JP3204333U - ヒンジ機構付き箸 - Google Patents

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Abstract

【課題】箸を正しく保持することを容易にするとともに、充分な強度を保つことのできるヒンジ機構付きの箸を提供する。【解決手段】下側箸部材20と、上側箸部材10と、ヒンジ機構とを含む箸であって、ヒンジ機構は下側箸部材20に配設されたヒンジと、上側箸部材10のヒンジ穴102とを含む。ヒンジは上記ヒンジ穴102内に受容されることのできるヒンジヘッド130を含み、ヒンジ穴102には、内側チャンバ132に受容されることのできる枢軸164が設けられ、該枢軸164を中心にヒンジが回動することができるようになっている。また、上側箸部材10にはヒンジ穴102が位置する膨出部104が設けられ、該膨出部104は上側箸部材10の上面及び/又は上側箸部材10の背面から延びる。【選択図】図4

Description

本考案は箸に関するものであり、特に、2つの箸部材を連結するためのヒンジ機構を備えた箸に関する。
中国人は、三千年の歴史にわたって、食事のために箸を使用してきている。図1及び図2は、棒状の上側箸部材10及び棒状の下側箸部材20から成る一種の従来の箸を示す。上側箸部材の頭部18及び下側箸部材の頭部28は、食物を掴むために使用される。2つの箸部材の尾部19及び29はそれぞれ頭部18及び28の反対側にある。上側箸部材及び下側箸部材において親指と接触する面を前面11、21と呼び(図1参照)、上部の面を上面12、22と呼び、前面と反対側の面を背面13、23(図2参照)と呼び、下部の面(図示せず)を下面と呼ぶ。親指における前腕の橈骨の方向に近い側面を親指の橈骨側面33と呼び、親指における前腕の尺骨の方向に近い側を親指の尺骨側面34と呼ぶ。正方形又は長方形以外の断面を有する箸の場合であっても、当該箸が同様に上述した面を有するものとみなしうることは容易に理解される。
箸が正しく保持された状態を図1に示す。箸が正しく保持されている状態では、薬指の第1節61は下側箸部材の背部を支持し、人差し指の第3節43の基部48(及びその下の部分)は下側箸部材の背面に接触し、親指の第2節32は下側箸部材の前面を押圧する。こうして下側箸部材20は、手に対して動かないように、3つの領域を通して確実に掴まれる。対照的に、上側箸部材10は動かすことができるようになっている。人差し指の第1節41は中指の第1節51とともに上側箸部材を掴んで上下に動かすことを可能にするので、上側箸部材10は下側箸部材20に向かって開閉することができ、食物を掴む機能が達成される。人差し指の第3節43は上側箸部材の背部に接触する。親指の第1節31は上側箸部材の前面を押圧する。親指の2つの節31、32は下側箸部材に対して動かしてはならない。
現在、箸をより安定的に保持するために、上側及び下側の箸部材を連結するためにヒンジ機構を備えた箸がある。一例を図3に示す。図3に示すように、特に、下側箸部材20にはヒンジが設けられている。当該ヒンジは、下側箸部材20から垂直に延びる柱121と、柱121の上部に位置するヒンジヘッドすなわちC字形要素122とで構成される。上側箸部材10にはヒンジ穴92が設けられている。当該ヒンジ穴は貫通穴であり、当該ヒンジ穴の中に枢軸(図示せず)が配設され、当該枢軸の長手軸は上側箸部材10の長手軸と垂直である。組立状態では、上側箸部材10の上記枢軸は、C字形要素122が当該枢軸を中心に回動することができるように、C字形要素122の内側チャンバ123内に受容される。このようにして、2つの箸部材は相互に連結されるが、依然として相互に対して開閉することができる。したがって、箸をより安定的に保持することができる。
しかし、この種の構造には2つの大きい問題がある。一方では、ヒンジ穴92は、それ自体が薄い上側箸部材10の前壁91及び後壁93の厚さを低減させる。他方では、C字形要素122の厚さもヒンジ穴92の大きさによって制限されてしまうので、より大きいサイズのC字形要素122を設計することができない。上側箸部材10の薄い壁91、93は薄いC字形要素122とあいまって、結果的に脆弱な構造をもたらす。
