JP3202075B2 - ベニヤレースにおける原木の切削方法及び装置 - Google Patents

ベニヤレースにおける原木の切削方法及び装置

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JP3202075B2
JP3202075B2 JP28527192A JP28527192A JP3202075B2 JP 3202075 B2 JP3202075 B2 JP 3202075B2 JP 28527192 A JP28527192 A JP 28527192A JP 28527192 A JP28527192 A JP 28527192A JP 3202075 B2 JP3202075 B2 JP 3202075B2
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勲 近藤
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営三 柴田
慎二 神谷
修 内藤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27LREMOVING BARK OR VESTIGES OF BRANCHES; SPLITTING WOOD; MANUFACTURE OF VENEER, WOODEN STICKS, WOOD SHAVINGS, WOOD FIBRES OR WOOD POWDER
    • B27L5/00Manufacture of veneer ; Preparatory processing therefor
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベニヤレースにおいて
原木の両端木口面を効率的に把持することに関するもの
であり、特に原木切削時に、原木の外周切削部位に近接
する木口面位置を把持し、原木の径の減少に応じて段階
的に把持部位を変換し、良好な切削状態としたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ベニヤレースによって原木を
回転切削するに際しては、大別して、原木の両端木口部
を把持して回転させるセンタードライブ方式と、原木を
切削する刃物の上部に突刺体を配置して原木の外周部よ
り駆動を伝達させる外周駆動方式が採用されている。
【0003】即ち、前者のセンタードライブ方式におい
ては、図17乃至図20に示すように、原木1の軸方向
延長位置に原木1の両端木口面2に対して進退自在、且
つ回転自在としたスピンドル3,4を大小摺動自在に左
右一対嵌挿し、この大小の各スピンドル3,4の先端部
に、左右同径とした大小のチャック5,6を各々取着
し、原木1の両端木口面2より押圧把持していた。
【0004】この大チャック6の径は、通常220〜2
50φ位、また小チャック5の径は、通常80〜120
φ位に設定されており、原木1を回転切削するに際して
は、流体圧等によって左右に配置された小スピンドル3
を前進させて、まず小チャック5によって原木1の両端
木口面2を押圧把持した後、大チャック6を前進させて
大小両チャック5,6によって把持回転させる。
【0005】次いで、鉋台(図示せず)を所定の歩出し
量に伴って前進させてベニヤ単板を切削し、切削につれ
て原木1径が230〜260φ位に至る頃、大スピンド
ル4を摺動退避させ、さらに、原木1径が小チャック5
に干渉する間際、例えば90〜130φ位に至る間際に
切削を完了して、その後、小スピンドル3を後退させて
剥き芯を排出していた。
【0006】また、後者の外周駆動方式においては、図
21に示すように、原木1を切削する刃物の刃先線とほ
ぼ平行となる突刺体7を軸方向に多数配置した回転ロー
ルを、刃物の刃先に近い原木の回転方向上手の外周部に
位置させ、原木の外周部と切削直後のベニヤ単板8の両
方を同時に突刺可能な位置に設置したものであり、この
時、原木1の両端木口面2を把持回転させるスピンドル
を併用することも可能としている。
【0007】したがって、原木1を回転切削するに際し
ては、回転ロールを構成する各突刺体7の間隔内よりプ
レッシャー部材を臨ませて、これらを刃物の刃先に近い
原木の回転方向上手の外周部まで前進させて、原木切削
に必要な動力を原木の外周部より供給し、原木破壊を小
とした状態でベニヤ単板8を切削している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
センタードライブ方式においては、同一材種、同一性状
の原木1であっても、原木1の把持回転時、原木1径が
大となればなるほど、大チャック6の径は相対的に小と
なるので、爪部分に掛かるトルクを原木1の木口面2に
おいて許容できず、原木1切削時に不都合が生じること
になる。
【0009】図17には、上記記載の大チャック6を使
用した場合の原木1切削に要するトルクFと切削抵抗P
の関係が、模式図によって示されている。この模式図よ
り、トルクFと原木1の両木口面2を把持する大チャッ
ク6の径r1 の積と、原木1径の中心部から切削さるべ
き外周部までの距離である半径Rとこの半径Rの原木1
からベニヤ単板8を切削するときにかかる切削抵抗Pの
積が等しいことになる。即ち、F×r1 =R×Pの式が
成り立つ。
【0010】上記式に具体的な数値を当てはめて換算す
れば、原木1を比較的小径な500φ、大チャック6の
径を250φとした場合においても、F=2Pとなって
原木1の切削初期には、原木1径と大チャック6径との
相違により、切削抵抗の倍のトルクが掛かることにな
る。また、図19に示すように、原木1を比較的大径な
1000φ、大チャック6径を上記と同様とすれば、F
=4Pとなり、前者の比較的小径の原木1に比して後者
の大径の原木1の木口面2には、その切削初期において
倍のトルクが掛かることになり、木口面2には割れ、欠
け等の発生頻度が多くなり、これに伴い、原木1の切削
