JP3204485B2 - 光半導体装置及びその作製方法 - Google Patents

光半導体装置及びその作製方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速変調時においても
動的波長変動を抑えて直接変調方式での駆動を可能とす
る偏波スイッチングする半導体レーザおよび偏波無依存
の光増幅器などの光半導体装置及びその作製方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】偏波スイッチング可能な動的単一モード
(Dynamic Single Mode)半導体レ
ーザとして、小振幅のデジタル信号を注入電流に重畳し
たデジタル偏波変調を可能にする素子構造が提案されて
いる。
【0003】これは、グレーティングからなる分布反射
器を半導体レーザ共振器内部に導入し、その波長選択性
を利用する構造のDFBレーザを用いたものである。発
振波長近傍の波長の光のTE、TMモードの両方に対し
て、発振しきい値程度の電流注入下の利得をおおよそ同
程度のものとするために、活性層の量子井戸に歪を導入
したり、ブラッグ波長を利得スペクトルのピークよりも
短波長側に設定している。そして、複数の電極を持つ構
成とし、これらの複数の電極に対して不均一に電流注入
を行うものであった。不均一注入によって共振器の等価
屈折率を不均一に変化させて、TEモードとTMモード
のうちで、位相整合条件を満たして最低のしきい値利得
となる波長と偏波モードで発振する。不均一注入のバラ
ンスを僅かに変えることで位相条件の競合関係が変化し
て、発振波長と偏波モードを変えることができるという
ものであった。
【0004】このデバイスは、出力側と変調側に対する
不均一電流注入の効果を非対称に引き出すためには、片
面無反射コーティングとする、2つの電極長を変えると
いう構造的な非対称性を導入することが有効であった。
【0005】また、特開平2−117190号明細書の
デバイスにおいては、直列または並列に接続された2つ
の半導体装置からなり、その一方は主として特定の偏光
状態の波を発生または増幅し、他方は主として別の偏光
状態の波を発生または増幅するものを、1つの共同層ま
たは互いに平行する層に設けている半導体レーザ装置を
提案している。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】しかし、従来提案
されていた位相条件で偏波モードを選択するDFB系の
偏波スイッチング半導体レーザでは、発振モードの選択
が端面位相に敏感であった。そのために、デバイスの発
振波長及び偏波モードの電流注入条件依存性の複雑な振
る舞いや、デバイス間での偏波モードの特性のばらつき
が生じている。この点を改良するべく両側の端面に無反
射コーティングを施すと、デバイス導波方向の非対称性
が弱くなり、不均一電流注入の効果が弱まって安定した
偏波スイッチングが得られないという問題点がある。
【0007】また、特開平2−117190号明細書に
よる提案においては、幾何学形状の選定によって特定の
偏波状態の波を発生または増幅するものとしているので
あり、リッジ作成時のエッチング深さ、リッジ幅のプロ
セス上のばらつきに歩留りが左右されるという問題点が
あった。
【0008】また、一般に、半導体レーザ装置の製造工
程においては、ウェハを大気にさらすプロセス工程は、
素子、結晶の劣化を招くという問題があった。さらに、
繰り返しの結晶成長工程においても、成長前の基板温度
昇温時に蒸気圧の高いV族元素の脱離による結晶の劣化
を招くという問題があった。
【0009】従って、本出願に係る発明の第1の目的
は、同一の基板上に形成された集積型半導体レーザ装置
などの集積型光半導体装置において利得の偏波モード依
存性を制御することで偏波モードを選択する装置、偏波
モード依存性を抑圧した光アンプ装置等を提供すること
である。
【0010】本出願に係る発明の第2の目的は、該集積
型半導体レーザ装置などの集積型光半導体装置を構成す
る半導体レーザ部のTEモードの電界振幅方向を容易に
規定し、これを各々の半導体レーザ部で異ならせること
である。
【0011】本出願に係る発明の第3の目的は、基板の
傾斜面の傾きを容易に規定することで該集積型半導体レ
ーザ装置などの集積型光半導体装置を構成する半導体レ
ーザ部のTEモードの電界振幅方向を容易に規定するこ
とである。
【0012】本出願に係る発明の第4の目的は、該半導
体レーザ装置などの集積型光半導体装置の作製に要する
結晶成長の回数とウェハを大気にさらすプロセス工程の
回数を減らして、簡略化された製造工程による結晶成長
方法によって製造可能な半導体レーザ装置などの集積型
光半導体装置を提供することである。
【0013】本出願に係る発明の第5の目的は、該半導
体レーザ装置などの集積型光半導体装置の作製に要する
結晶成長の回数とウェハを大気にさらすプロセス工程の
回数を減らして、簡略化された製造工程による結晶成長
方法によって製造可能な、より低いしきい値で最高出
力、最高発振温度の向上した半導体レーザ装置などの集
積型光半導体装置を提供することである。
【0014】本出願に係る発明の第6の目的は、半導体
レーザ装置などの集積型光半導体装置において端面での
散乱損失を減ずる構造とすることである。
【0015】本出願に係る発明の第7の目的は、さらに
半導体レーザ装置などの集積型光半導体装置において動
的単一モード動作させたり、波長可変レーザとすること
にある。
【0016】本出願に係る発明の第8の目的は、同一の
基板上に形成された集積型半導体光アンプ装置において
利得の偏波モード依存性を制御することで入射光の偏波
モード依存性を抑圧した光アンプ装置を提供することで
ある。
【0017】本出願に係る発明の第9の目的は、同一の
基板上に形成された集積型半導体光レーザ装置などの集
積型光半導体装置において利得の偏波モード依存性を制
御することで偏波モードを選択する装置、偏波モード依
存性を抑圧した光アンプ装置等を高い生産性で歩留まり
よく製造する方法を提供することである。
【0018】本出願に係る発明の第10の目的は、上記
