JP3202387B2 - ドライクリーナの濁度検出装置 - Google Patents

ドライクリーナの濁度検出装置

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JP3202387B2 JP04713993A JP4713993A JP3202387B2 JP 3202387 B2 JP3202387 B2 JP 3202387B2 JP 04713993 A JP04713993 A JP 04713993A JP 4713993 A JP4713993 A JP 4713993A JP 3202387 B2 JP3202387 B2 JP 3202387B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光透過式の濁度検出装置
を用いて溶剤の汚れ度を検出し、管理するドライクリー
ナの濁度検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来溶剤の汚れ度を検出して管理するド
ライクリーナとして、光透過式の濁度検出装置を用いた
例が、実公平1−21672号公報において提案されて
おり、これを図6及び図7について説明する。図6は光
透過式濁度検出装置を設けたドライクリーナの系統図、
図7は図6の溶剤濁度検出装置の詳細断面図である。先
ず図6及び図7について説明すると、パークロルエチレ
ン、111トリクロルエタン、R113等の有機溶剤を
使用するドライクリーニング機械は、例えば図6に示す
ように、ドア1から回転ドラム11中に投入された衣料
2を前記有機溶剤を使用して下記工程でクリーニングす
る。 (1) 溶剤タンク3から溶剤4をバルブ5を介してポンプ
6で汲揚げ、これをバルブ7、フィルタ8から成る経路
又はバルブ9から成る経路を経て処理槽10に必要量送
り込む。 (2) 回転ドラム11をゆっくり回し、溶剤4を処理槽1
0、ボタントラップ12、バルブ13、ポンプ6、バル
ブ7、フィルタ8又はバルブ9から成る回路を通して循
環することにより衣料2を洗浄する。 (3) 溶剤を処理槽10、ボタントラップ12、バルブ1
3、ポンプ6、バルブ14、蒸留器15の経路で排液
し、続いて回転ドラム11を高速回転して衣料2中の溶
剤4を遠心分離し、同様に排液する。 (4) 前記(1) 項、(2) 項の工程を繰り返す。
【0003】(5) 回転ドラム11、ボタントラップ1
2、バルブ13、バルブ5の経路で溶剤を溶剤タンク3
に排液し、続いて回転ドラム11を高速回転して衣料2
中の溶剤4を遠心分離し、排液する。 (6) 再び回転ドラム11をゆっくり回し、ファン16、
エアクーラ17、エアヒータ18から成るリカバリエア
ダクト19と処理槽10の間を矢印20の方向にエアを
循環し、衣料2を乾燥する。衣料2から蒸発した溶剤ガ
スは、エアクーラ17で凝縮し、回収経路21を経て水
分離器22に、溶剤配管23を経てクリンタンク24に
回収する。 (7) 乾燥が終了すると、ダンパ25,26を破線の如く
開き、ダンパ25から新鮮な空気を取り入れ、ダンパ2
6からエアクーラ17では回収できない未凝縮溶剤ガス
を排気し、衣料2中の溶剤臭を脱臭する。 (8) (2)項の工程で蒸留器15に入った溶剤4を蒸発し
てコンデンサ27で凝縮回収し、水分離器22、溶剤配
管23、クリンタンク24、オーバフロー付仕切板28
を経て溶剤タンク3に回収する。なお、水分離器22で
分離した水は水配管29によって系外へ排出する。こう
して衣料を洗浄した溶剤の汚れには、大きく分けて固形
汚れと溶剤汚れがあり、前者には土砂、人毛、リントな
どが、後者には一般の油性汚れ、汗、染料落ちなどが含
まれ、溶剤の汚れの程度は前者の汚れの含有率で決まる
が、通常のドライクリーニング機械では、衣料から排出
される汚れ量と蒸留量の多少によって溶剤汚れは左右さ
れる。
【0004】ここで図7により光透過式濁度検出装置7
0について説明すると、71は図6の洗浄回路、そのバ
イパス回路又は溶剤タンクの一部を構成する溶剤管路、
72は管路71に挿入されガラス等の透明部材よりなる
円筒状透明チャンバ、73及び74は透明チャンバ72
の対向する両側にそれぞれ付設された投光器及び受光
器、75はガスケット76を介して透明チャンバ72の
上下端をそれぞれ溶剤管路71に気密に固着する袋ナッ
トである。このような装置において、透明チャンバ72
に流入する溶剤の汚れ程度によって、投光器73から発
