JP3204569U - 摩耗防止バケット - Google Patents

摩耗防止バケット Download PDF

Info

Publication number
JP3204569U
JP3204569U JP2016001354U JP2016001354U JP3204569U JP 3204569 U JP3204569 U JP 3204569U JP 2016001354 U JP2016001354 U JP 2016001354U JP 2016001354 U JP2016001354 U JP 2016001354U JP 3204569 U JP3204569 U JP 3204569U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bucket
wear
abrasion
wear prevention
materials
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016001354U
Other languages
English (en)
Inventor
和己 ▲高▼橋
和己 ▲高▼橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pan Pacific Copper Co Ltd
Original Assignee
Pan Pacific Copper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pan Pacific Copper Co Ltd filed Critical Pan Pacific Copper Co Ltd
Priority to JP2016001354U priority Critical patent/JP3204569U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3204569U publication Critical patent/JP3204569U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Shovels (AREA)

Abstract

【課題】バケット内面に摩耗防止材を取り付け、該内面の摩耗を低減することが可能な摩耗防止バケットを提供する。【解決手段】荷役用のバケット1の内側に金属製材料で形成された帯状部材による摩耗防止材3を設ける。この摩耗防止材3は摩耗防止バケット1の開口端に対して直交する方向に所定の間隔で複数が配置されている。これにより、バケット内面の摩耗を低減することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、摩耗防止バケットに関し、さらに詳しくは、例えばショベルローダやパワーショベル等をはじめとする荷役用の重機に装着されるバケット内部の摩耗を防止した摩耗防止バケットに関する。
ショベルローダ等の荷役用の重機は、土砂、砕石等を移送し、或はダンプなどの運搬車両への積み込みの際に使用される。土砂や砕石等の移送は重機の前部にアームを介して取り付けられたバケット(BUCKET)によって行われ、荷役動作は重機に設置された操作レバー等によって操作される。ショベルローダ等に使用されるバケットは、一般に、前面側に大きな開口部を有する略箱型形状に形成されており、開口部の下端縁側は地面等に接しても損傷しないように強固に作られている。
バケットの外面(特に、先端部分と底面)は土砂や砕石等との接触によって摩耗するこいとから摩耗低減を図るために摩耗防止材を取り付けることも行われている。例えば、特許文献1には、バケットの先端に設けられたカッティングエッジには摩耗防止板を交換可能に配置することが開示されている。
特開2004−183396号公報
金属製錬を行う工場では大量のスラグや金属塊が発生し、荷役用重機による移送が行われているが、スラグは硬質でガラス状の粒状物であるためバケット内部を摩耗させやすい。また、鋳付によって発生する金属塊は大きな塊であるため荷役作業の際にバケット内面と衝突してバケット内部を損耗するおそれがあった。
しかし、従来は、バケットの先端部や、土砂や砕石等をすくい上げる際に接触するバケットの外側面の摩耗防止には着目されていたがバケット内面の摩耗防止については全く考慮されていなかった。
そこで、本考案の目的は、バケット内面の損耗を低減することが可能な摩耗防止バケットを提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1に記載の本考案は、荷役用のバケットの内側に摩耗防止材が設けられていることを特徴とする摩耗防止バケットを提供する。
上記課題を解決するため請求項2に記載の本考案は、請求項1の摩耗防止バケットにおいて、前記摩耗防止材は金属製材料で形成された帯状部材であり、バケットの開口端に対して直交する方向に所定の間隔で複数配置されていることを特徴とする。
