JP3202451B2 - 形鋼の寸法測定装置 - Google Patents

形鋼の寸法測定装置

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JP3202451B2
JP3202451B2 JP28771393A JP28771393A JP3202451B2 JP 3202451 B2 JP3202451 B2 JP 3202451B2 JP 28771393 A JP28771393 A JP 28771393A JP 28771393 A JP28771393 A JP 28771393A JP 3202451 B2 JP3202451 B2 JP 3202451B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、H形鋼あるいはI形鋼
等の形鋼の外形寸法を正確に測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開昭55−44975
号公報に記載のように、接触式の測定器を多数設け、静
置したH型鋼に対して長手方向に移動させて、H型鋼の
長手方向の寸法変化の計測を行うものが提案されている
が、測定手段が接触式であるので、熱間の形鋼の測定に
は適用が困難であった。そこで、特開平4−14881
6号公報に記載されているように、レーザー距離計を用
いて形鋼の測定をすることが提案され、レーザー距離計
の正確さを利用して、形鋼の種々の状況の測定を行うこ
とが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報記載のレーザー距離計を用いた測定方法においては、
熱間の形鋼を測定する場合、形鋼が常温値の寸法に比較
して伸びていることは当然として、レーザー距離計を支
持するフレームも熱膨張によって伸びており、例えば、
常温で測定したとき、熱間の形鋼を測定し始めたとき、
あるいは繰り返し熱間の形鋼を測定した場合とでは、測
定値が異なることになり、これによって測定誤差が生じ
るという問題点があった。本発明はこのような事情に鑑
みてなされたもので、形鋼の検査において、仮に測定対
象物から発する熱によって測定機器が部分的に加熱され
ても、それを補正し、その外形を正確に測定できる形鋼
の寸法測定装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の形鋼の寸法測定装置は、停止中の形鋼を挟んでそ
の上下に配置され、水平方向及び垂直方向に移動する2
軸ステージ機構と、該2軸ステージ機構の先端に取付け
られて少なくとも180度水平方向に旋回し前記形鋼の
表面を垂直方向を含む複数方向に検出可能なレーザ変位
計、及び上下のレーザー変位計の突き合わせ時に両者の
間隔を測定できる校正片を有した検出ヘッドと、前記2
軸ステージ機構の位置、前記検出ヘッドの方向、及び前
記レーザー変位計の測定値から得られる前記形鋼の各寸
法を、前記2軸ステージ機構を搭載するフレームのアー
ム基部あるいは前記形鋼の両側部の1または2点以上に
おいて、前記レーザー変位計を突き合わせ校正した結果
に基づいて補正する第1の演算補正手段と、前記フレー
ムのアームの上下面の温度を温度計によって計測し、そ
の温度差から前記アームの非線型曲がり及びこれによっ
て生じる前記2軸ステージ機構のヨーイングによる前記
形鋼の水平方向寸法の誤差を補正する第2の演算補正手
段を備えて構成される。
【0005】
【作用】請求項1記載の形鋼の寸法測定装置において
は、上下の2軸ステージ機構を駆動させてレーザー変位
計を備えた検出ヘッドを形鋼に沿わせて移動できるよう
にすると共に、検出ヘッドを少なくとも180度旋回で
きるようにしているので、上下対となる検出ヘッドを形
鋼に沿わせて移動させることができる。そして、2軸ス
テージ機構の移動量とレーザー変位計の測定値から、形
鋼の外形寸法を二次元的に正確に測定できる。ここで、
測定対象物である形鋼が高温である場合には、上下の2
軸ステージ機構を支持するフレームのアームの内側部分
が加熱され、これによってアームが外側に撓み、結果と
して測定誤差を生ずる。そこで、レーザー変位計の内部
に校正片を備え、対向するレーザー変位計を向かい合わ
せた場合には、レーザー変位計間の距離を測定できるよ
うにしておき、アーム基部あるいは前記形鋼の両側部の
1または2点以上において、レーザー変位計の位置を合
わせてこれらを近づけ、その距離を測ると、実際に2軸