光される光量の受光器74に入る光量は変化する。受光
器74には一般的な光電素子を使用し、アンプを介して
光量と比較した直流アナログ電圧信号を取出すことによ
り、溶剤汚れを電圧に変換する。
【0005】次に前記と異なる従来のドライクリーナの
濁度検出装置(特開平4−141196号公報)を図8
及び図9について説明する。図において、ドライクリー
ナ76は高速で回転するドラム77を洗濯槽内に有し、
この洗濯槽にはタンク78に連なる溶剤の給液路79及
び排液路81が連結されると共に、加熱器(図示しな
い)からの蒸気回路82及び冷却器(図示しない)から
の冷却水回路83が連結されている。なお、84は溶剤
タンク、85は溶剤ポンプ、86は蒸留器、87はフィ
ルタ、88は新液タンク、89は回収槽、91はリント
フィルタ、92はソープ濃度センサ、93はボタントラ
ップである。洗濯動作においては、タンク78内の溶剤
を、弁を開き、循環ポンプを作動させてドラム77内へ
供給する。そして設定液位に至ると、循環ポンプを停止
させて弁を閉じ、ドラム77の反転による洗濯を、設定
した時間について実行する。また脱液動作においては、
弁を開き、循環ポンプを作動させてドラム77内の溶剤
をタンク78へ戻す。溶剤の汚れの浄化においては、弁
を開き、循環ポンプを作動させ、タンク78内の溶剤を
フィルタ87に通過させ、再度タンク78へ戻す循環動
作を行なう。即ち、フィルタ87に溶剤を通すことによ
り溶剤を浄化する。このような構成において図8の従来
例では、図9に示すように、濁度検出器94は溶剤の循
環経路内に設ける。そしてこの濁度検出器94に並行し
てバイパス流路95を設け、かつ濁度検出器94の下部
に、流路を制御するための弁96を設ける。
【0006】前記図8及び図9の従来例では、溶剤の濁
度検出を、色の変化で識別することにより、濁度がソー
プ含有量の過多であるか、水分含有量の過多であるか、
又は衣類からの汚れによるものであるかを高い精度で識
別することができる。また流路切換弁とその制御方法に
より、濁度検出中において溶剤中に含まれる気泡を著し
く低減させることができ、その結果、光の乱反射による
濁度検出の誤りを防ぐ。更に溶剤交換時の濁度検出値を
記憶させることにより、洗濯中の濁度変化が初期の状態
と比較してどのように変化したかを正確に把握すること
ができる。またユーザが溶剤の種類を変更しても、制御
側にて溶剤交換時に濁度検出が自動的に行なわれるた
め、濁度検出が溶剤の種類に関係なく高精度にて識別さ
れる。また濁度検出器94からの出力により、ソープ含
有量が高いにも拘わらず、ソープを更に追加するといっ
た誤操作を防ぐことができ、洗濯中の衣類の損傷を未然
に防ぐことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のド
ライクリーナでは、一般に洗浄は予備洗浄と本洗浄の工
程で行なわれるが、洗浄の初期段階では洗濯物2の汚れ
がひどい。従って処理槽底部に溜まる溶剤の汚染もひど
いので、洗濯物2が処理槽10の底部に溜まった溶剤中
に漬浸されると、汚れた溶剤で逆汚染される。これを防
止する為、処理槽10の液面高さを低くして洗濯物2が
処理槽底に溜まった溶剤中に漬浸されないように、溶剤
をシャワする方式が行なわれる。これを予備洗浄と言
う。次に本洗浄では、処理槽底部に新しい溶剤を十分に
供給し、洗濯物2を溶剤中に漬浸する状態で洗浄を行な
うが、前記の如く処理槽10の液面高さを低くして予備
洗浄を行なう場合には、溶剤中に空気を巻き込む場合が
多い。しかし前記図6及び図7の従来例では、溶剤流路
71に光透過式の濁度検出装置70を設けているため、
気泡の影響を受けて汚れを誤検出したり、検出精度低
下、或いは洗浄能率低下を来たす不具合があった。また
光透過式の濁度検出装置70をタンク3のそばに設ける
場合には、予備洗浄と本洗浄で行なわれる洗浄工程進行
中の汚れを同時的に検出することができない点で不十分
であり、改善の余地があった。また図8及び図9の従来
例では、検査部に一旦溶剤を溜めて泡が消えるのを待
つ、所謂バッチ式であるから、濁度を連続的、かつ同時
的に検出する点で不十分であり、やはり改善の余地があ
った。本発明は前記従来の問題を解決するために提案さ
れたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、洗浄
媒液に有機溶剤を用いると共に、これを貯留する有機溶
剤貯留用のタンクと、遠心脱液式の回転ドラムを具えた
