JP3203299U - 折畳ベッド - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は、展開したり折り畳んだりするための作業性が向上される折畳ベッドを提供することを目的とする。【解決手段】折畳ベッド1は、結合機構33を有し結合機構33によって展開された展開状態と折り畳まれた折畳状態とに可逆的に変更される枠体3と、結合機構33の一方側及び他方側にそれぞれに配置されて対向する枠体3の第一短辺部311及び第二短辺部321を直結して設けられた弾性機構5とを備えている。【選択図】図2
Description
本考案は、展開したり折り畳んだりすることができる折畳ベッドに関する。
使用中には展開し未使用中には折り畳んで収納できる折畳ベッドが知られている(例えば特許文献1から5)。しかしながら、このような折畳ベッドは、展開したり折り畳んだりする作業が困難であるという問題を有している。
本考案の目的は、展開したり折り畳んだりするための作業性が向上される折畳ベッドを提供することにある。
本考案の一態様による折畳ベッドは、結合機構を有し前記結合機構によって展開された展開状態と折り畳まれた折畳状態とに可逆的に変更される枠体と、前記結合機構の一方側及び他方側にそれぞれに配置されて対向する前記枠体の対向部を直結して設けられた弾性機構とを備えることを特徴とする。
本考案の一態様によれば、展開したり折り畳んだりするための作業性が向上する。
本考案の一実施形態による折畳ベッドについて図1から図7を用いて説明する。
[折畳ベッドの構成]
図1(a)に示すように、本実施形態による折畳ベッド1は、展開された展開状態で使用される。折畳ベッド1は、結合機構33を有し結合機構33によって展開された展開状態と折り畳まれた折畳状態とに可逆的に変更される枠体3と、枠体3に設置される寝具用マット2とを備えている。枠体3は、対向して配置された長辺の一方に結合機構33a(図1(b)参照)を有し、長辺の他方に結合機構33bを有している。以下、結合機構33a及び結合機構33bを総称して「結合機構33」と称する。
図1(a)に示すように、本実施形態による折畳ベッド1は、展開された展開状態で使用される。折畳ベッド1は、結合機構33を有し結合機構33によって展開された展開状態と折り畳まれた折畳状態とに可逆的に変更される枠体3と、枠体3に設置される寝具用マット2とを備えている。枠体3は、対向して配置された長辺の一方に結合機構33a(図1(b)参照)を有し、長辺の他方に結合機構33bを有している。以下、結合機構33a及び結合機構33bを総称して「結合機構33」と称する。
枠体3は、第一枠部材31と第二枠部材32とを有している。第一枠部材31及び第二枠部材32は、結合機構33によって結合されている。枠体3及び結合機構33の詳細な構成については後述する。
寝具用マット2は、第一枠部材31に設置される第一マット部21と、第二枠部材32に設置される第二マット部22とを有している。第一マット部21及び第二マット部22は、薄板形状を有している。寝具用マット2の詳細な構成については後述する。
図1(a)に示すように、折畳ベッド1は、第一枠部材31に回転可能に取り付けられた可動脚部4と、第二枠部材32に固定された固定脚部6とを備えている。
可動脚部4は、2つのキャスター42a(図1(a)では1つのキャスター42aのみが図示されている)及び2つのキャスター42bを有している。キャスター42aとキャスター42bとは対向して配置されている。また、可動脚部4は、キャスター42aに設けられキャスター42aの回転動作を停止するストッパー421aと、キャスター42bに設けられキャスター42bの回転動作を停止するストッパー421bとを有している。ストッパー421aは、枠体3の長手方向において枠体3の外側に配置されたキャスター42aのみに設けられている。ストッパー421bは、枠体3の長手方向において枠体3の外側に配置されたキャスター42bのみに設けられている。なお、以下、キャスター42a及びキャスター42bを総称して「キャスター42」と称し、ストッパー421a及びストッパー421bを総称して「ストッパー421」と称する。可動脚部4の詳細な構成については後述する。
可動脚部4は、2つのキャスター42a(図1(a)では1つのキャスター42aのみが図示されている)及び2つのキャスター42bを有している。キャスター42aとキャスター42bとは対向して配置されている。また、可動脚部4は、キャスター42aに設けられキャスター42aの回転動作を停止するストッパー421aと、キャスター42bに設けられキャスター42bの回転動作を停止するストッパー421bとを有している。ストッパー421aは、枠体3の長手方向において枠体3の外側に配置されたキャスター42aのみに設けられている。ストッパー421bは、枠体3の長手方向において枠体3の外側に配置されたキャスター42bのみに設けられている。なお、以下、キャスター42a及びキャスター42bを総称して「キャスター42」と称し、ストッパー421a及びストッパー421bを総称して「ストッパー421」と称する。可動脚部4の詳細な構成については後述する。
固定脚部6は、対向して配置された第一キャスター62a(図1(b)参照)及び第一キャスター62bと、第二キャスター63とを有している。固定脚部6の詳細な構成については後述する。なお、以下、第一キャスター62a及び第一キャスター62bを総称して「第一キャスター62」と称する。
図1(a)に示すように、折畳ベッド1は、枠体3に設けられた補助脚部36を備えている。補助脚部36は、第一マット部21と第二マット部22との間に配置されている。補助脚部36は、枠体3や寝具用マット2の自重、あるいは寝具用マット2上に乗って折畳ベッド1を使用する使用者の体重によって枠体3の長手方向の中央が沈み込むのを防止するために設けられている。これにより、折畳ベッド1は、折畳ベッド1の使用中の変形を防止して使用者に違和感を与えないようになっている。
図1(a)に示すように、折畳ベッド1は、結合機構33の一方側における枠体3に設けられた第一突起部11と、結合機構33の他方側における枠体3に設けられた第二突起部12とを備えている。結合機構33の一方側における枠体3は第一枠部材31に相当し、結合機構33の他方側における枠体3は第二枠部材32に相当する。つまり、第一突起部11は、第一枠部材31に設けられており、第二突起部12は第二枠部材32に設けられている。第一突起部11と第二突起部12とは、結合機構33bに対して非対称の位置に取り付けられている。第一突起部11及び第二突起部12は、折畳ベッド1を折畳状態から展開状態に変更する際に折畳ベッド1の使用者が把持する把持部としての機能を発揮するようになっている。折畳ベッド1の状態を折畳状態から展開状態に変更する作業、及びこの作業における第一突起部11及び第二突起部12の使用例については後述する。