集積型半導体レーザ装置などの集積型光半導体装置の活
性層を含む導波路を結晶成長する工程において、電流狭
窄構造を1回の結晶成長工程で形成し、該装置を高い生
産性で歩留まりよく製造する方法を提供することであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記構造において、各半
導体レーザ部内でTEモード光の電界の方向は積層方向
に平行であるので、導波路の積層方向が互いに平行では
ないことは、すなわちTEモードが互いに平行ではない
2つの半導体レーザ部の存在を意味し、例えば、独立な
電流注入構造に対する不均一な電流注入によって、集積
型半導体レーザ装置などの集積型光半導体装置の利得の
偏波モード依存性を制御するものである。
【0020】また上記第2の目的を達成するため、本出
願に係る第2の発明は、部分的に所定の傾斜面が形成さ
れた複数の傾斜部を基板が備え、該複数の傾斜部の上
に、少なくとも2つの半導体レーザ部の活性層を含む導
波路が形成されていることを特徴とする。この構成にお
いて、基板の傾斜面が半導体レーザ部のTEモードの電
界方向を規定するものである。
【0021】また上記第3の目的を達成するため、本出
願に係る第3の発明は、上記基板上の傾斜面が、閃亜鉛
鉱型III−V族化合物半導体結晶の順メサ面であるこ
とを特徴とする。この構成において、閃亜鉛鉱型III
−V族化合物半導体の順メサ面は、製造時に再現性よく
この面を表出させるものである。
【0022】また、上記第4の目的を達成するため、本
出願に係る第4の発明は、上記半導体レーザ部が上記傾
斜面に電流を狭窄する構造として1回の成長で形成可能
な構造を具備することを特徴とする。この構成におい
て、1回の成長で形成可能な電流狭窄構造は、製造時の
結晶成長の回数を少なくするものである。
【0023】また、上記第5の目的を達成するため、本
出願に係る第5の発明は、以下の形態をとることを特徴
とする。
【0024】第1に、上記半導体レーザ部の電流狭窄構
造が両性不純物をドーピングした層を含む積層構造であ
ることを特徴とする。この構成において、両性不純物で
あるSiをドーピングしたIII−V族化合物半導体層
は基板の面方位に応じてp型層とn型層とになる。特に
順メサ面上においてはp型層、平坦面上ではn型層とな
るので、これを正孔の注入経路とするものである。この
技術自体は、米国特許第4,785,457号明細書に
開示されたものである。
【0025】第2に、上記半導体レーザ部の電流狭窄構
造がn型とp型のドーパントを同時に供給して成長した
層を含む積層構造であることを特徴とする。この構成に
おいて、n型ドーパントであるSeとp型ドーパントで
あるZnを同時に供給したときに、特にメサ面上におい
てはp型層、平坦面上ではn型層となるので、これを正
孔の注入経路とするものである。この技術自体は、特開
平5−63304号明細書に開示されたものである。
【0026】第3に、上記半導体レーザ部の電流狭窄構
造がプロトン打ち込みによるものであることを特徴とす
る。この構成において、プロトン打ち込みによって平坦
部を高抵抗化し、斜面部を電子あるいは正孔の注入経路
とするものである。プロトン注入による不活性化技術自
体はJ.C. Dyment, et al., Pr
oc. IEEE, 60, 726(1972)等に
詳しい。
【0027】第4に、上記基板が{100}GaAs基
板上であり、導波路を形成する順メサ面がGa安定化面
であることを特徴とする。この構成において、GaAs
基板の使用は低しきい値の半導体レーザ装置の実現に寄
与するものであり、{100}基板の使用と順メサ面と
してGa安定化面を表出させたことは、両性不純物を利
用したり、p型、n型の不純物を同時提供することで一
回成長による電流狭窄構造の実現を容易にする。
【0028】第5に、上記Ga安定化面が{111}A
面であることを特徴とする。この構成において、{11
1}A面の使用は、この面が低指数面であるために、そ
の後の成長工程において新たなファセット面の発生を抑
圧する。
【0029】第6に、上記基板が{110}GaAs基
板であり、導波路を形成する順メサ面が{001}面で
あることを特徴とする。この構成において、導波路を形
成する順メサ面が2つの異なる{001}面であること
は、2つの異なる半導体レーザ部でのTEモードの方向
を直交させ、例えば、集積型半導体レーザ装置において
利得の選択性を向上させる。
【0030】また上記第6の目的を達成するため、本出
願に係る第6の発明は、以下の形態をとることを特徴と
する。
【0031】第1に、2つの半導体レーザ部はその間に
形成された溝によって分別可能であり、その溝が同時に
2つの半導体レーザ部の注入電極を分離していることを
特徴とする。この構成において、半導体レーザ部の間に
形成された溝は、半導体レーザ部の対抗する端面を形成
し、端面に生じるファセット成長部による散乱損失を抑
えて、例えば、集積型半導体レーザ装置の低しきい値化
を可能とする。
【0032】第2に、2つの半導体レーザ部はその間に
形成された溝によって分別可能であり、発振するレーザ
光がその溝部を通る部分は該レーザ光のエネルギーより
も大きなバンドギャップを持つ化合物半導体層で埋め込
まれていることを特徴とする。この構成において、半導
体レーザ部の間に形成された溝を埋め込んだ化合物半導
体層は、同時の一回成長で形成可能であるとともに、端
面に生じるファセット成長部による散乱損失を抑え、ま
た半導体レーザ部の対向する端面での反射損失を抑圧
し、例えば、集積型半導体レーザ装置の低しきい値化を
可能とする。
【0033】また上記第7の目的を達成するため、本出
願に係る第7の発明は、2つの半導体レーザ部が回折格
子を有することを特徴とする。この構成において、回折
格子は導波モードの光に対して分布帰還器として作用
し、例えば、動的単一波長半導体レーザとしての動作が
可能な半導体レーザ装置実現する。
【0034】また上記第8の目的を達成するため、本出
願に係る第8の発明は、1つの基板上に、少なくとも2