ステージ機構によって下降する距離との間に誤差を生じ
るので、この誤差を補正値として、実測された数値を補
正することによってより正確な値を得ることができる。
また、高温の形鋼によって加熱されるアームが加熱され
て湾曲し、これによって水平方向の測定誤差を生じるこ
とになるので、そのアームの温度を測定し、材料の特性
から湾曲することによって発生する誤差を演算して補正
値を算出して、実際の長さを補正して、より正しい測定
値を得るようにしている。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここで、図1は本発明の一実施例に係る形鋼の寸法
測定装置の概略正面図、図2は回転機構に取付けられた
検出ヘッドの側面図、図3は同正面図、図4及び図5は
検出ヘッドの断面図、図6はレーザー変位計の概略構成
図、図7は電気機器の接続図、図8は測定手順の説明
図、図9は湾曲時の測定値を示すグラフ、図10はアー
ムの湾曲状況を示す説明図、図11はH型鋼の測定箇所
を示す説明図である。図1に示すように、本発明の一実
施例に係る形鋼の寸法測定装置10は、中央に配置され
た形鋼の一例であるH型鋼11を挟んで上下に配置され
た2軸ステージ機構12、13と、該2軸ステージ機構
12、13を支えるアーム14a、14bを有するC型
フレーム14と、前記上下の2軸ステージ機構12、1
3の垂直支持部材15、16の下端及び上端に取付けら
れている検出ヘッド17、18と、これらを制御する制
御装置20とを有してなる。以下、これらについて詳し
く説明する。
【0007】前記C型フレーム14は、十分な強度を有
する部材からなって、底部に走行車輪21を備え、移動
可能となっていると共に、H型鋼11を搬送するローラ
コンベア22のロールの無い部分に挿入配置されてい
る。前記2軸ステージ機構12、13は、C型フレーム
14のアーム14a、14bにそれぞれ支持された水平
支持部材23、24と、該水平支持部材23、24に連
結部材25、26を介してそれぞれ接続される前記垂直
支持部材15、16とを有してなる。前記水平支持部材
23、24は両側にガイドロッド27、28を、中央に
ボールねじ29をそれぞれ有し、連結部材25、26に
は前記ボールねじ29に螺合する雌ねじをそれぞれ備
え、前記ボールねじ29にはモータ30、31がそれぞ
れ連結され、該モータ30、31を回転駆動すれば、前
記連結部材25、26が水平方向に移動できるようにな
っている。そして、前記モータ30、31にはそれぞれ
ロータリエンコーダ32、33を備え、その回転角度を
前記制御装置20(図7参照)に伝えるようになってい
る。
【0008】前記連結部材25、26にはボールねじ2
9に螺合する雌ねじと直交する雌ねじがそれぞれ設けら
れ、該雌ねじには前記垂直支持部材15、16の中央に
配置されたボールねじ34がそれぞれ螺合し、ボールね
じ34の両側にはガイドロッド35、36を備えてい
る。そして、ボールねじ34の端部にはロータリエンコ
ーダ37、38を備えるモータ39、40がそれぞれ連
結されて、該モータ39、40を駆動することによっ
て、垂直支持部材15、16が昇降するようになってい
る。なお、垂直支持部材15の下部及び垂直支持部材1
6の上部は耐熱蛇腹41、42で被覆され、赤熱した前
記H型鋼11から放射される熱によってボールねじ等が
できるだけ熱影響を受けないようになっている。
【0009】前記垂直支持部材15、16の端部に取付
けられている検出ヘッド17(18も同様)は、外側は
防熱材43で覆われ、図2、図3に示すように、回転駆
動部44と、センサー収納部45とを有し、センサー収
納部45には図4〜図6にも示すように、内部にレーザ
ー変位計46、47が収納されている。前記レーザー変
位計46(47も同様)は図6に示すように、半導体レ
ーザー素子48から発振されるレーザー光を収束レンズ
49で収束させてスリット49aを通して測定物体に照
射し、その反射光をプリズム50、干渉フィルター5
1、レンズ52、ミラー53を介して一次元CCD素子
54に照射し、その変位から距離を測定するようになっ
ている。ここで、干渉フィルター51は被測定物体から
発する赤外線等を吸収し一次元CCD素子54の熱線に
よる破壊を防止している。従って、センサー収納部45
の先部の一端には前記レーザー変位計46、47からの
レーザー光の照射窓55及び入射窓56が設けられてい
るが、レーザー変位計46、47の取付け位置を狭める
為に、前記レーザー光を屈折させる細長のプリズム5
