JP3201442B2 - 光導波路の作製方法 - Google Patents

光導波路の作製方法

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JP3201442B2 JP16449193A JP16449193A JP3201442B2 JP 3201442 B2 JP3201442 B2 JP 3201442B2 JP 16449193 A JP16449193 A JP 16449193A JP 16449193 A JP16449193 A JP 16449193A JP 3201442 B2 JP3201442 B2 JP 3201442B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火炎堆積法を用いた光
導波路の作製方法において均質な厚さ及びドーパント分
布をもつガラス膜の形成技術に関する。
【0002】
【従来の技術】光導波路は、光システムを構成するため
の基本的な技術の一つとして、将来性のあるデバイスと
して期待されている。光導波路は様々な形状が提案され
ているが、その一つとして、石英を主成分とするコアと
これを囲むクラッド層とを形成し、コアに信号光を閉じ
込めて伝搬させるタイプがある。このタイプの光導波路
では、不純物を含んだコア及びクラッド層を火炎堆積法
で形成することにより作製される。このような火炎堆積
法として、例えば、「特開昭58−105111」、
「特開昭62−288802」に記載されているものが
ある。
【0003】前者の文献記載の火炎堆積法では、回転す
るターンテーブル上に基板を配置し、ターンテーブルを
回転させる。同時に、バーナで生じたガラス微粒子流が
基板全面にあたるようにターンテーブルの半径方向に往
復させて、ガラス微粒子を基板上に堆積させる。
【0004】この方法で、ターンテーブルの回転を一定
速度とし、バーナの往復速度を一定とすると、バーナに
対するターンテーブルの表面の相対速度に違いが生じ
る。そのため、堆積したガラス微粒子の厚さが基板上で
異なったものになり、ガラス膜の厚さにテーパ状の変化
が生じることになる。これを改良したのが後者の文献記
載の方法であり、バーナの往復移動の速度を、ターンテ
ーブルの回転軸(中心)からバーナの位置までの距離r
の逆数1/rに比例したものにしている。これによっ
て、テーパ状の変化を抑えることとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の文献記載の方法
で本件発明者が実験を行った結果、重大な問題点がある
のが判明した。この実験は、つぎのようにして行った。
【0006】直径3インチ(約75mm)のシリコンウ
ェハをその中心がターンテーブルの回転軸からの距離r
が160mmの位置にくるように配置し、ターンテーブ
ルの回転数10rpmでバーナにてガラス微粒子を堆積
させた。このとき、基板温度は600℃、バーナに投入
するガラス微粒子の原料ガスの流量は、SiCl4 を1
00cc/min ,BCl3 を15cc/min ,POCl3
3cc/min ,O2 を6l/min ,H2 を2l/min ,G
eCl4 を10cc/min として10分間行った。また、
バーナ12は、その中心軸とターンテーブルの表面の交
点からターンテーブルの回転軸までの距離rが80〜2
40mmになる範囲で移動させ、その移動速度は表1に
示す3つのパターンA,B,Cで行った。
【0007】
【表1】
【0008】パターンAは移動速度一定の場合であり、
パターンBは、移動速度をターンテーブルの回転軸から
バーナの位置までの距離rに反比例させたものである。
そして、パターンCは、パターンBで膜厚の変化を補償
するために本件発明者が見出だしたものである。図8
は、パターンA,B,Cにおいて距離rとバーナの移動
速度Vの関係を示したものである。
【0009】ガラス微粒子の堆積後、これを焼結し透明
化処理を行ってガラス膜を形成した。このときの条件
は、H2 とO2 の10:1の混合ガス雰囲気で800℃
の炉に挿入し、1℃/min で1380℃まで昇温したも
のである。
【0010】図9は、パターンA,B,Cについて、タ
ーンテーブルの回転半径方向の距離rと得られたガラス
膜の厚さTとの関係を示したもので、図のr=130〜
190の範囲がシリコンウェハの有効な範囲を示してい
る。なお、太線は測定値を、細線は推定値を示す。
【0011】表2は、シリコンウェハ上のターンテーブ
ルの回転軸からの距離rが最も小さい部分(r=13
0)の膜厚と、最も大きい部分(r=190)の膜厚と
を示したものである。
【0012】
【表2】
【0013】この結果から明らかなように、従来の方法
(パターンA,B)では、距離rに応じて膜厚が変化し
ており、補償を行ったパターンCではこの変化が見られ
ず、一定の膜厚になっていることが分かる。距離rに応
じて膜厚の変化が生じることは、同一ロットにおいても
得られた光導波路にバラツキが生じることを意味し、こ
