JP3201538B2 - 成形機における被粉砕材還元装置 - Google Patents

成形機における被粉砕材還元装置

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JP3201538B2
JP3201538B2 JP11299092A JP11299092A JP3201538B2 JP 3201538 B2 JP3201538 B2 JP 3201538B2 JP 11299092 A JP11299092 A JP 11299092A JP 11299092 A JP11299092 A JP 11299092A JP 3201538 B2 JP3201538 B2 JP 3201538B2
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彦一 勝村
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、成形機の金型より取
り出されたスプルー・ランナー等の被粉砕材を粉砕機で
粉砕して、その粉砕された粉砕材を粉砕材還元路を介し
て捕集器に供給し、同捕集器内で前記粉砕材とバージン
材とを配合混合して成形機に供給して成形品を得るよう
にした、成形機における被粉砕材還元装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粉砕機で粉砕された粉砕材とバー
ジン材とを捕集器で配合混合して成形機に供給し成形品
を得るようにした、成形機における被粉砕材を還元する
装置は、例えば図15に示すようなものがに知られてい
る。
【0003】図15に沿って説明すると、成形機Aの金
型Bより取出機Cにより製品Dと分離して取り出された
スプルー・ランナー(被粉砕材)Sの全部を、粉砕機E
の回転刃Fで粉砕して粉砕機E下部に設けた粉砕材貯槽
Gに収容し、該粉砕材貯槽G内の粉砕材を再生に必要な
量だけロータリーフィーダ、バイブレーションフィーダ
等の計量機Hで計量して、粉砕材還元路Jを介して捕集
器Kに供給するとともに、同捕集器Kにはバージン材供
給槽L内のバージン材を計量機Pで所定量計量してバー
ジン材供給路Qを介して供給し、該捕集器K内で上記粉
砕材とバージン材とを配合混合して成形機Aに送り込む
ようにしてなるものである。約言すれば、製造すべき成
形品に応じた配合混合比率で、還元された粉砕材とバー
ジン材とを個別の計量機H、Pにより計量した後に、捕
集器Kで配合混合して成形機Aに輸送するものである。
図15でRはオーバーフロータンクである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来例
の被粉砕材還元装置では、次のような問題点があった。 (1) 粉砕機Eで粉砕された粉砕材を計量機Hで計量
して還元する構成であるため、計量機H自体の計量精度
のバラツキや、粉砕材自体のかさ比重のバラツキなどに
より、バージン材に対応する還元粉砕材の計量精度にバ
ラツキが生じて、正確な計量ができなかった。 (2) 上記粉砕材用の計量機Hのほかに、バージン材
を還元粉砕材と正確な割合で配合混合するためバージン
材用の計量機Pも必要であることから、この2個の計量
機H、Pを取付ける手間が掛かるとともに、費用も高価
となり、さらにはその計量機の保守管理が面倒であるほ
か、取付スペースも広くなる欠点があった。 (3) バージン材供給槽Lの計量機Pと粉砕材貯槽G
の計量機Hを連係して制御する構成のため、制御機構が
複雑となるばかりか、構成部品を多数要するため高価と
なる欠点があった。
【0005】この発明は、バージン材供給側及び粉砕材
供給側のいずれにも計量機を設けることなく、切替手段
の切替操作により還元粉砕材を輸送するようにすること
により、上記従来例の有する上記問題点を解消しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明に係わる被粉砕材還元装置は、成形機に設
けた捕集器と、この捕集器に接続したバージン材供給路
