JP3203711B2 - 駆動回路 - Google Patents

駆動回路

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JP3203711B2
JP3203711B2 JP29949391A JP29949391A JP3203711B2 JP 3203711 B2 JP3203711 B2 JP 3203711B2 JP 29949391 A JP29949391 A JP 29949391A JP 29949391 A JP29949391 A JP 29949391A JP 3203711 B2 JP3203711 B2 JP 3203711B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は駆動回路に関し、特に大
電流を供給する電力増幅回路の出力段に適した駆動回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の駆動回路は図2に示すように、N
チャンネルMOSトランジスターT1とNPNトランジ
スターT3およびPチャンネルMOSトランジスターT
2とPNPトランジスターT4がいわゆるダーリントン
接続された、相補型エミッター接地回路からなる。この
回路は、少ない入力電流で大きな出力電流をうるための
BiCMOS回路の一種として知られている。T1およ
びT2のゲート間には、T3およびT4に適当なバイア
ス電流を流すためのバイアス回路が接続されている。ま
た、T3とT4のエミッター間には、バイアス電流を安
定化するための安定化抵抗R3とR4が接続されてい
る。出力3はこの安定化抵抗を通って取り出される。入
力はバイアス回路1の一方例えば入力2に印加される。
【0003】従来のバイアス回路の1例を図3に示す。
バイポーラトランジスターT5のベース−エミッター電
圧を、抵抗R5とR6の比で増大させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の駆動回路
は、安定化抵抗がバイポーラトランジスターのエミッタ
ーに接続されているため、出力抵抗がこの安定化抵抗で
制限されてしまう。このため、バイポーラトランジスタ
ーの高gmによる、非常に低い出力抵抗が生かされない
と言う問題があった。例えば、1Aの出力電流が流れる
とき、バイポーラトランジスターの出力抵抗はMOSト
ランジスターのgmが充分高いときは、0.025オー
ムである。しかし安定化抵抗として0.5オームが接続
されていると、出力抵抗は0.5オームに制限されてし
まう。
【0005】従来回路でこの安定化抵抗を省略すると、
バイポーラトランジスターが正の温度係数を持っている
ために、温度上昇と共にコレクター電流が増大してしま
い、熱暴走を起こしてしまう。このため安定化抵抗を省
くことは不可能であった。
【0006】従来のバイアス回路は、バイポーラトラン
ジスターのみで構成されているため、MOSトランジス
ターの温度補償を完全に行えないと言う問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の駆動回路は、N
チャンネルMOS型トランジスターのドレインとNPN
バイポーラ型トランジスターのコレクターが接続され、
前記NチャンネルMOS型トランジスターのソースと前
記NPNバイポーラ型トランジスターのベースが接続さ
れ、PチャンネルMOS型トランジスターのドレインと
PNPバイポーラ型トランジスターのコレクターが接続
され、前記PチャンネルMOS型トランジスターのソー
スと前記PNPバイポーラ型トランジスターのベースが
接続され、前記MOS型トランジスターのゲート間に負
の温度係数を持つバイアス回路が接続され、前記MOS
型トランジスターのソース間に抵抗が接続され、前記バ
イポーラトランジスターのエミッター同士が直接接続さ
れ、前記バイアス回路によって決まる前記バイポーラ型
トランジスターのコレクターおよびエミッター電流が負
の温度係数を持つようにしている。
【0008】
【実施例】次に本発明を図面を参照して説明する。図1
は本発明の1実施例を示す回路図である。
【0009】NチャンネルMOSトランジスターT1と
NPNトランジスターT3およびPチャンネルMOSト
ランジスターT2とPNPトランジスターT4がいわゆ
るダーリントン接続された、相補型エミッター接地回路
からなる。この回路は、少ない入力電流で大きな出力電
流をうるためのBiCMOS回路の一種である。T1お
よびT2のゲート間には、T3およびT4がカットオフ
しない程度のバイアス電流を流すためのバイアス回路1
が接続されている。アナログ回路では、クロスオーバ歪
を避けるために、数mAから数Aのバイアス電流を流
す。T3とT4のエミッター間は、バイアス電流を安定
化するための安定化抵抗を介さずに直接接続されてい
る。出力3はエミッターから直接取り出される。入力は
バイアス回路1の一方例えば入力2に印加される。T1
とT2のソース間に接続されている抵抗R1により、T