さらに、使用状態において、2つの箸部材はてこを形成するので、ヒンジに加わるトルクは非常に大きくなる。箸が正しく使用されていない場合には(特に子供によって)、このトルクは一層大きくなる。この場合、脆弱なヒンジは容易に破損するであろう。破損した部品は誤飲及び閉塞傷害の深刻な危険をもたらす可能性があり、子供の窒息及び死亡、ならびに子供及び成人両方の疾患につながることがある。また、破損は、子供及び成人両方の使用者の皮膚及び目等の身体を損傷する危険個所及び鋭利なエッジを生じることがある。多くの国の安全規定によって要求されるトルク試験に合格することが難しい。
本考案は、箸を正しく保持することを容易にするとともに、依然として充分な強度を保つことのできる、ヒンジ機構付き箸を提供することを目的とする。
本考案は、下側箸部材と、上側箸部材と、下側及び上側箸部材を連結するヒンジ機構とを含む箸を提供する。ヒンジ機構は、下側箸部材に配設されたヒンジと、上側箸部材におけるヒンジ穴とを含み、上記ヒンジ穴の開口は上側箸部材の下面に配設される。ヒンジは内側チャンバを備えたヒンジヘッドを含み、該ヒンジヘッドはヒンジ穴の上記開口を介して上記ヒンジ穴内に受容されることができる。上記ヒンジ穴には内側チャンバ内に受容することのできる枢軸が設けられ、該枢軸を中心にヒンジが回動することができるようになっている。また、上側箸部材には、ヒンジ穴が位置する膨出部が設けられ、該膨出部は上側箸部材の前面及び/又は上側箸部材の背面から延びる。
一実施形態では、膨出部は上側箸部材から1mmを超える距離、特に2mmを超える距離まで延びる。
一実施例では、ヒンジ穴は、箸が保持された状態において、人差し指の第3節がヒンジ穴の領域内に位置するように設計される。
別の実施例では、膨出部は、箸が保持された状態において上側箸部材の前面における親指の第1節と上側箸部材の尾部との間に位置する。さらなる実施例では、膨出部は上側箸部材の前面から延び、箸が保持された状態において親指の尺骨側面に接触するように配設される。
好ましくは、ヒンジヘッドはC字形要素又は環状要素である。加えて、ヒンジヘッドに形成された内側チャンバは、枢軸の高さより大きい高さを有する。内側チャンバは、枢軸の高さより好ましくは少なくとも1mm、特に好ましくは少なくとも2mm大きい高さを有するので、枢軸は少なくともそのような距離だけ上下に移動することができる。
別の実施例では、上側箸部材にはさらに、ヒンジ穴の前壁及び後壁の下部から延びる2つの分離した突起が設けられ、枢軸は2つの突起の間に配設される。
さらなる実施例では、枢軸はヒンジ穴の前壁及び/又は後壁に取り付けられる。
さらなる実施例では、ヒンジヘッドは、下側箸部材の上面から延びるヒンジロッドによって支持される。
好ましくは、ヒンジ穴の前壁及び後壁とヒンジヘッドとの総厚さは、上側箸要素の厚さより大きい。
さらなる実施例では、ヒンジヘッドは上側箸要素の上面から突出しない。
さらなる実施例では、膨出部は上側箸部材の背面から後方に延び、箸が保持された状態において中指の第1節と人差し指の第3節との間に位置する。
別の実施例では、膨出部は射出成形によって上側箸部材と一体的に形成される。好ましくは、ヒンジヘッドの頭部及び尾部は両方ともヒンジ穴より薄い。
本考案によれば、箸が保持された状態において、薬指の第1節は下側箸部材の背部を支持し、人差し指の第3節の基部及びそれより下の部分は下側箸部材の背面に接触し、親指の第2節は下側箸部材の前面を押圧し、人差し指の第3節は上側箸部材の背面に接触し、人差し指の第1節は中指の第1節と共に上側箸部材を掴み、親指の第1節は上側箸部材の前面を押圧する。
本考案によれば、上側箸部材には、ヒンジ穴が位置する膨出部が設けられる。したがって、上側箸部材の厚さは増大されるので、上側箸部材により大きいヒンジ穴を形成することができる。換言すると、ヒンジ穴の厚さを増大することができる。又、ヒンジ穴を大きくすることができるので、下側箸部材のヒンジヘッドはより大きいサイズを有することができる。それゆえ、箸の全体的な強度が著しく増大し、ヒンジが破損する危険性は低減される。したがって、製品の安全性のために、特に子供に有益である。また、多くの国の安全規定によって要求されるトルク試験に合格することが容易になる。