本実施形態では、第一突起部11及び第二突起部12は結合機構33bに対して非対称の位置に取り付けられているが、枠体3には、第一突起部11及び第二突起部12を結合機構33bに対して対称の位置に取り付けるための取付部(不図示)が設けられている。これにより、折畳ベッド1は、折畳ベッド1の使用者の好みに応じて、第一突起部11及び第二突起部12を結合機構33bに対して対称の位置にも非対称の位置にも取り付けることができるようになっている。
図1(a)に示すように、折畳ベッド1は、結合機構33bの一方側における枠体3(すなわち第一枠部材31)と、結合機構33の他方側における枠体3(すなわち第二枠部材32)とに跨って設けられたハンドル部9bを備えている。図1(b)に示すように、折畳ベッド1は、第一枠部材31と第二枠部材32とに跨って設けられたハンドル部9aを備えている。以下、ハンドル部9a及びハンドル部9bを総称して「ハンドル部9」と称する。ハンドル部9は、結合機構33に回転可能に設けられている。ハンドル部9は、折畳ベッド1を展開状態から折畳状態に変更する際に折畳ベッド1の使用者が把持する把持部としての機能を発揮するようになっている。折畳ベッド1の状態を展開状態から折畳状態に変更する作業、及びこの作業におけるハンドル部9の使用例については後述する。
図1(a)に示すように、折畳ベッド1は、展開状態及び折畳状態を保持する状態保持機構10を備えている。詳細な構成については後述するが、状態保持機構10は、折畳ベッド1の状態が展開状態であるときに、折畳ベッド1の使用者が折畳状態への変更作業をしていないのにもかかわらず、折畳ベッド1の状態が折畳状態に変更されてしまうのを防止する。また、状態保持機構10は、折畳ベッド1の状態が折畳状態であるときに、折畳ベッド1の使用者が展開状態への変更作業をしていないのにもかかわらず、折畳ベッド1の状態が展開状態に変更されてしまうのを防止する。
図1(b)に示すように、折畳ベッド1は、折り畳まれた折畳状態で収納される。折畳ベッド1の状態が折畳状態であると、第一枠部材31と第二枠部材32とは対面した状態となる。第一マット部21は第一枠部材31に固定され、第二マット部22は第二枠部材32に固定されている。このため、第一枠部材31及び第二枠部材32が立ち上がった状態になると、第一マット部21及び第二マット部22も立ち上がった状態となってその状態を維持する。
図1(b)に示すように、折畳ベッド1の状態が折畳状態であると、結合機構33は、第一枠部材31及び第二枠部材32の上方に配置される。折畳ベッド1は、2つの結合機構33a及び結合機構33bの間に張り渡して設けられた中央支柱部材34を備えている。中央支柱部材34は、補助脚部36(図1(a)参照)に対向して配置されている。結合機構33a及び結合機構33bの間に中央支柱部材34を張り渡すことにより、第一枠部材31、結合機構33a、中央支柱部材34及び結合機構33bによって環状の枠が形成され、第二枠部材32、結合機構33a、中央支柱部材34及び結合機構33bによって環状の枠が形成される。これにより、折畳ベッド1は、折畳ベッド1を折り畳んだときに、枠体3が変形するのを防止するようになっている。
図1(b)に示すように、折畳ベッド1の状態が折畳状態であると、第一突起部11及び第二突起部12は、段違いの状態で枠体3から突出して配置される。詳細は後述するが、第二突起部12の方が第一突起部11よりも結合機構33bから離れて配置されることにより、折畳ベッド1を折畳状態から展開状態に変更しやすくなる。
図1(b)に示すように、折畳ベッド1の状態が折畳状態であると、固定脚部6に設けられた第一キャスター62は、第一マット部21の下方から飛び出し、可動脚部4aのキャスター42aと可動脚部4bのキャスター42bとの間に配置される。
図1(b)に示すように、折畳ベッド1の状態が折畳状態であると、ハンドル部9は、図1(b)に示す枠体3及び寝具用マット2の隣に配置される状態と、図示は省略するが中央支柱部材34の上方に配置される状態のいずれかの状態となることができる。このように、ハンドル部9は、枠体3及び寝具用マット2の隣から中央支柱部材34の上方までの範囲内(約90°の範囲内)で回転可能に結合機構33に取り付けられている。
(枠体の構成)
次に、寝具用マット2が取り除かれた折畳ベッド1の詳細な構成について図2から図4を用いて説明する。図2中の上段には、左から寝具用マット2が取り除かれた折畳ベッド1の平面図及び右側面図が示され、図2中の下段には、寝具用マット2が取り除かれた折畳ベッド1の正面図が示されている。
図2中上段に示すように、枠体3は、折畳ベッド1の状態が展開状態のときに、第一枠部材31、第二枠部材32及び結合機構33によって矩形状を有している。第一枠部材31は、凹字状に形成されている。第一枠部材31は、例えば細長いパイプ状の部材を凹字状、すなわちコ字状に折り曲げて形成されている。また、第二枠部材32は、第一枠部材31と同じ凹字状に形成されている。第二枠部材32は、例えば細長いパイプ状の部材を凹字状、すなわちコ字状に折り曲げて形成されている。第一枠部材31及び第二枠部材32は、例えば鉄やステンレスなどの金属で形成され表面には塗膜が施されている。
次に、寝具用マット2が取り除かれた折畳ベッド1の詳細な構成について図2から図4を用いて説明する。図2中の上段には、左から寝具用マット2が取り除かれた折畳ベッド1の平面図及び右側面図が示され、図2中の下段には、寝具用マット2が取り除かれた折畳ベッド1の正面図が示されている。
図2中上段に示すように、枠体3は、折畳ベッド1の状態が展開状態のときに、第一枠部材31、第二枠部材32及び結合機構33によって矩形状を有している。第一枠部材31は、凹字状に形成されている。第一枠部材31は、例えば細長いパイプ状の部材を凹字状、すなわちコ字状に折り曲げて形成されている。また、第二枠部材32は、第一枠部材31と同じ凹字状に形成されている。第二枠部材32は、例えば細長いパイプ状の部材を凹字状、すなわちコ字状に折り曲げて形成されている。第一枠部材31及び第二枠部材32は、例えば鉄やステンレスなどの金属で形成され表面には塗膜が施されている。
第一枠部材31は、結合機構33の一方側の対向部であって枠体の短辺を構成する第一短辺部311と、第一短辺部311の両端のそれぞれに接続され枠体3の長辺を構成する第一長辺部312a,312bとを有している。第一長辺部312a、第一長辺部312b及び第一短辺部311は、一体に形成されている。第一短辺部311の両端は、結合機構33側に向かって曲線状に湾曲して形成されている。第一長辺部312aは、第一短辺部311の一方の端部から結合機構33aまで一直線状に延在している。また、第一長辺部312bは、第一短辺部311の他方の端部から結合機構33bまで一直線状に延在している。第一長辺部312aと第一長辺部312bとは対向して配置されている。
