JP3201229U - 電子装置保護ケース - Google Patents

Abstract

【課題】電子装置を保護するだけでなく、電子装置を支持し、ユーザが両手を使えるようにできる電子装置保護ケースを提供する。【解決手段】電子装置保護ケース１００は、収容部、開口部１３及び開口部１３の一端に隣接し、且つ開口部１３に連通するスライドレールが設けられているカバーと、開口部１３に収容された支持部品２０と、を含む。支持部品２０は、連接部２１１、第一折曲部２１３、第二折曲部２１４及び作動端２１２を備える折り畳み部２１及び支持部２２を備える。第一折曲部２１３の一端は、連接部２１１を介して開口部１３のスライドレールから離れる一端に回転可能に連接され、第一折曲部２１３の他端は、第二折曲部２１４の一端に回転可能に連接され、第二折曲部２１４の他端は、作動端２１２に連接され、作動端２１２は、スライド可能にスライドレール内に収容され、支持部２２の一端は、第二折曲部２１４に固定され、支持部２２の他端は、第一折曲部２１３に対して自由に運動できる。【選択図】図３

Description

本考案は、電子装置保護ケースに関するものである。

携帯電話、タブレットパソコン等の電子装置によってインターネットを見たり、又は動画を見る時、電子装置を両手で長時間把持していると、手が疲れやすく、電子装置を落として損傷させる場合がある。また、両手が塞がれているため、他のことをすることができない。

本考案は、前記問題を解決し、電子装置を保護するだけでなく、電子装置を支持し、ユーザが両手を使えるようにできる電子装置保護ケースを提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本考案に係る保護ケースは、収容部を備えるカバーを含む。カバーには、開口部及びスライドレールが設けられている。スライドレールは、開口部の一端に隣接し、且つ開口部に連通している。保護ケースは、開口部に収容された支持部品を含む。支持部品は、折り畳み部及び支持部を備える。折り畳み部は、連接部、第一折曲部、第二折曲部及び作動端を備える。第一折曲部の一端は、連接部を介して開口部のスライドレールから離れる一端に回転可能に連接され、第一折曲部の他端は、第二折曲部の一端に回転可能に連接され、第二折曲部の他端は、作動端に連接され、作動端は、スライド可能にスライドレール内に収容され、支持部の一端は、第二折曲部に固定され、支持部の他端は、第一折曲部に対して自由に運動できる。

本考案に係る保護ケースは、電子装置を保護できるだけでなく、保護ケースのカバーに収容された支持部品を開けば電子装置を支持できるので、ユーザが両手で電子装置を把持せずとも電子装置を使用できる。支持部品を使用しない時は、支持部品を保護ケースのカバー内に収容することができるので、空間を占有しない。

図１は、本考案の第一実施形態に係る保護ケースの組立斜視図である。 図２は、図１に示す保護ケースを別の視点から見た組立斜視図である。 図３は、図１に示す保護ケースの使用状態を示す斜視図であって、支持部品が開かれている状態を示す図である。 図４は、図３に示す保護ケースを別の視点から見た状態を示す斜視図である。 図５は、図４に示す保護ケースのＶ−Ｖ線に沿う断面図である。 図６は、本考案の第二実施形態に係る保護ケースの組立斜視図である。 図７は、図６に示す保護ケースの使用状態を示す斜視図である。

図１及び図２に示すように、保護ケース１００は、携帯電話、タブレットパソコン等の電子装置を収容して保護し、且つ支持できる。従って、ユーザは、両手によって電子装置を把持せずとも、電子装置に表示される内容を快適に見ることができる。

保護ケース１００は、カバー１０及び支持部品２０を備える。

カバー１０は、底面１１０と、４つの側壁１２０と、４つの側壁１２０と底面１１０との間に形成されている収容部１１と、を備える。収容部１１は、保護しようとする電子装置に対応する形状を有し、この収容部１１の中に携帯電話、タブレットパソコン等の電子装置が収容される。第一実施形態において、４つの側壁１２０は、それぞれ弧状を呈する。他の実施形態において、当該４つの側壁１２０は、図６及び図７に示すように底面１１０に対して垂直に設置された平面であってもよい。

底面１１０には、スライドレール１２及び開口部１３が設けられている。本考案の第一実施形態において、開口部１３は、ストリップ状を呈し、支持部品２０を収容する。スライドレール１２は、底面１１０上に設けられ、且つ略矩形を呈する凹溝である。スライドレール１２は、開口部１３の一端に隣接し、且つ開口部１３に連通している。スライドレール１２の短手方向に沿う幅は、開口部１３の短手方向に沿う幅より広い。また、第一実施形態において、カバー１０の外側には、凹溝１５が設けられている。凹溝１５は、開口部１３の他端（スライドレール１２から離れる端）に連通され、開口部１３に収容された支持部品２０を開く時に用いられる。他の実施形態において、スライドレール１２、開口部１３及び凹溝１５の設置位置は、第一実施形態に示すような設置位置に限定されず、必要に応じてカバー１０の他の箇所に設置してもよい。

