JP3203593U - 魚釣り用仕掛け - Google Patents

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【課題】ヘッドに対するフックの向きを固定することができる魚釣り用仕掛けを提供する。【解決手段】仕掛け1Aは、ライン挿通孔を有する中通し錘からなるヘッド2と、フック7を備える。フック7の軸部7bの基端部に、軸部7bよりも径方向外側に突出した断面非円形状の突出部7zが、フック7の軸周りに回転しないように設けられている。フック7の突出部7zには、ヘッド2のライン挿通孔に挿通されたライン11が繋がれるものである。ヘッド2の表面におけるライン挿通孔のフック7側の端開口部3aに断面非円形状の凹所5が設けられている。凹所5は、その内側にフック7の突出部7zが嵌入されることにより、ヘッド2に対するフック7の向きを固定するものである。【選択図】図2

Description

本考案は魚釣りに用いられる仕掛け(魚釣り用仕掛け具)に関する。
鯛カブラ等の魚釣り用仕掛けは、例えば登録実用新案第3190126号公報に開示されているように、中通し錘からなるヘッド、フック等を備えている。一般にフックには擬似餌(ネクタイ、スカート、ワーム等)や本物の餌が付けられる。
登録実用新案第3190126号公報
而して、この種の仕掛けでは、フックの魚へのフッキング率を高めたり、フックに付けられた餌(擬似餌、本物の餌)の水中での泳動状態を安定させたりするため、ヘッドに対するフックの向きは固定されることが望ましい。
しかしながら、上記の公報に開示の仕掛けでは、ヘッドに対するフックの向きを固定することができなかった。
本考案は、上述した技術背景に鑑みてなされたもので、その目的は、ヘッドに対するフックの向きを固定可能な魚釣り用仕掛けを提供することにある。
本考案は以下の手段を提供する。
[1] ライン挿通孔を有する中通し錘からなるヘッドと、フックを備え、
前記フックの軸部の基端部に、前記軸部よりも径方向外側に突出した断面非円形状の突出部が、前記フックの軸周りに回転しないように設けられており、
前記フックの前記突出部には、前記ヘッドの前記ライン挿通孔に挿通されたラインが繋がれるものであり、
前記ヘッドの表面における前記ライン挿通孔の前記フック側の端開口部に、前記フックの前記突出部の断面形状に対応した断面非円形状の凹所が設けられており、
前記凹所は、その内側に前記フックの前記突出部が嵌入されることにより前記ヘッドに対する前記フックの向きを固定するものである、魚釣り用仕掛け。
[2] 前記フックの前記突出部は、前記フックの前記軸部の前記基端部に一体形成されたラインアイ部に取り付けられたスプリットリングである前項1記載の魚釣り用仕掛け。
[3] 前記フックの前記突出部は、前記フックの前記軸部の前記基端部に一体形成されたラインアイ部である前項1記載の魚釣り用仕掛け。
[4] 前記凹所の前記内側に前記フックの前記突出部が嵌入された状態を保持するために、前記ライン挿通孔に挿通され且つ前記突出部に繋がれた前記ラインに前記ヘッドを位置固定するペグを更に備えている前項1〜3のいずれかに記載の魚釣り用仕掛け。
[5] 前記凹所は、その前記内側に、前記ヘッドに対する前記フックの向きが上向きになるように前記フックの前記突出部が嵌入可能であり更に前記ヘッドに対する前記フックの向きが下向きになるように前記フックの前記突出部が嵌入可能である前項1〜4のいずれかに記載の魚釣り用仕掛け。
本考案は以下の効果を奏する。
前項[1]に記載の仕掛けでは、ヘッドの凹所の内側にフックの突出部を嵌入することにより、ヘッドに対するフックの向きを固定することができる。
前項[2]では、フックの突出部は、フックの軸部の基端部に一体形成されたラインアイ部に取り付けられたスプリットリングであるから、ラインのフックへの取付けを容易に行うことができる。
