JP3204941B2 - 限流装置 - Google Patents

限流装置

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JP3204941B2
JP3204941B2 JP17504398A JP17504398A JP3204941B2 JP 3204941 B2 JP3204941 B2 JP 3204941B2 JP 17504398 A JP17504398 A JP 17504398A JP 17504398 A JP17504398 A JP 17504398A JP 3204941 B2 JP3204941 B2 JP 3204941B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は限流装置に関し、詳
しくは、低圧、高圧、特高系統から基幹系統に至る全て
の電力系統に使用され、系統短絡事故による過電流や、
変圧器又はコンデンサ設備投入時のインラッシュ電流、
低圧系統の負荷投入時のインラッシュ電流を抑制するた
めの限流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、低圧、高圧、特高系統から基幹
系統に至る全ての電力系統では、系統短絡事故による過
電流や、変圧器又はコンデンサ設備投入時のインラッシ
ュ電流、低圧系統の負荷投入時にインラッシュ電流を抑
制するために限流装置を設けているのが一般的である。
【0003】この種の限流装置としては、従来、例えば
正温度特性(PTC)サーミスタの熱限流素子を用いた
限流装置や整流器型限流装置がある。
【0004】図5に示す限流装置は、電力系統の系統電
源1と負荷2との間に直列に接続された熱限流素子3を
用いたもので、その熱限流素子3は、過大な電流を流す
ことにより発熱してその温度上昇で高抵抗化させる素子
である。熱限流素子3は、図6に示すような抵抗−温度
特性を有するポリマー系材料やチタン酸バリウム系材料
を組成とするものがある。
【0005】例えば、図5に示すように短絡事故aが発
生して過電流が流れると、熱限流素子3が発熱してその
温度上昇で高抵抗化し、その結果、図7に示すように電
力系統に流れる過電流を抑制することができる。同図は
熱限流素子3に流れる連系電流を示し、熱限流素子3
は、同図に示すように短絡事故aの発生時点T1 から所
定時間経過した時点T2 で、過電流が抑制される限流効
果を発揮する特性を有するため、低速応答の限流効果が
必要な場合に好適である。
【0006】また、整流器型限流装置は、図8に示すよ
うに電力系統に直列に接続された整流ブリッジ回路4か
らなり、その整流ブリッジ回路4はダイオードD1 〜D
4 との単相ブリッジで構成され、一方の交流端子5にダ
イオードD1 ,D2 を接続し、他方の交流端子6にダイ
オードD3 ,D4 を接続し、直流端子7,8間に直流リ
アクトル9を接続した構成を有する。
【0007】このような構成を具備した整流器型限流装
置では、図9(a)(b)に示すように短絡事故aの発
生時点T1 から即座に過電流が抑制される限流効果を発
揮する特性を有するため、高速応答の限流効果が必要な
場合に好適である。尚、同図(a)は整流ブリッジ回路
4の交流端子5,6間に流れる連系電流、同図(b)は
整流ブリッジ回路4の直流端子7,8間に流れる直流コ
イル電流をそれぞれ示す。
【0008】この整流器型限流装置では、正常時、ダイ
オードD1 ,D2 は直流バイアス電流が重畳された交流
電流が流れてダイオードD3 ,D4 と同様に導通状態と
なっているので、交流側から見たインピーダンスが零と
なっている。
【0009】しかし、短絡事故aの発生により交流電流
が直流リアクトル9に流れる直流電流を上回れば、ダイ
オードD1 とD4 のペア又はダイオードD2 とD3 のペ
アのいずれかが停止する。これを交流端子5,6から見
ると、この間直流リアクトル9が交流回路に直列に挿入
されたことになり、その直流リアクトル9の端子電圧が
発生することにより限流動作を開始する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の熱限
