JP3203440B2 - 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比フィードバック制御装置

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JP3203440B2
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    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
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    • F02D41/1477Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the regulation circuit or part of it,(e.g. comparator, PI regulator, output)
    • F02D41/1483Proportional component

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の空燃比フィ
ードバック制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関の空燃比フィードバック
制御装置としては例えば特開昭60−240840号公
報に示されるようなものがある。このものの概要を説明
すると、機関の吸入空気流量Q及び回転数Nを検出して
シリンダに吸入される空気量に対応する基本燃料供給量
P (=K・Q/N;Kは分)を演算し、この基本燃料
供給量TP を機関温度等により補正したものを排気中酸
素濃度の検出によって混合気の空燃比を検出する酸素セ
ンサからの信号によってフィードバック補正を施し、バ
ッテリ電圧による補正等をも行って最終的に燃料供給量
I を設定する。具体的には、酸素センサの出力が理論
空燃比を境に反転するので、該反転により燃料供給量の
増減を切り換えるように基本燃料供給量に乗じられるフ
ィードバック補正係数を比例積分制御等により設定す
る。
【0003】そして、このようにして設定された燃料供
給量TI に相当するパルス巾の駆動パルス信号を所定タ
イミングで出力することにより、機関に所定量の燃料を
噴射供給するようにしている。ところで、上記空燃比セ
ンサからの信号に基づく空燃比フィードバック補正は空
燃比を目標空燃比(理論空燃比)付近に制御するように
行われる。これは、高い排気浄化性能を確保するため、
排気系に介装されて排気中のCO,HC(炭化水素)を
酸化すると共にNOX を還元して浄化する三元触媒の転
化効率(浄化効率)が理論空燃比燃焼時の排気状態で有
効に機能するように設定されているからである。
【0004】そして、例えば酸素センサで検出される空
燃比と目標空燃比との偏差に応じて比例分と積分分とを
夫々設定し、これらを加算した値をフィードバック補正
係数αとして前記基本燃料供給量TP に乗じることで空
燃比を理論空燃比近傍に制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる空燃
比フィードバック制御装置においては、従来は良好な制
御精度を得るため、酸素センサの活性を判定し、該判定
後、所定時間の経過をまって良好な出力特性が得られる
状態を確保してから該出力値に基づく空燃比フィードバ
ック制御を開始していた。
【0006】しかしながら、近年、空燃比フィードバッ
ク制御をなるべく早期に開始させて冷機〜暖機期間中の
排気浄化性能を促進することが検討されている。空燃比
フィードバック制御開始の早期化のためには、酸素セン
サの活性を限界付近で判断して、活性化判定直後から即
空燃比フィードバック制御を開始する必要がある。しか
し、酸素センサの活性が不十分な状態では、酸素センサ
の出力が反転する点が理論空燃比に対してシフトしてし
まい、理論空燃比近傍にフィードバック制御することが
できない。シフトの方向は、酸素センサの特性により異
なるが、一般にはリーン側にシフトする傾向がある。
【0007】本発明は、このような従来の実状に鑑みな
されたもので、酸素センサの活性が不十分な状態では空
燃比フィードバック制御に補正を施すことにより、可及
的に目標空燃比に近づけることができ、以て空燃比フィ
ードバック制御の開始を早めることにより排気浄化性能
を可及的に高めることができるようにした内燃機関の空
