JP3201108U - カートン及びカートン形成用カートンブランク - Google Patents

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池田 民生
民生 池田
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ミードウエストヴェイコ・パッケージング・システムズ・エルエルシー
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Abstract

【課題】管状構造体中に収容される物品を確実に保持するために強度が向上可能なカートン及びカートン形成用カートンブランクであって、機械を使用しての組み立てに対する適性が向上可能なカートン及びカートン形成用カートンブランクを提供する。【解決手段】カートンを形成するブランク1は、組み上げられるとカートン中の物品を確実に保持するものであり、且つ、機械を使用しての組み立てに適する。ブランク1は、互いに一列に接続された複数の壁部パネル2を含む。ブランク1の頂壁2Aは、V字型の切断線29A、29Bの形態の開口部機構を含む。【選択図】図1

Description

本考案は、管状構造を有し、当該管状構造中に物品を収容することができるカートン及び当該カートンを形成するためのカートンブランクに関する。
従来、カートンは、様々な物品の保管及び運送を容易にするために使用されてきた。従来のカートンのうち、管状の開放端構造を有するラップアラウンド式カートンでは、略円筒形の缶といった複数の物品をまとめて収容するための内部空間が画定される。
管状構造を有する通常の従来型カートンは、日本国特許出願公開第2003−034354号公報(特許文献1)の図1及び図3に示されている。特許文献1において開示されたカートンは、頂壁、側壁の対、及び底壁を有する。管状構造体の両側の開放端には、当該管状構造体中に物品を保持するための物品保持手段が設けられている。当該物品保持手段は、頂壁の端縁に接続されたトップカバーパネルと、折目線を介してトップカバーパネルに接続された第1サイドカバーパネルと、折目線を介して第1サイドカバーパネルに接続された第2サイドカバーパネルと、各側壁の端縁に接続され、且つ折目線を介して第2サイドカバーパネルに接続された折り返しパネルと、を含む。トップカバーパネルと第1サイドカバーパネルとの間の折目線及び第1サイドカバーパネルと第2サイドカバーパネルとの間の折目線の両方を山折りで折り曲げ、第2サイドカバーパネルと折り返しパネルとの間の折目線を谷折りで折り曲げ、折り返しパネルを内側へ折り曲げることにより、物品保持手段は、管状構造体の各開口部に面する、端の物品一つ以上の上端をカバーし、これにより当該管状構造体中に物品を保持する。
しかしながら、上述のカートンによると、第2サイドカバーパネルに外力又は梱包された物品の荷重が加わると、折り返しパネルが管状構造体から滑り出てしまうおそれがある、というリスクがある。このように折り返しパネルが滑り出てしまうと、物品保持手段はもはや管状構造体中に物品を保持することができない。
上述の問題に対する一つの解決策としては、管状構造体中の物品に押し付けられる折り返しパネルの表面積が相当程度増加するように、折り返しパネルのサイズを相当程度増加させることが挙げられる。しかしながら、このような手法は、大量の板紙材料を使用する必要があり、製品の価格が大幅に上がることになる。
カートンを容易に開けられるようにするために、カートンでは様々な開口部機構が利用されている。Funkhouserの米国特許第3669342号明細書(特許文献2)において、図1及び図2に開口部機構が示されている。当該開口部機構は、カートンの側面に沿って逆V字形状に配置された切断線(severance lines)を含む。しかしながら、カートンの側面上に切断線が配置されていると、当該カートンが外側梱包容器や冷却器等の3次包装中に収容されている場合に、カートンを開くのが困難になる。
特開第2003−034354号公報 米国特許第3669342号明細書
本考案により、管状構造体中に収容される物品を確実に保持するために強度が向上可能なカートンブランク及びカートンであって、機械を使用しての組み立てに対する適性が向上可能なカートンブランク及びカートンが提供される。当該カートンブランク及びカートンを用いると、V字型切断線を使用して、カートンを頂部から容易に開くことが可能になる。
