JP3204766B2 - ポリウレタン発泡体の製造方法 - Google Patents

ポリウレタン発泡体の製造方法

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JP3204766B2 JP35152892A JP35152892A JP3204766B2 JP 3204766 B2 JP3204766 B2 JP 3204766B2 JP 35152892 A JP35152892 A JP 35152892A JP 35152892 A JP35152892 A JP 35152892A JP 3204766 B2 JP3204766 B2 JP 3204766B2
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  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は木材等のリグノセルロー
ス物質を多価アルコールおよび酸触媒の存在下で液状化
し、低燃焼発熱量、生物崩壊性などの特性を有するポリ
ウレタン発泡体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタン発泡体の原料として、未利
用材、廃材、端材等のリグノセルロース物質を利用する
方法がある。ポリウレタン発泡体の原料として用いる場
合、リグノセルロース物質は液状である必要がある。液
化の方法は既に特開平4−106128号公報等で知ら
れているが、液化の際、触媒として硫酸等の酸触媒を使
用する。これらの酸が残存すると、ポリウレタン発泡体
製造の際、反応遅延等の問題が発生するため、中和剤で
これらの酸を中和する必要がある。従来、この中和剤と
して水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウ
ム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物
等が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記アルカリ金属また
はアルカリ土類金属の水酸化物などの中和剤では、これ
らの中和剤がポリウレタン生成の反応に際し強い触媒活
性を示すために、中和剤の添加量によってその反応性や
成形性が大幅に異なり、得られる発泡体の均一性や再現
性に問題があった。本発明は、工業的に有用である均一
性、再現性を有し、フォーム欠陥の少ないポリウレタン
発泡体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な従来の問題点を解決するため鋭意検討した結果、第1
級アミン化合物および/または第2級アミン化合物を全
部または一部の中和剤として用いれば、フォーム欠陥の
ないポリウレタン発泡体が容易に得られることを見出
し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
リグノセルロース物質と多価アルコールとを酸触媒の存
在下で反応させて得られる液化リグノセルロース物質を
含む反応液を、アルカリ金属水酸化物および/またはア
ルカリ土類金属水酸化物を含んでいてもよい第1級アミ
ン化合物および/または第2級アミン化合物で中和し、
次いで発泡剤の存在下でポリイソシアネートと反応させ
ることを特徴とする、均一なセル構造を有するポリウレ
タン発泡体の製造方法である。
【0005】本発明の液化リグノセルロース物質は、リ
グノセルロース物質を酸触媒及び多価アルコールの存在
下で反応させて得られる公知のものを全て使用すること
ができる(例えば特開平4−106128号公報参
照)。リグノセルロース物質としては例えば、木粉、木
材繊維、木材チップや単板くず、ワラやモミガラ、グラ
ンドパルプ、サーモメカニカルパルプ、古紙等の紙、あ
るいはパルプ類を挙げることができる。木材の具体例と
しては、マカンバ、シトカスプルース、スギ、アカマ
ツ、ポプラ、ワラン等を挙げることができる。リグノセ
ルロース物質には例えばハロゲンによる前処理を施して
もよい(特開昭63−17961号公報参照)。多価ア
ルコール類は2価以上のアルコールであり、例えば脂肪
族多価アルコール、ポリエーテルポリオール、ポリエス
テルポリオールなどを挙げることができ、特にポリエチ
レングリコール、グリセリン、エチレングリコールが好
ましい。多価アルコール類は各々単独で用いても良く、
またそれらの2種以上を適宜に混合して用いることもで
き、比較的分子量の大きい多価アルコールと比較的分子
量の小さい多価アルコールを併用するのが好ましい。更
に溶液の粘度を低めたり、液化・溶解を助長する目的で
液化・溶解時に最初から或はその途中で水或は1価アル
