JP3202157U - インクカートリッジ - Google Patents

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哲也 田口
行司 和田
行司 和田
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【課題】同一容積のインクカートリッジに対して、インク充填量が大きくかつ負圧が安定し、インク漏れがない良好な印刷ができるインクカートリッジを提供する。【解決手段】インクを収容するインク収容室2と、インクを吐出するインク吐出口3と、大気開放口4とを少なくとも備えるインクカートリッジ1であって、大気開放口4に連通しかつインク収容室2に連通する負圧形成室6がインク収容室2の底部と空間を形成してインク収容室2の内部に備えられ、インク収容室2にはインク収容室2の底部近傍から負圧形成室6の底部を貫通して負圧形成室6の内部に連通する2つの端部を有するキャピラリ8が備えられ、インク吐出口3からインクが吐出されたときに大気開放口4からの空気が負圧形成室6及びキャピラリ8を経由してインク収容室2の底部近傍に導入される。【選択図】図2

Description

本考案は、インクジェット式プリンタに搭載されるインクカートリッジに関し、さらに詳しくは、インクカートリッジ内部に備える負圧形成室によりインクカートリッジ内で負圧の形成を可能としたことにより、インク収容量を増量したインクカートリッジに関する。
印刷装置の一例として挙げられるインクジェット式プリンタは、通常、装置内のインクカートリッジ装着部に装着されたインクカートリッジに貯留されているインクをインク吐出口から記録ヘッドへ送り込み、この記録ヘッドが用紙等の被記録媒体にインクを噴射・塗布することで、画像や文字の記録を行う。
インクジェット方式の印刷装置に使用されるインクカートリッジの開発においては、圧電方式、サーマル方式などのインクジェットヘッドの駆動力に適応した負圧制御がなされている。
例えば、インクカートリッジ内部にスポンジ等の負圧発生部材を設け、負圧発生部材の毛管力により負圧を得るインクカートリッジが提案されている。(例えば特許文献1)
また、インクカートリッジ内部に、実質インク収容室と2層の負圧発生部材を設けることで、インクカートリッジ内のインク容量を多少大きくさせることができるインクカートリッジが提案されている。(例えば特許文献2)
さらに、インクカートリッジ内部に大気口から連通する膜弁からなる空気弁を備え、インクカートリッジ内部の負圧を調整するインクカートリッジが提案されている。(例えば特許文献3)
特開2009−119703号公報 特開2000−33715号公報 特開2005−170027号公報
しかしながら、上記特許文献1に提案されているインクカートリッジは、インク収容室に対する負圧発生部材の占める割合が非常に大きく、インクカートリッジ内のインクの収容量が小さいという問題があった。
また、上記特許文献2に提案されているインクカートリッジは、インクカートリッジ内部に、実質インク収容室と2層の負圧発生部材を設けることでインクカートリッジ内のインク容量を多少大きくすることが可能であるが、インクカートリッジ内の構成が複雑になり、また、製造コストも高くなる問題があった。
また、上記特許文献3に提案されているインクカートリッジは、インクカートリッジ内部に大気口から連通する膜弁からなる空気弁を備え、インクカートリッジ内部の負圧を調整することで、インクカートリッジ内にスポンジなどからなる負圧材を設けていないので、インクカートリッジ内のインク充填量を大きくすることができるが、インクカートリッジ内の構成が複雑になるだけでなく、製造コストも高くなるという問題があった。
本考案は、同一容積のインクカートリッジに対して、いかにインク充填量を大きくしかつ負圧の安定したカートリッジを得ることを課題として鋭意研究した結果なされた考案である。
すなわち、本考案は、同一容積のインクカートリッジに対して、インク充填量が大きくかつ負圧が安定し、インク漏れがない良好な印刷ができるインクカートリッジを提供することを目的とする。さらに、輸送中の衝撃や温度変化、気圧変化に対してもインク漏れを起こさないインクカートリッジを提供することを目的とする。
この目的は、実用新案登録請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また、従属項は本考案の更なる有利な具体例を規定する。