本考案の当該カートンブランクは、管状構造体の頂壁、側壁、及び底壁を形成するための壁部パネルを備える。当該壁部パネルは、管状構造体を形成するように一列に配置される。当該管状構造体は、両側に開放端を有し、一つ以上の物品を収容するように設計されている。V字型切断線が頂壁に設けられている。
また、本考案により、両側に開放端を有する管状構造体を形成するために、互いに接続された頂壁、対向する側壁の対、及び底壁を備えるカートンが提供される。当該カートンは、一つ以上の物品を当該カートン中に収容するのに適している。V字型切断線が頂壁に設けられている。
本考案のカートンブランクの一実施形態を示す平面図である。 図1のカートンブランクから形成されたカートンを示す斜視図である。カートン中に梱包された物品を点線で示す。 図1のカートンブランクから形成されたカートンを示す斜視図である。カートン中の物品を実線で示す。
本考案の実施形態について、以下、図1及び図2を参照して説明する。
本明細書において、以下の実施形態では、説明には缶が用いられ、これらの缶は、各缶の全体形状が略円筒状であるように形成されたものである。各缶は、略円形の頂面と、略円形の底面と、頂面と底面との間に延在する略円筒形の側面と、を有する。
図1は、本考案の第1実施形態のカートンブランクを示す平面図であり、図2は、図1のカートンブランクから形成されたカートンを示す斜視図である。
図1に示すように、カートンブランク1は、カートンの頂壁2A、対向する側壁の対2B及び2C、及び底壁2Da/2Dbを形成するための壁部パネル2を有する。底壁2Da/2Dbは、二つの底部パネル2Daと2Dbとを互いに固定することにより形成される。
壁部パネル2は、一列に配置される。側壁2Bは、折目線47に沿って底部パネル2Daにヒンジ式に接続されている。頂壁2Aは、折目線5を介して側壁2Bにヒンジ式に接続されている。もう一方の側壁2Cは、折目線6を介して頂壁2Aにヒンジ式に接続されている。もう一方の底部パネル2Dbは、折目線48に沿って他方の側壁2Cにヒンジ式に接続されている。カートンブランク1は、底部パネル2Da及び2Dbが互いに固定されることにより底壁2Da/2Dbが形成されると、図2に示すようなカートン9の管状構造体7が形成されるように適合されている。管状構造体7は、その両端にそれぞれ端部開口8を有する。複数の物品「D」が管状構造体7中に収容されることになる。図1のブランク及び図2のカートンにはそれぞれ、管状構造体7中で物品「D」を保持するための、四つの物品保持構造体又は四つの物品保持構造体形成用セクション10が設けられている。物品保持構造体10は、カートンの頂部、例えばカートンの上隅に配置することができるため、折目線5及び6の端部に配置することができる。下隅延長部14は、図1のブランク及び図2のカートンに示すように、カートンの下隅に設けることができる。
図1を参照すると、各物品保持構造体形成用セクション10は、頂壁2A近傍の各側壁2B、2Cの各端に折目線11を介してヒンジ式に接続された三角形の折り返しパネル12を含む。折り返しパネル12は、ブランク1からカートン9が組み上げられる際に、管状構造体7の内側へ折り曲げられる。各セクション10はまた、折目線13を介して折り返しパネル12の側縁にヒンジ式に接続されている三角形のカバーパネル15を含む。カバーパネル15は、カートン9に物品Dが詰め込まれる際に、物品Dのうちの一つの上端の少なくとも一部をカバーする。折目線16がカバーパネル15に設けられている。折目線16は、カバーパネル15の自由縁部に達するように、カバーパネル15全体にわたって延在する。端の物品Dの上面上でこれをカバーするカバー壁部17は、頂壁2Aと一体に形成され、頂壁2Aの両端に配置される。四つのセクション10のカバーパネル15は、折目線18を介してカバー壁部17にヒンジ式に接続されている。
