JP3203645U - 複合巻線部品 - Google Patents

複合巻線部品 Download PDF

Info

Publication number
JP3203645U
JP3203645U JP2016000397U JP2016000397U JP3203645U JP 3203645 U JP3203645 U JP 3203645U JP 2016000397 U JP2016000397 U JP 2016000397U JP 2016000397 U JP2016000397 U JP 2016000397U JP 3203645 U JP3203645 U JP 3203645U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
core
reactor
transformer
composite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016000397U
Other languages
English (en)
Inventor
中西 良太
良太 中西
榧場 昇
昇 榧場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanken Electric Co Ltd filed Critical Sanken Electric Co Ltd
Priority to JP2016000397U priority Critical patent/JP3203645U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3203645U publication Critical patent/JP3203645U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】容易に組み立てることができ、コアの放熱が容易なトランスとリアクトルを一体化した複合型巻線部品を提供する。【解決手段】複合型巻線部品1は、トランスT1の一次巻線と二次巻線およびリアクトルL1の巻線を有する多層基板2と、トランスT1の一次巻線と二次巻線を磁気結合させる第1コアと、リアクトルL1の巻線と磁気結合される第2コアとを備え、多層基板2は一つの相に複数ターンからなる巻線を有し、各層の巻線を並列およびまたは直列に接続することでリアクトルL1の巻線を構成し、それぞれのコアとは接着されないことを特徴とする。さらに、複合型巻線部品1が実装基板に実装された後、多層基板2または実装基板とそれぞれのコアが接着されるとよい。【選択図】図1