第二枠部材32は、結合機構33の他方側の対向部であって枠体3の短辺を構成する第二短辺部321と、第二短辺部321の両端のそれぞれに接続され枠体3の長辺を構成する第二長辺部322a,322bとを有している。第二長辺部322a、第二長辺部322b及び第二短辺部321は、一体に形成されている。第二短辺部321の両端は、結合機構33側に向かって曲線状に湾曲して形成されている。第二長辺部322aは、第二短辺部321の一方の端部から結合機構33aまで一直線状に延在している。また、第二長辺部322bは、第二短辺部321の他方の端部から結合機構33bまで一直線状に延在している。第二長辺部322aと第二長辺部322bとは対向して配置されている。
結合機構33aは、第一枠部材31及び第二枠部材32を連結する連結部材331aと、第一枠部材31の端部を連結部材331aに回転可能に接続する接続部材332a(図2では不図示、図4(a)参照)とを有している。接続部材332aは、例えばボルトとナットで構成されている。連結部材331aには、接続部材332aを挿入できる貫通孔(不図示)が2つ形成されている。連結部材331aは、左右及び下方が開放された凹字形状を有している。このため、第一枠部材31は連結部材331aの一方側(本例では右側)の開放部から挿入され、第二枠部材32は他方側(本例では左側)の開放部から挿入される。第一枠部材31の第一長辺部312aの端部には、接続部材332aが挿入できる大きさの貫通孔が形成されている。第二枠部材32の第二長辺部322aの端部には、接続部材332aが挿入できる大きさの貫通孔が形成されている。
第一長辺部312aの端部に形成された貫通孔と、連結部材331aに形成された一方の貫通孔とが一直線上に配置されるように、第一長辺部312aが連結部材331aに挟まれる。同様に、第二長辺部322aの端部に形成された貫通孔と、連結部材331aに形成された他方の貫通孔とが一直線上に配置されるように第二長辺部322aが連結部材331aに挟まれる。この状態で配置されたそれぞれの貫通孔に、接続部材332aを構成するボルトが挿入され、これらの貫通孔から突出したボルトの端部に、接続部材332aを構成するナットが締め付けられる。これにより、第二長辺部322aが結合機構33aに接続される。
接続部材332bは、例えばボルトとナットで構成されている。連結部材331bには、接続部材332bを挿入できる貫通孔(不図示)が2つ形成されている。連結部材331bは、左右及び下方が開放された凹字形状を有している。このため、第一枠部材31は連結部材331bの一方側(本例では右側)の開放部から挿入され、第二枠部材32は他方側(本例では左側)の開放部から挿入される。第一枠部材31の第一長辺部312bの端部には、接続部材332bが挿入できる大きさの貫通孔が形成されている。第二枠部材32の第二長辺部322bの端部には、接続部材332bが挿入できる大きさの貫通孔が形成されている。
第一長辺部312bの端部に形成された貫通孔と、連結部材331bに形成された一方の貫通孔とが一直線上に配置されるように、第一長辺部312bが連結部材331bに挟まれる。同様に、第二長辺部322bの端部に形成された貫通孔と、連結部材331bに形成された他方の貫通孔とが一直線上に配置されるように第二長辺部322bが連結部材331bに挟まれる。この状態で配置されたそれぞれの貫通孔に、接続部材332bを構成するボルトが挿入され、これらの貫通孔から突出したボルトの端部に、接続部材332bを構成するナットが締め付けられる。これにより、第二長辺部322bが結合機構33bに接続される。
第一枠部材31及び第二枠部材32は、接続部材332a及び接続部材332bを回転軸として回転可能な状態で結合機構33a及び結合機構33bに支持される。結合機構33は、第一枠部材31及び第二枠部材32の上方への回転を連結部材331a,331bによって規制する。このため、結合機構33は、第一枠部材31及び第二枠部材32が折畳ベッド1を設置する設置面に平行な状態から垂直な状態となるまでの約90°の範囲で第一枠部材31及び第二枠部材32を回転できる。
ハンドル部9aは、連結部材331aに回動可能に取り付けられ、ハンドル部9bは、連結部材331bに回動可能に取り付けられている。連結部材331aには、筒状部が設けられており、ハンドル部9aはこの筒状部に挿入されて連結部材331aに取り付けられる。なお、ハンドル部は9a、連結部材331aに回動不可能に取り付けられ、ハンドル部9bは、連結部材331bに回動不可能に取り付けられていてもよい。
図2中の平面図及び正面図に示すように、折畳ベッド1は、結合機構33の一方側及び他方側にそれぞれに配置されて対向する枠体3の対向部を直結して設けられた弾性機構5を備えている。結合機構33の一方側の対向部は、第一短辺部311に相当し、結合機構33の他方側の対向部は、第二短辺部321に相当する。つまり、弾性機構5は、第一短辺部311と第二短辺部312とを直結して設けられている。弾性機構5は、結合機構33の一方側の枠体3の対向部(第一短辺部311)及び結合機構33の他方側の枠体3の対向部(第二短辺部312)の間に張り渡されている。
弾性機構5は、第一弾性部材51及び第二弾性部材52と、第一弾性部材51及び第二弾性部材52に接続されたワイヤー53とを有している。弾性部材は、結合機構33の一方側の枠体3の対向部及び結合機構33の他方側の枠体3の対向部の少なくとも一方に取り付けられている。本実施形態では、弾性機構5は、第一短辺部311に取り付けられた第一弾性部材51及び第二短辺部312に取り付けられた第二弾性部材52を有し、結合機構33の一方側及び他方側の枠体3の対向部のそれぞれに取り付けられた弾性部材を有している。ワイヤー53は、第一短辺部311に取り付けられた第一弾性部材51と、第二短辺部312に取り付けられた第二弾性部材52との間に設けられている。第一弾性部材51及び第二弾性部材52は例えば弦巻ばねで構成されている。第一弾性部材51及び第二弾性部材52は、折畳ベッド1の状態が展開状態であると、伸長して付勢した状態となる。
図2中の右側面図に示すように、折畳ベッド1は、結合機構33の一方側の枠体3の対向部(第一短辺部311)及び結合機構33の他方側の枠体3の対向部(第二短辺部321)の間に設けられ弾性機構5を保持する保持部8(詳細は後述)を備えている。