本考案の実施形態は、添付の図を参照することによって理解をさらに深めることができる。これらの図は、単に本考案を簡便に例証するために提供するだけであり、本考案が図に示す特定の構造及び構成に限定されないことは理解される。
箸が正しく保持された姿勢の前側を示す。 箸が正しく保持された姿勢の後側を示す。 上側及び下側の箸部材を連結するためのヒンジを備えた従来の箸を示す。 下側箸部材にヒンジが設けられ、かつ上側箸部材にヒンジを受容するためのヒンジ穴を含む膨出部が設けられた、本考案の実施形態に係る箸を示す。 図4の膨出部を詳細に示す上面図である。 膨出部の様々な部分の大きさを模式的に示す。 図4の膨出部の変形例を示す。 図4の膨出部の別の変形例を示す。 ヒンジ穴の枢軸に取り付けられたC字形要素の上面図である。 増大した内側チャンバを持つC字形要素の構造を示す。 膨出部に加えて上側箸部材の下面に配設された突起を示す。 膨出部に加えて上側箸部材の下面に配設された突起を示す。 膨出部に加えて上側箸部材の下面に配設された突起を示す。 膨出部に加えて上側箸部材の下面に配設された突起を示す。 ヒンジ穴内に配設された、あるタイプの枢軸を示す。 ヒンジ穴内に配設された、別のタイプの枢軸を示す。 ヒンジ穴内に配設された、さらに別のタイプの枢軸を示す。 本考案に係るヒンジ機構の環状要素を示す。 箸が保持された状態において膨出部が中指の第1節と人差し指の第3節との間に位置する構造を示す。 ヒンジ穴の位置の特定の実施例を示す。
以下で、本考案について図を参照して詳細に説明する。以下で、用語「箸が保持された状態」は、本開示の背景技術の節で述べた状態と定義されることに留意されたい。箸の上側箸要素、下側箸要素、前面、背面、上面、下面、頭部、及び尾部、並びに手の位置の定義も又、背景技術の節で述べた通りと定義される。
図4は、本考案に係るヒンジ機構を備えた箸の実施形態を示し、ここで上側箸部材は切欠き状態で示される。この実施形態では、箸は上側箸部材10及び下側箸部材20を含む。下側箸部材20には、下側箸部材20の上面から垂直に延びる連結要素131と、連結要素131の上部に位置するヒンジヘッドとから成る、ヒンジが設けられる。この実施例では、ヒンジヘッドはC字形要素130として実現される。図示する連結要素131はロッドの形を取っているが、C字形要素130と下側箸部材20とを連結することができるなら、他の形であってよい。C字形要素130は開口を持つ内側チャンバ132を画定する。
上側箸部材10には、上側箸部材10の前面から前方に延びる膨出部104が設けられる。膨出部104の領域に、上側箸部材10は、上側箸部材10の下面に配設された開口を有するヒンジ穴102を含み、開口を通してヒンジ穴102にヒンジヘッド130を受容することができる。さらに詳しくは、C字形要素130を枢軸164に掛合することができるように、ヒンジ穴102の前壁101と後壁103との間に枢軸164が配設される。すなわち、枢軸164はC字形要素130の内側チャンバ132内に受容され、こうしてC字形要素130は枢軸164を中心に回動することができる。
この実施形態では、枢軸164及びC字形要素130は、組み立てられた状態にあるときに、ヒンジ穴102の内側に位置する。この構造は結果的に幾つかの利点をもたらす。一方では、不格好な場合があるヒンジヘッド130がヒンジ穴102の前壁101によって覆われるので、箸の外観が優れている。他方では、ヒンジヘッド130は上側箸要素10の上部から長い距離まで突出する必要が無いので、人差し指の動きを妨害せず、かつ人差し指に不快な触感を与える機会が低減される。特定の実施例では、ヒンジヘッドの上部は上側箸要素の上面から突出しない。
図5は、箸が保持された状態における図4の上側箸部材10の上面図であり、図中、親指の第1節31及び人差し指び第3節43は、ハッチングされた円により模式的に示される。膨出部104は上側箸部材の前面11から前方に長さ204だけ突出する。この長さ204は、好ましくは1mmより長く、特に好ましくは2mmより長い。
この膨出部104により、前壁101の厚さ、後壁103の厚さ、及びヒンジ穴102の厚さは増大する。また、ヒンジ穴をより大きくすることができるので、ヒンジヘッド130はより大きいサイズを有することができる。したがって、箸の全体強度が著しく増大し、ヒンジ又は上側箸要素が破損する危険性が低減される。したがって、特に子供にとっての製品の安全性のために有益である。また、多くの国の安全規則によって要求されるトルク試験に合格することが容易になる。
