JP3204156U - 蓄電池用クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】厚さがより薄く、構造の強度が高く、噛合い部の前端がテーパー状を呈するため、小型の電極でも容易に挟み可能であり、より狭い作業スペースでも差込み可能であり、利用が極めて便利な蓄電池用クリップを提供する。【解決手段】蓄電池の電極を挟む構造であり、互いに枢着し、相対的に旋回可能であり、握り部と、握り部の反対側に位置する第1噛合い部と、補強リブと、をそれぞれ有し、二つの第1噛合い部は、屈折し互いに近接する屈折段21をそれぞれ含み、補強リブは、少なくとも一部が屈折段に設けられている。蓄電池用クリップは、二つのクリップ本体と、二つのクリップ本体の間に設けられている弾性機構と、を含み、弾性機構により、二つのクリップ本体の第1噛合い部が付勢されて互いに近接する。【選択図】図2

Description

本考案は、蓄電池用クリップに関するものである。
従来のワニ口クリップは、電力や信号を伝導するための接続ケーブルとして利用可能である。例えば特許文献1の台湾実用新案M423368号に開示したワニ口クリップは、第1クリップ本体と、第2クリップ本体と、弾性体と、を含む。前記第1クリップ本体の前端の外面が第1カバーで覆われている。前記第2クリップ本体の前端の外面が第2カバーで覆われている。前記第1クリップ本体の中段の両側に第1ラグがそれぞれ設けられている。前記第2クリップ本体の中段の両側に第2ラグがそれぞれ設けられている。前記第1ラグの内面に凸部が設けられている。前記第2ラグに穴が設けられている。前記穴に前記凸部を嵌合すると、前記第1クリップは前記第2クリップに枢着されている。
しかしながら、上記のような構成によれば、挟み部の前端の幅がより広い。換言すると、より狭いスペースで作業する場合には、挟み部の前端の幅がより広いため、作業スペースに入ることができず、又は狭いスペースの制限により、ワニ口クリップを開けて対象物とするワークを挟むことができない。
台湾実用新案M423368号公報
本考案の主な目的は、厚さがより薄く、構造の強度が高く、噛合い部の前端がテーパー状を呈するため、小型の電極でも容易に挟み可能であり、より狭い作業スペースでも差込み可能であり、利用が極めて便利な蓄電池用クリップを提供することにある。
本考案の蓄電池用クリップによると、蓄電池の電極を挟む構造であり、互いに枢着し、相対的に旋回可能であり、握り部と、握り部の反対側に位置する第1噛合い部と、補強リブと、をそれぞれ有し、二つの第1噛合い部は、屈折し互いに近接する屈折段をそれぞれ含み、補強リブは、少なくとも一部が屈折段に設けられている二つのクリップ本体と、二つのクリップ本体の間に設けられている弾性機構と、を含み、弾性機構により、二つのクリップ本体の第1噛合い部が付勢されて互いに近接することを特徴とする。
本考案の蓄電池用クリップによると、各屈折段の末端に第1歯部がそれぞれ設けられており、二つの第1歯部の先端はほぼ同じ直線に位置することを特徴とする。
本考案の蓄電池用クリップによると、二つのクリップ本体の第1噛合い部が互いに接触するときに、二つの第1歯部の開角は170度より小さいことを特徴とする。
本考案の蓄電池用クリップによると、二つの第1歯部の開角は60度より小さいことを特徴とする。
本考案の蓄電池用クリップによると、二つのクリップ本体の第1噛合い部が互いに接触するときに、二つのクリップ本体の第1歯部が互いに交錯するように噛合うことを特徴とする。
本考案の蓄電池用クリップによると、屈折段の末端はテーパー段であり、テーパー段の両側は第1斜面をそれぞれ有し、第1歯部は、テーパー段の末端に設けられており、二つの第1斜面の間に位置することを特徴とする。