つの半導体レーザ構造を持つ半導体光アンプ部が導波方
向に直列に形成されていて、該半導体レーザ部の少なく
とも2つは、活性層を含む導波路の積層方向が互いに非
平行で、該半導体レーザ部のそれぞれは少なくとも1つ
の電流注入を行うための構造を有し、かつ該半導体レー
ザ部間で独立に電流注入が可能な様に構成されているこ
とを特徴とする。この構成において、各半導体レーザ部
内でTEモード光の電界の方向は積層方向に平行である
ので、導波路の積層方向が互いに平行ではないことは、
すなわちTEモードが互いに平行ではない2つの半導体
レーザ部の存在を意味し、独立な電流注入構造に対する
不均一な電流注入によって、集積型半導体光アンプ装置
の利得の偏波モード依存性を制御するものである。
【0035】また上記第9の目的を達成するため、本出
願に係る第9の発明は、基板上に2つ以上の異なる所定
の傾斜面を持つ部分を形成する工程と、この上に半導体
レーザ部の活性層を含む導波路を結晶成長する工程とを
有し、該導波路を結晶成長する工程において傾斜面に電
流を狭窄する構造を1回の結晶成長で形成することを特
徴とする。この構成において、上記傾斜部に電流を狭窄
する構造を1回の結晶成長工程で形成することで、プロ
セス工程、結晶成長工程を減ずることができる。また結
晶面方位によってTEモードを互いに平行でなくするこ
とで、プロセスのばらつきに左右されずに該デバイスを
製造することができる。
【0036】また上記第10の目的を達成するため、本
出願に係る第10の発明は、上記半導体レーザ部の電流
狭窄構造を形成する工程が両性不純物をドーピングした
層を含む積層構造を結晶成長する工程であることを特徴
としたり、上記半導体レーザの電流狭窄構造を形成する
工程がn型とp型のドーパントを同時に供給して成長し
た層を含む積層構造を結晶成長する工程であることを特
徴としたり、上記半導体レーザの電流狭窄構造を形成す
る工程がプロトン打ち込みで不活性化を行う工程である
ことを特徴としたりする。これら構成において、一回の
結晶成長で電流狭窄構造を形成することを可能にする。
【0037】
【実施例1】図1(f)に本発明によるAlGaAs/
GaAs系半導体レーザ素子の第1実施例の斜視図を示
す。この素子は以下のようにして作製される。
【0038】(001)n−GaAs基板101にフォ
トリソグラフィーによって図1(a)に示すような千鳥
状のレジストマスク102を形成する(1素子分のみ図
示)。ここで、レーザの共振器方向となる[1−10]
(いち、いちバー、ゼロ)方向に沿ってのマスク102
の長さ11(エルいち)は数十から数百μm程度であ
り、同方向のマスク102の間隔 12(エルに)はゼ
ロから数μm程度である。あるいは、レーザの共振器方
向となる[1−10]方向に沿ってのマスク102の長
さ11は数μm程度のオーバーラップがあってもよい。
一方、レーザの共振器方向と垂直な方向となる[11
0]方向に沿っては、マスク102の幅w1は、隣接す
る素子と電気的、光学的分離を確保できればよく、10
μmから数百μm程度であり、マスク102の間隔w2
は2μmから10μm程度である。図1(a)において
は、これらの長さのバランスは正確ではない点に注意さ
れたい。本実施例においては、11=300μm、12
10μm、w1=100μm、w2=6μmとした。
【0039】続いてウェットエッチングによって、図1
(b)に示すように互い違いの順メサのステップを形成
する。エッチング深さを1.8μmとし、斜面は(00
1)面から55度傾いた{111}AのGa安定化面と
した。エッチャントとしてはBr−メタノールを用い
る。特に本実施例ではBr:メタノール=1:20、2
5°Cのエッチャントを用いたが、順メサを表出させる
エッチャントであればこれに限定されるものではない。
【0040】ここに、III族のアルキル化物とV族の
ハイドライドを原料ガスとして用いるCBE法で結晶成
長を用いてレーザ構造を成長する。結晶成長法として
は、MBE法、MOMBE法、GS−MBE法等と呼ば
れる方法で、III族、V族材料の一部、または全部と
して、単体のGa、Al、As等の材料を用いるもので
あってもよい。すなわち、図1(c)に示すように、
1.5μm厚のSnドープn−Al0.6Ga0.4As下部
クラッド層103、量子井戸構造の活性層104、0.
15μm厚のBeドープp−Al0.3Ga0.7As上部光
ガイド層105、0.3μm厚のSiドープAl0.3
0.7Asキャリア閉じ込め層106、Beドープp−
Al0.6Ga0.4Asクラッド層107、Beドープp−
GaAsコンタクト層108を積層する。活性層104
の量子井戸構造は、井戸層がi−GaAs(厚さ6n
m)、バリア層がi−Al0.3Ga0.7As(厚さ10n
m)の5重量子井戸からなっている。
【0041】これらの層厚は平坦部の(001)面上で
の厚さであり、斜面部で{111}A面に垂直な方向に
測った膜厚はこれより小さくなる。これは、結晶の面方
位によるIII族、V族の取り込み率の変化と、垂直な
方向から入射する分子線の供給量が傾斜面の単位面積あ
たりではcosθ(傾斜角θ)に比例して小さくなるこ
とによる。このような構成で、両性不純物を用いた電流
狭窄によって斜面上を活性領域とする半導体レーザにつ
いては米国特許第4,785,457号に開示されてい
る。
【0042】以下に本実施例に即して概要を説明する。
Siドープのキャリア閉じ込め層106の導電型は、下
地となる基板101の面方位に応じてp、n両方をと
る。すなわち、両性不純物であるSiをドーピングした
層106は、平坦部の(001)面上ではn−AlGa
Asとなり、斜面の{111}A面上ではp−AlGa
Asとなる。Beドープ層は結晶面方位によらずp型層
になるので、p型光ガイド層105、キャリア閉じ込め
層106、p−InPクラッド層107という3層構成
を介して活性層104に注入される正孔の大半は、少な
くともキャリア閉じ込め層106においては{111}
A面上を通り、光ガイド層105を通って{111}A
面上の活性層104の部分に注入される。電子に比べて
移動度の低い正孔の大半が斜面上の活性層104に注入
