JP3224457U - 掲示板 - Google Patents
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Abstract
【課題】粘着テープや押しピンを用いることなく書画類、印刷物などの掲示物を簡便に掲示することができる掲示板を提供すること。【解決手段】略平坦な本体部材12と本体部材の一方の面に配置された粘着部材14とを備え、粘着部材が掲示物を着脱可能に貼着する貼着部分を備える。掲示物の例としては、印刷物、写真、絵画、書、および書画などの紙製創作物が挙げられる。【選択図】図1
Description
本考案は掲示板に関し、より詳細には、絵画、書、書画等の鑑賞作品、広告その他の印刷物等の掲示物の掲示を簡便に行うことのできる掲示板に関する。
図書館、市役所、学校、幼稚園、こども園、保育園などの施設や、コンビニエンスストア、ドラッグストア、不動産店などの店舗では、絵画、書、書画などの鑑賞用作品(以下、これらを書画類という)や様々な情報を記載した印刷物(例えば、ポスター、チラシ、ホップ広告等)が建物の外部または内部に掲示されることがある。
こうした書画類および印刷物による掲示は、店舗や施設を訪れた顧客、市民他が所望する情報を直接提示する重要な広告または広報手法であり、従来より頻繁に用いられている。書画類や印刷物の掲示は、例えば粘着テープや押しピンを用いて、これらの四隅を掲示板となる基材に直接貼り付けることが一般的である。
しかし、粘着テープを用いる場合、長期間の掲示を行うと粘着テープが劣化し、粘着テープの粘着層が黄変または基材を汚すことがある。押しピンを用いる場合、万一脱落すると誤って踏みつけることがあれば大変危険である。
一方、粘着テープを用いた書画類や印刷物の掲示に代えて、種々の構造物を用いた印刷物掲示構造体が知られている(例えば特許文献1および2)が、これらはいずれも、設置のためにガラス板に対して複雑な加工が必要であり、掲示する書画類や印刷物の取り換え作業が煩雑である。
本考案は、上記問題の解決を課題とするものであり、その目的とするところは、粘着テープや押しピンを用いることなく書画類、印刷物などの掲示物を簡便に掲示することができる掲示板を提供することにある。
本考案は、掲示物の掲示板であって、略平坦な本体部材と該本体部材の一方の面に配置された粘着部材とを備え、
該粘着部材が、該掲示物を着脱可能に貼着する貼着部分を備える、掲示板である。
該粘着部材が、該掲示物を着脱可能に貼着する貼着部分を備える、掲示板である。
1つの実施形態では、上記本体部材は熱可塑性樹脂で構成されている。
さらなる実施形態では、上記熱可塑性樹脂は発泡熱可塑性樹脂である。
1つの実施形態では、上記粘着部材は、外表面にアクリルフォーム層が配置された樹脂シートである。
1つの実施形態では、上記掲示物は、印刷物、写真、絵画、書、および書画からなる群から選択される少なくとも1種の紙製創作物である。
本考案によれば、粘着テープや押しピンなどを用いることなく、様々な掲示物の掲示を簡便に行うことができる。その際、本考案の掲示板から、掲示物を汚染または破損することなく自在に着脱することができる。本考案の掲示板はまた繰り返し使用可能である。
以下、本考案について詳述する。
図1は、本考案の掲示板の一例を説明するための当該掲示板の模式断面図である。
本考案の掲示板10は、本体部材12および粘着部材14を備える。
本体部材12は略平坦な板材であり、好ましくは略一定の厚みを有する。本体部材12の厚みは、例えば1mm〜20mm、好ましくは5mm〜6mmである。本体部材12の厚みが1mmを下回ると、粘着部材14を支持するための基材として満足すべき剛性を有さない場合がある。本体部材12の厚みが20mmを上回ると、得られる掲示板全体の厚みおよび重量が増加し、後述するような建物の壁面への設置が難しくなるなど、取扱に制限を受ける場合がある。本体部材12の縦方向および横方向の大きさは、掲示物の貼着が可能なサイズである限り、特に限定されない。さらに、本体部材12の形状も特に限定されない。本体部材12の形状は、長方形、正方形、その他の四角形、円形、楕円形、星型、ハート型等の任意の形状を有し得る。
本体部材12は、適度な剛性および強度を有する材料で構成されていることが好ましく、このような材料としては、例えば樹脂(例えば、熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂)、木材(例えば、合板)、金属(例えば、アルミニウム、鉄、銅)などが挙げられる。熱可塑性樹脂の具体的な例としては、ポリスチレン、ポリオレフィン(例えばポリプロピレン)、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、アクリロニトリル−エチレン−プロピレン−ジエン−スチレン(AES)樹脂、ポリウレタンなどが挙げられる。熱硬化性樹脂の具体的な例としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、アルキド樹脂などが挙げられる。本考案においては、例えば使用後のリサイクルが可能であるとの理由から、本体部材12は熱可塑性樹脂で構成されていることが好ましい。さらに、本考案においては、軽量かつ加工性に優れ、かつ汎用性に富むとの理由から、本体部材12は発泡熱可塑性樹脂で構成されていることが好ましい。発泡熱可塑性樹脂としては例えば発泡ポリスチレンが挙げられる。発泡熱可塑性樹脂に採用される発泡倍率は特に限定されないが、例えば、1.5倍〜3倍である。本体部材12には、こうした発泡熱可塑性樹脂を板材に成形したものが使用される。本体部材12に使用可能な発泡熱可塑性樹脂の板材は、例えばハッポー化学工業株式会社により「ハッポーライト」として市販されている。