流素子3を有する限流装置と整流ブリッジ回路4を有す
る限流装置についてそれぞれ以下のような問題があっ
た。
【0011】正温度特性(PTC)サーミスタの熱限流
素子3の場合、その熱限流素子3自体は構造が簡単で経
済的な電流制限素子であり、短絡事故時などの過電流に
より素子の発熱を得て限流作用を発揮させるものである
が、必然的に数十msecの動作遅れを生じ、突発電流を抑
制することができない欠点があった。
【0012】一方、整流器型限流装置では、短絡事故時
の過電流を直流リアクトル9のインダクタンスで限流効
果を的確に発揮できるが、直流リアクトル9に流れる直
流電流変化が半サイクルごとに増大するため、ある時間
帯の例えば50〜100msecの間、限流効果を期待する
にはコストも損失も大きくなり、比較的長時間の限流機
能を維持しようとすると、より大きな直流リアクトル9
を設置しなければならず、コスト面で経済的でないとい
う欠点がある。
【0013】そこで、本発明は前述した問題点に鑑みて
提案されたもので、短絡事故の発生時、突発電流を簡便
な手段により確実に抑制できると共に、比較的長時間の
限流機能を維持し得る経済的な限流装置を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本出願人は、熱限流素子
と整流器型限流装置とが具備する特性を相互に補完する
ことに着目し、前述の目的を達成するための技術的手段
として、本発明は、整流ブリッジ回路の交流端子を遮断
器を介して電力系統と直列に接続し、整流ブリッジ回路
の直流端子間に直流リアクトルを接続した限流装置にお
いて、以下の点を特徴とする。尚、後述する熱限流素子
としては、正温度特性(PTC)サーミスタが好適であ
る。 過電流により発熱してその温度上昇で高抵抗化
することにより前記遮断器が動作するまで限流機能を維
持する低速応答の熱限流素子を、短絡事故発生時の突発
電流を抑制する限流効果をインダクタンスにより持たせ
た高速応答の整流ブリッジ回路の直流リアクトルに直列
に接続し、整流ブリッジ回路と並列に、前記遮断器によ
る解列でもって短絡電流が転流する限流リアクトルを接
続し、前記整流ブリッジ回路と前記熱限流素子の両者が
短絡事故発生時にそれぞれの限流機能を発揮すること。
短絡事故発生時の突発電流を抑制する限流効果を、
前記直流リアクトルのインダクタンスにより持たせた高
速応答の整流ブリッジ回路の交流側に、過電流により発
熱してその温度上昇で高抵抗化することにより前記遮断
器が動作するまで限流機能を維持する低速応答の熱限流
素子を直列に接続し、前記整流ブリッジ回路と前記熱限
流素子の両者が短絡事故発生時にそれぞれの限流機能を
発揮すること。 短絡事故発生時の突発電流を抑制す
る限流効果を、前記直流リアクトルのインダクタンスに
より持たせた高速応答の整流ブリッジ回路の交流側に、
過電流により発熱してその温度上昇で高抵抗化すること
により前記遮断器が動作するまで限流機能を維持する低
速応答の熱限流素子を直列に接続し、整流ブリッジ回路
と熱限流素子の直列回路と並列に、前記遮断器による解
列でもって短絡電流が転流する限流リアクトルを接続
、前記整流ブリッジ回路と前記熱限流素子の両者が短
絡事故発生時にそれぞれの限流機能を発揮すること。
【0015】本発明の限流装置では、熱限流素子と整流
ブリッジ回路とが相互に補完する機能を発揮し、短絡事
故の発生時、整流ブリッジ回路により突発電流を確実に
抑制できて高速応答の限流効果を発揮し、また、熱限流
素子により比較的長時間の限流機能を維持できて低速応
答の限流効果を発揮する。
【0016】また、前述した特徴点では、整流ブリ
ッジ回路側に並列に限流リアクトルを接続したことによ
り、短絡事故の発生時、直流リアクトルにより高速で限
流した後、限流リアクトルに転流させることにより、電
力系統の連系を解列させることなく、短絡電流を抑制す
る限流機能を継続させることができる。
【0017】更に、特徴点では、整流ブリッジ回路
の交流側に熱限流素子を直列に接続したことにより、特
徴点のように熱限流素子を直流リアクトルと直列に接
続する場合と比較して、定常運転時における熱限流素子
