JP3203530B2 - ライナー素材供給装置 - Google Patents

ライナー素材供給装置

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JP3203530B2
JP3203530B2 JP09463893A JP9463893A JP3203530B2 JP 3203530 B2 JP3203530 B2 JP 3203530B2 JP 09463893 A JP09463893 A JP 09463893A JP 9463893 A JP9463893 A JP 9463893A JP 3203530 B2 JP3203530 B2 JP 3203530B2
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柏 村山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ライナー素材供給装
置、更に詳しくは、容器蓋の天面壁内面に環形状のライ
ナー素材を供給するためのライナー素材供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、種々の形態の容器蓋におい
ては、容器開口端を充分確実に密封するために、容器蓋
の天面壁内面にライナーを形成することが重要である。
そして、かかるライナーは、一般に、ポリオレフイン又
は塩化ビニルの如き熱可塑性樹脂材からなる加熱溶融状
態のライナー素材を天面壁内面に供給し、次いで適宜の
型押工具によって上記ライナー素材を所要形状に型押成
形することによって形成される。
【0003】而して、容器蓋の天面壁内面において、確
実な密封を達成するためにライナーが存在することが本
質的に必要な部位は、容器開口端に対応する周縁部のみ
である。それ故に、特に大径の容器蓋においては、ライ
ナー素材の使用量を必要最小限度にせしめてコストの低
減を図る等の見地から、天面壁内面の中央部には全く存
在せず周縁部のみに存在する環形状、通常は円環形状、
のライナーを形成することが望まれる。このような要求
に応え、環形状のライナーを型押成形によって形成する
技術が特開昭55−77523号公報に開示されてい
る。環形状のライナーを型押成形によって形成するため
には、天面壁内面に環形状のライナー素材を供給するこ
とが必要であり、前記公報には、かような要件を満たす
独特なライナー素材供給装置が開示されている。
【0004】前記ライナー素材供給装置は、倒立状態
(即ち天面壁内面を上方に向けた状態)の容器蓋を支持
するための容器蓋支持手段と、ライナー素材を送出する
押出機と、前記容器蓋支持手段の上方に配設された供給
機構とを具備している。供給機構は、押出機から押出さ
れる加熱溶融状態のライナー素材が流動せしめられる環
形状路と、かかる環状流路の下端部を選択的に開閉する
ための開閉手段とを含んでいる。
【0005】然るに、前記ライナー素材供給装置は、環
状流路を選択的に開閉するための手段として通常の弁手
段を用いているが、押出機から環状流路を通して流動せ
しめられる加熱溶融状態のライナー素材は相当高圧であ
る等に起因して、前記弁手段によって環状流路を充分確
実に閉じることが困難であり、それ故に個々の容器蓋に
供給されるライナー素材の量が大幅に変動し、或いは弁
手段の主要部が比較的短期間のうち摩耗して使用し得な
いものになってしまう傾向がある。
【0006】前記のような不具合を解決するものとし
て、筒状外側部材と、該筒状外側部材に摺動可能に配設
された柱状内側部材と、該柱状内側部材を昇降せしめる
ための昇降手段とを備え、前記筒状外側部材と柱状内側
部材との間に環状流路を形成し、該環状流路の下端を前
記柱状内側部材の外周面と前記筒状外側部材の内周面と
の協働によって閉じるようにしたライナー素材供給装置
が、特開昭62ー105613号公報に開示されてい
る。
【0007】該公報に開示されたライナー素材供給装置
によれば、個々の容器蓋に供給されるライナー素材の量
を所定量に維持することはできるが、次のような問題が
ある。即ち、前記筒状外側部材と柱状内側部材との間に
形成された環状流路に導入されたライナー素材としての
