JP3204267U - 屋外添付用標示シール - Google Patents

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直子 島田
直子 島田
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Abstract

【課題】長期間の使用によっても、良好な柔軟性を持続することができるばかりではなく、被着体からの剥がれがなく、加えて、印刷層が変色又は退色することがなく、とりわけ、印刷層から被着体である屋外構造物への色移りが全くない、簡便かつ安価な屋外添付用標示シールを提供する。【解決手段】剥離紙7、接着剤層6、ポリエステル繊維から成る布帛の層4、ポリ塩化ビニル樹脂から成る層3、印刷層2、及び、表面コーティング層1を順次備え、かつ、上記のポリエステル繊維から成る布帛の層4の少なくとも一方の側にポリエステルフィルム層5を更に備える、屋外添付用標示シールAである。【選択図】図1

Description

本考案は、屋外添付用標示シールに関し、更に詳しくは、屋外構造物、例えば、電柱、壁、パネル等に添付して、通行人、工事関係者等に所定の情報を提供し得る屋外添付用標示シールに関する。
従来、屋外に表示するシール等としては、例えば、透明フィルムの片面に印刷を施し、当該印刷面と基材を貼り合わせた構成からなる屋外表示体が知られている(特許文献1)。該屋外表示体は、基材、特に、建築、土木工事現場の仮囲いに添付して、外壁化粧に用いられるものである。従って、工事現場の仮囲いのカラー化において文字、図柄等の脱落、汚れがなく、描かれたデザインを美しく保ち、更にデザインの更新、変更が簡便であること等を目的とするものである。このように、建築、土木工事現場の仮囲いに添付するものであることから、表示体に剥がれ又は汚れ等が生じたとしても、常に新品との交換が容易に可能であり、また、表示体を剥がした後の仮囲いへの印刷インキ等の汚れの付着に関して、特に考慮されているものではない。
屋外、例えば、電柱に添付して所定の情報を標示するものとしては、例えば、所要の肉厚を持つ縦長で平板状の合成樹脂製の基板に管理記号、電柱番号等の標示記号と共に所有者を表示するマークを表示した電柱標示札が知られている(特許文献2)。該考案は、長年の使用によりたわんだりして傷等を生ぜず、標示機能を損なうことがない電柱標示札を提供するものであり、基板として平板状の合成樹脂製基板等を使用するものである。従って、構造が強靭で耐久性に優れるが、自体寸法、重量等が大となり、取扱いに不便であるばかりではなく、コストも著しく大きくなるという問題があった。よって、電柱等への簡便な標示部材としては不向きであった。
屋外構造物、例えば、電柱等への簡便な標示部材としては、「キクライン(登録商標)」と称するテープ、例えば、剥離紙、合成ゴム系粘着剤及び塩化ビニルシートを順次備える比較的厚手のテープの塩化ビニルシート表面に、所定の標示事項を印刷して使用する屋外添付用標示シールが知られている。しかし、該シールは、時間の経過と共にシートが硬化かつ収縮し、かつ、接着剤が劣化して、構造物から剥がれてしまうという問題があった。また、硬化したシートが、その角の部分が構造物から浮き上がって剥がれることから、硬化して硬く鋭利になったシートが人体に損傷を与えてしまう危険性があるという問題もあった。また、塩化ビニルシート表面への所定の標示事項の印刷は、印刷の耐久性等を高めるためにスクリーン印刷を使用する必要があった。その一方、印刷の高い耐久性は得られていなかった。
実開平5−3502号公報 実公平3−34774号公報
本考案は、長期間の使用によっても、良好な柔軟性を持続することができるばかりではなく、被着体からの剥がれがなく、加えて、印刷層が変色又は退色することがなく、とりわけ、印刷層から被着体である屋外構造物への色移りが全くない、簡便かつ安価な屋外添付用標示シールを提供するものである。
