドリルの後端面に接触するねじ部材12を設けている。
各ねじ部材12は、ドリル1のシャンク部1aの後端縁がシャンクアダプター3Aのヘッド3aの軸穴3bの内周面に食い込むのを防止する食い込み防止部として機能する。
すなわち、各ねじ部材12は、シャンク部1aの後端縁が軸穴3bの円錐状底部3eに接触することを防止する。そして、ドリル1の先端部をコンクリート等に押し付ける反力で、シャンク部1aの後端縁が軸穴3bの円錐状底部3eに押し付けられない。つまり、そもそもシャンク部1aの後端縁に外向きの膨れバリが発生しないから、ドリル1をシャンクアダプター3Aの軸穴3bからスムーズに引き抜くことができる。
因みに、図5のように、別例1では、ねじ部材12の縁部に外向きの膨れバリ12aが発生する。
しかしながら、この膨れバリ12aは、軸穴3bの内周面から離れた位置にあり、軸穴3bの内周面に食い込まないようになるから、ドリル1をシャンクアダプター3Aの軸穴3bからスムーズに引き抜くことができる。
1 ドリル
1a シャンク部
1b 凹溝部
1c 偏平部
1d カット面(食い込み防止部)
1e 軸心側の縁部
1f 反軸心側の縁部
1g 膨れバリ
3A,3B ドリル用シャンクアダプター
3b 軸穴
3e 円錐状底部
5 抜け止め部材
6 回り止め部材
12 ねじ部材(食い込み防止部)
前記課題を解決するために、本考案の第1の手段は、周面に凹溝部と偏平部とが形成されたドリルのシャンク部を挿入する軸穴を有している。前記軸穴に、前記偏平部に軸直角方向から接触して前記ドリルを回り止めする回り止め部材と、前記凹溝部に軸直角方向から着脱可能に嵌まり合って前記ドリルを抜け止めする抜け止め部材とを有するドリル用シャンクアダプターである。前記ドリルのシャンク部の後端縁が前記軸穴の内周面に食い込むのを防止する食い込み防止部が設けられている。前記食い込み防止部は、前記シャンク部の後端縁に形成されたカット面であり、このカット面は、その軸心側の縁部が前記軸穴の底部に接触する一方、反軸心側の縁部が前記軸穴の底部に接触しない角度を有することを特徴とするものである。
本考案の第1の手段によれば、シャンクアダプターをインパクトドリルや振動ドリルに用いた場合であっても、ドリルの先端部をコンクリート等に押し付ける反力で、シャンク部の後端縁が軸穴の内周面に食い込まないようになる。したがって、ドリルをシャンクアダプターの軸穴からスムーズに引き抜くことができる。
また、食い込み防止部として、シャンク部の後端縁にカット面を形成し、このカット面の軸心側の縁部を軸穴の底部に接触させ、反軸心側の縁部を軸穴に接触させないものである。そして、ドリルの先端部をコンクリート等に押し付ける反力で、シャンク部の軸心側の縁部が軸穴の底部に押し付けられると、この軸心側の縁部に外向きの膨れバリが発生する。しかしながら、この膨れバリは、軸穴の内周面から離れた位置にあり、軸穴の内周面に食い込まないようになるから、ドリルをシャンクアダプターの軸穴からスムーズに引き抜くことができる。
本考案の第2の手段は、周面に凹溝部と偏平部とが形成されたドリルのシャンク部を挿入する軸穴を有している。前記軸穴に、前記偏平部に軸直角方向から接触して前記ドリルを回り止めする回り止め部材と、前記凹溝部に軸直角方向から着脱可能に嵌まり合って前記ドリルを抜け止めする抜け止め部材とを有するドリル用シャンクアダプターである。前記ドリルのシャンク部の後端縁が前記軸穴の内周面に食い込むのを防止する食い込み防止部が設けられている。前記食い込み防止部は、前記シャンク部の後端部から後方に突出して前記軸穴の底部に接触し、または前記軸穴の底部から前方に突出して前記ドリルの後端面に接触することで、前記シャンク部の後端縁を前記軸穴の底部に接触させないものであることを特徴とする
本考案の第2の手段によれば、シャンクアダプターをインパクトドリルや振動ドリルに用いた場合であっても、ドリルの先端部をコンクリート等に押し付ける反力で、シャンク部の後端縁が軸穴の内周面に食い込まないようになる。したがって、ドリルをシャンクアダプターの軸穴からスムーズに引き抜くことができる。
また、食い込み防止部として、シャンク部の後端部から後方に突出させて軸穴の底部に接触させ、または軸穴の底部から前方に突出させてドリルの後端面に接触させるものである。これにより、シャンク部の後端縁が軸穴の底部に接触しないようになる。そして、ドリルの先端部をコンクリート等に押し付ける反力で、シャンク部の後端縁が軸穴の底部に押し付けられない。つまり、そもそもシャンク部の後端縁に外向きの膨れバリが発生しないから、ドリルをシャンクアダプターの軸穴からスムーズに引き抜くことができる。

Claims (3)

  1. 周面に凹溝部と偏平部とが形成されたドリルのシャンク部を挿入する軸穴を有し、前記軸穴に、前記偏平部に軸直角方向から接触して前記ドリルを回り止めする回り止め部材と、前記凹溝部に軸直角方向から着脱可能に嵌まり合って前記ドリルを抜け止めする抜け止め部材とを有するドリル用シャンクアダプターにおいて、
    前記ドリルのシャンク部の後端縁が前記軸穴の内周面に食い込むのを防止する食い込み防止部が設けられていることを特徴とするドリル用シャンクアダプター。
  2. 前記食い込み防止部は、前記シャンク部の後端縁に形成されたカット面であり、このカット面は、その軸心側の縁部が前記軸穴の底部に接触する一方、反軸心側の縁部が前記軸穴の底部に接触しない角度を有することを特徴とする請求項1に記載のドリル用シャンクアダプター。
  3. 前記食い込み防止部は、前記シャンク部の後端部から後方に突出して前記軸穴の底部に接触し、または前記軸穴の底部から前方に突出して前記ドリルの後端面に接触することで、前記シャンク部の後端縁を前記軸穴の底部に接触させないものであることを特徴とする請求項1に記載のドリル用シャンクアダプター。
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