JP3204636U - 乳房パッド - Google Patents
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Abstract
【課題】乳房に該当する基部から先端に向けてなだらかな曲線を有することで、装着したときに自然な形状とすることができるとともに、装着する向きによって乳房周辺の様々な箇所にある傷跡も保護することができる乳房パッドを提供する。【解決手段】内部に詰め材が充填された内袋と、前記内袋が内包される基部21、及び前記基部から延伸され漸次縮小される舌状部22を備える外袋20と、前記外袋を厚み方向に絞る絞り部とを備え、前記外袋を正面視した際の前記舌状部の一方の稜線が外側に湾曲し、他方の稜線が内側に湾曲している。【選択図】図1
Description
本考案は、乳房の形状及び大きさを補填するための乳房パッドに関し、特に乳がん等で乳房を切除した部分の補填に適した乳房パッドに関する。
従来、脇の下の腋窩(エキカ)リンパ節を切除した場合に、その傷をも保護することを目的として、特開2009−254813号公報に、乳房形状の外周から脇の肋骨に当たる舌片状のリンパ覆い部を設けたバストパッドが開示されている。
しかし、特許文献1に開示されているバストパッドでは、乳房形状と舌片状のリンパ覆い部の境界を縫い合わせているとともに、リンパ覆い部がシート状に構成されているため、その形状が立体的な乳房形状から突然に平面的なリンパ覆い部となり、乳房から脇にかけてのなだらかな曲線が再現できないという課題があった。また、乳がんの手術においては乳房の上部にかけての筋肉組織も切除することがあり、その場合、乳房の上部にも傷跡が残るが、特許文献1に開示されているバストパッドでは、乳房の上部の傷跡を保護することができなかった。
本考案は、上記の点に鑑みなされたもので、乳房に該当する部分から先端に向けてなだらかな曲線を有することで、装着したときに自然な形状とすることができるとともに、装着する向きによって乳房周辺の様々な箇所にある傷跡も保護することができる乳房パッドを提供することを目的とする。
本考案の乳房パッドは、
内部に詰め材が充填された内袋と、
前記内袋が内包される基部、及び前記基部から延伸され漸次縮小される舌状部を備える外袋と、
を備えることを特徴とする。
内部に詰め材が充填された内袋と、
前記内袋が内包される基部、及び前記基部から延伸され漸次縮小される舌状部を備える外袋と、
を備えることを特徴とする。
本考案の乳房パッドによれば、内袋と外袋とを備える二重構造となっているとともに、内袋が外袋のうち基部に内包されるため、乳房に該当する基部から脇等に接する舌状部にかけて、なだらかに厚みを減少させることができ、より自然な形状で乳房を再現することができる。また、舌状部を上向きや斜め上向きにして装着することも可能であり、人によって各々異なる切除部位を適切に保護することができる。
本考案の乳房パッドの好ましい例は、
前記外袋を正面視した際の前記舌状部の一方の稜線が外側に湾曲し、他方の稜線が内側に湾曲していることを特徴とする。
前記外袋を正面視した際の前記舌状部の一方の稜線が外側に湾曲し、他方の稜線が内側に湾曲していることを特徴とする。
本考案の乳房パッドの好ましい例によれば、舌状部の一方の稜線が外側に湾曲し、他方の稜線が内側に湾曲しているため、装着するときに一方の稜線を身体の下側又は左右方向の外側に向けて、他方の稜線を身体の上側又は左右方向の内側に向けることで、より自然に乳房周辺の形状を再現することができる。
本考案の乳房パッドの好ましい例は、
前記外袋の表面と裏面のうち、前記舌状部の根元かつ前記一方の稜線と前記他方の稜線との中間部分を前記外袋の厚み方向に絞る絞り部を備えることを特徴とする。
前記外袋の表面と裏面のうち、前記舌状部の根元かつ前記一方の稜線と前記他方の稜線との中間部分を前記外袋の厚み方向に絞る絞り部を備えることを特徴とする。
本考案の乳房パッドの好ましい例によれば、外袋の表面と裏面のうち、舌状部の根元かつ一方の稜線と他方の稜線との中間部分を外袋の厚み方向に絞る絞り部を備えるため、舌状部の膨らみを保ちながら、内袋が外袋の中でずれることを防止できる。また、舌状部の膨らみを保ちながら、絞り部がある箇所で適度な曲がり性を備えることができる。なお、外袋の表面とは本考案の乳房パッドを装着したときにブラジャーと接する側を意図し、外袋の裏面とは乳房パッドを装着したときに人体に当接される側を意図する。また、外袋の厚み方向とは、外袋の表面及び裏面と直交する方向を意図する。
本考案の乳房パッドの好ましい例は、
前記外袋が、ガーゼ地の外層と、綿地の内層とを備えることを特徴とする。
前記外袋が、ガーゼ地の外層と、綿地の内層とを備えることを特徴とする。
本考案の乳房パッドの好ましい例によれば、外袋がガーゼ地の外層を備えるため、吸水性を有するとともに肌触りがよくなり、ブラジャーと肌との間に入れても違和感がない。また、外袋が綿地の内層を備えるため、基部では自然な弾力を有するとともに舌状部にも膨らみを持たせることができ、乳房及び乳房周辺の自然な曲線を再現することができる。