のことは、歩留まりの低下を招くことは明らかである。
パターンCによりこの問題は一見解決したように見え
た。
【0014】図10は、得られたガラス膜のGeO2
濃度分布を示したもので、図11に示すように、深さ方
向で最大の濃度をプロットしたものである。この図から
明らかなように、距離rが大きくなると共に(即ちター
ンテーブルの外側で)GeO2 の濃度が大きなものにな
っている。このことは、依然、得られた光導波路の性能
にバラツキが生じ、歩留まりの低下を招くという問題が
あることを意味する。
【0015】このように、逆数1/rに比例した速度で
バーナを往復移動させても、ガラス膜の厚さが均一にな
らず、依然としてターンテーブルの外側となっている部
分の膜厚が小さなものになる。さらに、大きな問題は、
ターンテーブルの外側となっている部分のドーパント濃
度が大きく、ガラス膜の厚さが均一になるように補償し
ても、これを抑えることができない。
【0016】そこで、本発明は、ガラス膜の厚さが均一
になるようにするとともに、ドーパント分布がほぼ均一
になる火炎堆積法を用いた光導波路の作製方法を提供す
ることをその目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の光導波路の作製方法は、回転するターンテ
ーブル上に載せられた基板に、ターンテーブルの半径方
向に往復移動するガラス微粒子合成用バーナにてガラス
微粒子を基板に堆積させ、このガラス微粒子が堆積した
基板を加熱処理することによって、ガラス微粒子が透明
ガラス化した膜が形成される光導波路の作製方法であ
り、バーナを略一定の速度で移動させ、ターンテーブル
の回転速度を、バーナがターンテーブルの回転軸の内側
にきたときに大きく、外側にきたときに小さくしてガラ
ス微粒子を堆積することを特徴とする。
【0018】ターンテーブルの回転速度ωは、バーナの
中心軸とターンテーブル表面の交点から回転軸までの距
離rに対し「0.9a/r<ω<1.1a/r(但し、
aは定数)」の関係を満たしてガラス微粒子を堆積する
ことを特徴としてもよい。
【0019】
【作用】本発明の光導波路の作製方法では、バーナの移
動速度を一定にしてターンテーブルの回転速度を上述の
ようにすることで、基板に対するバーナの相対速度の違
いで生じるバーナからのガラス微粒子の乱れを抑えられ
るようになって、基板の全表面でほぼ均一な膜厚及び濃
度を持つガラス膜が形成されるようになる。
【0020】特に、ターンテーブルの回転速度ωは、バ
ーナの中心軸とターンテーブルの交点から回転軸までの
距離rに対し「0.9a/r<ω<1.1a/r(但し
aは定数)」の関係を満たすことで、バーナに対するタ
ーンテーブル表面の相対速度がほぼ一定になり、バーナ
からのガラス微粒子の乱れを大きく抑えられるようにな
ると考えられる。この範囲にあれば、堆積するガラス微
粒子の厚さだけでなく、ドーパント分布をもほぼ一定に
保つことができる。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は光導波路の作製工程を示したもので、第1の実施
例はつぎのようにしてなされる。
【0022】まず、下部クラッド層(バッファ層)用ガ
ラス微粒子層120を堆積する(図1(a))。図2
は、ガラス微粒子層120の堆積工程の外観を示したも
のであり、他のガラス微粒子層130の堆積も同様にし
てなされる。回転するターンテーブル16上に基板10
を配置し、ターンテーブル16を回転させる。同時に、
バーナ12で生じたガラス微粒子流14が基板10全面
にあたるようにターンテーブル16の半径方向に往復さ
せ、ガラス微粒子120を基板10上に堆積させる。符
号20は、余剰のガラス微粒子を排出するためのもので
ある。そして、この堆積したガラス微粒子を基板10ご
と高温下で加熱して透明ガラス化し、ガラス膜の形成が
なされる。
【0023】ここで、シリコンウェハ10を径3インチ
(約75mm),厚み1mmとし、その中心がターンテ
ーブルの回転軸からの距離rが160mmの位置にくる
ように配置した。バーナの往復移動の範囲は、その中心
軸とターンテーブルの表面の交点からターンテーブルの
回転軸までの距離r(mm)が80〜240mmになる
範囲とし、その往復移動の速度は5mm/秒としてガラ
ス微粒子120の堆積を30分間行った。このとき、基
板温度は600℃、同心4重管のバーナに投入するガラ
ス微粒子120の原料ガスの流量は、SiCl4 を10
0cc/min 、BCl3 を15cc/min 、POCl3 を1
cc/min (最初の10分間),3cc/min (残りの20
分間)、O2 を6l/min ,H2 を2l/min 、とし
た。
【0024】そして、ターンテーブルの回転数ω(rp
m)は、バーナの中心軸とターンテーブルの表面の交点
からターンテーブルの回転軸までの距離r(mm)に対
してつぎの式(1)を満たすものとした。
【0025】
【数1】
【0026】堆積したガラス微粒子120を焼結し、透
明化処理を行ってガラス膜(下部クラッド層)122を