抵抗に抗しきれず、原木1に対してスピンドル3,4回
転を正確に享受し得ない結果となる。
【0011】したがって、この大チャック6の径と原木
1径の大径化に応じて、その間隔割合を狭めるべく、大
チャック6自体をさらに大きくしたり、或いは図20に
示すように、大チャック6の環状部分に、この大チャッ
ク6よりもさらに大径のカブセチャック9を嵌合させる
方法も試みられているが、前者の場合においては小チャ
ック5との間隔が大チャック6の大径化に伴い、大チャ
ック6から小チャック5への把持変換時に、前記記載と
同様の問題が発生する結果となる。
【0012】また、後者のカブセチャック9の径をr2
として前記記載と同様の式を作成すれば、カブセチャッ
ク9使用時においては、F×r2 =R×Pとなり、この
式に前記記載の如く、具体的な数値を当てはめて換算す
れば、原木1を1000φ、カブセチャック9の径を3
50φとした場合においても、F=2.85Pとなって
原木1の切削初期には、大チャック6のみの使用の場合
に比してトルクは減じられるが、依然として切削抵抗の
3倍近いトルクが掛かることになる。
【0013】さらに、カブセチャック9は大チャック6
の環状部分に単に嵌合されているに過ぎないため、原木
1切削途上におけるカブセチャック9の把持退避につい
ては、一旦スピンドル回転を停止させた後、手動によっ
てその嵌合を解除しなければならず、作業効率の低下と
なるばかりか、このカブセチャック9の把持退避時、原
木1は一旦大小両チャック5,6からも把持解除される
ことになり、再びこの原木1をチャック5,6に把持さ
せる際、芯ずれが生じる原因にもなり、歩留まりの低下
を来していた。
【0014】このセンタードライブ方式に比して後者の
外周駆動方式によれば、図21に示すように、回転ロー
ルは刃物の刃先に近い原木の回転方向上手の外周部に位
置して、原木1の外周部と切削直後のベニヤ単板8の両
方を同時に突刺可能な位置に設置されている関係上、ほ
ぼF=Pの式が成り立ち、原木1切削に要するトルクは
切削抵抗に抗する力で足りることになり、原木破壊を小
とした状態でベニヤ単板8を切削することができるので
あるが、切削後のベニヤ単板8面には回転ロールを構成
する突刺体7の刺着痕が、繊維方向に直交する方向に多
数条残り、最終製品、特に合板、LVL等の表面材とし
ては使用に供し得なかった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は叙上に鑑み、
右に一対設置されたフレームのハウジング部に最外層と
なるスピンドルを回転伝達部材を介して回転自在に支承
すると共に、このスピンドル内にはその内層から外層に
かけて多段階層となる各スピンドルを嵌挿し、且つその
後部に取付部材を介して各別の進退機構を取着し、原木
の両端木口面に対して相互に摺動自在、且つ回転自在と
なるように左右一対配設し、各スピンドル前端部に取着
された各チャック基体には環状に各々爪部材が取着さ
れ、これら爪部材によって原木の外周切削部位に近接す
る木口面位置をも把持し、原木の回転切削途上、鉋台の
前端位置と最外層に位置する任意の爪部材が近接する関
係に至るとき、各スピンドルを外層に位置するものから
段階的に摺動退避させ、把持部位を漸減させながら減少
する原木径の外周近接位置を常時把持することによっ
て、原木の樹種、性状、径の大小に拘らず、良好な切削
状態とするものである。
【0016】
【作用】原木の両端木口面に対して進退自在、且つ回転
自在に支承され、その内層から外層にかけて多段階層の
各スピンドルを相互に摺動自在となるように左右一対配
設し、各スピンドル前端部に環状に取着された爪部材に
て原木の外周切削部位に近接する木口面位置をも把持
し、若しくは左右一対に配設されるスピンドルを単一と
して、各スピンドルの前端部にその内層から外層にかけ
て多段階層のチャック基体を相互に摺動自在となるよう
に配設し、各チャック基体前端部に環状に取着された爪
部材にて原木の外周切削部位に近接する木口面位置をも
把持し、原木の回転切削途上、原木径の減少に応じて各
スピンドルを外層に位置するものから段階的に摺動退避
させ、把持部位を漸減させながら減少する原木径の外周
近接位置を常時把持する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の各実施例を添付図面に基づい
て説明するが、基本的に既に説明した部品については同
一番号を付し、重複して説明しない。まず、図1乃至図
4に基づいて第1実施例より説明する。
【0018】ベッド10上に左右に一定の間隔を置いて
一対のフレーム11を設置し、各フレーム11の一定高
さにハウジング12部を形成し、このハウジング12部
には前後部に設置されたハウジングケース13にベアリ
ング14を介在させると共に、ブッシュ15にオイルシ
ール16を介してフランジを取り付け、このブッシュ1
5を介して内部を中空とした管状の第1のスピンドル1
11を支持している。
【0019】この中空の第1のスピンドル111のほぼ
中間部位の外周には、その前端をカラー17にて位置決
めされ、また第1のスピンドル111の外周部に軸方向
に亘って、少なくとも摺動部位が刻設されたキー溝12
1にキー131を嵌挿して、チエンホイル等の回転伝達
部材18によって軸方向に対しては摺動自在で、軸と直
角方向には一体的に回転自在としている。
【0020】この第1のスピンドル111の内周部と、
この第1のスピンドル111の内層に位置して内部を中
空とした第2のスピンドル112の外周部には、軸方向
に亘って摺動部位の長さ前記キー溝121と同様にキー
溝122を刻設し、両者のキー溝121,122間隔内
にキー132を嵌挿して、第1と第2のスピンドル11
1,112が軸方向に対しては摺動自在で、軸と直角方
向には一体的に回転自在としている。
【0021】また、この第2のスピンドル112の内周
部と、この第2のスピンドル112の内層に位置して内
部を中空とした第3のスピンドル113の外周部には、