と粉砕材還元路と、バージン材供給路の先端側に接続し
たバージン材供給槽と、粉砕材還元路の先端側に接続さ
れかつ粉砕刃を有する1つまたは複数の還元用粉砕機
と、この還元用粉砕機に並設されかつ粉砕刃を有する非
還元用粉砕機と、上記還元用粉砕機と非還元用粉砕機の
いずれかに被粉砕材を選択して供給するようにした切替
手段とを備えたことを特徴とする構成を採用している。
【0007】還元用粉砕機と非還元用粉砕機の粉砕刃は
1つの駆動源で駆動されるように構成することができ
る。両粉砕機を別個の駆動源で駆動できることは勿論で
ある。
【0008】還元用粉砕機と非還元用粉砕機としては、
1つの容器内に仕切板を固定または可動にして2つ以上
の投入室を形成するとともに、該両投入室の下方には粉
砕室を形成することができる。
【0009】
【作用】バージン材供給槽からのバージン材の供給は、
従来例のように計量機によって計量して供給することな
く、成形機の捕集器内で要求される分だけを供給する。
一方、粉砕機で粉砕されて再利用する粉砕材は、成形機
への供給量に対して任意に比率設定された量だけを、計
量機なしで切替手段の切替操作により、粉砕材還元路に
供給して前記成形機の捕集器に供給する。
【0010】成形のショット時に金型から毎回取り出さ
れる被粉砕材の1個当たりの重量は、ほぼ同一の重量値
であることが判明しているので、ある成形のショット回
数のうち何回かを粉砕して粉砕材還元路に供給すること
により、被粉砕材の還元率が、計量機なしで算定するこ
とができる。この場合、上記還元率を百分率として表示
手段にデジタル表示すると便利である。すなわち、成形
機への供給量に対応して粉砕材還元路に供給する粉砕材
の設定比率(X)は、被粉砕材の1ショット重量をa
g、製品の1ショット重量をbg、成形のショット回数
をm回、その内の還元回数をn回とすると、X=〔an
/(a+b)m〕×100(%)となる。
【0011】
【第1実施例】この発明の第1実施例を図1および図2
に基づいて以下に説明する。図1は本発明の被粉砕材還
元装置の概略構成図である。1は成形機であって、シリ
ンダー2の一端側には捕集器3が設けられており、この
捕集器3に供給されたバージン材とスプルー・ランナー
の粉砕材とを撹拌手段4により撹拌混合してシリンダー
2内に送り、該シリンダー2部で上記混合材料を加熱溶
融しながら、スクリュー5によって金型6に送り所望の
成形操作を行う。すなわち、シリンダー2中で加熱流動
化された成形材料を金型内で射出し、冷却固化し、金型
を開き、成形品を取り出す、という一連の工程を繰り返
す。
【0012】捕集器3には、上限レベル計7と下限レベ
ル計8とが取り付けられているとともに、バージン材供
給路10と粉砕材還元路20がそれぞれ接続されてい
る。
【0013】バージン材供給路10の先端側にはバージ
ン材供給槽11が接続されている。同図1ではこのバー
ジン材供給槽11には乾燥ユニット12を接続した、い
わゆるホッパドライヤー構造を採っているが、ホッパー
だけでもよいしその他任意である。13はバージン材貯
槽であって、このバージン材貯槽13内のバージン材V
は、例えばバージン材供給槽11に接続した吸引ホッパ
ー14に接続した空気源17の空気吸引力により、輸送
管15を介してバージン材供給槽11内へ供給され、こ
のバージン材供給槽11内で同バージン材Vは、前記乾
燥ユニット12により乾燥されながら、非計量式フィー
ダー18及びバージン材供給路10を経て捕集器3へ供
給される。なお、16は乾燥ユニット12用のブロワ、
19は圧送式空気源である。
【0014】粉砕材還元路20の先端側には1つまたは
複数(図1では1つ)の還元用粉砕機21・・・が接続
されているとともに、この還元用粉砕機21には非還元
用粉砕機22が並設されている。上記還元用粉砕機21
と非還元用粉砕機22は、共に、上部に投入室23、2
4を、その下部に粉砕室25、26を設け、該粉砕室2
5、26には公知の回転刃及び固定刃からなる粉砕刃2
7、28が設けられている。
【0015】還元用粉砕機21と非還元用粉砕機22の