処理槽と、溶剤循環用ポンプと、同ポンプを開閉弁を介
して前記タンク及び処理槽に切替え可能に並列接続する
溶剤循環路と、同溶剤循環路中の溶剤の濁度を検出する
光透過式の濁度検出装置とを有するドライクリーナにお
いて、前記ポンプの出口側と前記処理槽の上部とを連通
させる溶剤循環路から分岐して処理槽の上部に連通する
バイパス溶剤循環路を設けると共に、同バイパス溶剤循
環路に気液分離器を設け、同気液分離器の排気口と、前
記処理槽に連通する気相部とを連結する排気通路を設
け、かつ前記光透過式の濁度検出装置を前記気液分離器
の出口通路に設けてなるものであり、また前記バイパス
溶剤循環路に立上り通路を設けると共に、同立上り通路
に前記光透過式の濁度検出装置を設け、かつ前記気液分
離器出口に逆止弁を設けてなるもので、これを課題解決
のための手段とするものである。
【0009】
【作用】気液分離器には溶剤循環路の溶剤の一部が分岐
して流れるが、同分離器は溶剤の中に含まれる気体を分
離し、この分離した気体は排気通路を介して処理槽に連
通する気相部に排気される。そして気体を分離された溶
剤はバイパス溶剤循環路より流出する。この時排気先は
気相部であるから、排気抵抗は小さく分離気体の排出は
完全に行なわれ、気体と流体の分離を促進する。また光
透過式の濁度検出装置は、バイパス循環路の立上り通路
に設けられると共に、気液分離器の出口に逆止弁を設け
たことにより、洗浄中に立上り通路に充満した溶剤は、
同逆止弁により逆流が防止されるので、立上り通路には
常に溶剤が充満しており、前記濁度検出装置の検出部は
機械の運転中は勿論、停止の時にも溶剤に接していて乾
燥が防止される。従って光透過式濁度検出装置の光透過
部に気泡が混入する虞れはなく、同光透過部に汚れの固
着するのが防止される。
【0010】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1〜図5は本発明の実施例を示す。なお、図1〜
図5において、従来の図6と同一部分は同一の符号にて
示すことにする。さて図1において、1はドア、2は衣
料、3は溶剤タンク、4は溶剤、5はバルブ、6は溶剤
循環用ポンプ、7はバルブ、8はフィルタ、9はバル
ブ、10は処理槽、11は回転ドラム、12はボタント
ラップ、13,14はバルブ、15は蒸留器、16はフ
ァン、17はエアクーラ、18はエアヒータ、19はリ
カバリエアダクト、20は矢印、21は回収経路、22
は水分離器、23は溶剤配管、24はクリンタンク、2
5,26はダンパ、27はコンデンサ、28はオーバフ
ロー付仕切板、29は水配管であり、これらは図6に示
す従来と同一である。
【0011】次に図1において図6の従来と相違する点
について説明すると、溶剤循環用ポンプ6の出口と処理
槽10を連結する予洗時溶剤循環路310、本洗時溶剤
循環路320を含む溶剤循環路300に並列に、一端が
処理槽10に開口し、立上り通路81を有するバイパス
溶剤循環路80を設ける。またこのバイパス溶剤循環路
80の途中の立上り通路81の上流側に気液分離器10
0を設ける。気液分離器100の排気口に排気通路90
が接続され、同排気通路90の他端は流量調整弁60を
介して処理槽10乃至処理槽10内の空気圧力に略等し
いボタントラップ12に連通する。一方気液分離器10
0の下流側には逆止弁40、流量調整弁50を設け、更
に立上り通路81には光透過式濁度検出装置70を設け
る。さて切替え弁7又は9の動作に応じて、ポンプ6か
ら吐出される溶剤は、溶剤通路300をフィルタ8を通
過しない予洗時溶剤通路310と、これを通過する本洗
時溶剤通路320を選択的に通過するが、バイパス溶剤
循環路80をも同時に通過する。バイパス溶剤循環路8
0を流れる溶剤中の気体は、気液分離器100を通過す
る過程で分離され、液体は光透過式濁度検出装置70を
通過し、分離された気体は排気通路90を経て処理槽1
0乃至処理槽10内の空気圧力に略等しいボタントラッ
プ12に排気される。なお、流量調整弁50及び60は
溶剤液及び空気乃至気化溶剤よりなる分離気体の流量を
調整するものである。
【0012】更に詳細に説明すると、ポンプ6の出口側
と前記溶剤循環路300の処理槽10の上部への連通路
を並列接続するバイパス溶剤循環路80、又はポンプ6
の出口側と処理槽10の上部を直接連通するバイパス溶
剤循環路80には、ポンプ6が溶剤循環路300へ吐出
する溶剤の一部が分岐して流れる。更に排気口を処理槽