されるので、ここでレーザ発振光が起こり光出力が得ら
れる。図1(e)の斜視図に示すように、互い違いの斜
面上に上述の成長を行うことで、活性層104として働
く斜面上の量子井戸層が[1−10]方向に直列に並ん
でいて、かつ(001)面に対する斜面の傾きは互いに
逆の傾きとなっている構造を形成する。
【0043】次に、図1(f)に示すように、上面、下
面に電流注入の経路となるオーミック電極109、11
0を形成し、傾きの異なる斜面間に[110]方向に沿
って(すなわちレーザの共振器の主軸に垂直に)GaA
s基板101まで達する幅10μmの素子分離溝111
を形成する。この溝111は、電極分離と同時に、ステ
ップ端部でファセット成長した部分を除去することを目
的とし、2つの斜面部の間での散乱損失を低減すること
ができる。更に、へき開によって両端面を形成する。素
子分離溝111からへき開による端面までの距離は前後
どちら側も等しく、300μmとする。即ち、11=3
00μmとしたことから、この様になる。
【0044】通常の半導体レーザに倣い、レーザ出力光
の主な電界方向が{111}A面に平行なモードをTE
モード、主な磁界方向が{111}A面に平行なモード
をTMモードと呼ぶこととする。図1(d)に、斜面上
を活性層とするレーザ(以上に説明したレーザ装置を2
分割して一方の傾きの部分だけをとりだしたもの)を発
振しきい値の90%までバイアスした状態での、TEモ
ードとTMモードに対する利得の波長分散を示す。通常
の量子井戸レーザ同様にTEモードに対する利得の方が
大きい。
【0045】図1(g)に示すように、本実施例の複合
共振器レーザは、第1の共振器部分と第2の共振器部分
で斜面の傾きが異なっている(2つの共振器をフロント
部112、リア部113と呼ぶことにする)。2つの
{111}A面同志は互いに約70度傾いているので、
量子井戸層での利得の大きいTEモードの電界方向がフ
ロント部112とリア部113では70度傾いているこ
とになる。そのためにフロント部112のTEモード光
はリア部113のTMモード光に対してより強く結合
し、フロント部112のTMモード光はリア部113の
TEモード光に対してより強く結合する。
【0046】今、フロント部112とリア部113の共
振器長は同じなので、フロント部112とリア部113
に均一に電流注入して発振しきい値を僅かに上回った状
態からスタートして、フロント部112とリア部113
に流す電流の割合を変えていってみる。フロント部11
2に注入する電流をリア部113に注入する電流よりも
大きくすれば、フロント部112でのTEモード光に対
する周回利得が大きくなり、TEモードでの発振とな
る。一方、リア部113に注入する電流をフロント部1
12に注入する電流よりも大きくすれば、フロント部1
12でのTMモード光に対する周回利得が大きくなり
(リア部113でのTEモード光に対する利得が大きく
なり、これはフロント部112ではTEモードに対して
よりもTMモードに対して寄与するので)、TMモード
での発振となる。即ち、フロント部112とリア部11
3に流す電流の割合を変えることで、本実施例の複合共
振器レーザの発振光の偏波を変調できる。
【0047】フロント部112とリア部113の結合損
失は、活性層104となる斜面部の量子井戸の相互の位
置関係によっている。一度の結晶成長でフロント部11
2とリア部113を同時に成長するので(基板面に概略
鉛直な方向からの分子線を供給しつつ基板101を回転
させて均一な成長を図るようなもの)、通常のCBE
法、MBE法、GS−MBE法、MOMBE法での成長
を行えば、基板面に垂直な位置合わせは自己整合的に行
われる。基板面に平行な[110]方向での位置合わせ
は、初期に基板101に形成された2つの斜面の間隔と
成長膜厚とで制御すればよい。例えば、フォトリソによ
って形成される斜面間隔の作製時のずれは、成長膜厚の
制御でカバーすることができる。個別に作製した複数個
のLDの基板面を相互に傾けてモジュールとする場合に
比べて、遥かに容易に高い結合効率を得られることは明
らかである。
【0048】本実施例においては共振器長をフロント部
112とリア部113で同一としたが、これは必ずしも
同一とする必要はない。また、InGaAsP/InP
系の材料での変更例として、以下の層構成でもデバイス
を構成できる。
【0049】Br−メタノールでエッチングしたn−I
nP基板上に、0.5μm厚のSnドープn−In0.86
Ga0.14As0.310.69下部光ガイド層、量子井戸構造
の活性層、0.15μm厚のBeドープp−In0.73
0.27As0.590.41上部光ガイド層、0.3μm厚の
SiドープIn0.86Ga0.14As0.310.69キャリア閉
じ込め層、Beドープp−InPクラッド層、p−In
0.59Ga0.41As0.90.1コンタクト層を積層する。活
性層の量子井戸は井戸層がi−In0.53Ga0.47As
(厚さ6nm)、バリア層がi−In0.73Ga0.27As
0.590.41(厚さ10nm)の5重量子井戸からなって
いる。この変更例も動作は同じである。
【0050】
【実施例2】図2を用いて、本発明の第2の実施例であ
るAlGaAs/GaAs系半導体レーザを説明する。
図2(a)は、第1の実施例同様にウエットエッチング
によって段差を形成したn−GaAs基板201を示
す。本実施例では(110)基板201を用い、段差の
斜面部に(100)面と(010)面を表出させた。共
振器の長手方向は[001]方向である。
【0051】図2(b)に示すレーザの層構成は以下の
通りである。すなわち、Siドープのn−AlGaAs
下クラッド層202、Siドープのn−AlGaAs下
光閉じ込め層203、ノンドープのAlGaAs/Ga
As多重量子井戸活性層204、Beドープのp−Al
GaAs上光閉じ込め層205、Beドープのp−Al
GaAs上クラッド層206、Beドープのp−GaA
sコンタクト層207で構成されている。
【0052】引き続いてプロトン注入によって(11
0)面上に形成されたp−GaAs層207とp−Al
