JP3203713U - 乗物遊具 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗り心地の違う複数台の車両を備え、利用者を飽きさせずリピーターを得ることができ、かつ、複数台を運行させても収益性の下がらない、乗物遊具を提供すること。【解決手段】前向き座席、横向き座席、後ろ向き座席、前向き立位式席、横向き立位式席、後ろ向き立位式席、仰臥位式客席又は背臥位式席の客席を設け且つ底面に車輪を取り付けた少なくとも3つの車体と、前記車体の前記車輪が滑走可能なレールを備えた周回軌道と、からなることを特徴とする乗物遊具を提供する。【選択図】 図1
Description
この考案は、遊園地やレジャーランド等に設置される、周回軌道を走行する単車両又は連結車両であるローラーコースターや、単車両又は連結車両からなる客席部分が主軸の周りを回転運動するオクトパス型遊戯用乗り物等、単車両又は連結車両からなる乗物遊具に関するものである。
遊園地やレジャーランドに設置されているローラーコースターは、単車両又は連結車両からなる乗物遊具であって、レールを長手方向に渡って並べた上に、滑走可能に載置してなる。前記レールは、高低差を設け上下に波打たせたり、左右に蛇行させたり、螺旋あるいはループ状に旋回させたり、変化に富んだ周回軌道となっている。前記レールに載置された車体自体は、動力を持たず、チェーンリフトなどによってレールの最高到達点まで車両を巻き上げ、そこから下りの傾斜を走らせることで、位置エネルギーを運動エネルギーに転換して速度をつける。最近では、チェーンではなく、フライホイールやリニアモーター、圧縮空気等を用いて、スタート時や走行中に運動エネルギーを適宜追加する方式も用いられている。乗客は、前記乗物遊具に乗り、スリリングな高速走行体験を楽しむ。
オクトパス型回転式乗物遊具は、円形に設置されたレールと、垂直軸又は傾斜した回転軸等の主軸から放射状に設置され、前記レール上に載置された単車両又は連結車両からなる客席部分からなり、主軸を軸として単車両又は連結車両からなる客席部分が前記円形に設置されたレールに沿って回転運動を行い、客席に乗った客を楽しませるものである。オクトパス型回転式乗物遊具は、ローラーコースターよりも速度や高低差が少なく、低年齢層向けに提供される乗物遊具である。
これら、単車両又は連結車両を有する乗物遊具は、2人乗りまたは4人乗りの車両が単車両又は複数連結された複数車両構造であることが一般的である。変化に富んだ周回軌道上を滑走する単車両又は連結車両は、曲率の高い上下動、左右へのカーブ、 さらには進行方向を軸とした捻り動作も入るため、車両数が多すぎると、走行速度が十分に担保できない。速度と安全性を同時に担保するため、連結する車両の数は1車両から十数車両までとなっていることが多い。ローラーコースターやオクトパス型遊戯具等の乗物遊具は、1度に搭乗できる人数が限られており、乗物遊具に乗りたい利用者は、搭乗口に並んで順番を待つことになる。休日等、混雑した状況では、利用者は長時間待つことになり、待っている間に、レールの高低差や周回軌道の形状を眺め、走行コースを記憶してしまい、スリルが半減する。また、同じコース、同じ姿勢の客席に何度も乗ると、飽きてしまって、リピーターが得られず、年月を経るごとに収益性が下がっていくという問題があった。
そこで、これらの問題を改善するため、利用者を飽きさせないよう工夫した様々な乗物遊具が考案されている。特許文献1のジェットコースターは、レールの上下に、載置タイプと吊下タイプの車体を設け、乗り心地の違う車体に利用者が何度も乗りたくなるような工夫がされている。特許文献2のジェットコースターは、レール上に車両の方向転換機構を設け、周回軌道の途中で、逆走したり、方向転換することで利用者を飽きさせない工夫がされている。
しかし、特許文献1のジェットコースターは、載置タイプと吊下タイプの2種類の乗り心地を楽しめるが、利用者は、それぞれのタイプに乗ると満足してしまうので3回目以降のリピーターを得られない。また、特許文献2のジェットコースターは、周回軌道の途中で逆走させることで、利用者にスリルを供することができるが、1周するのに通常より長い時間を要すること、また、方向転換機構に不具合が起こったときに備えて、次の車両の出発は、通常より、余裕をもって時間を空けて運行させる必要があり収益性が下がってしまうという問題があった。
特開平7−278714号公報
特開平6−252021号公報
そこで、本考案は、上記事情に鑑み、乗り心地の違う複数種類の客席を備え、利用者を飽きさせずリピーターを得ることができ、かつ、複数台を運行させても収益性の下がらない、乗物遊具を提供する。
本考案の乗物遊具は、前向き座席、横向き座席、後ろ向き座席、前向き立位式席、横向き立位式席、後ろ向き立位式席、仰臥位式客席又は背臥位式席の客席を設け且つ底面に車輪を取り付けた少なくとも3つの車体と、前記車体の前記車輪が滑走可能なレールを備えた周回軌道と、からなることを特徴とする。
この考案によれば、前向き座位、横向き座位、後ろ向き座位、前向立位、横向き立位、後ろ向き立位、仰臥位又は背臥位のいずれかの客席を設けた車体が、少なくとも3つ備えられているので、利用客は、順番を待つ間、どの形態の座席に座ることになるのかと、乗物遊具への期待を高め、ワクワクしした楽しい気持ちで待つことができる。また、一度乗ったあとも、次は別の姿勢で乗る客席を経験してみたくなるので、何度もリピートすることになる。したがって、リピーター客を確保でき、集客効果を高めることができる。