形成した。このときの条件は、H2 とO2 の10:1の
混合ガス雰囲気で800℃の炉に挿入し、1℃/min で
1380℃まで昇温した後、1時間で800℃まで冷却
し取り出した。
【0027】つぎに、コア用ガラス微粒子層130を堆
積する(図1(b))。シリコンウェハ10の配置位
置、バーナの往復移動の範囲及び速度、基板温度、ター
ンテーブルの回転数ωなどの条件は、下部クラッド層用
ガラス微粒子層120の場合と同様にして行ったが、バ
ーナへの原料ガスの流量は、SiCl4 を100cc/mi
n 、BCl3 を15cc/min 、POCl3 を3cc/min
、O2 を6l/min 、H2 を2l/min 、Arを3l
/min 、GeCl4 を10cc/min として10分間行っ
た。
【0028】この後、ガラス微粒子120を焼結し、コ
ア層132を形成する(図1(c))。そして、コア層
132を所定のパターンにエッチングした後(図1
(d))、上部クラッド層用のガラス微粒子層を堆積す
る。これを同様にして焼結・ガラス化し上部クラッド層
を形成して、光導波路が完成する。
【0029】図3は、図1(c)において得られた下部
クラッド層122及びコア層132の膜厚についてター
ンテーブルの回転軸までの距離rによる変化を示したも
のである。また、図4は、コア層132に含まれるGe
2 濃度について、ターンテーブルの回転軸までの距離
rによる変化を示したものである(前述の従来例と同
様、濃度の最大値をとっている)。GeO2 濃度は、
7.1±0.1wt%を示し、この誤差範囲はEPMA
法の測定精度に近いものであった。この結果から明らか
なようにターンテーブル上の位置にかかわりなくほぼ均
一な膜厚及び濃度を持つガラス膜が形成されているのが
分かる。
【0030】つぎに、第2の実施例について説明する。
【0031】通常、機械装置は幾らかの誤差を持つこと
から、この実施例は許容される誤差を調べるためにした
ものである。この実施例では、前述の第1の実施例と同
様にして行ったものであるが、ターンテーブルの回転数
ω(rpm)については、バーナの中心軸とターンテー
ブルの表面の交点からターンテーブルの回転軸までの距
離r(mm)に対してつぎの式(2)を満たすものとし
た。即ち、式(1)に示す回転数ωに対し、距離r=1
60(mm)から内側で+10%、外側で−10%の誤
差を持たせて膜厚の違いを調べたものである。
【0032】
【数2】
【0033】図5は、図1(c)において得られた下部
クラッド層122及びコア層132の膜厚についてター
ンテーブルの回転軸までの距離rによる変化を示したも
のである(実線)。点線は比較のために第1の実施例の
結果を示したもので、ターンテーブルの内側で膜厚は小
さく、外側で厚くなっているが、±5%の範囲内におさ
まっている。
【0034】また、図6は、コア層132に含まれるG
eO2 濃度の最大値について、ターンテーブルの回転軸
までの距離rによる変化を示したものである。濃度は
7.1±0.5wt%を示し、ターンテーブルの内側と
外側とでは差がみられず、この誤差範囲はEPMA法の
測定限界内であった。この結果から明らかなように、タ
ーンテーブルの回転速度の誤差が少なくとも±10%で
あれば、ターンテーブル上の位置にかかわりなくほぼ均
一な膜厚及び濃度を持つガラス膜が形成されているのが
分かる。したがって、バーナの位置に対してターンテー
ブルの回転速度が、図7に示すように、±10%の範囲
内でステップ状に変化するようにしても、ターンテーブ
ル上の位置による変化が抑えられ、膜厚だけでなく濃度
についても均一なガラス膜を形成し得る。
【0035】従来の方法では、膜厚を一定とするため
に、ターンテーブル(または基板上)の一点を通過する
バーナの速度の違いをバーナの通過回数で補っているに
すぎない。しかし、図9の結果から明らかなように、膜
の形成は単純にバーナの移動速度に反比例したものとは
考えられない。恐らく、ターンテーブルの表面とバーナ
との間の相対的な速度が違っているので、基板(ウェ
ハ)表面での現象そのものがターンテーブル上の位置に
よって異なったものになっているものと考えられる。即
ち、基板上の一点とバーナとの相対速度が速いほど、ガ
ラス微粒子の堆積時にバーナからのガラス微粒子流に乱
れが生じやすくなり、その結果、基板への付着効率が低
下し、ターンテーブルの外周になるほど膜厚が薄くなっ
てしまう、と考えられる。
【0036】また、図8のパターンCのように、パター
ンB(バーナの移動速度をターンテーブルの回転軸から
の距離に反比例させる)での膜厚の変化を補償するよう
にして、ガラス微粒子の付着効率の変化を考慮しても、
膜厚はターンテーブルの位置によらずに一定にはなる
が、ドーパントの分布を一定にするのは困難である。こ
のことは、ドーパント、特にGeO2 がSiO2 粒子に
添加される効率が基板とバーナとの相対的な速度に大き
く依存しているためと考えられる。
【0037】これに対し、本発明ではバーナの位置に応