第一実施形態において、カバー１０は、内層１０１及び外層１０２を備える。外層１０２の形状は、内層１０１の形状とほぼ同じである。外層１０２は、内層１０１を被覆して設置されている。内層１０１は、柔軟性を有する材料、例えば、ポリプロピレン（ＰＰ）、熱可塑性エラストマ（ＴＰＥ）、具体的には、熱可塑性ポリウレタンエラストマ（ＴＰＵ）等により製造されるが、これらの材料に限定されない。柔軟性を有する材料によって内層１０１を製造する目的は、保護ケース１００内に収容された電子装置が衝撃を受けた時、当該柔軟性を有する材料の内層１０１が、バッファ層として機能して電子装置を保護するからである。カバー１０の外層１０２は、変形し難い硬質材料、例えば、ポリカーボネート（ＰＣ）、金属等により製造されるが、これらの材料に限定されない。本考案の第一実施形態において、開口部１３は、内層１０１及び外層１０２を貫通するが、スライドレール１２は、内層１０１のみに設けられている（図２を参照）。また、本考案の第二実施形態において、図６及び図７に示したように、スライドレール１２は、内層１０１及び外層１０２を貫通した開口である。スライドレール１２は、開口部１３の一端に、且つ開口部１３に連通している。スライドレール１２の対向する両内壁におけるカバー１０の内層１０１に位置する部分には、複数の係合スロット１２１がそれぞれ設けられている。係合スロット１２１は、カバー１０の内層１０１と同じ柔軟性を有する材料により製造されるので、衝撃を受けた時弾性変形できる。

本考案の第一実施形態において、カバー１０の４つの角には、４つのバッファ部１４がそれぞれ設置されている。該バッファ部１４は、内層１０１から外層１０２に向けて突設されており、且つ外層１０２の外表面から突出している。バッファ部１４は、保護ケース１００内に収容された電子装置が地面等の硬い物質に衝突した際、該衝撃を緩和して、電子装置が損傷するのを防止する。

図６に示したように、本考案の第二実施形態において、カバー１０の４つの角に設置されているバッファ部１４は、柔軟性を有する材料により製造されたクッションである。各クッション上には、少なくとも１つの通孔が設けられている。つまり、各クッションには、少なくとも１つのチャンバが形成されている。他の実施形態において、バッファ部１４は、カバー１０の外層１０２に設置され、密封されたエアバッグであってもよい。また、本考案の他の実施形態において、バッファ部１４は、カバー１０の４つの角にそれぞれ位置しなくてもよく、具体的な必要に応じて、カバー１０の側壁１２０又は底面１１０等に位置してよい。

図３〜図５を参照すると、本考案の第一実施形態において、支持部品２０は、折り畳み部２１及び支持部２２を備える。

折り畳み部２１は、連接部２１１、作動端２１２、第一折曲部２１３及び第二折曲部２１４を含む。第一折曲部２１３の一端は、連接部２１１を介して開口部１３の他端（スライドレール１２から離れる一端）に回転可能に連接されている。第一折曲部２１３の他端は、第二折曲部２１４の一端に回転可能に連接されている。第二折曲部２１４の他端は、作動端２１２に回転可能に連接されている。第一実施形態において、作動端２１２の幅は、第二折曲部２１４の幅より広く、作動端２１２及び第二折曲部２１４は、Ｔ字状の構造を形成する。作動端２１２は、スライドレール１２内にスライド可能に収容されている。また、本考案の第二実施形態において、図７に示したように、支持部品２０の作動端２１２は、第二折曲部２１４に固定されている。作動端２１２の幅は、第二折曲部２１４の幅より広い。支持部品２０を使用する時、作動端２１２をスライドレール１２の異なる係合スロット１２１内に係合させることにより、保護ケース１００を支持し、且つ支持部品２０の傾斜角度を調整する。

支持部品２０の支持部２２は、ストリップ状を呈する。支持部２２の長さは、第一折曲部２１３と第二折曲部２１４との長さの和にほぼ等しい。支持部２２の一端は、第二折曲部２１４上に貼り付けられている。支持部２２の他端は、第一折曲部２１３に対して移動できる。支持部２２の他端のカバー１０に面する側には、突部２２１が設置されている。第一折曲部２１３には、突部２２１に対応する溝（図示せず）が設けられている。支持部品２０が開口部１３内に収容された時、突部２２１は、該溝内に係合され、支持部２２を第一折曲部２１３に固定する。

