JP3200756B2 - 包装紙器 - Google Patents

包装紙器

Info

Publication number
JP3200756B2
JP3200756B2 JP22216393A JP22216393A JP3200756B2 JP 3200756 B2 JP3200756 B2 JP 3200756B2 JP 22216393 A JP22216393 A JP 22216393A JP 22216393 A JP22216393 A JP 22216393A JP 3200756 B2 JP3200756 B2 JP 3200756B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
container
hand
box
paper container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22216393A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0763454A (ja
Inventor
晋次 伊藤
Original Assignee
晋次 伊藤
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 晋次 伊藤 filed Critical 晋次 伊藤
Priority to JP22216393A priority Critical patent/JP3200756B2/ja
Publication of JPH0763454A publication Critical patent/JPH0763454A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3200756B2 publication Critical patent/JP3200756B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙器、例えば高級洋
菓子,アイスクリーム等の包装紙器に係り、詳しくはこ
れら高級洋菓子,アイスクリームのように保冷を要する
包装紙器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の紙器1は図6に示すよう
に、容器部2と手提げ部15とより構成され、この紙器
1の展開した紙器材1Aは図7に示すように、容器部2
は略長方形状の底板3と、その一方の対応する長辺側に
は折目4a,4bを介して手提げ側の略長方形状の側板
5A,5Bがそれぞれ連設され、また、他方の対応する
短辺側には折目6a,6bを介して略正方形状の側板7
A,7Bが形成されている。
【0003】また、側板5Aと短辺側の側板7A,7B
との隅角部の辺には折目8a,8bを介して折込み代9
がそれぞれ形成されている。また、側板5Bと短辺側の
側板7A,7Bとの隅角部の側板7A,7Bの折目10
には相互に差込み係合する切込み部12を有する接続板
11が形成されている。
【0004】また、略長方形状の側板5A,5Bには折
目13a,13bを介して底板3の1/2に相当する蓋
板14A,14Bがそれぞれ連設され、さらに、この蓋
板14A,14Bには手提げ部15を形成する手提げ板
17A,17Bが折目16a,16bを介して連設され
ている。この手提げ板17A,17Bの両端にはそれぞ
れ係止部18が形成され、その間には略山形縁部19が
形成され,例えば一方の手提げ板17A側には手を挿入
するための孔21を形成するため略円弧状の切込み部2
0が形成され、また、他方の手提げ板17B側には同形
状の孔21を形成するため円弧状の切り込み側に折目2
2を残してその他には孔21に倣って切込み部23が形
成されている。
【0005】また、短辺側の側板7A,7Bには折目2
4a,24bを介して略円弧状の掛止め板25が連設さ
れ、同掛止め板25の中央には手提げ板17A,17B
の左右の係止部18と掛合する長孔状の係止孔26が貫
設されている。
【0006】このように形成された紙器材1Aは底板2
の四周の折目4a,4b,6a,6bより各側板5A,
5B,7A,7Bを内方へ折曲げるとともに隅角部の折
込み代9を折目8a,8bより内方へ折込む。また、左
右の接続片11を折目10より折曲げて相互の切込み部
12を係合して側板7A,7Bを接続する。この状態で
高級洋菓子,アイスクリーム等をいれる(実際には紙器
を形作った状態にした後に)。そして、側板5A,5B
に接続した蓋板14A,14Bを折目13a,13bよ
り折曲げ、さらに、手提げ板17A,17Bを折目16
a,16bより折曲げるとともに、切込み部20,23
を介して孔21を開けた状態にして手提げ板17A,1
7Bを重合して孔21および係止部18を整合し、掛止