図2中の平面図及び正面図に示すように、折畳ベッド1は、結合機構33の一方側の枠体3の対向部と結合機構33との間に配置された枠体3の一部と、結合機構33の下方との間に設けられた弾性機構(他の弾性機構の一例)7a,7bを備えている。また、折畳ベッド1は、結合機構33の他方側の枠体3の対向部と結合機構33との間に配置された枠体3の一部と、結合機構33の下方との間に設けられた弾性機構(他の弾性機構の一例)7c,7dを備えている。ここで、結合機構33の一方側の枠体3の対向部と結合機構33との間に配置された枠体3の一部は、第一長辺部312a,312bが相当する。また、結合機構33の他方側の枠体3の対向部と結合機構33との間に配置された枠体3の一部は、第二長辺部322a,322bが相当する。また、結合機構33の下方は補助脚部36が相当する。
つまり、折畳ベッド1は、第一長辺部312aと補助脚部36との間に弾性機構7aを備えている。また、折畳ベッド1は、第一長辺部312bと補助脚部36との間に弾性機構7bを備えている。また、折畳ベッド1は、第二長辺部322aと補助脚部36との間に弾性機構7cを備えている。また、折畳ベッド1は、第二長辺部322bと補助脚部36との間に弾性機構7dを備えている。以下、弾性機構7a、弾性機構7b、弾性機構7c及び弾性機構7dを総称して「弾性機構7」と称する。
弾性機構7は、例えば弦巻ばねで構成されている。弾性機構7は、折畳ベッド1の状態が展開状態であると、伸長して付勢した状態となる。弾性機構5の弾性力は、弾性機構7の弾性力よりも強くなっている。詳細は後述するが、弾性機構5の弾性力を弾性機構7の弾性力よりも強くすることによって、折畳ベッド1の状態を折畳状態から展開状態に変更するための作業性の向上が図られている。
結合機構33は、対向して配置された枠体3の長辺のそれぞれに対向して配置されており、補助脚部36は、結合機構33aと結合機構33bとの間に配置され、末広がりの凹字形状を有している。弾性機構7aは、結合機構33a側の補助脚部36の立下り領域のほぼ中央の位置と、第一長辺部312aの延伸方向におけるほぼ中央の位置との間に張り渡されている。弾性機構7bは、結合機構33b側の補助脚部36の立下り領域のほぼ中央の位置と、第一長辺部312bの延伸方向におけるほぼ中央の位置との間に張り渡されている。弾性機構7cは、結合機構33a側の補助脚部36の立下り領域のほぼ中央の位置と、第二長辺部322aの延伸方向におけるほぼ中央の位置との間に張り渡されている。弾性機構7dは、結合機構33b側の補助脚部36の立下り領域のほぼ中央の位置と、第二長辺部322bの延伸方向におけるほぼ中央の位置との間に張り渡されている。
図2中の正面図及び右側面図に示すように、可動脚部4aは、逆T字状を有し第一枠部材31の第一長辺部312aに取り付けられた支柱部材41aと、支柱部材41aに取り付けられた2つのキャスター42aとを有している。2つのキャスター42aは、第一長辺部312aの延伸方向に並んで配置されている。2つのキャスター42aのうち、結合機構33aから離れて配置されたキャスター42aには、ストッパー421aが設けられている。
可動脚部4aは、接続部材43aによって第一長辺部312aに回転可能に取り付けられている。接続部材43aは例えばボルト及びナットを有している。支柱部材41aの上部かつ第一短辺部311寄りには、接続部材43aを挿入可能な貫通孔(不図示)が設けられている。また、可動脚部4aを取り付ける第一長辺部312aの取付位置には、接続部材43aを挿入可能な貫通孔(不図示)が設けられている。可動脚部4aの貫通孔と第一長辺部312aの貫通孔とを一直線上に配置させた状態で、接続部材43aのボルトがこれら2つの貫通孔に可動脚部4a側から挿入され、第一長辺部312aから突出したボルトの端部にナットが締め付けられている。これにより、可動脚部4aは、枠体3に対して回転可能な状態で取り付けられる。
可動脚部4bは、逆T字状を有し第一枠部材31の第一長辺部312bに取り付けられた支柱部材41bと、支柱部材41bに取り付けられた2つのキャスター42bとを有している。2つのキャスター42bは、第一長辺部312bの延伸方向に並んで配置されている。2つのキャスター42bのうち、結合機構33bから離れて配置されたキャスター42bには、ストッパー421bが設けられている。
可動脚部4bは、接続部材43bによって第一長辺部312bに回転可能に取り付けられている。接続部材43bは例えばボルト及びナットを有している。支柱部材41bの上部かつ第一短辺部311寄りには、接続部材43bを挿入可能な貫通孔(不図示)が設けられている。また、可動脚部4bを取り付ける第一長辺部312bの取付位置には、接続部材43bを挿入可能な貫通孔(不図示)が設けられている。可動脚部4bの貫通孔と第一長辺部312bの貫通孔とを一直線上に配置させた状態で、接続部材43bのボルトがこれら2つの貫通孔に可動脚部4b側から挿入され、第一長辺部312bから突出したボルトの端部にナットが締め付けられている。これにより、可動脚部4bは、枠体3に対して回転可能な状態で取り付けられる。
可動脚部4a,4bは、対向して配置された第一長辺部312a,312bに取り付けられている。図2中の右側面図に示すように、折畳ベッド1は、可動脚部4aの支柱部材41aと可動脚部4bの支柱部材41bとの間に張り渡して設けられた脚支柱部材35を備えている。可動脚部4a及び可動脚部4bは、寝具用マット2(図2では不図示)の重量や使用者の体重が加わって互いに離れる方向に力を受ける場合がある。脚支柱部材35の一端部は、可動脚部4aに接続され、他端部は可動脚部4bに接続されている。このため、脚支柱部材35は、互いに離れる方向の力が可動脚部4a及び可動脚部4bに加わっても、可動脚部4a及び可動脚部4bが離れてしまうのを妨げて、接続部材43a,43bが枠体3から外れたり、接続部材43a,43bが破損したりするのを防止することができる。
図2中の右側面図に示すように、固定脚部6は、凹字状を有し第二枠部材32の第二短辺部321に取り付けられた支柱部材61と、支柱部材61の両端部に取り付けられた第一キャスター62a,62bと、第二短辺部321の延伸方向における支柱部材61の中央部に取り付けられた第二キャスター63とを有している。第一キャスター62a,62bは、折畳ベッド1の状態が展開状態であると、可動脚部4のキャスター42a,42bとほぼ面一に配置され、折畳ベッド1を設置する設置面に接触する。第二キャスター63は、折畳ベッド1の状態が展開状態であると、枠体3よりも上方に配置され、折畳ベッド1を設置する設置面に接触しない。
一方、図3に示すように、第一キャスター62a,62bは、折畳ベッド1の状態が折畳状態であると、可動脚部4のキャスター42a,42bよりも上方に配置され、折畳ベッド1を設置する設置面に接触しない。第二キャスター63は、折畳ベッド1の状態が折畳状態であると、可動脚部4のキャスター42a,42bとほぼ面一に配置され、折畳ベッド1を設置する設置面に接触する。このように、固定脚部6は、折畳ベッド1が展開しているか折り畳まれているかにより、折畳ベッド1を設置する設置面に接触して折畳ベッド1を支持するキャスターが異なるようになっている。
