JP3205114U - ニット素材のキャップ - Google Patents

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猛志 上坪
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Abstract

【課題】鍔付きのキャップ、フード、マフラー、帽子といった様々な態様で無理なく着用することが可能になるニット素材のキャップを提供することを目的とする。【解決手段】使用者の頭部全体を覆って被着可能なニット素材でなる頭被部11と、頭被部11からその下方に連続して延びる筒状部21と、頭被部11に設けられた開口部12と、を備える。頭被部11に鍔部13を設ける。鍔部13は、頭被部11を形成しているニット素材に形成された折返し部に内包されている。ニット素材に、抗菌処理、接触冷感処理、防蚊処理及び紫外線遮蔽処理などの機能性処理を施しておいてもよい。【選択図】図4

Description

本考案は、ニット素材のキャップ、特に、ニット素材の伸び性や柔軟性を可及的最大限度に活用することによって様々な態様で着用することができるように工夫されたニット素材のキャップに関する。
ニット素材は編み物のことであり、その材料には、アクリル、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維や混紡のほか、綿、ウールなども使用されている。ニット素材は織物である布帛に比べて非常に大きな伸び性を発揮し、糸でループを作りながら編まれた素材である。ニット素材の優れた伸び性は、このループのタテにもヨコにも伸びる性質によって発揮される。また、ニット素材は、空気を含みやすい性質や優れた通気性をも有している。
上記の性質を備えるニット素材を採用したマフラー兼帽子が先行例によって提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1によって提案されているものは、耐紫外線効果のある薄手のポリエステルや絹のニット(ニット素材)を円筒状又は台形筒状に成型したものである。そして、このマフラー兼帽子は、首を通してマフラーとしての役割を発揮させたり、一部分を使用者の頭部に被せてフードの役割を発揮させ、かつ、余剰部分を首に通してマフラーの役割を発揮させたりすることができるとされている。
特開2007−314921号公報
しかしながら、特許文献1によって提案されているマフラー兼帽子は、その原形状が円筒状又は台形筒状であることにより、特に、その一部分を頭部に被せてフードの役割を果たさせるときに、頭部に被さったフードがその頭部を後方に引張るような作用を発揮することがあると考えられ、そのような状況が生じると、たとえ引張り力が小さな力であっても着用感が損なわれることを否めない。
本考案は、鍔付きのキャップ、フード、マフラー、帽子といった様々な態様で無理なく着用することが可能になるニット素材のキャップを提供することを目的とする。
本考案に係るニット素材のキャップは、着用時に使用者の頭部全体を覆って被着可能なニット素材でなる頭被部を有する。そして、上記頭被部からその下方に連続して延びるニット素材でなる筒状部と、上記頭被部に設けられてその頭被部を頭部に被着したときに使用者の顔面を露出させる開口部と、を備えている。ニット素材のキャップがこのように構成されていると、頭被部を頭部に被着したときに、頭部に無理な力が加わらないので着用感が悪くならない。また、この構成を有するニット素材のキャップは、開口部を有する頭被部とそれに連続する筒状部とを、縫い目を有しない編み組織で連続して形成することが可能であり、縫い目が無いこと(いわゆるシームレスであること)により、特に身体に密着して着用する本考案に係るニット素材のキャップにあっては、縫い目による引っかかりや肌への接触による不快感が無いので使用感が良好であり、また丈夫でもある。
本考案では、上記頭被部に、上記開口部の上部開口縁から前方に突き出た鍔部が設けられていると共に、この鍔部は、上記頭被部を形成しているニット素材に形成された折返し部に内包されている、という構成を採用することが可能である。この構成を採用することにより、着用時に鍔部が日除けや虫除けの役割を果たすようになる。
本考案において、上記筒状部は、捲り上げることによって使用者の首部周りを取り囲ませることが可能で、かつ、捲り上げることによって上記開口部から露出した使用者の顔面の鼻部、口部及び顎部を覆い隠すことが可能な長さを有することが望ましい。この構成を採用すると、頭被部を頭部に被せてキャップとしての使用態様を採りつつ、筒状部にマフラーとしての役割を持たせたり、あるいは、マスクとしての役割を持たせたりすることが可能である。
本考案において、上記開口部は、当該キャップを形成しているニット素材の性質を利用して上記頭部を挿通させることのできる大きさに形成されていることが望ましい。この構成を採用しておくと、頭部を開口部に挿通させることによって頭被部を首の後側に垂れ下げておくことが可能になる。したがって、暑いときなどには、そのような態様で着用して頭部に外風を当てたりすることができる。
本考案では、上記ニット素材が、裏地を有さない1層の編み組織のみによって形成されていることが望ましい。この構成を採用すると、全体が軽くてコンパクトに折り畳みやすくなるという利点や、上記したような態様での着用時の風通しが向上し、夏場でも比較的涼しく着用できるようになるという利点がある。
本考案は、上記ニット素材に、抗菌処理、接触冷感処理、防蚊処理及び紫外線遮蔽処理から選ばれる少なくとも1つの機能性処理が施されていることが望ましい。これらの機能性処理は、ニット素材の編み糸に抗菌剤や冷感剤、蚊忌避剤、紫外線遮蔽剤などを付着させておくことによって容易に実現することができる。