粘着部材14は、少なくとも外表面16が所定の粘着性を有するシート、フィルムまたは板材で構成されている。1つの実施形態では、粘着部材14は、外表面に粘着層を有する樹脂またはエラストマーのシートである。
粘着部材14を構成する粘着層は、アクリルフォームまたは以下のような粘着剤で構成されている。当該粘着剤の例としては、シエルケミカルズ社製Kraton D 1118X、Kraton G 1652、Kraton G 1657、Kraton RP 6192、Kraton D 1107、エルフアトケム社製LOTRYL 30BA02、EVATANE 28−03、LOTRYL 18 MA02、ダウプラスチック社製AFFINITY PL 1880、AFFINITY VP 8770、AFFINITY EG 8150、デュポンダウ社製Engage d8829が挙げられる。粘着層の厚みは必ずしも限定されないが、例えば5μm〜100μmである。
粘着部材14を構成する樹脂シートの例としては、ポリエステル(例えばポリエチレンテレフタレートおよびポリブチレンテレフタレート)、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニルのシートなどが挙げられる。第1の粘着部材14を構成するエラストマーシートの例としては、天然ゴム、合成ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンエラストマーなどのシート、ならびにそれらのプラスチックフォームまたはラバーフォームのシートが挙げられる。樹脂またはエラストマーのシートの厚みは必ずしも限定されないが、例えば0.3mm〜10mmである。
上記樹脂またはエラストマーのシートへの粘着層の配置は、当業者に周知の方法を用いたものが行われ、例えば、ナイフコーター方式、バーコーター方式、グラビアコーター方式、リバースロールコーター方式、キスローター方式等が挙げられる。
本考案において、粘着部材14は、優れた粘着性を有しかつ掲示物の着脱が容易であるとの理由から、外表面にアクリルフォーム層が配置された樹脂シートであることが好ましい。外表面にアクリルフォーム層が配置された樹脂シートは、例えば、株式会社テクノフローワンより「フィットボンドUT」として市販されている。
粘着部材14の外表面16(すなわち粘着層が配置された外側の面)は、図2に示すように、貼着部分18および未貼着部分20を有する。貼着部分18は、掲示物(の情報等が記載された表面とは反対の面)が貼着される部分であり、掲示物を着脱可能な粘着性を有する。未貼着部分20は粘着部材14の外表面16のうち、貼着部分18以外の面で構成される。図2において、貼着部分18は矩形で表されているが、本考案において貼着部分18の配置および大きさは特にこれに限定されない。
なお、本考案の掲示板10には、必要に応じて本体部材12と粘着部材14とを貫通する穴15が設けられていてもよい。穴15は、紐やフックを通すことにより本考案の掲示板10自体を他の部材(例えば、壁面)に固定することができる。本考案において穴15の数、配置および大きさは特に限定されず、当業者にて適宜選択され得る。
図3は、図1に示す本考案の掲示板に印刷物を貼着した状態を説明するための図である。
図3の(a)に示すように、掲示物30は、本考案の掲示板10の粘着部材14上に隙間なく貼着される。その際、掲示物30は、必ずしも掲示板10の全面を覆わなくてもよく、例えば図3の(b)に示すように、その外周に所定の未貼着部分20が表れるように配置されてもよい。
ここで、本明細書中に用いられる用語「掲示物」とは、第三者への広告または広報あるいは当該第三者の鑑賞を目的として所定の情報や文字、図形等を記載した紙、プラスチックシート、布帛等の薄手のものを指していう。掲示物の例としては、印刷物(例えばポスター、チラシ(ビラ)、商品ポップ);写真;薄手のアート作品(例えば水彩画、水墨画、鉛筆画などの絵画);書(書道作品);書画(すなわち、絵画と書との組み合わせ);手芸作品(例えば、刺繍作品、パッチワーク作品、キルト作品)ならびにそれらの組み合わせが挙げられる。比較的薄手のもので構成されており、貼着部材14への貼着が容易であるとの理由から、印刷物、写真、絵画、書、および書画、ならびにそれらの組み合わせが好ましい。粘着部材14の貼着部分18に配置される掲示物30は、1つに限定されず、複数であってもよい。