コール類、アセトン、酢酸エチルなどの有機溶媒の1種
又は2種以上を添加、共存させることも可能である。こ
れら有機溶媒は、通常多価アルコール100重量部に対
し好ましくは1〜10重量部程度添加される。前記液化
反応は特に、酸触媒の存在下で常圧で行うものである。
酸触媒としては、鉱酸、有機酸、更にはルイス酸でも良
く、例えば硫酸、塩酸、トルエンスルホン酸、フェノー
ルスルホン酸、塩化アルミニウム、塩化亜鉛や三フッ化
ホウ素などが好ましい。反応温度は100〜200℃、
好ましくは150〜160℃である。液化リグノセルロ
ース物質を含む反応液は、液化反応終了後、濾過して使
用するのが好ましい。
【0006】本発明の液化リグノセルロース物質には、
必要に応じて活性水素化合物を添加することができる。
活性水素化合物としては、ポリイソシアネートの反応相
手に用いられる分子量200〜10000の、ポリエー
テルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボ
ネートポリオールなどが用いられる。このポリエーテル
ポリオールとしては、例えばテトラヒドロフラン、プロ
ピレンオキシドおよび/またはエチレンオキシドの重合
生成物、並びにこれらの共重合体またはビニール単量体
によるグラフト重合体が挙げられる。ポリエステルポリ
オールとしては、多価アルコール類と多価カルボン酸類
などとから公知の方法で得られるものが挙げられる。こ
の多価アルコール類としては、例えばエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ブチレングリコール、ヘキ
サメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、3−
メチルペンタンジオール、シクロヘキサンジメタノー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパンなどがある。
多価カルボン酸類としては、例えばコハク酸、アジピン
酸、セバシン酸、ダイマー酸、フタル酸、フタル酸アル
キルエステル類、トリメリット酸、ピロメリット酸、マ
レイン酸、フマール酸、イタコン酸などがある。また、
ブチロラクトン、バレロラクトン、カプロラクトンなど
の環状エステル類の開環重合によって得られるものも挙
げられる。ポリカーボネートポリオールとしては、1,
6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノールなどの脂肪族ジオールまたは脂環族ジオールと、
ジアルキルカーボネートまたはジアリールカーボネート
またはエチレンカーボネートのような環状カーボネート
とのエステル交換反応によって得られるポリカーボネー
トジオールが挙げられる。また、すでにウレタン基また
は尿素基を含有しているようなポリオール、ヒマシ油、
タール油、炭水化物のような天然のポリオール類も使用
することができる。これらの活性水素化合物の添加量
は、液化リグノセルロース物質100重量部に対して1
〜100重量部が好ましい。
【0007】本発明の第1級アミン化合物としては、分
子内に第1級アミノ基を有する化合物は全て使用するこ
とができる。例えば、ベンジルアミン、ヘキシルアミ
ン、オクチルアミン、2,4−ジアミノ−6−[2′−
メチルイミダゾリル(1′)]エチル−S−トリアジ
ン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、モノエ
タノールアミンなどが挙げられる。第2級アミン化合物
としては、分子内に第2級アミノ基を有する化合物は全
て使用することができる。例えば、N−メチルヘキシル
アミン、N−エチルオクチルアミン、ジエチレントリア
ミン、N−メチルベンジルアミン、N−メチルシクロヘ
キシルアミン、モルフォリン、ジエタノールアミンなど
が挙げられる。また、例えばイミダゾール、2−メチル
イミダゾール、4−メチルイミダゾール、2−エチルイ
ミダゾール、2−フェニルイミダゾール、1−ウンデシ
ルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、2−
エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニル−4−
メチルイミダゾール、2,4−ジアミノ−6−[2′−
メチルイミダゾリル(1′)]エチル−S−トルアジ
ン、2,4−ジアミノ−6−[2′−ウンデシルイミダ
ゾリル(1′)]エチル−S−トルアジン、2,4−ジ
アミノ−6−[2′−エチル−4−メチルイミダゾリル
(1′)]エチル−S−トルアジン、2−フェニル−4
−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、2−フ