また、本考案の乗物遊具は、前向き座席、横向き座席、後ろ向き座席、前向き立位式席、横向き立位式席、後ろ向き立位式席、仰臥位式客席又は背臥位式席の客席を設け且つ底面に車輪を取り付けた車体を、少なくとも3つ連結した連結車両と、前記車体の前方又は後方に設けられ、前記車体を前方又は後方車体と連結及び解放する連結機構を備えた連結具と、前記連結車両の前記車輪が滑走可能なレールを備えた周回軌道と、からなることを特徴とする。
この考案によれば前向き座位、横向き座位、後ろ向き座位、前向立位、横向き立位、後ろ向き立位、仰臥位又は背臥位のいずれかの座席を設けた車体が、少なくとも3つ連結されているので、利用客は、順番を待つ間、どの形態の座席に座ることになるのか、物遊具への期待を高め、ワクワクしした楽しい気持ちで待つことができる。また、1回利用した後は、乗った座席とは、別の形態の座席で乗物遊具を楽しみたい気持ちになるので、何度もリピートすることになり、リピーター客を確保でき、集客効果も高めることができる。
また、本考案の乗物遊具は、前記周回軌道の前記レール沿いに設けられ、前記車体に利用客が乗りこむ乗り場と、前記車体に乗っていた利用客が前記車体から降りる降り場と、前記乗り場と前記降り場の間の前記レーに沿って部分的に敷設された補助レールと、前記車体を前記レール上又は前記補助レール上に相互に移動させるトラバーサ機構とを有する乗降ステーションが設けられたことを特徴とする。
この考案によれば、前記連結車両は、乗降ステーション内の壁の向こう側で、互いの連結を解除され、新たな順番で車両が連結されて利用者の目の前に現れる。単車両で運行している車体は、そのまま個別にトラバースされ、順番が入れ替わって、利用者の目の前に現れる。利用客は、予測したものとは違う車体が目の前に現れるので、刺激的でスリリングな気持ちになる。したがって、乗物遊具の娯楽性を高め、集客効果を高めることができる。
また、本考案の乗物遊具は、前記乗降ステーションの前記レールと前記乗り場との間に、利用客の目の高さよりも高い目隠し壁が設けられたことを特徴とする。
この考案によれば、乗降ステーションに設置された目隠し壁にさえぎられ、利用者は、トラバースされ、車両が順番を変えて連結しなおされていく車両を見ることができないため、自分がどの形態の車両に乗ることになるか予測ができない。したがって、乗物遊具の順番待ちをしている間、ワクワクした気持ちを持続させることができ、乗物遊具の娯楽性を高め、集客効果を高めることができる。
以下、本考案を実施するための最良の形態について、実施の形態毎に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本考案の乗物遊具100を説明する参考平面図である。
本考案の乗物遊具100は、複数の車両10、11を組み合わせて連結した連結車両1、周回軌道レール2、トラバーサ装置3の設けられた乗降ステーション8とを、主に有する。連結車両1は、車体10、11を複数連結した構成であり、周回軌道レール2を滑走し、利用客に高速走行体験を提供する。車体10及び11は、様々なバリエーションを有する。車体10及び11は、座位式、立乗り式、仰臥位式及び背臥位式いずれかの客席を備え、客席の向きは前向きであったり、後ろ向きであったり、横向きであったり、上下方向に向いているものもある。(車体10及び11のバリエーションである座位式車体10−1、10−2、10−3、10−4、10−5、立位式車体11−1、11−2、11−3、11−4、11−5、11−6、11−7、仰臥位式車体11−8及び背臥位式車体11−9については後述する。)
連結車両1は、周回軌道レール2沿いに設けられた乗降ステーション3の乗り場31で利用客を乗せて出発し、周回軌道レール2を滑走した後、乗降ステーション3の降り場32に到着し利用客を降ろす。利用客を降ろしたあと、連結車両1は、降り場32から乗り場31に移動するが、降り場32と乗り場31との間で、前後の車体10、11と連結されていた連結具17が解放され、トラバーザ装置34によって、車両10、11の移動及び並び替えが行われる。
車両移動や並び替えは、運転室37から遠隔操作により、ランダムに、または任意に並び順を指定する。不要な車両10、11は、トラバーサ装置34によって、補助レール33の上に移動され、補助レール33上の必要な車両10、11は、トラバーサ装置34で周回軌道レール2上に運ばれる。
車体10、11の抽出、並び替えが完了すると、運転室37からの遠隔操作によって、連結具17を操作し、前後の車体10、11と連結する。そうして、新たな並び順の連結車両1となり、乗降ステーション3の乗り場31に移動し、利用客を乗せて出発し、周回軌道レール2を滑走する。
利用客は、乗降ステーション3の乗り場31で、順番待ちしているが、乗降ステーション3の乗り場31には目隠し壁35が設置されている。そのため、連結車両1の構成車体が並び替え、連結しなおされる様子は、利用客からは見えない。利用客は、順番待ちをしている間に、周回軌道レール2上を滑走する連結車両1を視認し、順番待ちの人数を数えて、自分が、連結車両1の前から何番目の客席に乗ることになるかを予測する。しかし、連結車両1は、乗降ステーション3に到着すると、車体10、11の入れ替えと並び替えが行われ、予測とは違う車体10又は11が、目隠し壁35の向こうから現れることになる。利用客は、意表をつかれて驚き、興奮し、その興奮した気持ちのまま、乗物遊具100に搭乗する。連結車両1の組み替え及び並び替えは、利用客に、ワクワク感を与え、何度も乗りたい気持ちにさせてリピート率及び集客率を高める効果がある。
連結車両1を構成する車体10、11は、客席の態様、取り付け方向に、さまざまなバリエーションがある。車体10、11は、連結車両1を構成する車体であるが、常時、いくつかは、乗降ステーション3の補助レール33に載置され、待機している。連結車両1が周回軌道レール2を巡って、乗降ステーション3に帰着した際に、そのなかから、任意の車体10又は11を選択し、連結しなおして、新しい並び順、新しい車体構成の連結車両1を組み替えて構成し、乗り場31に移動して、次の利用客を乗せて出発する。
