JP3203387B2 - カフ一体型血圧計 - Google Patents

カフ一体型血圧計

Info

Publication number
JP3203387B2
JP3203387B2 JP31626993A JP31626993A JP3203387B2 JP 3203387 B2 JP3203387 B2 JP 3203387B2 JP 31626993 A JP31626993 A JP 31626993A JP 31626993 A JP31626993 A JP 31626993A JP 3203387 B2 JP3203387 B2 JP 3203387B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cuff
sphygmomanometer
main body
integrated
lower case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP31626993A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07163531A (ja
Inventor
寛 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP31626993A priority Critical patent/JP3203387B2/ja
Publication of JPH07163531A publication Critical patent/JPH07163531A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3203387B2 publication Critical patent/JP3203387B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血圧計に関するもので
あり、特に血圧表示器、回路基板等を収納する本体と測
定部位に捲回するカフとを一体に形成したカフ一体型血
圧計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より血圧計の構成は、被検者の測定
部位に捲回して動脈を阻血するための空気袋及びコロト
コフ法の血圧計の場合コロトコフ音を検出するマイクロ
フォンを内蔵したカフと、机上等に置く血圧計の本体
と、カフへの送排気用の管のみ又は送排気管とマイクロ
フォンを連結したケーブル線とを一緒にした複道管等を
別体的に構成したものが主流かつ一般的であった。しか
し、このようにカフと本体とを別体に構成したもので
は、特に送排気管が収納時や形態時には邪魔になるため
に、血圧計の本体に対して直接的にカフを取り付ける構
成が提案されている。
【0003】しかし、従来のカフ一体型血圧計は、電子
回路等を収納した本体をカフ上に配置しているために、
本体の重心の位置がカフ外周面から外側に大きくずれて
いるため、カフの重量バランスが安定せず、カフ装着時
にカフが回りずれを起こしやすく装着しにくいという問
題があった。
【0004】そこで、カフの内部に弾性を有する材料に
よって測定部位の形状に形成された部材を収納すること
によって、カフ装着時にこの弾性部材でカフを測定部位
に仮固定するようにしたカフ一体型血圧計がある。
【0005】図に基づいて係る従来のカフ一体型血圧計
の構成例を述べると、図5(a)は従来の提案になるカ
フ一体型血圧計の外観斜視図であり、図示のように血圧
計の本体101の上面において操作スイッチ類104と
表示部103を設けるとともに、本体101の底面にお
いてカフ102を直接取り付け固定する構成である。そ
して、カフ102には図中の破線で図示される弾性体か
らなり図示のような湾曲形状を外力の作用がない場合に
保つ弾性板部材105が内蔵されており、弾性板部材1
05を広げて測定部位に合わせて装着し、カフ102の
一端をリング108に通して反転させ、ファスナー面に
106対してフック面107を付けるようにして装着を
終了するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなカフ102上に血圧計本体101を固定し、弾性部
材105を用いてカフ102を測定部位に仮固定するよ
うにした血圧計においては、弾性部材の形状が測定者の
測定部位に適合している場合は回りずれの防止に有効に
作用するが、測定者の体格は様々であるため弾性部材の
形状が測定者に適合していない場合には仮固定の機能が
有効に作用しない場合もあった。これは、カフ102上
に固定される本体101が大きいために重量バランスが
悪く、図5(b)に示すようにリング108によって反
転されたカフ102の一端を引っ張るときに、本体10
1の重みによってカフが回りずれを起こすためであっ
た。
【0007】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、従来の一体型血圧計の問題点であるカフの重量バラ
ンスを改善し、カフを装着する際に回りずれを防止する
機能を有し、また、組立も容易に行うことができるカフ
一体型血圧計を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の血圧計は、血圧表示器、回路基板を収納す
る血圧計の本体と測定部位に捲回するカフとを一体的に
設けたカフ一体型血圧計であって、前記本体は上ケース
と下ケースに分割することができ、前記本体の重心が前
記カフの外周面近傍にあるように、前記下ケースの一部
は前記カフを測定部位に捲回したときの前記カフ外周
面より内側に位置するようにしたことを特徴とするもの
である。更に、好ましくは、血圧計の本体が、加圧ポン
プを内蔵することを特徴とするものである。また、下ケ
ースがカフの内周面の外側に位置することを特徴とする
ものである。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について図1〜図4を参
照しながら説明する。
【0010】本発明のカフ一体型血圧計に用いられるカ
フ2は、図3に示すように測定部位に捲回したときに測
定部位に接する内周側に位置する内布2bと、外周側に
位置する外布2aから形成されている。
【0011】外布2aの一部には図2に示すように穴2
1が設けられ、穴21の周囲は折返部22として4隅が
切り取られ、折り返すことができるようになっている。
そして、穴21の周囲に厚さ0.3〜0.8mm程度の
弾性を有する合成樹脂、例えばポリエチレンテレフタレ
ート等からなる枠板15を、カフ2を形成したときにカ
フ2の内部側に相当する方向から両面粘着テープ等を用
いて外布2aに貼付し、外布2aの折返部22を枠板1
5を包含するように折り返して縫合する。枠板15の内
側には数箇所にフランジ部16が備えられており、フラ
ンジ部16は折返部22に設けられた穴23から外側に
突出するようになっている。
【0012】外布2aと内布2bの周囲は縫合されてカ
フ2が形成されている。そして、外布2aと内布2bの
間の空間には図2に示すように本体下ケース1b、弾性
を有する合成樹脂材料等によって形成された弾性湾曲板
5、および空気袋18が収容され、また、コロトコフ法
を用いた血圧計の場合にはマイクロホン(不図示)が内
布2bに固定されている(オシロメトリック法の場合は
マイクロホンは不要)。