前項[3]では、フックの突出部は、フックの軸部の基端部に一体形成されたラインアイ部であるから、ラインのフックへの取付けを容易に行うことができるし、仕掛けの部品数を減らすことができる。
前項[4]では、ヘッドの凹所の内側にフックの突出部が嵌入された状態をペグによって保持することができる。
前項[5]では、釣りたい魚の種類に応じてフックの向きを固定することができ、これにより、その魚へのフッキング率を高めることができる。
図1は、本考案の第1実施形態に係る魚釣り用仕掛けの斜視図である。 図2は、同仕掛けにおいてヘッドとフックを分離した状態の斜視図及び一部拡大斜視図である。 図3は、図1中のA−A線断面図である。 図4は、図1中のB−B線断面図である。 図5は、本考案の第2実施形態に係る魚釣り用仕掛けの斜視図である。 図6は、同仕掛けにおいてヘッドとフックを分離した状態の斜視図及び一部拡大斜視図である。 図7は、本考案の第3実施形態に係る魚釣り用仕掛けの斜視図である。 図8は、同仕掛けにおいてヘッドとフックを分離した状態の斜視図及び一部拡大斜視図である。 図9は、本考案の第4実施形態に係る魚釣り用仕掛けの斜視図である。 図10は、同仕掛けにおいてヘッドとフックを分離した状態の斜視図及び一部拡大斜視図である。
次に、本考案の幾つかの実施形態について図面を参照して以下に説明する。
ここで、本考案に係る魚釣り用仕掛けの前後方向は限定されるものではないが、本実施形態及び実用新案登録請求の範囲では、説明の便宜上、図面に記載されているように、フック7からライン11が延びる方向を前方向、その反対方向を後方向と定義する。
図1〜4は、本考案の第1実施形態に係る魚釣り用仕掛け1Aを説明する図である。
図1及び2に示すように、本第1実施形態の仕掛け1Aは、ヘッド(シンカー)2、フック7、ペグ8などを備えている。
ヘッド2は、図3及び4に示すように、鉛、タングステン、真鍮等の金属製の中通し錘からなるものであり、前後方向に貫通した断面円形状のライン挿通孔3を有している。
ライン挿通孔3の内側にはフッ素樹脂等の合成樹脂製のライン保護用チューブ4が挿入配置されるとともに、この状態でチューブ4が接着剤により又はライン挿通孔3への圧入によりライン挿通孔3に固定されている。したがって、本第1実施形態(及び後述の第2〜第4実施形態)では、ヘッド2のライン挿通孔3は、厳密にはライン保護用チューブ4の中空孔からなるものであり、ライン挿通孔3に挿通されるライン11がライン挿通孔3の内周面に摺接することによるライン11の損傷をこのチューブ4によって保護することができる。
このように本考案の係る仕掛けは、ヘッド2のライン挿通孔3の内側にライン保護用チューブ4が配置されていることが特に望ましいが、必ずしもチューブ4がライン挿通孔3の内側に配置されていることを要しない。
図1及び2に示すように、フック7は、ヘッド2に対して後側に配置されるものであり、軸部7bと、針先部7cと、軸部7bと針先部7cを一体に連結するとともに軸部7bと針先部7cとの間に懐(ふところ)を形成するために湾曲した連結部7dと、を備えている。
図2に示すように、フック7の軸部7bの基端部にはラインアイ部7aが一体形成されている。ラインアイ部7aは、軸部7bの基端側が円環状に屈曲されることで軸部7bの基端部に一体形成されたものである。したがって、ラインアイ部7aは、フック7の軸回りに回転しないようにフック7の軸部7bの基端部に一体に設けられている。
本第1実施形態の仕掛け1Aでは、ラインアイ部7aは、フック7の軸部7bと針先部7cを通る平面に対して略直交する方向に突出した円環状に形成されている。ここで本第1実施形態では、フック7の軸部7bと針先部7cを通る平面は鉛直面であり、ラインアイ部7aが突出した方向は左右方向である。