カバーパネル15がヒンジ式に接続されている折り返しパネル12の側縁には、折り返しパネル12からカバーパネル15へ突出しているタブ21が設けられている。タブ21がカバーパネル15から打ち抜かれ、且つ折り返しパネル12と一体に接合されるように、当該タブ21は、カバーパネル15に形成された略C字型又は略U字型のカット20により画定される。U字型カット20は、各セクション10の自由縁部とも隣接する各側壁2B、2Cの端部とも離間した位置に配置されている。本実施形態では、タブ21は、折り返しパネル12とカバーパネル15との間の境界(13)に近接した位置に形成されている。折り返しパネル12とカバーパネル15との間の折目線13に、当該カット20が割り込んでいる。従って、折り返しパネル12とカバーパネル15との間の境界は、当該カット20及び折目線13により画定される。折り返しパネル12は、タブ21の外面が管状構造体7内部に配置された隣接する物品Dに面するように、タブ21と共に管状構造体7の内側へ折り曲げられる。
カバーパネル15は、端位置に配置されている隣接する物品D上端の一部をカバーするように、折目線13に沿って谷折りで折り曲げられる。当該端位置では、管状構造体7の各端部開口8を通じて当該物品を視認することができる。
更に図1を参照すると、指受け開口部を画定するためのフィンガーフラップ25の対が頂壁2Aに画定されている。フラップ25を折目線26に関して内側に折り曲げることにより、指受け開口部が頂壁2Aの中央部に形成される。フィンガーフラップ25はそれぞれ、各折目線26及び略C字型のカット27により画定される。折目線26は、C字型カット27の両端の間に延在する。フィンガーフラップ25は、頂壁2Aの両側縁(5、6)に沿う方向に延在する仮想線に沿って、また折目線26が互いに略平行となるように、並べて配置される。
更に図1を参照すると、切断線の対29A、29Bが、それぞれ、頂壁2Aの各端に位置する当該切断線の外側終端部から、頂壁2Aの両端の間に配置された開封タブ(tear tab)29Cのところに位置する当該切断線の内側終端部まで延在している。切断線29A、29Bは、略直線状のものであってもよく、その他の形状であってもよい。当該切断線は、ミシン目(perforations)、切取り用カット(tear−directing cuts)、又は分離線、若しくは切断線を設けるのに一般的に使用されるような他の機構により形成することができる。
切断線29A、29Bは、開封タブ29Cと共に、頂壁2Aの一端から反対側の端まで延在する、全体として「V」字型の単一の切断線29を画定することができる。切断線29A、29Bは、指受け開口部(部分的にC字型カット27により形成されている)を使用する際に不注意で切断線を引き裂いてしまわないように、C字型カット27から十分遠くに配置され得る。
切断線29A、29Bの外側終端部は、好ましくは、これらの構造体の強度が低下しないように、物品保持構造体10から十分に離間したものとすることができる。従って、例えば、開封タブ29Cが折目線5に沿って配置されている場合、切断線29A、29Bはそれぞれ、折目線5から離れる方向に角度28A、28Bで延在することができる。角度28A、28Bは同一であってもよく、異なっていてもよい。例えば、当該角度は、10度、20度、30度、40度、若しくは50度、又はこれらの間の値とすることができる。切断線の外側終端部は、物品保持構造体10から少なくとも多少は離れたところで、構造の端部と交差し得る。
図2に示すように、開封タブ29Cは折目線5に沿って配置され得る。例えば、カートン9内の物品Dの配置に応じて、折目線5の端から出発して折目線5に沿って当該折目線5の約20%、約25%、約33%、又は約50%のところに配置することができる。開封タブ29Cは、側壁2Bに形成されても、頂壁2Aに形成されても、側壁2B及び頂壁2Aの両方に形成されてもよい。タブ29Cがどの壁部(複数可)に形成されるかに関わらず、物品が缶、ボトル、又はその他の略円筒形状のものであるときは、タブ29Cは、二つの隣接する物品間の空間の上方の位置に配置することができる。切断線29A、29Bの間には、持ち上げ可能パネル部30が画定される。当該持ち上げ可能部30には両フィンガーフラップ25が含まれる。持ち上げ可能部30は、開封タブ29Cにより保持され、カートンの外側へ引き上げられ得る。この動作により、管状構造体7内の物品Dにアクセスできるように、持ち上げ可能部30を十分に持ち上げることが可能になる。
V字状切断線29の有益な点は、カートンが発送箱や冷却器等の3次包装中に配置されている場合であっても、頂部からカートンの内容物に容易にアクセスできることである。別の有益な点は、持ち上げ可能部30が、引き外しが必要でそのためにゴミ又はクズとなるおそれのあるものではなく、例えば折目線6に沿って、管状構造体に取り付けられたままにすることができる点である。