溶融樹脂には常に押出機の圧力が作用しており、前記柱
状内側部材を下降して前記環状流路の下端を閉塞して溶
融樹脂を環状に切断する際においても前記柱状内側部材
の外周面と前記筒状外側部材の内周面との間には溶融樹
脂が流入する。従って、この流入した樹脂が前記柱状内
側部材の昇降作動により擦れて前記柱状内側部材の外周
面および前記筒状外側部材の内周面にカジリ損傷を生ぜ
しめるとともに、早期磨耗を発生させるという問題があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、個
々の容器蓋に供給するライナー素材の量を所定量に維持
することができると共に、ライナー素材供給部のカジリ
損傷や早期磨耗を防止することができるライナー素材供
給装置を提供することにある。本発明の他の技術的課題
は、以下に述べる本発明の実施例の詳細な説明によって
明らかにされるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を達成す
るために、本発明によれば、容器蓋の天面壁内面に環形
状のライナー素材を供給するためのライナー素材供給装
置において、容器蓋を倒立状態で支持するための容器蓋
支持手段と、ライナー素材を送出する押出機と、該容器
蓋支持手段の上方に配設され、該押出機に接続された供
給機構と、を具備し、該供給機構は、ケーシングと、該
ケーシングに支持され該押出機に接続する導入路と該導
入路に連絡する通路と該通路に連絡し外周面に開口する
環状排出路とを備えた柱状内側部材と、該ケーシングと
該柱状内側部材との間に摺動可能に配設された筒状外側
部材と、該筒状外側部材をその下端が少なくとも該環状
排出路の上端から該柱状内側部材の下端の範囲で昇降せ
しめるための昇降手段と、を有することを特徴とするラ
イナー素材供給装置が提供される。
【0010】
【作用】供給機構を構成する筒状外側部材が柱状内側部
材に形成された環状排出路より上方に移動された状態に
おいて、該環状排出路から溶融ライナー素材が前記筒状
外側部材の下方に環状に流出せしめられる。そして、前
記筒状外側部材が下降することによりその下端によって
該環状に流出せしめられ溶融ライナー素材を切取るとと
もに、下方に倒立状態で配置された容器蓋の天面壁内面
に切取った環形状のライナー素材を載置供給せしめる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に従って
構成されたライナー素材供給装置の好適実施例について
詳細に説明する。
【0012】図1は本発明に従って構成されたライナー
素材供給装置の好適実施例を示す概略構成図、図2は図
1のライナー素材供給装置における供給機構の主部を示
す断面図、図3乃至図6は図1のライナー素材供給装置
の作用を説明するための各工程を示す部分断面図、図7
は図1のライナー素材供給装置の主要部の移動状況を示
す線図である。第1図を参照して説明すると、図示のラ
イナー素材供給装置は、全体を番号2で示す容器蓋支持
手段と、全体を番号4で示す押出機と、全体を番号6で
示す供給機構とを具備している。
【0013】最初に、容器蓋支持手段2について説明す
ると、図示の容器蓋支持手段2は、下部支持基板8と適
宜の支持手段(図示していない)によって支持されてい
る中間支持基板10とを含んでいる。中間部支持基板1
0には大径上部12と小径下部14を有する開口が形成
されており、かかる開口には支持台16が昇降自在に且
つ回転自在に装着されている。この支持台16は、前記
開口の大径上部12に対応した寸法の円盤部18とその
下面から下方に延びる軸部20とを有する。円盤部18
には、その上面に載置される容器蓋を吸着保持するため
の永久磁石22が埋設されている。容器蓋が非磁性体か
ら形成されている場合には、円盤部18に磁石22を埋
設することに代えて、円盤部18にその上面に開口する
吸引孔を形成すると共にかかる吸引孔を吸引源に連通せ
しめ、円盤部18上に載置された容器蓋を真空吸着する
吸着手段を設けることができる。容器蓋支持手段2は、
更に、前記支持台16を回転せしめるための回転手段2
4と上記支持台16を昇降動せしめるための昇降動手段
