JP3202865B2 - 親子局相互危険認識型超音波送受信装置 - Google Patents

親子局相互危険認識型超音波送受信装置

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JP3202865B2
JP3202865B2 JP05218694A JP5218694A JP3202865B2 JP 3202865 B2 JP3202865 B2 JP 3202865B2 JP 05218694 A JP05218694 A JP 05218694A JP 5218694 A JP5218694 A JP 5218694A JP 3202865 B2 JP3202865 B2 JP 3202865B2
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功 滝口
豊 嘉屋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば建設・土木作業
における重機車両相互または重機車両と周辺作業員との
接触事故を防止する目的で使用される親子局間の超音波
送受信装置に関し、特に親局、子局相互で危険を認識す
ることができる親子局相互危険認識型超音波送受信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建設・土木作業において使用され
ている超音波送受信装置としては、特開平1−1228
5号に記載されたものがある。このような超音波送受信
装置のの全体ブロック図を図8に示す。図において、親
局1は例えば重機車両に設置され、子局2は作業員のヘ
ルメット、ベスト等に設置される。
【0003】親局1は、送信センサ11、受信センサ1
2、制御回路13及び警報装置14を備える。送信セン
サ11及び受信センサ12は、必要に応じて複数個のセ
ンサからなり、全センサで形成される音場が危険領域を
カバーするように配置される。制御回路13は送信セン
サ11、受信センサ12を制御し、受信センサ12から
の受信信号を処理して、子局2が危険領域にあると判断
した場合に警報発生信号を警報装置14に出力する。警
報装置14は、警報発生信号を受けて、警報表示を行い
警報音を発生して、重機車両運転者に危険を喚起する。
また、任意には、警報発生信号を重機車両の駆動回路に
入力して、重機車両の作動を停止させる。
【0004】一方の子局2は、受信センサ21、送信セ
ンサ22、応答回路23及び警報装置24を備える。子
局2の受信センサ21及び送信センサ22も、必要に応
じて複数個のセンサからなり、作業員がどのような姿勢
にあっても親局1からの超音波を受信することができる
ように配置される。応答回路23は受信センサ21、送
信センサ22を制御し、受信センサ21での受信信号を
処理して、親局1からの超音波を受信したことを判別し
て送信センサ22から超音波を送信させると同時に警報
発生信号を警報装置24に出力する。警報装置24は、
警報発生信号を受けて、警報表示を行い警報音を発生し
て、作業員に危険を喚起する。
【0005】以上のように構成された超音波送受信装置
においては、所定時間間隔毎に親局1の送信センサ11
から第1の超音波S1(周波数f1)を送信する。送信
センサ11の音場内に子局2がある場合、受信センサ2
1が第1の超音波S1を受信して、応答回路23へ受信
信号を送り、応答回路23内の帯域フィルタで周波数f
1近傍の波だけをろ波させて第1の超音波S1であるか
を判別する。判別後、所定時間遅延させて、第1の超音
波S1の周波数f1と異なる周波数f2である第2の超
音波S2を送信センサ22より送信する。同時に応答回
路23は警報装置24へ警報発生信号を出力して、警報
装置24より警報音が鳴らされる。第2の超音波S2
は、親局1の受信センサ12にて受信されると、制御回
路13内の周波数f2近傍の波だけをろ波する帯域フィ
ルタを通り第2の超音波S2であることが判別される。
判別後、送信センサ11からの送信時間と受信センサ1
2での受信時間の時間差を算出して、子局2との距離に
変換し、また受信方向から子局2の方位を求め、子局2
が危険領域にいると判断したときに警報装置14へ警報