軸方向に亘って摺動部位の長さ前記キー溝122と同様
にキー溝123を刻設し、両者のキー溝122,123
間隔内にキー133を嵌挿して、第2と第3のスピンド
ル112,113が軸方向に対しては摺動自在で、軸と
直角方向には一体的に回転自在としている。
【0022】さらに、この第3のスピンドル113の内
周部と、この第3のスピンドル113の内層に位置して
第4のスピンドル114の外周部には、軸方向に亘って
摺動部位の長さ前記キー溝123と同様にキー溝124
を刻設し、両者のキー溝123,124間隔内にキー1
34を嵌挿して、第3と第4のスピンドル113,11
4が軸方向に対しては摺動自在で、軸と直角方向には一
体的に回転自在としている。
【0023】前記ハウジング12部の後部に取着された
フランジ19に、前記第1のスピンドル111の外方を
環状に被覆した、若しくは円周方向に任意間隔を置いて
複数本の支持部材20を一定長さに亘って取着し、その
他端部に取付部材21を設置して前記第1乃至第4のス
ピンドル111,112,113,114の後端の任意
部分に係合する空圧、油圧等の流体シリンダ141,1
42,143,144を取着している。
【0024】即ち、前記第1乃至第4のスピンドル11
1,112,113,114は、その外層から内層にか
けて多段階層且つ相互に摺動自在となるように配置され
ている関係上、前記取付部材21に取着される流体シリ
ンダ141,142,143,144は各スピンドル1
11,112,113,114に近接して位置し、且つ
外層に位置するもの程大径となるので摺動バランス等を
考慮して、同一のスピンドルの対角位置に一対、若しく
は3個以上の流体シリンダを配置することが好ましい。
図示例においては、第4のスピンドル114が最小径で
ほぼ中央に位置する関係上、この背面に位置する取付部
材21のほぼ中央位置に第4の流体シリンダ144を取
着し、そのピストンロッド154の先端に接続されたブ
ラケット164を介して、第4のスピンドル114の後
部に嵌挿支持された軸受部174を取着している。
【0025】第3の流体シリンダ143はこの第4の流
体シリンダ144の外周環状の対角位置となる取付部材
21に一対設置されており、各ピストンロッド153の
先端に接続されたブラケット163を介して、第3のス
ピンドル113の後部環状部の対角位置に嵌挿支持され
た軸受部173を取着している。
【0026】また、第2の流体シリンダ142はこの第
3の流体シリンダ143の環状部において90度位相を
ずらせた位置で取付部材21に一対設置されており、各
ピストンロッド152の先端に接続されたブラケット1
62を介して、第2のスピンドル112の後部環状部の
対角位置に嵌挿支持された軸受部172を取着してい
る。
【0027】さらに、前記第2乃至第4の流体シリンダ
142,143,144を取付部材21の中心近傍に設
置した関係上、第1の流体シリンダ141を取付部材2
1に取着するに際しては、中心位置から外周環状部の対
角位置に一対設置されており、また第1のスピンドル1
11の後部環状部の対角位置に嵌挿支持された軸受部1
71を介して、各ピストンロッド151の先端から軸方
向と直角方向に突出して接続されたブラケット161に
取着している。
【0028】前記各スピンドル111,112,11
3,114の前端部に取着されたチャック基体181,
182,183,184には、各スピンドル部分の厚み
分を、原木1の直径方向の最大長さとし、その環状位置
に任意間隔を置いて原木1の木口面2を把持する爪部材
191,192,193,194を複数個取着してい
る。
【0029】次に第2実施例を図5乃至図6に基づいて
説明する。この第2実施例は各スピンドル211,21
2,213,214が、流体シリンダ241,242,
243,244によってその外層から内層にかけて多段
階層、且つ相互に摺動自在となるように配置されてお
り、基本的に上記第1実施例と同様であるが、第1実施
例が各スピンドル111,112,113,114の軸
方向の長さ並びに摺動距離を互いに同一とし、後部に取
付部材21を介して各流体シリンダ141,142,1
43,144を一括して設置しているのに対し、第2実
施例においては各スピンドル211,212,213,
214の長さを、並びに各スピンドル211,212,
213,214を軸方向へ摺動させる流体シリンダ24
1,242,243,244の取付位置を異にしてい
る。
【0030】即ち、この第2実施例によれば、最内層に
位置する第4のスピンドル214を軸方向へ摺動させる
第4の流体シリンダ244は後部へ突出して設置され、
その軸受部274も後部に位置しているが、第3乃至第
1のスピンドル213,212,211の軸受部27
3,272,271は後端の環状部に位置し、また各外
層のスピンドルとの摺動域を後部としているので、隣接
する外層とそのスピンドル長さを比較すれば、少なくと
もこの摺動域の長さだけ長くなり、各スピンドル21
1,212,213,214を摺動させる流体シリンダ
241,242,243,244も各スピンドル21
1,212,213,214の外周方向の延長した環状
の対角位置に少なくとも一対取り付けられる。
【0031】この時、第1のスピンドル211の内周部
と、この第1のスピンドル211の内層に位置して内部
を中空とした第2のスピンドル212の外周部、この第
2のスピンドル212の内周部とこの第2のスピンドル
212の内層に位置して内部を中空とした第3のスピン
ドル213の外周部、この第3のスピンドル213の内
周部とこの第3のスピンドル213の内層に位置して内
部を中空とした第4のスピンドル214の外周部には、
各々軸方向に亘って一定長さのキー溝221,222,
223,224を刻設して摺動部位とし、各キー溝22
1,222,223,224間隔内には共通のキー23
1を嵌挿して、各スピンドル211,212,213,
214を軸方向に対しては摺動自在で、軸と直角方向に
は一体的に回転自在としている。これは前記第1実施例