での損失(定常損失)を1/2に低減することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る限流装置の実施形態
を以下に詳述する。
【0019】図1、図3及び図4に示す第1、第2及び
第3の実施形態における各限流装置は、4つのダイオー
ドD1 〜D4 でブリッジ構成され、その交流端子12,
13を電力系統を直列に接続し、直流端子14,15間
に直流リアクトル16を接続した整流ブリッジ回路11
を具備し、この整流ブリッジ回路11に熱限流素子17
を付加した基本構成とする。この熱限流素子17として
は、図6に示すような抵抗−温度特性を有するポリマー
系材料やチタン酸バリウム系材料を組成とする正温度特
性(PTC)サーミスタが好適である。以下の各実施形
態は、その熱限流素子17の接続箇所と限流リアクトル
18の有無でそれぞれ相違する。
【0020】まず、第1の実施形態における限流装置
(図1参照)は、熱限流素子17を直流リアクトル16
に直列に接続し、整流ブリッジ回路11と並列に限流リ
アクトル18を接続した構成を有する。
【0021】この限流装置では、熱限流素子17を整流
ブリッジ回路11の直流リアクトル16に直列に接続し
たことにより、熱限流素子17と整流ブリッジ回路11
とが具備する特性を相互に補完する。即ち、短絡事故の
発生時、整流ブリッジ回路11により突発電流を確実に
抑制できて高速応答の限流効果を発揮し、また、遮断器
19が動作するまでの間、熱限流素子17により限流機
能を維持できる。
【0022】短絡事故の発生時に流れる過電流を即座に
抑制すると共にその限流機能を比較的長時間に亘って維
持することが要求される場合、この限流装置によれば、
例えば、図2(a)(b)に示すように短絡事故発生時
点T1 から数十msec程度の比較的短時間の間は、直流リ
アクトル16のインダクタンスにより限流効果を持た
せ、その所定時間が経過した時点T2 以降は、それまで
に流れていた過電流による熱限流素子17の高抵抗化に
より限流効果を持たせる。
【0023】尚、同図(a)は整流ブリッジ回路11の
交流端子12,13間に流れる連系電流、同図(b)は
整流ブリッジ回路11の直流端子14,15間に流れる
直流コイル電流をそれぞれ示す。
【0024】このように簡便な構造を有する熱限流素子
17を追加して直流リアクトル16に直列に接続するこ
とにより、整流ブリッジ回路11の直流リアクトル16
のインダクタンス値を大きくすることなく、短絡事故時
の過電流を即座に抑制すると共にその限流機能を比較的
長時間に亘って維持することが要求された場合であって
も確実に対処できる。
【0025】一方、短絡事故の発生時、直流リアクトル
16及び熱限流素子17により限流した後、その限流機
能を発揮している間に遮断器19を開放させて整流ブリ
ッジ回路11を解列させる。この遮断器19による解列
でもって短絡電流を限流リアクトル18に転流させるこ
とにより、電力系統の連系を解列させることなく、短絡
電流を抑制する限流機能を継続させることができる。
【0026】以上の限流動作を図2で説明すると、短絡
事故発生時点T1 から約1.5サイクルまでの間(時点
2 まで)は直流リアクトル16で限流し、その後、約
3サイクルまでの間(時点T3 まで)は熱限流素子17
で限流し、3サイクル後に遮断器19を開放し、限流リ
アクトル18側に転流させている。
【0027】次に、第2の実施形態における限流装置
(図3参照)は、整流ブリッジ回路11の交流側に熱限
流素子17を直列に接続した構成を有する。また、第3
の実施形態における限流装置(図4参照)は、整流ブリ
ッジ回路11の交流側に熱限流素子17を直列に接続
し、更に、整流ブリッジ回路11と熱限流素子17の直
列回路と並列に限流リアクトルを接続した構成を有す
る。
【0028】この第2と第3の実施形態の限流装置で
は、前述した第1の実施形態の場合と同様、熱限流素子
17と整流ブリッジ回路11とが具備する特性を相互に
補完する。即ち、短絡事故の発生時、整流ブリッジ回路
11により突発電流を確実に抑制できて高速応答の限流
効果を発揮し、また、遮断器19が動作するまでの間、
熱限流素子17により限流機能を維持できる。
【0029】これにより、整流ブリッジ回路11の直流