10の気相部に連通する排気通路90を有する前記バイ
パス溶剤循環路80に設けた気液分離器100には、溶
剤循環路300の溶剤の一部が分岐して流れるが、同分
離器100は溶剤の中に含まれる気体を分離し、分離し
た気体は排気通路90を経て処理槽10の気相部に連通
する部位、例えば処理槽10の上部或いはボタントラッ
プ12等の気相部に排気され、気体を分離された溶剤は
バイパス溶剤循環路80の逆止弁40、流量調整弁50
を有する流路に流出する。この時分離された気体の排気
先は気相部であるから、排気抵抗は小さく、分離気体の
排出は完全に行なわれ、気体と液体の分離を促進する。
またバイパス溶剤循環路80に立上り通路81を設け、
同立上り通路81に光透過式の濁度検出装置70を設け
ると共に、気液分離器100の出口に逆止弁40を設け
ることにより、洗浄中に立上り通路81に充満した溶剤
は逆止弁40により逆流が防止されるので、洗浄中止後
でも溶剤は溶剤貯留部に貯留される。よって光透過式の
濁度検出装置70の検出部は機械の運転中は勿論、停止
の時にも溶剤に接していて乾燥が防止される。従って光
透過式濁度検出装置70の光透過部に汚れの固着するの
が防止される。
【0013】次に気液分離器100について図2により
説明すると、同分離器100は溶剤の通路となる胴部1
10と、胴部110の出口付近に設けた排気通路90よ
り構成されている。そして気液分離器100の入口から
出口にかけて胴部110を気泡を含む溶剤が流れる。ま
た気泡は溶剤の比重より遙かに小さいので、胴部110
を流れる過程で、溶剤中を浮上し、胴部110の天井に
集められながら流れる。この場合胴部110の長さを適
宜に決めれば、入口で胴部110の底にあった気泡も胴
部110を流下する過程で天井に向かって浮上し、やが
て排気通路90に通じる胴部110の出口に達し、同排
気通路90から流出する。更に胴部110の入口で同胴
部の天井部にあった気泡は、そのまま天井に添って押し
流され、やがて排気通路90に通じる胴部110の出口
に達し、ここから流出する。このようにして溶剤中の気
泡は分離され、気液分離器100の下流には溶剤液のみ
が流れる。
【0014】気泡が胴部110の底部から天井部にかけ
て浮上するのに要する時間は、気泡の削減時間は底部の
気泡が表面に出る時間であるから、気泡の削減時間と一
定の関係がある。即ち、溶剤液体の流量Qと気液分離器
100の胴部断面積S、胴部110の長さL、消泡所要
時間t、溶剤の胴部通過所要時間τとの間には (1)、
(2) の関係があるから、図5に示す特性から、消泡所要
時間tを求めて流量Qを調整すれば、設計条件からの偏
りや、溶剤の種類を変えることによる運転条件の変化等
に対して、常に最良の気液分離作用を保つことができ
る。
【数1】 u=Q/S ‥‥‥‥(1)
【数2】 τ=L/u=L*S/Q≦t ‥‥‥‥(2)
【0015】図5に示す消泡所要時間特性は、透明な容
器に装備すべき光透過式濁度検出装置70を設定し、溶
剤を入れて加振し、この加振を止めた後の光透過式濁度
検出装置70の出力を記録すれば、概略の消泡所要時間
tを求めることができる。即ち、この値と、前記諸元を
総合的に考慮して気液分離器100の諸元を決める。従
って光透過式濁度検出装置70には液体のみが供給さ
れ、気泡混入による濁度検出精度低下、誤動作を防止出
来る。
【0016】以上の如く光透過式濁度検出装置70は、
逆止弁40の下流にある立上り通路81の途中に設けら
れているため、機械が停止している時でも立上り通路8
1に貯留された溶剤の位置水頭に基づく流動を抑止して
液溜めの作用をし、光透過式濁度検出装置70の観測窓
が乾燥するのを防止し、溶剤中の汚れ成分の固着に基づ
く透明度低下を防止できる。よって光透過式濁度検出装
置70の精度低下、誤動作を防止出来る。また光透過式
濁度検出は連続的に行なわれるから、測定結果は即時機
械制御に利用することができ、従って高速応答性があ
り、機械の高性能化をもたらす。また気液分離器100
は、図3に示す気液分離器200のように構成しても良
い。即ち、気液分離器200は胴部材210の流れに添
い天井部の流れ方向に流体通口群230を有し、かつ流
れに添い垂れ下がり量が漸増する複数の邪魔板群220
を設けた構成である。そして気体の分離はこの邪魔板2
20により促進される。なお、邪魔板群220を構成す
る220a,220b〜220eは各邪魔板、通口群2
30を構成する230a,230b〜230eは各流体