ェニル−4,5−ヒドロキシメチルイミダゾール、2−
アルキル−4−フォルミルイミダゾール、2−アルキル
−5−フォルミルイミダゾール、これらのアルキル基付
加物、誘導体などのイミダゾール環を有するイミダゾー
ル化合物を好適に挙げることができる。中和剤として
は、前記の第1級アミン化合物、第2級アミン化合物を
各々単独または併用して使用することができるが、特に
好ましいものはイミダゾール化合物である。本発明の液
化リグノセルロース物質を含む反応液と第1級アミン化
合物および/または第2級アミン化合物との混合方法
は、液化リグノセルロース物質製造後、直ちに第1級ア
ミン化合物および/または第2級アミン化合物を添加し
て混合してもよく、また液化リグノセルロース物質製造
後に活性水素化合物を添加してから混合する方法でもよ
い。第1級アミン化合物および/または第2級アミン化
合物の添加量は、液化リグノセルロース物質製造時に使
用する酸触媒の一部または全部を中和する量である。ま
た、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カルシウ
ムなどのアルカリ金属、アルカリ土類金属の水酸化物を
一部併用して中和することもできる。
【0008】本発明において使用されるポリイソシアネ
ートとしては、以下のような材料を挙げることができ
る。フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキ
シレンジイソシアネート、ナフチレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネートなど、およびこ
れらの異性体からなる芳香族系ジイソシアネート、また
1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,12−
ドデカンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネー
ト、さらにシクロヘキサンジイソシアネート、ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネートなどの脂環式ジイソシアネートなどを挙げるこ
とができる。また、これらの化合物と活性水素基含有化
合物あるいは分子量200以上のポリオール類との反応
によるイソシアネート基末端化合物、あるいは、これら
の化合物の反応(例えばカルボジイミド化反応)による
イソシアネート変性体なども挙げることができる。ま
た、メタノール、n−ブタノール、ベンジルアルコー
ル、アセト酢酸エチル、ε−カプロラクタム、メチルエ
チルケトンオキシム、フェノール、クレゾールなどの活
性水素を分子内に1個有するブロック剤でその一部また
は全部を安定化したポリイソシアネートなども挙げるこ
とができる。
【0009】本発明の発泡剤および整泡剤としては、通
常のウレタン発泡で用いられる発泡剤および整泡剤を全
て使用することができる。発泡剤としては、例えば水、
フロン11、フロン12、フロン22、フロン141
b、メチレンクロライドが挙げられる。整泡剤として
は、例えば東レダウコーニングシリコーン(株)のSH
−193、信越化学(株)のF−341、日本ユニカー
(株)のL−5420などが挙げられる。整泡剤は、液
化リグノセルロース物質100重量部に対して0.1〜
10重量部使用するのが好ましい。発泡剤は、液化リグ
ノセルロース物質100重量部に対して0.1〜100
重量部使用するのが好ましい。
【0010】本発明のポリウレタン発泡体の製造方法
は、液化リグノセルロース物質を含む反応液と第1級ア
ミン化合物および/または第2級アミン化合物の混合物
に発泡剤を添加したもの(以下ポリオールプレミックス
という)とポリイソシアネートとの混合による方法が基
本となる。ポリオールプレミックスとポリイソシアネー
トとの配合は、ポリイソシアネートのNCO基100モ
ルに対し、ポリオールプレミックスの活性水素基30〜
200モルが好ましい。さらに好ましくは、NCO基1
00モルに対して活性水素基70〜150モルである。
発泡速度の調整のため、ポリウレタン発泡用触媒を添加
することができる。このような触媒としては、通常ポリ
ウレタン発泡に用いられる触媒は全て使用することがで
きる。例えば、東ソー(株)のTOYOCAT−NP、
花王(株)のカオライザーNo.1 、カオライザーN
o.14などが挙げられる。ポリオールプレミックスの
粘度を調整するため、可塑剤のようなものを添加するこ
とができる。例えば、ジオクチルフタレート、トリクレ
シルフォスフェート、プロピレンカーボネート、エチレ
ンカーボネートなどが用いられる。本発明のポリウレタ
ン発泡体を得るための装置としては、通常のポリウレタ
ン発泡に使われる装置は全て使用することができる。ま