本考案の乳房パッドの好ましい例は、
前記外袋の裏面側の前記外層と前記内層との間に、タオル地の中間層を備えることを特徴とする。
前記外袋の裏面側の前記外層と前記内層との間に、タオル地の中間層を備えることを特徴とする。
本考案の乳房パッドの好ましい例によれば、外袋のうち人体に当接される側の外層と内層との間に、タオル地の中間層を備えるため、吸水性を高めることができる。
以上、説明したように、本考案の乳房パッドによれば、乳房に該当する部分から先端に向けてなだらかな曲線を有することで、装着したときに自然な形状とすることができるとともに、装着する向きによって乳房周辺の様々な箇所にある傷跡も保護することができる。
以下、本考案の乳房パッドの実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本考案の一実施形態に係る乳房パッド10の斜視図、図2は乳房パッド10の正面図、図3は乳房パッド10の平面図である。また、図4は図2のA−A線断面図である。
図1〜図4に示すように、本実施形態の乳房パッド10は、内袋30と、外袋20と、絞り部40とを備える。
内袋30は、例えばガーゼ地等の布地からなる袋体31の内部に、ビーズ等の粒状材料からなる詰め材32が充填されたもので、主に乳房の膨らみを再現する作用を有する。なお、個人差のある乳房の形状を再現するために、袋体31の大きさや詰め材32の量を調整することができ、また、内袋30の表面又は表面と裏面の両方にキルト綿等の綿地を貼設させた、二重構造の内袋30としてもよい。
外袋20は、その全体がガーゼ地等の布地からなる外層26と、キルト綿等の綿地からなる内層28と、前記外層26と前記内層28との間のうち外袋20の裏面側に設けられるタオル地の中間層27とを備える。なお、図中の合わせ目29は、外袋20の外層26を2枚の生地から構成し、これらの生地を縫合したときに現われる線である。
また、中間層27のタオル地は、使用者の好みによって省略しても構わない。さらに、内層28のキルト綿も、外袋20の裏面側を省略することができる。すなわち、外袋20の裏面側(人体に当接される側)は、使用者の好みや胸の形状又は汗の量等によって、外層26であるガーゼ地のみの1層構造、外層26であるガーゼ地と内層28であるキルト綿の2層構造、外層26であるガーゼ地と中間層27であるタオル地の2層構造、外層26であるガーゼ地と中間層27であるタオル地と内層28であるキルト綿の3層構造のいずれかを選択できる。また、外袋20の表面側(ブラジャーに当接される側)は、外層26であるガーゼ地と内層28であるキルト綿の2層構造、外層26であるガーゼ地と薄手の木綿生地等の2層構造(図示せず)、又は外層26と内層28との間に薄手の木綿生地等の中間層を入れた3層構造(図示せず)が採用できる。なお、これら各層の組み合わせは例示であり、内袋30と外袋20とを備えれば上記の組み合わせに限定されないことは言うまでもない。
外袋20は、正面視で略勾玉状をなし、平面視で略流線型をなすもので、基部21と舌状部22とを備える。基部21は、略勾玉状の頭部に該当する位置にあるもので上記の内袋30が内包される。舌状部22は、略勾玉状の尾部に該当する位置にあるもので、基部21と連続して形成されており基部21から漸次縮小されている。また、略勾玉状の外側である一方の稜線24が外側に湾曲し、略勾玉状の内側である他方の稜線25が内側に湾曲している。そして、舌状部22の先端23が、他方の稜線25側に傾斜している。
絞り部40は、外袋20の一部の厚さを薄く絞るもので、舌状部22の根元かつ一方の稜線24と他方の稜線25との中間部分に設けられる。本実施形態では、公知の糸を外袋20の厚さ方向に貫通させて縫合又は結束している。この絞り部40により、内袋30が基部21からずれることがなく、外袋20の中間層27及び内層28がよれることがない。
次に、上述した各構成要素を踏まえて、本実施形態の乳房パッド10の使用方法を説明する。先ず、人体にブラジャーを装着する。次に、本実施形態の乳房パッド10を外側に湾曲している一方の稜線24を下向きにして、その基部21をブラジャーのカップに入れる。そして、舌状部22を脇の方に向けてブラジャーのサイドベルトで抑えるようにすればよい。このとき、乳房パッド10の絞り部40が、ブラジャーのカップの縁又はアンダーワイヤーの位置に来るようにすれば好適である。なお、ブラジャーの種類によっては、パッド入れを備えるものもあり、このようなブラジャーではパッド入れに本実施形態の乳房パッド10を入れることもできる。また、人によっては、乳房の上側の組織を切除している場合がある。このようなときは、本実施形態の乳房パッド10の舌状部22を横ではなく上に向ければ、傷跡を保護することができる。
