JP3201195B2 - 塗膜形成物 - Google Patents

塗膜形成物

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JP3201195B2 JP32824094A JP32824094A JP3201195B2 JP 3201195 B2 JP3201195 B2 JP 3201195B2 JP 32824094 A JP32824094 A JP 32824094A JP 32824094 A JP32824094 A JP 32824094A JP 3201195 B2 JP3201195 B2 JP 3201195B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は塗膜形成物に関し、さ
らに詳細にいえば、枚葉塗工用の方形の基板上に形成さ
れた塗膜形成物に関する。特に、液晶ディスプレイ用の
カラーフィルタを製造するための塗膜形成物のように、
枚葉方式で供給される基体に薄く均一に塗工されてなる
塗膜形成物に好適である。
【0002】
【従来の技術】従来から、液晶ディスプレイ用のカラー
フィルタを製造するに当って、スピナー、バーコータ、
ロールコータを用いて、枚葉方式で供給される基体上に
塗膜形成物を形成することが一般的に行われている。ス
ピナーを用いる方法は、基体上に原料液体を滴下した後
に基体を高速回転させて塗膜を形成する方法であり、全
範囲にわたってかなり均一な塗膜を形成することができ
る。
【0003】バーコータを用いる方法は、金属棒にワイ
ヤを巻き付けてなる装置に原料液体を供給し、この装置
を基体の表面に接触させて相対的に移動させることによ
り塗膜を形成する方法である。ロールコータを用いる方
法は、ローラに原料液体を供給し、ローラを基体の表面
に接触させて相対的に移動させることにより塗膜を形成
する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スピナーを用
いて形成された塗膜の厚みを測定したところ、図5に示
すように、基体の端部近傍における塗膜厚みが、ほぼ均
一な厚みの塗膜が得られる基体中央部における塗膜厚み
の2倍以上になることが分かった。なお、図5中、丸印
は、図1中(a)の左上角に示すオリエンテイションフ
ラットからの塗膜厚みの変化を、四角印、三角印、×印
はそれぞれ他の角からの塗膜厚みの変化を示している。
【0005】バーコータを用いる方法、ロールコータを
用いる方法を採用した場合には、これらが直接基体表面
に接触することになるので、基体表面に傷がつくおそれ
があるとともに、塗膜厚みの均一性がスピナーを用いる
場合よりも低下することになる。具体的には、バーコー
タを用いて塗膜を形成した場合、その膜厚は図6に示す
通りであった。
【0006】このような不都合があっても、基体の端部
に十分にゆとりを持たせて中央部のみを活用する場合に
は、上述の塗膜厚みが著しく大きくなる領域が有効活用
領域に含まれることはないとともに、有効活用領域に近
接することもないので、特に不都合は発生しない。しか
し、液晶ディスプレイ用カラーフィルタは大型化の傾向
が強く、しかも、1枚のマザー基板(基体)から多面取
りを行うことが実施され始めているのであるから、この
ような場合には、マザー基板の端部に僅かなゆとりしか
持たせることができなくなってしまう。この結果、上述
の塗膜厚みが著しく大きくなる領域が有効活用領域(カ
ラーフィルタとして使用される領域)に含まれることに
なり、または有効活用領域に近接することになる。膜厚
の不均一は、色ムラとして検知され、カラーフィルタと
して使えなくなる。そしてまた、このような状況の下で
後工程としてのフォトリソ加工工程でエッチング処理が
行われた場合に、有効活用領域に対するエッチングが完
了しても塗膜厚みが著しく大きい領域は完全にはエッチ
ングが行われないことになってしまう。逆に、塗膜厚み
が著しく大きい領域に対するエッチングを完全に行わせ
れば、有効活用領域がオーバーエッチングされてしま
う。そして、何れの場合にも製品の品質を大幅に低下さ
せることになってしまうので、上述のような多面取りを