例えば、そのような膨出部が存在しない場合、子供用の箸は6mmと薄い場合がある。ヒンジ穴102が例えば2mmの厚さであり、前壁101及び後壁103が共に2mmである場合、C字形要素(すなわちヒンジヘッド)は最大でも2mmの厚さを有することができるだけである。そのような薄いバージョンの壁及びC字形要素は破損し易い。
他方、6mmの厚さを持つ膨出部が設けられた(すなわち長さ204が6mmである)場合、上側箸部材10は分厚くなって12mmになる。したがって、ヒンジ穴、2つの壁、及びC字形要素は2mmから4mmの範囲の厚さを有することができる。この分厚いバージョンのC字形要素(すなわちヒンジヘッド)及び2つの壁はより丈夫になり、破損する可能性が低下する。成人用バージョンのサイズは比例して増大することができる。
図6は、一実施形態の様々な部分の大きさを示す。501、503、及び530によって表される厚さはそれぞれ前壁101、後壁103、及びC字形要素の厚さである。厚さ510は上側箸部材10の厚さである。任意選択的に、厚さ501、503、及び530の合計は、好ましくは少なくとも1mm、特に好ましくは少なくとも2mm、厚さ510より大きい。
好ましくは、この膨出部104は、箸が保持された状態において、親指の第1節31の尺骨側面34と上側箸部材10の尾部19との間に位置するように構成される(図5参照)。この場合、膨出部104は、親指に影響を及ぼすことなく、任意の長さだけ突出することができる。
代替的に、又は追加的に、図20に示すように、箸が保持された状態において、人差し指の第3節43はヒンジ穴の領域220内に配置される。そのような配置により、上側箸部材を上下に動かすときに、上側箸部材10を快適な位置に保持することができる。これは、箸が保持された状態において人差し指の第3節43及び親指の第1節31が一緒に自然なヒンジを形成し、人差し指の第1節41及び中指の第1節51が上側箸部材10の頭部18を上下に動かすからである(背景技術の部分における箸が保持された状態の説明を参照されたい)。ヒンジ穴102が他の位置、例えば上側箸部材10の尾部19に配置されると、上側箸部材10の回動の中心がこの位置(それは親指と人差し指との間の自然ヒンジの位置ではない)に位置することになってしまい、したがって上側箸部材の不快な感覚を引き起こす。
任意選択的に、膨出部104は、箸保持状態で(図5参照)膨出部104の頭部108が親指の尺骨側面34に接触し、したがって親指の第1節31が上側箸部材の尾部19に向かって動くことを阻止するように設計することができる。このようにして、親指の第1節31は上側箸部材の尾部19に近づきすぎることができず、そのため箸を正しく保持することが容易になる。
図7及び図8は、図5の膨出部の2つの変形例をそれぞれ示す。図7に示す実施例では、膨出部105は、上側箸部材10の背面13から距離205まで後方に延びる。この膨出部105は上側箸部材10の厚さを大きくして箸の全体強度を高めるように機能することもできる。距離205は好ましくは1mmより大きく、特に好ましくは2mmより大きい。さらに、図8に示す実施例では、上側箸部材10には膨出部104及び膨出部105の両方が同時に設けられる。このようにして、箸の全体強度がさらに高められる。好ましくは、膨出104及び/又は105は、強度を高めるために、射出成形によって上側箸要素と共に単一体として形成される。
図19は、箸が保持された状態において、膨出部105が中指の第1節51と人差し指の第3節43との間に位置する、任意の実施例を示す。そのような場合、膨出部が人差し指の第3節43の位置を変化させることはない。