発生信号を出力して、警報装置14より警報音または警
報表示がなされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の超音波送受信装置では、相手との距離及び方位を
認識することができるのは親局1のみであり、子局2側
では単に親局1の送信する超音波を受信することができ
る領域に居るということが認識できるにとどまり、親局
1で求めた距離及び方位の情報を子局2では利用するこ
とができないという問題がある。そのため、かかる情報
を子局2に伝達するためには、他の手段や方法を利用せ
ざるを得ず、コストの増加や装備上の煩雑さを伴うとい
う問題がある。
【0007】また、子局2では、親局1からの超音波を
受信すると、すぐに警報装置が作動してしまうために、
危険領域外であっても親局1の送信センサ11の音場内
に子局2が居る場合には、危険でもないのに警報が鳴っ
てしまい煩わしいという問題があった。本発明はかかる
問題点に鑑みなされたもので、親子局相互に危険を認識
することができる親子局相互危険認識型超音波送受信装
置を提供することを目的とする。また本発明は、子局で
の誤警報を防止することができる親子局相互危険認識型
超音波送受信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の親子局相互危険認識型超音波送受信装置に
あっては、第1の超音波を危険領域をカバーするように
送信する第1送信センサと、第1の周波数と異なる周波
数の第2の超音波を受信する第1受信センサと、第1送
信センサと第1受信センサの制御を行う制御回路とを備
えた親局と、親局から送信された第1の超音波を受信す
るための第2受信センサと、前記第2の超音波を送信す
る第2送信センサと、第2受信センサと第2送信センサ
の制御を行い第1の超音波を受信したときに第2送信セ
ンサに第2の超音波を送信させる応答回路とを備えた子
局と、からなり、親局の制御回路が第1の超音波の送信
から第2の超音波の受信までの時間差から子局が前記危
険領域に存在するかどうかを認識する超音波送受信装置
において、 親局は子局が前記危険領域に存在すると認
識した場合に第3の超音波を送信すると共に、子局の応
答回路は、第1の超音波と第3の超音波の選別を行う選
別回路を有し、子局は第3の超音波を受信したときに前
記危険領域に存在することを認識する。
【0009】また、前記子局の応答回路は、前記第3の
超音波を受信したときに警報作動信号を出力するとよ
い。また、本発明の他の親子局相互危険認識型超音波送
受信装置にあっては、親局は第1受信センサが子局から
の第2の超音波を受信したときに第3の超音波を送信す
ると共に、子局の応答回路は、第1の超音波と第3の超
音波の選別を行う選別回路を有し、第2の超音波の送信
から第3の超音波の受信までの時間差から親局の危険領
域に存在するかどうかを認識する。
【0010】また、子局の応答回路は、子局が親局の危
険領域に存在することを認識したときに警報作動信号を
出力するとよい。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、従来の超音波送受信
装置に加えて、親局の第1受信センサが子局からの第2
超音波を受信し、子局が危険領域に存在すると認識した
場合に親局は第3の超音波を送信する。子局で受信され
た第3の超音波は、子局の選別回路で第1の超音波か第
3の超音波かが選別される。子局は、第3の超音波を受
信したことを選別することで、自分が危険領域に存在す
ることを認識することができる。従って、必要に応じて
警報作動信号を出力することができる。
【0012】請求項3記載の発明では、従来の超音波送
受信装置に加えて、親局の第1受信センサが子局からの
第2超音波を受信すると、第3の超音波を送信する。子
局で受信された第3の超音波は、子局の選別回路で第1
の超音波か第3の超音波かが選別される。子局は、第2
の超音波の送信から第3の超音波の受信までの時間差か
ら自分が親局の危険領域に存在しているかを認識するこ
とができる。危険領域に存在することが認識された場合
に、必要に応じて警報作動信号を出力する。