上記従来の、剥離紙、合成ゴム系粘着剤及び塩化ビニルシートを順次備えるテープの塩化ビニルシート表面に、所定の標示事項を印刷して使用する屋外添付用標示シールでは、その製作工程は比較的簡素ではあるものの、該シールは時間の経過と共に硬化して構造物から剥がれ易く、その結果、硬化して剥がれかかったその鋭利な角で人体を傷つけてしまうという危険性があった。本考案者らは、かかる問題を回避すべく、種々の検討を試みた。そこで、まず、基材としてより柔軟性があり、かつ、該柔軟性を長期間持続し得る材質を使用することに思い当った。そして、シールの基材として使用し得る多数の材質の中から、そのような性質を有する材質から成る基材を選択したところ、添付後、長期間経過しても柔軟性を維持し、従って、平面ばかりではなく、曲面を有する構造物、例えば、電柱等に添付しても長期間剥がれることがなく、かつ、万一、剥がれたとしても、その柔軟性の故に、人体に傷つける可能性の殆どない屋外添付用標示シールを完成した。しかし、かかる屋外添付用標示シールを、長期間、例えば、半年以上、屋外構造物、例えば、電柱等に添付し続けた後に構造物から剥がすと、印刷層、即ち、印刷インクがシール裏面に浸透して、該構造物表面に付着して、これを汚染してしまうという新たな問題が生じた。これを解決するためには、基材と構造物との間に、印刷インクの浸透を防止することができる他の物質を、更に備えることが考えられる。その一方、更に備えた物質により、屋外添付用標示シール全体の柔軟性及びその持続効果が失われてしまったのでは上記従来品と何ら変わるところがない。そこで、本考案者らは、如何にすれば、シール全体の柔軟性及びその持続効果を保持しつつ、印刷インクのシール裏面への浸透を防止することができるかについて、更に検討を重ねた結果、別途、印刷層と構造物との間に新たにポリエステルフィルム層を設ければ、印刷インクのシール裏面への浸透を防止することができるばかりではなく、シール全体の柔軟性をも保持し得ることを見出し、下記の本考案を完成するに至ったのである。
即ち、本考案は、
(1)剥離紙、接着剤層、ポリエステル繊維から成る布帛の層、ポリ塩化ビニル樹脂から成る層、印刷層、及び、表面コーティング層を順次備え、かつ、上記のポリエステル繊維から成る布帛の層の少なくとも一方の側にポリエステルフィルム層を更に備える、屋外添付用標示シールである。
好ましい態様として、
(2)上記ポリエステルフィルム層が、上記接着剤層とポリエステル繊維から成る布帛の層との間、及び/又は、上記ポリエステル繊維から成る布帛の層とポリ塩化ビニル樹脂から成る層との間に備えられる、上記(1)記載の屋外添付用標示シール、
(3)上記ポリエステルフィルム層が、上記接着剤層とポリエステル繊維から成る布帛の層との間に備えられる、上記(1)記載の屋外添付用標示シール、
(4)上記ポリエステルフィルム層と接着剤層との間に、ポリ塩化ビニル樹脂から成る層を更に備える、上記(2)又は(3)記載の屋外添付用標示シール、
(5)上記のポリエステル繊維から成る布帛の層とポリエステルフィルム層との間に、ポリ塩化ビニル樹脂から成る層を更に備える、上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載の屋外添付用標示シール、
(6)上記布帛の層を構成するポリエステル繊維が、300〜600デニールのポリエステル繊維である、上記(1)〜(5)のいずれか一つに記載の屋外添付用標示シール、
(7)上記布帛の層を構成するポリエステル繊維が、450〜550デニールのポリエステル繊維である、上記(1)〜(5)のいずれか一つに記載の屋外添付用標示シール、
(8)上記布帛の層を構成するポリエステル繊維が、480〜520デニールのポリエステル繊維である、上記(1)〜(5)のいずれか一つに記載の屋外添付用標示シール、
(9)上記のポリエステル繊維から成る布帛の層が、ポリエステル繊維から成る織物の層である、上記(1)〜(8)のいずれか一つに記載の屋外添付用標示シール、
(10)曲面添付用の、上記(1)〜(9)のいずれか一つに記載の屋外添付用標示シール、
(11)電柱添付用の、上記(1)〜(9)のいずれか一つに記載の屋外添付用標示シール
を挙げることができる。