上記課題を解決するため請求項3に記載の本考案は、請求項2に記載の摩耗防止バケットにおいて、前記摩耗防止材は、前記バケットの内側の曲面部の全部又は一部に配置されていることを特徴とする。
上記課題を解決するため請求項4に記載の本考案は、請求項2に記載の摩耗防止バケットにおいて、前記摩耗防止材は、前記バケットの内側の底板部、曲面部及び上板部に配置されていることを特徴とする。
上記課題を解決するため請求項5に記載の本考案は、請求項2から4のいずれか1項に記載の摩耗防止バケットにおいて、前記摩耗防止部材は、前記バケットの内側の側板部に配置されていることを特徴とする。
本考案に係る摩耗防止バケットによれば、バケットの内面に摩耗防止材が取り付けられているのでバケット内面の摩耗を低減することが可能になるという効果がある。また、摩耗防止材を帯状部材とし、バケットの開口端に対して直交する方向に所定の間隔で複数配置したのでバケット内の全面に設ける場合に比べて軽量化を図ることができ、また、摩耗防止材による表面の凹凸によってスラグや金属塊等の被移送物が滞留することがないという効果がある。
本考案に係る摩耗防止バケットの実施形態を示す斜視図である。 本考案に係る摩耗防止バケットに用いられる摩耗防止材の詳細を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。 本考案に係る摩耗防止バケットの他の構成例を示す斜視図である。 本考案に係る摩耗防止バケットを装着した重機の構成例を示す斜視図である。
以下、本考案に係る摩耗防止バケットについて、好ましい一実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本考案に係る摩耗防止バケットの構成を示す斜視図である。
[摩耗防止バケット1の構成]
図1に示すように、本考案に係る摩耗防止バケット1は、全体として1つの開口を有する収納空間を備えた形状であり、概略として、補強された横長の先端部10を備えた長板状の底板部11と、この底板部11の両側に立設され、後端部が略半円形状をした一対の側板部12A,12Bと、この側板部12A,12Bの上端に掛け渡されるようにして配置された上板部13と、底板部11、側板部12A,12B及び上板部13の各後縁部を塞ぐように設けられた横長の曲面部(背板部でもある)14と、重機のアームに連結するための連結部材15と、先端部10に対して直交させて曲面部14の内側に所定間隔で複数配置された摩耗防止材3,3を備えて構成されている。そして、バケット1の開口(図1及び図4参照)から土砂、砕石或はスラグや金属塊等の被移送物を内部に掬い入れて移送できるようになっている。
また、先端部10、底板部11、側板部12A,12B、上板部13及び曲面部14は鉄等の溶接可能な金属材料を用いて形成され、それらの接続部を相互に溶接等によって接続して箱型形状としている。尚、摩耗防止バケット1の形状や大きさによっては、全部または一部をプレス等によって製造することも可能である。また、摩耗防止バケット1の形状は図1に示したような背面部を曲面部14としたものに限定されるものではなく、平板状であってもよい。また、バケット1は図1に示すようなショベルローダに用いられる形状に限定されるものではなく、パワーショベルに用いられる形状等、任意の形状にすることができる
[摩耗防止材3の構成]
図2は摩耗防止材3,4の詳細構成を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。摩耗防止材3,4は、金属製材料によって形成された帯状部材であり、本体30の表面に複数のドーム状の凸部31,31が交互に千鳥足状に設けられている。裏面側はバケット1内部に溶接等によって固定される。摩耗防止材3,4の具体的なサイズは概略以下のとおりである。幅Wが80〜120mm、厚さdが10〜20mm、凸部径Dが20〜30mm、凸部高さhが2〜5mm、長さLはバケット1に配置する部分に応じて適宜に設定される。ここで、摩耗防止材3,4を取り付ける面積は摩耗防止を図るためには広い方がよいが、面積が広くなるとそれだけ重量が増加するので好ましくない。そのため、必要な耐摩耗性を備えながら、できるだけ軽量に抑えることが望ましい。そのため、なるべく幅が狭く、厚みが薄いものを用いることが好ましい。尚、摩耗防止材3,4としては、例えば、株式会社マクシスコーポレーション製の「アーマードバー」を使用することができる。
図1に示すように、バケット1に取り付ける摩耗防止材3,3は中央部と両側の長さを異ならせている。その理由は、摩耗防止バケット1が鋳付きなどの大きな塊の移送に用いられる場合、その鋳付きが突き当たる機会が多く損耗の激しい部分に摩耗防止材3,3を設けたからである。特に、曲面部14の中央付近の補強が望まれるので、この部位に設けられる摩耗防止材3,3の長さを長くし、曲面部14の全部としている。これに対し、その両脇は摩耗防止材3,3の長さが短くなっており、摩耗防止と軽量化のバランスが図られている。尚、側板部12A,12Bの内側には補強材16,16が設けられているが、この補強材16,16の間に摩耗防止材3,3の各中間にも設けることもできる。