図2中の正面図及び図3に示すように、状態保持機構10は、棒状部101と、棒状部101が挿入できる大きさに形成され支柱部材41bを貫通する貫通孔105(図2及び図3では不図示、図7参照)とを有している。さらに、状態保持機構10は、環状を有し枠体3から突出する突出部102(図2参照)と、第一長辺部312bに形成された貫通孔103とを有している。棒状部101は突出部102に挿入可能な太さに形成されている。このように、状態保持機構10の構成要素の一部は、可動脚部4bに設けられ、状態保持機構10の構成要素の残部は、枠体3に設けられている。棒状部101は、ワイヤー104によって接続部材43bに取り付けられている。これにより、棒状部101が紛失してしまうのが防止される。
棒状部101は、貫通孔105に挿入したときに、端部が枠体3の内周側まで届く長さを有している。支柱部材41bを貫通する貫通孔105と、第一長辺部312bを貫通する貫通孔103とは、折畳ベッド1の状態が展開状態であると、ほぼ一直線上に並んで配置される。このため、折畳ベッド1の状態が展開状態であるときに、棒状部101を貫通孔103及び貫通孔105に挿入することができる。棒状部101が貫通孔103及び貫通孔105に挿入された状態で折畳ベッド1を展開状態から折畳状態に変更しようとしても、棒状部101が貫通孔105の周縁に接触して第一長辺部312bの回転動作を規制する。このように、状態保持機構10は、第一長辺部312bの回転動作を規制して折畳ベッド1が展開された状態から折り畳まれた状態に変更されるのを防止する。これにより、状態保持機構10は、折畳ベッド1の状態を展開状態に保持できる。
支柱部材41bを貫通する貫通孔105と、第二長辺部322bに形成された突出部102で囲まれた空間とは、折畳ベッド1の状態が折畳状態であると、ほぼ一直線上に並んで配置される。このため、折畳ベッド1の状態が折畳状態であるときに、棒状部101を貫通孔105及び突出部102で囲まれた空間に挿入することができる。棒状部101が貫通孔105及び突出部102で囲まれた空間に挿入された状態で折畳ベッド1を折畳状態から展開状態に変更しようとしても、棒状部101が突出部102の内周面に接触して第二長辺部322bの回転動作を規制する。このように、状態保持機構10は、第二長辺部322bの回転動作を規制して折畳ベッド1が折り畳まれた状態から展開された状態に変更されるのを防止する。これにより、状態保持機構10は、折畳ベッド1の状態を折畳状態に保持できる。
(弾性機構の構成)
次に、弾性機構5、弾性機構7及び保持部8の詳細な構成について図4を用い説明する。図4(a)では、脚支柱部材35の図示は省略している。第一弾性部材51及び第二弾性部材52は同一の構成を有している。また、第一弾性部材51及び第二弾性部材52が枠体3及びワイヤー53に取り付けられる構造は同一である。このため、第一弾性部材51及び第二弾性部材52の構成について第一弾性部材51を例にとって説明する。また、弾性機構7a,7b,7c,7dは、同一の構成を有している。また、弾性機構7a,7b,7c,7dが枠体3及び補助脚部36に取り付けられる構造は同一である。このため、弾性機構7a,7b,7c,7dについて弾性機構7aを例にとって説明する。
次に、弾性機構5、弾性機構7及び保持部8の詳細な構成について図4を用い説明する。図4(a)では、脚支柱部材35の図示は省略している。第一弾性部材51及び第二弾性部材52は同一の構成を有している。また、第一弾性部材51及び第二弾性部材52が枠体3及びワイヤー53に取り付けられる構造は同一である。このため、第一弾性部材51及び第二弾性部材52の構成について第一弾性部材51を例にとって説明する。また、弾性機構7a,7b,7c,7dは、同一の構成を有している。また、弾性機構7a,7b,7c,7dが枠体3及び補助脚部36に取り付けられる構造は同一である。このため、弾性機構7a,7b,7c,7dについて弾性機構7aを例にとって説明する。
図4(a)に示すように、第一弾性部材51は、弾性力を有する弾性部511と、弾性部511の一端部に設けられ環状の鉤爪状に形成された鉤爪端部512と、弾性部511の他端部に設けられ環状の鉤爪状に形成された鉤爪端部513とを有している。また、ワイヤー53は、両端部にそれぞれ設けられた環状端部531を有している。第一枠部材31は、第一短辺部311の一部を切り欠いて形成された開口を両側に備える長方形状の引掛部313を有している。第一弾性部材51は、この開口に鉤爪端部512を通して引掛部313に引っ掛けられて第一短辺部311に取り付けられている。また、第一弾性部材51の鉤爪端部513は環状端部531に引っ掛けられている。自然長での第一弾性部材51の長さ、自然長での第二弾性部材52の長さ及びワイヤー53の長さを合わせた弾性機構5の全体の長さは、折畳ベッド1の状態が展開状態のときの第一短辺部311と第二短辺部312との間の長さよりも短くなっている。このため、折畳ベッド1の状態が展開状態のときは、第一弾性部材51及び第二弾性部材52は、伸長して付勢した状態となる。
図4(a)に示すように、弾性機構7aは、弾性力を有する弾性部711aと、弾性部711aの両端部にそれぞれ設けられ環状の鉤爪状に形成された鉤爪端部712a,713aとを有している。第一枠部材31は、第一長辺部312aの一部を切り欠いて形成された開口を両側に備える長方形状の引掛部314aを有している。また、補助脚部36は、補助脚部36の一部を切り欠いて形成された開口を両側に備える長方形状の引掛部361aを有している。弾性機構7aの一端は、引掛部314aの開口に鉤爪端部712aを通して引掛部314aに引っ掛けられて第一長辺部312aに取り付けられている。弾性機構7aの他端は、引掛部361aの開口に鉤爪端部713aを通して引掛部361aに引っ掛けられて補助脚部36に取り付けられている。弾性部711aが自然長における弾性機構7aの長さは、折畳ベッド1の状態が展開状態のときの引掛部314aと引掛部361aとの間の距離よりも短くなっている。このため、折畳ベッド1の状態が展開状態のときは、弾性部711aは、伸長して付勢した状態となる。
図4(b)に示すように、保持部8は、弾性力を有する弾性部81と、弾性部81の両端部に設けられ環状の鉤爪状に形成された鉤爪端部82,83とを有している。保持部8は、一方の鉤爪端部82で中央支柱部材34に取り付けられている。より具体的に、中央支柱部材34は、中央支柱部材34の一部を切り欠いて形成された開口を両側に備える長方形状の引掛部341を有している。保持部8の一端は、引掛部341の開口に鉤爪端部82を通して引掛部341に引っ掛けられて中央支柱部材34に取り付けられている。弾性機構5のワイヤー53は、保持部8の鉤爪端部83に挿入されている。保持部8は、折畳ベッド1の状態が折畳状態であるときに、弾性部81の付勢力によってワイヤー53が弛んでしまうのを防止するようになっている。