粉砕刃27、28は1つの駆動源32で駆動されるよう
に構成する方がよいが、別個の駆動源で駆動することも
できる。33は粉砕刃27、28の回転軸である。粉砕
室25の下部には漏斗状の還元用受シュート29を接続
するとともに、該還元用受シュート29には混入器など
の非計量式フィーダ30を介して前記粉砕材還元路20
が接続してある。また、粉砕室26の下部には非還元用
受容器31が設けられ、非還元用粉砕機22で粉砕され
た粉砕材は上記非還元用受容器31に貯えられる。前記
非計量式のフィーダ30には、粉砕材還元路20の対向
位置から調節弁34を介して空気源35の圧縮空気を供
給する。
【0016】成形機1の金型6より取り出されたスプル
ー・ランナーつまり被粉砕材Sは、切替手段40により
還元用粉砕機21と非還元用粉砕機22のいずれかに選
択して供給するようにしてある。そして、還元用粉砕機
21に供給された被粉砕材Sは、粉砕刃で粉砕されてか
ら、前記粉砕材還元路20を経て捕集器3内に供給され
て、バージン材Vと配合混合し成形材料として再生利用
される。
【0017】切替手段40は、この第1実施例では図2
に概略的に示しているように、トラバース式のスプルー
・ランナー取出装置を切替手段40として兼用させてい
る。すなわち、左右方向に設けたガイド41と、このガ
イド41上を左右(横)方向に走行し、かつ該ガイド4
1に対して前方向に設けたスライダー42と、このスラ
イダー42に前後方向に走行できるように取り付けた被
粉砕材Sの取出装置本体43とからなり、取出装置本体
43は流体圧シリンダー44により上下及び旋回可能と
したチャック45を有し、このチャック45で掴み取り
だされたスプルー・ランナー(被粉砕材)Sを、還元用
粉砕機21と非還元用粉砕機22のいずれかの投入室2
3、24に臨ませて投入する。
【0018】切替手段40としては、図7に示している
ように、機枠(図示せず)に回動自在に取着した取付板
46に、チャック45を開閉操作しかつ伸縮操作する流
体圧シリンダー47と、チャック45を伸縮操作する流
体圧シリンダー48とを取り付け、前記取付板46を回
動しつつ、チャック45を所望位置つまり前記還元用粉
砕機21の投入室23か非還元用粉砕機22の投入室2
4を臨む位置まで移動して、両投入室23、24のいず
れかに被粉砕材Sを投入する、いわゆるスイング式のス
プルー・ランナー取出装置を採用することもできる。切
替手段40は、一定地点から任意の複数地点にスプルー
・ランナー(被粉砕材)Sを落下させる構成であれば、
適宜設計変更することができる。
【0019】還元用粉砕機21と非還元用粉砕機22と
しては、図1〜図2のように2槽状の構成を採ることが
できるだけでなく、図3〜図5のように1槽状に構成す
ることもできるし、図6のように3槽状或いは図示して
いないが4槽以上構成することもできる。
【0020】図3〜図5の粉砕機は、ともに、1つの容
器をなす粉砕機70内に仕切板71を固定または可動に
して一方を還元用投入室72とし、他方を非還元用投入
室73とするとともに、両投入室72、73の下方には
1つの粉砕室74を形成し、この粉砕室74に1つの駆
動源32で駆動される1つの粉砕刃75が回転軸に軸支
された状態で内装されている点で共通する。
【0021】図3と図4の粉砕機は、図3では粉砕刃7
5中央部で仕切板71直下に環状突条76を突設してい
るのに対し、図4では粉砕室74の中央部の仕切板71
直下に環状突条77を形成している点で相異し、その他
の構成は同一である。上述の環状突条76、77を形成
することにより、1つの粉砕室74で粉砕刃75により
粉砕された被粉砕材が、還元用投入室72を通過した物
と非還元用投入室73を通過した物とが混入することが
なくなるため、被粉砕材に対する還元粉砕材の還元率が
設定値通りに正確に行われる利点がある。
【0022】環状突条76、77のほかに、還元用投入
室72と非還元用投入室73より投入された被粉砕材が
粉砕室74内で混入し合わない構造であれば、その他任
意に設計変更できる。例えば粉砕刃75が固定刃と回転