本考案の屋外添付用標示シールは、良好な柔軟性を有し、かつ、添付後長期間を経過しても初期の柔軟性を保持していることから、平面を有する構造物ばかりではなく、曲面を有する構造物、例えば、電柱に貼りつけても、長期間剥がれることがなく、また、万一剥がれたとしても、その柔軟性から、剥がれかかったシールの角により人体等に傷を付ける危険性が殆どない。また、印刷層、即ち、印刷インクが変色又は退色することがないことから、添付後長期間に亘って、印刷層が鮮明に保持される。加えて、印刷層から被着体である屋外構造物への色移りが全くないことから、構造物から剥がした後に、その構造物から印刷層、即ち、印刷インクを洗浄除去する作業が不要である。
図1は、本考案の屋外添付用標示シールの一実施態様の断面構造を模式的に示したものである。 図2は、従来の屋外添付用標示シールの一実施態様の断面構造を模式的に示したものである。
本考案の屋外添付用標示シールは、剥離紙、接着剤層、ポリエステル繊維から成る布帛の層、ポリ塩化ビニル樹脂から成る層、印刷層、及び、表面コーティング層を順次備える。加えて、上記のポリエステル繊維から成る布帛の層の少なくとも一方の側にポリエステルフィルム層を更に備えることが必要である。該ポリエステルフィルム層は、好ましくは、接着剤層とポリエステル繊維から成る布帛の層との間、又は、ポリエステル繊維から成る布帛の層とポリ塩化ビニル樹脂から成る層との間のいずれか一方又は両方に備えられる。更に好ましくは、該ポリエステルフィルム層は、接着剤層とポリエステル繊維から成る布帛の層との間に備えられる。また、任意的に、上記ポリエステルフィルム層と接着剤層との間に、更に、ポリ塩化ビニル樹脂の層を備えることができ、加えて、ポリエステル繊維から成る布帛の層とポリエステルフィルム層との間に、ポリ塩化ビニル樹脂から成る層を更に備えることもできる。ここで、ポリエステルフィルム層は、印刷層から被着体である屋外構造物への色移りを防止するために備えられており、それ自体、良好な柔軟性を有し、かつ、シール添付後長期間経過しても初期の柔軟性を保持し続けることができる。上記のように、ポリエステルフィルム層と接着剤層との間、及び/又は、ポリエステル繊維から成る布帛の層とポリエステルフィルム層との間に、更に、ポリ塩化ビニル樹脂から成る層を備える際には、ポリ塩化ビニル樹脂から成る層をポリ塩化ビニルフィルム層として、ポリエステルフィルム層と交互に積層することができる。該積層により、印刷層から被着体である屋外構造物への色移りをより効果的に防止することができるが、余り多数積層しても、屋外添付用標示シール全体の厚みが大きくなり過ぎて嵩張るばかりではなく柔軟性をも阻害することがあるため好ましくない。また、ポリエステル繊維から成る布帛の層の両面又は片面に、ポリ塩化ビニル樹脂から成る層を予めコーティングしたものを使用することができ、これに他の層を施与することにより、本考案の屋外添付用標示シールを完成することもできる。
本考案の屋外添付用標示シールにおいては、ポリ塩化ビニル樹脂から成る層の上に印刷層、即ち、印刷インクが施与される。即ち、ポリエステル繊維から成る布帛の層の表面側に存在する、ポリ塩化ビニル樹脂から成る層、即ち、印刷インク受容層の上に印刷層、即ち、印刷インクが施与されて、所定の標示がなされる。かかるポリエステル繊維から成る布帛の層を使用することにより、屋外添付用標示シールに良好な柔軟性を付与し得るとともに、その柔軟性をシール添付後長期間に亘って屋外添付用標示シールに保持し続けることができる。
上記ポリエステル繊維から成る布帛の層は、好ましくは、ポリエステル繊維から成る、例えば、織物、編物、不織布等の層であり、より好ましくは、ポリエステル繊維から成る織物の層である。該布帛を構成するポリエステル繊維の太さは細いほど好ましいが、好ましくは、300〜600デニール、より好ましくは、450〜550デニール、特に好ましくは480〜520デニールであり、通常500デニール程度のものが使用される。上記太さのポリエステル繊維を使用することにより、布帛の柔軟性をより高めて、本考案の屋外添付用標示シール全体としての柔軟性をより高めることができる。また、インクジェットプリンタによる印刷を容易にすることができる。これにより、従来品のようにスクリーン印刷を使用する必要がなく、印刷、例えば、多色印刷が容易になり印刷工程を簡素化し得るばかりではなく、小ロットの製品の作製を容易かつ迅速に実施し得る。