7、58が設けられ、検出ヘッド17、18の軸心に対
して平行な方向及び直角な方向の距離が測定できるよう
になっている。なお、59は前記レーザー変位計46、
47の制御部である。そして、図4に示すようにセンサ
ー収納部45の他部には校正片59aが、検出ヘッドの
軸心mを基準として対称位置に設けられ、図8(A)に
示すように上下の検出ヘッド17、18を対向して逆向
きに配置した場合、互いの検出ヘッド17、18までの
垂直距離をレーザー変位計46によって測定できるよう
になっている。これによって、アーム14a、14bの
撓みの測定、上下の検出ヘッド17、18の補正を行う
ことができる。
【0010】そして、検出ヘッド17、18の前記回転
駆動部44には、図7に示すように内部にロータリエン
コーダ60、61を備えるモータ62、63がそれぞれ
配置され、該モータ60、61を駆動することによっ
て、連接されたセンサー収納部45を180度回転する
ようになっている。これによって、水平距離を測るレー
ザー変位計47を回して、被測定対象物であるH型鋼1
1の両側を測れるようにしている。なお、C型フレーム
14のアーム14a、14bの奥側の原点位置には校正
サンプルとなる基準ゲージ64が設けられている。
【0011】一方、図7に示すように、前記上下の検出
ヘッド17、18に収納されているレーザー変位計4
6、47の出力信号、前記モータ30、31、39、4
0、62、63にそれぞれ直結されているロータリエン
コーダ32、33、37、38、60、61の出力信号
は、制御装置20に送られ、2軸ステージ機構12、1
3のXY位置、及びレーザー変位計の測定対象物までの
表面までの距離を、記憶演算するようになっている。そ
して、前記制御装置20には、それぞれの検出ヘッド1
7、18を動かす制御手段が設けられ、図示しない操作
盤からの入力信号と、予め決められたプログラムとによ
って、検出ヘッド17、18を測定対象物に沿って動か
し、その外形を自動的に測定できるようになっている。
そして、前記制御手段からの命令信号は、必要なインタ
ーフェイスを介してアンプ19aに出力され、2軸ステ
ージ機構12、13を駆動するモータ、検出ヘッド1
7、18を回転するモータを駆動している。なお、前記
モータには、サーボモータを使用したが、ステッピング
モータを使用してロータリエンコーダを省略することも
可能である。
【0012】前記制御装置20は内部にコンピュータを
有し、該コンピュータには測定されたデータを基に演算
補正して真値に近づける第1〜第3の演算補正手段19
b、19c、19dが設けられている。以下、これらに
ついて詳しく説明する。まず、第1の演算補正手段19
bについて説明すると、測定対象物である前記H型鋼1
1は温度が高く、これからの熱放射によって、上側のア
ーム14aの下面と、下側のアーム14bの上面は加熱
され、結果として上側のアーム14aは上側に反り、下
側のアーム14bは下側に反り、測定誤差を生じる。そ
こで、例えば、図8(A)に示すように、下部の検出ヘ
ッド18を180度回転させて、アーム14aの基側
(x1)における上下の垂直支持部材15、16を駆動
して、対向するレーザー変位計を、前記ロータリエンコ
ーダ37、38から読み取った垂直支持部材15、16
の位置を一定値(C)にした場合のレーザー変位計の校
正片59aまでの距離の出力(y1)を読み取る。
【0013】次に、検出ヘッド17、18を移動させ
て、H型鋼11の手前側の位置(x2)に配置し、同じ
く垂直支持部材15、16の間隔を一定値(C)にした
場合のレーザー変位計の読み(y2)を読み取る。そし
て、該検出ヘッド17、18を更に移動させて、H型鋼
11の先側の位置(x3)にて前記垂直支持部材15、
16の間隔を一定位置にした場合のレーザー変位計の出
力(y2)を読み取る。加熱された形鋼からの熱によっ
てアーム14a、14bは外側に反っているので、図9
に示す通り曲線となり、その差分が測定誤差となる。と
ころが、x1、x2、x3の中間位置の測定誤差につい
ては、実際には測定されていないので、図9に示す曲が
りによる誤差を二次曲線として中間点を求めるようにす
る一手法について以下に説明する。まず、二次曲線の方
程式を次式のように表す。 y=a0 +a1 x+a22 ・・・・(1) そして、式(2)によって係数(a0 ,a1 ,a2 )を
求め、これによって、レーザー変位計の測定距離と垂直
支持部材の移動距離から演算される垂直距離を式(3)
に示すように補正する。
【0014】