26とを含んでいる。詳述すると、前記下部支持基板8
上には、共通駆動源を構成する電動モータ28が装着さ
れている。このモータ28の出力軸30には、プーリ3
2及び34が固定されている。前記回転手段24は、下
部支持基板8に固定された支持枠36に装着されたクラ
ッチ機構38を有する。このクラッチ機構38の入力軸
40にはプーリ42が固定されており、このプーリ42
と上記プーリ32とには無端ベルト44が巻掛けられて
いる。クラッチ機構38の出力軸46には歯車48が固
定されている。前記下部支持基板8と前記中間部支持基
板10との間には回転軸50が回転自在に装着されてお
り、この回転軸50に上記歯車48と係合する歯車52
が固定されている。更に、前記支持台16の軸部20に
は、前記歯車52と係合する歯車54が固定されてい
る。かくして、前記クラッチ機構38が連結状態に作動
せしめられると、モータ28の回転駆動力がプーリ3
2、ベルト44、プーリ42、歯車48、52及び54
を介して支持台16に伝達され、支持台16が例えば図
1において上方から見て時計方向に回転せしめられる。
前記下部支持基板8上には、軸支部材56も固定されて
おり、この軸支部材56には回転軸60が回転自在に装
着されている。該回転軸60には、プーリ62及びカム
板64が固定されている。該プーリ62と前記プーリ3
4とは無端ベルト66が巻掛けられている。前記カム板
64の上方には、適宜の支持手段(図示していない)を
介して前記下部支持基板8に固定された支持板68が配
設されており、この支持板68にはカム従動節70が昇
降自在に装着されている。カム従動節70の下端には、
前記カム板64のカム面即ち周面に接触せしめられるロ
ーラ72が回転自在に装着されている。また、カム従動
節70の上端には円板74が固定されている。そして、
上記支持台16の軸部20の下端には上記円板74と協
働する円板76が固定されている。円板74と円板76
との間には両者の相対的回転を許容するベアリング(図
示していない)が介在せしめられている。かくの通りで
あるので、モータ28の回転駆動力がプーリ34、ベル
ト66及びプーリ62を介してカム板64に伝達されて
カム板64が回転され、カム板64の回転に応じてカム
従動節70を介して支持台16が昇降動せしめられる。
なお、前記回転手段24における歯車52は上下方向に
充分大きな厚さを有する故に、支持台16が昇降動せし
められても、前記歯車52と前記歯車54との係合が解
除されることはない。
【0014】次に、主として図2を参照して、前記容器
蓋支持手段2の上方に配設された供給機構6について詳
述する。図示の供給機構6は、ケーシング78と柱状内
側部材80と筒状外側部材82とを含んでいる。ケーシ
ング78は、略円筒状に構成されているとともに、フラ
ンジ780を備えており、該フランジ780がボルト8
42によって前記中間支持基板10に適宜の支持手段
(図示していない)を介して固定された上部支持基板8
4に固定されている。該ケーシング78の下端には、案
内部782が設けられている。該案内部782は、前記
ケーシング78の内周面781と同一の内径を有する内
周面783と容器蓋の内径に対応する外径を有する外周
面784と上端に形成されたフランジ785を備えた案
内部材786を含んでいる。該案内部材786は、ケー
シング78の下端部に形成された雄ねじに螺合する締付
部材789によってケーシング78の下端に装着されて
おり、該締付部材789に植設され前記フランジ785
に形成された穴を挿通するピン787に嵌合して配設さ
れた圧縮コイルばね788等の弾性部材によって常に下
方に押圧せしめられている。なお、前記案内部782は
ケーシング78の下端部に一体的に形成してもよい。
【0015】前記柱状内側部材80は、前記ケーシング
78と一体的に構成された筒状部材802と、該筒状部
材802に嵌合した柱状部材804と、該柱状部材80
4の下端にボルト808によって固定された下部材80
6とから構成されている。筒状部材802は、前記押出
機4の押出口部122にカップリング100を介して接
続する導入路810と、前記柱状部材804の外径より
も大径の内周面812を備えている。従って、筒状部材