【0013】子局が、前記警報作動信号に基づいて警報
を出せば、真に危険な場合のみ警報を出力するようにで
きるので、従来のような誤警報を防止することができ
る。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の実施例に係る親子局相互危険認
識型超音波送受信装置の全体ブロック図である。図にお
いて、従来例と同様に、親局3は例えば重機車両に設置
され、子局4は作業員のヘルメット、ベスト等に設置さ
れる。
【0015】親局3は、送信センサ31、受信センサ3
2、制御回路33及び警報装置34を備える。送信セン
サ31及び受信センサ32は、必要に応じて複数個のセ
ンサからなり、全センサで形成される音場が危険領域を
カバーするように配置される。制御回路33は送信セン
サ31、受信センサ32の制御を行うもので、その詳細
ブロック図を図2に示す。
【0016】図2の基準パルス発生回路51は、周期T
毎の基準パルスを出力して、送信パルス発生回路52に
送る。送信パルス発生回路52では、基準パルス発生回
路51と周波数f1の基準発信器54から基準パルス毎
に周波数f1の送信信号を発生し、この送信信号が増幅
回路53で増幅されて送信センサ31を駆動する。帯域
通過フィルタ/AMP55は、受信センサ32からの受
信信号を受けて、周波数f2を中心とする周波数帯域の
信号をろ波して、信号判別回路58へと送るものであ
る。
【0017】遅延回路56は、基準パルス発生回路51
からの基準パルスを受けて所定時間遅延された信号を出
力し、距離測定ゲート回路57へと送る。距離測定ゲー
ト回路57は、遅延回路56からの信号に基づいて、最
危険距離、危険距離、注意距離等の警報距離に対応する
数種類のゲート信号を作る。信号判別回路58では、帯
域通過フィルタ/AMP55からの信号に対してシュレ
シホールド値との比較、信号幅の所定値との比較等を行
ってノイズカットをすると共に、これらの通過信号と距
離測定ゲート回路57からのゲート信号とのANDを取
り、このAND信号を警報信号出力回路59へと送る。
警報信号出力回路59では、出力されたゲートから子局
との距離に関する情報を得て、最危険距離、危険距離、
注意距離等の危険度に応じて警報音の周波数や、警報音
のインターバルを分別して警報音発生信号を出力する。
警報音発生信号の他、警報表示発生信号及び制御用外部
出力信号を含む警報作動信号が生成されて、警報装置3
4及び外部へと出力される。同時に警報信号出力回路5
9は遅延回路60へも警報作動信号を送る。遅延回路6
0では、所定時間(t3)遅延された信号を出力し、確
認信号生成回路61は遅延回路60からの信号でトリガ
信号を送信パルス発生回路52へと送る。
【0018】再び、図1に戻り、警報装置34は、前記
警報音発生信号を受けて警報音を発生し、警報表示発生
信号を受けて警報表示を行い、重機車両運転者に危険を
喚起する。また、制御用外部出力信号を重機車両の駆動
回路に入力して、重機車両の作動を停止させることがで
きる。一方の子局4は、受信センサ41、送信センサ4
2、応答回路43及び警報装置44を備える。子局4の
受信センサ41及び送信センサ42も、必要に応じて複
数個のセンサからなり、作業員がどのような姿勢にあっ
ても親局3からの超音波を受信することができるように
配置される。応答回路43は受信センサ41、送信セン
サ42を制御し、親局からの超音波を受信したときに送
信センサに第2の超音波を送信させるもので、その詳細
ブロック図を図3に示す。
【0019】図3において、帯域通過フィルタ/AMP
65は、受信センサ41からの受信信号を受けて、周波
数f1を中心とする周波数帯域の信号を通過して、信号
判別回路66へと送るものである。信号判別回路66
は、シュレシホールド値との比較、信号幅の所定値との
比較等を行ってノイズカットを行い、通過した信号を信
号選別回路70へと送る。信号選別回路70では、後述
のように親局3からの超音波が第1の超音波か第3の超
音波かの選別を行い、第1の超音波であるときには返信
パルス発生回路68に信号を送り、第3の超音波である
ときには警報信号出力回路71へ信号を送る。
【0020】返信パルス発生回路68では、周波数f2