以上のように、本考案に係るニット素材のキャップは、鍔付きのキャップ、フード、マフラー、帽子といった様々な態様で無理なく着用することが可能になる。
本考案の実施形態に係るニット素材でなるキャップの原形状を例示した概略外観図である。 キャップの鍔部の構成を示した概略断面図である。 鍔部に用いられている芯材の平面図である。 キャップ及びマフラーとしての使用状態を示した説明図である。 (a)は鼻部、口部及び顎部を覆い隠した使用状態を示した説明図である。(b)は鼻部、口部及び顎部を異なる方法で覆い隠した使用状態を示した説明図である。 頭被部11を首の後側に垂れ下げたような使用状態を示した説明図である。 帽子のような使用状態を示した説明図である。
図1は本考案の実施形態に係るニット素材のキャップ100の原形状を例示した概略外観図である。図1のキャップ100にはニット素材が用いられていて、開口部12を備える頭被部11と、この頭被部11からその下方に連続して延びる長い筒状部21とを備えているほか、開口部12の上部開口縁14から前方に突き出た鍔部13を備えている。
図2は同キャップ100の鍔部13の構成を示した概略断面図、図3はその鍔部13に用いられている芯材15の平面図である。図3に示したように、芯材15には、厚紙、腰の強い布地、プラスチックなどを適宜用いることができる。この実施形態において、芯材15の形状には三日月形が採用されている。図2のように、鍔部13は、頭被部11を形成しているニット素材に形成された折返し部16に内包されている。具体的には、折返し部16によって芯材15が包み込まれていると共に、その折返し部16の短縁部17が、頭被部11の前縁部18に縫着されている。このキャップ100において、縫着箇所は折返し部16の短縁部17と頭被部11の前縁部18との縫着箇所の1箇所のみである。
冒頭で説明したように、ニット素材は非常に大きな伸び性を発揮する素材であり、ニット素材のそのような性質を活用することを意図して、上記した頭被部11は使用者の頭部に被着したときに心地よくフィットするサイズに形成されている。また、頭被部11の開口部12は使用者の顔面に合わせて適切なサイズに形成され、さらに、筒状部21は頭被部11のサイズに合わせて適切なサイズに形成されている。
上記のように構成されているキャップ100は、所定の自動編み機を用いることによって、筒状部21の下端に相当している裾部19から筒状部21を経て頭被部11の頂部に向けて順に連続して編み込まれ、最後の段階で、芯材15を包み込んだ折返し部16の短縁部17と頭被部11の前縁部18との重なり部が縫着される。
図4〜図7は上記キャップ100の様々な態様での使用状態を例示した説明図である。
図4はキャップ及びマフラーとしての使用状態を示している。この使用状態では、筒状部21に使用者の頭部及び首部を通すことによって、頭部に頭被部11を被着させ、かつ、首部を、捲り上げた筒状部21によって取り囲んでいる。また、開口部12から顔面の全体を露出させている。この使用状態では、鍔部13が日除けの役割を発揮する。
図5(a)及び図5(b)は鼻部、口部及び顎部を覆い隠す使用状態を示している。図5(a)に示す使用状態では、筒状部21に使用者の頭部及び首部を通すことによって、頭部に頭被部11を被着させ、かつ、筒状部21の外側に沿って捲り上げた筒状部21によって、開口部12から露出した使用者の顔面の鼻部、口部及び顎部を覆い隠している。また、図5(b)に示す使用状態では、筒状部21に使用者の頭部及び首部を通すことによって、頭部に頭被部11を被着させるまでは同じであるが、筒状部21を筒状部21の内側に折り返すことによって、開口部12から露出した使用者の顔面の鼻部、口部及び顎部を覆い隠しており、このようにすると、使用者の顔面の鼻部、口部及び顎部によりフィットして覆い隠すことができる。
図6は頭被部11を首の後側に垂れ下げたような使用状態を示している。この使用状態は、ニット素材が伸び性に富んでいるという性質を活用したものである。すなわち、ニット素材の伸び性を利用して開口部12を拡げ、そこに頭部を通して頭被部11を首の後側に垂れ下げることによりこの使用状態になる。
図7は帽子のような使用状態を示している。この使用状態は、頭被部11を頭部に被着すると共に、頭被部11の余剰部分や筒状部を捲り上げて頭部の周りに被着させている。
この実施形態のキャップ100は、ニット素材が、裏地を有さない1層の編み組織のみによって形成されている。そのため、軽量で、折り畳んでも嵩張らない。しかも着用時には編み組織の編み目によって極めて良好な通気性が確保される。そのため、夏場であっても、夏用セータのような通気性が発揮されるので、夏場でもスポーツや外歩きなどに好適に使用することができる。無論ニット素材によっては冬場でも使用することができ、その場合は太い毛糸を選択したり、編み組織を保温効果の高い厚手の組織にすればよい。
また、キャップ100を構成しているニット素材に、抗菌処理、接触冷感処理、防蚊処理及び紫外線遮蔽処理などの機能性処理を施しておいてもよい。これらの機能性処理のうち、抗菌処理は編み糸に公知の抗菌剤を付着させておくことによって容易に実現できる。同様に、接触冷感処理は編み糸に公知の冷感剤を付着させ、防蚊処理は編み糸に公知の蚊忌避剤を付着させ、紫外線遮蔽処理は編み糸に公知の紫外線遮蔽剤を、それぞれ付着させておくことによって実現できる。また、そのほかニット素材には静電防止加工など、多種多様な加工を施すことができる。
以上説明したキャップ100は、頭被部11を頭部に被着するときに、その頭被部11を筒状部21に対して無理に折り曲げたり変形させたりする必要がない。そのため、頭被部11が自然な状態で無理なく頭部に被着されるようになって良好な着用感が得られる。
11 頭被部
12 開口部
13 鍔部
16 折返し部
21 筒状部
100 キャップ