Description

本考案は、トランスとリアクトルを一体化した複合型巻線部品に関する。
DC/DCコンバータ等の電子機器には、電気的に結合されたトランスとリアクトルを使用することが多い。そこで、電子部品を搭載した多層プリント配線基板にコイルパターンを設け、コアを搭載することでコイル部品とすることが知られている(特許文献1)。特許文献1は、多層基板の各層に設けられたコイルパターンをスルーホールで接続してコイル部品とする。
さらに、多層基板で作られたコイル部品を使用し、リアクトルとトランスを一体化して小型化するリアクトル付きのトランスが知られている(特許文献2)。製作工数を低減し、特性の変動を無くすことができる。
また、トランスの二次巻線とリアクトルは電気的に接続されるので、トランスの二次巻線とリアクトルの巻線を1つのプリント配線基板で構成しそれぞれを接続するスイッチング電源装置が知られている(特許文献3)。
特開平7−38262 特開平10−270268号公報 特開2010−153724号公報
特許文献1は、装置を構成する回路を多層基板で構成するのでコストが増大する。また、複数のコイル部品を多層基板で構成することも記載されるが、各コイル部品の異なる場合の構成については示されていない。
特許文献2は、トランスの巻線とリアクトルの巻線をそれぞれ異なる多層基板で構成する。このため、トランスの巻線とリアクトルの巻線の巻数を任意に構成できるが、構成部品が増える。また、搭載したマザーボードでトランスの二次巻線とリアクトルは電気的に接続する必要がある。
特許文献3は、トランスの一次巻線を有する第1コイル基板とトランスの二次巻線とリアクトル巻き線を有する第2コイル基板を用いる。それぞれのコイル基板を放熱部材で直接放熱するので放熱性を高めることができ、且つ実装領域を充分に確保することができる。しかし、コイル基板を2つ用いて重ねるので、組立てが複雑になり、トランスの一次巻線と二次巻線の結合にバラツキが生じることが懸念される。また、各巻線とコアを放熱するので放熱部材の構造が複雑になる。
本考案は、容易に組み立てることがであり、コアの放熱が容易なトランスとリアクトルを一体化した複合型巻線部品である。
本考案の複合型巻線部品は、トランスの一次巻線と二次巻線およびリアクトル巻線を有する多層基板と、前記トランスの一次巻線と二次巻線を磁気結合させる第1コアと、前記リアクトル巻線と磁気結合される第2コアとを備え、前記多層基板は一つの相に複数ターンからなる巻線を有し、各層の巻線を並列およびまたは直列に接続することで前記リアクトル巻線を構成し、それぞれのコアとは接着されないことを特徴とする。
さらに、複合型巻線部品が実装基板に実装された後、前記多層基板とそれぞれのコアが接着されるとよい。
トランスの一次巻線と二次巻線およびリアクトル巻線が一つの多層基板で構成されるので、組み立てが容易であり、多層基板は一つの層に複数ターンからなる巻線を有し、各層の巻線を並列およびまたは直列に接続するので、各層間を接続するスルーホールを少なくできる。また、複合型巻線部品を実装するときはそれぞれのコアと多層基板は接着されないので、複合型巻線部品を実装するとき、多層基板に設けられた端子の高さに影響されることなく、コアを実装基板の面に確実に接触させることができる。
本考案の実施例の複合型巻線部品の外観図である。 本考案の実施例に使用する多層基板の外観図である。 本考案の実施例を搭載したDC−DCコンバータの回路図である。 本考案の多層基板の構造例1、2を説明した各層の展開図である。 本考案の多層基板の構造例1の断面図である。 本考案の多層基板の構造例2の断面図である。 本考案の複合型巻線部品の他の例を示す外観図である。 本考案の複合型巻線部品の外観図である。 本考案の複合型巻線部品の実装方法を説明する図である。 本考案の複合型巻線部品を搭載する実装基板設けた銅はくパターンを説明する図である。
本考案の複合型巻線部品1の実施例を図1に示す。複合型巻線部品1は、トランスT1の一次巻線Pと二次巻線S1,S2およびリアクトルL2の巻線を1つの多層基板2で構成さる。トランスT1の一次巻線Pと二次巻線S1、S2は同一のトランス用コアで磁気結合される。一次巻線Pは端子t1、t2で引き出され、二次巻線S1、S2は直列に接続され両端がt3、t4で引き出される。二次巻線S1、S2の接続点は多層基板の配線パターンでリアクトルL1の巻線の一端に接続される。リアクトルL1の巻線の他端は端子t5で引き出させる。多層基板2の外観図を図2に示す。一次巻線Pと二次巻線S1、S2は多層基板2に開けられたコア挿入孔5の周囲に設けたパターンで作られ、切り欠き3−1および切り欠き3−2およびコア挿入孔5にトランス用コアを装着してトランスT1とする。リアクトルの巻線は多層基板2に開けられたコア挿入孔6の周囲に設けたパターンで作られ、切り欠き4−1および切り欠き4−2およびコア挿入孔6にリアクトル用コアを装着してリアクトルL1とする。
多層基板2は各層に配線パラーンを挿入孔の周囲に設け巻線とし、各巻線を接続する。各巻線を接続する方法は、全層を貫通するスルーホールで接続する方法と、1層の層間を接続するビアがある。たとえば、センタータップ方式で4ターンの巻線を作る場合には、スルーホールだけで接続すると7個のスルーホールが必要となる。これに対し、図4(a)に示す構造例1ように、1層置きに設けたビアB1乃至B4と全層を貫通するスルーホールB5乃至B7とを組み合わせると、スルーホール3個、ビア4個とすることができる。ビアは1層置きに作るので、層方向に対しては同じ位置に配置することができる。図5に具体例1の断面図を示す。P1乃至P8は配線パターンによる巻線、B1乃至B7はスルーホールまたはビアであり、端子a、b、cはトランスをセンタータップ方式とした場合の引き出し端子である。このため、多層基板2は面方向に対して4か所のスルーホールまたはビアの形成部でよい。各層の巻線を複数回の巻数にすると、さらにスルーホールまたはビアの形成部を減らすことができる。図4(b)の構造例2では、図6に示す断面図のように、各層の巻数を2ターンとすることで、3か所のスルーホールまたはビアの形成部とすることができる。なお、図5および図6では、巻線パターンとスルーホールまたはビアの関係を明瞭にするため、巻線パターンとスルーホールまたはビアの接続は省略している。
実施例では、複合型巻線部品1を12層の多層基板2を使用し、図7の構造とした。トランスT1は図7(a)に示すように第1層および第2層で第1の一次巻線を形成し、第11層および第12層で第2の一次巻線形成し、第1の一次巻線と第2の一次巻線を直列に接続して一次巻線Pを形成する。第3層乃至第6層で二次巻線S1、第7層乃至第10層で二次巻線S2を形成する。また、リアクトルL1は、図7(b)に示すように第1層乃至第12層で巻線を形成する。また、第6層、第7層でトランスの二次巻線a、bとリアクトルの巻線a、bとを接続する。B5乃至B8およびLB7乃至LB9およびB11はスルーホールによる接続、B1乃至B4およびB9、B10およびLB1乃至BL8はビアによる接続である。斜線を施した円はコア挿入孔である。端子t1およびt2からトランスT1の一次巻線Pに接続され、端子t3およびt4からトランスT2の二次巻線S1,S2の一端が出力され、端子t5からリアクトルの一端が出力される。各端子は図1の回路図の記号と対応する。トランスとリアクトルとの接続を多層基板2の同一の層で接続するので、スルーホールを削減することができる。
複合型巻線部品1は実装基板10に搭載されるが、実装基板10の部品配置によっては図8のようにしても良い。巻線部を多層基板で作るので形状は任意に決めることができる。以下図8の複合型巻線部品11を例に説明する。多層基板21は多層基板2とは形状のみ異なる。図9に示すように、多層基板21は複数の端子t1乃至t5を備え、各端子によってそれぞれの巻線と実装基板10とを電気的に接続する。このため、複合型巻線部品11の実装面側はコアが端子より突き出ないように端子を長くする。すると、コアが実装基板と接触しないのでコアを放熱することができない。そこで、本考案では、複合型巻線部品11を他の電子部品共に実装基板10に実装する際、コアの挿入方向に対して移動可能な構造とする。具体的にはトランス用コアとリアクトル用コアと多層基板21を接着しない。こうすることで、複合型巻線部品11を実装基板10に実装すると、トランス用コアおよびリアクトル用コアは移動して実装基板10の面に接する。この状態においてコアと多層基板21または実装基板10とを接着固定する。このため、複合型巻線部品11が搭載された装置が稼働時に、それぞれのコアまたは多層基板2から音なりが発生することなく、またそれぞれのコアと実装基板10が接するのでそれぞれのコアが発生する熱が実装基板から放熱される。
実装基板10は、図10のように、コアが接する部分は銅はくパターン31、32を設けると良い。銅はくパターンを介して複合巻線部品11のコアが放熱されるので放熱効果がより高くなる。さらに、銅はくパターン31、32は実装基板10の両面に設け、スルーホールで接続するとさらに放熱効果が高くなる。また、銅はくパターン上に熱伝導性のシートを挟むまたはグリスを塗布するとさらに放熱効果が期待できる。
このように構成された複合型巻線部品1は、図3のDC/DCコンバータに使用される。直流電圧Eをスイッチ素子Q1、Q2、Q3、Q4からなるスイッチング回路で矩形波の交流に変換し、複合型巻線部品1の端子t1、t2に入力される。端子t3および端子t4はそれぞれダイオードD1、D2を介して負荷の一端に接続される。また、端子t5は平滑コンデンサC1およびに負荷の他端に接続さる。このように接続されることによって、二次側センタータップ方式のDC/DCコンバータが構成される。トランスとリアクトルを一体化したので、トランスとリアクトルの接続が短くなりノイズが低減され、さらに実装が容易になる。
DC/DCコンバータ等のような巻線部品を複数使用する電子機器に最適である。
1、11 複合型巻線部品
2 多層基板
3−1、3−2、4−1、4−2 切り欠き
5、6 コア挿入孔
10 実装基板
31、31 銅はくパターン
T1 トランス
L1 リアクトル
t1、t2、t3、t4、t5 端子