GaAs上クラッド層206を不活性化し、活性層20
4である多重量子井戸層への正孔の注入が斜面部に集中
するようにする(図2(c)においてプロトン注入域を
ハッチングで示す)。プロトン注入による不活性化は
J.C. Dyment, et al., Pro
c. IEEE. 60,726(1972)等に詳し
い。
【0053】第1の実施例同様に、上面、下面のオーミ
ック電極の形成、電極分離の溝の形成を行い、へき開に
よって現れる{001}面を端面とする。図2(c)に
このレーザの斜視図を示す(ただし電極は不図示)。第
1の実施例とは結晶面方位が違うので、両性不純物であ
るSi層は斜面上でも平坦部上でもn型となり、これで
は電流狭窄構造とはならず、上記プロトン注入による不
活性化で電流狭窄構造を実現している。
【0054】また、本実施例が前述した第1の実施例と
大きく異なる点は、フロント部212とリア部213で
の斜面の傾きが直交しているという点である。このため
に、フロント部212でのTEモード光がリア部213
でTEモードに結合する強さとTMモードに結合する強
さとの比が、本発明による幾つかの実施例の中で最も大
きくとれるという点である。このことは、偏波変調レー
ザの偏波モードの安定性を向上させると共に、作製時の
ばらつきの影響を小さくし、再現性良くレーザを作製す
ることに寄与する。本実施例の動作も第1実施例と実質
的に同じである。
【0055】
【実施例3】図3を用いて、本発明の第3の実施例であ
るAlGaAs/GaAs系半導体レーザを説明する。
図3(a)は、第1の実施例同様に、n−GaAs基板
301上にフォトリソグラフィーでパターニングされた
千鳥状のレジストパターンを示す。これにウエットエッ
チングを行って段差を形成したものを図3(b)に示
す。第1の実施例同様、(001)基板301を使用
し、共振器方向を[1−10]方向、斜面として{11
1}A面を表出している。ここにフォトリソグラフィー
によるパターニングとドライエッチングを組み合わせ
て、基板301から3μmの深さで幅20μmの溝35
2を形成する。図3(c)に示したのが、溝352を形
成したエピ成長前のウェハである。
【0056】III族のアルキル化物とV族のハイドラ
イドを原料ガスとして用いるCBE法で、結晶成長を用
いてレーザ構造を成長する。すなわち、図4に示すよう
に、1.0μm厚のSnドープn−Al0.6Ga0.4As
下部クラッド層302、0.1μm厚のSnドープn−
Al0.3Ga0.7As下部光ガイド層303、量子井戸構
造の活性層304、0.1μm厚のBeドープp−Al
0.3Ga0.7As上部光ガイド層305、0.3μmのS
iドープAl0.6Ga0.4Asキャリア閉じ込め層30
6、2.4μmのBeドープAl0.6Ga0.4As上部ク
ラッド層307、0.3μmのBeドープGaAsコン
タクト層308を積層する。活性層304の量子井戸
は、井戸層がi−GaAs(厚さ6nm)、バリア層が
Al0.3Ga0.7As(厚さ10nm)の5重量子井戸か
らなっている。
【0057】図5(a)、(b)、(c)に斜面部(A
−A′断面、C−C′断面)と溝部(B−B′断面)で
の断面を示す。図5(d)に示す様に、2点鎖線が斜面
部での導波光の強度のピークを示す。溝部(B−B′断
面)では、斜面部から入射した光は主にクラッド層30
7を透過し、強い吸収を生じる量子井戸層304は光強
度の弱いところに位置するので、溝352を導入したこ
とによる損失は小さい。ただし、溝部352には横方向
の光閉じ込めの構造がないので、溝部の導波モードはス
ラブ導波路のモードである。
【0058】図6に示すように、上側、下側にそれぞれ
オーミック電極310、311を形成し、上側電極31
0は電極分離を行った。本実施例の半導体レーザは、フ
ロント部312、リア部313に対する不均一電流注入
によって偏波モードスイッチングを可能にすることは、
第1の実施例同様である。ただ、同時に溝部352に設
けた電極(不図示)によって、溝部352上の上クラッ
ド層307に対する電流注入が可能であり、フロント部
312とリア部313の間の位相調整領域として利用す
ることができる。
【0059】
【実施例4】図7に沿って、本発明の第4の実施例であ
るAlGaAs/GaAs系DFBレーザを説明する。
図7(a)は、これまでに説明した幾つかの実施例同様
にn−GaAs基板401上にフォトリソグラフィーと
ウエットエッチングで形成した段差を示す。第3の実施
例同様、(001)基板401を使用し、共振器方向を
[1−10]方向とし、斜面として{111}A面を表
出している。図7(b)に一回目の成長後のレーザ構造
を示す。1.0μm厚のSnドープn−Al0.6Ga0.4
As下部クラッド層402、0.1μm厚のSnドープ
n−Al0.3Ga0.7As下部光閉じ込め層403、量子
井戸構造の活性層404、0.1μm厚のBeドープp
−Al0.3Ga0.7As上部光閉じ込め層405、0.2
μm厚のBeドープp−Al0.5Ga0.5Asキャリア閉
じ込め層406からなっている。
【0060】この上の全面に二光束干渉露光法でグレー
ティングパタンを形成し、ドライエッチングでグレーテ
ィングgを形成する。グレーティングピッチは240n
mである。斜視図を図7(c)に示す。次に、再び結晶
成長を行い、0.2μmのBeドープAl0.3Ga0.7
s上部光ガイド層410、1.4μmのBeドープAl
0.6Ga0.4As上部クラッド層407、0.3μmのB
eドープGaAsコンタクト層408を図7(d)のよ
うに形成する。
【0061】引き続いてプロトン注入によって、(00
1)面上に形成されたp−GaAs層とp−AlGaA
s層とを高抵抗化し、活性層404である多重量子井戸
層への正孔の注入が斜面部に集中するようにする(プロ
トン注入域は不図示)。
【0062】第3の実施例同様に、上面、下面のオーミ
ック電極形成、電極分離の溝形成を行い(不図示)、へ
き開によって現れる{001}面を端面とする。さらに
端面反射を抑える無反射コーティングをへき開端面に施
す(不図示)。