本考案の第一実施形態において、支持部品２０の折り畳み部２１及びカバー１０の内層１０１は、同じ柔軟性を有する材料により一体成形される。また、連接部２１１、第一折曲部２１３と第二折曲部２１４との連接箇所及び第二折曲部２１４と作動端２１２との連接箇所には、それぞれ溝（図示せず）が設けられているため、これら連接箇所の厚さは、折り畳み部２１の主体部より薄い。これにより、これら連接箇所は、外力によって湾曲しやすく、それぞれ互いに対して回転可能に連結されている。

他の実施形態において、支持部品２０の折り畳み部２１は、硬質材料、例えば、鉄、アルミニウム等の金属材料、ポリカーボネート（ＰＣ）により製造してもよい。また、第一折曲部２１３と第二折曲部２１４との間及び第二折曲部２１４と作動端２１２との間には、機械的な回転軸をそれぞれ設置して、互いに回転可能に連結してもよい。

支持部品２０の支持部２２は、湾曲、弾性変形し難い硬質材料、例えば、ポリカーボネート（ＰＣ）、鉄、アルミニウム等の金属材料、アルミニウム合金等の合金材料、或いは木材等により製造してもよいが、これらの材料に限定されない。

本考案の第一実施形態において、第二折曲部２１４は、接着剤により支持部２２に粘着される。他の実施形態において、支持部品２０の支持部２２と第二折曲部２１４との間には、ネジ、ラッチ、スリーブ等を設置して連接してもよいが、これらの方法に限定されない。

本考案の他の実施形態において、第二折曲部２１４は、支持部２２と一体成形してもよい。第二折曲部２１４及び支持部２２は、折り曲げ難い硬質材料、例えば、ポリカーボネート（ＰＣ）、鉄、アルミニウム等の金属材料、アルミニウム合金等の合金材料或いは、木材等により製造してもよいが、これらの材料に限定されない。

また、カバー１０に、電子装置のカメラ、イヤホン等に対応して貫通孔及び他の構造を設けてもよいが、ここでの説明は省略する。

以下、本考案に係る保護ケース１００の使用方法について説明する。

図１〜図５に示したように、第一実施形態の保護ケース１００の初期状態において、支持部品２０は、開口部１３に収容されている。この時、支持部品２０の作動端２１２は、スライドレール１２の開口部１３から離れる一端に位置する。

支持部品２０を使用する時、ユーザは、凹溝１５に指等を入れて、支持部品２０の支持部２２の作動端２１２をカバー１０から離れる方向に向かって引くと、支持部２２は、第二折曲部２１４を連動してカバー１０から離れる方向に向かって移動すると同時に、支持部品２０の作動端２１２は、スライドレール１２に沿って開口部１３に近接する一端へ移動する。作動端２１２がスライドレール１２の開口部１３に近接する一端に到達すると、第二折曲部２１４は、第一折曲部２１３を連動してカバー１０から離れる方向に向かって移動する。この時、第一折曲部２１３、支持部２２及び底面１１０は、Ａ字状の構造を形成する。つまり、電子装置を例えば水平の机上に立てる時、カバー１０及び支持部２２を同時に机上に放置すると、支持部品２０によって、カバー１０及び電子装置を立てて支持できる。

図６及び図７に示したように、本考案の第二実施形態の保護ケース１００の初期状態において、支持部品２０は、開口部１３に収容されている。この時、支持部品２０の作動端２１２は、スライドレール１２の開口部１３から離れる一端に位置する。

支持部品２０を使用する時、ユーザが支持部２２の第二折曲部２１４から離れる一端をカバー１０から離れる方向に引くと、支持部２２は、第二折曲部２１４及び作動端２１２を連動してカバー１０から離れる方向に移動し、作動端２１２からの力は、係合スロット１２１を変形させる。次いで、ユーザの操作の下、作動端２１２をスライドレール１２の係合スロット１２１の中に係合させる。この時、第一折曲部２１３、支持部２２及び底面１１０は、Ａ字状の構造を構成する。ユーザが電子装置を例えば水平の机上に立てる時、カバー１０及び支持部２２を同時に机上に放置すると、支持部品２０によって、カバー１０及び電子装置を立てて支持できる。

１０ カバー
１１ 収容部
１２ スライドレール
１３ 開口部
１４ バッファ部
１５ 凹溝
２０ 支持部品
２１ 折り畳み部
２２ 支持部
１００ 保護ケース
１０１ 内層
１０２ 外層
１１０ 底面
１２０ 側壁
１２１ 係合スロット
２１１ 連接部
２１２ 作動端
２１３ 第一折曲部
２１４ 第二折曲部
２２１ 突部

Claims (15)