【数1】
【0015】
【数2】
【0016】なお、この補正のための測定は、H型鋼1
1の測定を行う前に行っても良いし、H型鋼11の測定
途中に行っても良い。また、この実施例においては、二
次曲線によって誤差補正を行っているが、他の曲線ある
いは直線によって補完しても良い。このような手順を前
記コンピュータのプログラムに記載して、全体の処理を
行うようにする。
【0017】次に、第2の演算補正手段19cについて
説明すると、図10に示すように、アーム14a(14
bにおいても同じ)の基側の上下に温度計70、71を
取付け、それぞれの温度を(T−ΔT)℃、T℃とす
る。ここで、実際のアーム14aは先細りであるが、処
理を簡便にするため短幅W1 と長幅W2 との平均の幅W
を有する図10の下部に示すような直方状物14gに変
えて考えると、アーム14aの変形によって、実際の長
さQが、長さPのように測定されるので、その差分Δは
式(4)の通りとなり、この値を測定値に加えることに
よって実測の補正を行うことができる。なお、この場合
においても、アーム14a、14bの反りによって生ず
る曲がりを、実際に力学によって表現される式、あるい
はこれらの簡略式に表現し、制御装置20内のプログラ
ムに記載し、形鋼の測定を行って、これらの演算処理を
行う場合も本発明は適用される。 Δ(=Q−P)=H・(θ2 −θ1 ) =(α・ΔT・L・H)/W ・・・・(4) ここで、 α:アームの熱膨張率
【0018】続いて、前記第3の演算補正手段19dに
ついて説明すると、高温の形鋼の測定を行う場合、輻射
熱によって垂直支持部材15、16あるいはこれらに使
用するボールねじ34、水平支持部材23、24あるい
はこれらに使用するボールねじ29が伸びることにな
り、これによって測定誤差を生じる。従って、例えば、
1 を上部の垂直支持部材15の3点の平均温度、T2
を下部の垂直支持部材16の2点の平均温度、T3 を上
側の水平支持部材23の2点の平均温度とすると、図1
1に示すようにH型鋼11の上半分は検出ヘッド17で
測定し、下半分は検出ヘッド18で測定するので、それ
ぞれの測定値を式(5)〜(8)のように補正すること
によって、より正しい測定値が得られることになる。こ
のようなプログラムが第3の演算補正手段として制御装
置20に格納されている。
【0019】
【数3】
【0020】第1〜第3の演算補正手段19b、19
c、19dによって、測定値を以上の通りに補正すると
して、該形鋼の寸法測定装置10の動作について簡単に
説明する。まず、該形鋼の寸法測定装置10をローラコ
ンベア22の隙間の所定位置に配置し、H型鋼11を前
記ローラコンベア22で図1に示すように測定位置まで
搬送する。そして、予め前記基準ゲージ64の測定位置
に配置された上下の検出ヘッド17、18で該基準ゲー
ジ64を測定して、基準ゲージ64の幅、長さを測定し
て必要な校正を行った後、図8(A)に示すように上下
の検出ヘッド17、18を動かし、測定対象物の概略寸
法の測定を行う。これによって、予め入力されたデータ
と比較して形鋼の種類を割り出し、次に、図8(B)に
下半分を示すように、それぞれの検出ヘッド17、18
をH型鋼11に対して約40mm程度の隙間を設けて、
その表面のXY座標を測定する。
【0021】この場合、垂直位置(y座標)を測定する
レーザー変位計46によって、H型鋼11までの高さを
測定し、水平方向(x座標)を測定するレーザー変位計
47によってH型鋼11の側辺までの距離を測定する。
そして、測定したXY値からH型鋼11のフランジ6
5、66の幅B、ウエブ67の長さHを測定できる。そ
して、フランジ65、66の外側と内側を測る場合は、
レーザー変位計47の向きが逆となるので、内蔵するモ
ータ62、63を駆動して検出ヘッド17、18を18
0度回転させることによって行う。これによって、H型
鋼11に傾きがある場合を除いてxy方向の長さからH
型鋼11の寸法(即ち、フランジ65、66、ウエブ6
7の各寸法、厚み、高さ等)を算出することになるの
で、前述した第1〜第3の演算補正手段によってその値
を補正して出力する。前記実施例は、H型鋼11につい
て説明したが、他の形鋼についても当然本発明は適用さ
れる。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の形鋼の寸法測定装置にお
いては、熱間の形鋼を直接測定する場合に、検出ヘッド
に校正片を備え、加熱された形鋼より発生する熱によっ