本考案において、掲示物は、それ自体の重量を比較的低く抑えることができ、貼着部材14に対して十分に貼着することができるという点から、紙製であることが好ましい。開示物はまた、例えばA3用紙、A4用紙、A5用紙、B3用紙、B4用紙、B5用紙、四つ切画用紙、八つ切画用紙、大四つ切写真紙、四つ切写真紙、六つ切ワイド写真紙、2L写真紙、L判写真紙、ハガキサイズ紙、四尺画仙、聯落ち、半切、全懐紙、半懐紙、半紙などの紙で構成されている。
図4は、本考案の掲示板に印刷物を貼着して掲示を行う一例を説明するための図である。
図4の(a)に示すように、本考案の掲示板10は、例えば上方に設けられた2つの穴15に紐21などが通され、吊り下げ可能な状態にされてもよい。その場合、例えば、図4の(b)に示すように、建物の壁面23に設けられたフック25に、掲示板10に貼着された掲示物30が外側を向くように紐21を引っ掛けることにより、掲示物30の掲示を行うことができる。
図5は、本考案の掲示板に印刷物を貼着して掲示を行う他の例を説明するための図である。
図5の(a)および(b)に示すように、本考案の掲示板10は、例えば、建物の壁面23に設けられたフック25を、掲示板10に貼着された掲示物30が外側を向くようにして掲示板10の穴15に通すことにより、掲示物30の掲示を行うことができる。
図6は、本考案の掲示板に印刷物を貼着して掲示を行うさらに他の例を説明するための図である。
図6の(a)および(b)に示すように、本考案の掲示板10は、押しピン27を、例えば上方に設けられた2つの穴15を通じて建物の壁面23に突き刺して固定してもよい。その際、掲示板10に貼着された掲示物30は外側を向くように配置される。このようにして掲示物30の掲示を行うことができる。
図7は、本考案の掲示板を学校校舎の廊下に取り付けた状態を説明するための図である。
本考案の掲示板10を学校校舎の廊下で使用する場合、当該掲示板10は、例えば所定の掲示スペース31や壁面33などの任意の場所に取り付けられる。
本考案の掲示板は、上記学校校舎の廊下にのみ限定されず、様々な場所で使用され得る。このような場所の例としては、学校、幼稚園、こども園、保育園などの教育または保育関連施設;都道府県庁、市役所、区役所、保険所、図書館、市民会館、区民会館、病院、消防署、警察署などの公共施設;コンビニエンスストア、ドラッグストア、スーパーマーケット、百貨店、個人店舗などの商業施設;喫煙所;多目的休憩スペース;などが挙げられる。
本考案の掲示板は任意の大きさに加工することができ、種々の掲示物の掲示を行うことができる。本考案においては、掲示物自体の掲示には粘着テープや押しピンのような物品の使用を特に必要としないため、掲示箇所の汚染や破損の懸念から解消される。さらに、本考案の掲示板では、粘着部材が掲示物の着脱を繰り返し行うことができるため、掲示毎に新たな掲示板を準備する必要がなく、経済性にも優れている。仮に粘着部材に塵埃や繊維くずなどの汚れが付着した場合は、水拭きにより容易に取り除くことができ、粘着部材の粘着性を長く保持することも可能である。
10 掲示板
12 本体部材
14 粘着部材
15 穴
18 粘着部分
20 未貼着部分
21 紐
23,33 壁面
25 フック
27 押しピン
30 掲示物
31 掲示スペース
12 本体部材
14 粘着部材
15 穴
18 粘着部分
20 未貼着部分
21 紐
23,33 壁面
25 フック
27 押しピン
30 掲示物
31 掲示スペース
Claims (5)
- 掲示物の掲示板であって、略平坦な本体部材と該本体部材の一方の面に配置された粘着部材とを備え、
該粘着部材が、該掲示物を着脱可能に貼着する貼着部分を備える、掲示板。 - 前記本体部材が熱可塑性樹脂で構成されている、請求項1に記載の掲示板。
- 前記熱可塑性樹脂が発泡熱可塑性樹脂である、請求項2に記載の掲示板。
- 前記粘着部材が、外表面にアクリルフォーム層が配置された樹脂シートである、請求項1から3のいずれかに記載の掲示板。
- 前記掲示物が、印刷物、写真、絵画、書、および書画からなる群から選択される少なくとも1種の紙製創作物である、請求項1から4のいずれかに記載の掲示板。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019003799U JP3224457U (ja) | 2019-10-07 | 2019-10-07 | 掲示板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3224457U true JP3224457U (ja) | 2019-12-19 |
Family
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Family Applications (1)
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2019
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