ここで、図1に示す摩耗防止バケット1においては、摩耗防止材3,3を曲面部14の内側のみに設けているが、スラグの様な粒状物を移送するといった用途の場合には曲面部14に加えて底板部11、上板部13(さらには側板部12A,12B)の内側にも設けることが望ましい。曲面部14とともに底板部11の内側に設けた摩耗防止バケット1の他の構成について以下に図を示して説明する。
[摩耗防止バケット1の他の構成]
図3は摩耗防止バケット1の他の構成例を示し、曲面部14に摩耗防止材3,3を設け、底板部11に摩耗防止材3,3と同じ材料及び構成による摩耗防止材4,4を設けたものである。摩耗防止材4,4は摩耗防止材3,3と同数とし、その各先端は被処理物を掬い易くすべく斜めにカットされ、また、後端は摩耗防止材3,3の下端に接続されている。このような構成とすることにより、スラグの様な粒状物を取り扱っても曲面部14及び底板部11の摩耗を低減することが可能になるので、摩耗防止バケット1全体の摩耗を防止することができる。
[摩耗防止バケット1を装着した重機の構成例]
図4は本考案に係る摩耗防止バケットを装着した重機の構成を示す斜視図である。先ず、摩耗防止バケット1が装着される重機(ここでは、「タイヤショベルホイルローダ」を使用)について説明する。タイヤショベルホイルローダ2は雨除け用のガラス窓や出入用のドア、操作レバー、ハンドル、エンジン、油圧機構等を備えた運転室20と、この運転室20を搭載して移動可能な4つのタイヤ21,21と、先端に摩耗防止バケット1が装着されるとともに該摩耗防止バケット1の昇降及び首降りを行う油圧式の一対のアーム22,22と、摩耗防止バケット1の回転操作等を担うアーム23とを備えて構成されている。尚、使用する重機としてタイヤショベルホイルローダを示したが、これに限定されるものではなく、他の重機、例えばブルドーザ等にも適用可能である。更に、タイヤ駆動の重機を例示したが、キャタピラー駆動の重機に対しても適用できることは勿論である。
[摩耗防止バケット1の使用方法]
次に、上述した摩耗防止バケット1の使用方法について、図4を参照して説明する。図4に示した構成のタイヤショベルホイルローダ2に対し、図1(又は図3)に示す摩耗防止バケット1は連結部材15を図示しないボルト、ナット等を用いてタイヤショベルホイルローダ2のアーム22,22,23の先端に取り付ける。重機作業を実施するとき、作業者はタイヤショベルホイルローダ2に乗車してエンジンを始動する。ついで、作業者は操作レバー等を操作して油圧機構を動作させてアーム22,23を制御し、摩耗防止バケット1を任意の高さ及び向きに設定する。その状態でタイヤショベルホイルローダ2を前進させて鋳付きのような金属塊を摩耗防止バケット1内に搬入(取り込み)し、その状態のまま摩耗防止バケット1の開口が上方向を向くように摩耗防止バケット1の角度を調整する。ついで、アーム22,23を制御すると共に図示しないハンドルを操作して摩耗防止バケット1をダンプカー等の荷台上方に位置決めし、さらに摩耗防止バケット1を駆動して摩耗防止バケット1の内の金属塊を落下させる。以上の一連の操作を繰り返し実行することによってローダ作業が行われる。重機作業の回数が多くなると摩耗防止バケット1内の摩耗も進むが、摩耗防止材3,3(又は摩耗防止材4,4)が設けられているために曲面部14(さらには他の内面)の強度を上げることができ、金属塊による摩耗防止バケット1内の摩耗や損傷を防止し或いは低減することができる。
[実施形態の効果]
本実施形態に係る摩耗防止バケットによれば、その内側の1面または複数面に摩耗防止材3,4を設けたことにより、バケット内面の摩耗を低減することが可能になるという効果がある。
また、摩耗防止材3,4を帯状部材としたことにより、その搬送及びバケット内面への施工が容易になるという効果がある。そして、摩耗防止材3,4はバケット内面の全域又は一部に対し、用途、扱う被収納体の種類等、さらには底板部11、側板部12A,12B及び上板部13に分けて摩耗防止を必要とする面にのみ選択的に設けることができるので、摩耗防止材3を無駄に配置せずに済むとともに重量増を抑えることができるという効果がある。
以上のように本考案の好ましい実施形態について詳述したが、本考案は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能であることはいうまでもない。
1 摩耗防止バケット
2 重機(タイヤショベルホイルローダ)
3,4 摩耗防止材
10 先端部
11 底板部
11 底板部
12A,12B 側板部
13 上板部
14 曲面部
15 連結部材
16 補強材
30 本体
31 凸部