上記のポリエステル繊維から成る布帛の層の片面又は両面にポリ塩化ビニル樹脂から成る層を有する布帛として、市販のいわゆるターポリンを使用することができる。そして、これに、ポリエステルフィルム層、その他の層を積層することにより、本考案の屋外添付用標示シールを製造することができる。また、片面又は両面がポリ塩化ビニル樹脂でコーティングされた、ポリエステル繊維から成る布帛の層に、更に、ポリエステルフィルム層が施与されているシート状の製品がターポリンとして市販されている。これを使用すると、より簡便に本考案の屋外添付用標示シールを製造することができる。
本考案の屋外添付用標示シールにおいて、印刷層とは、所定の情報を印刷した層であり、これにより、例えば、通行人、工事関係者等に所定の情報を提供し得るものである。該印刷層は、片面又は両面にポリ塩化ビニル樹脂の層が備えられた、ポリエステル繊維から成る布帛の層のポリ塩化ビニル樹脂の層上に施与される。施与方法、即ち、印刷方法に特に制限はないが、上記のようにポリエステル繊維から成る布帛を構成するポリエステル繊維の太さを所定範囲にすることにより、インクジェットプリンタによる印刷が可能となり、多色印刷が容易となる。該印刷層上に備えられる表面コーティング層としては、透明であり、かつ、印刷した情報の劣化による変色又は退色を防止し得るものであれば、特に制限はない。例えば、ベンザトリアゾール紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定剤等を含有した透明なコーティング層が使用される。屋外添付用標示シールを被着体に接着するために使用する接着剤層も、公知のものを使用することができる。もちろん、屋外に使用するシールであることから、屋外での長期使用によりシールが剥がれ落ちないことが必要である。また、剥離紙としても公知のものを使用し得る。本考案の屋外添付用標示シールの厚さは、通常、450〜500μmであり、好ましくは480μm程度のものが使用される。
本考案の屋外添付用標示シールは、平面を有する屋外構造物、例えば、壁、パネル、看板等に使用し得ることはもちろんのこと、曲面を有する屋外構造物、例えば、電柱等に使用し得る。本考案の屋外添付用標示シールの持つ性質、即ち、柔軟性及びその持続性、剥がれ難い性質等から上記の曲面を有する屋外構造物、特に、電柱への使用に適している。
以下の実施例において、本考案を更に詳細に説明するが、本考案は該実施例により限定されるものではない。
(実施例1)
図1に示すような断面構造を有する本考案の屋外添付用標示シール(A)を作製した。ポリエステル繊維から成る布帛の層(4)としては、約500デニールのポリエステル繊維から成る織物の層を使用した。該ポリエステル繊維から成る布帛の層(4)の表面側に、該層(4)に接して、印刷インク受容層としてのポリ塩化ビニル樹脂から成る層(3)を備えている。該ポリエステル繊維から成る布帛の層(4)の裏面側、即ち、被着体側に、該層(4)に接して、ポリエステルフィルム層(5)を備え、該層に続いて、更に、ポリ塩化ビニル樹脂から成る層(8)を備えている。接着剤層(6)を構成する接着剤としては、市販の二液架橋型アクリル系接着剤が使用された。
該実施例では、上記のポリエステル繊維から成る布帛の層(4)の表面側に、該層(4)に接して、印刷インク受容層としてのポリ塩化ビニル樹脂から成る層(3)を備えており、かつ、該ポリエステル繊維から成る布帛の層(4)の裏面側に、該層(4)に接して、ポリエステルフィルム層(5)を備え、該層に続いて、更に、ポリ塩化ビニル樹脂から成る層(8)を備えているものとして、市販のターポリンと称されるものを使用した。このポリ塩化ビニル樹脂から成る層(8)側に、順次、接着剤層(6)及び剥離紙(7)を施与した。次いで、インクジェットプリンタを使用して、ポリエステル繊維から成る布帛の層(4)上のポリ塩化ビニル樹脂から成る層上に所定の標示事項を印刷して、印刷層(2)を施与し、更に、印刷層(2)上に表面コーティング層を(1)を施与して、本考案の屋外添付用標示シール(A)を完成した。該屋外添付用標示シール(A)の厚さは、約480μmであった。