め板25を折目24a,24bより折曲げて、その係合
孔26を係止部18に係合することで紙器1は組立てら
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この紙
器1により高級洋菓子,アイスクリーム等のとくに夏期
等において保冷を要する物品を包装する場合において、
この紙器1により包装した場合、保冷剤は容器部2の底
板3に置く状態にしなければならないため、その冷気の
対流による冷却効果が十分に発揮することができない問
題点があり、また、高級生菓子においては持ち運び中に
保冷剤が移動して高級生菓子の形状を損傷する等の問題
点があった。
【0008】本発明は、上記従来の問題点を解決すべく
なされたもので、保冷剤の冷却効果を十分に発揮するこ
とができ包装物を損傷することのない紙器を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、容器部と、この容器部の対応する左右
の側板に連設される左右の蓋板に連設された手提げ部と
によりなる組立て紙器であって、前記手提げ部に連設さ
れて保冷剤を収納可能に組立てられ、かつ前記蓋板の背
面に納め可能な箱体に形成されて、同箱体には前記保冷
剤の冷気を前記容器部の底部および側板に指向して冷気
を流出可能に冷気用孔を貫設する構成とした包装紙器で
ある。
【0010】
【作用】上記構成としたことにより、容器部内の高級洋
菓子,アイスクリーム等を効果的に保冷する。
【0011】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明すると、図1は紙器材の展開した平面図、図4は紙
器を組み立てた状態での断面斜視図、図2および図3は
保冷箱側の組立ての説明図を示すもので、この紙器31
の組立てた状態は図4に示すように、従来の紙器1と同
様に容器部2と手提げ部15とより構成されるととも
に、一方の手提げ板17A側には保冷材Wを収納するた
めの保冷箱部32が一体に連設形成されている。なお、
その展開図は図1に示すように、その容器部2および手
提げ部15は従来と同様に形成されているので、同位の
部位には同符号を付してその説明は省略する。
【0012】この紙器31の紙器材31Aは図1に示す
ように、例えば一方の手提げ板17A側には保冷材Wを
収納するための保冷箱部32が折目33を介して一体に
連設形成されている。この保冷箱部32は折目33を介
して手提げ板17Aの係止部18のない形状の手提げ板
34に折目37を介して接続形成されるもので、手提げ
板34には手提げ板17Aに形成した切込み部20と整
合する切込み部35が形成され、この切込み部35と対
応する折目37のほぼ中心には所定の幅の差込み部36
が形成されている。このように形成された手提げ板34
には保冷箱部32が接続されている。
【0013】この保冷箱部32は蓋板14Aの背面側に
貼着可能な箱体に形成されるもので、所定の幅を有する
保冷箱部32は折目38a,38b,38cが付されて
側板39、底板40、側板41および天板42が形成さ
れ、側板39,41および底板40と天板42とはそれ
ぞれ対応する形状に形成され、側板39,41の左右に
は折込み片43a,43bがそれぞれ形成され、また、
底板40の左右には折曲げ片44aを有する側蓋44が
それぞれ形成されている。また、天板42の縁部の中央
には折目37に形成した差込み部36に差込み係止する
差込み片45が形成されている。このように形成された
保冷箱部32の底板40の中央部と折目38a,38b
には所定の間隔で対応して所定の径の冷気用孔46が貫
設されている。また、天板42の蓋板17Aと対設され
る面には特殊接着剤47が塗布されてシール紙が貼着さ
れ、同シール紙を剥すことで蓋板17Aに貼着可能に設
けられている。
【0014】このように手提げ板17Aに保冷箱部32
を連設した紙器31は、従来と同様に底板2の四周の折
目4a,4b,6a,6bより各側板5A,5B,7
A,7Bを内方へ折曲げるとともに隅角部の折込み代9
を折目8a,8bより内方へ折込む。また、左右の接続
片11を折目10より折曲げて相互の切込み部12を係
合して側板7A,7Bを接続する。この状態で高級洋菓
子,アイスクリーム等を入れるとともに、側板5A,5
Bに接続した蓋板14A,14Bを折目13a,13b
より折曲げ、さらに、手提げ板17A,17Bを折目1
6a,16bより折曲げるとともに、切込み部20,2
3を介して孔21を開けた状態にしておく。
【0015】この状態で保冷箱部32を折目38a,3
8b,38cに沿って折曲げて天板42に形成した差込
み片45を差込み部36に差込むことで筒体に形成さ
れ、この筒体に対し、折込み片43a,43bを折曲
げ、さらに、側蓋44を折曲げて折曲げ片44aを筒体
に差込むことで保冷箱部32が形成される。このように