行うことができなくなってしまう。
【0007】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、基体の端部に持たせるゆとりを著しく小
さくし、しかも有効活用領域における塗膜厚みのばらつ
きを大幅に抑制した塗膜形成物を提供することを目的と
している。
【0008】請求項1の塗膜形成物は、方形の基体上に
塗工された塗膜形成物であって、塗料吐出用のスリット
を有する枚葉塗工装置の塗工開始位置でステージを瞬間
的に停止させるとともに、塗料の送液を開始し、被塗工
材が塗工終了位置に到達する直前にビードスキージ塗工
を行った結果得られた塗膜形成物が、塗膜端部から塗膜
中央に向かって10mmの範囲における塗膜厚みが、塗
膜端部から塗膜中央に向かって10mmの範囲を除いた
部分における平均塗膜厚みの1.75倍を越えないもの
である。
【0009】請求項2の塗膜形成物は、方形の基体上に
塗工された塗膜形成物であって、塗膜端部から塗膜中央
に向かって10mmの範囲を除いた部分において、塗膜
厚みが平均塗膜厚みの95%〜105%の範囲にあるも
のである。請求項3の塗膜形成物は、少なくとも方形の
基体の1辺において、塗膜端部が基体の端部から3mm
の範囲に位置しているものである。
【0010】請求項4の塗膜形成物は、方形の基体が表
裏を示すためのオリエンテイションフラットを備えてな
り、このオリエンテイションフラットに近接する塗膜端
部から塗膜中央に向かって10mmの範囲における塗膜
厚みが、塗膜端部から塗膜中央に向かって10mmの範
囲を除いた部分における平均塗膜厚みの1.75倍を越
えないものである。
【0011】請求項5の塗膜形成物は、塗膜形成物がカ
ラーフィルタである。
【0012】請求項1の塗膜形成物であれば、方形の基
体上に塗工された塗膜形成物であって、塗料吐出用のス
リットを有する枚葉塗工装置の塗工開始位置でステージ
を瞬間的に停止させるとともに、塗料の送液を開始し、
被塗工材が塗工終了位置に到達する直前にビードスキー
ジ塗工を行った結果得られた塗膜形成物が、塗膜端部か
ら塗膜中央に向かって10mmの範囲における塗膜厚み
が、塗膜端部から塗膜中央に向かって10mmの範囲を
除いた部分における平均塗膜厚みの1.75倍を越えな
いものであるから、中央部を殆どオーバーエッチングす
ることなく周縁部を完全にエッチングすることができ、
この結果、塗膜形成物の殆どの範囲を有効に活用するこ
とができ、1枚のマザー基板からの多面取りにも簡単に
対処できる。
【0013】請求項2の塗膜形成物であれば、方形の基
体上に塗工された塗膜形成物であって、塗膜端部から塗
膜中央に向かって10mmの範囲を除いた部分におい
て、塗膜厚みが平均塗膜厚みの95%〜105%の範囲
にあるものであるから、塗膜形成物の有効活用領域の塗
膜厚みが均一であり、高品質の製品を得ることができ
る。
【0014】請求項3の塗膜形成物であれば、少なくと
も方形の基体の1辺において、塗膜端部が基体の端部か
ら3mmの範囲に位置しているので、基体の未塗工領域
を著しく少なくでき、基体の有効活用を達成できる。請
求項4の塗膜形成物であれば、方形の基体が表裏を示す
ためのオリエンテイションフラットを備えてなり、この
オリエンテイションフラットに近接する塗膜端部から塗
膜中央に向かって10mmの範囲における塗膜厚みが、
塗膜端部から塗膜中央に向かって10mmの範囲を除い
た部分における平均塗膜厚みの1.75倍を越えないも
のであるから、オリエンテイションフラットにより表裏
の識別を行うことができるほか、請求項1から請求項3
の何れかと同様の作用を達成できる。
【0015】請求項5の塗膜形成物であれば、塗膜形成
物がカラーフィルタであるから、高品質のカラーフィル
タを得ることができるだけでなく、品質を低下させるこ
となくカラーフィルタの多面取りを達成することができ
る。ここで、カラーフィルタとは、アクリルなどからな
る保護膜層、赤、緑、青色などの着色層、樹脂製のブラ
ックマトリックス(遮光層)を意味する用語として使用
される。
【0016】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によってこの発