Claims (5)

  1. 荷役用のバケットの内側に摩耗防止材が設けられていることを特徴とする摩耗防止バケット。
  2. 請求項1の摩耗防止バケットにおいて、
    前記摩耗防止材は金属製材料で形成された帯状部材であり、バケットの開口端に対して直交する方向に所定の間隔で複数配置されていることを特徴とする摩耗防止バケット。
  3. 請求項2に記載の摩耗防止バケットにおいて、
    前記摩耗防止材は、前記バケットの内側の曲面部の全部又は一部に配置されていることを特徴とする摩耗防止バケット。
  4. 請求項2に記載の摩耗防止バケットにおいて、
    前記摩耗防止材は、前記バケットの内側の底板部、曲面部及び上板部に配置されていることを特徴とする摩耗防止バケット。
  5. 請求項2から4のいずれか1項に記載の摩耗防止バケットにおいて、
    前記摩耗防止部材は、前記バケットの内側の側板部に配置されていることを特徴とする摩耗防止バケット。
JP2016001354U 2016-03-25 2016-03-25 摩耗防止バケット Active JP3204569U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016001354U JP3204569U (ja) 2016-03-25 2016-03-25 摩耗防止バケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016001354U JP3204569U (ja) 2016-03-25 2016-03-25 摩耗防止バケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3204569U true JP3204569U (ja) 2016-06-02

Family

ID=56089879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016001354U Active JP3204569U (ja) 2016-03-25 2016-03-25 摩耗防止バケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3204569U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107587536A (zh) * 2017-09-22 2018-01-16 南通亚威机械制造有限公司 一种可移动式铲斗

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107587536A (zh) * 2017-09-22 2018-01-16 南通亚威机械制造有限公司 一种可移动式铲斗

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7967547B2 (en) Work machine
US6305731B1 (en) Liner for a work machine body and method for manufacturing the same
JP2014009589A (ja) 機械のカウンタウェイトとして組み込まれるエネルギー貯蔵装置
KR102170608B1 (ko) 굴삭기 버킷 및 제조 방법
CN111836755B (zh) 用于软表面的履带板几何形状
JP3204569U (ja) 摩耗防止バケット
US3989149A (en) Excavating device
JP7270041B2 (ja) 土木作業機または資材運搬機のバケット
US9051717B2 (en) Material handling machine
AU2019391352B2 (en) A bucket for an earth-working or materials-handling machine
EP2994345B1 (en) A dump body for a working machine
US9366006B2 (en) Bucket for work vehicle, and work vehicle equipped with bucket with left and right boom attachment portions
CA3092563A1 (en) Track pad geometry for hard surfaces
JP2001271371A (ja) 油圧ショベルの作業装置
US8877347B2 (en) Wear element, and component provided therewith
US10308289B2 (en) Front fender and wheel loader
JP7341096B2 (ja) 作業車両
EP4379144A1 (en) Work vehicle
US20170241101A1 (en) Loader bucket
CN106930351B (zh) 用于装载机铲斗的磨耗组件
JP2024093152A (ja) ずり積込み装置
EP3372429A1 (en) A working machine axle arrangement and working machine
WO2019076425A1 (en) CLOSABLE BUCKET ASSEMBLY FOR A WORKING MACHINE
JPH0516848U (ja) バケツト付き運搬車
JP2012111411A (ja) 運搬車両

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3204569

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250