【0063】本実施例によるDFBレーザも不均一注入
によって偏波モードのスイッチングが起こるが、本実施
例のデバイスでは、フロント部412とリア部413で
の、利得の偏波面依存性と、有効屈折率の偏波モード依
存性に起因するブラッグ波長の偏波面依存性の両方が発
振モードの選択に寄与する。不均一なバイアス状態にた
いするデバイスの偏波モードと発振波長の振る舞いは複
雑である。しかし、グレーティングgを導入すること
で、発振波長の線幅が狭くなる、発振波長の安定性が向
上する、波長可変のレーザとして容易に波長チューニン
グが可能である等のメリットが生じる。
【0064】
【実施例5】第4の実施例に類似したDFBレーザで、
製造方法の異なるものについて、第5の実施例として説
明する。
【0065】図8に沿って、本発明の第5の実施例であ
るInGaAs/InP系DFBレーザを説明する。図
8(a)は、これまでに説明した幾つかの実施例同様
に、n−InP基板501上にフォトリソグラフィーと
ウエットエッチングで形成した段差を示す。第1の実施
例同様、(001)基板501を使用し、共振器方向を
[1−10]方向とし、斜面として{111}A面を表
出している。
【0066】この上の全面に二光束干渉露光法でグレー
ティングパタンを形成し、ドライエッチングでグレーテ
ィングgを形成する。グレーティングピッチは240n
mである(図8(b)参照)。
【0067】レーザ構造は、図8(c)に示す様に以下
の通りである。0.1μm厚のSnドープn−In0.86
Ga0.14As0.310.69下部光ガイド層503、量子井
戸構造の活性層504、0.15μm厚のBeドープp
−In0.73Ga0.27As0.590.41上部光ガイド層50
5、0.3μm厚のSiドープIn0.86Ga0.14As
0.310.69キャリア閉じ込め層506(両性不純物であ
るSi層は斜面上でp型となり平坦部上でn型となって
電流狭窄構造を構成する)、Beドープp−InPクラ
ッド層507、p−In0.59Ga0.41As0.90.1コン
タクト層508からなっている。また、活性層504の
量子井戸は、井戸層がi−In0.53Ga0.47As(厚さ
6nm)、バリア層がIn0.73Ga0.27As0.590.41
(厚さ10nm)の5重量子井戸からなっている。
【0068】これに電極形成(不図示)、電極分離を行
い、偏波スイッチング可能なDFBレーザとした。フロ
ント部512、リア部513に各1個の注入電極を有す
る2電極のDFBレーザである。本実施例のDFBレー
ザも、グレーティングgを導入することで、発振波長の
線幅が狭くなる、発振波長の安定性が向上する、波長可
変のレーザとして容易に波長チューニングが可能である
等のメリットがある。
【0069】
【実施例6】図9にしたがって、本発明の第6の実施例
であるInGaAs/InP系DFBレーザを説明す
る。図9(a)は、(001)n−InP基板601上
に二光束干渉露光法でグレーティングを形成し、ドライ
エッチングでグレーティングgを形成したものを示す。
グレーティングピッチは240nmである。
【0070】ここに、フォトリソグラフィーとウエット
エッチングで段差を形成する。共振器方向を[1−1
0]方向とし、斜面として{111}A面を表出してい
る(図9(b))。
【0071】レーザ構造は、図9(c)に示す様に以下
の通りである。0.1μm厚のSnドープn−In0.86
Ga0.14As0.310.69下部光ガイド層602、量子井
戸構造の活性層603、0.15μm厚のBeドープp
−In0.73Ga0.27As0.590.41上部光ガイド層60
4、0.3μm厚のSiドープIn0.86Ga0.14As
0.310.69キャリア閉じ込め層605(両性不純物であ
るSi層は斜面上でp型となり平坦部上でn型となって
電流狭窄構造を構成する)、Beドープp−InPクラ
ッド層606、p−In0.59Ga0.41As0.90.1コン
タクト層607からなっている。また、活性層603の
量子井戸は、井戸層がi−In0.53Ga0.47As(厚さ
6nm)、バリア層がi−In0.73Ga0.27As0.59
0.41(厚さ10nm)の5重量子井戸からなっている。
【0072】これに電極610、611の形成、電極分
離の溝620の形成を行い、偏波スイッチング可能なD
FBレーザとする(図9(c))。図9(d)に示すよ
うに、本実施例ではグレーティングgの領域(斜線部)
が半導体レーザの活性層603の斜め下方向であり、結
合係数が比較的小さいが、凹凸のない基板601に対し
て二光束干渉露光を行うのでグレーティング形成が容易
である。
【0073】本実施例のDFBレーザもグレーティング
gを導入することで、発振波長の線幅が狭くなる、発振
波長の安定性が向上する、波長可変のレーザとして容易
に波長チューニングが可能である等のメリットがある。
【0074】
【実施例7】図10(b)に、本発明によるAlGaA
s/GaAs系半導体光アンプの実施例を示す。この素
子は以下のようにして作製される。
【0075】図10(a)に示す様に、(001)n−
GaAs基板701を用い、フォトリソグラフィーとウ
エットエッチングによって、他の実施例同様に互い違い
の順メサのステップを形成する。エッチング深さを1.
8μmとし、斜面は(001)面から55度傾いた{1
11}A面であるGa安定化面とした。さらに、フォト
リソグラフィーによるパターニングとドライエッチング
を組み合わせて、基板701から3μmの深さで幅20
μmの溝720を形成する。図10(a)に示したの
が、溝720を形成したエピ成長前のウェハである。
【0076】ここに、CBE法で結晶成長してレーザ構
造を成長する。すなわち、1.3μm厚のSnドープn
−Al0.6Ga0.4As下部ガイド層702、量子井戸構
造の活性層703、0.15μm厚のBeドープp−A
0.3Ga0.7As上部光ガイド層704、0.2μm厚
のSiドープAl0.6Ga0.4Asキャリア閉じ込め層7
05(両性不純物であるSi層は斜面上でp型となり平
坦部上でn型となって電流狭窄構造を構成する)、1.