本考案の蓄電池用クリップによると、クリップ本体の第1噛合い部の両側には、第1噛合い部にほぼ直交する第2噛合い部がそれぞれ設けられており、第2噛合い部は、第2歯部と、第2斜面と、を有し、第2斜面は、一端が第1斜面に直交するように第1斜面と連接し、他端が第2歯部と連接し、第1歯部から離れる方向へ延びることを特徴とする。
本考案の蓄電池用クリップによると、クリップ本体の第1歯部は屈折段に直交し、二つのクリップ本体の第1噛合い部が互いに接触するときに、二つのクリップ本体の旋回方向にほぼ直交する方向から見る場合には、二つの第1斜面と二つの第2斜面とから形成する輪郭はほぼ菱形状を呈することを特徴とする。
本考案の蓄電池用クリップによると、蓄電池の電極を挟む構造であり、互いに枢着し、相対的に旋回可能であり、握り部と、握り部の反対側に位置する第1噛合い部と、をそれぞれ有し、二つの第1噛合い部は、屈折し互いに近接する屈折段をそれぞれ含み、屈折段の末端に第1歯部が設けられており、二つの第1歯部の先端はほぼ同じ直線に位置する二つのクリップ本体と、二つのクリップ本体の間に設けられている弾性機構と、を含み、弾性機構により、二つのクリップ本体の第1噛合い部が付勢されて互いに接触することを特徴とする。
本考案の蓄電池用クリップによると、二つのクリップ本体の第1噛合い部が互いに接触するときに、二つの第1歯部の開角は170度より小さいことを特徴とする。
本考案の蓄電池用クリップによると、二つのクリップ本体の第1噛合い部が互いに接触するときに、二つのクリップ本体の第1歯部は互いに交錯するように噛合うことを特徴とする。
本考案の蓄電池用クリップによると、屈折段の末端はテーパー段であり、テーパー段の両側は第1斜面をそれぞれ有し、第1歯部は、テーパー段に設けられており、二つの第1斜面の間に位置することを特徴とする。
本考案の蓄電池用クリップによると、クリップ本体の第1噛合い部の両側には、第1噛合い部にほぼ直交する第2噛合い部がそれぞれ設けられており、第2噛合い部は、第2歯部と、第2斜面と、を有し、第2斜面は、一端が第1斜面に直交するように第1斜面と連接し、他端が第2歯部と連接し、第1歯部から離れる方向へ延びることを特徴とする。
本考案の蓄電池用クリップによると、クリップ本体の第1歯部は屈折段に直交し、二つのクリップ本体の第1噛合い部が互いに接触するときに、二つのクリップ本体の旋回方向にほぼ直交する方向から見る場合には、二つの第1斜面と二つの第2斜面とから形成する輪郭はほぼ菱形状を呈することを特徴とする。
本考案の蓄電池用クリップによると、更に、ピン部材と、クリップ本体と同じ輪郭を有する二つのクリップスリーブと、を含み、ピン部材は二つのクリップ本体の間に挿入されており、二つのクリップ本体は、ピン部材を中心として相対的に旋回可能であり、握り部から二つのクリップスリーブにそれぞれ差し込まれており、クリップスリーブにほぼ完全に覆われ、握り部は、外部のケーブルと電気的に接続するための電極連接部を有し、クリップスリーブには、電極連接部と連通する貫通孔が設けられており、外部のケーブルは、貫通孔を挿通して電極連接部と電気的に接続可能であり、クリップスリーブは、握り部に対応する位置にリブが複数設けられており、握り部と二つのクリップ本体の枢着箇所との最も遠い距離は、ほぼ第1噛合い部と二つのクリップ本体の枢着箇所との最も遠い距離の1.5倍であることを特徴とする。
本考案の蓄電池用クリップによれば、次のような効果がある。
(1)補強リブの設計により、噛合い部の構造は強固となり、長期間に利用されても、噛合い力が降下せず、変形や断裂しにくい。