802は、その大径内周面812と柱状部材804とに
よって前記導入路810に連絡する円筒状の通路814
を規定しているとともに、その下端面815と前記下部
材806とによって前記通路814と連絡し外周面に開
口する環状排出路816を規定している。前記柱状部材
804の中間部には雄ねじ817が形成されており、該
雄ねじ817にロックナット818を螺合することによ
り、筒状部材802と柱状部材804を一体的に固定
し、柱状内側部材80を構成している。なお、前記押出
機4の本体124は、適宜の支持手段(図示していな
い)を介して前記上部支持基板84に装着されている。
【0016】前記筒状外側部材82は、前記ケーシング
78の内周面781に対応する外周面822と前記筒状
部材802の外周面803に対応する内周面824を備
えているとともに、前記筒状部材802の導入路810
を形成したケーシング78との接続部811との干渉を
避けるための切欠部826を備えており、図示のよう
に、ケーシング78と柱状内側部材80の筒状部材80
2との間に図において上下方向に摺動可能に嵌合されて
いる。該筒状外側部材82の上端部には連結部材90が
ピン92およびスナップリング94によって連結されて
いる。該連結部材90は、前記柱状部材804上部を構
成する案内部805に摺動可能に嵌合しており、その上
端は昇降手段102(図1)に連結されている。
【0017】前記昇降手段102は図1に示すように、
シリンダ104と該シリンダ104内に摺動可能に配設
されたピストンに連結されたピストンロッド106を有
する油圧シリンダ機構から構成することができる。該シ
リンダ104は、適宜の支持手段を介して前記上部支持
基板84に固定された支持部材108に固定されてい
る。また、ピストンロッド106は、支持部材108に
形成されている開口を通って下方に延び、その下端が前
記連結部材90の上端に連結されている。従って、油圧
シリンダ機構のピストンロッド106の昇降に応じて筒
状外側部材82が昇降動せしめられる。なお、該油圧シ
リンダ機構からなる昇降手段102は、筒状外側部材8
2の下端を少なくとも図2に示すように前記環状排出路
816の上端から前記柱状内側部材80における下部材
806の下端の範囲で昇降せしめる。
【0018】次に、前述したライナー素材供給装置の作
用について説明する。供給機構6における筒状外側部材
82の昇降動、並びに容器蓋支持手段2における支持台
16の昇降動及び回転を示す図7と共に図3乃至図6を
参照して説明すると、第1工程におけるライナー素材開
始時においては、供給機構6における筒状外側部材82
及び容器蓋支持手段2における支持台16は、図3に図
示する位置に位置付けられている。図3と共に図2を参
照することによって容易に理解される如く、かかる状態
において、押出機4の押出口部122を通して押出され
た加熱溶融状態のライナー素材126は、導入路810
を通って円筒状の通路814に流入し、次いで円環状排
出路816へ流動し、かくして円筒状の通路814及び
円環状排出路816はライナー素材126によって満た
されている。
【0019】次に、第2工程において、供給機構6にお
ける筒状外側部材82が図4に図示する位置まで上昇せ
しめられ、所定時間間隔t1だけこの上昇位置に維持さ
れる。かくすると、筒状外側部材82の下端が、柱状内
側部材80に形成された円環状排出路816の上端より
上方に位置せしめられ、それまで閉じられていた円環状
排出路816が開放される。従って、図4に図示する如
く、円環状排出路816の排出口から筒状外側部材82
の下方において柱状内側部材80の外側に所定量のライ
ナー素材126が流出する。流出するライナー素材12
6の量は上記所定時間間隔t1を調節することによって
適宜に設定することができる。また、この間には、図4
に図示する如く、容器蓋支持手段2における支持台16
の円盤部18上に、適宜の送給機構(図示していない)
によって倒立状態(即ちその天面壁内面を上方に向けた
状態)の容器蓋128が供給され、磁石22によって磁
気的に吸着される。
【0020】しかる後に、第3工程において、供給機構
6における筒状外側部材82が下降され始め、次いで、