においては各別のキーを嵌挿していたのであるが、この
第2実施例においてはスピンドルの肉厚を薄くしている
関係上、共通キー231によって対応したものである。
【0032】また、前記各スピンドル211,212,
213,214の前端部には、前記第1実施例と同様に
チャック基体281,282,283,284が取着さ
れるのであるが、前記第1実施例におけるチャック基体
181,182,183,184がスピンドル径とほぼ
同一としていたのに対し、この第2実施例においては、
前記記載の如くスピンドルの肉厚を薄くしている関係
上、そのチャック基体281,282,283,284
の径をスピンドル径よりも大径としたものであり、原木
1把持時において、隣接して外層に位置するチャック基
体の内周環状部が内層に位置するチャック基体の外周環
状部を押圧する状態としているものである。従って、把
持解除に際しては、全チャック基体281,282,2
83,284を一斉に退避させるか、若しくは外層に位
置するものから退避することになり、かくすることによ
って、内層のスピンドルが外層のスピンドル内に埋没す
ることが回避され、特に、各スピンドル間の摺動域がそ
の両端の一定長さに亘るブッシュ201,202,20
3によって形成されている場合に有利となる。
【0033】次に、第3実施例を図7乃至図13に基づ
いて説明する。この第3実施例によれば、前記第1実施
例における爪部材191,192,193,194並び
に第2実施例における爪部材291,292,293,
294が、内外層に対して相互に摺動自在となる各スピ
ンドルの前端部にチャック基体を取着し、その厚み分を
原木1の直径方向の最大長さとしてチャック基体の環状
位置に任意間隔を置いて複数個取着され、原木1の木口
面2を把持しているのに対し、前部に爪部材391を取
着したスピンドル311が個々単一に摺動可能であり、
同様のスピンドル311を軸方向と平行に多列に配設す
ると共に、各スピンドル311はその長手方向に亘っ
て、各スピンドル311径並びに対応する数が隣接して
穿孔された円盤状ブロック301に支持され、この円盤
状ブロック301を前記ハウジング12部の内周に刻設
されたキー溝321間隔内にキー331を嵌挿して支持
させているものである。
【0034】即ち、この第3実施例によれば、前記ハウ
ジング12部の後部から突出された環状の支持部材30
2に蓋303を取り付け、この蓋303の中央部の軸受
304に基体305を回転自在に嵌挿し、この基体30
5の前部に流体シリンダ341を複数個取着すると共
に、各ピストンロッド351の先端に前記第1乃至第2
実施例に比して極めて小径なスピンドル311を各々取
着して軸方向と平行に多列に配設する。一方、前記ハウ
ジング12部には、各スピンドル311径並びに対応す
る数が隣接して穿孔され、且つその回転軸芯を前記基体
305と同一とした円盤状ブロック301が、キー溝3
21間隔内にキー331を嵌挿して支持されており、前
記各スピンドル311はその長手方向に亘ってこの円盤
状ブロック301に支持され、また各スピンドル311
の前部には、爪部材391が取着されて原木1の木口面
2を把持するものである。この時、基体305の前部に
取着される流体シリンダ341は各々単一に摺動可能と
なっており、その位置を図8に示すような同心円状とす
れば、各スピンドル311の先端に取着される爪部材3
91の位置は、前記第1乃至第2実施例の如く環状に位
置することになり、また、図9に示すような原木1切削
曲線であるスパイラルとすることも可能である。
【0035】前記基体305の後部には前記各流体シリ
ンダ341へ流体を給排すべく、図10乃至図13に示
す如く、下記構成より成る流体給排機構Hが設置されて
いる。まず、流体圧ユニットに連通するパイプ306を
外部円筒体307の長手方向に一定間隔をおいて穿孔さ
れた縦通路308に導通し、前記基体305の内端部近
傍の突起309によって支持され、ベアリング310を
内蔵したベアリングケース312を内部円筒体313に
嵌合し、また、前記縦通路308が穿孔され、隣接する
もの同士間にOリング314用の凹溝315、並びに内
部円筒体313の摺動面にオイルパッキン316用の凹
溝317を有する円盤318を順次嵌合し、さらにベア
リング319を内蔵したベアリングケース320を嵌合
し、これらベアリングケース320、円盤318、ベア
リングケース312をナット322によって一体的に締
め付けて蓋323にて覆い、これら蓋323間をボルト
324によって螺着するものである。次いで、内部円筒
体313の肉厚部に長手方向に一定間隔を置いて穿孔さ
れている横通路325の始端を、補助通路326を介し
て前記縦通路308に連通させ、前記横通路325の終
端において、内部円筒体313の外周面に向かって貫通
された孔327に導管328が接続され、その他端を前
記流体シリンダ341のポートへ連結させ、各流体シリ
ンダ341への流体の給排を制御している。
【0036】次に、第4実施例を図14に基づいて説明
する。前記第1乃至第3実施例が何れも、その内層から
外層にかけて多段階層に亘って相互に摺動自在となるス
ピンドルの先端に爪部材を取着していたものであるが、
この第4実施例によれば、原木1の両端木口面2に対し
て進退自在、且つ回転自在に支承された左右一対のスピ
ンドル411の前端部に、その内層から外層にかけて多
段階層のチャック基体481,482,483,484
を相互に摺動自在となるように配設したものである。
【0037】即ち、前記フレーム11のハウジング12
部にブッシュ15を介して単一の基本スピンドル411
を支持し、この基本スピンドル411のほぼ中間部位の
外周にチエンホイル等の回転伝達部材18によって軸と
直角方向に対して一体的に回転自在とし、前記記載の如
く、少なくとも摺動部位が刻設されたキー溝421にキ
ー431を嵌挿すると共に、前記ハウジング12部の後
部から突出された環状の支持部材402に蓋403を取
り付け、この蓋403に複数個取着された第1の流体シ