じてバーナと基板との相対速度が一定となるようにター
ンテーブルの回転数(回転速度)を制御していることか
ら、ターンテーブル上の位置によらずに基板表面での現
象がほぼ一定に保たれるものと考えられるので、ほぼ均
一な膜厚及び濃度を持つガラス膜が形成される。ここ
で、ターンテーブルの回転速度ωは、バーナの中心軸と
ターンテーブル表面の交点から回転軸までの距離rに対
し「0.9a/r<ω<1.1a/r(但し、aは定
数)」の関係を満たしていれば、十分にバラツキが抑え
られる。
【0038】本発明は前述の実施例に限らず様々な変形
が可能である。
【0039】例えば、ターンテーブルの回転数ωをきめ
るのに、その比例定数aを「800」としたが、ターン
テーブルの半径やバーナへの原料ガスの流量に応じて異
なったものにしうる。また、バーナの移動速度でも異な
り、ガラス微粒子の堆積条件に適した比例定数aにして
おくのが望ましい。
【0040】また、バーナは、一定速度で移動させる例
を示したが、上記関係を満たしていれば、バーナの位置
を離散的に移動させ、等価的に略一定速度で往復移動さ
せるようにしても良い。
【0041】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、基板の全表
面でほぼ均一な膜厚及び濃度を持つガラス膜が形成され
るようになるため、品質を略一定にして光導波路の作製
をすることができる。また、ターンテーブルの回転速度
ωを上述の範囲にすることで、ターンテーブル上の位置
によらずに、堆積するガラス微粒子の厚さだけでなく、
ドーパント分布をもほぼ一定に保つことができるので、
良質な光導波路の作製をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】導波路の製造工程図。
【図2】ガラス微粒子の堆積工程の外観を示す図。
【図3】第1の実施例による膜厚とターンテーブル上の
位置との関係を示す図。
【図4】第1の実施例によるコア層に含まれるGeO2
濃度について、ターンテーブルの回転軸までの距離rに
よる変化を示した図。
【図5】第2の実施例による下部クラッド層及びコア層
の膜厚についてターンテーブルの回転軸までの距離rに
よる変化を示した図。
【図6】コア層に含まれるGeO2 濃度の最大値につい
て、ターンテーブルの回転軸までの距離rによる変化を
示した図。
【図7】バーナの位置に対してターンテーブルの回転速
度の制御の変形例を示す図。
【図8】パターンA,B,Cにおいて距離rとバーナの
移動速度Vの関係を示した図。
【図9】パターンA,B,Cについて、ターンテーブル
の回転半径方向の距離rと得られたガラス膜の厚さTと
の関係を示した図。
【図10】パターンA,B,Cについて、得られたガラ
ス膜のGeO2 の濃度分布を示した図。
【図11】深さ方向のGeO2 の濃度分布を示した図。
【符号の説明】
10…ウェハ、12…バーナ、120,130…ガラス
微粒子、122…下部クラッド層、132…コア、14
2…上部クラッド層。
フロントページの続き (72)発明者 広瀬 智財 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 斎藤 真秀 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (56)参考文献 特開 昭64−3025(JP,A) 特開 平5−147956(JP,A) 特開 昭61−259205(JP,A) 特開 昭63−223712(JP,A) 特開 平4−86708(JP,A) 特開 平5−27133(JP,A) 実開 平3−8301(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/12 - 6/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するターンテーブル上に載せられた
    基板に、前記ターンテーブルの半径方向に往復移動する
    ガラス微粒子合成用バーナにてガラス微粒子を前記基板
    に堆積させ、このガラス微粒子が堆積した前記基板を加
    熱処理することによって、前記ガラス微粒子を透明ガラ
    ス化した膜が形成される光導波路の作製方法において、 前記バーナを略一定の速度で移動させ、 前記ターンテーブルの回転速度を、前記バーナが前記タ
    ーンテーブルの回転軸の内側にきたときに大きく、外側
    にきたときに小さくして前記ガラス微粒子を堆積するこ
    とを特徴とする光導波路の作製方法。
  2. 【請求項2】 前記ターンテーブルの回転速度ωは、前
    記バーナの中心軸と前記ターンテーブル表面の交点から
    前記回転軸までの距離rに対し 「0.9a/r<ω<1.1a/r(但し、aは定
    数)」 の関係を満たして前記ガラス微粒子を堆積することを特
    徴とする請求項1記載の光導波路の作製方法。
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