複数のキノコ型係止タブ31が、底部パネル2Daに画定されている。各係止タブ31は、折目線33を介して底部パネル2Daにヒンジ式に接続されている。略長方形の保持タブ36が、もう一方の底部パネル2Dbに画定されている。保持タブ36は、係止開口部35を画定する。係止タブ31を係止開口部35中へ折り曲げて、係止タブ31を保持タブ36により開口部35内部に保持することにより、底部パネル2Da及び2Dbが互いに結合され、その結果カートンの底壁2Dが形成される。その後、この底壁2Dが、カートンを図2に示すような組み上げられた状態の管状形態に保つことになる。
また、底部パネル2Da及び2Dbを互いに固定するための底部パネル結合手段は、係止タブ31及び保持タブ36の組合せに限られるものではない。例えば、底部パネル2Da及び2Dbは、のり又は他の任意の種類の接着剤により互いに固定されてもよい。底壁2Dは底部パネルの対2Da及び2Dbにより形成されているが、底壁2Dを単一の一体型底部パネルにより形成してもよいことが容易に理解される。このような別の実施形態では、頂壁2Aは、分離した頂部パネルの対により形成されてもよい。
更に図1を参照すると、側壁2Bは、折目線45に沿って側壁2Bの残余部(remainder)にヒンジ式に接続されている傾斜パネル部37を含む。傾斜パネル部37は、折目線47に沿って底部パネル2Daの一の側縁に接続されている。側壁2Cは、折目線46により側壁2Cの残余部にヒンジ式に接続されている傾斜パネル部38を含む。傾斜パネル部38は、もう一方の底部パネル2Dbの一の側縁にヒンジ式に接続されている。従って、両側壁2B及び2Cは、それぞれ、傾斜パネル部37及び38を介して底部パネル2Da及び2Dbに接続されている。
底部収容口39は、傾斜パネル部37、38に形成され、側壁2B、2Cの各残余部へ延在する。これらの底部収容口39は、カートン9に物品Dが詰め込まれる際に物品Dを受けるように設計される。ホールドタブ41は、折目線40を介して各底部パネル2Da又は2Dbに接続されている。ホールドタブ41は、カートン9中に収容される物品Dの底部と摩擦力により係合するように設計される。
以下、本実施形態のカートンブランク1から形成されたカートン9について説明する。
図2及び図3に示すように、本実施形態のカートン9は、飲料用缶等の物品Dが収容される管状構造体7を有する。
物品Dが詰め込まれた後、各セクション10の折り返しパネル12は、図2及び図3に示すように、それぞれの折目線11に関して管状構造体7中へ折り曲げられる。このようにして、各カバーパネル15は、端の物品Dそれぞれの上端に巻き付けられるように、その折目線13、16、及び18に関して折り曲げられる。この状態で、各セクション10から図2及び図3に示されるような物品保持構造体が組み上げられる。各物品保持構造体10の折り返しパネル12は、当該折り返しパネル12の一部がカートン9中の隣接する端の物品Dと直接当接し得るように、管状構造体7の内側へ延在する。各物品保持構造体の折り返しパネル12は、隣接する側壁2B、2Cの内面とも当接する。言い換えると、折り返しパネル12及びカバーパネル15の一部は、隣接する側壁2B、2Cと隣接する物品Dとの間に挟まれており、これにより、図2及び図3に示すように、これらのパネルが折り曲げられた状態に保持される。加えて、折り返しパネル12から突出しているタブ21も、折り返しパネル12と共に管状構造体7の内側へ延在する。より具体的には、タブ21は、カバーパネル15から離れる方向に延在し、当該タブ21の外面が隣接する物品Dに面するように配置される。従って、タブ21もまた、隣接する側壁2B又は2Cと隣接する物品Dとの間に挟まれる。上述の組み上げられた状態においては、各物品保持構造体10が管状構造体7中の端の物品Dそれぞれの上端を支持しているため、物品保持構造体10すべてが全体として管状構造体7内部の物品Dすべてを保持することになる。
以下では、包装機械を使用してカートンブランク1からカートン9を形成する工程の一例について説明する。