の基準発信器67から信号選別回路70からのトリガパ
ルスを受けて周波数f2の返信信号を発生し、この返信
信号が増幅回路69で増幅されて送信センサ42を駆動
する。以上のように構成された親子局相互危険認識型超
音波送受信装置の送信及び受信のタイミングチャートを
図4に基づいて説明する。
【0021】まず、親局3から周波数f1でパルス幅w
1の第1の超音波が送信周期T毎に送信される。この親
局3の第1の超音波のための送信信号をMT1で表す。
第1の超音波は、親局3と子局4の距離に比例した伝搬
時間t1だけ遅れて子局4により受信される。この受信
信号をRR1で表す。RR1の受信から子局4は、信号
の残響や干渉を避けるために信号選別回路70で設定さ
れる遅延時間t2を経た後に周波数f2でパルス幅w2
の第2の超音波を親局3に対して返信する。この第2の
超音波のための返信信号をRT1で表す。第2の超音波
は伝搬時間t1だけ遅れて親局3により受信される。こ
の受信信号をMR1で表す。この受信信号MR1は、距
離測定ゲート回路57で設定された危険距離に対応する
ゲート信号とのANDがとられる。AND信号が出力さ
れた場合には、警報信号出力回路59から警報作動信号
が出力される。同時に、さらに、残響や干渉を避けるた
めに遅延回路60で設定される遅延時間t3の後、再び
周波数f1でパルス幅w1の第3の超音波を送信する。
この親局3の第3の超音波のための送信信号をMT2で
表す。第3の超音波は、伝搬時間t1の後に子局によっ
て受信される。この受信信号をRR2で表す。この受信
信号RR2を受けたということは、子局4が親局3に捕
捉されていることを、言い換えれば、子局4が親局3の
警報距離内にあることを意味しており、伝搬時間の遅れ
はあるものの(距離10mのとき約0.03秒)、遅延
時間を含め0.1秒以内には親局3の危険情報を子局4
で認識することができる。子局4の信号選別回路70で
受信信号RR1とRR2とを選別して、RR2であるこ
とが選別された場合に警報信号出力回路71より警報作
動信号を出力する。
【0022】子局4の信号選別回路70の回路例を図5
に、信号選別回路70の動作と親局3と子局4の送信及
び受信のタイミング関係を示すタイミングチャートを図
6に示す。信号選別回路70は、単安定マルチバイブレ
ータ75、カウンタ76、ORゲート77、カウンタ7
8及びANDゲート79から構成される。信号判別回路
66からの受信信号RR1の入力によって、単安定マル
チバイブレータ75が、パルス幅T1(T1<T)のL
レベルパルスを出力する()。カウンタ76は、単安
定マルチバイブレータ75からの信号のHレベルでリ
セットされ、且つLレベルで図示しないクロック信号の
分周を行う分周器で、信号の立ち下がりからt2+t
3時間経過後、t2+t3幅のパルスを出力する
()。カウンタ78は、ORゲート77を経た信号
、のOR信号のHレベルでリセットされ且つLレ
ベルで図示しないクロック信号の分周を行う分周器で、
信号の立ち下がりからt2の時間経過後、t2幅のパ
ルスを出力する()。信号は、返信パルス発生回路
68のトリガ信号となる。かかる構成により、信号RR
1を受信したときのみ、返信信号RT1が生成される。
また、信号は、受信信号RR2のためのゲート信号と
なる。ANDゲート79で、信号と帯域通過フィルタ
/AMP65からの出力とのAND信号は、警報作動信
号となる。従って、受信信号RR2の受信されたときの
み警報が鳴らされる。
【0023】以上の実施例によれば、子局4は、第3の
超音波を受信したことを選別することで、自分が危険領
域に存在することを認識することができ、警報作動信号
を出力することができる。次に、本発明の第2実施例に
ついて説明する。図7は、第2実施例の子局4の応答回
路43の詳細ブロック図であり、第1実施例と異なる点
は、親局3からの超音波が第1の超音波か第3の超音波
かの選別を行う信号選別回路80からさらに、遅延回路
81、距離測定ゲート回路82、危険判定回路83を備
えることである。信号選別回路80は、親局3から第1
の超音波を受信したときに、返信パルス発生回路68に
信号を送ると共に、遅延回路81へ信号を送る。遅延回