即ち、本考案の第1の考案は、インクを収容するインク収容室と、前記インクを吐出するインク吐出口と、大気開放口とを少なくとも備えるインクカートリッジであって、前記大気開放口に連通しかつ前記インク収容室に連通する負圧形成室が前記インク収容室の底部と空間を形成して前記インク収容室の内部に備えられ、前記インク収容室には前記インク収容室の底部近傍から前記負圧形成室の底部を貫通して前記負圧形成室の内部に連通する2つの端部を有するキャピラリが備えられ、前記インク吐出口から前記インクが吐出されたときに前記大気開放口からの空気が前記負圧形成室及び前記キャピラリを経由して前記インク収容室の底部近傍に導入されることを特徴とするインクカートリッジである。
本考案の第2の考案は、第1の考案に記載の前記インク収容室の底部にインク溜り部が備えられ、前記インク溜り部の底面の位置は前記インク収容室の底面に設けられた前記インク吐出口につながるインク収容室開口部の位置より低い構成であることを特徴とするインクカートリッジである。
本考案の第3の考案は、第2の考案に記載の前記インク溜り部が前記インク収容室の底面に設けられた前記インク吐出口につながる前記インク収容室開口部から離れた位置に設けられていることを特徴とするインクカートリッジである。
本考案の第4の考案は、第2の考案ないし第3の考案のいずれかに記載の前記キャピラリの前記インク収容室の底部近傍の端部が前記インク溜り部の底部近傍に設けられていることを特徴とするインクカートリッジである。
本考案の第5の考案は、第1の考案ないし第4の考案のいずれかに記載の前記大気開放口と前記インク収容室の間であって前記インク収容室の外側上面に大気連通路が設けられていることを特徴とするインクカートリッジである。
本考案の第1の考案であるインクカートリッジは、インクを収容するインク収容室と、インクを吐出するインク吐出口と、大気開放口とを少なくとも備えるインクカートリッジであって、大気開放口に連通しかつインク収容室に連通する負圧形成室がインク収容室の底部と空間を形成してインク収容室の内部に備えられ、インク収容室にはインク収容室の底部近傍から負圧形成室の底部を貫通して負圧形成室の内部に連通する2つの端部を有するキャピラリが備えられ、インク吐出口からインクが吐出されたときに大気開放口からの空気が負圧形成室及びキャピラリを経由してインク収容室の底部近傍に導入される構成にしている。本考案は、上記の構成としているので、同一容積のインクカートリッジに対して、インク充填量が大きくかつ負圧が安定し、インク漏れがない良好な印刷をすることができる。さらに、輸送中の衝撃や温度変化、気圧変化に対してもインク漏れを起こさないようにすることができる。
また、本考案の第2の考案であるインクカートリッジは、インク収容室の底部にインク溜り部が備えられ、インク溜り部の底面の位置はインク収容室の底面に設けられたインク吐出口につながるインク室開口部の位置より低い構成としているので、インク残量が少なくてもインク溜まり部にはインクが残っているため、キャピラリのインク収容室の底部近傍の端部が常にインクの中に配置された状態となり、負圧が安定しインク漏れのない良好な印刷をすることができる。
また、本考案の第3の考案であるインクカートリッジは、インク溜り部がインク収容室の底面に設けられたインク吐出口につながるインク室開口部から離れた位置に設けられた構成にしているので、インクを吐出しようとする力によってインク溜まり部の中に溜められたインクが吸い出されず、キャピラリのインク収容室の底部近傍の端部が常にインクの中に配置された状態となり、負圧が安定しインク漏れのない良好な印刷をすることができる。
また、本考案の第4の考案であるインクカートリッジは、キャピラリのインク収容室の底部近傍の端部がインク溜り部の底部近傍に設けられた構成にしているので、キャピラリのインク収容室の底部近傍の端部がより確実にインクの中に配置された状態にし、負圧が安定しインク漏れのない良好な印刷をすることができる。
また、本考案の第5の考案であるインクカートリッジは、大気開放口とインク収容室の間であってインク収容室の外側上面に大気連通路を設けた構成にしているので、インクカートリッジからインクを吐出する際にインクカートリッジの外部からインク収容室へ空気が流入されるため、負圧が安定しインク漏れのない良好な印刷をすることができる。