次に、本考案の乗物遊具100の連結車両1を構成する車体10、11のバリエーションについて説明する。本考案の乗遊具100は、複数の車体10、11を互いに連結させた複数車体連結構造である。連結させる車体10、11は、座位式、立位式、仰臥位式及び背臥位式いずれかの客席を1つないしは2つ有し、該客席は前方、後方、側方いずれかの向きに取り付けられている。以下、車体10及び11のバリエーションについて、1つずつ説明する。
図2(a)は、本考案にかかる乗物遊具100の座位式車体10−1の使用時の状態を示す参考右側面図であって、(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の座位式車体10−1の平面図である。
車体10−1は、車体10の一例である。図2に示すように、座位式車体10−1は、座席12が、図面左側を進行方向としてみた場合に向かって左側向きに取り付けられている。座席12は、進行方向に沿って前後に2席取り付けられ、それぞれの座席12には利用客を席に固定する安全バー15が取り付けられている。座位式車体10−1が、周回軌道レール2の上を滑走すると、座位式車体10−1に載った利用客は、横向きに高速走行体験をすることになる。利用客の目の前に、レールは見えず、高速で流れていく景色だけを見ることになるので、空中を高速で移動しているような体感を得ることができ、スリリングで刺激的な高速走行体験をすることができる。
図3(a)は、本考案にかかる乗物遊具100の座位式車体10−2の使用時の状態を示す参考右側面図であって、(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の座位式車体10−2の平面図である。車体10−2は、車体10の一例である。車体10−2の座席12は、図面左側を進行方向とした場合に、右側に向くように設置されている。座席12は、進行方向に沿って前後に2席取り付けられ、それぞれの座席12には利用客を席に固定する安全バー15が取り付けられている。座位式車体10−2が、周回軌道レール2の上を滑走すると、座位式車体10−2に乗った利用客は、横向きに高速走行体験をすることになる。高速で流れていく景色を見ることになるので、空中を高速で移動しているような体感を得ることができ、スリリングで刺激的な高速走行体験をすることができる。座位式車体10−2は、座位式車体10−1とは、反対側の景色を眺めることになるので、繰り返し乗物遊具100に乗るリピーターに、前回とは違う景色を見せることができ、目新しさと、満足感を与えることができる。
図4(a)は、本考案にかかる乗物遊具100の座位式車体10−3の使用時の状態を示す参考右側面図であって、(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の座位式車体10−3の平面図である。車体10−3は、車体10の一例である。車体10−3の座席12は、図面左側を進行方向とした場合に、進行方向前方に設けられた左側に向けた席と、その後方に設けられた右側を向いた席となっている。それぞれの座席12には利用客を席に固定する安全バー15が取り付けられている。座席12は、進行方向に沿って前後に2席取り付けられ、それぞれ別の方向を向いて取り付けられているので、同じ車体10に乗り合わせた利用客は、互いの顔を確認することができない。自分だけの世界に入って高速走行体験を楽しむことになる。また、周囲からの孤立感により、恐怖感が増大し、スリリングな体験をすることができる。
図5(a)は、本考案にかかる乗物遊具100の座位式車体10−4の使用時の状態を示す参考右側面図であって、(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の座位式車体10−4の平面図である。車体10−4は、車体10の一例である。車体10−4の座席12は、図面左側を進行方向とした場合に、右側に向けた席と、その後方に設けられた左側を向いた座席12となっている。それぞれの席には利用客を座席12に固定する安全バー15が取り付けられている。座席は、進行方向に沿って前後に2席取り付けられ、それぞれ別の方向を向いて取り付けられているので、車体10−3と同様、同じ車体10に乗り合わせた利用客は、互いの顔を確認することができない。自分だけの世界に入って高速走行体験を楽しむと同時に、周囲からの孤立感により、恐怖感が増大し、さらなるスリルを味わうことができる。
図6(a)は、本考案にかかる乗物遊具100の座位式車体10−5の使用時の状態を示す参考右側面図であって、(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の座位式車体10−5の平面図である。車体10−5は、車体10の一例である。車体10−5の客席は、図面左側を進行方向とした場合に、進行方向に沿って前後に2席設けられており、前方の客席は後ろ向きに取り付けられ、後方の座席は前向きに取り付けられている。それぞれの座席12には利用客を客席に固定する安全バー15が取り付けられている。すなわち、前後に設けられた2席は、互いに向かい合って座れるように座が取り付けられている。座位式車体10−5が、周回軌道レール2の上を滑走すると、座位式車体10−5に載った利用客は、向かい合ったまま高速走行体験をすることになり、互いの顔を見ながら、コミニュケーションをとりつつ、乗物遊具100を楽しむことができる