リンダ441の各ピストンロッド451の先端にブラケ
ット461を接続し、基本スピンドル411の後部の軸
受部471を介して軸方向に対して摺動自在の構成とす
る。
【0038】この基本スピンドル411の前方には軸方
向へ一定長さに亘って小径とした支持軸401を形成
し、この支持軸401の前端部には第1のチャック基体
481が取着されている。次いで、この第1のチャック
基体481の外周環状部には第2のチャック基体482
が、少なくとも摺動部位が刻設されたキー溝422にキ
ー432を嵌挿され、また、第2のチャック基体482
の外周環状部には第3のチャック基体483が少なくと
も摺動部位が刻設されたキー溝423にキー433を嵌
挿され、さらには、この第3のチャック基体483の外
周環状部には第4のチャック基体484が少なくとも摺
動部位が刻設されたキー溝424にキー434を嵌挿さ
れ、各々前記記載と同様に軸と直角方向に対して一体的
に回転自在としている。
【0039】これら第1乃至第4のチャック基体48
1,482,483,484の後部には、その外層から
内層にかけて多段階層、且つ相互に摺動自在とすべく、
基本スピンドル411の前面環状部に、同一のチャック
基体の対角位置に一対、若しくは3個以上の流体シリン
ダを配置するものとする。図示例においては、第1のチ
ャック基体481は支持軸401の前端部に取着されて
いる関係上、前記第1の流体シリンダ441によって、
また第2のチャック基体482には第2の流体シリンダ
442が第1の流体シリンダ441の外周の対角位置に
取着されており、以下順に各々第3、第4の流体シリン
ダ443,444が取着されている。尚、前記各チャッ
ク基体481,482,483,484の環状位置に
は、任意間隔を置いて原木1の木口面2を把持する爪部
材491,492,493,494が複数個取着されて
いる。
【0040】次に、第5実施例を図15に基づいて説明
する。前記第4実施例が原木1の両端木口面2に対して
進退自在、且つ回転自在に支承された左右一対の基本ス
ピンドル411の支持軸401の前端部の第1のチャッ
ク基体481に、その内層から外層にかけて多段階層の
チャック基体482,483,484が、各別の流体シ
リンダ442,443,444によって相互に摺動自在
となるように配設したのに対し、第5実施例の第2乃至
第4のチャック基体582,583,584と一体とし
た環状摺動部材562,563,564の後部を圧油室
542,543,544内に封入し、その後端に取着さ
れたピストン部552,553,554を前記圧油室5
42,543,544内の前後室へ圧油を給排させたも
のである。
【0041】即ち、前記フレーム11のハウジング12
部にブッシュ15を介して単一の基本スピンドル511
を支持し、この基本スピンドル511のほぼ中間部位の
外周にチエンホイル等の回転伝達部材18によって軸と
直角方向に対して一体的に回転自在とし、前記記載の如
く、少なくとも摺動部位が刻設されたキー溝521にキ
ー531を嵌挿すると共に、前記ハウジング12部の後
部から突出された環状の支持部材502に取付部材50
3を取り付け、この取付部材503に複数個取着された
第1の流体シリンダ541の各ピストンロッド551の
先端にブラケット561を接続し、基本スピンドル51
1の後部の軸受部571を介して軸方向に対して摺動自
在の構成とする。
【0042】この基本スピンドル511の前方には軸方
向へ一定長さに亘って小径とした支持軸501を形成
し、この支持軸501の前端部には第1のチャック基体
581が取着されている。次いで、この支持軸501の
外周環状部には第2のチャック基体582が、また、第
2のチャック基体582の外周環状部には第3のチャッ
ク基体583がさらには、この第3のチャック基体58
3の外周環状部には第4のチャック基体584が、各々
少なくとも摺動部位が刻設されたキー溝521に共通キ
ー531を嵌挿され、各々前記記載と同様に軸と直角方
向に対して一体的に回転自在としている。
【0043】前記第2のチャック基体582の後部の支
持軸501の環状部には、その前後端内周にブッシュが
嵌合された第2の環状摺動部材562が配置され、この
環状摺動部材562の外周後部に、軸受部572を介し
てピストン部552を封入する圧油室542を形成し、
この圧油室542の前後ポート542A,542Bへの
圧油の給排によって、前記第2のチャック基体582を
支持軸501に対して摺動し自在としている。また、第
3のチャック基体583は前記第2の環状摺動部材56
2と摺動する第3の環状摺動部材563の外周後部に、
前記記載と同様なピストン部553と圧油室543を、
さらに、第4のチャック基体584は前記第3の環状摺
動部材563と摺動する第4の環状摺動部材564の外
周後部に、前記記載と同様なピストン部554と圧油室
544を各々形成することによって、第1乃至第4のチ
ャック基体581,582,583,584をその内層
から外層にかけて多段階層、且つ相互に摺動自在として
いる。尚、前記各チャック基体581,582,58
3,584の環状位置には、任意間隔を置いて原木1の
木口面2を把持する爪部材591,592,593,5
94が複数個取着されている。
【0044】次に上記構成より成る本発明の各実施例の
作用を説明する。まず、原木1をベニヤレースへ搬入す
るに際して、第1乃至第2実施例においては左右一対、
且つ多段階に嵌挿された第1乃至第4の各スピンドル1
11乃至114、211乃至214を、また、第3実施
例においては左右に多段階に嵌挿された単一の各スピン
ドル311を、第4乃至第5実施例においては、左右一
対、且つ多段階に嵌挿された第1乃至第4の各チャック
基体481乃至484、581乃至584を、各流体シ
リンダの作動によって後退限位置に退避させた状態とす
る。
【0045】通常、ベニヤレースに搬入される原木1
は、搬入直前に原木芯出し装置、或いは作業者によっ
て、その回転中心並びに径が計測されており、この情