まず物品Dが所定の配置、例えば2×3配置の物品群として配置される。ブランク1は、物品Dの上面が頂壁2Aの内面に面するように、当該物品Dの群の上に被せられる。側壁2B、2Cが当該物品Dの群の両側に向かって折目線5及び6に関して折り曲げられるのとほぼ同時に、折り返しパネル12の内面は、側壁2B及び2Cの内面と面接触するように配置される。このようにして、折り返しパネル12の外面の一部が物品Dと直接当接することになる。カバーパネル15及びタブ21も、物品Dと当接させられる。側壁2B及び2Cが物品群の両側と平行な状態に至るまでに、各物品保持構造体の折り返しパネル12、カバーパネル15、及びタブ21は、各物品と各側壁2B又は2Cとの間の位置に保持される。
次いで、底部パネル2Da及び2Dbの内面が物品Dの下面と面接触するような配置となるように、底部パネル2Da、2Dbが折目線47、48に関して折り曲げられる。それと同時に、物品Dの下端の一部を底部収容口39が受ける。その後、係止タブ31が、底部パネル2Da及び2Dbを互いに固定するために、係止開口部35に係合される。このようにして、図2及び図3に示すようなカートン9が組み立てられる。
本考案の範囲内で様々な変更が行われ得ることが理解できる。例えば、パネル及び開口部(aperture/opening)のサイズ及び形状は、様々なサイズ又は形状の物品を収容できるように調節され得る。
第1実施形態では、物品保持構造体10はそれぞれ、各側壁2B又は2Cと頂壁2Aとに跨る位置に設けられているが、本考案はこれに限定されるものではないことが理解されるべきである。例えば、各物品保持構造体は、各側壁2B又は2Cと底壁2Dとに跨る位置に設けられてもよい。あるいは、四つの物品保持構造体が管状構造体の各開放端に設けられてもよい。このような実施形態では、一の構造体10を各側壁2B又は2Cと頂壁2Aとに跨る位置に設けることができ、別の構造体10を各側壁2B又は2Cと底壁2Dとに跨る位置に設けることができる。前述の実施形態における折り返しパネル12は側壁2B及び2Cに接続されているが、折り返しパネルは別の壁部パネル2、例えば頂壁2A及び/又は底壁2Dに接続されてもよいということが容易に理解される。
本明細書中で使用される場合、「頂部(top)」、「底部(bottom)」、「前方(front)」、「後方(back)」、「端部(end)」、「側部(side)」、「内側の(inner)」、「外側の(outer)」、「上側の(upper)」及び「下側の(lower)」等の方向を示す記載は、各パネルをそのような向きに限定するものではなく、単にこれらのパネルを互いに区別するためだけに用いられているものであるということが認められるであろう。
本明細書中で使用される場合、「ヒンジ式に接続された」及び「折目線」との語は、ブランクの一部を互いに対して折り曲げるのを容易にするか、又は他の方法でブランクのパネル折り曲げの最適位置を示す、ブランクのヒンジ機構部を利用するあらゆる手法又はあらゆる種類の線を指す。折目線は、典型的にはスコア線、エンボス線、又はデボス線である。ヒンジ式接続又は折目線についての記載がある場合、必ずしもこれを単一の折目線のみを指しているものとして解するべきではない。実際、ヒンジ式接続は、ショートスリット、フランジブルライン(frangible line)、又は本考案の範囲を逸脱しない折目線のうち任意の一つ以上から形成することができると考えられる。
本明細書中で使用される場合、「切断線」との語は、基材の一部を互いに分離させることを容易にするか、又は最適な分離位置を示す、あらゆる種類の線をいう。切断線は、フランジブルライン、又はその他の態様の脆弱線、引裂線(tear lines)、カットライン、又はスリットであってよい。
ヒンジ式接続、切断線、及び折目線としては、それぞれ、ミシン目、ミシン線(line of perforations)、ショートスリットライン(line of short slits)、ハーフカッツライン(line of half−cuts)、シングルハーフカットライン(single half−cut)、カットライン、インターラプテッドカットライン(interrupted cut line)、スリット、スコア、及びこれらの任意の組み合わせ等、ブランクの基材に形成される要素が挙げられるということが理解されるべきである。これらの要素は、所望の機能が得られるように寸法付けされ、且つ、配置され得る。例えば、ミシン線は、折目線及び/又は切断線を画定する程度の脆弱性を有するように寸法付け、又は設計され得る。ミシン線は、容易に折り曲げられ且つ耐破断性を有するように、又は、容易に折り曲げられ且つより力を加えれば容易に破断されるように、又は、ほぼ力を加えずとも容易に破断されるように、設計され得る。