Claims (3)

  1. それぞれの層に巻線用パターンが、全層を貫通して接続する貫通手段または層間を接続する層間手段を介して接続されることで、トランスの一次巻線と二次巻線およびリアクトル巻線が形成された多層基板と、
    前記一次巻線と前記二次巻線とを磁気結合させた第1コアと、
    前記リアクトル巻線と磁気結合される第2コアとを備え、
    前記多層基板は、巻線用パターンは複数ターンからなり、各層の巻線を並列およびまたは直列に接続することで前記一次巻線と前記二次巻線および前記リアクトル巻線を形成し、前記第1コアと前記第2コアと前記多層基板とはそれぞれ接着されないことを特徴とする複合型巻線部品。
  2. 前記複合型巻線部品は、実装基板に実装された後、前記多層基板または前記実装基板と前記第1コアと前記第2コアとが接着されることを特徴とする請求項1に記載の複合型巻線部品。
  3. 前記二次巻線と前記リアクトル巻線とは、前記多層基板のいずれかの層で接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の複合型巻線部品。
JP2016000397U 2016-01-29 2016-01-29 複合巻線部品 Active JP3203645U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016000397U JP3203645U (ja) 2016-01-29 2016-01-29 複合巻線部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016000397U JP3203645U (ja) 2016-01-29 2016-01-29 複合巻線部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3203645U true JP3203645U (ja) 2016-04-07

Family

ID=55647770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016000397U Active JP3203645U (ja) 2016-01-29 2016-01-29 複合巻線部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3203645U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230230749A1 (en) Power system
JP5549600B2 (ja) 平板状コイル付きモジュールの製造方法及び平板状コイル付きモジュール
JP5359749B2 (ja) トランス及びスイッチング電源装置
US8334747B2 (en) Coil-integrated switching power supply module
CN110024497B (zh) 电子电路基板、电力变换装置
JP6432167B2 (ja) 巻線部品及び電源装置
JP4924797B2 (ja) 車載用dc/dcコンバータ
US20070072447A1 (en) Printed Wiring Board Having Edge Plating Interconnects
JP5939274B2 (ja) 電源装置
JP2010193536A (ja) スイッチング電源装置
JP2008300734A (ja) プリント基板およびその製造方法
JP6672724B2 (ja) 電源装置
JP5414824B2 (ja) 絶縁型dc−dcコンバータ
JP2013201233A (ja) 電源装置
JP3180974U (ja) Dc−dcコンバータ
JP4674545B2 (ja) 電磁誘導部品および電源装置
JP2002299130A (ja) 電源用複合素子
JP2009283840A (ja) 電子回路モジュール
JP6563739B2 (ja) 電圧変換装置
JP3203645U (ja) 複合巻線部品
CN111092536B (zh) 平面型变换器
JP6593274B2 (ja) 多層基板
JP2005110406A (ja) パワー変換モジュールデバイスおよびそれを用いた電源装置
JP6569404B2 (ja) 電源装置及び電源装置の製造方法
JP2005080382A (ja) パワー変換モジュールデバイスおよびそれを用いた電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3203645

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250