上記のようにして作製した屋外添付用標示シール(A)を、屋外の任意の場所にある電柱20本の地上約1メートルの高さに添付した。その状態で約6ヶ月間保持した。該屋外添付用標示シール(A)はいずれも剥がれ及び変色、退色は全く認められなかった。また、約6ヶ月間保持後、該屋外添付用標示シール(A)の全てを強制的に電柱から剥がして、印刷層の色移りを目視にて観察したところ、色移りは全く認められなかった。
参考として、図1に示すような断面構造を有する屋外添付用標示シール(A)から、ポリエステルフィルム層(5)を取り除いた構成を有する屋外添付用標示シールを使用して、実施例1と同一の試験をしたところ、該外添付用標示シールの剥がれ及び変色、退色は全く認められなかったが、電柱20本のうちの約半数である11本に僅かではあるが、印刷層の色移りが観察された。
(比較例1)
図2に示すような断面構造を有する従来の屋外添付用標示シール(B)を作製した。即ち、剥離紙(60)、合成ゴム系粘着剤(50)及び塩化ビニルシート(30)を順次備えるテープの塩化ビニルシート(30)表面に、所定の標示事項をスクリーン印刷により印刷して印刷層(20)を形成した屋外添付用標示シール(B)である。該屋外添付用標示シール(B)の厚さは、約840μmであった。該屋外添付用標示シール(B)について、実施例1とほぼ同様の環境にある電柱20本の地上約1メートルの高さに添付して、実施例1と同一にして試験を実施した。その結果、14枚の屋外添付用標示シール(B)の角に剥がれが生じていた。また、その剥がれた角は硬く鋭く、人体を傷つける危険性を有していた。また、印刷による標示事項に若干の退色が見られた。一方、該屋外添付用標示シール(B)は相当の厚さを有していることから、この段階では印刷層の色移りはほぼ認められなかった。
本考案の屋外添付用標示シールは、長期間の使用によっても、柔軟性を保持することができ、かつ、印刷層が変色又は退色することがなく、加えて、印刷層から被着体である屋外構造物への色移りが全くないことから、屋外添付用標示シール、好ましくは、電柱に添付する屋外添付用標示シールとして、今後、大いに利用されることが期待される。
A 本考案の屋外添付用標示シール
B 従来の屋外添付用標示シール
1 コーティング層
2 印刷層
3 ポリ塩化ビニル樹脂から成る層(印刷インク受容層)
4 ポリエステル繊維から成る布帛の層
5 ポリエステルフィルム層
6 接着剤層
7 剥離紙
8 ポリ塩化ビニル樹脂から成る層
20 印刷層
30 ポリ塩化ビニル樹脂から成る層(印刷インク受容層)
50 合成ゴム系粘着剤
60 剥離紙

Claims (7)

  1. 剥離紙、接着剤層、ポリエステル繊維から成る布帛の層、ポリ塩化ビニル樹脂から成る層、印刷層、及び、表面コーティング層を順次備え、かつ、上記のポリエステル繊維から成る布帛の層の少なくとも一方の側にポリエステルフィルム層を更に備える、屋外添付用標示シール。
  2. 上記ポリエステルフィルム層が、上記接着剤層とポリエステル繊維から成る布帛の層との間、及び/又は、上記ポリエステル繊維から成る布帛の層とポリ塩化ビニル樹脂から成る層との間に備えられる、請求項1記載の屋外添付用標示シール。
  3. 上記ポリエステルフィルム層が、上記接着剤層とポリエステル繊維から成る布帛の層との間に備えられる、請求項1記載の屋外添付用標示シール。
  4. 上記ポリエステルフィルム層と接着剤層との間に、ポリ塩化ビニル樹脂から成る層を更に備える、請求項2又は3記載の屋外添付用標示シール。
  5. 上記布帛の層を構成するポリエステル繊維が、300〜600デニールのポリエステル繊維である、請求項1〜4のいずれか一つに記載の屋外添付用標示シール。
  6. 上記のポリエステル繊維から成る布帛の層が、ポリエステル繊維から成る織物の層である、請求項1〜5のいずれか一つに記載の屋外添付用標示シール。
  7. 電柱添付用の、請求項1〜6のいずれか一つに記載の屋外添付用標示シール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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