1 カートンブランク
2 壁部パネル
2A 頂壁
2B、2C 側壁
2Da、2Db 底部パネル
2Da/2Db 底壁
7 管状構造体
8 端部開口
9 カートン
10 物品保持構造体、物品保持構造体形成用セクション
12 折り返しパネル
14 下隅延長部
15 カバーパネル
17 カバー壁部
21 タブ
25 フィンガーフラップ
29 開封タブ
30 持ち上げ可能パネル部
31 係止タブ
35 係止開口部
36 保持タブ
37、38 傾斜パネル部
39 底部収容口
41 ホールドタブ

Claims (12)

  1. カートンブランクであって、
    開放端を有する管状構造体であって、頂壁、側壁の対、及び底壁を備える管状構造体を形成するように、一列に配置され且つ互いに接続された壁部パネルと;
    前記頂壁と前記側壁の対のうちの第1側壁との間に形成された折目線と;
    前記折目線に近接して配置された開封タブと;
    前記開封タブから、前記ブランクからカートンが組み上げられた際の前記管状構造体の両端のうちの第1端に位置する外側終端部まで延在する第1切断線と;
    前記開封タブから、前記ブランクからカートンが組み上げられた際の前記管状構造体の両端のうちの第2端に位置する外側終端部まで延在する第2切断線と、
    を備えるカートンブランク。
  2. 前記管状構造体に収容される少なくとも一つの物品を保持する少なくとも一つの保持構造を形成するための少なくとも一つのセクションを更に備え、
    前記第1切断線及び前記第2切断線の前記外側終端部が、前記少なくとも一つの保持構造を形成するための前記セクションと離間していることを特徴とする、請求項1に記載のカートンブランク。
  3. 前記第1切断線及び前記第2切断線が、全体でV字型切断線を形成していることを特徴とする、請求項1に記載のカートンブランク。
  4. 前記開封タブが、少なくとも部分的に前記頂壁に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のカートンブランク。
  5. 前記開封タブが、少なくとも部分的に前記側壁の対のうちの前記第1側壁に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のカートンブランク。
  6. 前記第1切断線及び前記第2切断線それぞれが、前記折目線に対して10度から50度までの角度をなして延在していることを特徴とする、請求項1に記載のカートンブランク。
  7. 両側に開放端を有する管状構造体を形成するために互いに接続された複数のカートン壁部であって、頂壁、側壁の対、及び底壁を含むカートン壁部と、開口部機構と、を備えるカートンであって、
    前記開口部機構が、
    前記頂壁と前記側壁の一方との間の折目線に近接して配置された開封タブと、
    前記開封タブから前記両端のうちの第1端に位置する外側終端部まで延在する第1切断線と、
    前記開封タブから前記両端のうちの第2端に位置する外側終端部まで延在する第2切断線と、
    を有することを特徴とするカートン。
  8. 前記管状構造体に収容される少なくとも一つの物品を保持する少なくとも一つの物品保持構造体を更に備え、
    前記第1切断線及び前記第2切断線の前記外側終端部が前記物品保持構造体と離間していることを特徴とする、請求項7に記載のカートン。
  9. 前記第1切断線及び前記第2切断線が、全体でV字型切断線を形成していることを特徴とする、請求項7に記載のカートン。
  10. 前記開封タブが、少なくとも部分的に前記頂壁に配置されていることを特徴とする、請求項7に記載のカートン。
  11. 前記開封タブが、少なくとも部分的に前記側壁の対のうちの前記第1側壁に配置されていることを特徴とする、請求項7に記載のカートン。
  12. 前記第1切断線及び前記第2切断線それぞれが、前記折目線に対して10度から50度までの角度をなして延在していることを特徴とする、請求項7に記載のカートン。
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