以上、説明したように、本実施形態の乳房パッドによれば、外袋を構成する基部と舌状部のうち、基部に内袋が内包される二重構造となっているため、基部から舌状部にかけてなだらかな曲線を描くことができる。また、乳房パッドは正面視で略勾玉状をなしており、全体が湾曲している。これらにより、乳房及び乳房周辺の曲線をより自然に再現することができるとともに、舌状部がブラジャーのサイドベルトで抑えられるため、ブラジャーへの収まりが良く乳房パッドがずれにくくなる。さらに、乳房パッドを、ブラジャーを代用するカップ付きのシャツ等に用いることもできる。また、舌状部を様々な方向に向けて装着することができるため、人によって各々異なる形状の傷跡に対応することができる。
また、絞り部を設けているため、内袋が外袋の中で移動せず自然な形状を維持できるとともに、ブラジャーのカップの縁等に位置を合わせやすくなる。また、絞り部は一部のみに設けられているため、その周囲の基部から舌状部にかけての膨らみを犠牲にすることがない。さらに、外袋の内層にキルト綿を用いていることと相まって、舌状部が自然な膨らみを有することができる。また、絞り部には外袋の表面と裏面とを貫通する糸を採用していることから、外袋の各層がよれることがなく、例えば洗濯機を用いて洗濯することも可能である。
また、外袋の外層にガーゼ地を採用しているため、吸水性に優れ汗で蒸れることがなくなるとともに、心地よい肌触りとすることができ手術後間もない頃から使用できる。また、中間層にタオル地を用いる構成では、より吸水性に優れ、夏等の汗をかきやすいときでも快適に装着することができる。また、内層にキルト綿を使用していることで、洗濯した後の乾きを速くすることができるため、頻繁に洗濯することが可能となり清潔に使用できる。
なお、上述した乳房パッドは本考案の例示であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲においてその構成を適宜変更することができる。
10・・乳房パッド
20・・外袋、21・・基部、22・・舌状部、23・・先端、24・・一方の稜線、25・・他方の稜線、26・・外層、27・・中間層、28・・内層、29・・合わせ目
30・・内袋、31・・袋体、32・・詰め材、
40・・絞り部、
20・・外袋、21・・基部、22・・舌状部、23・・先端、24・・一方の稜線、25・・他方の稜線、26・・外層、27・・中間層、28・・内層、29・・合わせ目
30・・内袋、31・・袋体、32・・詰め材、
40・・絞り部、
Claims (5)
- 内部に詰め材が充填された内袋と、
前記内袋が内包される基部、及び前記基部から延伸され漸次縮小される舌状部を備える外袋と、
を備えることを特徴とする乳房パッド。 - 前記外袋を正面視した際の前記舌状部の一方の稜線が外側に湾曲し、他方の稜線が内側に湾曲していることを特徴とする請求項1に記載の乳房パッド。
- 前記外袋の表面と裏面のうち、前記舌状部の根元かつ前記一方の稜線と前記他方の稜線との中間部分を前記外袋の厚み方向に絞る絞り部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の乳房パッド。
- 前記外袋が、ガーゼ地の外層と、綿地の内層とを備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の乳房パッド。
- 前記外袋の裏面側の前記外層と前記内層との間に、タオル地の中間層を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の乳房パッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016001387U JP3204636U (ja) | 2016-03-27 | 2016-03-27 | 乳房パッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016001387U JP3204636U (ja) | 2016-03-27 | 2016-03-27 | 乳房パッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3204636U true JP3204636U (ja) | 2016-06-09 |
Family
ID=56103054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016001387U Active JP3204636U (ja) | 2016-03-27 | 2016-03-27 | 乳房パッド |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3204636U (ja) |
-
2016
- 2016-03-27 JP JP2016001387U patent/JP3204636U/ja active Active
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