国際特許公開第2011/015033A1号パンフレットに開示された箸では、C字形要素の内径は枢軸の外形より大きいので、使用者の手の筋肉の協調を訓練するために、上側箸部材は側方に回ることができる。そのような構成は任意選択的に本考案に適用することができる。図9に示す実施例では、C字形要素(すなわちヒンジヘッド)の頭部431及び尾部432はヒンジ穴102より薄いので、上側箸部材10は側方に回ることができ、したがって下側箸部材20に対して角度402を形成することができる。ヒンジヘッドの用語「頭部/尾部」は、これらの端部が箸の頭部/尾部とそれぞれ同じ方向にあることを意味する。膨出部104及び/又は105により、C字形要素430の中央部433は、破損を防止するために分厚くすることができる。そのようにしない場合には、C字形要素430は特に頭部431及び尾部432の領域がより破損し易くなる。任意選択的に、ヒンジ穴は、側方回動の角度をさらに大きくするために、C字形要素430の中央部より広くすることができる。
以下で、本考案に係る膨出部と協働することのできるヒンジ機構の構造の幾つかの実施形態について説明する
図10は上側箸部材10の切欠き図を示す。この実施例では、C字形要素130の内側チャンバ154の高さ301は枢軸164の高さ302より大きいので、枢軸164は内側チャンバ154内で上下に動くことができる。したがって、上側箸部材10と下側箸部材20との間の距離を様々な手の大きさに適合するように調整することができ、使用者は、枢軸の固定位置に頼って正しい位置を維持するのではなく、上側箸部材10を正しい位置に維持するために手の筋肉を協調させなければならない。したがって、使用者はより良好に訓練することができる。上述した膨出部104と共に、この実施例のヒンジ機構は柔軟に設計することができる。好ましい実施形態では、C字形要素130の内側チャンバ154の高さ301は、枢軸164の高さ302より少なくとも1mm大きいので、枢軸164は、一般的な製造公差より遥かに大きい、少なくとも1mmの遊びを持たせて、内側チャンバ154内で上下に動くことができる。別の可能な実施としては、C字形要素130の内側チャンバ154の高さ301が枢軸164の高さ302より少なくとも2mm大きいので、枢軸164が、少なくとも2mmの遊びを持たせて内側チャンバ154内で上下に動くことができる。明らかに、この構成もまた、上側箸要素の背面から突出する膨出部105を備えた上側箸要素に適用することができる(図7及び図8参照)。
箸の前後方向に沿って延びる膨出部に加えて、上側箸部材10の下面から下方に延びる1つ以上の突起も可能である。図11はそのような実施例を示しており、この場合、上側箸部材10には、それぞれ前壁101の下面及び後壁103の下面から下方に延びる2つの分離した突起191及び193が設けられ、枢軸172は2つの突起の間に位置する。図12は、図11の構造の長手方向に沿った断面図を示す。図13は、図11の構造及びC字形要素130の組立られた状態の切欠き図を示す。
図14は図13の変形例である。この場合、C字形要素130の内側チャンバ154の高さは枢軸172の高さより好ましくは少なくとも1mm、特に好ましくは2mm大きいので、上側箸要素はそのような距離にわたり上下に動くことができる。枢軸172及びこのような上側箸部材10は、かなりの範囲で上下に動くことができる。この構造の利点の1つは、ヒンジヘッド130が上側箸要素の上部から長い距離まで突出する必要がなく、それでも枢軸はそのようなかなりの範囲で上下に動くことができることである。使用者は手の筋肉を協調させることも必要となる。特定の場合、ヒンジヘッド130は上側箸要素の上部から突出しない。
図15ないし図17は枢軸の3つの実施例を示す。図15に示すように、枢軸162は膨出部104の前壁101のみに配置される。図16は、膨出部104の後壁103のみに配置された枢軸163を示す。図17に示す実施例では、枢軸164は前壁101を後壁103と連結することができる。
任意選択的に、ヒンジヘッドはC字形要素の他に、例えば図18に示すように環状要素として形成することができる。環状要素は従来の方法で製造することができることを、当業者は理解することができる。
本明細書に添付した図面は右利き用の箸を示すが、本考案は左利き用の箸にも適用することができる。
以上、本考案の一部の好ましい実施例について詳述した。本考案が上述した実施例に限定されないことは理解することができる。それどころか、当業者は、本考案の説明を読んだ後に修正、変更、又は省略を施すことができ、それらは確実に本考案の範囲内に含まれるものである。

Claims (16)