本考案の実施形態におけるインクカートリッジの平面図である。 本考案の実施形態におけるインクカートリッジの断面図である。 本考案の実施形態におけるインク収容室のみを断面図とした分解斜視図である。 本考案の実施形態におけるキャピラリの説明図である。 本考案の実施形態におけるインク収容室の天蓋部を、(a)は上面側から見たとき、(b)は底面側から見たときの平面図である。 本考案の他の実施形態におけるインクカートリッジを構成する、(a)はアウターケース、(b)はインナーケースの斜視図である。
本考案の実施形態について図面を参照して説明するが、本考案はこの事例に限られるものではなく、適宜選択が可能である。
図1〜3に示すように、本実施形態のインクカートリッジ1は、インクを収容するインク収容室2と、インクを吐出するインク吐出口3と、大気開放口4とを少なくとも備えるインクカートリッジ1であって、インク吐出口3がインク収容室2の底部18側に設けられ、大気開放口4がインク収容室2の上部側に設けられ、大気開放口4に連通しかつインク収容室2に連通する負圧形成室6がインク収容室2の底部18と空間を形成してインク収容室2の内部に備えられ、インク収容室2にはインク収容室2の底部18近傍から負圧形成室6の底部7を貫通して負圧形成室6の内部に連通する2つの端部を有するキャピラリ8が備えられ、インク吐出口3からインクが吐出されたときに大気開放口4からの空気が負圧形成室6及びキャピラリ8を経由してインク収容室2の底部18近傍に導入される構成となっている。
インク収容室2は、底部18及び側部からなり上方が開口している中空形状部と、中空形状部上方の開口部を覆う天蓋部13とからなり、中空形状部は天蓋部13に備えられたインク注入口23からインクを充填可能である。インクカートリッジ1の下方にはインク収容室2内のインクを吐出するインク吐出口3が備えられ、インク収容室2の底部18にはインク吐出口3へとつながるインク収容室開口部24が備えられ、インク収容室2内部のインクをインク収容室開口部24からインク吐出口3へと流すことで、インク吐出口3からインクカートリッジ1の外部へインクを吐出することができる。インク収容室2の底部18にはインク溜まり部20が備えられ、インク溜まり部20の底面の位置はインク収容室開口部24の位置より低くすることが望ましい。また、インク溜り部20はインク収容室開口部24から離れた位置に設けることが望ましく、より詳細には、インク溜り部20をインク収容室2の底部18の長手方向の一端付近に、インク収容室開口部24をインク収容室2の底部18の長手方向の他端付近に設けることが望ましい。
図5に示すように、天蓋部13には大気開放口4、大気連通路14及び開口部5が形成され、インク収容室2内部と外部とで大気を連通可能である。また、インク収容室2内部の上方が負圧形成室6により仕切られた構成とした場合、二分されたインク収容室2のそれぞれに繋がる様に天蓋部13に2つの開口部21を設け、2つの開口部21を連通路22により接続することが望ましい。なお、開口部5、大気連通路14、開口部21及び連通路22は天蓋部13の上面に設けられているが、天蓋部13の上面は大気開放口4を除いてシールされるため、開口部5、大気連通路14、開口部21及び連通路22には、元から内部に存在した空気及び新たに大気開放口4から流入した空気のみが通過する。
図2〜3に示すように、負圧形成室6は、底部7及び側部からなり上方が開口している中空形状であり、インク収容室2の底部18と空間を形成してインク収容室2の内部に備えられ、開口している上方はインク収容室2の天蓋部13で覆われている。負圧形成室6とインク収容室2とは、負圧形成室6の側部及び底部7とで仕切られており、インク収容室2内のインクは、底部7を貫通するキャピラリ8を介してのみ負圧形成室6に移動するようになっている。なお、インク収容室2から負圧形成室6へのインクの移動は、インク収容室2内の温度上昇や圧力変化により内部の空気やインクが膨張した時に、インクカートリッジ1から外部へインクが漏れることを防ぐための機能である。