図7(a)は、本考案にかかる乗物遊具100の座位式車体10−6の使用時の状態を示す参考右側面図であって、(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の座位式車体10−6の平面図である。車体10−6は、車体10の一例である。車体10−6の客席は、図面左側を進行方向とした場合に、後ろ向き設けられている。座席12は、進行方向に沿って前後に2席取り付けられ、それぞれの席には利用客を客席に固定する安全バー15が取り付けられている。座位式車体10−6が、周回軌道レール2の上を滑走すると、座位式車体10−6に載った利用客は、後ろ向きに高速走行体験をすることになり、進行方向を見ることができず、周回軌道レール2がこの先どのような形状になっているかも見ることができないので、次の動きを予想できず、恐怖感が増大し、さらなるスリルを体験することができる。
図8(a)は、本考案にかかる乗物遊具100の座位式車体10−7の使用時の状態を示す参考右側面図であって、(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の座位式車体10−7の平面図である。車体10−7は、車体10の一例である。車体10−7の座席12は、図面左側を進行方向とした場合に、前向き設けられている。座席12は、進行方向に沿って前後に2席取り付けられ、それぞれの座席12には利用客を席に固定する安全バー15が取り付けられている。座位式車体10−7が、周回軌道レール2の上を滑走すると、座位式車体10−6に載った利用客は、前向きに高速走行体験をすることになる。
図9(a)は、本考案にかかる乗物遊具100の座位式車体10−8の使用時の状態を示す参考右側面図であって、(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の座位式車体10−8の平面図である。車体10−8は、車体10の一例である。車体10−8の座席12は、図面左側を進行方向とした場合に、進行方向に沿って前後に2席設けられており、前方の座席12は前向きに取り付けられ、後方の座席12は後向きに取り付けられている。それぞれの座席12には利用客を席に固定する安全バー15が取り付けられている。前後に設けられた席に乗った利用客は、周回軌道レール2上を滑走する間、互いの顔を見ることができず、自分だけの世界に入って高速走行体験をする。周囲からの孤立感により、恐怖感が増大し、スリリングな体験をすることができる。
上述の車両10は、着席して乗る座席12を備えた車両10であったが、車両11は、座位式以外の体勢で乗る客席、すなわち、立乗り座席13、仰臥位式客席14a、背臥位式客席14bを備えている。以下、1つずつ詳細に説明する。
図10(a)は、本考案にかかる乗物遊具100の立位式車体11−1の使用時の状態を示す参考右側面図であって、(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の立位式車体11−1の平面図である。車体11−1は、立乗りの客席13を備えている。車体11−1の客席は、図面左側を進行方向とした場合に、右側に向けて設けられている。立位式客席13は、進行方向に沿って前後に2席取り付けられ、それぞれの立乗り客席13には利用客を席に固定する安全バー15が取り付けられている。立位式車体11−1が、周回軌道レール2の上を滑走すると、立位式車体11−1に載った利用客は、横向きに、立ったまま高速走行体験をすることになる。首をまわさなければ進行方向が見えず、また、目の前にはレールはないので、空中を高速で移動しているような体感を得ることができ、スリリングで刺激的な高速走行体験をすることができる。さらに、座位式の座席ではなく、立ったままの姿勢のため、足元に不安定感があり、恐怖感が増大しスリルが楽しめる。立って乗ることで、座席12より目線が上に来るので、爽快感も得ることができる。
図11(a)は、本考案にかかる乗物遊具100の立位式車体11−2の使用時の状態を示す参考右側面図であって、(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の立位式車体11−2の平面図である。車体11−2は、立乗り客席13を備えている。車体11−2の立乗り客席13は、進行方向に沿って前後に2席取り付けられ、前方の立乗り客席13は右向きに、後方の立乗り客席13は左向きに取り付けられている。すなわち、同じ車体に乗り合わせた2人の利用者は、互いの顔を見ることができない。自分だけの世界に入って高速走行を体験する。周囲からの孤立感により、恐怖感が増大し、さらなるスリルを味わうことができる。それぞれの立乗り客席13には利用客を席に固定する安全バー15が取り付けられている。立位式車体11−2が、周回軌道レール2の上を滑走すると、立位式車体11−2に乗った利用客は、横向きに立ったまま高速走行体験をすることになる。目の前にはレールはなく空中を高速移動しているようなスリリングで刺激的な体感を得ることができる。さらに、立った姿勢での高速移動のため、足元に不安定感があり、恐怖感が増大しスリルが楽しめる。
図12(a)は、本考案にかかる乗物遊具100の立位式車体11−3の使用時の状態を示す参考右側面図であって、(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の立位式車体11−3の平面図である。車体11−3は、立乗り客席13を備えており、図面左側を進行方向とした場合に、左側に向けて設けられている。立位式客席13は、進行方向に沿って前後に2席取り付けられ、それぞれの立乗り客席13には利用客を席に固定する安全バー15が取り付けられている。立位式車体11−3が、周回軌道レール2の上を滑走すると、立位式車体11−3に載った利用客は、横向き且つ立ったまま高速走行体験をすることになり、スリリングで刺激的な高速走行体感を得ることができる。