た、発泡のための条件、例えば原料温度、金型温度、撹
拌速度などは通常のポリウレタン発泡で用いられる条件
で行うことができる。本発明によって得られるポリウレ
タン発泡体には、発泡に際し必要に応じて他の物質、例
えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、耐熱性向上剤、難燃
剤、着色剤、無機および有機充填剤、可塑剤、滑剤、帯
電防止剤、補強材などを添加することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明により、ポリウレタン発泡体を製
造する際、pHなどの発泡条件範囲の拡大が可能にな
り、さらに発泡体のセル構造などの均一性や発泡倍率を
向上させることができることから、その製造の再現性に
優れ、フォーム欠陥の少ないポリウレタン発泡体を得る
ことができるので、その結果、木質資源の有効活用の一
環であるリグノセルロース物質の利用に極めて大きな効
果をもたらす。ポリウレタン発泡体の中で生物崩壊性を
示すものも認められるが、本発明ではその構成主成分の
一つとしてリグノセルロース物質という生分解性物質を
含有しているので、その性質が助長されることになる。
本発明で得られるポリウレタン発泡体は、各種断熱材、
合成木材、緩衝材、クッション材、各種シール材などに
有効に利用される。
【0012】
【実施例】本発明について、実施例および比較例により
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。実施例および比較例において、
「%」は全て「重量%」を意味する。実施例1 杉木粉の乾燥物40gを、予め3.6gの98%硫酸を
混合したポリエーテルポリオールG−300(平均分子
量300、旭電化工業(株)製)120gと共に、還流
コンデンサーを備えた500mlガラスフラスコに入
れ、150℃のオイルバス中で1時間撹拌反応させ、液
化リグノセルロース物質を得た。得られた液化リグノセ
ルロース物質の水酸基価を測定したところ310mgK
OH/gであった。次いで、室温まで冷却された該溶液
20gを200mlビーカーに取り、第1級アミン化合
物および/または第2級アミン化合物としてイミダゾー
ル0.7gを加え充分撹拌した。整泡剤としてSH−1
93(東レダウコーニングシリコーン(株)製)0.2
g、発泡剤として水1gをそれぞれ加え混合撹拌した
後、ポリイソシアネートとしてミリオネートMR−10
0(NCO含量31.0%、日本ポリウレタン工業
(株)製)を32g加えて7000r.p.m.で10
秒間撹拌し、1000mlのカップに注ぎポリウレタン
発泡体を得た。得られたポリウレタン発泡体は、均質な
セルで比重が0.038g/ccであり、ボイドの発生
は無かった。
【0013】実施例2 実施例1と同様の方法で混合撹拌した発泡原料21gを
100×100×50mmのアルミ製箱型モールド内に
充填した。得られたポリウレタン発泡体は、均質なセル
で比重が0.042g/ccであり、ボイドの発生は無
かった。また該発泡体を−20℃に2昼夜放置したもの
にも変形は見られなかった。実施例3 実施例1と同じ液化リグノセルロース物質20gに、第
1級および/または第2級アミン化合物としてモルフォ
リン0.8gを加えて充分撹拌し、整泡剤としてSH−
193(東レダウコーニングシリコーン(株)製)0.
2g、触媒としてTOYOCAT MR(東ソー(株)
製)0.2g、発泡剤として水1.3gをそれぞれ加え
て混合撹拌した後、ミリオネートMR−200(NCO
含量31.0%、日本ポリウレタン工業(株)製)を3
7g加えて7000r.p.m.で10秒間撹拌し、1
000mlのカップに注ぎポリウレタン発泡体を得た。
この発泡体は、均質なセルで比重が0.032g/cc
であり、ボイドの発生は無かった。実施例4 実施例3と同様の方法で混合撹拌した発泡原料21.5
gを実施例2と同じモールド内に充填した。得られたポ
リウレタン発泡体は、均質なセルで比重が0.037g
/ccであり、同様にボイドの発生は無かった。実施例5 実施例1と同じ液化リグノセルロース物質20gに第1
級および/または第2級アミン化合物としてイミダゾー
ル1.4gを添加し、実施例1と同じミリオネートMR
−100を42g使用したほかは全て実施例1と同じ方
法でポリウレタン発泡体を得た。この発泡体は、均質な
セルで比重が0.040g/ccであり、ボイドの発生
は無かった。実施例6 実施例1と同じ液化リグノセルロース物質20gに48
%水酸化ナトリウム溶液0.4g、第1級および/また
は第2級アミン化合物として2−メチルイミダゾール
0.4gを加えて充分撹拌し、整泡剤としてF−341
(信越化学(株)製)0.2g、発泡剤として水0.8