刃からなる粉砕機の場合には、固定刃側に上記の如き環
状突条76、77を形成してもよいし、固定刃及び回転
刃の両方に上記の如き環状突条を形成してもよい。
【0023】図5の粉砕機は、粉砕室74、粉砕刃7
5、還元用受シュート29、非還元用受容器31、環状
突条76等の粉砕室74下方の構成が、図3のものと同
一である。しかし、図3では容器70内の縦中央部に仕
切板71を垂下固定しているのに対し、図5の仕切板7
1は、還元用投入室72と非還元用投入室73とを兼用
する投入室に、下端を枢支して自由端側を回動自在とし
た構成としている点で顕著に相異する。
【0024】図5の仕切板71を右側の実線位置に切替
えたときには、被粉砕材の全量が環状突条76を境界に
して左側の粉砕室74だけに通され粉砕刃75で粉砕さ
れ、その粉砕材の全量が還元用受シュート29に通され
る。一方、仕切板71を図5で左側の仮想線位置に切替
えたときには、上記と同様に、被粉砕材の全量が環状突
条76を境界にして右側の粉砕室74だけに通され粉砕
刃75で粉砕されてから、その粉砕材の全量が非還元用
受容器31に通されるようにしてある。
【0025】上記実施例で示した本発明の被粉砕材還元
装置に基づいて、被粉砕材の還元方法について説明す
る。成形機1の金型6より取り出された被粉砕材Sを粉
砕機21で粉砕して、その粉砕材を粉砕材還元路20を
介して捕集器3に供給するとともに、この捕集器3には
バージン材供給槽11よりバージン材Vを供給し、同捕
集器3内で配合混合された前記粉砕材とバージン材Vと
を成形機1に供給して成形品を得るものである。この場
合において、前記バージン材供給槽11よりのバージン
材供給量は計量機を設けず捕集器3内で材料要求される
分のみ供給され、かつ成形機1への供給量に対して任意
に比率設定された量だけの粉砕材を、計量機なしで切替
手段40の切替操作により、上記粉砕材還元路20に供
給する。
【0026】
【第2実施例】図6は第2実施例を示し、図1と同一符
号はそれと同様な構成を示す。この第2実施例は、2つ
のバージン材供給槽11、11aを有すること、各バー
ジン材供給槽11、11aを1つの捕集器3にバージン
材供給路10、10aを介して連結していること、粉砕
機を3個有し、その中の2つは還元用粉砕機21、21
aで、残りの1つは非還元用粉砕機22であること、前
記還元用粉砕機21、21aの還元用受シュート29、
29aには、それぞれ一端を捕集器3に接続した粉砕材
還元路20、20aの他端を接続していることに、顕著
な特徴を有する。
【0027】図15の如く、1つのバージン材供給槽L
及び1つの粉砕機Eを有する従来例の被粉砕材還元装置
によって、材料を替えて成形する時には、異種材料の混
入を避けるために、上記バージン材供給槽L及び粉砕機
Eをその都度清掃しなければならず面倒であるばかり
か、その清掃による中断によって成形作業が連続して行
えない欠点があった。
【0028】上記第2実施例の如く、2つのバージン材
供給槽11、11a及び2つの還元用粉砕機21、21
aを有する構成によれば、ある1組みのバージン材供給
槽11と還元用粉砕機21のルートをa材の成形ライン
とし、他の1組のバージン材供給槽11aと還元用粉砕
機21aのルートをb材の成形ラインとすると、材料を
替えて成形する時にでも、異種材料の混入が防止できる
とともに、材料替えの都度、粉砕機やバージン材供給槽
を清掃する必要がなくなり、成形作業が連続して行える
利点がある。
【0029】この図6の場合の切替手段40は、図7に
示したように、スイング式取出装置の構成を用いて、成
形機1の金型6より取り出したスプルー・ランナー(被
粉砕材)Sを、還元用粉砕機21、21a及び非還元用
粉砕機22の3地点のいずれかに選択して落下するよう
にしているが、前述したトラバース式の構成、その他任
意の構成を採用することができる。
【0030】また、図6の還元用粉砕機21、21a及
び非還元用粉砕機22は3槽状にしているが、これらを
図8のように構成することもできる。すなわち、粉砕機