容器蓋支持手段2における支持台16が上昇され始め
る。図示の実施例においては、筒状外側部材82は図5
に示すように柱状内側部材80の下端よりさらに下方位
置まで下降される。そして、支持台16は図5に示す位
置まで上昇される。筒状外側部材82が図4に示す位置
から所定量以上下降せしめられると、図5を参照するこ
とによって理解される如く、円環状排出路816の排出
口から流出した所定量のライナー素材126が円環形状
に切断されると共に、実質上同一の径を有する筒状外側
部材82の内周面824と柱状内側部材80の外周面8
03との協働によって、円環状排出路816の排出口が
閉じられる。このように、円環状排出路816の排出口
は、筒状外側部材82の内周面824と柱状内側部材8
0の外周面803との協働によって閉鎖されるので、確
実に閉じることができると共に、ライナー素材126の
圧力は筒状外側部材82の内周面824に直角に作用す
るようになるため、ライナー素材126の圧力が相当高
くても、筒状外側部材82の内周面824と柱状内側部
材80の外周面803との間に流入することはない。従
って、筒状外側部材82の内周面824と柱状内側部材
80の外周面803との間にライナー素材126が流入
することによって生じるカジリ損傷や早期磨耗を未然に
防止することができる。一方、支持台16が所定量以上
上昇せしめられると、図5を参照することによって理解
される如く、支持台16の円盤部18上に位置する容器
蓋128内に、供給機構6における案内部材786の下
端部が挿入され、かくして供給機構6の筒状外側部材8
2および柱状内側部材80に対して容器蓋128が充分
精密に同心状に位置付けられる。供給機構6における筒
状外側部材82が図5に図示する位置まで下降されると
共に容器蓋支持手段2における支持台16が図5に図示
する位置まで上昇されると、筒状外側部材82によって
円環形状に切断されたライナー素材126が容器蓋12
8の天面壁内面に押付られてそこに接合される(通常、
容器蓋128の天面壁内面にはライナー素材126に対
して接着特性を有する塗膜が施されており、かかる塗膜
によってライナー素材126が容器蓋128の天面壁内
面に充分強固に接合される)。図示の実施例において
は、筒状外側部材82によって円環状に切断されたライ
ナー素材126は、柱状内側部材80の外周面803と
案内部材786に内周面783によって拘束される故
に、所要通りの円環形状のライナー素材126が容器蓋
128の天面壁内面に供給される。
【0021】次いで、第4工程において、容器蓋支持手
段2の支持台16及びその円盤部18上に位置せしめら
れている容器蓋128が図6に示す位置(かかる位置は
図3および図4に示す位置と同一である)まで下降され
る。そして、かかる下降の際には、支持台16及びその
円盤部18上に位置せしめられている容器蓋128が比
較的低速(例えば60乃至80rmp程度)で回転せし
められる。かくして、天面壁内面に円環形状のライナー
素材126を有する容器蓋128が得られる。なお、支
持台16を下降せしめる際に、支持台16を回転せしめ
ない場合には、切断されたライナー素材126の一部が
筒状外側部材82の下端に付着する傾向があるが、支持
台16を回転せしめると、切断されたライナー素材12
6が充分確実に筒状外側部材82の下端から分離されて
切断されたライナー素材126の実質上全てが容器蓋1
28に供給されることが確認されている。
【0022】しかる後に、円環形状のライナー素材12
6を有する容器蓋128は、適宜の取出機構(図示して
いない)によって、支持台16の円盤部18上から取出
され、次いで、適宜の型押成形機(図示していない)に
送給され、円環形状のライナー素材126が所要形状の
ライナーに型押成形される。他方、供給機構6における
筒状外側部材82は、図3に示す位置まで上昇せしめら
れる。
【0023】
【発明の効果】本発明によるライナー素材供給装置は以
上のように構成されており、供給機構を、ケーシング
と、該ケーシングに支持され該押出機に接続する導入路
と該導入路に連絡する通路と該通路に連絡し外周面に開
口する環状排出路とを備えた柱状内側部材と、該ケーシ