(2)屈折段の末端がテーパー段であるため、より狭いスペースに差し込んで作業可能である。第1歯部の先端が同じ直線に位置するため、噛合うときに、電極構造に加える噛合い力がより均一となり、電極構造を安定的に噛合い可能である。これにより、電極構造を噛合っているクリップ本体は、容易に揺れず、電極構造から離脱し難い。
(3)第1噛合い部と第2噛合い部とを有するため、小型電極(例えば電極ピン)及び大型電極(例えば電極ロッド)を挟み可能である。
本考案の第1の実施形態に係る蓄電池用クリップを示す模式図である。 本考案の第1の実施形態に係る蓄電池用クリップを示す別の模式図である。 図2の一部を示す拡大図である。 本考案の第1の実施形態に係る蓄電池用クリップを示す分解斜視図である。 本考案の第1の実施形態に係る蓄電池用クリップの使用時の作動を示す図である。 本考案の第1の実施形態に係る蓄電池用クリップの使用時の作動を示す図である。 本考案の第1の実施形態に係る蓄電池用クリップの使用状態を示す図である。 本考案の第2の実施形態に係る蓄電池用クリップを示す斜視図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1から図7を参照する。本考案の第1の実施形態に係る蓄電池用クリップ1は、蓄電池8の電極構造81を挟む構造である。蓄電池用クリップ1は、二つのクリップ本体11と、弾性機構7と、を含む。
二つのクリップ本体11は、互いに枢着し、相対的に旋回可能であり、握り部12と、握り部12の反対側に位置する第1噛合い部2と、補強リブ6と、をそれぞれ有する。二つの第1噛合い部2は、屈折し互いに近接する屈折段21をそれぞれ含む。補強リブ6は、少なくとも一部が屈折段21に設けられている。弾性機構7は、二つのクリップ本体11の間に設けられている。弾性機構7により、二つのクリップ本体11の第1噛合い部2が付勢されて互いに近接する。
詳細には、本実施形態では、補強リブ6が完全に屈折段21に位置し、補強リブ6により、第1噛合い部2の強度が強化され、これにより、第1噛合い部2は、変形や断裂し難い。また、二つの補強リブ6は、二つのクリップ本体11の互いに対向する内面から突出する。もちろん、二つの補強リブ6は二つのクリップ本体11の互いに対向する内面の反対側に位置する外面から突出してもよい。本実施形態の蓄電池用クリップ1は、更に、ピン部材4を含む。ピン部材4は二つのクリップ本体11の間に挿入されている。二つのクリップ本体11は、ピン部材4を中心として相対的に旋回可能である。握り部12と二つのクリップ本体11の枢着箇所(ピン部材4が位置する箇所)との最も遠い距離は、ほぼ第1噛合い部2と二つのクリップ本体11の枢着箇所(ピン部材4が位置する箇所)との最も遠い距離の1.5倍である。このような比例により、二つのクリップ本体11を押圧するときには、省力することが可能であり、利用が便利となる。一方、二つのクリップ本体11の旋回方式は、これらに限定されず、もちろん、二つのクリップ本体11は例えばラグによって互いに枢着してもよい。
詳細には、屈折段21の末端に第1歯部22が設けられている。二つの第1歯部22の先端はほぼ同じ直線に位置する。このように、蓄電池用クリップ1が電極構造81(例えば電極ヘッドなど)と噛合うときには、第1歯部22と電極構造81との接触面積がより一定となる。このため、第1歯部22の電極構造81に加える噛合い力が均一となり、二つのクリップ本体11は、揺れ難く、電極構造81と安定的に噛合い可能である。すなわち、二つのクリップ本体11は、電極構造81から離脱し難い。特に、本実施形態では、クリップ本体11の第1歯部22は屈折段21に直交する。これにより、二つのクリップ本体11は、電極構造81とさらに安定的に噛合い可能である。