JP3201269U - 簡易便座、簡易便器及び穴用ミシン目付きダンボール箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に手に入れることができる汎用的なダンボール箱を材料とし、特殊な道具や資材を使用することなく、短時間で簡単に作ることのできる簡易便座を提供する。【解決手段】ダンボール箱を分割して、2枚のダンボール板とし、長幅稜4eにおいて折曲げ、幅面を立ち上げて幅面立上3aとし、また、長さ面4aに繋がる2枚の長フラップの内の片方を片長フラップとし、長さ面と片長フラップとが交わる稜たる長フラップ稜4fにおいて折り曲げ、片長フラップを立ち上げてこれをフラップ立上3bとし、幅面立上とフラップ立上とを粘着テープ5で結合することにより、2個の半便座3とし、2個の半便座を、長さ面4a同士が互いに重なり、幅面立上3aが長さ面の両側にそれぞれ離れて対立し、フラップ立上3b同士が互いに重なるようにして組み合わせて結合し、さらに、重なり合う長さ面に貫通穴を設けて簡易便座とする。【選択図】図2

Description

本考案は、多種類の飲料水等の梱包に使用されている、汎用的なダンボール箱を材料として、特殊な道具や資材を使用することなく、短時間で簡単に作ることができる、簡易便座、簡易便器及び簡易便座の材料として有用なダンボール箱に関するものである。
災害が発生したときに多くの人が集まる避難所や、津波警報時に多くの人が避難する津波避難公園や避難ビル、地震により公共交通機関が止まったときに、歩いて帰宅しようとする人たちに、トイレの貸し出しサービスを行うコンビニエンスストアなど、緊急時に多数の人が滞在したり訪れたりする施設や場所(以下単に「避難所等」という。)においては、利用する人の数に対して提供するトイレの数が不足する。また、水道が断水した場合には多くの水洗トイレが使用できなくなる。
このため、緊急時における避難所等だけでなく、断水時における各家庭においても、人が使用するトイレを確保するために、身近で容易に手に入れることのできる材料を使用した簡易便器の必要性が高い。
ダンボール箱を利用した簡易トイレの考案として、ダンボール箱と内部補強本体とを組み合わせる考案があった(例えば特許文献1参照。)。しかしこの考案は、補強部材と連結部材を組み合わせてなる内部補強本体を必要とし、内部補強本体は身近に存在するものではないため、緊急時に直ちに実施することができない問題があった。
ダンボール箱に便座を固定したトイレに関する発明もあった(例えば特許文献2参照。)。この発明は、ダンボール箱の蓋体4面を下方に折り曲げ、紐やバンドなどで結束してダンボール箱開口部とし、プラスチック成形による便座を載せる構成である。また、便座の下面に軌条状に突出した保持版を設け、保持版によってダンボール箱開口部を挟持する構成である。しかし、プラスチック成形による便座は身近に存在するものではなく、特許文献2に係る発明には、緊急時に直ちに実施することができない問題があった。
また、書籍などを収納するダンボール箱Bと補強枠とを有する簡易トイレの発明もあった(例えば特許文献3参照。)。しかし、ダンボール箱Bは一般的に使用されているものではない。さらに、補強枠は4枚の補強板を井桁状に組み合わせたものであるが、避難所等において、ダンボール箱Bに適合する補強枠を作るのは容易でない。そして、ダンボール箱B及び補強板を井桁状に組み合わせた補強枠は、身近に存在するものではないことから、特許文献3に係る発明には、緊急時に直ちに実施することができない問題があった。
実用新案登録 第3019772号公報 特開2012−125522号公報 特開2012−232053号公報
本考案の目的は、身近にあって容易に手に入れることができるダンボール箱を材料として、特殊な道具や資材を使用することなく、短時間で簡単に作ることのできる簡易便座、簡易便器及び簡易便座の材料として有用なダンボール箱を提供することにある。