報、特に原木径に応じて多段階層となっているスピンド
ル或いはチャック基体を、どの層に位置するものまで使
用するかを、この情報に連動して、或いは人為的に判断
することになるが、本実施例においては多段階層を4層
として説明している関係上、また、原木径を最外層であ
る4層目のものより若干大として説明する関係上、4層
全てを使用する例を説明する。
【0046】この状態下、第1乃至第3実施例の多段階
のスピンドル摺動型においては、ベニヤレースへ搬入さ
れてきた原木1の両端木口面2に対して、まず、縮小限
位置にある各流体シリンダ141乃至144、241乃
至244、341の後部ポートへ流体を供給し、各スピ
ンドル111乃至114、211乃至214、311の
前端に位置するチャック基体181乃至184、281
乃至284或いは爪部材391を前進させる。この時、
各スピンドルの前進開始時を同時として全スピンドルを
一斉に前進させるか、或いは時間差を与え、例えば、内
層に位置する第4のスピンドルを最初に前進させ、次い
でその外層に位置する第3、第2、第1の各スピンドル
を順次前進させることもあり、この場合も、内層から外
層に亘って多段階に嵌挿されているスピンドルは、隣接
する内層のスピンドルの軸方向外周に刻設されたキー溝
と外層のスピンドル内周の軸方向に亘って刻設されたキ
ー溝間隔内のキーを案内として摺動前進することにな
る。
【0047】また、第4乃至第5実施例の多段階のチャ
ック基体摺動型においては、前記記載したスピンドル摺
動型と同様、第1乃至第4の流体シリンダ441乃至4
44或いは第1の流体シリンダ541並びに圧油室54
2乃至544へ流体を供給して各チャック基体481乃
至484、581乃至584を前進させる。
【0048】各チャック基体181乃至184、281
乃至284、481乃至484、581乃至584の全
ての爪部材191乃至194、291乃至294、39
1、491乃至494、591乃至594が原木1の両
端木口面2に喰い込むと、回転伝達部材18によってス
ピンドルが回転され、一方、この回転に伴って歩送り軸
上を進退自在とされた鉋台が、原木1から得たいベニヤ
単板2厚み、即ち原木1回転につき切削する量である歩
出し量だけ、前進してベニヤ単板2を切削することにな
る。原木1の切削につれて鉋台は前進することになる
が、鉋台の前端位置はスピンドル中心と鉋台に取着され
ている刃物との距離、即ち切削途上の原木径を検知して
いるものであり、これは例えば、歩送り軸上を歩送りさ
れる鉋台の移動量をリニヤゲージ、マグネスケール等に
よって直線的に検知するか、或いは歩送り軸の回転をエ
ンコーダによって検知しており、何れの場合も電気信号
に変換して、多段階層となっているスピンドル或いはチ
ャック基体を進退させる各流体シリンダへの流体を給排
する制御系へ連絡させている。
【0049】即ち、この制御系においては、ベニヤレー
スの鉋台位置検知器によって検知された歩送り軸上の鉋
台の前端位置と、両端木口面2を把持している各爪部材
のうち最外層に位置するものの把持位置を比較し、両者
が可及的に近接する関係に至るとき、各爪部材相互を段
階的に摺動退避させるものである。
【0050】従って、第1乃至第2実施例においては第
1スピンドル111、211、また第3実施例において
は単一に摺動可能な複数個のスピンドル311のうち最
外層に位置するもの、さらに第4乃至第5実施例におい
ては第4チャック基体484、584によって、各々取
着された各爪部材191、291、391、494、5
94が原木切削開始時点においては、原木1の外周切削
部位に近接して木口面2内を把持していたのであるが、
切削の進行に伴って原木径が減少して各爪部材191、
291、391、494、594に近接する時、外層に
位置するものから前記記載した摺動前進時とは逆に、即
ち、外層の内周の軸方向に亘って刻設されたキー溝と内
層の軸方向外周に刻設されたキー溝間隔内のキーを案内
として、摺動後退して原木1から退避させる。
【0051】以降、第1乃至第2実施例においては第2
スピンドル112、212、また第3実施例においては
単一に摺動可能な複数個のスピンドル311のうち直近
の外層に位置するもの、さらに第4乃至第5実施例にお
いては第3チャック基体483、583によって、各々
取着された各爪部材192、292、391、493、
593の木口面2における位置が原木1外周切削部位に
近接していることになる。
【0052】この爪部材の原木1からの摺動退避時期
は、上記記載した歩送り軸上における鉋台の位置検知の
ほか、前記フレーム11の相対向面内に各爪部材の間隔
毎に取着したリードスイッチ、近接スイッチ、リミット
スイッチ等より成る検知片と鉋台の前端に取着した検知
片との検知動、或いは作業者の黙視による人為的手段に
よっても可能である。また、第3実施例においては単一
に摺動可能な複数個のスピンドル311をその中心に位
置するものからスパイラル状に配置して、原木1切削途
上、ベニヤ単板2のスパイラル切削に応じて個々単独に
摺動退避させても良く、特にベニヤ単板2切削厚みを大
とするとき有利である。
【0053】さらに、本実施例、特に第1、第2、第
4、第5実施例においては、多段階層となるスピンドル
或いはチャック基体を便宜上4層としているが、原木径
或いは原木1の性状によってその数の増減、並びに各層
間隔の大小は任意である。また、本実施例においては、
多段階層となるスピンドル或いはチャック基体の進退機
構を、便宜上流体シリンダの流体圧作動によって説明し
ているが、これを螺子駆動、クランク動、ラックピニオ
ン動、リンクモーション等の進退機構に代替することは
任意である。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、原木の両
端木口面に対して進退自在、且つ回転自在に支承された
左右一対のスピンドルの前端部に爪部材を取着し、この
爪部材にて原木の外周切削部位に近接する木口面位置を
も把持し、原木の回転切削途上、原木径の減少に応じて