明を詳細に説明する。図1はこの発明の塗膜形成物の一
実施例を示す平面図である。この塗膜形成物9は、被塗
工材8(基体に相当する)の周縁部を僅かに残した状態
で形成されており、塗膜端部から塗膜中央に向かって1
0mmの範囲における塗膜厚みが、塗膜端部から塗膜中
央に向かって10mmの範囲を除いた部分における平均
塗膜厚みの1.75倍を越えないように設定されてい
る。また、基体11の1つの角部を切欠して表裏判定用
のオリエンテイションフラット8aを形成してある。な
お、塗膜形成物9の全範囲が塗工領域、塗膜が形成され
ていない領域が未塗工領域である。
【0017】図2は塗膜形成装置を概略的に示す図であ
る。この枚葉塗工装置は、塗料タンク1と、ピストン型
定量ポンプの一例としてのマイクロシリンジポンプ2
と、塗料吐出用のスリット3aを有する塗料吐出装置3
と、ボールネジ機構4aにより往復動されるステージ4
と、ステージ4上の被塗工材8の位置を検出する位置セ
ンサ5と、位置センサ5からの出力信号、ボールネジ機
構4aを駆動するACサーボモータ4bからの状態信
号、塗料吐出装置3の状態信号を入力として塗料吐出装
置3、ACサーボモータを制御するシーケンサ6と、シ
ーケンサ6からの出力信号(マイクロシリンジポンプ制
御用の信号など)およびマイクロシリンジポンプ2の状
態信号を入力としてマイクロシリンジポンプ2を制御す
るコンピュータ7とを有している。なお、塗料タンク1
とマイクロシリンジポンプ2との間を塗料吸引管路1a
(第1送液管路に相当する)で連通しており、マイクロ
シリンジポンプ2と塗料吐出装置3との間を塗料吐出管
路3b(第2送液管路に相当する)で連通している。ま
た、マイクロシリンジポンプ2は切換え弁2aにより選
択的に塗料吸引管路1a、塗料吐出管路3bに連通され
ている。塗料吐出装置3は、ステージ4上に支承された
被塗工材としてのカラーフィルタ基板8の上面に近接す
る位置と十分に離れた位置との間において昇降されるも
のであり、シーケンサ6からの塗工動作開始指令に応答
して下降し、塗工動作終了指令に応答して上昇する。ま
た、コンピュータ7は切換え弁2aをも制御する。
【0018】図3は塗膜形成工程を説明する図である。
なお、図3において実線が塗料の送液速度を示し、太い
破線がステージの移動速度を示している。先ず、被塗工
材8を塗工開始位置まで搬送すべきステージ4を移動さ
せ、被塗工材8を塗工開始位置まで移動させたことに応
答してステージ4を瞬間的に(0.1〜0.7秒程度)
停止させるとともに、マイクロシリンジポンプ2を動作
させることにより塗料の送液を開始する。なお、この場
合には、切換え弁2aが塗料吐出管路側に切換えられて
いる。上記ステージ4の停止期間中に塗料吐出装置3と
被塗工材8との間にスリット3aの全幅にわたる塗料ビ
ードが形成されるので、その後は、塗料の送液を継続し
たままでステージ4を移動させ、被塗工材8の表面にほ
ぼ一定の膜厚の塗膜を形成する定常塗工動作を行う。
【0019】そして、被塗工材8が塗工終了位置に到達
する直前にマイクロシリンジポンプ2による塗料の送液
のみを停止し、ビードスキージ塗工を行い、ビードスキ
ージ塗工の周期にマイクロシリンジポンプ2を逆に動作
させることにより被塗工材8上の塗料を短時間だけ吸引
し、その後、塗料吐出装置3を上昇させる。次いで、ス
テージ4の移動を継続して被塗工材8を次工程に渡し、
その後、ステージ4を反転移動させて次の被塗工材8の
受け取りに備える。
【0020】また、図3には特には示していないが、マ
イクロシリンジポンプ2により被塗工材8上の塗料を吸
引した後は、切換え弁2aを塗料吸引管路側に切換え、
マイクロシリンジポンプ2を動作させることにより塗料
タンク1から塗料を吸引充填する。図4は以上の方法に
より被塗工材8上に形成された塗膜の厚み測定例を示す
図である。ポリイミド前駆体であるポリアミド酸をバイ
ンダーとして用い、N−メチル−2−ピロリドンを溶媒
とし、塩臭素化フタロシアニングリーン(C.I.ピグ
メントグリーン36)を混合・分散して得た重量固形分
濃度8wt%、粘土25cPsの緑色着色塗膜形成用塗
料を塗料として採用し、360mm×465mm×1.