(寝具用マットの構成)
次に、寝具用マット2の構成について図5及び図6を用いて説明する。図5中の上段には、左から寝具用マット2の平面図及び右側面図が示され、図5中の下段には、寝具用マット2の正面図が示されている。また、図5では、理解を容易にするため、本来視認できない金属管210が破線で図示されている。
次に、寝具用マット2の構成について図5及び図6を用いて説明する。図5中の上段には、左から寝具用マット2の平面図及び右側面図が示され、図5中の下段には、寝具用マット2の正面図が示されている。また、図5では、理解を容易にするため、本来視認できない金属管210が破線で図示されている。
図5に示すように、寝具用マット2を構成する第一マット部21及び第二マット部22は同じ構成を有している。第一マット部21及び第二マット部22は、第一マット部21及び第二マット部22の境界に対して線対称となるように配置されている。このため、第一マット部21及び第二マット部22の構成について、第一マット部21を例にとって説明する。
第一マット部21は、枠体3(図5では不図示)側に配置される金属管210と金属管210上に配置され所定の層構造を有する層状部211と、金属管210及び層状部211を内包する袋部212とを有している。袋部212は例えば不織布で形成されている。
金属管210は、例えば鉄で形成されている。図5中の平面図に示すように、金属管210は、平面視において、第一マット部21の周囲端部に設けられた環状部210aと、環状部210aの正面側と背面側との間に延在する第一線状部210bと、第一線状部210bと環状部210aとの間に延在する複数(本例では3つ)の第二線状部210cとを有している。第一線状部210bは、正面側に配置される環状部210aの部位の中心と正面側に配置される環状部210aの部位の中心との間に張り渡されて設けられている。複数の第二線状部210cは、右側面側に配置される環状部210aの部位と第一線状部210bとの間の領域と、左側面側に配置される環状部210aの部位と第一線状部210bとの間の領域とで千鳥形状に配置されている。第二線状部210cは、左側面側に配置される環状部210aの部位と第一線状部210bとの間の領域には2つ設けられている。第二線状部210cは、右側面側に配置される環状部210aの部位と第一線状部210bとの間の領域には1つ設けられている。
図6に示すように、第一マット部21及び第二マット部22は、種々の断面構成を有することができる。なお、図6では、袋部212の図示は省略されている。
図6(a)に示すように、第一マット部21の層状部211は、金属管210上に設けられた板状部211aと、板状部211a上に設けられたウレタン層211bと、ウレタン層211b上に設けられた再生ウレタン(チップウレタン)層211cと、再生ウレタン層211c上に設けられた反発層211dとを有している。板状部211aは、木材で形成されている。反発層211dは、使用者に柔らかな寝心地を提供できる低反発型、あるいは使用者の身体をしっかり支えることができる高反発型のいずれかとすることができる。
図6(a)に示すように、第一マット部21の層状部211は、金属管210上に設けられた板状部211aと、板状部211a上に設けられたウレタン層211bと、ウレタン層211b上に設けられた再生ウレタン(チップウレタン)層211cと、再生ウレタン層211c上に設けられた反発層211dとを有している。板状部211aは、木材で形成されている。反発層211dは、使用者に柔らかな寝心地を提供できる低反発型、あるいは使用者の身体をしっかり支えることができる高反発型のいずれかとすることができる。
図6(b)に示すように、他の構成を有する層状部211は、金属管210上に設けられた板状部211aと、板状部211a上に設けられたウレタン層211bとを有している。図6(b)に示す層構成の層状部211を有する第一マット部21は、使用者の好みに応じて他の寝具を寝具用マット2上に重ね置きすることができる。
[折畳ベッドの状態変更方法]
次に、折畳ベッド1の状態を変更する方法について図2及び図3を参照しつつ図7を用いて説明する。以下、寝具用マット2の図示を省略して折畳ベッド1の状態変更方法を説明するが、折畳ベッドの状態変更方法は、寝具用マット2の有無によらず同一である。
次に、折畳ベッド1の状態を変更する方法について図2及び図3を参照しつつ図7を用いて説明する。以下、寝具用マット2の図示を省略して折畳ベッド1の状態変更方法を説明するが、折畳ベッドの状態変更方法は、寝具用マット2の有無によらず同一である。
(折畳状態から展開状態への変更方法)
まず、図3に示す折畳状態にある折畳ベッド1の状態保持機構10の棒状部101を突出部102(図2参照)及び貫通孔103から引き抜く。
まず、図3に示す折畳状態にある折畳ベッド1の状態保持機構10の棒状部101を突出部102(図2参照)及び貫通孔103から引き抜く。
次に、ストッパー421a,421bによってキャスター42a,42bの回転を停止した状態で、第一突起部11及び第二突起部12を把持し、図7(a)に示すように、第一突起部11を把持したまま第一枠部材31を動かさずに、第二突起部12を左斜め上方に引き上げながら第二枠部材32を第一枠部材31から遠ざける。
移動される第二枠部材32に設けられた第二突起部12は、第二長辺部322aの中央寄りに設けられている。つまり、第二突起部12は、第二枠部材32の回転軸となる接続部材332a,332b(結合機構33に第二枠部材32を接続する接続部材332a,332b)から離れて設けられている。このため、てこの原理により、折畳ベッド1の状態変更の作業を行っている作業者(以下、単に「作業者」と称する)は、容易に第二枠部材32を第一枠部材31から遠ざけることができる。
また、第二枠部材32を第一枠部材31から遠ざけ始めたときに、第二枠部材32を第一枠部材31に近づける方向に弾性機構7から力を受ける。しかし、弾性機構7の弾性力は相対的に弱いため、折畳ベッド1の使用者は違和感を受けずに第二枠部材32を第一枠部材31から遠ざけることができる。
第二枠部材32は固定脚部6の第二キャスター63によって第一枠部材31から離れる方向に移動しながら傾斜する。また、第二枠部材32は、結合機構33に第二枠部材32を接続する接続部材332bを回転軸として回転しながら第一枠部材31から離れる方向に移動する。このため、第二枠部材32が第一枠部材31から遠ざかるほど、第一キャスター62は、折畳ベッド1が設置される設置面αに近づいていく。