図3、図4に示すように、キャピラリ8は、インク収容室2の底部18近傍から負圧形成室6の底部7を貫通して負圧形成室6の内部に連通する2つの端部を備えている。負圧形成室6の底部7の底面中心部分はキャピラリホルダ9の底面で構成され、キャピラリ8はキャピラリホルダ9の中心に設けた穴に差し込まれることで負圧形成室6の底部7に固定される。キャピラリホルダ9は上側の円板部10と、円板部10の下面に一体に設けた下側の逆円錐台形部11とからなり、円板部10の上面の中心から逆円錐台形部11の下面の中心まで通過する穴がキャピラリ8を固定可能に設けられ、負圧形成室6の内側下方に設けた凹部に嵌め込まれて固定される。さらに、キャピラリホルダ9の円板部10の上面に中空円筒形のスローブ12をキャピラリ8の側方を囲むように配置し、天蓋部13のフィルタ収納部17の下方開口部がスローブ12の上方開口部に接する構成とし、スローブ12を介してキャピラリホルダ9を天蓋部13で抑えることで、より確実にキャピラリホルダ9を固定することができる。本実施形態では、キャピラリホルダ9を負圧形成室6と別体に設けたが、負圧形成室6と一体に構成しても良い。
さらに、キャピラリ8の一端は負圧形成室6内に、他端はインク収容室2の底部18近傍となるように配置され、キャピラリ8は略円筒状に形成され、キャピラリ8の一端は円筒を斜めに切断した楕円面形状で、長手方向にインクや空気が通過できるように一端から他端まで中心に穴が設けられている。この構成により、大気開放口4からの空気が負圧形成室6を経由してインク収容室2に導入できるため、負圧を安定化することができる。
なお、インク残量が少なくなった時でもインク溜まり部20にはインクが残っているため、キャピラリ8の他端をインク溜り部20の底部近傍に設けることで、キャピラリ8の他端が常にインク内に配置されるので、より負圧を安定化させることができる。
また、キャピラリ8の一端を前記形状としたことで、インク収容室2内のインクが負圧形成室6内へ移動する際、キャピラリ8の一端の面積が大きくなるためキャピラリ8の一端でインクに働く表面張力が小さくなり、また、キャピラリ8の一端が斜め下方へ下がった形状のため、インクが負圧形成室6内の下方へ流れやすくなるので、インクが負圧形成室6内に急激に移動して大気開放口4から漏れることを防止できる。
大気連通路14は、インク収容室2の天蓋部13の上方に細溝状に設けられ、大気開放口4と負圧形成室6に通じる開口部5とを連通している。インク収容室2の天蓋部13の大気開放口4を除いてシールすると、大気連通路14は大気開放口4から開口部5までの細長い通路となり、この大気連通路14が大気開放口4からの空気の流入に対して抵抗になるため、インク収容室2内を負圧の状態に保つことができる。
フィルタ15は、略円柱形状であり、フィルタ15の一端が円柱を斜めに切断した楕円面形状であり、この一端の楕円面形状の中心部分に、空気を通過させインクを通過不能とした薄膜状の空気弁16を備えている。フィルタ15の他端は中空円柱形状であり、インク収容室2の天蓋部13の下方に設けた中空円柱形状のフィルタ収納部17に嵌め込まれる。フィルタ15は内部が空洞のため、天蓋部13の開口部5からフィルタ15内に流入した空気が空気弁16を通過して負圧形成室6に流入する。
空気弁16は、大気連通路14を介して大気開放口4から負圧形成室6への空気移動を可能とし、インク収容室2から移動しキャピラリ8の一端から急激に出射したインクの通過を防止する。このため、大気開放口4からインクが漏れることを防止することができる。また、空気弁16を含むフィルタ15の一端が斜面であるため、インクが空気弁16に付着してもフィルタ15の一端の先端へ垂れていくので、インクが空気弁16に固着して空気の流路を塞いでしまうことを防止する。
インク吐出口栓19は、略円柱形状であり、インク吐出口3を密閉するように嵌合される。一方の中央には円形の穴が設けられ、インク吐出口3と嵌合後はインク収容室2内部を向くように備えられ、他方の中央にはスリットが設けられ、インク吐出口3と嵌合後はインクカートリッジ1の外面を向くように備えられる。インクカートリッジ1使用時には、印刷装置側のインク供給針がインク吐出口栓19のスリットから挿入される構成とする。このとき、インク供給針とインク吐出口栓19のスリットとの間に隙間ができ、この隙間からインクを外部へ吐出することができる。
図3に示すように、インク収容室2内の上方を負圧形成室6で仕切る構成とした場合、負圧形成室6によってインク収容室2の上方が二分される。このとき、大気開放口4からの空気がキャピラリ8を介してインク収容室2内に流入すると、二分されたインク収容室2のどちらかに空気が偏り、インク量が偏る。
図5に示すように、天蓋部13には、二分されたインク収容室2のそれぞれに繋がる様に2つの開口部21が設けられ、2つの開口部21は連通路22により接続される構成とする。この構成により、二分されたインク収容室2の間で空気の移動が起こり、空気量及びインク量のバランスをとることができる。