二つのクリップ本体11の第1噛合い部2が互いに接触するときに、二つの第1歯部22の開角が170度より小さいことが好ましい。テストと実際の使用により、二つの第1歯部22の開角が60度より小さいことが好ましい。また、二つのクリップ本体11の第1噛合い部2が互いに接触するときには、二つのクリップ本体11の第1歯部22が互いに交錯するように噛合うことが好ましい。これにより、第1歯部22の歯先端は、十分な空間を有し、電極構造81と確実に噛合い可能であり、二つのクリップ本体11と電極構造81との結合がより確実となる。屈折段21の末端はテーパー段23であり、テーパー段23の両側は第1斜面231をそれぞれ有し、第1歯部22は、テーパー段23の末端に設けられており、二つの第1斜面231の間に位置することが好ましい。テーパー段23の設計により、第1歯部22はより狭いスペース(例えばオートバイの内装など)に差し込んで作業可能である。そして第1歯部22は、より小さい電極構造81(例えば小型電極)を挟み可能である。
クリップ本体11の第1噛合い部2の両側には、第1噛合い部2にほぼ直交する第2噛合い部3がそれぞれ設けられていることが好ましい。詳細には、第2噛合い部3は、第2歯部31と、第2斜面32と、を有する。第2斜面32は、一端が第1斜面231に直交するように第1斜面231と連接し、他端が第2歯部31と連接し、第1歯部22から離れる方向へ延びる。このように、第1噛合い部2は、より小さい電極構造81を挟み可能であり、スペースの制限を克服可能であり、第2噛合い部3は、より大きい電極構造81を挟み可能である。換言すると、蓄電池用クリップ1の適用可能な範囲は広くなる。本実施形態では、二つのクリップ本体11の第1噛合い部2が互いに接触するときに、二つのクリップ本体11の旋回方向にほぼ直交する方向から見る場合には、二つの第1斜面231と二つの第2斜面32とから形成する輪郭はほぼ菱形状を呈する。より小さい電極構造81(例えばより小さい電極ピン)を挟む場合には、電極構造81が菱形状を呈するスペース内に制限される。換言すると、第1斜面231と第2斜面32とは、電極構造81に安定的に押付け可能であり、電極構造81を確実に制限可能である。
二つのクリップ本体11は導電性の材質(例えば金属)を採用するため、電流を導通するときに、ユーザが油断による感電を有効に回避するために、蓄電池用クリップ1は、更に、クリップ本体11と同じ輪郭を有するクリップスリーブ5を含む。クリップスリーブ5により、クリップ本体11に力を加えるときに、ユーザはクリップ本体11を快適に握り可能である。本実施形態では、二つのクリップ本体は、握り部12から二つのクリップスリーブ5にそれぞれ差し込まれており、クリップスリーブ5にほぼ完全に覆われる。クリップスリーブ5は、握り部12に対応する位置にリブ52が複数設けられていることが好ましい。これにより、握るときに、手との接触面積を増加可能であり、握りの安定性を増加可能である。本実施形態では、複数のリブ52の形態が二つある。一つは、握るときに、パームに対応する第1リブ部521である。もう一つは、等距離を置いて設けられている第2リブ部522である。第2リブ部522は、ユーザの指の側面が押付け可能である。特に、実際に利用するときに、握り部12は、外部のケーブルと電気的に接続するための電極連接部121を有する。クリップスリーブ5には、電極連接部121と連通する貫通孔51が設けられている。外部のケーブルは、貫通孔51を挿通して電極連接部121と電気的に接続可能である。
(第2の実施形態)