をなす1つの容器70内を仕切板71、71aによって
還元用投入室72、72aと非還元用投入室73の3つ
の投入室とし、この3投入室72、72a、73の下方
には1つの粉砕室74を設け、この粉砕室74内には前
記仕切板71、71aと対向位置に環状突条76、76
aを有する1つの粉砕刃75を駆動源32で回転できる
ようにしてある。そして、粉砕室74の下方には前記環
状突条76、76aを境界にした状態で還元用受シュー
ト29と非還元用受容器31と還元用受シュート29a
が並設されている。このように、還元用投入室72、7
2a及び還元用受シュート29、29aが2室づつある
と、材料の混入防止が図られるとともに、材料替え時に
非稼動中の還元用投入室及び還元用受シュートを清掃で
きるなどの利点がある。
【0031】
【第3実施例】図9は第3実施例を示す。この図9に
は、成形機、捕集器、バージン材供給槽並びにそれらの
配管等は、図1と同様に構成してあるので割愛してあ
る。還元用粉砕機21及び非還元用粉砕機22の投入口
上方にスプルー・ランナー(被粉砕材)Sを受け入れる
バケット53を設け、成形機の金型から取り出された被
粉砕材Sが、このバケット53に落下する際に、光電管
等のセンサ54が落下する被粉砕材Sを確認する。する
と、ピストンロッド51の一端をバケット53に連結し
てあるシリンダー50が、該バケット53を、前記還元
用粉砕機21と非還元用粉砕機22のいずれかの投入室
23、24を臨む位置まで左右動する。そこで、バケッ
ト53内の被粉砕材Sを該バケット53の排出口55か
ら所望の投入室23(24)に落下して、粉砕刃27
(28)で粉砕し、粉砕されら粉砕材は粉砕材還元路2
0へ送り込んで再利用されるか、又は非還元用受容器3
1に収容される。
【0032】
【第4実施例】図10は第4実施例を示す。このもの
は、成形機1に設けた捕集器3と、この捕集器3にそれ
ぞれ接続したバージン材供給路10と粉砕材還元路20
と、バージン材供給路10の先端側に接続したバージン
材供給槽11と、粉砕材還元路20の先端側に接続した
還元・未還元兼用粉砕機60と、粉砕材還元路20に設
けられ、かつ粉砕材還元路20と未還元輸送路62のい
ずれかに粉砕材を選択して供給するようにした切替手段
40とからなり、前記未還元輸送路62は粉砕材還元路
20と並設され、かつ基端を前記切替手段40に、先端
を未還元用タンク63にそれぞれ接続してある。
【0033】還元・未還元兼用粉砕機60の投入室61
に供給された被粉砕材は、粉砕室25の粉砕刃27で粉
砕されてから、還元用受シュート29を経て、ブロワ6
4により輸送路65中を切替手段40に向けて圧送され
て行く。スライドダンパーや三方分岐弁等からなる切替
手段40によって、前記粉砕材は粉砕材還元路20また
は未還元輸送路62のどちらかに切り替えられる。粉砕
材還元路20が開のときにはその粉砕材は捕集器3へ供
給され、未還元輸送路62が開のときには粉砕材はサイ
クロン66を経て未還元用タンク63へ供給されるよう
に構成されている。図1と同一符号は同様な構成を示
す。67は流体圧シリンダーである。
【0034】図10における切替手段40及び未還元輸
送路62の構成を図11のように変更することができ
る。すなわち、還元用受シュート29の出口端と輸送路
65と交差する個所に、三方切替弁等からなる切替手段
40を設け、未還元輸送路62の下方には未還元用タン
ク63を設ける。従って、切替手段40が未還元輸送路
62を閉塞している時には、輸送路65より粉砕材が粉
砕材還元路20へ供給される一方、輸送路65を切替手
段40が閉塞している時には、粉砕材は未還元輸送路6
2より未還元用タンク63へ送られる。
【0035】
【第5実施例】図12は第5実施例を示す。このもの
は、還元用粉砕機21の出口端にダンパー80を設ける
とともに、このダンパー80に粉砕材還元路20の基端
を接続し、該粉砕材還元路20の先端を成形機1に設け
た捕集器3に接続する一方、この粉砕材還元路20の中
途にはバージン材供給路を兼ねる分岐管10bを接続