【0013】カフ2内に収容された本体下ケース1b
は、下ケース1b内部に設けられた取付部14で外布2
aに固定された枠板15のフランジ部16とねじ止め等
によって固定されている。また、弾性湾曲板5の外周側
には下ケース1bの底部に設けられた穴25と係合する
つめ26が突出しており、弾性湾曲板5は下ケース1b
に固定されている。また、下ケース1bの底部には空気
袋18への空気の吸排気口となる空気ノズル12の取付
孔が設けられている。下ケース1bからは数箇所につめ
11b(図1参照、図2不図示)が設けられており、こ
のつめ11bは外布2aの穴21からカフ2外周面の外
側に突出し、上ケース1aのつめ11aと係合する。
【0014】カフ2の一端にはカフ2の他端を挿通して
折り返すためのリング8が回動自在に取り付けられてい
る。そして、カフ2のリング8に挿通する側の端部の外
周面には無数のファスナーフックを植設されたファスナ
ー布7が取り付けられ、リング8を挿通して折り返し、
カフ2の外周面に取り付けられた無数のループ体を植設
したループ体状布よりなるファスナーフック6と着脱可
能に形成されている。
【0015】上記のように形成されたカフ一体型血圧計
の外観斜視図を図4(a)に、血圧計を腕に装着したと
きの図を図4(b)に示す。図4(b)に示すように本
発明のカフ一体型血圧計においては、血圧計本体1の重
心がカフ2の外周面近傍にあるためカフ2を測定部位に
倦回し、リング8によって反転されたカフの一端を引っ
張ったときに本体1の重みによる回りずれが生じにくく
なっている。
【0016】次に、本体1および本体1の内部に収容さ
れている部材とその構成について図1を用いて説明す
る。本体上ケース1aの上面には表示部3、操作スイッ
チ類4、バッテリー蓋19が備えられている。そして、
上ケース1aの内部には、バッテリー10、加圧ポンプ
34、電磁バルブ35、回路基板30、表示器31等が
取り付け固定されている。表示器31は、回路基板30
上に固定されており、回路基板30上には圧力センサー
32、スイッチ33等も設置されている。
【0017】圧力センサー32にはシリコンゴム等のエ
ラストマー製中空チューブ36が接続されており、この
チューブ36は加圧ポンプ34に接続されているチュー
ブ37とともに、電磁バルブ35に接続されている一端
が閉塞している合成樹脂或いは金属製のパイプ38に取
り付けられている。空気袋18内への空気の送排気は電
磁バルブ35を閉塞状態として加圧ポンプ34を作動さ
せることにより送気を行い、加圧ポンプ34を停止させ
て電磁バルブ35の開放、閉塞を繰り返すことによって
段階的に減圧排気を行うようになっている。そして、空
気袋18内の圧力は、チューブ36、パイプ38を介し
て圧力センサー32によって測定する。
【0018】回路基板30はねじ止め等の手段によって
上ケース1aに固定され、電磁バルブ35は上ケース1
aから突出している部材13に嵌合して固定されてお
り、これらが固定される。更に、パイプ38上の位置決
め突起40と上ケース1aの凹部41の嵌合によって配
管に用いられているパイプ38は位置決め係合されるよ
うになっている。
【0019】このように本体1内の収納部材は全て上ケ
ース1aに固定され、配管を1箇所に集合させているの
で、本体1の上ケース1aと下ケース1bをつめ11
a、11bを係合させて組み立てると、上ケース1aに
固定された収容部材によって位置決めされたパイプ38
が下ケース1bに設置された空気ノズル12に嵌合する
ようになり、組立作業が容易に行われる。
【0020】上述の実施例では、本発明の好適な実施例
のみが示された。様々な態様が本明細書に記載の特許請
求の範囲によってのみ限定される本発明の範囲から逸脱
することなく実施可能であることは当業者には明らかで
ある。それ故に、本発明はここで示され説明された実施
例のみに限定されるものではない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、少なくと
も血圧表示器、回路基板を収納する血圧計の本体と測定
部位に捲回するカフとを一体的に設けたカフ一体型血圧
計であって、前記本体は上ケースと下ケースに分割する
ことができ、少なくとも前記下ケースの一部は前記カフ
を測定部位に捲回したときの前記カフ外周面より内側に
位置するようにしたことにより、本体の重心をカフ外周
面上に近い所に位置させることができ、従来の一体型血
圧計の問題点であるカフの重量バランスを改善し、カフ
を装着する際に回りずれを防止する機能を有し、また、
組立を容易に行うことができるカフ一体型血圧計を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカフ一体型血圧計の主要部品の構成図
である。
【図2】本発明のカフ一体型血圧計のカフ部の構成図で
ある。
【図3】本発明のカフ一体型血圧計の主断面図である。
【図4】(a)は本発明のカフ一体型血圧計の斜視図で
あり、(b)は本発明のカフ一体型血圧計を腕に装着し
た図である。
【図5】(b)は従来のカフ一体型血圧計の斜視図であ
り、(b)は従来のカフ一体型血圧計を腕に装着した図
である。
【符号の説明】
1 本体 1a 本体上ケース 1b 本体下ケース 2 カフ 2a カフ外布 2b カフ内布 5 弾性湾曲板 12 空気ノズル 15 枠板 16 フランジ部 18 空気袋 22 折返部 32 圧力センサ 34 加圧ポンプ 36、37 チューブ 38 パイプ40 突起41 凹部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】血圧表示器、回路基板を収納する血圧計の
    本体と測定部位に捲回するカフとを一体的に設けたカフ
    一体型血圧計であって、前記本体は上ケースと下ケース
    に分割することができ、前記本体の重心が前記カフの外
    周面近傍にあるように、前記下ケースの一部は前記カフ
    を測定部位に捲回したときの前記カフ外周面より内側
    に位置するようにしたことを特徴とするカフ一体型血圧
    計。
  2. 【請求項2】前記本体が、加圧ポンプを内蔵することを
    特徴とする請求項1記載のカフ一体型血圧計。
  3. 【請求項3】前記下ケースが、前記カフの内周面の外側
    に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のカフ一体型血圧計。
JP31626993A 1993-12-16 1993-12-16 カフ一体型血圧計 Expired - Lifetime JP3203387B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31626993A JP3203387B2 (ja) 1993-12-16 1993-12-16 カフ一体型血圧計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31626993A JP3203387B2 (ja) 1993-12-16 1993-12-16 カフ一体型血圧計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07163531A JPH07163531A (ja) 1995-06-27
JP3203387B2 true JP3203387B2 (ja) 2001-08-27