1. 収容部が設けられたカバーを含む保護ケースであって、
   前記カバーには、開口部及びスライドレールが設けられており、前記スライドレールは、前記開口部の一端に隣接し、且つ前記開口部に連通し、
   前記保護ケースは、前記開口部に収容された支持部品を含み、前記支持部品は、折り畳み部及び支持部を備え、前記折り畳み部は、連接部、第一折曲部、第二折曲部及び作動端を備え、前記第一折曲部の一端は、前記連接部を介して前記開口部の前記スライドレールから離れる一端に回転可能に連接され、前記第一折曲部の他端は、前記第二折曲部の一端に回転可能に連接され、前記第二折曲部の他端は、前記作動端に連接され、前記作動端は、スライド可能に前記スライドレール内に収容され、前記支持部の一端は、前記第二折曲部に固定され、前記支持部の他端は、前記第一折曲部に対して自由に運動できることを特徴とする電子装置保護ケース。
2. 前記カバーは、内層及び外層を備え、前記外層は、前記内層を被覆して設置されていることを特徴とする請求項１に記載の電子装置保護ケース。
3. 前記カバーの前記内層は、柔軟性を有する材料により製造され、前記外層は、変形し難い硬質材料により製造されることを特徴とする請求項２に記載の電子装置保護ケース。
4. 前記柔軟性を有する材料は、例えば、ポリプロピレン（ＰＰ）樹脂、熱可塑性エラストマ（ＴＰＥ）、具体的には、熱可塑性ポリウレタンエラストマ（ＴＰＵ）であることを特徴とする請求項３に記載の電子装置保護ケース。
5. 前記カバーには、少なくとも１つのバッファ部が設置されており、前記バッファ部は、前記内層から前記外層に向けて突設されており、且つ前記外層の外表面から突出していることを特徴とする請求項２に記載の電子装置保護ケース。
6. 前記カバーには、少なくとも１つのバッファ部が設置されており、前記バッファ部は、前記カバーに固定され、且つ柔軟性を有する材料により製造されたエアバッグ又はクッションであり、前記各クッションには、少なくとも１つの通孔が設けられ、つまり、前記各クッションには少なくとも１つのチャンバが形成されていることを特徴とする請求項１に記載の電子装置保護ケース。
7. 前記折り畳み部は、前記内層と同一の材料により製造され、前記支持部は、変形し難い硬質材料により製造されることを特徴とする請求項２から請求項６のいずれか一項に記載の電子装置保護ケース。
8. 前記支持部品の前記折り畳み部は、前記内層と一体成形され、前記連接部、前記第一折曲部と前記第二折曲部との連接箇所及び前記第二折曲部と前記作動端との連接箇所の厚さは、前記折り畳み部の主体部より薄いことを特徴とする請求項２から請求項６のいずれか一項に記載の電子装置保護ケース。
9. 前記支持部品の前記折り畳み部は、前記内層と一体成形され、前記連接部、前記第一折曲部と前記第二折曲部との連接箇所及び前記第二折曲部と前記作動端との連接箇所の厚さは、前記折り畳み部の主体部より薄いことを特徴とする請求項７に記載の電子装置保護ケース。
10. 前記支持部品の前記折り畳み部及び前記支持部は、硬質材料により製造され、前記第一折曲部、前記第二折曲部及び前記作動端は、回転軸を介して回転可能に連接されることを特徴とする請求項１から請求項５のいずれか一項に記載の電子装置保護ケース。
11. 前記第二折曲部及び前記支持部は、接着剤、ネジ、ラッチ、スリーブ等を設置して、互いに連接することを特徴とする請求項１に記載の電子装置保護ケース。
12. 前記支持部は、前記第二折曲部と一体成形されることを特徴とする請求項１に記載の電子装置保護ケース。
13. 前記カバーは、底面を備え、前記スライドレールは、前記底面に設けられた凹溝であり、前記スライドレールに収容された前記作動端の幅は、前記第二折曲部の幅より広く、前記作動端及び前記第二折曲部は、Ｔ字状の構造を形成することを特徴とする請求項１から請求項６のいずれか一項に記載の電子装置保護ケース。
14. 前記スライドレールは、前記カバーの前記内層及び前記外層を貫通し、
    前記スライドレールの対向する両内壁において、前記カバーの前記内層に位置する部分には、複数の係合スロットがそれぞれ設けられており、前記作動端を前記スライドレールの異なる前記係合スロット内に係合させることにより、前記保護ケースを支持し、且つ前記支持部品の傾斜角度を調整することを特徴とする請求項２から請求項６のいずれか一項に記載の電子装置保護ケース。
15. 前記係合スロットは、柔軟性を有する材料により製造されることを特徴とする請求項１４に記載の電子装置保護ケース。