さらに、フック7のラインアイ部7aには環状(詳述すると略方形環状)のスプリットリング7eが取り付けられており、これにより、スプリットリング7eは、フック7の軸回りに回転しないようにフック7のラインアイ部7aに取り付けられており、厳密にはフック7の軸回りに概ね1/4回転以上回転しないようにフック7のラインアイ部7aに取り付けられている。
本第1実施形態では、スプリットリング7eは、フック7の軸部7bよりも径方向外側に突出した断面非円形状のフック向き固定用突出部7zに相当している。そして、ラインアイ部7aが上述したようにフック7の軸部7bと針先部7cを通る平面(鉛直面)に対して略直交する方向(左右方向)に突出した円環状に形成されていることから、スプリットリング7eは、フック7の軸部7bと針先部7cを通る平面(鉛直面)内における軸部7bに対して略直交する方向(即ち上下方向)に突出した状態にラインアイ部7aに取り付けられており、スプリットリング7e全体の断面形状は略長方形状である。
ヘッド2のライン挿通孔3に挿通されたライン11は、スプリットリング7eに結び繋がれている。
フック7は餌(擬似餌9、本物の餌など)が取外し可能に付けられるものであり、本第1実施形態では餌としての擬似餌9がフック7に取外し可能に付けられている。擬似餌9は限定されるものではなく、餌の外観形状を模したもの(例:擬似ワーム)であっても良いし、鯛カブラ等に用いられるスカート、ネクタイなどであっても良い。なお本考案は、フック7に擬似餌9が付けられることに限定されるものではなく、その他に釣り餌用エビ等の本物の餌が付けられても良い。
図2に示すように、ヘッド2の表面におけるライン挿通孔3のフック7側の端開口部(即ちライン挿通孔3の後開口部)3aには、スプリットリング7eの断面形状に対応した断面非円形状の凹所5が設けられている。
凹所5は、詳述すると、フック7の軸部7bと針先部7cを通る平面(即ち鉛直面)内における軸部7bに対して略直交する方向(即ち上下方向)に延びた断面略長方形状のものであり、図1に示すように、凹所5の内側に、ヘッド2のライン挿通孔3に挿通されたライン11が繋がれたスプリットリング7eが抜出可能に嵌入されることにより、ヘッド2に対するフック7の向きを固定するものである。すなわち、スプリットリング7eが凹所5の内側に嵌入されることにより、スプリットリング7eがヘッド2に対してフック7の軸周りに回転しなくなり、つまりフック7はその軸周りに回転しなくなり、その結果、ヘッド2に対してフック7の向きが固定される。本第1実施形態では、フック7の向きはヘッド2に対して上向きに固定されている。
凹所5の深さは、凹所5の内側にフック7のスプリットリング7e(突出部7z)が嵌入された状態でスプリットリング7e(突出部7z)がヘッド2に対してフック7の軸周りに回転しないような深さに設定されており、具体的には凹所5の深さは、フック7のスプリットリング7e(突出部7z)の凹所5内側への嵌入方向の長さ、即ちスプリットリング7e(突出部7z)の前後方向の長さに対して約1/3倍〜約1.3倍の範囲に設定されている。
そして、図3及び4に示すように、ヘッド2の凹所5の内側にスプリットリング7eが嵌入された状態のもとで、ペグ8が、ヘッド2のライン挿通孔3に挿通されたライン11におけるライン挿通孔3のフック7側とは反対側の端開口部(即ちライン挿通孔3の前開口部)3bに対応する位置に取外し可能に取り付けられている。これにより、ヘッド2がライン11に沿って移動しないようにライン11に対するヘッド2の位置が固定されており、その結果、図4に示すようにヘッド2の凹所5の内側にスプリットリング7eが嵌入された状態が保持されている。