Claims (6)

  1. 着用時に使用者の頭部全体を覆って被着可能なニット素材でなる頭被部を有するニット素材のキャップであって、
    上記頭被部からその下方に連続して延びるニット素材でなる筒状部と、上記頭被部に設けられてその頭被部を頭部に被着したときに使用者の顔面を露出させる開口部と、を備えていることを特徴とするニット素材のキャップ。
  2. 上記頭被部に、上記開口部の上部開口縁から前方に突き出た鍔部が設けられていると共に、この鍔部は、上記頭被部を形成しているニット素材に形成された折返し部に内包されている請求項1に記載したニット素材のキャップ。
  3. 上記筒状部は、捲り上げることによって使用者の首部周りを取り囲ませることが可能で、かつ、捲り上げることによって上記開口部から露出した使用者の顔面の鼻部、口部及び顎部を覆い隠すことが可能な長さを有する請求項1又は請求項2に記載したニット素材のキャップ。
  4. 上記開口部は、当該キャップを形成しているニット素材の性質を利用して上記頭部を挿通させることのできる大きさに形成されている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載したニット素材のキャップ。
  5. 上記ニット素材が、裏地を有さない1層の編み組織のみによって形成されている請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載したニット素材のキャップ。
  6. 上記ニット素材に、抗菌処理、接触冷感処理、防蚊処理及び紫外線遮蔽処理から選ばれる少なくとも1つの機能性処理が施されている請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載したニット素材のキャップ。
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