燃比フィードバック制御装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明に係る第
1の内燃機関の空燃比フィードバック制御装置は、図1
(A) に示すように、酸素センサと該酸素センサの出力
に基づいて空燃比フィードバック制御を行うフィードバ
ック制御手段を備える一方、機関の回転を検出する回転
検出手段と、機関の吸入空気流量を検出する吸入空気流
量検出手段と、機関回転開始後の吸入空気流量を積算す
る吸入空気流量積算手段と、積算された吸入空気流量に
基づいて空燃比フィードバック制御の開始時期を設定す
る制御開始時期設定手段と、該空燃比フィードバック制
御の開始後に前記吸入空気流量の積算値に基づいて前記
酸素センサの出力に対する空燃比の増大側制御と減少側
制御との関係を補正する制御補正手段と、を含んで構成
した。
【0009】また、本発明に係る第2の内燃機関の空燃
比フィードバック制御装置は、図1(B)に示すよう
に、前記酸素センサと空燃比フィードバック制御手段と
を備える一方、前記酸素センサの出力状態から活性化状
態を検出する活性化検出手段と、該酸素センサの活性化
が検出されたときに空燃比フィードバック制御を開始す
る制御開始手段と、機関の吸入空気流量を検出する吸入
空気流量検出手段と、空燃比フィードバック制御の開始
後の吸入空気流量を積算する吸入空気流量積算手段と、
積算された吸入空気流量に基づいて前記酸素センサの出
力に対する空燃比の増大側制御と減少側制御との関係を
補正する制御補正手段と、を含んで構成した。また、こ
れら第1または第2の内燃機関の空燃比フィードバック
制御装置において、前記制御補正手段は、前記吸入空気
流量の積算値が増大するにしたがって、前記補正の補正
量を小さくし、前記積算値の所定値以上で該補正を停止
するようにしてもよい。
【0010】
【作用】第1の装置においては、吸入空気流量積算手段
によって求められる機関回転開始後からの吸入空気流量
の積算値は、該吸入空気流量に略比例的に燃料供給量が
制御されるため、燃料供給量の積算値を大略現し、従っ
て総発熱量を大略現している。
【0011】換言すれば、酸素センサの総受熱量に相当
する値が吸入空気流量の積算値によって推定され、それ
によって酸素センサの活性状態及び該活性状態に応じた
出力特性による空燃比の制御点を推定することができる
ので、前記制御開始手段により吸入空気流量の積算値に
基づいて空燃比フィードバック制御の開始時期を設定
し、空燃比フィードバック制御の開始後は、前記制御補
正手段が吸入空気流量の積算値から推定される制御点を
目標空燃比に戻すように補正を行う。
【0012】第2の装置においては、活性化検出手段に
より酸素センサの出力状態から酸素センサが一応活性化
された状態を検出し、その時点から制御開始手段が空燃
比フィードバック制御を開始させ、その後吸入空気流量
積算手段によって積算された吸入空気流量の積算値に基
づいて前記制御補正手段が制御点を目標空燃比に戻すよ
うに補正を行う。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。一実施例の構成を示す図2において、機関11の吸気
通路12には吸入空気流量Qを検出する吸入空気流量検出
手段としてのエアフローメータ13及びアクセルペダルと
連動して吸入空気流量Qを制御する絞り弁14が設けら
れ、下流のマニホールド部分には気筒毎に燃料供給手段
としての電磁式の燃料噴射弁15が設けられる。
【0014】燃料噴射弁15は、マイクロコンピュータを
内蔵したコントロールユニット16からの噴射パルス信号
によって開弁駆動し、図示しない燃料ポンプから圧送さ
れてプレッシャレギュレータにより所定圧力に制御され
た燃料を噴射供給する。更に、機関11の冷却ジャケット
内の冷却水温度Twを検出する水温センサ17が設けられ
ると共に、排気通路18の排気中酸素濃度を検出すること
によって吸入混合気の空燃比を検出する酸素センサ19が
設けられ、更に下流側の排気中のCO,HCの酸化とN
X の還元を行って浄化する三元触媒20が設けられる。
【0015】また、図示しないディストリビュータに
は、クランク角センサ21が内蔵されており、該クランク
角センサ21から機関回転と同期して出力されるクランク
単位角信号を一定時間カウントして、又は、クランク基
準角信号の周期を計測して機関回転速度Nを検出する。
次に、コントロールユニット16による空燃比制御ルーチ