本第1実施形態の仕掛け1Aでは、ヘッド2の凹所5の内側にフック7の突出部7zとしてのスプリットリング7eを嵌入することにより、ヘッド2に対してフック7の向きを固定することができる。そのため、釣り竿のしゃくりによるフック7の魚へのフッキング率を高めたり、フック7に付けられた餌(擬似餌9、本物の餌など)の水中での泳動状態を安定させたりすることができるし、更に、フック7のその軸周りの回転によるライン11の撚れを防止することができる。しかも、本第1実施形態では、ヘッド2に対するフック7の向きが上向きに固定されるので、フック7の根掛かりを減らすことができる。
さらに本第1実施形態の仕掛け1Aでは、スプリットリング7eを上下逆にして(即ちスプリットリング7eをフック7の軸周りにフック7と一体に180°回転させて)ヘッド2の凹所5の内側に嵌入することができ、こうすることにより、ヘッド2に対するフック7の向きを下向きに固定することができる。このようにフック7の向きを下向きに固定することにより、フック7に付けられた餌にその下側から食いつく魚に対してフックキング率を高めることができる。
このように、本第1実施形態の仕掛け1Aでは、フック7の向きを上向き及び下向きにそれぞれ固定可能である。したがって、釣りたい魚の食いつき方向にフック7が向くようにフック7の向きを変更することにより、その魚へのフッキング率を高めることができる。
さらに本第1実施形態では、フック7の突出部7zは、フック7の軸部7bの基端部に一体形成されたラインアイ部7aに取り付けられたスプリットリング7eであるから、ライン11のフック7への取付けを容易に行うことができる。
図5及び6は、本考案の第2実施形態に係る魚釣り用仕掛け1Bを説明する図である。これらの図には、上記第1実施形態の仕掛け1Aの要素と同等の要素には上記第1実施形態で用いた符号と同じ符号が付されている。以下では、本第2実施形態の仕掛け1Bを上記第1実施形態の仕掛け1Aとの相異点を中心に説明する。
本第2実施形態の仕掛け1Bでは、図6に示すように、フック7のラインアイ部7aは、フック7の軸部7bと針先部7cを通る平面(即ち鉛直面)内における軸部7bに対して略直交する方向(即ち上下方向)に突出した円環状にフック7の軸部7bの基端部に一体形成されている。
さらに、フック7のラインアイ部7aにはスプリットリング7eが取り付けられている。したがって、スプリットリング7eはフック7に対してその軸回りに回転しない。
本第2実施形態では、上述したようにフック7のラインアイ部7aがフック7の軸部7bと針先部7cを通る平面(鉛直面)内における軸部7bに対して略直交する方向(上下方向)に突出した円環状に形成されていることから、スプリットリング7eは、フック7の軸部7bと針先部7cを通る平面(鉛直面)に対して略直交する方向(左右方向)に突出した状態にフック7のラインアイ部7aに取り付けられている。
ヘッド2の凹所5は、フック7の軸部7bと針先部7cを通る平面(鉛直面)に対して略直交する方向(左右方向)に延びた断面略長方形状のものであり、図5に示すように、凹所5の内側に、ヘッド2のライン挿通孔(図3参照、符号3)に挿通されたライン11が繋がれたスプリットリング7eが抜出可能に嵌入されることにより、ヘッド2に対するフック7の向きを固定するものである。すなわち、スプリットリング7eが凹所5の内側に嵌入されることによりフック7はその軸周りに回転しなくなり、その結果、ヘッド2に対するフック7の向きが固定される。図5では、フック7の向きはヘッド2に対して上向きに固定されている。
さらに、本第2実施形態の仕掛け1Bでは、スプリットリング7eを左右逆にして(即ちスプリットリング7eをフック7の軸周りにフック7と一体に180°回転させて)ヘッド2の凹所5の内側に嵌入することができ、こうすることにより、ヘッド2に対するフック7の向きを下向きに固定することができる。