gをそれぞれ加えて混合撹拌した後、イソシアネートM
R−300(NCO含量30.8%、日本ポリウレタン
工業(株)製)を26g加えて7000r.p.m.で
10秒間撹拌し、1000mlのカップに注ぎポリウレ
タン発泡体を得た。この発泡体は、均質なセルで比重が
0.042g/ccであり、ボイドの発生は無かった。実施例7 実施例1と同じ液化リグノセルロース物質16gにポリ
エーテルポリオールSC−1000(旭電化工業(株)
製)4g、第1級および/または第2級アミン化合物と
してイミダゾール0.6gを加え充分撹拌し、整泡剤と
してSH−193(東レダウコーニングシリコーン
(株)製)0.2g、発泡剤として水1gをそれぞれ加
えて混合撹拌した後、、ミリオネートMR−100(N
CO含量31.0%、日本ポリウレタン工業(株)製)
を33g加えて7000r.p.m.で10秒間撹拌
し、1000mlのカップに注ぎポリウレタン発泡体を
得た。この発泡体は、均質なセルで比重が0.045g
/ccであり、ボイドの発生は無かった。
【0014】比較例1 実施例1と同じ液化リグノセルロース物質20gに48
%水酸化ナトリウム溶液0.9gを加えて充分撹拌し、
整泡剤としてSH−193(東レダウコーニングシリコ
ーン(株)製)0.2g、発泡剤として水0.6gをそ
れぞれ加え混合撹拌した後、ミリオネートMR−100
(NCO含量31.0%、日本ポリウレタン工業(株)
製)を36g加えて7000r.p.m.で10秒間撹
拌し、1000mlのカップに注ぎポリウレタン発泡体
を得た。この発泡体は、不均質なセルで比重が0.04
9g/ccであり、ボイドの発生が見られた。比較例2 比較例1の方法において、48%水酸化ナトリウム溶液
の使用量を0.4g、および水の使用量を1gに変えた
以外は比較例1と同じ方法で得たポリウレタン発泡体
は、かなり激しい収縮を起こした。比較例3 比較例1の方法において、48%水酸化ナトリウム溶液
の使用量を1.8gに変え、水を使用しない以外は比較
例1と同じ方法で得た生成物は、正常な発泡体とはなら
なかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白川 欣一 大阪府大阪市福島区大開4−1−186 レンゴー株式会社中央研究所内 (56)参考文献 特開 平4−106128(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リグノセルロース物質と多価アルコール
    とを酸触媒の存在下で反応させて得られる液化リグノセ
    ルロース物質を含む反応液を、アルカリ金属水酸化物お
    よび/またはアルカリ土類金属水酸化物を含んでいても
    よい第1級アミン化合物および/または第2級アミン化
    合物で中和し、次いで発泡剤の存在下でポリイソシアネ
    ートと反応させることを特徴とする、均一なセル構造を
    有するポリウレタン発泡体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1級アミン化合物および/または
    第2級アミン化合物がイミダゾール化合物である請求項
    1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 リグノセルロース物質と多価アルコール
    とを酸触媒の存在下で反応させて得られる液化リグノセ
    ルロース物質を含む反応液を、活性水素化合物とアルカ
    リ金属水酸化物および/またはアルカリ土類金属水酸化
    物を含んでいてもよい第1級アミン化合物および/また
    は第2級アミン化合物とで中和し、次いで発泡剤の存在
    下でポリイソシアネートと反応させることを特徴とす
    る、均一なセル構造を有するポリウレタン発泡体の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 リグノセルロース物質と多価アルコール
    とを酸触媒の存在下で反応させて得られる液化リグノセ
    ルロース物質を含む反応液を、アルカリ金属水酸化物お
    よび/またはアルカリ土類金属水酸化物を含んでいても
    よい第1級アミン化合物および/または第2級アミン化
    合物で中和し、さらに活性水素化合物を加え、次いで発
    泡剤の存在下でポリイソシアネートと反応させることを
    特徴とする、均一なセル構造を有するポリウレタン発泡
    体の製造方法。
JP35152892A 1992-12-09 1992-12-09 ポリウレタン発泡体の製造方法 Expired - Fee Related JP3204766B2 (ja)

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