もちろん、蓄電池用クリップ1は、上記の形態に限定されない。例えば図8に示す蓄電池用クリップ1Aは、二つのクリップ本体11Aと、弾性機構7Aと、を含む。蓄電池用クリップ1Aの上記の実施形態と相違する点は、二つのクリップ本体11Aは、互いに枢着し、相対的に旋回可能であり、握り部12Aと、握り部12Aの反対側に位置する第1噛合い部2Aと、をそれぞれ有する。二つの第1噛合い部2Aは、屈折し互いに近接する屈折段21Aをそれぞれ含む。屈折段21Aの末端に第1歯部22Aが設けられている。二つの第1歯部22Aの先端はほぼ同じ直線に位置する。弾性機構7Aは、上記の実施形態と同じ構成を有する。
また、上記の各態様は、本実施形態に流用可能である。例えば屈折段21Aの末端もテーパー段23Aであり、テーパー段23Aの両側は第1斜面231Aをそれぞれ有し、第1歯部22Aは、テーパー段23Aに設けられており、二つの第1斜面231Aの間に位置する。或いは、同じように、クリップ本体11Aの第1噛合い部2Aの両側には、第1噛合い部2Aにほぼ直交する第2噛合い部3Aがそれぞれ設けられている。このような態様は、第1の実施形態に説明したため、その詳細な説明を省略する。
なお、本考案は前記実施の形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本考案の実用新案登録請求の範囲から排除するものではない。
本考案は、クリップに適用することができる。
1、1A 蓄電池用クリップ
2、2A 第1噛合い部
3、3A 第2噛合い部
4 ピン部材
5 クリップスリーブ
6 補強リブ
7、7A 弾性機構
8 蓄電池
11、11A クリップ本体
12、12A 握り部
21、21A 屈折部
22、22A 第1歯部
23、23A テーパー段
31 第2歯部
32 第2斜面
51 貫通孔
52 リブ
81 電極構造
121 電極連接部
231、231A 第1斜面
521 第1リブ部
522 第2リブ部

Claims (15)

  1. 蓄電池の電極を挟む構造であり、
    互いに枢着し、相対的に旋回可能であり、握り部と、前記握り部の反対側に位置する第1噛合い部と、補強リブと、をそれぞれ有し、二つの前記第1噛合い部は、屈折し互いに近接する屈折段をそれぞれ含み、前記補強リブは、少なくとも一部が前記屈折段に設けられている二つのクリップ本体と、
    二つの前記クリップ本体の間に設けられている弾性機構と、
    を含み、
    前記弾性機構により、二つの前記クリップ本体の前記第1噛合い部が付勢されて互いに近接することを特徴とする蓄電池用クリップ。
  2. 前記各屈折段の末端に第1歯部がそれぞれ設けられており、二つの前記第1歯部の先端はほぼ同じ直線に位置することを特徴とする、請求項1に記載の蓄電池用クリップ。
  3. 二つの前記クリップ本体の前記第1噛合い部が互いに接触するときに、二つの前記第1歯部の開角は170度より小さいことを特徴とする、請求項2に記載の蓄電池用クリップ。
  4. 二つの前記第1歯部の開角は60度より小さいことを特徴とする、請求項3に記載の蓄電池用クリップ。
  5. 二つの前記クリップ本体の前記第1噛合い部が互いに接触するときに、二つの前記クリップ本体の前記第1歯部が互いに交錯するように噛合うことを特徴とする、請求項2に記載の蓄電池用クリップ。
  6. 前記屈折段の末端はテーパー段であり、前記テーパー段の両側は第1斜面をそれぞれ有し、前記第1歯部は、前記テーパー段の末端に設けられており、二つの前記第1斜面の間に位置することを特徴とする、請求項2に記載の蓄電池用クリップ。
  7. 前記クリップ本体の前記第1噛合い部の両側には、前記第1噛合い部にほぼ直交する第2噛合い部がそれぞれ設けられており、前記第2噛合い部は、第2歯部と、第2斜面と、を有し、前記第2斜面は、一端が前記第1斜面に直交するように前記第1斜面と連接し、他端が前記第2歯部と連接し、前記第1歯部から離れる方向へ延びることを特徴とする、請求項6に記載の蓄電池用クリップ。