図13(a)は、本考案にかかる乗物遊具100の立位式車体11−4の使用時の状態を示す参考右側面図であって、(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の立位式車体11−4の平面図である。車体11−4の客席は立乗り式であって、図面左側を進行方向とした場合に、前方に向くように設けられている。立乗り客席13は、進行方向に沿って前後に2席取り付けられ、それぞれの立乗り客席13には利用客を席に固定する安全バー15が取り付けられている。立位式車体11−4が、周回軌道レール2の上を滑走すると、立位式車体11−4に乗った利用客は、前を向いて立ったまま高速走行体験をすることになる。座席に着席した姿勢ではなく、立ったままの姿勢のため、足元に不安定感があり、恐怖感が増大しスリルが楽しめる。
図14(a)は、本考案にかかる乗物遊具100の立位式車体11−5の使用時の状態を示す参考右側面図であって、(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の立位式車体11−5の平面図である。車体11−5の立位式客席13は、立乗り式であって、進行方向に沿って前後に2席、後ろ向きに取り付けられている。それぞれの立乗り客席13には利用客を客席に固定する安全バー15が取り付けられている。立位式車体11−2が、周回軌道レール2の上を滑走すると、利用客は、後ろ向きに高速走行体験をすることになる。進行方向を見ることができず、周回軌道レール2がこの先どのような形状になっているかも見ることができないので、次の動きを予想できず、恐怖感が増大し、スリルを体験することができる。
図15(a)は、本考案にかかる乗物遊具100の立位式車体11−6の使用時の状態を示す参考右側面図であって、(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の立位式車体11−6の平面図である。車体11−6の立乗り客席13は、図面左側を進行方向とした場合に、進行方向に沿って前後に2席設けられており、前方の立乗り客席13は前向きに取り付けられ、後方の立乗り客席13は後向きに取り付けられている。それぞれの立乗り客席13には利用客を席に固定する安全バー15が取り付けられている。前後に設けられた2席は、互いの顔を見ることができず、自分だけの世界に入って高速走行体験を楽しむと同時に、周囲からの孤立感により、恐怖感が増大し、さらなるスリルを味わうことができる。
図16(a)は、本考案にかかる乗物遊具100の立位式車体11−7の使用時の状態を示す参考右側面図であって、(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の立位式車体11−7の平面図である。車体11−7の立乗り客席13は、図面左側を進行方向とした場合に、進行方向に沿って前後に2席設けられており、前方の立乗り客席13は後向きに取り付けられ、後方の立乗り客席13は前向きに取り付けられている。それぞれの立乗り客席13には利用客を席に固定する安全バー15が取り付けられている。前後に設けられた2席は、向かい合わせに設けられているので、利用者は、向き合って、互いの顔を見ながら高速走行体験を楽しむことができる。視界に入るのは、向いに立っている利用者の姿であり、周回軌道レール2の進行方向は見ることができないので、車体の動きやコースが予測できず、スリリングな体験をすることができる。
図17(a)及び(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の仰臥位式車体11−8の使用方法を説明する参考右側面図である。仰臥位式車体11−8の客席は、車体床面に取り付けられた支柱先端に仰臥位式客席14aが回転可能に取り付けられており、仰臥位の体勢で高速走行体験を行うものである。利用者は、まず最初に、(a)に示すように、車体11−8に乗りこんで仰臥位式客席14aに背中を沿わせて立ち、安全バー15で体を固定させる。安全バー15で体が固定されたことを確認した後、車体11−8を運転室37(不図示)から遠隔操作すると、仰臥位式客席14aが矢印の方向に、反時計回りに約90度回転し、利用者は仰臥位の体勢に固定される。そのまま、仰臥位式車体11−8は、乗り場31(不図示)をスタートし、周回軌道レール2の上を滑走する。降り場32(不図示)に着き、仰臥位式車体11−8が完全に止まったことを確認したのち、運転室37(不図示)から遠隔操作して、仰臥位式客席14aを時計周りに約90度回転させて、元の図16(a)の位置に戻し、利用客を降ろす。仰臥位式車体11−8では、利用客は、仰臥位の姿勢で高速移動することになるので、目の前に周回軌道レール2が見えず、視界を遮るものがなく、空間を移動するような体感を得る。まるで、空を飛んでいるような感覚と得ることができ、刺激的でスリリングな体験をすることができる。仰臥位式客席14aは、仰臥位式車体11−8に2つ並列的に並べて配置してもよいし、1席だけ設けることにしてもよい。