図7及び8は、本考案の第3実施形態に係る魚釣り用仕掛け1Cを説明する図である。これらの図には、上記第1実施形態の仕掛け1Aの要素と同等の要素には上記第1実施形態で用いた符号と同じ符号が付されている。以下では、本第3実施形態の仕掛け1Cを上記第1実施形態の仕掛け1Aとの相異点を中心に説明する。
本第3実施形態の仕掛け1Cでは、図8に示すように、フック7のラインアイ部7aは、上記第1実施形態の仕掛け1A(図2参照)と同じようにフック7の軸部7bと針先部7cを通る平面(即ち鉛直面)に対して略直交する方向(即ち左右方向)に突出した円環状に形成されている。そして、ヘッド2のライン挿通孔(図3参照、符号3)に挿通されたライン11は、スプリットリング(図2参照、符号7e)を介さないで即ち直接ラインアイ部7aに結び繋がれている。
本第3実施形態では、ラインアイ部7aがフック7の軸部7bよりも径方向外側に突出した断面円形状の突出部7zに相当している。ラインアイ部7a全体の断面形状は略長方形状である。
ヘッド2の凹所5は、フック7の軸部7bと針先部7cを通る平面(鉛直面)に対して略直交する方向(左右方向)に延びた断面略長方形状のものであり、図7に示すように、凹所5の内側に、ヘッド2のライン挿通孔(図3参照、符号3)に挿通されたライン11が繋がれたラインアイ部7aが抜出可能に嵌入されることにより、ヘッド2に対するフック7の向きを固定するものである。すなわち、ラインアイ部7aが凹所5の内側に嵌入されることによりフック7はその軸周りに回転しなくなり、その結果、ヘッド2に対するフック7の向きが固定される。図7では、フック7の向きはヘッド2に対して上向きに固定されている。
さらに、本第3実施形態の仕掛け1Cでは、フック7のラインアイ部7aを左右逆にして(即ちラインアイ部7aをフック7の軸周りに180°回転させて)ヘッド2の凹所5の内側に嵌入することができ、こうすることにより、ヘッド2に対するフック7の向きを下向きに固定することができる。
本第3実施形態の仕掛け1Cでは、フック7の突出部7zは、フック7の軸部7bの基端部に一体形成されたラインアイ部7aであるから、ライン11のフック7への取付けを容易に行うことができるし、仕掛け1Cの部品数を減らすことができる。
図9及び10は、本考案の第4実施形態に係る魚釣り用仕掛け1Dを説明する図である。これらの図には、上記第1実施形態の仕掛け1Aの要素と同等の要素には上記第1実施形態で用いた符号と同じ符号が付されている。以下では、本第4実施形態の仕掛け1Dを上記第1実施形態の仕掛け1Aとの相異点を中心に説明する。
本第4実施形態の仕掛け1Dでは、図10に示すように、フック7のラインアイ部7aは、上記第2実施形態の仕掛け1B(図6参照)と同じようにフック7の軸部7bと針先部7cを通る平面(即ち鉛直面)内における軸部7bに対して略直交する方向(即ち上下方向)に突出した円環状に形成されている。そして、ヘッド2のライン挿通孔(図3参照、符号3)に挿通されたライン11は、スプリットリング(図2参照、符号7e)を介さないで即ち直接ラインアイ部7aに結び繋がれている。
ヘッド2の凹所5は、フック7の軸部7bと針先部7cを通る平面(即ち鉛直面)内における軸部7bに対して略直交する方向(即ち上下方向)に延びた断面略長方形状のものであり、図9に示すように、凹所5の内側に、ヘッド2のライン挿通孔(図3参照、符号3)に挿通されたライン11が繋がれたラインアイ部7aが抜出可能に嵌入されることにより、ヘッド2に対するフック7の向きを固定するものである。すなわち、ラインアイ部7aが凹所5の内側に嵌入されることによりフック7はその軸周りに回転しなくなり、その結果、ヘッド2に対するフック7の向きが固定される。図9では、フック7の向きはヘッド2に対して上向きに固定されている。