一方、第一枠部材31は、第二枠部材32の移動に伴って、結合機構33に第一枠部材31を接続する接続部材332a,332bと、可動脚部4a,4bを第一枠部材31に接続する接続部材43a,43bとを回転軸として回転して傾斜する。
さらに第二枠部材32を第一枠部材31から遠ざけると、固定脚部6の第一キャスター62a,62b及び第二キャスター63の双方が設置面αに接した後に、図7(b)に示すように、第二キャスター63は設置面αから離れ、第二枠部材32は第一キャスター62a,62bによって第一枠部材31から離れる方向に移動する。
第一枠部材31の第一短辺部311と、第二枠部材32の第二短辺部321との距離が所定の距離を超え、第一枠部材31の傾斜角度と第二枠部材32の傾斜角度とが所定の角度を超えると、可動脚部4及び固定脚部6は、中央支柱部材34、補助脚部36及び結合機構33の重量を支えることができなくなる。これにより、中央支柱部材34、補助脚部36及び結合機構33は、自由落下により設置面α側に移動し始める。
ところで、第一枠部材31の第一短辺部311と、第二枠部材32の第二短辺部321との距離が所定の距離を超えると、弾性機構5の第一弾性部材51及び第二弾性部材52が伸び始める。これにより、第一弾性部材51及び第二弾性部材52は、第二枠部材32を第一枠部材31の方向に引き戻す力を枠体3に与える。しかしながら、第一弾性部材51及び第二弾性部材52がこの引き戻す力を枠体3に与え始める時には、上述のとおり、中央支柱部材34、補助脚部36及び結合機構33が自由落下により設置面α側に移動し始めている。このため、折畳ベッド1の状態変更の作業を行っている作業者は違和感を受けることなく、状態変更作業を継続できる。
さらに、第二枠部材32を第一枠部材31から遠ざけると、折畳ベッド1の状態は、最終的に図2中下段の正面図に示す展開状態となる。折畳ベッド1の状態が展開状態となったら、状態保持機構10の棒状部101を貫通孔105及び貫通孔103(いずれも図7(a)参照)に挿入し、折畳ベッド1の状態を展開状態に保持する。これにより、折畳ベッド1の折畳状態から展開状態への変更作業が完了する。
このように、折畳ベッド1は、第一突起部11及び第二突起部12を把持し、第一突起部11を動かさずに第二突起部12を第一突起部11から遠ざけることにより、折畳状態から展開状態に容易に状態を変更されることができる。
(展開状態から折畳状態への変更方法)
まず、図2中下段の正面図に示す展開状態にある折畳ベッド1の状態保持機構10の棒状部101を貫通孔105及び貫通孔103(いずれも図7(a)参照)から引き抜く。
まず、図2中下段の正面図に示す展開状態にある折畳ベッド1の状態保持機構10の棒状部101を貫通孔105及び貫通孔103(いずれも図7(a)参照)から引き抜く。
次に、ストッパー421a,421bによるキャスター42a,42bの回転停止を解除した状態で、ハンドル部9を把持してハンドル部9を上方に持ち上げ、図7(b)に示すように、中央支柱部材34、補助脚部36及び結合機構33を上方に引き上げる。
中央支柱部材34、補助脚部36及び結合機構33の上方への引き上げを開始すると、弾性機構5に設けられた第一弾性部材51及び第二弾性部材52の付勢力によって、第一弾性部材51及び第二弾性部材52が収縮し始める。すなわち、弾性機構5は、第一弾性部材51及び第二弾性部材52を収縮させることによって第一枠部材31及び第二枠部材32が互いに引き寄せられる力を枠体3に加えることができる。さらに、第一弾性部材51及び第二弾性部材52の付勢力は相対的に大きい。このため、折畳ベッド1は、ハンドル部9が上方に引き上げられる力を作業者から受けたことを契機として、弾性機構5が有する付勢力を利用して、中央支柱部材34、補助脚部36及び結合機構33を上方に勢いよく移動させることができる。
さらに、作業者がハンドル部9を上方に引き上げ続け、図7(a)に示すように、第一枠部材31の第一短辺部311と、第二枠部材32の第二短辺部321との距離が近づくと、保持部8の下方に第一弾性部材51及び第二弾性部材52が配置される。そうすると、保持部8は、第一弾性部材51及び第二弾性部材52によって下方に引き下げられる力を受ける。第一弾性部材51及び第二弾性部材52の弾性力は、保持部8の弾性力よりも強い。また、第一弾性部材51及び第二弾性部材52は、展開状態から折畳状態への状態変更中に収縮し続ける。このため、第一弾性部材51及び第二弾性部材52の長さは、最終的に自然長となり、弾性機構5の付勢力は消失する。また、保持部8は、第一弾性部材51及び第二弾性部材52から受ける力との均衡がとれる長さに伸長しつつワイヤー53を上方に引き上げた状態となる。
弾性機構5の付勢力が消失しても、弾性機構7の弾性部711aなどは伸長した状態であるため、弾性機構7は付勢力を有している。このため、作業者は、弾性機構7の付勢力を利用してハンドル部9を上方に引き上げることができる。弾性機構7の付勢力は、弾性機構5の付勢力より弱い。このため、弾性機構5の付勢力が消失した後は、第一枠部材31及び第二枠部材32は、状態変更作業の開始時と比較して緩やかに互いに近づいていく。
さらに、作業者がハンドル部9を引き上げると、第一枠部材31と第二枠部材32との間に補助脚部36が挟まれ、折畳ベッド1の状態は、最終的に図3に示す折畳状態となる。第一枠部材31及び第二枠部材32は相対的に緩やかに互いに近づいていく。このため、折畳ベッド1は、補助脚部36が第一枠部材31と第二枠部材32との間に挟まれる際に衝撃を受けるのを防止できる。折畳ベッド1の状態が折畳状態となったら、状態保持機構10の棒状部101を貫通孔103(図4参照)及び突出部102(図2参照)に挿入し、折畳ベッド1の状態を折畳状態に保持する。これにより、折畳ベッド1の展開状態から折畳状態への変更作業が完了する。
このように、折畳ベッド1は、展開状態から折畳状態への変更作業において、最も強い力を必要とする変更作業開始時に、相対的に力の強い弾性機構5の付勢力を利用して勢いよく第一枠部材31と第二枠部材32とを近づけることができる。また、変更作業開始時と比較して強い力を必要としない変更作業の終期では、相対的に力の弱い弾性機構7の付勢力を利用して、緩やかに第一枠部材31と第二枠部材32とを近づけることができる。このように、折畳ベッド1は、展開状態から折畳状態への変更作業において枠体3に与える力を段階的に変更することにより、ハンドル部9を上方に容易に持ち上げることができ、かつ折畳状態への変更が終了した時に折畳ベッド1の構成要素間(例えば枠体3と補助脚部36との間)で互いに衝撃を与えるのを防止できる。
以上説明したように、本実施形態による折畳ベッド1は、結合機構33を有し結合機構33によって展開された展開状態と折り畳まれた折畳状態とに可逆的に変更される枠体3と、結合機構33の一方側及び他方側にそれぞれに配置されて対向する枠体3の第一短辺部311及び第二短辺部321を直結して設けられた弾性機構5とを備えている。これにより、折畳ベッド1は、展開したり折り畳んだりするための作業性を向上することができる。