し、前記分岐管10bの接続点から下流側の粉砕材還元
路20部分をバージン材供給路10としても共用させて
おり、またバージン材供給槽11の出口端にもダンパー
81を取り付け、さらに前記捕集器3には管路82を介
してコンプレッサーやブロワ等の吸引式の空気源83を
接続してなる点で、第1実施例のものと顕著に異なる。
図1と同一符号は略同様の構成を示す。
【0036】図12において、捕集器3に設けた下限レ
ベル計8が粉砕材の要求信号を出すと、空気源83が駆
動して、還元用粉砕機21の下部に設けた前記ダンパー
80が開き、粉砕材の輸送を開始する。還元用粉砕機2
1下部に設けた輸送完了確認用のレベル計84が輸送完
了を確認した後に、ダンパー80を閉じる。次にダンパ
ー81が開き、バージン材供給槽11からバージン材の
輸送を開始し、上限レベル計7の満杯信号によりダンパ
ー81が閉じる。その後、空気源83が停止し一連の動
作が完了する。
【0037】この場合も、バージン材用及び粉砕材用の
計量機は無く、前述したように切替手段40によってバ
ージン材と粉砕材の混合比率が設定される。なお、上記
両ダンパー81、84は安定かつ確実に輸送させるもの
であるが、これはないものでもよい。
【0038】
【第6実施例】図13は第6実施例を示す。このもの
は、還元用粉砕機と非還元用粉砕機を、図3及び図4と
同様に1槽状に構成するとともに、粉砕材の供給を選択
する切替手段40を前記各実施例と異なる構成とした点
に顕著な特徴を有する。
【0039】すなわち、この粉砕機90は1つの容器9
1内に仕切板92を設けて、一方を還元用投入室93と
し他方を非還元用投入室94とするとともに、両投入室
93、94の下方には1つの粉砕室95を形成し、この
粉砕室95に1つの駆動源32で駆動される1つの粉砕
刃96が回転自在に内装されている。また、図13にお
いて、成形機1の金型6よりチャック45によって取り
出された被粉砕材は、シュート97を通って、このシュ
ート97を通過した被粉砕材をセンサー98が検知す
る。センサー98は電磁弁99と連係されており、電磁
弁99の作用により、エアーシリンダーやリードスイッ
チ等からなる切替手段100を往復動して、被粉砕材を
還元用投入室93または非還元用投入室94へ選択して
投入する。
【0040】なお、図13で、110は排気管であっ
て、この排気管110には集塵装置111が接続されて
いる。前記排気管110には、先端にコンピレッサー1
12を接続した配管113が接続されているとともに、
該配管113にはエアーパージ用の電磁弁114が接続
されている。115は除塵装置である。
【0041】各実施例において、粉砕機が複数の場合、
該粉砕機の配列は直列、並列を問わず任意であり、その
場合の駆動源32の取付位置、個数等も任意である。
【0042】第1実施例において、粉砕材の未還元分の
ショット回数に対して還元分のショット回数の割合を3
対1(つまり還元率25%)として、これをタイミング
チャートとして表せば図14のようになる。すなわち、
前者が3ショット分供給されるのに対し、後者が1ショ
ット分だけ前記粉砕材還元路20に供給されて、バージ
ン材と捕集器3内で混合されるのである。この時、バー
ジン材供給槽11からのバージン材の補給は、粉砕材の
供給とは全く別の制御で行われ、例えば捕集器3に設け
た下限レベル計8の検出により行われる。
【0043】
【発明の効果】この発明の請求項1によれば、切替手段
により被粉砕材を還元用粉砕機と非還元用粉砕機のいず
れかに選択して供給するものであるから、従来例の如き
計量機を全く必要としないだけでなく、粉砕材の正確な
計量が安定して行え、粉砕材とバージン材との配合混合
も正確に行える。粉砕機側及びバージン材供給槽側に計
量機を設ける必要がないので、清掃に手間がかからない
し、容易に清掃できる。
【0044】請求項2によれば、駆動源が1つでよいの
で、経費節減になる。
【0045】請求項3によれば、上記請求項1に記載し
た効果に加え、仕切板により還元用投入室と非還元用投
入室への被粉砕材の混入が防止されるとともに、粉砕機