8μm厚のBeドープp−Al0.6Ga0.4Asクラッド
層706、0.3μm厚のBeドープp−GaAsコン
タクト層707を積層する。活性層703の量子井戸
は、井戸層がi−GaAs(厚さ8nm)、バリア層が
Al0.3Ga0.7As(厚さ20nm)の5重量子井戸か
らなっている。これらの層厚は平坦部の(001)面上
での厚さである。
【0077】第3の実施例同様に、両側の斜面部を導波
されてきた光は溝部720では上部クラッド層706の
p−Al Ga As層を透過し、溝部720での吸収損失
は小さくなっている。
【0078】上下に、しきい値以下の電流を注入する為
のオーミック電極710、711を形成し、電極分離を
行い、さらに両端面をへき開によって形成する。フロン
ト部712とリア部713の共振器長はほぼ等しくし
た。さらに両端面には、SiO 2による無反射コーティ
ングを施す(不図示)。
【0079】本実施例の光アンプは第1の共振器部分と
第2の共振器部分で斜面の傾きが異なっている。2つの
{111}A面同志は互いに約70度傾いているので、
量子井戸層703での利得の大きいTEモードの電界方
向がフロント部712とリア部713では70度傾いて
いることになる。そのためにフロント部712のTEモ
ード光はリア部713のTMモード光に対してより強く
結合し、フロント部712のTMモード光はリア部71
3のTEモード光に対してより強く結合する。
【0080】フロント部712とリア部713の2つの
共振器で利得の大きくなる偏波方向が傾いているため
に、無反射コーティングを施された端面を介した入射光
に対する利得の偏波面依存性は大幅に緩和される。
【0081】
【実施例8】本発明による光デバイスは、斜面部を2つ
有する2電極のデバイスには限らない。第8の実施例と
して3電極の半導体レーザについて説明する。
【0082】図11(a)は、これまでに説明した幾つ
かの実施例同様に、n−GaAs基板801上にフォト
リソグラフィーとウエットエッチングで形成した段差を
示す。第1の実施例同様、(001)基板801を使用
し、共振器方向を[1−10]方向とし、斜面として
{111}A面を表出している。中央の斜面部の[1−
10]方向の長さは100μmとした。
【0083】引き続いて結晶成長を行いレーザ構造を作
製する。1.3μm厚のSnドープn−Al0.6Ga0.4
As下部クラッド層802、量子井戸構造の活性層80
3、0.15μm厚のBeドープp−Al0.3Ga0.7
s上部光ガイド層804、0.3μm厚のSiドープA
0.6Ga0.4Asキャリア閉じ込め層805(電流狭窄
構造を構成する)、Beドープp−Al0.6Ga0.4As
クラッド層806、p−GaAsコンタクト層807を
積層する。また、活性層803の量子井戸は、井戸層が
i−GaAs(厚さ6nm)、バリア層がAl0.3Ga
0.7As(厚さ10nm)の5重量子井戸からなってい
る。
【0084】これに電極808、809の形成、電極分
離を行い、へき開によって端面を形成し、偏波スイッチ
ング可能な半導体レーザ或は偏波無依存な半導体光アン
プとする。本実施例は、3電極の構成であるので、各領
域への電流注入量を適当に制御することで、容易に波長
のチューニング、出力光強度の一定化等を行えることが
特徴である。
【0085】
【実施例9】本発明の第9の実施例として、n型とp型
のドーパントを同時供給して成長した層を含む電流狭窄
構造を含む2電極の半導体レーザについて説明する。
【0086】図12(b)に、n−GaAs基板901
上に形成したAlGaInP系半導体レーザを示す。n
−GaAs(001)基板901を使用し、フォトリソ
グラフィーとウエットエッチングで段差を形成する。共
振器方向を[1−10]方向とし、斜面として{11
1}A面を表出している。図12(a)中、902はn
−AlGaInP下クラッド層、903はアンドープG
aInP活性層、904はAlGaInP電流狭窄層、
905はp−AlGaInP上クラッド層、906はA
lGaInP電流狭窄層、907はp−GaAsコンタ
クト層である。
【0087】これらの層は次の如く形成される。周知の
MOCVD法でSeドープのn−AlGaInP下クラ
ッド層902、アンドープGaInP活性層903を積
層する。そのまま引き続いて、ZnとSeを同時に供給
しながらAlGaInP電流狭窄層904を積層する。
(001)面上に成長する平坦部ではn−AlGaIn
Pが形成され、{111}A面上に成長する斜面上では
p−AlGaInPが形成される。さらにSeの供給を
停止し、Znの流量を増やしてp−AlGaInP上ク
ラッド層905を形成し、再びZnとSeを同時に供給
しながらAlGaInP電流狭窄層906を積層する。
さらに、Znのみを供給しながらp−GaAsコンタク
ト層907を形成する。
【0088】これに電極形成、電極分離を行い、素子分
離の溝920を形成し、へき開によって端面を形成して
偏波スイッチング可能な半導体レーザとする。
【0089】本実施例においては、傾斜面上の層厚が平
坦部での層厚よりも厚く、光に対する屈折率導波となっ
ている点が、MBE系の成長による実施例と異なる本実
施例の特徴である。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明(特に、請求項1、15に対応)によれば、TE
モードが互いに平行ではない半導体レーザ部の独立な電
流注入構造に対して不均一に電流を注入することによっ
て、集積型光半導体装置の利得の偏波モード依存を制御
することの可能な集積型光半導体装置を実現できる。
【0091】また、本出願に係る第2の発明(特に、請
求項2に対応)によれば、部分的に所定の傾斜面が形成
された基板上の傾斜面が半導体レーザ部のTEモードの
電界方向を規定するものである。
【0092】また、本出願に係る第3の発明(特に、請
求項3に対応)によれば、基板上の傾斜面としての順メ
サ面は、製造時に再現性よくこの面を表出させるもので
ある。
【0093】また本出願に係る第4の発明(特に、請求
項4に対応)によれば、該半導体レーザ部の該傾斜部に
電流を狭窄する構造として1回成長で形成可能な電流狭
窄構造を用い、製造時の結晶成長の回数を少なくするも
のである。
【0094】また、本出願に係る第5の発明(特に、請
求項5、6、7、8、9、10に対応)によれば、上記
半導体レーザの電流狭窄構造が1回成長で形成可能な電
流狭窄構造であり、製造時の結晶成長の回数を少なくす
るものである。
【0095】また、本出願に係る第6の発明(特に、請
求項11に対応)によれば、端面に生じるファセット成
長部による散乱損失を抑えて、例えば、集積型光半導体
装置の低しきい値化を可能とする。
【0096】また、本出願に係る第7の発明(特に、請
求項12に対応)によれば、半導体レーザ部の間に形成
された溝を埋め込んだ化合物半導体層は、同時の一回成
長で形成可能であるとともに、端面に生じるファセット
成長部による散乱損失を抑え、また半導体レーザ部の対
向する端面での反射損失を抑圧し、例えば、集積型光半
導体装置の低しきい値化を可能とする。
【0097】また、本出願に係る第8の発明(特に、請
求項13、14に対応)によれば、回折格子は導波モー
ドの光に対して分布帰還器として作用し、例えば、動的
単一波長半導体レーザとしての動作を可能な光半導体装
置を実現する。
【0098】また、本出願の係る第9の発明(特に、請
求項16に対応)によれば、TEモードが互いに平行で
はない半導体レーザ部は、独立な電流注入構造に対する
不均一な電流注入によって、集積型半導体光アンプ装置
の利得の偏波モード依存を制御するものである。
【0099】また、本出願に係る第10の発明(特に、
請求項17、18、19、20に対応)によれば、上記
傾斜部に電流を狭窄する構造を1回の結晶成長工程で形
成することで、プロセス工程、結晶成長工程を減ずるこ
とができる。また、結晶面方位によってTEモードを互
いに平行ではなくすることで、プロセスのばらつきに左
右されずに該デバイスを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光半導体装置の第1実施例の構
造、製造方法、利得の偏波依存性を示す図。
【図2】本発明による光半導体装置の第2実施例の構
造、製造方法を示す図。
【図3】本発明による光半導体装置の第3実施例の製造
方法を示す図。
【図4】本発明による光半導体装置の第3実施例の構
造、製造方法を示す図。
【図5】本発明による光半導体装置の第3実施例の断面
構造、導波光の光強度分布を示す図。