リアクトル16のインダクタンス値を大きくすることな
く、短絡事故時の過電流を即座に抑制すると共にその限
流機能を比較的長時間に亘って維持することが要求され
た場合であっても確実に対処できる。
【0030】但し、第1の実施形態では、熱限流素子1
7を直流リアクトル16に直列に接続しているのに対し
て、第2及び第3の実施形態では、熱限流素子17を整
流ブリッジ回路11の交流側に直列に接続していること
から以下のような相違点がある。
【0031】即ち、定常運転時における熱限流素子での
定常損失は、(熱限流素子に流れる電流)2 ×(抵抗
値)となる。ここで、第2と第3の実施形態では熱限流
素子17が交流側に接続されているので、熱限流素子1
7に流れる電流は交流電流の実効値となるのに対して、
第1の実施形態では交流電流のピーク値に一致した直流
電流となる。
【0032】その結果、第2及び第3の実施形態での定
常損失Aと第1の実施形態での定常損失Bとを比較する
と、 A/B=(実効値)2 ×(抵抗値)/(ピーク値)2 ×(抵抗値) =(実効値)2 /(ピーク値)2 =(実効値)2 /(√2×実効値)2 =1/2 となり、熱限流素子17を整流ブリッジ回路11の交流
側に直列に接続した場合(第2及び第3の実施形態)の
方が、熱限流素子17を直流リアクトル16に直列に接
続した場合(第1の実施形態)に対して、定常損失が1
/2となって低減化が図れる。
【0033】また、第3の実施形態における限流装置で
は、第1の実施形態の場合と同様、整流ブリッジ回路1
1と熱限流素子17の直列回路と並列に限流リアクトル
18を接続した構成としていることから、短絡事故の発
生時、直流リアクトル16及び熱限流素子17により限
流した後、その限流機能を発揮している間に遮断器19
を開放させて整流ブリッジ回路側を解列させる。この遮
断器19による解列でもって短絡電流を限流リアクトル
18に転流させることにより、電力系統の連系を解列さ
せることなく、短絡電流を抑制する限流機能を継続させ
ることができる。これによって、第1と第3の実施形態
では連系を解列することなく、熱限流素子17を定常状
態に復帰させることができる。
【0034】尚、前述した各実施形態では、熱限流素子
17として正温度特性(PTC)サーミスタを使用した
場合について説明したが、本発明はこれに限定されるこ
となく、他の熱限流素子を適用することも可能である。
また、整流ブリッジ回路11も、ダイオードブリッジ構
成だけでなく、例えば、ダイオードとサイリスタの単相
混合ブリッジで構成することも可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、簡便な構造を有する熱
限流素子を整流ブリッジ回路の直流リアクトルに直列に
接続した場合、短絡事故の発生時、整流ブリッジ回路に
より突発電流を確実に抑制できて高速応答の限流効果を
発揮し、また、熱限流素子により比較的長時間の限流機
能を維持できる。このことから、整流ブリッジ回路の直
流リアクトルのインダクタンス値を大きくすることな
く、短絡事故時の過電流を即座に抑制すると共にその限
流機能を比較的長時間に亘って維持する要求に対応する
ことができる経済的な限流装置を提供できる
【0036】また、整流ブリッジ回路側と並列に限流リ
アクトルを接続した場合、短絡事故の発生時、直流リア
クトルにより高速で限流した後、限流リアクトルに転流
させることにより、電力系統の連系を解列させることな
く、短絡電流を抑制する限流機能を継続させることがで
きるので、解列できない電力系統にも適用することがで
きて汎用性が向上する。
【0037】更に、整流ブリッジ回路の交流側に熱限流
素子を接続した場合、定常運転時における熱限流素子で
の損失(定常損失)を1/2に低減することができるの
で、運転効率を向上させることができる。
【0038】尚、短絡事故時の過電流を検出及び判定す
る回路のようなセンシング部がないため、自己動作モー
ドで過電流を限流することから、限流動作における装置
の信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施形態の限流装置を示
す回路図