2枚の長さ面、2枚の幅面、4枚の長フラップ及び4枚の幅フラップとからなる汎用的なダンボール箱を分割して、2枚のダンボール板とする。続いて、ダンボール板を折り曲げるために加工された部分であって、箱に組み立てたときに二つの面の交わる線状部分たる稜において折り曲げることにより、それぞれ長さ面と幅面立上とフラップ立上とを有する2個の半便座とする。
次に、2個の半便座を、長さ面同士が互いに重なり、幅面立上が長さ面の両側にそれぞれ離れて対立し、フラップ立上同士が互いに重なるようにして組み合わせる。そして、組み合わせた状態で結合し、重なり合う長さ面を貫通する穴を設けてなる簡易便座とする。
さらに、簡易便座と、ダンボール箱を二重にしてなる容器と、容器内に取り付けたゴミ袋及び水分吸収剤とからなる簡易便器とする。
また、長さ面に切断ミシン目と折曲ミシン目とからなる穴用ミシン目を設け、片方の長さ面に設けた穴用ミシン目と他方の長さ面に設けた穴用ミシン目とが、互いに上下反転した状態になるよう構成したダンボール箱とする。
身近にあって容易に手に入れることができるダンボール箱を使用した、簡易便座及び簡易便器を提供することができた。
折り曲げるために加工された稜に沿ってダンボール箱を切断し、切断後の2枚のダンボール板をそれぞれの稜において折り曲げ、粘着テープなどで結合するだけで、短時間で簡単に作ることができる簡易便座を提供することができた。
また、片方の長さ面に設けた穴用ミシン目と他方の長さ面に設けた穴用ミシン目とが、互いに上下反転した状態のダンボール箱としたため、簡易便座を作るときの穴開け作業が容易であって、かつ、見栄えのよい簡易便座を得ることのできるダンボール箱を提供することができた。
ダンボール箱を切断した後の2枚のダンボール板の平面図である。 2個の半便座の斜視図である。 2個の半便座を組み合わせた状態の斜視図である。 容器と簡易便座を組み合わせる前の状態の斜視図である。 穴用ミシン目を設けた2枚のダンボール板の平面図である。
ダンボール板を折り曲げるために加工された部分であって、箱に組み立てたときに二つの面の交わる線状部分を稜とし、長さ面と幅面の交わる稜たる長幅稜を4本有するダンボール箱において、対角に位置する2本の長幅稜に沿って、ナイフやはさみなどを使用してダンボール箱を切断することにより、2枚のダンボール板とする。
ダンボール箱としては,通称「みかん箱」又は「A式」などと呼ばれる最も標準的なものであって、幅180〜200mm、長さ310〜340mm、深さ300〜330mmのダンボール箱を使用することが好ましい。サイズについては、特にこだわるものではないが、このサイズのダンボール箱は、水や茶やジュースなどといった飲料水を詰めた、2リットルのペットボトルを6本梱包する用途に、一般的に多数使用されているため容易に手に入れることができるからである。
さらに、上記サイズのダンボール箱は、避難してきた人たちに飲料水を提供するために避難所等に運ばれ、飲料水を配った後に空になった状態で残るものである。これを、材料として利用することができるため、廃棄する手間をなくし資源として再利用する観点から好ましいからである。
2枚のダンボール板を、長幅稜において折り曲げ、幅面を立ち上げてこれを幅面立上とし、また、長さ面に繋がる2枚の長フラップの内の片方を片長フラップとし、長さ面と片長フラップとが交わる稜たる長フラップ稜において折り曲げ、片長フラップを立ち上げてこれをフラップ立上とし、幅面立上とフラップ立上とを結合することにより、長さ面と幅面立上とフラップ立上とを、それぞれ有する2個の半便座とする。