ンを図3及び図4のフローチャートに従って説明する。
図3は請求項1に係る第1の空燃比フィードバック制御
装置の実施例における燃料噴射量設定ルーチンを示し、
このルーチンは所定周期(例えば10ms)毎に行われる。
【0016】ステップ(図ではSと記す)1では、クラ
ンク角センサ21からの信号が入力されたか否かによって
機関が回転しているか否かを判定する。即ち、クランク
角センサ21とこのステップ1の機能とが回転検出手段に
相当する。ステップ1で、回転していないと判定された
場合は、ステップ2へ進んで吸入空気流量の積算値SQ
を0にリセットした後、このルーチンを終了する。
【0017】ステップ1で回転中と判定された場合は、
ステップ3へ進んでエアフローメータによって検出され
た吸入空気流量Qを読み込み、ステップ4へ進んでそれ
までの積算値SQに今回読み込まれた前記の吸入空気流
量Qを加算した値を新たな積算値SQとして更新する。
このステップ4の機能が吸入空気流量積算手段に相当す
る。
【0018】ステップ5では、前記積算値SQが酸素セ
ンサ19の活性化される受熱量に相当する所定値SQST
達したか否かを判別する。所定値SQSTに達する前は、
ステップ6へ進んでフィードバック補正係数αを所定値
(例えば1) に固定することによって空燃比フィードバ
ック制御を停止させた後、ステップ9へ進む。
【0019】ステップ5で、所定値SQSTに達したと判
定された場合は、ステップ7以降へ進んで空燃比フィー
ドバック制御を開始させる。即ち、所定値SQSTの設定
とステップ5の判定の機能が制御開始時期設定手段に相
当する。ステップ7では、前記積算値SQから空燃比フ
ィードバック制御における制御点をシフトするための空
燃比フィードバック制御におけるフィードバック補正係
数の比例分Pの補正係数kを、予め設定されたROMの
マップから検索する。ここで、補正係数kの値は、積算
値SQが小さい値であるほど大きな値 (>1) に設定さ
れ、積算値SQがある値以上大きくなって酸素センサ19
が十分活性化されるところからは1に設定されて実質的
な補正が解除されるように設定されている。
【0020】ステップ8では、空燃比をリーン化させる
方向の比例分PL とリッチ化させる方向の比例分PR
対して、夫々前記kを乗じた値で更新する。ここで、基
本となる比例分PL とPR とは単純には固定値とし、或
いは運転状態に基づいて設定してもよいが、同一運転状
態ではPR >PL となるように設定されている。したが
って、積算値SQが小さいときは前記補正係数kの値が
1より大きい値であるためリッチ方向の比例分PR とリ
ーン方向の比例分PL との差は増大し、それによって空
燃比の制御中心値がリッチ方向に修正されるようになっ
ている。ここで、ステップ7及びステップ8の機能が制
御補正手段に相当する。
【0021】以上のような修正を行った後、ステップ9
へ進み、エアフローメータ13によって検出された吸入空
気流量Qとクランク角センサ21からの信号に基づいて算
出した機関回転速度Nとに基づき、単位回転当たりの吸
入空気量に相当する基本燃料噴射量TP を次式によって
演算する。 TP =K×Q/N (Kは定数) ステップ10では、水温センサ17によって検出された冷却
水温度Tw等に基づいて各種補正係数COEFを設定す
る。
【0022】ステップ11では、別途フィードバック補正
係数設定ルーチンにより酸素センサ19からの信号に基づ
いて設定されたフィードバック補正係数αを読み込む
(但し、ステップ6を経た場合は、所定値に固定された
値を読み込む) 。ステップ12では、バッテリ電圧値に基
づいて電圧補正分TS を設定する。これは、バッテリ電
圧変動による燃料噴射弁15の噴射流量変化を補正するた
めのものである。
【0023】ステップ13では、最終的な燃料噴射量TI
を次式に従って演算する。 TI =TP ×COEF×α+TS ステップ14では、演算された燃料噴射弁TI を出力用レ
ジスタにセットする。これにより、予め定められた機関
回転同期の燃料噴射タイミングになると、演算した燃料
噴射量TI のパルス巾をもつ駆動パルス信号が燃料噴射
弁15に与えられて燃料噴射が行われる。
【0024】次に、本発明に係るフィードバック補正係
数設定ルーチンを図4に従って説明る。このルーチンは
機関回転に同期して実行される。ステップ21では、空燃
比のフィードバック制御を行う運転条件であるか否かを
判定する。運転条件を満たしていないときには、このル
ーチンを終了する。この場合、フィードバック補正係数