さらに、本第4実施形態の仕掛け1Dでは、フック7のラインアイ部7aを上下逆にして(即ちラインアイ部7aをフック7の軸周りに180°回転させて)ヘッド2の凹所5の内側に嵌入することができ、こうすることにより、ヘッド2に対するフック7の向きを下向きに固定することができる。
以上で本考案の幾つかの実施形態を説明したが、本考案はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で様々に変更可能である。
例えば、本考案に係る仕掛けでは、フック7のラインアイ部7a又はラインアイ部7aに取り付けられたスプリットリング7eに、フック7の軸部7bよりも径方向外側に突出するようにフック7やスプリットリング7eとは別体形成の断面非円形状のフック向き固定用突片(図示せず)を固定状態に取り付け、この突片を、フック7の軸部7bの基端部に設けられた断面非円形状の突出部7zとしても良い。この突片は例えばプラスチック(合成樹脂を含む)等の素材で製造される。
また、本考案に係る仕掛けは、例えば、ヘッド2の表面におけるライン挿通孔3のフック7側の端開口部3aに、上記第1及び第4実施形態に用いられているように上下方向に延びた断面略長方形状の凹所と上記第2及び第3実施形態に用いられているように左右方向に延びた断面略長方形状の凹所とが設けられていても良い。この場合には、フック7の突出部7zが上下方向に突出したものであっても左右方向に突出したものであってもヘッド2に対するフック7の向きを上向きや下向きに固定することができる。このように本考案はこれらの実施形態に用いられた技術的事項を複数備えたものであっても良い。
本考案は魚釣り用仕掛け(魚釣り用仕掛け具)に利用可能である。
1:仕掛け
2:ヘッド
3:ライン挿通孔
3a:ライン挿通孔のフック側の端開口部
5:凹所
7:フック
7a:ラインアイ部
7b:軸部
7c:針先部
7e:スプリットリング
7z:突出部
8:ペグ
11:擬似餌

Claims (5)

  1. ライン挿通孔を有する中通し錘からなるヘッドと、フックを備え、
    前記フックの軸部の基端部に、前記軸部よりも径方向外側に突出した断面非円形状の突出部が、前記フックの軸周りに回転しないように設けられており、
    前記フックの前記突出部には、前記ヘッドの前記ライン挿通孔に挿通されたラインが繋がれるものであり、
    前記ヘッドの表面における前記ライン挿通孔の前記フック側の端開口部に、前記フックの前記突出部の断面形状に対応した断面非円形状の凹所が設けられており、
    前記凹所は、その内側に前記フックの前記突出部が嵌入されることにより前記ヘッドに対する前記フックの向きを固定するものである、魚釣り用仕掛け。
  2. 前記フックの前記突出部は、前記フックの前記軸部の前記基端部に一体形成されたラインアイ部に取り付けられたスプリットリングである請求項1記載の魚釣り用仕掛け。
  3. 前記フックの前記突出部は、前記フックの前記軸部の前記基端部に一体形成されたラインアイ部である請求項1記載の魚釣り用仕掛け。
  4. 前記凹所の前記内側に前記フックの前記突出部が嵌入された状態を保持するために、前記ライン挿通孔に挿通され且つ前記突出部に繋がれた前記ラインに前記ヘッドを位置固定するペグを更に備えている請求項1〜3のいずれかに記載の魚釣り用仕掛け。
  5. 前記凹所は、その前記内側に、前記ヘッドに対する前記フックの向きが上向きになるように前記フックの前記突出部が嵌入可能であり更に前記ヘッドに対する前記フックの向きが下向きになるように前記フックの前記突出部が嵌入可能である請求項1〜4のいずれかに記載の魚釣り用仕掛け。
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