ダンボール板の製造段階で折り曲げるための加工がなされ、ダンボール箱に組み立てる段階で既に一度折り曲げられた稜において、ダンボール板を再び折り曲げるため、新たに加工する必要はなく容易に作業を行うことができる。
幅面立上とフラップ立上とを結合する方法については、接着剤を使用する方法や縫い付ける方法もあるが、粘着テープを使用することが好ましい。ガム・テープ、ビニール・テープ、セロファン・テープなどは身近にあって容易に手に入れることができ、しかも簡単に結合することができるからである。
2個の半便座を、長さ面同士が互いに重なり、幅面立上が長さ面の両側にそれぞれ離れて対立し、フラップ立上同士が互いに重なるようにして組み合わせて結合し、さらに、重なり合う長さ面を貫通する穴を設けてなる簡易便座とする。
幅面立上が長さ面の両側にそれぞれ離れて対立するよう構成するためには、2枚のダンボール板の内の片方を同じ平面内で180度回転させる方法と、片方の裏表を反転させる方法がある。同じ平面内で180度回転させると、ダンボール箱の内面同士・外面同士が揃い、見栄えがよくなるため好ましい。
結合する方法については、接着剤を使用する方法や縫い付ける方法もあるが、粘着テープを使用することが、上記と同様の理由により好ましい。重なり合う長さ面を貫通する穴については、ナイフやはさみなど身近な道具を使用して明けることができる。穴のサイズは排便するときに汚物が付着しない大きさであれば特にこだわるものではない。このとき、切り取った部分を使って穴を塞ぎ、粘着テープを使用して留め、切り取った部分を開閉する構成とすれば、蓋付きの簡易便座を得ることができる。
2個の半便座からなる簡易便座は、普通の体重の人が座って使用することが可能であるが、特に体重の重い人が使用する場合に対応して、2個の簡易便座を2重に重ねて使用する構成とすることもできる。
上記した簡易便座において、幅面に繋がる2枚の幅フラップの内のフラップ立上側を片幅フラップとし、幅面と片幅フラップとが交わる稜たる幅フラップ稜において折り曲げ、片幅フラップが片長フラップと重なるようにすることにより、フラップ立上の一部が、片長フラップと片幅フラップの2枚構造になるようにした簡易便座とする。
また、長さ面に繋がる2枚の長フラップの内の他方を他長フラップとし、他長フラップの両角を斜めに切り取ってなる面取りを設け、長さ面と他長フラップとが交わる稜たる長フラップ稜において折り曲げ、他長フラップを立ち上げてこれを他側立上とし、幅面に繋がる2枚の幅フラッグの内の他方を他幅フラップとし、幅面と他幅フラップとが交わる稜たる幅フラップ稜において折り曲げ、他側立上の一部に他幅フラップの一部を重ねた状態とし、他側立上と他幅フラップとを結合してなる簡易便座とする。
片幅フラップ、他長フラップ及び他幅フラップを切り取る構成とすることも可能であるが、片幅フラップをフラップ立上の一部としたり、他長フラップを他側立上として他幅フラップと結合することにより、更に剛性の高い簡易便座を得ることができるため好ましいからである。
簡易便座を使用するときは、幅面立上及びフラップ立上並びに適宜設けた場合の他側立上及び他幅フラップ(以下単に「立上等」という。)を下にして容器に載せ、長さ面における立上等と反対側の面の上に使用者が腰掛けて使用する。
簡易便器に使用する容器としては、バケツやゴミ箱などの身近にある容器を使用することができる。しかし、適当な容器がない場合や数が足りない場合には、ダンボール箱を二重にしてなる容器を使用することが可能である。このとき、避難してきた人たちに飲料水を配った後に空になったダンボール箱を活用すれば、空のダンボール箱を廃棄する手間をなくし資源として再利用する観点から好ましい。
そこで、上記した簡易便座と、ダンボール箱を二重にしてなる容器と、容器内に取り付けたゴミ袋及びゴミ袋内に入れた水分吸収剤とからなる簡易便器とする。