1とT2のバイアス電流が決定される。
【0010】MOSトランジスターのドレイン電流ID
は、以下の式で表される。
【0011】 ID =(1/2)(W/L)COXμ(VG −VT 2 ここに、WとLはチャンネル幅と長さ、COXはゲート容
量、μはチャンネルのキャリヤ移動度、VG はゲート電
圧、VT はスレショルド電圧である。μは、キャリアの
格子散乱の為、温度が上がると低下する。一方VT は、
温度が上昇するとフェルミーポテンシャルの低下によ
り、小さくなる。ゲート電圧の高い領域ではVT の効果
は見えなくなるから、温度係数は殆どμで決まる。従っ
て、充分ゲート電圧を高くバイアスすれば、すなわちド
レイン電流を充分流せば、ドレイン電流は負の温度係数
を持つようになる。このバイアス電流の設定は、抵抗R
1で行うことができる。
【0012】T1、T2とT3、T4を熱的に結合して
おけば、T3、T4の温度上昇と共にT1、T2も温度
上昇するため、ドレイン電流は低下しR1両端の電位は
低下する。この結果、T3、T4のコレクター電流も低
下し、安定化抵抗が無くても熱暴走する事は無い。
【0013】本駆動回路の出力抵抗r0 はほぼ ro = 1/βgm + kT/qID で与えられる。ここに、βはバイポーラトランジスター
の電流増幅率、gmはMOSトランジスターの順伝達コ
ンダクタンス、kT/qはボルツマンファクター(室温
で約25mV)である。β=100、gm =100m
S、ID =1Aとすると、ro は0.125オームにな
る。
【0014】本発明の他の実施例であるバイアス回路を
図4に示す。MOSトランジスターT6とpnダイオー
ドD1の電圧を、抵抗R7とR8の比で拡大する。T6
のスレショルド電圧をVT6、D1の順方向電圧をVf
すると、バイアス電圧はほぼ (VT6+Vf )(1+R7/R8) で与えられる。VT6およびVf は、共に負の温度係数を
持つから、バイアス電圧は温度上昇と共に低下する。T
1、T2の負の温度係数と、バイアス電圧の負の温度係
数により、安定化抵抗がなくても熱暴走が起きない。
【0015】図5は、本発明の他のバイアス回路の実施
例である。ここでは、ダイオードの代わりにバイポーラ
トランジスターT8を用いている。バイアス電圧は、上
式で同様に与えられる。効果も全く同じである。MOS
のVT7とバイポーラのVfは、温度特性が異なる。従っ
て、バイアス回路にMOSとバイポーラを用いることに
より、駆動回路の温度補償を完ぺきに行うことが可能に
なる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は駆動回路のMOSトランジスターを負の温度係数領域
で動作させ、さらにバイアス回路にMOSとバイポーラ
から成る負の温度係数を持つ回路を採用することによ
り、出力トランジスターのエミッターから安定化抵抗を
除くことが可能になり、出力抵抗を著しく下げることが
出来るという効果を有する。これにより、駆動能力が著
しく増大する。特に、アナログ回路例えば音声回路等で
効果が著しい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図
【図2】従来技術の回路図
【図3】従来技術の回路図
【図4】本発明の他の実施例の回路図
【図5】本発明の他の実施例の回路図
【符号の説明】
1 バイアス回路 2 入力 3 出力 T1、T2、T6、T7 MOSトランジスター T3、T4、T5、T8 バイポーラトランジスター R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8
抵抗 D1 ダイオード

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相補型MOS型電界効果トランジスター
    と相補型バイポーラ型トランジスターから成る駆動回路
    に於いて、NチャンネルMOS型トランジスターのドレ
    インとNPNバイポーラ型トランジスターのコレクター
    が接続され、前記NチャンネルMOS型トランジスター
    のソースと前記NPNバイポーラ型トランジスターのベ
    ースが接続され、PチャンネルMOS型トランジスター
    のドレインとPNPバイポーラ型トランジスターのコレ
    クターが接続され、前記PチャンネルMOS型トランジ
    スターのソースと前記PNPバイポーラ型トランジスタ
    ーのベースが接続され、前記MOS型トランジスターの
    ゲート間に負の温度係数を持つバイアス回路が接続さ
    れ、前記MOS型トランジスターのソース間に抵抗が接
    続され、前記バイポーラトランジスターのエミッター同
    士が直接接続され、前記バイアス回路によって決まる前
    記バイポーラ型トランジスターのコレクターおよびエミ
    ッター電流が負の温度係数を持つようにしたことを特徴
    とする駆動回路。
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