図18(a)及び(b)は、本考案にかかる乗物遊具100の背臥位式車体11−9の使用方法を説明する参考右側面図である。車体11−9の背臥位式客席14bは、車体床面に取り付けられた支柱先端に背臥位式客席14bが回転可能に取り付けられており、背臥位の体勢で高速走行体験を行うものである。利用者は、まず最初に、(a)に示すように、背臥位式車体11−9に乗りこんで背臥位式客席14bに背中を沿わせるようにして立ち、安全バー15で体を固定させる。安全バー15で体が固定されたことを確認した後、運転室37(不図示)から遠隔操作すると、背臥位式客席14bが矢印の方向に時計回りに約90度回転し、利用者を背臥位の体勢に固定される。そのまま、背臥位式車体11−9は、乗り場31(不図示)をスタートし、周回軌道レール2の上を滑走する。降り場32(不図示)に着き、背臥位式車体11−9が完全に止まったことを確認したのち、運転室37(不図示)から遠隔操作して、背臥位式客席14bを半時計周りに約90度回転させて、元の図17(a)の位置に戻し、利用客を降ろす。背臥位式車体11−9では、利用客は、背臥位の姿勢で高速移動することになり、進行方向が見えにくく、周回軌道レールの進路方向を確認できないので、次の動きが予測できず恐怖感が倍増する。背臥位式客席14bは、背臥位式車体11−9に2つ並列的に並べて配置してもよいし、1席だけ設けることにしてもよい。
次に、車体10、11を互いに連結して連結車両1を構成する方法について説明する。
図19(a)は、本考案の乗物遊具100の連結車両1を示す参考平面図であって、車体10の構成例1であり、(b)は、使用状態を示す参考右側面図である。図20(a)は、本考案の乗物遊具100の連結車両1を示す参考平面図であって、車体10及び車体11を構成例2であり、(b)は、使用状態を示す参考右側面図である。
乗物遊具100は、車体10、11の中から任意の車体を複数組み合わせて連結した連結車両1を、滑走させる乗物遊具である。図19は、様々な方向の座席12を有する車体10を組み合わせた連結車両1の組み合わせ例1であり、図20は、様々な方向の座席12を有する車体10と、様々な方向の立乗り客席13を設けた車体11とを組み合わせた連結車両1の組み合わせ例2である。
図19に示すように、構成例1は、座位式の客席を備えた車体10を4つ組み合わせた構成で、図面左側を進行方向とすると、前方から、向いあって着席することができる座位式車体10−5,後ろ向きに着席する座位式車体10−6,前向きに着席する座位式車体10−7,背中合わせに着席する座位式車体10−8を連結させた構成となっている。
利用者は、前向き、後ろ向き、横向き、どの方向に向いた席になるのか、乗物遊具100の順番を待つ間、ワクワクした気持ちで過ごすことができる、また、座席の方向によって、見える景色が変わってくるため、何度も乗りたくなり、リピート率及び集客効果を高めることができる。
図20に示すように、構成例2は、座位式の客席を備えた車体10と立位式の客席を備えた車体11とを組み合わせた構造であって、図面左側を進行方向として、前方から、立位式車体11−1、座位式車体10−1、座位式車体10−4、立位式車体11−4を順番に連結させた構造となっている。
利用者は、乗物遊具100の順番を待つ間、前向き、後ろ向き、横向き、どの方向に向いた席になるのか、また、座位式の客席にあたるか、立位式の客席にあたるか、どちらになるかとワクワクした気持ちで待つことができる。また、座位式の客席にあたった利用客は、次は立位式の客席に乗りたくなり、立位式の客席にあたった利用客は、次は座位式の客席を体験したくなるので、利用客のリピート率を高め、集客効果を高めることができる。
構成例1及び構成例2は、連結車両1を構成する車体10、11の構成例である。連結車両1は、座位式の客席を備えた車体10−1、10−2、10−3、10−4、10−5、立位式の客席を備えた車体11−1,11−2,11−3,11−4,11−5,11−6,11−7、仰臥位式の客席を備えた車体11−8及び背臥位式の客席を備えた車体11−9から、複数車体を抽出し、互いに連結させて構成する。連結する車体の数は、構成例1及び構成例2で示した4つの車体に限定されることなく、いくつ連結してもよい。あまり短いと利用客にワクワク感を与えられず、あまり多いと滑走速度が遅くなったり安全性に問題が出るので、連結する車体の数は3両以上30両以下がよい。最適な車両数は、乗物遊具100の大きさ、規模と、周回軌道レール2の長さによって決めるとよい。
連結車両1を構成する車体10、11には、すべて、連結具17が設けられている。連結具17は、前後の車体と着脱及び開放ができるようになっており、後述する乗降ステーション3で、連結具17を開放し、新しい車体を追加したり不要な車体を除いたりして車体の並び順を替えたうえで、再度、連結具17を前後車体と連結する。このようにして、新たな組み合わせの連結車両1を随時構成して利用客に提供することで、利用客のリピート率を高め、集客効果を維持する。
(実施の形態2)
次に、図21を示しながら、実施の形態2の乗物遊具200について説明する。
次に、図21を示しながら、実施の形態2の乗物遊具200について説明する。
図21は、本考案の乗物遊具200を説明する参考平面図である。実施の形態2では、周回軌道レール2が円形に敷かれ、前記周回軌道レール2上に等間隔で車体10、11が載置されている。車体10、11は互いに連結具17で連結されており、連なって輪を形成するように連結されている。周回軌道レール2で形成された円の中心部分には、主索21は設けられており、主索21から放射状に支柱22が延伸し、支柱22の先端に車体10、11が取り付けられている。主索21はモーターその他の動力によって回転運動する。支柱22の先に設けられた車体10、11は、主索21を回転軸として回転運動し、周回軌道レール2上を滑走する。