が1槽で良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の第1実施例の概略構成図である。
【図2】第1実施例で示した切替手段と粉砕機の概略を
示した斜視図である。
【図3】還元用粉砕機及び非還元用粉砕機の変形例の概
略断面図である。
【図4】還元用粉砕機及び非還元用粉砕機の今1つの変
形例の概略断面図である。
【図5】還元用粉砕機及び非還元用粉砕機の別の変形例
の概略断面図である。
【図6】本発明装置の第2実施例の概略構成図である。
【図7】切替手段の概略正面図である。
【図8】還元用粉砕機及び非還元用粉砕機の変形例の概
略正面図である。
【図9】本発明装置の第3実施例の概略構成図である。
【図10】本発明装置の第4実施例の概略構成図であ
る。
【図11】図10の切替手段及び未還元輸送路の変形例
を示す概略構成図である。
【図12】本発明装置の第5実施例の概略構成図であ
る。
【図13】本発明装置の第6実施例の概略構成図であ
る。
【図14】未還元分粉砕材と還元分粉砕材のショット比
を示すタイミングチャートである。
【図15】従来例の被粉砕材還元装置を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
1 成形機 3 捕集器 6 金型 7 上限レベル計 8 下限レベル計 10、10a バージン材供給路 11、11a バージン材供給槽 13 バージン材貯槽 20、20a 粉砕材還元路 21、21a 還元用粉砕機 22 非還元用粉砕機 23、24、61 投入室 25、25a、26 粉砕室 27、28 粉砕刃 31 非還元用受容器 32 駆動源 40 切替手段 45 チャック 70、90 粉砕機 71、71a、92 仕切板 72、72a、93 還元用投入室 73、94 非還元用投入室 76、77 環突条 V バージン材 S 被粉砕材(スプルー・ランナ
ー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 治 大阪府大阪市中央区谷町6丁目5番26号 (56)参考文献 特開 昭57−169311(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 31/00 - 31/10 B29B 13/00 - 13/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形機に設けた捕集器と、この捕集器に
    接続したバージン材供給路と粉砕材還元路と、バージン
    材供給路の先端側に接続したバージン材供給槽と、粉砕
    材還元路の先端側に接続されかつ粉砕刃を有する1つま
    たは複数の還元用粉砕機と、この還元用粉砕機に並設さ
    れかつ粉砕刃を有する非還元用粉砕機と、前記還元用粉
    砕機と非還元用粉砕機のいずれかに被粉砕材を選択して
    供給するようにした切替手段とを備えたことを特徴とす
    る成形機における被粉砕材還元装置。
  2. 【請求項2】 粉砕刃は1つの駆動源で駆動されるよう
    に構成してある請求項1記載の成形機における被粉砕材
    還元装置。
  3. 【請求項3】 成形機に設けた捕集器と、この捕集器に
    接続したバージン材供給路と粉砕材還元路と、バージン
    材供給路の先端側に接続したバージン材供給槽と、粉砕
    材還元路の先端側に接続した1つの粉砕機とを備え、前
    記粉砕機内には仕切板により還元用投入室と非還元用投
    入室とを形成するとともに、両投入室の下方には1つの
    粉砕室を形成し、この粉砕室に1つの駆動源で駆動され
    る粉砕刃が回転軸に軸支してあるとともに、前記還元用
    投入室と非還元用投入室のいずれかに被粉砕材を選択し
    て供給するようにした切替手段を設けてあることを特徴
    とする成形機における被粉砕材還元装置。
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