ダンボール箱としては、幅180〜200mm、長さ310〜340mm、深さ300〜330mmの最も標準的なダンボール箱を使用することが好ましい。このサイズのダンボール箱は、飲料水を詰めた2リットルのペットボトルを6本梱包する用途に使用されることが多く、容易に手に入れることができるからである。
ゴミ袋の中に入れる水分吸収材としては、ぺットの尿を吸収するペットシーツ、人間用のおむつ、ペットの尿を固める砂、新聞紙等を細かく切ったものなど、身近で容易に入手可能なものを使用することが好ましい。
2枚の長さ面、2枚の幅面、4枚の長フラップ及び4枚の幅フラップとからなるダンボール箱であって、長さ面に切断ミシン目と折曲ミシン目とからなる穴用ミシン目を設け、片方の長さ面に設けた穴用ミシン目と他方の長さ面に設けた穴用ミシン目とが、互いに上下反転した状態に構成したダンボール箱とする。
ダンボール箱としては、最も標準的なダンボール箱であって、幅180〜200mm、長さ310〜340mm、深さ300〜330mmのサイズのダンボール箱を使用することが好ましい。このサイズのダンボール箱は、飲料水を詰めた2リットルのペットボトルを6本梱包する用途に使用されることが多く、一般的であるため容易に手に入れることができるからである。
ナイフやはさみなどの道具を使用しないで、簡易便座の穴を簡単に明けることを可能にするために、切断ミシン目と折曲ミシン目とからなる穴用ミシン目を設けたものである。さらに、内面同士・外面同士を揃えて、見栄えがよい簡易便座を得るために、2枚のダンボール箱の内の片方を同じ平面内で180度回転させることから、穴用ミシン目を互いに上下反転した状態に構成したものである。
ミシン目のピッチを細かくすることによって切断ミシン目とし、ミシン目のピッチを粗くすることによって折曲ミシン目とすることが可能である。また、ミシン目の切り込みを深くして切断ミシン目とし、ミシン目の切り込みを浅くして折曲ミシン目とすることも可能である。
以下、本考案の実施例1を図1〜4に示し説明する。使用したダンボール箱は通称「みかん箱」又は「A式」などと呼ばれる、最も標準的なダンボール箱であって、幅B=190mm、長さL=322mm、深さD=315mmのサイズのダンボール箱である。
ダンボール箱の4本の長幅稜の内の、対角に位置する2本の長幅稜に沿ってダンボール箱を切断し、そのまま並べて展開することにより、図1(a)に示した2枚のダンボール板4を得た。続いて、左側のダンボール板4を同じ平面内で180度回転させることにより、図1(b)に示したように、それぞれ幅面4bを外側に置く配置とした。
さらに、ダンボール板4を、長さ面4aと幅面4bとが交わる長幅稜4eにおいて折り曲げ、幅面4bを概略90度立ち上げてこれを幅面立上3aとした。また、幅面4bと片幅フラップ4dとが交わる幅フラップ稜4gにおいて片幅フラップ4dを折り曲げ、さらに、長さ面4aと片長フラップ4cとが交わる長フラップ稜4fにおいて片長フラップ4cを折り曲げ、片長フラップ4cを概略90度立ち上げて、片長フラップ4cと片幅フラップ4dとからなるフラップ立上3bとした。
そして、片長フラップ4cと片幅フラップ4dとの間及び幅面立上3aとフラップ立上3bとの間を粘着テープ5で結合することにより2個の半便座3を得た。また、他長フラップ4hの両角を斜めに切り取ってなる面取り3cを、それぞれの半便座3に設けた。
2個の半便座3を、長さ面4a同士が互いに重なり、幅面立上3aが長さ面4aの両側にそれぞれ離れて対立し、フラップ立上3b同士が互いに重なるようにして組み合わせ、これを適宜粘着テープで結合した。そして、2個の半便座3を組み合わせた状態にして、ナイフを使用して、重なり合う長さ面4aを貫通する穴1aを設けた。
また、長さ面4aと他長フラップ4hとが交わる長フラップ稜4fにおいて他長フラップ4hを折り曲げ、他長フラップ4hを立ち上げてこれを他側立上3dとした。本実施例では長さ面4aと他側立上3dの面との間の角度を概略135度とした。