  1. 下側箸部材と、上側箸部材と、上記下側箸部材と上記上側箸部材とを連結するヒンジ機構と、を含む箸であって、
    上記ヒンジ機構は、上記下側箸部材に配設されたヒンジと、上記上側箸部材のヒンジ穴とを含み、上記ヒンジ穴の開口は上記上側箸部材の下面に配設され、
    上記ヒンジは、内側チャンバが設けられるとともに上記ヒンジ穴の上記開口を介して上記ヒンジ穴内に受容されることができるヒンジヘッドを含み、上記ヒンジ穴には、上記内側チャンバに受容されることができる枢軸が設けられ、該枢軸を中心に上記ヒンジが回動することができ、
    上記上側箸部材には、上記ヒンジ穴が位置する膨出部が設けられ、該膨出部は上記上側箸部材の前面及び/又は上記上側箸部材の背面から延びている、
    箸。
  2. 上記膨出部は、上記上側箸部材の前面及び/又は上記上側箸部材の背面から1mmを超える距離、特に2mmを超える距離まで延びている、請求項1に記載の箸。
  3. 箸が保持された状態において、人差し指の第3節が上記ヒンジ穴の領域内に位置するように構成されている、請求項1又は2に記載の箸。
  4. 上記膨出部は、箸が保持された状態において、上記上側箸部材の前面における親指の第1節の尺骨側面と上記上側箸部材の尾部との間に位置するように構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の箸。
  5. 上記膨出部は、上記上側箸部材の前面から延びるとともに、箸が保持された状態において上記膨出部が親指の尺骨側面に接触するように配設される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の箸。
  6. 上記ヒンジヘッドはC字形要素又は環状要素である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の箸。
  7. 上記ヒンジヘッドに形成された上記内側チャンバは上記枢軸の高さより大きい高さを有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の箸。
  8. 上記内側チャンバは上記枢軸の高さより少なくとも1mm、特に少なくとも2mm大きい高さを有し、上記枢軸が少なくともそのような距離にわたり上下に動くことができる、請求項7に記載の箸。
  9. 上記上側箸部材にはさらに、上記ヒンジ穴の前壁及び後壁の下部から延びる2つの分離した突起が設けられ、上記枢軸は上記2つの突起の間に配設される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の箸。
  10. 上記枢軸は上記ヒンジ穴の上記前壁及び/又は上記後壁に取り付けられる、請求項1〜9のいずれか一項に記載の箸。
  11. 上記ヒンジヘッドは上記下側箸部材の上面から延びるヒンジロッドによって支持される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の箸。
  12. 上記ヒンジ穴の上記前壁及び後壁ならびに上記ヒンジヘッドの総厚さは、上記上側箸要素の厚さより、好ましくは少なくとも1mm、特に好ましくは少なくとも2mm大きい、請求項1〜11のいずれか一項に記載の箸。
  13. 上記ヒンジヘッドは上記上側箸要素の上面から突出していない、請求項1〜12のいずれか一項に記載の箸。
  14. 上記膨出部は、上記上側箸部材の背面から後方に延び、箸が保持された状態において中指の第1節と人差し指の第3節との間に位置するように構成されている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の箸。
  15. 上記膨出部は射出成形によって上記上側箸部材と一体的に形成されている、請求項1〜14のいずれか一項に記載の箸。
  16. 上記ヒンジヘッドの頭部及び尾部は両方とも上記ヒンジ穴より薄い、請求項1〜15のいずれか一項に記載の箸。
JP2016600023U 2013-04-25 2013-04-25 ヒンジ機構付き箸 Expired - Lifetime JP3204333U (ja)

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