ングと該柱状内側部材との間に摺動可能に配設された筒
状外側部材と、該筒状外側部材をその下端が少なくとも
該環状排出路の上端から該柱状内側部材の下端の範囲で
昇降せしめるための昇降手段とによって構成したので、
筒状外側部材が環状排出路の上端より上昇せしめられた
際に該環状排出路から柱状内側部材の外側に流出せしめ
られたライナー素材は、筒状外側部材の下降によって環
形状に切断されて容器蓋の天面壁内面に供給される。こ
の際、筒状外側部材の内周面と柱状内側部材の外周面と
の協働によって、該環状排出路を確実に閉じることがで
きると共に、ライナー素材の圧力は筒状外側部材の内周
面に直角に作用するようになるため、ライナー素材の圧
力が相当高くても、筒状外側部材の内周面と柱状内側部
材の外周面との間に流入することはなく、従って、筒状
外側部材の内周面と柱状内側部材の外周面との間にライ
ナー素材が流入することによって生じるカジリ損傷や早
期磨耗を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたライナー素材供給装
置の好適実施例を示す概略構成図。
【図2】図1のライナー素材供給装置における供給機構
の主部を示す断面図。
【図3】図1のライナー素材供給装置の作用を説明する
ための第1工程を示す部分断面図。
【図4】図1のライナー素材供給装置の作用を説明する
ための第2工程を示す部分断面図。
【図5】図1のライナー素材供給装置の作用を説明する
ための第3工程を示す部分断面図。
【図6】図1のライナー素材供給装置の作用を説明する
ための第4工程を示す部分断面図。
【図7】図1のライナー素材供給装置の主要部の移動状
況を示す線図。
【符号の説明】
2:容器蓋支持手段 4:押出機 6:供給機構 8:下部支持基板 10:中間支持基板 16:支持台 24:回転手段 26:昇降動手段 78:ケーシング 80:柱状内側部材 82:筒状外側部材 84:上部支持基板 90:連結部材 102:昇降手段 104:シリンダ 782:案内部 786:案内部材 802:筒状部材 804:柱状部材 806:下部材 810:導入路 814:通路 816:円環状排出路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−135165(JP,A) 特開 昭55−77523(JP,A) 特開 昭62−105613(JP,A) 特公 昭47−7517(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 53/06 B29C 43/18 B29C 43/34 B29C 31/04 B29L 31:56

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器蓋の天面壁内面に環形状のライナー
    素材を供給するためのライナー素材供給装置において、 容器蓋を倒立状態で支持するための容器蓋支持手段と、 ライナー素材を送出する押出機と、 該容器蓋支持手段の上方に配設され、該押出機に接続さ
    れた供給機構と、を具備し、 該供給機構は、ケーシングと、該ケーシングに支持され
    該押出機に接続する導入路と該導入路に連絡する通路と
    該通路に連絡し外周面に開口する環状排出路とを備えた
    柱状内側部材と、該ケーシングと該柱状内側部材との間
    に摺動可能に配設された筒状外側部材と、該筒状外側部
    材をその下端が少なくとも該環状排出路の上端から該柱
    状内側部材の下端の範囲で昇降せしめるための昇降手段
    と、を有することを特徴とするライナー素材供給装置。
  2. 【請求項2】 該ケーシングの下端部には、容器蓋の内
    径に対応した外径を有する案内部が設けられている、請
    求項1記載のライラー素材供給装置。
  3. 【請求項3】 該案内部は、該ケーシングと別体の案内
    部材によって構成されており、弾性部材によって下方に
    押圧された状態で該ケーシングに装着されている、請求
    項2記載のライナー素材供給装置。
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