路81は、信号選別回路80からの信号を受けて所定時
間遅延された信号を出力し、距離測定ゲート回路82へ
と送り、距離測定ゲート回路82は、遅延回路81から
の信号に基づいて、最危険距離、危険距離、注意距離等
の警報距離に対応する数種類のゲート信号を作る。
【0024】危険判定回路83は、帯域通過フィルタ/
AMP65からの信号と距離測定ゲート回路82からの
ゲート信号とのANDを取り、このAND信号を警報信
号出力回路71へと送る。警報信号出力回路71では、
出力されたゲートから子局との距離に関する情報を得
て、最危険距離、危険距離、注意距離等の危険度に応じ
て警報音の周波数や、警報音のインターバルを分別して
警報音発生信号を出力する。 本実施例の親子局相互危
険認識型超音波送受信装置の送信及び受信のタイミング
を図4に基づいて説明する。
【0025】まず、親局3から周波数f1でパルス幅w
1の第1の超音波が送信周期T毎に送信される(送信信
号:MT1)。第1の超音波は、親局3と子局4の距離
に比例した伝搬時間t1だけ遅れて子局4により受信さ
れる(受信信号:RR1)。RR1の受信から子局4
は、信号の残響や干渉を避けるために信号選別回路70
で設定される遅延時間t2を経た後に周波数f2でパル
ス幅w2の第2の超音波を親局3に対して返信する(返
信信号:RT1)。第2の超音波は伝搬時間t1だけ遅
れて親局3により受信される。この受信信号をMR1で
表す。この受信信号MR1は、距離測定ゲート回路57
で設定された危険距離に対応するゲート信号とのAND
がとられる。AND信号が出力された場合には、警報信
号出力回路59から警報作動信号が出力される。同時
に、さらに、残響や干渉を避けるために遅延回路60で
設定される遅延時間t3の後、再び周波数f1でパルス
幅w1の第3の超音波を送信する(送信信号:MT
2)。第3の超音波は、伝搬時間t1の後に子局によっ
て受信される(受信信号:RR2)。この受信信号RR
2は、距離測定ゲート回路82で設定された危険距離に
対応するゲート信号とのANDがとられる。AND信号
が出力された場合には、危険判定回路83から警報作動
信号が出力される。
【0026】以上の実施例によれば、子局4は、第2の
超音波の送信から第3の超音波の受信までの時間差から
自分が親局の危険領域に存在しているかを認識すること
ができる。危険領域に存在することが認識された場合
に、警報作動信号を出力する。本実施例は、特に、重機
車両相互間での相互の危険認識に有効である。尚、以上
の各実施例において、親局、子局それぞれの送信センサ
及び受信センサは、別体のものを使用することができる
が、広帯域の送受信一体型のセンサとすることも勿論可
能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
親局は子局が危険領域に存在すると認識した場合に第3
の超音波を送信すると共に、子局の応答回路は第1の超
音波と第3の超音波の選別を行う選別回路を有し、子局
は第3の超音波を受信したときに前記危険領域に存在す
ることを認識することとし、または、親局は第1受信セ
ンサが子局からの第2の超音波を受信したときに第3の
超音波を送信すると共に、子局の応答回路は第1の超音
波と第3の超音波の選別を行う選別回路を有し、第2の
超音波の送信から第3の超音波の受信までの時間差から
親局の危険領域に存在するかどうかを認識することとし
たので、コストの大幅な増加や装備上の煩雑さを伴うこ
となく、親局、子局相互に危険を認識することができ
る。
【0028】子局で危険を正確に認識することができる
ため、子局側における警報の誤動作を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例に係る親子局相互危険認識型
超音波送受信装置の全体ブロック図である。
【図2】本発明の親局の制御回路の詳細ブロック図であ
る。
【図3】本発明の子局の応答回路の詳細ブロック図であ
る。
【図4】本発明の親子局相互危険認識型超音波送受信装
置の送信及び受信のタイミングチャートである。
【図5】子局の信号選別回路の回路例である。
【図6】図5の信号選別回路の動作と親局と子局の送