通口である。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明は、バイ
パス溶剤循環路に気液分離器を設け、同気液分離器の排
気口と処理槽に連通する気相部に連通する排気通路を設
け、またバイパス溶剤循環路に立上り通路を設けると共
に、同立上り通路に光透過式の濁度検出装置を設け、か
つ前記気液分離器出口に逆止弁を設けるようにしたの
で、気泡混入による濁度検出精度の低下、検出誤動作等
を防止することができる。また機械が運転停止中でも、
濁度検出部には溶剤が満たされていて乾燥を防止するこ
とができ、これにより溶剤中の汚れ成分の観測窓への固
着を防止することができる。更に予洗、本洗の選択的溶
剤流れに対し、検査部には常時溶剤液が流れているた
め、運転条件の変更による検出遅れがなくなり、即応性
が高くなると共に、機械の制御性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すドライクリーナの系統図
である。
【図2】図1における気液分離器の説明図である。
【図3】図2と異なる気液分離器の詳細断面図である。
【図4】図3のA〜A断面図である。
【図5】本発明における気泡消滅の所要時間特性線図で
ある。
【図6】従来のドライクリーナの1例を示す系統図であ
る。
【図7】図6における光透過式濁度検出装置の詳細断面
図である。
【図8】図6と異なる従来のドライクリーナの系統図で
ある。
【図9】図8における濁度検出装置の詳細図である。
【符号の説明】
6 溶剤循環用ポンプ 7 切替え弁 8 フィルタ 9 切替え弁 10 処理槽 11 回転ドラム 12 ボタントラップ 40 逆止弁 50 流量調整弁 60 流量調整弁 70 光透過式濁度検出装置 80 バイパス溶剤循環路 81 立上り通路 90 排気通路 100 気液分離器 110 胴部材 200 気液分離器 210 胴部材 220 邪魔板群 220a,220b〜220e 邪魔板 230 流体通口群 230a,230b〜230e 流体通口 300 溶剤循環路 310 予洗時溶剤循環路 320 本洗時溶剤循環路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椿 泰廣 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三 菱重工業株式会社 名古屋研究所内 (72)発明者 宮入 嘉夫 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三 菱重工業株式会社 名古屋研究所内 (56)参考文献 実開 昭57−160651(JP,U) 実開 昭59−110001(JP,U) 実開 平3−63851(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 43/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄媒液に有機溶剤を用いると共に、こ
    れを貯留する有機溶剤貯留用のタンクと、遠心脱液式の
    回転ドラムを具えた処理槽と、溶剤循環用ポンプと、同
    ポンプを開閉弁を介して前記タンク及び処理槽に切替え
    可能に並列接続する溶剤循環路と、同溶剤循環路中の溶
    剤の濁度を検出する光透過式の濁度検出装置とを有する
    ドライクリーナにおいて、前記ポンプの出口側と前記処
    理槽の上部とを連通させる溶剤循環路から分岐して処理
    槽の上部に連通するバイパス溶剤循環路を設けると共
    に、同バイパス溶剤循環路に気液分離器を設け、同気液
    分離器の排気口と、前記処理槽に連通する気相部とを連
    結する排気通路を設け、かつ前記光透過式の濁度検出装
    置を前記気液分離器の出口通路に設けたことを特徴とす
    るドライクリーナの濁度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記バイパス溶剤循環路に立上り通路を
    設けると共に、同立上り通路に前記光透過式の濁度検出
    装置を設け、かつ前記気液分離器出口に逆止弁を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のドライクリーナの濁度
    検出装置。
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