αは前回のフィードバック制御終了時の値若しくは一定
の基準値にクランプされ、フィードバック制御は停止さ
れる。
【0025】ステップ22では、空燃比センサ19からの信
号電圧VO2を入力する。ステップ23では、ステップ22で
入力した信号電圧VO2と目標空燃比(理論空燃比)相当
の基準値SLとを比較し、空燃比がリッチかリーンかを
判別する。判定する。空燃比がリーン (VO2<SL) の
ときはステップ24へ進み、リッチ→リーンの反転時 (反
転直後) であるか否かを判定し、反転時にはステップ25
へ進み、空燃比フィードバック補正係数αを現在値に所
定の比例分PL を加算した値で更新し、反転時以外はス
テップ16へ進んで空燃比フィードバック補正係数αを現
在値に所定の積分分IL を加算した値で更新する。
【0026】一方、ステップ23の判定で、空燃比がリッ
チ (VO2>SL) のときはステップ27へ進み、リーン→
リッチの反転時 (反転直後) であるか否かを判定し、反
転時にはステップ28へ進み、空燃比フィードバック補正
係数αを現在値から所定の比例分PR を減算した値で更
新し、反転時以外はステップ29へ進んで空燃比フィード
バック補正係数αを現在値から所定の積分分IL を減算
した値で更新する。
【0027】前記フィードバック補正係数の設定ルーチ
ンと、設定されたフィードバック補正係数αを読み込ん
で燃料噴射量TI を設定し、出力する前記図3のステッ
プ11,ステップ13,14の機能がフィードバック制御手段
に相当する。かかる構成とすれば、酸素センサ19が一応
活性化されたことが推定された時点で空燃比フィードバ
ック制御が開始されるので開始時期を早められると共
に、フィードバック制御開始後暫くの間は酸素センサ19
の活性化が不十分で空燃比がリーン化される傾向となる
のを、空燃比リッチ化方向の比例分PR と空燃比リーン
化方向の比例分PL との差が大きくなるように補正する
することにより、リッチ方向に戻して理論空燃比に近づ
ける補正が行われる。その結果、酸素センサ19の活性化
が十分でない空燃比フィードバック制御開始当初から良
好な空燃比フィードバック制御を行うことができ、排気
浄化性能を可及的に高めることができる。
【0028】尚、本実施例では、空燃比をリッチ化させ
る方向に補正するようにしたが、活性化が不十分な状態
でリッチ化する傾向があるような酸素センサを用いる場
合には、リーン化方向の比例分PL をリッチ化方向の比
例分PR より大きくするように補正すればよい。また、
前記のように比例分をリッチ方向とリーン方向とで大き
さを変えることにより、空燃比を補正する他、例えば、
前記酸素センサの信号電圧VO2と比較される基準値SL
を、増減補正して空燃比をリッチ化 (SL増大補正) 又
はリーン化 (SL減少補正) する構成としてもよい。ま
た、基準値SLは一定としておいて、信号電圧VO2に補
正係数mを乗じて空燃比をリッチ化 (m<1) 又はリー
ン化 (m>1) する構成としてもよい。
【0029】次に、請求項2に係る第2の空燃比フィー
ドバック制御装置の実施例における燃料噴射量設定ルー
チンを図5に基づいて説明する。ステップ31では、酸素
センサ19の信号電圧VO2を読み込む。ステップ32では、
前記信号電圧VO2を高圧側の比較値VH (例えば0.7
V) と比較する。そして、VO2<VH と判定された場合
はステップ33へ進み、今度は信号電圧VO2を低圧側の比
較値VL (例えば0.3 V) と比較する。そして、VO2
>VL と判定された場合は、酸素センサ19が活性化され
ていないと判断し、ステップ34へ進んで吸入空気流量の
積算値SQを0にリセットし、ステップ35へ進んでフィ
ードバック補正係数αを1に固定して空燃比フィードバ
ック制御を停止させた後、ステップ40へ進む。
【0030】また、ステップ31でVO2≧VH 又はステッ
プ33でVO2≦VL と判定された場合には酸素センサ19が
一応活性化されたと判断してステップ36以降へ進む。即
ち、ステップ32, 33の機能が活性化検出手段に相当す
る。ステップ36では吸入空気流量Qを読み込み、ステッ
プ37では吸入空気流量Qの積算値SQを求め、ステップ
38では積算値SQに対する補正係数kを検索する。ここ
で、SQとkとの関係は図3の実施例の場合は、機関の
回転検出直後から吸入空気流量を積算しているのに対
し、本実施例では、酸素センサ19の活性化が検出された
後から積算するため、前記実施例のSQから活性化判別