1mmの無アルカリガラス基板OA−2(日本電気硝子
(株)製)を被塗工材8として採用して塗工を行なっ
た。なお、図4中の記号は、図1中(a)に示した部分
の塗膜厚みの変化を示している。
【0021】この図から明らかなように、塗膜端部から
塗膜中央に向かって10mmの範囲における塗膜厚み
が、塗膜端部から塗膜中央に向かって10mmの範囲を
除いた部分における平均塗膜厚みの1.75倍を越えな
いことがわかる。また塗膜端部から塗膜中央に向かって
10mmの範囲を除いた部分において、塗膜厚みが平均
塗膜厚みの95%〜105%の範囲にあり、膜厚が均一
な塗膜が形成されていることがわかる。また塗膜端部を
被塗工材8の端部から3mmの範囲に形成しても上記の
通りの塗膜を形成することができた。
【0022】塗工方法として、スピナーを用いるほかは
実施例と全く同様にして塗膜形成物を得た。得られた塗
膜の塗膜厚み測定結果を図5に示す。塗膜端部から塗膜
中央に向かって10mmの範囲における塗膜厚みが、塗
膜端部から塗膜中央に向かって10mmの範囲を除いた
部分における平均塗膜厚みの2.5倍に及ぶ部分があっ
たことがわかる。また塗膜端部から塗膜中央に向かって
10mmの範囲を除いた部分において、塗膜厚みが平均
塗膜厚みの91%〜118%の範囲に分布した塗膜が形
成されていることがわかる。同様に塗工方法として、ロ
ッドバーコータを用いるほかは実施例と全く同様にして
塗膜形成物を得た。得られた塗膜の塗膜厚み測定結果を
図6に示す。塗膜端部から塗膜中央に向かって10mm
の範囲における塗膜厚みが、塗膜端部から塗膜中央に向
かって10mmの範囲を除いた部分における平均塗膜厚
みの1.82倍に及ぶ部分があったことがわかる。また
塗膜部から塗膜中央に向かって10mmの範囲を除いた
部分において、塗膜厚みが平均塗膜厚みの93%〜11
3%の範囲に分布した塗膜が形成されていた。
【0023】図4、図5、図6に示す塗膜は、塗膜を形
成する塗料として同一の組成のものを採用した。これら
の塗膜にそれぞれ常法に従ってフォトリソ加工を施し
た。即ちポジ型レジストをスピナー塗布し乾燥した後、
マスク露光を行い露光部の塗膜を、アルカリ現像液によ
ってレジスト現像と同時にエッチングした。有効活用領
域内の塗膜平坦部のジャストエッチ条件で現像を行なっ
たところ、図4に示す塗膜の露光部は残膜することなく
良好なパターンを形成することができた。この塗膜から
得られたパターンは色差△Eabが3以下の色ムラの少
ないパターンであった。従ってこのような塗膜を利用す
るとカラーフィルタの大型化、多面取りに伴なう被塗工
材端部の非有効活用領域の狭小化に対応することができ
る。
【0024】一方比較例から得られた図5、図6に示す
塗膜は塗膜端部に現像残膜を生じた。残膜を生じないよ
うな更に強い条件で現像エッチングしたところ、残膜は
生じなかったが未露光のパターン部分がオーバーエッチ
となり良好なパターンが得られなかった。また得られた
塗膜の分光特性を測定したところ、比較例から得られた
塗膜(図5、図6)から得られたパターンは、その塗膜
厚みばらつきに起因する色ムラが色差△Eabで4〜9
にであった。この程度の色ムラは肉眼で十分検知できる
ものであり、この塗膜をカラーフィルタ製造に応用する
ことはできないか或は困難であることがわかった。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、中央部を殆どオーバ
ーエッチングすることなく周縁部を完全にエッチングす
ることができ、この結果、塗膜形成物の殆どの範囲を有
効に活用することができ、1枚のマザー基板からの多面
取りにも簡単に対処できるという特有の効果を奏する。