Family

ID=18075224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31626993A Expired - Lifetime JP3203387B2 (ja) 1993-12-16 1993-12-16 カフ一体型血圧計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3203387B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5169552B2 (ja) 2008-07-07 2013-03-27 オムロンヘルスケア株式会社 血圧情報測定装置用カフおよびこれを備えた血圧情報測定装置
JP5176881B2 (ja) 2008-11-04 2013-04-03 オムロンヘルスケア株式会社 血圧計および血圧計用充電ユニット
JP5195723B2 (ja) * 2009-11-13 2013-05-15 オムロンヘルスケア株式会社 電子血圧計
JP2013215397A (ja) * 2012-04-09 2013-10-24 Omron Healthcare Co Ltd 血圧計
JP6522992B2 (ja) * 2015-03-02 2019-05-29 フクダ電子株式会社 血圧脈波測定装置
WO2018008423A1 (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 株式会社村田製作所 圧力コントローラ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07163531A (ja) 1995-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6379310B1 (en) Wrist sphygmomanometer
US6151968A (en) Wrist band type electronic sphygmomanometer
US8292821B2 (en) Wrist sphygmomanometer and cuff spring for the same
JPH0237169B2 (ja)
JP2003038451A (ja) カフ装置およびそれを備える血圧計
JP3203387B2 (ja) カフ一体型血圧計
TW200800100A (en) Blood pressure measuring device
EP1352612B1 (en) Sphygmomanometer and Sphygmomanometer Storage Case
WO2001085026A1 (fr) Brassard compressif destine a un manometre de mesure de la pression sanguine
EP1034735B1 (en) Signal enhancing and artifact reducing blood pressure cuff
US3901217A (en) Sphygmomanometer and gauge therefor
JPS61217132A (ja) 血圧計
AU2001264785B2 (en) A fastener for use with a fastening element and an inflatable device for use with the fastener
JP3853973B2 (ja) 手首用血圧計
JP3175980B2 (ja) 血圧計
JP3151307B2 (ja) 血圧計のカフ帯
KR20050107506A (ko) 혈압계용 커프 및 그것을 구비한 혈압계
US11457825B2 (en) Cuff-type monitoring device for monitoring cardiovascular parameters
JPH0217030A (ja) 血圧計
CN208892571U (zh) 电子血压计
JPS5828566Y2 (ja) 血圧測定装置
WO2014102874A1 (ja) 血圧計
JP3329948B2 (ja) 血圧計の収納ケース
WO2014102873A1 (ja) 血圧計および血圧計の腕帯部の製造方法
JP2538738Y2 (ja) 血圧計のカフ帯

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080629

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090629

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 9