て装置が歪む場合に発生する誤差を第1の演算補正手段
によって補正できるようにしたので、極めて高精度の測
定ができる。また、2軸ステージ機構が搭載されたフレ
ームのアーム面の曲がりを第2の演算補正手段によって
補正するようにしたので、形鋼の横方向の寸法を正確に
測定できることになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る形鋼の寸法測定装置の
概略正面図である。
【図2】回転機構に取付けられた検出ヘッドの側面図で
ある。
【図3】同正面図である。
【図4】検出ヘッドの断面図である。
【図5】検出ヘッドの断面図である。
【図6】レーザー変位計の概略構成図である。
【図7】電気機器の接続図である。
【図8】測定手順の説明図である。
【図9】湾曲時の測定値を示すグラフである。
【図10】アームの湾曲状況を示す説明図である。
【図11】H型鋼の測定箇所を示す説明図である。
【符号の説明】
10:形鋼の寸法測定装置、11:H形鋼、12:2軸
ステージ機構、13:2軸ステージ機構、14:C型フ
レーム、14a:アーム、14b:アーム、15:垂直
支持部材、16:垂直支持部材、17:検出ヘッド、1
8:検出ヘッド、19a:アンプ、19b:第1の演算
補正手段、19c:第2の演算補正手段、19d:第3
の演算補正手段、20:制御装置、21:走行車輪、2
2:ローラコンベア、23:水平支持部材、24:水平
支持部材、25:連結部材、26:連結部材、27:ガ
イドロッド、28:ガイドロッド、29:ボールねじ、
30:モータ、31:モータ、32:ロータリエンコー
ダ、33:ロータリエンコーダ、34:ボールねじ、3
5:ガイドロッド、36:ガイドロッド、37:ロータ
リエンコーダ、38:ロータリエンコーダ、39:モー
タ、40:モータ、41:耐熱蛇腹、42:耐熱蛇腹、
43:防熱材、44:回転駆動部、45:センサー収納
部、46:レーザー変位計、47:レーザー変位計、4
8:半導体レーザー素子、49:収束レンズ、49a
スリット、50:プリズム、51:干渉フィルター、5
2:レンズ、53:ミラー、54:一次元CCD素子、
55:照射窓、56:入射窓、57:プリズム、58:
プリズム、59:制御部、59a校正片、60:ロータ
リエンコーダ、61:ロータリエンコーダ、62:モー
タ、63:モータ、64:基準ゲージ、65:フラン
ジ、66:フランジ、67:ウエブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 光威 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 小笠原 昭宣 福岡県北九州市小倉北区白銀1丁目3番 10号 株式会社セルテックシステムズ内 (56)参考文献 特開 平2−254304(JP,A) 特開 平4−270909(JP,A) 特開 平5−99636(JP,A) 特公 昭53−36338(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 B21C 51/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 停止中の形鋼を挟んでその上下に配置さ
    れ、水平方向及び垂直方向に移動する2軸ステージ機構
    と、 前記2軸ステージ機構の先端に取付けられて少なくとも
    180度水平方向に旋回し前記形鋼の表面を垂直方向を
    含む複数方向に検出可能なレーザ変位計、及び上下のレ
    ーザー変位計の突き合わせ時に両者の間隔を測定できる
    校正片を有した検出ヘッドと、 前記2軸ステージ機構の位置、前記検出ヘッドの方向、
    及び前記レーザー変位計の測定値から得られる前記形鋼
    の各寸法を、前記2軸ステージ機構を搭載するフレーム
    のアーム基部あるいは前記形鋼の両側部の1または2点
    以上において、前記レーザー変位計を突き合わせ校正し
    た結果に基づいて補正する第1の演算補正手段と、 前記フレームのアームの上下面の温度を温度計によって
    計測し、その温度差から前記アームの非線型曲がり及び
    これによって生じる前記2軸ステージ機構のヨーイング
    による前記形鋼の水平方向寸法の誤差を補正する第2の
    演算補正手段とを備えたことを特徴とする形鋼の寸法測
    定装置。
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