実施の形態2では、実施例の形態1のように、車体10、11の組み替えや並び替えは行われない。乗物遊具200では、10−8、10−5、10−1、10−5、10−7、10−5、10−7及び10−1が互いに連結不17で連結されて輪状に連なっている。実施の形態2で用いる車体の組み合わせは、もちろん、上述の組み合わせに限定されない。座位式の客席を備えた車体10−1、10−2、10−3、10−4、10−5、立位式の客席を備えた車体11−1,11−2,11−3,11−4,11−5,11−6,11−7、仰臥位式の客席を備えた車体11−8及び背臥位式の客席を備えた車体11−9から、複数車体を抽出し、互いに連結させて構成する。回転遊具は、定期的にメンテナンスが必要であるが、その定期メンテナンスの際に、車体の種類を入れ替え、好みの車体を選んで連結し、シーズンごと、一定期間ごとに、車体構成をリニューアルするとよい。
実施の形態2では、乗物遊具200の周回軌道レール2は、水平な床面に円形に敷かれたレールであって、高低差なく、車体10、11は、水平になだらかに滑走する。乗物遊具200は、実施の形態1のローラーコースタ形態のものより、低年齢層向けの遊具である。
図21に示すように、周回軌道レール2沿いに設けられた乗降ステーション3には、乗り場31と降り場32が隣接して設けられている。車体10、11の回転運動が終了して、止まると、利用客が車体10から一斉に降りる。順番待ちしている利用客は、搭乗の合図があるまで、乗り場31で待機している。前の利用客が全員降りて車体10、11が空になったタイミングで、遠隔操作で主索21を回転させる。所定時間、主索21を回転させ、車体10、11を滑走させたあとで、主索21の回転運動を止めて、車体10、11の動きを止め、そのあとで、利用客は、それぞれ、順番に、目の前にきた車体10に搭乗していく。
利用客は、順番待ちしている間に、滑走する車体10、11を眺め、順番待ちの人数を数えて、この順番でいくと、自分がどの車体に乗ることになるかを予測するが、利用客が降りたあと、車体10、11が客を乗せずに回転して、位置が変わるので、自分が乗る車体が予想と違う車体になり、驚いて興奮する。気分が高揚したまま、乗物遊具200に乗ることになるので、刺激的で楽しい体験となる。また、車体10、11の種類が豊富であるため、他の種類の車体も体験してみたい気持ちになり、リピート率が上がり、集客効果が期待できる。
(実施の形態3)
次に、図22を示しながら、実施の形態3の乗物遊具300について説明する。
次に、図22を示しながら、実施の形態3の乗物遊具300について説明する。
図22は、本考案の乗物遊具300を説明する参考平面図である。
実施の形態3の乗物遊具300は、周回軌道レール2が設けられた床面が回転軸の周りを一定速度で回転する遊具である。床面の回転にあわせて、上に載置くされた車体10、11も回転し、利用客を楽しませるものである。索21を動くことによって、車体10、11が回転運動するとして回転するようにしてもよい。車体は、座位式の客席を備えた車体10−1、10−2、10−3、10−4、10−5、立位式の客席を備えた車体11−1,11−2,11−3,11−4,11−5,11−6,11−7、仰臥位式の客席を備えた車体11−8及び背臥位式の客席を備えた車体11−9から、複数車体を抽出し、互いに連結させて構成する。回転遊具は、定期的にメンテナンスが必要であるが、その定期メンテナンスの際に、車体の種類を入れ替え、好みの車体を選んで連結し、シーズンごと、一定期間ごとに、車体構成をリニューアルするとよい。
乗物遊具300は、メリーゴーランド形式であり、利用客は、順番待ちの間、乗降ステーション3の乗り場31で待機している。乗物遊具300の回転が終了し乗っていた客が降りると、次の利用客は、係員の指示にしたがって、回転遊具300の敷地内に入り、自分が乗りたい車体の前に移動する。
利用客が、車体の前に待機しても、すぐには、車体10、11の扉は開かず、乗りこむことができない。係員は、次の利用客が車体10、11の前に立っている間に、乗物遊具300を遠隔操作し、所定時間回転させたうえで回転を止める。利用客は、乗ろうと思っていた車体ではない別の車体が目の前にきて、驚き、興奮することになる。そのまま高揚した気分で乗物遊具300に乗る。この方法によれば、利用客は、再度、次は別の形態の座席に座って乗物遊具300を体験してみたくなり、何度も、足を運ぶようになる。乗物遊具300は、利用客の予測や期待を裏切ることで、娯楽性を高め、リピート率を上げ、集客効果を高める乗物遊具である。
連結する車体の数は、乗物遊具の規模によって、適時増減することができ、組み合わせも、好みにあわせて決定するとよい。本実施の形態では、座位式の客席、立位式の客席、仰臥位または背臥位式の客席としたが、客席の形態は、他の形態としてもよい。横向きに寝転んで固定される客席としてもよいし、座位式や立位式の客席ではなく、上から吊り下げられる形態の客席としてもよい。さまざまな種類の客席を組み合わせた車体を、適時、投入し、所定期間毎に、組み合わせを変えて、利用客を飽きさせないようにするとよい。
(実施の形態4)
次に、図23を示しながら、実施の形態4の乗物遊具400について説明する。
次に、図23を示しながら、実施の形態4の乗物遊具400について説明する。
図23は、本考案の乗物遊具400を説明する参考平面図である。
実施の形態4は、連結車両ではなく単車両構成で実施する例である。実施の形態4の乗物遊具400は、周回軌道レール2上に、複数の車体10、11を載置し、車体同士を相互に連結させずに、所定の間隔で運行させる。載置する車体は、座位式の客席を備えた車体10−1、10−2、10−3、10−4、10−5、立位式の客席を備えた車体11−1,11−2,11−3,11−4,11−5,11−6,11−7、仰臥位式の客席を備えた車体11−8及び背臥位式の客席を備えた車体11−9から複数車両を抽出して運行させる。