【図6】本発明による光半導体装置の第3実施例の構造
を示す図。
【図7】本発明による光半導体装置の第4実施例である
DFBレーザの構造、製造方法を示す図。
【図8】本発明による光半導体装置の第5実施例である
DFBレーザの構造、製造方法を示す図。
【図9】本発明による光半導体装置の第6実施例である
DFBレーザの構造、製造方法を示す図。
【図10】本発明による光半導体装置の第7実施例であ
る半導体光アンプの構造、製造方法を示す図。
【図11】本発明による光半導体装置の第8実施例の構
造、製造方法を示す図。
【図12】本発明による光半導体装置の第9実施例の構
造、製造方法を示す図。
【符号の説明】
101、201、301、401、501、601、7
01、801、901 基板 102 レジストマスク 103、107、202、206、302、307、4
02、407、507、606、706、802、80
6、902、905 クラッド層 104、204、304、404、504、603、7
03、803、903 活性層 105、303、305、503、505、602、6
04、702、704、804 光ガイド層 106、306、406、506、605、705、8
05 キャリア閉じ込め層 108、207、308、408、508、607、7
07、807、907 コンタクト層 109、110、310、311、610、611、7
10、711、808、809 電極 111、352、620、720、920 素子分離
溝 112、212、312、412、512、712
フロント部 113、213、313、413、513、713
リア部 203、205、403、405 光閉じ込め層 904、906 電流狭窄層 g 回折格子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−243551(JP,A) 特開 平6−43396(JP,A) 特開 平1−129483(JP,A) 特開 平5−226778(JP,A) 特開 平5−63304(JP,A) 特開 平1−155675(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの基板上に、少なくとも2つの半導
    体レーザ構造を持つ半導体レーザ部が導波方向に直列に
    形成されていて、該半導体レーザ部の少なくとも2つ
    は、活性層を含む導波路の積層方向が互いに非平行で、
    該半導体レーザ部のそれぞれは少なくとも1つの電流注
    入を行うための構造を有し、かつ該半導体レーザ部間で
    独立に電流注入が可能な様に構成されていることを特徴
    とする集積型光半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記基板は、部分的に所定の傾斜面が形
    成された複数の傾斜部を備え、該複数の傾斜部の上に、
    前記少なくとも2つの半導体レーザ部の活性層を含む導
    波路が形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    集積型光半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記基板上の傾斜面が、閃亜鉛鉱型II
    I−V族化合物半導体結晶の順メサ面であることを特徴
    とする請求項2記載の集積型光半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体レーザ部が前記傾斜部に電流
    を狭窄する構造として1回の成長で形成可能な構造を具
    備することを特徴とする請求項3記載の集積型光半導体
    装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体レーザ部の電流狭窄構造が両
    性不純物をドーピングした層を含む積層構造であること
    を特徴とする請求項4記載の集積型光半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体レーザ部の電流狭窄構造がn
    型とp型のドーパントを同時に供給して成長した層を含
    む積層構造であることを特徴とする請求項4記載の集積
    型光半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体レーザ部の電流狭窄構造がプ
    ロトン打ち込みによる電流狭窄構造であることを特徴と
    する請求項4記載の集積型光半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記基板が{100}GaAs基板であ
    り、導波路を形成する順メサ面がGa安定化面であるこ
    とを特徴とする請求項3記載の集積型光半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記Ga安定化面が{111}A面であ
    ることを特徴とする請求項8記載の集積型光半導体装
    置。
  10. 【請求項10】 前記基板が{110}GaAs基板で
    あり、導波路を形成する順メサ面が{001}面である
    ことを特徴とする請求項3の集積型光半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも2つの半導体レーザ部
    はその間に形成された溝によって分別可能であり、その
    溝が同時に2つの半導体レーザ部の電流注入を行うため
    の構造である注入電極を分離していることを特徴とする
    請求項4の集積型光半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記少なくとも2つの半導体レーザ部
    はその間に形成された溝によって分別可能であり、発振
    するレーザ光が通る該溝の部分は該レーザ光のエネルギ
    ーよりも大きなバンドギャップを持つ化合物半導体層で
    埋め込まれていることを特徴とする請求項11記載の集
    積型光半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記少なくとも2つの半導体レーザ部
    が回折格子を有することを特徴とする請求項4記載の集
    積型光半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記回折格子は半導体レーザ部の平坦
    部にのみ形成されていることを特徴とする請求項13記
    載の集積型光半導体装置。
  15. 【請求項15】 前記光半導体装置が半導体レーザ装置
    として構成されていることを特徴とする請求項1乃至1
    4のいずれかに記載の集積型光半導体装置。
  16. 【請求項16】 前記光半導体装置が半導体光アンプ装
    置として構成されていることを特徴とする請求項1乃至
    14のいずれかに記載の集積型光半導体装置。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16のいずれかに記載の
    光半導体装置の製造法において、基板上に2つ以上の異
    なる所定の傾斜面を持つ部分を形成する工程と、この上
    に半導体レーザ部の活性層を含む導波路を結晶成長する
    工程とを有し、該導波路を結晶成長する工程において傾
    斜面に電流を狭窄する構造を1回の結晶成長で形成する
    ことを特徴とする集積型光半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記半導体レーザ部の電流狭窄構造を
    形成する工程が両性不純物をドーピングした層を結晶成
    長する工程であることを特徴とする請求項17記載の集
    積型光半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記半導体レーザ部の電流狭窄構造を
    形成する工程がn型とp型のドーパントを同時に供給し
    て成長した層を結晶成長する工程であることを特徴とす
    る請求項17記載の集積型光半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記半導体レーザ部の電流狭窄構造を
    形成する工程がプロトン打ち込みで不活性化を行う工程
    であることを特徴とする請求項17記載の集積型光半導
    体装置の製造方法。
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