【0026】請求項2の発明は、塗膜形成物の有効有効
活用領域の塗膜厚みが均一であり、高品質の製品を得る
ことができるという特有の効果を奏する。請求項3の発
明は、基体の無駄領域を著しく少なくでき、基体の有効
活用を達成できるという特有の効果を奏する。請求項4
の発明は、オリエンテイションフラットにより表裏の識
別を行うことができるほか、請求項1から請求項3の何
れかと同様の効果を奏する。
【0027】請求項5の発明は、品質を低下させること
なくカラーフィルタの多面取りを達成することができる
という特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の塗膜形成物の一実施例を示す平面図
である。
【図2】塗膜形成装置を概略的に示す図である。
【図3】塗膜形成工程を説明する図である。
【図4】図2の塗膜形成装置により形成された塗膜の膜
厚の変動を示す図である。
【図5】スピナーにより形成された塗膜の膜厚の変動を
示す図である。
【図6】ロボットバーコータにより形成された塗膜の膜
厚の変動を示す図である。
【符号の説明】
8 被塗工材 8a オリエンテイションフラット 9 塗膜形成物
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−147105(JP,A) 特開 昭62−154614(JP,A) 特開 平2−290277(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 3/00 B05C 11/10 G02B 5/20 101 G02F 1/1335 505

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形の基体(8)上に塗工された塗膜形成
    物(9)であって、塗料吐出用のスリットを有する枚葉
    塗工装置の塗工開始位置でステージを瞬間的に停止させ
    るとともに、塗料の送液を開始し、被塗工材が塗工終了
    位置に到達する直前にビードスキージ塗工を行った結果
    得られた塗膜形成物が、塗膜端部から塗膜中央に向かっ
    て10mmの範囲における塗膜厚みが、塗膜端部から塗
    膜中央に向かって10mmの範囲を除いた部分における
    平均塗膜厚みの1.75倍を越えないことを特徴とする
    塗膜形成物。
  2. 【請求項2】 方形の基体(8)上に塗工された塗膜形
    成物(9)であって、塗膜端部から塗膜中央に向かって
    10mmの範囲を除いた部分において、塗膜厚みが平均
    塗膜厚みの95%〜105%の範囲にある請求項1に記
    載の塗膜形成物。
  3. 【請求項3】 少なくとも方形の基体(8)の1辺にお
    いて、塗膜端部が基体の端部から3mmの範囲に位置し
    ている請求項1または請求項2に記載の塗膜形成物。
  4. 【請求項4】 方形の基体(8)が表裏を示すためのオ
    リエンテイションフラット(8a)を備えてなり、この
    オリエンテイションフラット(8a)に近接する塗膜端
    部から塗膜中央に向かって10mmの範囲における塗膜
    厚みが、塗膜端部から塗膜中央に向かって10mmの範
    囲を除いた部分における平均塗膜厚みの1.75倍を越
    えない請求項1から請求項3の何れかに記載の塗膜形成
    物。
  5. 【請求項5】 塗膜形成物(9)がカラーフィルタであ
    る請求項1から請求項4の何れかに記載の塗膜形成物。
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