さらに、幅面4bと他幅フラップ4jとが交わる幅フラップ稜4gにおいて他幅フラップ4jを折り曲げ、他側立上3dの一部に他幅フラップ4jの一部を重ねた状態として、他側立上3dと他幅フラップ4jとを粘着テープ5で結合することにより、簡易便座1を得た。
そして、上部を開放したダンボール箱を二重にしてなる容器2aと、容器2a内に取り付けたゴミ袋(図示せず)と、ゴミ袋内に取り付けたレジ袋(図示せず)と、レジ袋内に入れた水分吸収材とで簡易便器2を構成した。
ゴミ袋の中にさらにレジ袋を入れたのは、汚物を棄てるときにレジ袋だけを一緒に廃棄することにより、ゴミ袋を繰り返し使用するためである。汚物を棄てる度にゴミ袋を廃棄する場合はレジ袋を使用しなくてもよい。
本実施例では、水分吸収剤として、細かく切った新聞紙を使用した。また本実施例では、二重のダンボールの上側のフラップを取り除いたが、上側のフラップを切り取ることなく、内側を容器の内側に折り込み、外側をたれ下げたままにしても構わない。
以下本考案の実施例2を図5に示し説明する。実施例2は長さ面に穴用ミシン目を設けた点で実施例1と異なるものである。重複した記載を避けるため、実施例1と異なる構成についてのみ記載する。
ダンボール箱の2枚の長さ面にそれぞれ穴用ミシン目を設け、長さ面と幅面の交わる4本の稜の内の、対角に位置する2本の稜に沿ってダンボール箱を切断し、そのまま並べて展開した状態を図5に示した。
穴用ミシン目6は、2本の長尺切断ミシン目6aと、2本の短尺切断ミシン目6bと、1本の中尺折曲ミシン目6c及び1本の短尺折曲ミシン目6dとからなるものとした。本実施例では、ミシン目のピッチを細かくすることによって切断ミシン目とし、ミシン目のピッチを粗くすることによって折曲ミシン目とした。
そして、互いに斜めに交わる2本の短尺切断ミシン目6bの中間を、短尺折曲ミシン目6dで繋ぎ、2本の短尺切断ミシン目6bの一部と短尺折曲ミシン目6dとで三角部6eを構成し、三角部6eを指で押すことにより、2本の短尺切断ミシン目6bの内の三角部6eを構成する部分を容易に切り離すことを可能にした。
また、三角部6eを短尺折曲ミシン目6dで折り曲げ、三角部6eを掴み引き上げる方向の力を加えることにより、2本の短尺切断ミシン目6bの切断されていない部分と、2本の長尺切断ミシン目6aを順次切り離し、さらに、中尺折曲ミシン目6cの線で折り曲げ、切断した線と中尺折曲ミシン目6cとで囲われた範囲を穴とした。そして、中尺折曲ミシン目6cにおいて折り曲げることにより、開閉可能な蓋付きの穴を構成した。
本実施例では、2個の穴用ミシン目6を互いに上下反転した状態に構成した。これは、2枚のダンボール板の内の片方を同じ平面内で180度回転させることにより、ダンボール箱の内面同士・外面同士を揃えて、見栄えがよい簡易便座を得るためである。
企業は、商品やサービスを需用者に直接提供するだけでなく、その事業活動に関連して、社会に何らかの追加的な貢献を行うことにより、社会から支持を受け信頼される存在となることができる。
飲料水を詰めたペットボトルを本実施例に係るダンボール箱に詰め、これを社会に提供することにより、さりげなくあるいは積極的に、緊急時に有用なダンボール箱を使用していることを示すことが可能である。このような活動によって、企業の評判の向上に寄与することができる。また、そのようなダンボール箱を使用した飲料水であることを理由に、他社との差別化を図り需要を喚起する効果も期待できる。
本考案は、避難所等の運営を行う事業者や、ダンボール箱を製造・販売する産業だけでなく、飲料水などを製造・販売する産業においても利用することができる。
1 :簡易便座 1a:穴 2 :簡易便器