外周切削部位に近接する爪部材を退避させ、把持部位を
漸減させながら減少する原木径の外周近接位置を常時把
持するので、前記記載した如く、特に原木切削初期おい
て、原木切削に要するトルクを過大なものに設定して切
削抵抗に抗する力とし、木口面の割れ、欠け、原木破壊
等の発生を招来していたが、原木の外周切削部位に近接
する木口面位置を把持することによって、図16に示す
ように、原木切削に要するトルクFと切削抵抗Pに抗す
る力を接近させることにより、原木の樹種、性状、径の
大小に拘らず、安定した切削状態を維持できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す一部切欠き正面図で
ある。
【図2】図1の要部拡大正面図である。
【図3】図2の背面図である。
【図4】爪部材の拡大正面図である。
【図5】本発明の第2実施例の要部拡大正面図である。
【図6】図5の背面図である。
【図7】本発明の第3実施例の要部拡大正面図である。
【図8】図7のA−A線矢視図である。
【図9】図8の他の爪部材の位置関係を示す正面図であ
る。
【図10】流体給排機構を示す拡大説明図である。
【図11】図9のB−B線矢視図である。
【図12】図9のC−C線矢視図である。
【図13】図9のD部拡大図である。
【図14】本発明の第4実施例の要部拡大正面図であ
る。
【図15】本発明の第5実施例の要部拡大正面図であ
る。
【図16】本発明におけるトルクと切削抵抗の関係を示
す模式図である。
【図17】センタードライブ方式におけるトルクと切削
抵抗の関係を示す模式図である。
【図18】センタードライブ方式における従来方法の説
明図である。
【図19】センタードライブ方式における従来方法の説
明図である。
【図20】センタードライブ方式における従来方法の説
明図である。
【図21】外周駆動方式における従来方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…原木、2…木口面、3…小スピンドル、4…大スピ
ンドル、5…小チャック、6…大チャック、7…突刺
体、8…ベニヤ単板、9…カブセチャック、10…ベッ
ド、11…フレーム、12…ハウジング、13…ハウジ
ングケース、14…ベアリング、15…ブッシュ、16
…オイルシール、17…カラー、18…回転伝達部材、
19…フランジ、20…支持部材、21…取付部材、1
11,112,113,114…スピンドル、121,
122,123,124…キー溝、131,132,1
33,134…キー、141,142,143,144
…流体シリンダ、151,152,153,154…ピ
ストンロッド、161,162,163,164…ブラ
ケット、171,172,173,174…軸受部、1
81,182,183,184…チャック基体、19
1,192,193,194…爪部材、201,20
2,203…ブッシュ、211,212,213,21
4…スピンドル、221,222,223,224…キ
ー溝、231…共通キー、241,242,243,2
44…流体シリンダ、251,252,253,254
…ピストンロッド、261,262,263,264…
ブラケット、271,272,273,274…軸受
部、281,282,283,284…チャック基体、
291,292,293,294…爪部材、301…円
盤状ブロック、302…支持部材、303…蓋、304
…軸受、305…基体、306…パイプ、307…外部
円筒体、308…縦通路、309…突起、311…スピ
ンドル、321…キー溝、331…キー、341…流体
シリンダ、351…ピストンロッド、391…爪部材、
310…ベアリング、312…ベアリングケース、31
3…内部円筒体、314…Oリング、315…凹溝、3
16…オイルパッキン、317…凹溝、318…円盤、
319…ベアリング、320…ベアリングケース、32
2…ナット、323…蓋、324…ボルト、325…横
通路、326…補助通路、327…孔、328…導管、
401…支持軸、411…基本スピンドル、421,4
22,423,424…キー溝、431,432,43
3,434…キー、441,442,443,444…
流体シリンダ、481,482,483,484…チャ
ック基体、491,492,493,494…爪部材、
501…支持軸、502…支持部材、503…取付部
材、511…基本スピンドル、521…キー溝、531
…キー、532…共通キー、541…第1の流体シリン
ダ、542,543,544…圧油室、542A,54
3A,544A…前部ポート、542B,543B,5
44B…後部ポート、552,553,554…ピスト
ン部、551…第1のピストンロッド、561…ブラケ
ット、562,563,564…環状摺動部材、57
1,572,573,574…軸受部、581,58
2,583,584…チャック基体、591,592,
593,594…爪部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 慎二 愛知県刈谷市桜町4丁目27番地 (72)発明者 内藤 修 愛知県小牧市大字小牧原新田2118 (56)参考文献 特開 昭64−30707(JP,A) 特開 平3−2002(JP,A) 特開 昭57−84809(JP,A) 実開 昭58−145701(JP,U) 実開 昭57−47309(JP,U) 実開 昭54−159298(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27L 5/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右に一対設置されたフレームのハウジン
    グ部に最外層となるスピンドルを回転伝達部材を介して
    回転自在に支承すると共に、このスピンドル内にはその
    内層から外層にかけて多段階層となる各スピンドルを嵌
    挿し、且つその後部に取付部材を介して各別の進退機構