  8. 前記クリップ本体の前記第1歯部は前記屈折段に直交し、二つの前記クリップ本体の前記第1噛合い部が互いに接触するときに、二つの前記クリップ本体の旋回方向にほぼ直交する方向から見る場合には、二つの前記第1斜面と二つの前記第2斜面とから形成する輪郭はほぼ菱形状を呈することを特徴とする、請求項7に記載の蓄電池用クリップ。
  9. 蓄電池の電極を挟む構造であり、
    互いに枢着し、相対的に旋回可能であり、握り部と、前記握り部の反対側に位置する第1噛合い部と、をそれぞれ有し、二つの前記第1噛合い部は、屈折し互いに近接する屈折段をそれぞれ含み、前記屈折段の末端に第1歯部が設けられており、二つの前記第1歯部の先端はほぼ同じ直線に位置する二つのクリップ本体と、
    二つの前記クリップ本体の間に設けられている弾性機構と、
    を含み、
    前記弾性機構により、二つの前記クリップ本体の前記第1噛合い部が付勢されて互いに接触することを特徴とする蓄電池用クリップ。
  10. 二つの前記クリップ本体の前記第1噛合い部が互いに接触するときに、二つの前記第1歯部の開角は170度より小さいことを特徴とする、請求項9に記載の蓄電池用クリップ。
  11. 二つの前記クリップ本体の前記第1噛合い部が互いに接触するときに、二つの前記クリップ本体の前記第1歯部は互いに交錯するように噛合うことを特徴とする、請求項9に記載の蓄電池用クリップ。
  12. 前記屈折段の末端はテーパー段であり、前記テーパー段の両側は第1斜面をそれぞれ有し、前記第1歯部は、前記テーパー段に設けられており、二つの前記第1斜面の間に位置することを特徴とする、請求項9に記載の蓄電池用クリップ。
  13. 前記クリップ本体の前記第1噛合い部の両側には、前記第1噛合い部にほぼ直交する第2噛合い部がそれぞれ設けられており、前記第2噛合い部は、第2歯部と、第2斜面と、を有し、前記第2斜面は、一端が前記第1斜面に直交するように前記第1斜面と連接し、他端が前記第2歯部と連接し、前記第1歯部から離れる方向へ延びることを特徴とする、請求項12に記載の蓄電池用クリップ。
  14. 前記クリップ本体の前記第1歯部は前記屈折段に直交し、二つの前記クリップ本体の前記第1噛合い部が互いに接触するときに、二つの前記クリップ本体の旋回方向にほぼ直交する方向から見る場合には、二つの前記第1斜面と二つの前記第2斜面とから形成する輪郭はほぼ菱形状を呈することを特徴とする、請求項13に記載の蓄電池用クリップ。
  15. 更に、ピン部材と、前記クリップ本体と同じ輪郭を有する二つのクリップスリーブと、を含み、前記ピン部材は二つの前記クリップ本体の間に挿入されており、二つの前記クリップ本体は、前記ピン部材を中心として相対的に旋回可能であり、前記握り部から二つの前記クリップスリーブにそれぞれ差し込まれており、前記クリップスリーブにほぼ完全に覆われ、前記握り部は、外部のケーブルと電気的に接続するための電極連接部を有し、前記クリップスリーブには、前記電極連接部と連通する貫通孔が設けられており、外部のケーブルは、前記貫通孔を挿通して前記電極連接部と電気的に接続可能であり、前記クリップスリーブは、前記握り部に対応する位置にリブが複数設けられており、前記握り部と二つの前記クリップ本体の枢着箇所との最も遠い距離は、ほぼ前記第1噛合い部と二つの前記クリップ本体の枢着箇所との最も遠い距離の1.5倍であることを特徴とする、請求項1から14のうちの何れかの1項に記載の蓄電池用クリップ。
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