各車体は、乗降ステーションで、前の利用客が降りたあと、ランダムにトラバースさせる。補助レール33の上に載置してあった車体10、11を抽出して、周回軌道レール2上に移動させたり、また、周回軌道レール2を運行してきた車体10、11を、補助レール33の上にトラバースして一旦休ませたりして、車体の順番を替えたうえで、次の利用客の目の前に現れるようにする。利用客は、順番を待つ間に、周回軌道レール2上の車体を見て、自分が乗ることになる車体を予測するが。予想していたものとは違う車体に乗ることなり、驚くことになる。利用客は、どの車体に乗ることになるかわからないワクワク感を体験し、乗物遊具400への期待感を高める。したがって乗物遊具400は、娯楽性が向上し集客効果を高めることができる。
このように、本考案の乗物遊具は、ローラーコースターに限定されず、周回軌道を有する乗物遊具として幅広く実施可能である。上述の実施例以外にも、周回軌道のレール近辺に各種仕掛けを施したお化け屋敷等、周回形式のアトラクションとして実施してもよい。どの客席に乗ることになるか予測ができず、また、乗るたびに、違う光景を楽しめるので、利用客のリピート率が向上し、集客効果を高めることができる。
100,200 乗物遊具
1 連結車両
10 車体
10−1,10−2,10−3,10−4,10−5 座位式車体
11 車体
11−1,11−2,11−3,11−4,11−5,11−6,11−7
立位式車体
11−8 仰臥位式車体
11−9 背臥位式車体
12 座席
13 立位式客席
14a 仰臥位式客席
14b 背臥位客席
15 安全バー
16 車輪
17 連結具
2 周回軌道レール
21 主索
22 支柱
3 乗降ステーション
31 乗り場
32 降り場
33 補助レール
34 トラバーサ装置
35 目隠し壁
36 自動開閉扉
37 運転室
38 トラバーサ用補助レール
H 人
1 連結車両
10 車体
10−1,10−2,10−3,10−4,10−5 座位式車体
11 車体
11−1,11−2,11−3,11−4,11−5,11−6,11−7
立位式車体
11−8 仰臥位式車体
11−9 背臥位式車体
12 座席
13 立位式客席
14a 仰臥位式客席
14b 背臥位客席
15 安全バー
16 車輪
17 連結具
2 周回軌道レール
21 主索
22 支柱
3 乗降ステーション
31 乗り場
32 降り場
33 補助レール
34 トラバーサ装置
35 目隠し壁
36 自動開閉扉
37 運転室
38 トラバーサ用補助レール
H 人
Claims (4)
- 前向き座席、横向き座席、後ろ向き座席、前向き立位式席、横向き立位式席、後ろ向き立位式席、仰臥位式客席又は背臥位式席の客席を設け且つ底面に車輪を取り付けた少なくとも3つの車体と、
前記車体の前記車輪が滑走可能なレールを備えた周回軌道と、からなることを特徴とする乗物遊具。 - 前向き座席、横向き座席、後ろ向き座席、前向き立位式席、横向き立位式席、後ろ向き立位式席、仰臥位式客席又は背臥位式席の客席を設け且つ底面に車輪を取り付けた車体を、少なくとも3つ連結した連結車両と、
前記車体の前方又は後方に設けられ、前記車体を前方又は後方車体と連結及び解放する連結機構を備えた連結具と、
前記連結車両の前記車輪が滑走可能なレールを備えた周回軌道と、からなることを特徴とする乗物遊具。 - 前記周回軌道の前記レール沿いに設けられ、前記車体に利用客が乗りこむ乗り場と、前記車体に乗っていた利用客が前記車体から降りる降り場と、前記乗り場と前記降り場の間の前記レーに沿って部分的に敷設された補助レールと、前記車体を前記レール上又は前記補助レール上に相互に移動させるトラバーサ機構とを有する乗降ステーションが設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物遊具。
- 前記乗降ステーションの前記レールと前記乗り場との間に、利用客の目の高さよりも高い目隠し壁が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3いずれか1つに記載の乗物遊具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016000438U JP3203713U (ja) | 2016-02-01 | 2016-02-01 | 乗物遊具 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016000438U JP3203713U (ja) | 2016-02-01 | 2016-02-01 | 乗物遊具 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020199220A (ja) * | 2019-06-13 | 2020-12-17 | 株式会社トーゴサービス | 遊戯乗物装置 |
JP2021519147A (ja) * | 2018-03-27 | 2021-08-10 | ユニバーサル シティ スタジオズ リミテッド ライアビリティ カンパニー | 遊園地設備を消毒するためのシステム及び方法 |
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CN114788959A (zh) * | 2021-01-26 | 2022-07-26 | 智高实业股份有限公司 | 玩具云霄飞车 |
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2016
- 2016-02-01 JP JP2016000438U patent/JP3203713U/ja not_active Expired - Fee Related
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