    を取着し、原木の両端木口面に対して相互に摺動自在、
    且つ回転自在となるように左右一対配設し、各スピンド
    ル前端部に取着された各チャック基体には環状に各々爪
    部材が取着され、これら爪部材によって原木の外周切削
    部位に近接する木口面位置をも把持し、原木の回転切削
    途上、鉋台の前端位置と最外層に位置する任意の爪部材
    が近接する関係に至るとき、各スピンドルを外層に位置
    するものから段階的に摺動退避させ、把持部位を漸減さ
    せながら減少する原木径の外周近接位置を常時把持する
    ことを特徴とするベニヤレースにおける原木の切削装
    置。
  2. 【請求項2】左右に一対設置されたフレームのハウジン
    グ部に、軸方向と平行に多列に穿孔された円盤状ブロッ
    クを回転伝達部材を介して回転自在に支承すると共に、
    前記円盤状ブロックの穿孔部に前部に爪部材が取着され
    た各スピンドルを多段階層に嵌挿し、一方、回転軸芯を
    前記円盤状ブロックと同一とする基体をその後部位置に
    回転自在に支承すると共に、この基体の前部に取着され
    た各別の進退機構を前記各スピンドルの後部に取着し、
    前記爪部材によって原木の外周切削部位に近接する木口
    面位置をも把持し、原木の回転切削途上、鉋台の前端位
    置と最外層に位置する任意の爪部材が近接する関係に至
    るとき、各スピンドルを外層に位置するものから段階的
    に摺動退避させ、把持部位を漸減させながら減少する原
    木径の外周近接位置を常時把持することを特徴とするベ
    ニヤレースにおける原木の切削装置。
  3. 【請求項3】左右に一対設置されたフレームのハウジン
    グ部に、軸方向と平行に多列に穿孔された円盤状ブロッ
    クを回転伝達部材を介して回転自在に支承すると共に、
    前記円盤状ブロックの穿孔部に前部に爪部材が取着され
    た各スピンドルを環状若しくはスパイラル状に多段階層
    に嵌挿し、一方、回転軸芯を前記円盤状ブロックと同一
    とする基体をその後部位置に回転自在に支承すると共
    に、この基体の前部に取着された各別の進退機構を前記
    各スピンドルの後部に取着し、前記爪部材によって原木
    の外周切削部位に近接する木口面位置をも把持し、原木
    の回転切削途上、鉋台の前端位置と最外層に位置する任
    意の爪部材が近接する関係に至るとき、各スピンドルを
    外層に位置するものから段階的に摺動退避させ、把持部
    位を漸減させながら減少する原木径の外周近接位置を常
    時把持することを特徴とするベニヤレースにおける原木
    の切削装置。
  4. 【請求項4】左右に一対設置されたフレームのハウジン
    グ部に単一の基本スピンドルを回転伝達部材を介して回
    転自在に支承すると共に、この基本スピンドルの後部に
    該基本スピンドルを軸方向に進退させる進退機構を設け
    るとともに、この基本スピンドルの前部には軸方向へ一
    定長さに亘って小径とした支持軸を形成し、この支持軸
    の前端部に取付部材を介して取着された各別の進退機構
    を、その内層から外層にかけて多段階層となる各チャッ
    ク基体に取着し、各チャック基体には環状に各々爪部材
    が取着され、これら爪部材によって原木の外周切削部位
    に近接する木口面位置をも把持し、原木の回転切削途
    上、鉋台の前端位置と最外層に位置する任意の爪部材が
    近接する関係に至るとき、各チャック基体を外層に位置
    するものから段階的に摺動退避させ、把持部位を漸減さ
    せながら減少する原木径の外周近接位置を常時把持する
    ことを特徴とするベニヤレースにおける原木の切削装
    置。
  5. 【請求項5】鉋台位置検知器によって検知された歩送り
    軸上の鉋台の前端位置と、両端木口面を把持している各
    爪部材のうち最外層に位置するものの把持位置を比較す
    る制御系を備え、両者が近接する関係にいたるとき、当
    該外層に位置する爪部材を摺動退避させることを特徴と
    する請求項1、2、3または4記載のベニヤレースにお
    ける原木の切削装置。
  6. 【請求項6】前記フレームの相対向面内に各爪部材の間
    隔毎に取着した検知片と、鉋台の前端に取着した検知片
    との検知動によって鉋台の前端位置と、両端木口面を
    把持している各爪部材のうち最外層に位置するものの把
    持位置を比較する制御系を備え、両者が近接する関係に
    いたるとき、当該外層に位置する爪部材を摺動退避させ
    ることを特徴とする請求項1、2、3または4記載のベ
    ニヤレースにおける原木の切削装置。
  7. 【請求項7】左右に一対設置されたフレームのハウジン
    グ部に単一の基本スピンドルを回転伝達部材を介して回
    転自在に支承し、この基本スピンドルの前方環状部には
    環状摺動部材を多段階層に介挿すると共に、この基本ス
    ピンドルの外層に位置する環状摺動部材は外層となるに
    従って順に軸方向の長さを小とし、各環状摺動部材の前
    部には多段階層のチャック基体取着し、該チャック基
    体の後部をピストン部を設けて圧油室内に封入し、さら
    に、前記チャック基体には環状に各々爪部材が取着さ
    れ、これら爪部材によって原木の外周切削部位に近接す
    る木口面位置をも把持し、原木の回転切削途上、鉋台の
    前端位置と最外層に位置する任意の爪部材が近接する関
    係に至るとき、各チャック基体を外層に位置するものか
    ら段階的に摺動退避させ、把持部位を漸減させながら減
    少する原木径の外周近接位置を常時把持することを特徴
    とするベニヤレースにおける原木の切削装置。
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