のための値SQ STを差し引いた値に対して同一のkの値
となるように設定されている。
【0031】ステップ39〜ステップ45は図3のステップ
8〜ステップ14と同一である。本実施例においても、前
記実施例同様の効果が得られるが、酸素センサ19の出力
状態に基づいて活性化の検出を行うため、活性化をより
精度よく検出できる。尚、本実施例においても、比例分
の補正の代わりに、基準値SLや信号電圧V O2を補正す
る構成としてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、吸入空気流量の積算値に基づいて酸素センサの不十
分な活性状態での空燃比のずれを補正する構成としたた
め、空燃比フィードバック制御の開始を早めることがで
き、以て排気浄化性能を可及的に高めることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成・機能を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例の構成を示す図
【図3】第1の実施例に係る燃料噴射量設定ルーチンを
示すフローチャート
【図4】フローチャート補正係数設定ルーチンを示すフ
ローチャート
【図5】第2の実施例に係る燃料噴射量設定ルーチンを
示すフローチャート
【符号の説明】
11 機関 13 エアフローメータ 15 燃料噴射弁 16 コントロールユニット 19 酸素センサ 21 クランク角センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 41/14 310 F02D 45/00 366

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関に供給される混合気の空燃比に応じて
    変化する排気中の酸素濃度を検出する酸素センサと、前
    記酸素センサの出力に基づいて空燃比を増減制御するこ
    とにより空燃比を目標空燃比近傍に維持するようにフィ
    ードバック制御するフィードバック制御手段と、を含ん
    で構成された内燃機関の空燃比フィードバック制御装置
    において、機関の回転を検出する回転検出手段と、機関
    の吸入空気流量を検出する吸入空気流量検出手段と、機
    関回転開始後の吸入空気流量を積算する吸入空気流量積
    算手段と、積算された吸入空気流量に基づいて空燃比フ
    ィードバック制御の開始時期を設定する制御開始時期設
    定手段と、該空燃比フィードバック制御の開始後に前記
    吸入空気流量の積算値に基づいて前記酸素センサの出力
    に対する空燃比の増大側制御と減少側制御との関係を補
    正する制御補正手段と、を含んで構成したことを特徴と
    する内燃機関の空燃比フィードバック制御装置。
  2. 【請求項2】機関に供給される混合気の空燃比に応じて
    変化する排気中の酸素濃度を検出する酸素センサと、前
    記酸素センサの出力に基づいて空燃比を増減制御するこ
    とにより空燃比を目標空燃比近傍に維持するようにフィ
    ードバック制御するフィードバック制御手段とを含んで
    構成された内燃機関の空燃比フィードバック制御装置に
    おいて、前記酸素センサの出力状態から活性化状態を検
    出する活性化検出手段と、該酸素センサの活性化が検出
    されたときに空燃比フィードバック制御を開始する制御
    開始手段と、機関の吸入空気流量を検出する吸入空気流
    量検出手段と、空燃比フィードバック制御の開始後の吸
    入空気流量を積算する吸入空気流量積算手段と、積算さ
    れた吸入空気流量に基づいて前記酸素センサの出力に対
    する空燃比の増大側制御と減少側制御との関係を補正す
    る制御補正手段と、を含んで構成したことを特徴とする
    内燃機関の空燃比フィードバック制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御補正手段は、前記吸入空気流量の
    積算値が増大するにしたがって、前記補正の補正量を小
    さくし、前記積算値の所定値以上で該補正を停止するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機
    関の空燃比フィードバック制御装置。
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