信、受信のタイミング関係を示すタイミングチャートで
ある。
【図7】第2実施例の子局の応答回路の詳細ブロック図
である。
【図8】従来の超音波送受信装置の全体ブロック図であ
る。
【符号の説明】
3 親局 4 子局 31 送信センサ(第1送信センサ) 32 受信センサ(第1受信センサ) 33 制御回路 41 受信センサ(第2受信センサ) 42 送信センサ(第2送信センサ) 43 応答回路 70,80 選別回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−321303(JP,A) 特開 平5−281353(JP,A) 特開 平4−34137(JP,A) 実開 平5−33080(JP,U) 実開 平4−15663(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 13/74 - 13/82 G01S 15/74 G01S 17/74

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の超音波を危険領域をカバーするよ
    うに送信する第1送信センサと、第1の周波数と異なる
    周波数の第2の超音波を受信する第1受信センサと、第
    1送信センサと第1受信センサの制御を行う制御回路と
    を備えた親局と、親局から送信された第1の超音波を受
    信するための第2受信センサと、前記第2の超音波を送
    信する第2送信センサと、第2受信センサと第2送信セ
    ンサの制御を行い第1の超音波を受信したときに第2送
    信センサに第2の超音波を送信させる応答回路とを備え
    た子局と、からなり、親局の制御回路が第1の超音波の
    送信から第2の超音波の受信までの時間差から子局が前
    記危険領域に存在するかどうかを認識する超音波送受信
    装置において、 親局は子局が前記危険領域に存在すると認識した場合に
    第3の超音波を送信すると共に、子局の応答回路は、第
    1の超音波と第3の超音波の選別を行う選別回路を有
    し、子局は第3の超音波を受信したときに前記危険領域
    に存在することを認識することを特徴とする親子局相互
    危険認識型超音波送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記子局の応答回路は、前記第3の超音
    波を受信したときに警報作動信号を出力する請求項1記
    載の親子局相互危険認識型超音波送受信装置。
  3. 【請求項3】 第1の超音波を危険領域をカバーするよ
    うに送信する第1送信センサと、第1の周波数と異なる
    周波数の第2の超音波を受信する第1受信センサと、第
    1送信センサと第1受信センサの制御を行う制御回路と
    を備えた親局と、親局から送信された第1の超音波を受
    信するための第2受信センサと、前記第2の超音波を送
    信する第2送信センサと、第2受信センサと第2送信セ
    ンサの制御を行い第1の超音波を受信したときに第2送
    信センサに第2の超音波を送信させる応答回路とを備え
    た子局と、からなり、親局の制御回路が第1の超音波の
    送信と第2の超音波の受信の時間差から子局が前記危険
    領域に存在するかどうかを認識する超音波送受信装置に
    おいて、 親局は第1受信センサが子局からの第2の超音波を受信
    したときに第3の超音波を送信すると共に、子局の応答
    回路は、第1の超音波と第3の超音波の選別を行う選別
    回路を有し、第2の超音波の送信から第3の超音波の受
    信までの時間差から親局の危険領域に存在するかどうか
    を認識することを特徴とする親子局相互危険認識型超音
    波送受信装置。
  4. 【請求項4】 子局の応答回路は、子局が親局の危険領
    域に存在することを認識したときに警報作動信号を出力
    する請求項3記載の親子局相互危険認識型超音波送受信
    装置。
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