【図2】(a)は第1の実施形態の限流装置による連系
電流を示す波形図 (b)は第1の実施形態の限流装置による直流コイル電
流を示す波形図
【図3】本発明における第2の実施形態の限流装置を示
す回路図
【図4】本発明における第3の実施形態の限流装置を示
す回路図
【図5】限流装置の従来例で、熱限流素子を使用した場
合を示す回路図
【図6】熱限流素子が持つ抵抗−温度特性を示す波形図
【図7】熱限流素子による連系電流を示す波形図
【図8】限流装置の他の従来例で、整流器型限流装置を
示す回路図
【図9】(a)は整流器型限流装置による連系電流を示
す波形図 (b)は整流器型限流装置による直流コイル電流を示す
波形図
【符号の説明】
11 整流ブリッジ回路 12,13 交流端子 14,15 直流端子 16 直流リアクトル 17 熱限流素子 18 限流リアクトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳田 憲昭 京都府京都市右京区梅津高畝町47番地 日新電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−97042(JP,A) 特開 昭60−207420(JP,A) 特開 平9−130966(JP,A) 特開 平6−38542(JP,A) 特開 昭59−198836(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 9/00,5/00 H01C 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整流ブリッジ回路の交流端子を遮断器を介
    して電力系統と直列に接続し、前記整流ブリッジ回路の
    直流端子間に直流リアクトルを接続した限流装置におい
    て、過電流により発熱してその温度上昇で高抵抗化する
    ことにより前記遮断器が動作するまで限流機能を維持す
    る低速応答の熱限流素子を、短絡事故発生時の突発電流
    を抑制する限流効果をインダクタンスにより持たせた高
    速応答の整流ブリッジ回路の直流リアクトルに直列に接
    続し、整流ブリッジ回路と並列に、前記遮断器による解
    列でもって短絡電流が転流する限流リアクトルを接続
    、前記整流ブリッジ回路と前記熱限流素子の両者が短
    絡事故発生時にそれぞれの限流機能を発揮することを特
    徴とする限流装置。
  2. 【請求項2】整流ブリッジ回路の交流端子を遮断器を介
    して電力系統と直列に接続し、前記整流ブリッジ回路の
    直流端子間に直流リアクトルを接続した限流装置におい
    て、短絡事故発生時の突発電流を抑制する限流効果を、
    前記直流リアクトルのインダクタンスにより持たせた高
    速応答の整流ブリッジ回路の交流側に、過電流により発
    熱してその温度上昇で高抵抗化することにより前記遮断
    器が動作するまで限流機能を維持する低速応答の熱限流
    素子を直列に接続し、前記整流ブリッジ回路と前記熱限
    流素子の両者が短絡事故発生時にそれぞれの限流機能を
    発揮することを特徴とする限流装置。
  3. 【請求項3】整流ブリッジ回路の交流端子を遮断器を介
    して電力系統と直列に接続し、前記整流ブリッジ回路の
    直流端子間に直流リアクトルを接続した限流装置におい
    て、短絡事故発生時の突発電流を抑制する限流効果を、
    前記直流リアクトルのインダクタンスにより持たせた高
    速応答の整流ブリッジ回路の交流側に、過電流により発
    熱してその温度上昇で高抵抗化することにより前記遮断
    器が動作するまで限流機能を維持する低速応答の熱限流
    素子を直列に接続し、整流ブリッジ回路と熱限流素子の
    直列回路と並列に、前記遮断器による解列でもって短絡
    電流が転流する限流リアクトルを接続し、前記整流ブリ
    ッジ回路と前記熱限流素子の両者が短絡 事故発生時にそ
    れぞれの限流機能を発揮することを特徴とする限流装
    置。
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