本考案は、上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
上記実施形態による折畳ベッド1は、保持部8が弾性部81を有しているが、本考案はこれに限られない。保持部8は、弾性部81の代わりに例えば棒状部を有し、弾性機構5を保持するようになっていてもよい。この場合、保持部8は、折畳ベッド1が折畳状態の時に、折畳ベッド1が設置される設置面に弾性機構5を接触させずに保持できる長さを有しているとよい。この場合も上記実施形態による折畳ベッド1と同様の効果が得られる。
上記実施形態による折畳ベッド1は、保持部8が弾性部81を有しているが、本考案はこれに限られない。保持部8は、弾性部81の代わりに例えば棒状部を有し、弾性機構5を保持するようになっていてもよい。この場合、保持部8は、折畳ベッド1が折畳状態の時に、折畳ベッド1が設置される設置面に弾性機構5を接触させずに保持できる長さを有しているとよい。この場合も上記実施形態による折畳ベッド1と同様の効果が得られる。
上記の実施形態は、本考案の技術的思想を具体化するための装置を例示するものであって、本考案の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を上記のものに特定するものでない。本考案の技術的思想は、実用新案登録請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
1 折畳ベッド
2 寝具用マット
3 枠体
4 可動脚部
4a,4b 可動脚部
5 弾性機構
6 固定脚部
7,7a,7b,7c,7d 弾性機構
8 保持部
9,9a,9b ハンドル部
10 状態保持機構
11 第一突起部
12 第二突起部
21 第一マット部
22 第二マット部
31 第一枠部材
32 第二枠部材
33,33a,33b 結合機構
34 中央支柱部材
35 脚支柱部材
36 補助脚部
41a,42b 支柱部材
42,42a,42b キャスター
43a,43b 接続部材
51 第一弾性部材
52 第二弾性部材
53,104 ワイヤー
61 支柱部材
62,62a,62b 第一キャスター
63 第二キャスター
81,511,711a 弾性部
82,83,512,513,712a,713a 鉤爪端部
101 棒状部
102 突出部
103,105 貫通孔
210 金属管
210a 環状部
210b 第一線状部
210c 第二線状部
211 層状部
211a 板状部
211b ウレタン層
211c 再生ウレタン層
211d 反発層
212 袋部
311 第一短辺部
312 第二短辺部
312a,312b 第一長辺部
313,314,314a,341,361a 引掛部
321 第二短辺部
322a,322b 第二長辺部
331a,331b 連結部材
332a,332b 接続部材
421,421a,421b ストッパー
α 設置面
2 寝具用マット
3 枠体
4 可動脚部
4a,4b 可動脚部
5 弾性機構
6 固定脚部
7,7a,7b,7c,7d 弾性機構
8 保持部
9,9a,9b ハンドル部
10 状態保持機構
11 第一突起部
12 第二突起部
21 第一マット部
22 第二マット部
31 第一枠部材
32 第二枠部材
33,33a,33b 結合機構
34 中央支柱部材
35 脚支柱部材
36 補助脚部
41a,42b 支柱部材
42,42a,42b キャスター
43a,43b 接続部材
51 第一弾性部材
52 第二弾性部材
53,104 ワイヤー
61 支柱部材
62,62a,62b 第一キャスター
63 第二キャスター
81,511,711a 弾性部
82,83,512,513,712a,713a 鉤爪端部
101 棒状部
102 突出部
103,105 貫通孔
210 金属管
210a 環状部
210b 第一線状部
210c 第二線状部
211 層状部
211a 板状部
211b ウレタン層
211c 再生ウレタン層
211d 反発層
212 袋部
311 第一短辺部
312 第二短辺部
312a,312b 第一長辺部
313,314,314a,341,361a 引掛部
321 第二短辺部
322a,322b 第二長辺部
331a,331b 連結部材
332a,332b 接続部材
421,421a,421b ストッパー
α 設置面
Claims (8)
- 結合機構を有し前記結合機構によって展開された展開状態と折り畳まれた折畳状態とに可逆的に変更される枠体と、
前記結合機構の一方側及び他方側にそれぞれに配置されて対向する前記枠体の対向部を直結して設けられた弾性機構と
を備える折畳ベッド。 - 前記弾性機構は、弾性部材と、前記弾性部材に接続されたワイヤーとを有する
請求項1に記載の折畳ベッド。 - 前記弾性部材は、前記一方側の前記対向部及び前記他方側の前記対向部の少なくとも一方に取り付けられている
請求項2に記載の折畳ベッド。 - 前記一方側の前記対向部及び前記他方側の前記対向部の間に設けられ、前記弾性機構を保持する保持部をさらに備える
請求項1から3までのいずれか一項に記載の折畳ベッド。 - 前記対向部と前記結合機構との間に配置された前記枠体の一部と、前記結合機構の下方との間に設けられた他の弾性機構をさらに備える
請求項1から4までのいずれか一項に記載の折畳ベッド。 - 前記弾性機構の弾性力は、前記他の弾性機構の弾性力よりも強い
請求項5に記載の折畳ベッド。 - 前記一方側における前記枠体と、前記他方側における前記枠体とに跨って設けられたハンドル部をさらに備える
請求項1から6までのいずれか一項に記載の折畳ベッド。 - 前記一方側における前記枠体に設けられた第一突起部と、
前記他方側における前記枠体に設けられた第二突起部とをさらに備え、
前記第一突起部と前記第二突起部とは、前記結合機構に対して非対称の位置に取り付けられる
請求項1から7までのいずれか一項に記載の折畳ベッド。
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-
2016
- 2016-01-08 JP JP2016000085U patent/JP3203299U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2019134878A (ja) * | 2018-02-05 | 2019-08-15 | 株式会社山善 | 宮付きベッド |
JP7150442B2 (ja) | 2018-02-05 | 2022-10-11 | 株式会社山善 | 宮付きベッド |
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