また、図6に示すように、インクを収容するインナーケース25と、プリンタとの通信に用いるICチップを装着するアウターケース26とによりインクカートリッジ1が構成されてもよい。以下に本構成についてより詳細に説明する。
インナーケース25下方にはインク吐出口3が備えられ、アウターケース26にはインク吐出口3が挿入可能な開口部29が備えられている。また、インナーケース25の側方には凸部27が備えられ、アウターケース26には凸部27が嵌合可能な穴部28が備えられている。上記2箇所でアウターケース26にインナーケース25を組み付けることでインクカートリッジ1が構成される。この構成により、インナーケース25とアウターケース26のいずれかのみを交換することができるため、交換費用を低減することができる。また、インクカートリッジ1を改良する場合、アウターケース26の形状を変更せずに、インナーケース25のみの形状を変更するように設計することで、インクカートリッジ1の製造コストを低減することができる。
さらに、図6に示すように、インナーケース25の底部であり負圧形成室6の下方に開口部30を設け、インナーケース25を成型後、フィルムと開口部30とを熱溶着等により塞ぐ構成にしてもよい。本構成により、インナーケース25を成型する金型でスライド成型を使用せずに負圧形成室6を成型できるため、インナーケース25の製造コストを低減することができる。また、キャピラリ8をインナーケース25の底部側から開口部30を通して負圧形成室6の底部7に挿入、固定することで、製造を容易にすることができる。本構成ではインナーケース25の底部に開口部30を設けたが、負圧形成室6の下方であればインクカートリッジ1の底部に開口部30を設けてもよい。
1…インクカートリッジ
2…インク収容室
3…インク吐出口
4…大気開放口
5…開口部
6…負圧形成室
7…底部
8…キャピラリ
9…キャピラリホルダ
10…円板部
11…逆円錐台形部
12…スローブ
13…天蓋部
14…大気連通路
15…フィルタ
16…空気弁
17…フィルタ収納部
18…底部
19…インク吐出口栓
20…インク溜まり部
21…開口部
22…連通路
23…インク注入口
24…インク収容室開口部
25…インナーケース
26…アウターケース
27…凸部
28…穴部
29…開口部
30…開口部











Claims (5)

  1. インクを収容するインク収容室と、前記インクを吐出するインク吐出口と、大気開放口とを少なくとも備え、前記インク吐出口が前記インク収容室の底部側に設けられ前記大気開放口が前記インク収容室の上部側に設けられたインクカートリッジであって、
    前記大気開放口に連通しかつ前記インク収容室に連通する負圧形成室が前記インク収容室の底部と空間を形成して前記インク収容室の内部に備えられ、前記インク収容室には前記インク収容室の底部近傍から前記負圧形成室の底部を貫通して前記負圧形成室の内部に連通する2つの端部を有するキャピラリが備えられ、前記インク吐出口から前記インクが吐出されたときに前記大気開放口からの空気が前記負圧形成室及び前記キャピラリを経由して前記インク収容室の底部近傍に導入されることを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 前記インク収容室の底部にインク溜り部が備えられ、前記インク溜り部の底面の位置は前記インク収容室の底面に設けられた前記インク吐出口につながるインク収容室開口部の位置より低い構成であることを特徴とする請求項1のインクカートリッジ。
  3. 前記インク溜り部が前記インク収容室開口部から離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項2のインクカートリッジ。
  4. 前記キャピラリの前記インク収容室の底部近傍の端部が前記インク溜り部の底部近傍に設けられていることを特徴とする請求項2乃至3のインクカートリッジ。
  5. 前記大気開放口と前記インク収容室の間であって前記インク収容室の外側上面に大気連通路が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のインクカートリッジ。















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