2a:容器 3 :半便座 3a:幅面立上
3b:フラップ立上 3c:面取 3d:他側立上
4 :ダンボール板 4a:長さ面 4b:幅面
4c:片長フラップ 4d:片幅フラップ 4e:長幅稜
4f:長フラップ稜 4g:幅フラップ稜 4h:他長フラップ
4j:他幅フラップ 5 :粘着テープ 6 :穴用ミシン目 6a:長尺切断ミシン目 6b:短尺切断ミシン目 6c:中尺折曲ミシン目
6d:短尺折曲ミシン目 6e:三角部




Claims (5)

  1. ダンボール板を折り曲げるために加工された部分であって、箱に組み立てたときに二つの面の交わる線状部分を稜とし、長さ面と幅面の交わる稜たる長幅稜を4本有するダンボール箱において、対角に位置する2本の長幅稜に沿ってダンボール箱を切断することにより得た、2枚のダンボール板を材料とし、
    2枚の前記ダンボール板を、長幅稜において折曲げ、幅面を立ち上げてこれを幅面立上とし、また、長さ面に繋がる2枚の長フラップの内の片方を片長フラップとし、前記長さ面と前記片長フラップとが交わる稜たる長フラップ稜において折り曲げ、前記片長フラップを立ち上げてこれをフラップ立上とし、前記幅面立上と前記フラップ立上とを結合することにより、前記長さ面と前記幅面立上と前記フラップ立上とを、それぞれ有する2個の半便座とし、
    2個の前記半便座を、前記長さ面同士が互いに重なり、前記幅面立上が前記長さ面の両側にそれぞれ離れて対立し、前記フラップ立上同士が互いに重なるようにして組み合わせて結合し、さらに、重なり合う前記長さ面を貫通する穴を設けてなる簡易便座。
  2. 請求項1に記載した簡易便座において、前記幅面に繋がる2枚の幅フラップの内の前記フラップ立上側を片幅フラップとし、前記幅面と前記片幅フラップとが交わる稜たる幅フラップ稜において折り曲げ、前記片幅フラップが前記片長フラップと重なるようにすることにより、前記フラップ立上の一部が、前記片長フラップと前記片幅フラップの2枚構造になるようにした簡易便座。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載した簡易便座において、前記長さ面に繋がる2枚の長フラップの内の他方を他長フラップとし、前記他長フラップの両角を斜めに切り取ってなる面取りを設け、前記長さ面と前記他長フラップとが交わる稜たる長フラップ稜において折り曲げ、前記他長フラップを立ち上げてこれを他側立上とし、
    前記幅面に繋がる2枚の幅フラップの内の他方を他幅フラップとし、前記幅面と前記他幅フラップとが交わる稜たる幅フラップ稜において折り曲げ、前記他側立上の一部に前記他幅フラップの一部を重ねた状態とし、前記他側立上と前記他幅フラップとを結合してなる簡易便座。
  4. 請求項1〜請求3のいずれかに記載した簡易便座と、ダンボール箱を二重にしてなる容器と、前記容器内に取り付けたゴミ袋及び前記ゴミ袋内に入れた水分吸収材とからなる簡易便器。
  5. 2枚の長さ面、2枚の幅面、4枚の長フラップ及び4枚の幅フラップとからなるダンボール箱であって、前記長さ面に切断ミシン目と折曲ミシン目とからなる穴用ミシン目を設け、片方の長さ面に設けた穴用ミシン目と他方の長さ面に設けた穴用ミシン目とが、互いに上下反転した状態に構成したことを特徴とするダンボール箱。





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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7104869B1 (ja) * 2021-04-02 2022-07-22 増男 山本 板状に折りたたみができる箱型簡易トイレ

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