形成した保冷箱部32側の手提げ板34を折目33より
折曲げて手提げ板17Aに整合し、同天板42に付着し
た特殊接着剤47のシール紙を剥がして蓋板14Aに貼
着する。この状態で容器部2に高級洋菓子,アイスクリ
ーム等を入れるとともに、保冷箱部32の一方の側蓋4
4を開けて保冷材Wを入れて閉じ、左右の手提げ板17
A,17Bおよび手提げ板34を重合した状態で左右の
係止部18に掛止板25を係合して包装を完了する。
【0016】このように構成したものであるから、この
紙器31により高級洋菓子,アイスクリーム等を容器部
2に納めて包装すると、保冷箱部32の底板40および
折目38a,38bに形成した冷気用孔46は下方およ
び左右の側板5A,5B側に指向されている。したがっ
て、保冷材Wからの冷気は容器部2の上部側より底板3
側および左右の側板5A,5B側に向けて流出され、対
流作用により容器部2内は有効に保冷され、また、保冷
材Wは保冷箱部32に納められているので持ち運び中に
保冷材Wは移動することがなく、したがって包装物品を
損傷することなく持ち運びすることができる。
【0017】なお、上記実施例においては保冷箱部32
の底板40およびその折目38a,38bに冷気用孔4
6を貫設して例示したが、これに限定するものではな
く、例えば図5に示すように、折目38a,38bに形
成された円形状の冷気用孔46に代り切込み部50を形
成して、その切込み片51を起して冷気用孔52を形成
し、また、側蓋44側にも同様に切込み部50を設け
て、同切込み片51を側板5A,5B及び側板7A,7
Bに指向することで、より対流作用を効果的にして保冷
することができるとともに、打抜き屑を発生しない利点
がある。また、この紙器31は展開した状態で図示のよ
うに子供の喜ぶロボットのような展開形状をしているの
で、使用後にぬり絵等に使用することができる。
【0018】なお、図7に示すように側板41に形成し
た前記切込み部50を大径に切込み形成し、その切込み
片51を大径のものとするとともに、一方、蓋板14A
側に切込み55,55を介して差込み片56,56,5
6を形成させておき、この差込み片56,56,56内
に前記切込み片51を挿入させるような構造としても良
く、図8に示すように、このような構造では表面側に差
込み片56,56,56と、差込み片56内に差し込ま
れた切込み片51が露出することとなるため、この差込
み片56および切込み片51の表面に粘着シール57を
表面側より貼付けて、これらの差込み片56,56およ
び切込み片51を粘着シール57により隠蔽させてスッ
キリとした状態とさせることができ、この粘着シール5
7を貼付けることにより切込み片51が内側へ引っ込む
ことがなく、切込み片51は固定された状態となり、保
冷箱部32は安定した状態で蓋板14Aに固定されるこ
ととなり、天板42と蓋板14A間に両面テープ等を使
用する必要がなく、良好に保冷箱部32を蓋板14Aに
固定させることができる。なお、前記粘着シール57の
表面には商品名および製造年月日その他の注意書き等を
印刷しておくことができ、粘着シール57により切込み
片51の抜脱を強固に防ぎ、保冷箱部32内にはかなり
の量の保冷剤を封入することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、容器部と、この容器部の対応
する左右の側板に連設される左右の蓋板に連設された手
提げ部とによりなる組立て紙器であって、前記手提げ部
に連設されて保冷剤を収納可能に組立てられ、かつ前記
蓋板の背面に納め可能な箱体に形成されて、同箱体には
前記保冷剤の冷気を前記容器部の底部および側板に指向
して冷気を流出可能に冷気用孔を貫設する構成としたこ
とにより、保冷箱部の底板および折目に形成した冷気用
孔は容器部の底部および左右の側板側に指向され、保冷
剤からの冷気は容器部の上部側より底板側および左右の
側板側に向けて流出され、対流作用により容器部内は有
効に保冷され、また、保冷剤は保冷箱部に納められてい
るので持ち運び中に保冷剤は移動することがなく、した
がって包装物品を損傷することなく持ち運びすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙器材の展開平面図である。
【図2】紙器の保冷箱部の折込みの説明斜視図である。
【図3】紙器の全体の折込みの説明斜視図である。
【図4】紙器の縦断面図である。
【図5】保冷箱部の他の態様を示す斜視図である。
【図6】紙器の斜視図である。
【図7】保冷箱部および蓋板の変形例を示す要部斜視構
成図である。
【図8】図7の表側からの斜視図である。
【図9】従来の紙器材の展開平面図である。
【符号の説明】
2 容器部 5A,5B 側板 14A,14B 蓋板 15 手提げ部 17A,17B 手提げ板 31 紙器 32 保冷箱部 46,52 冷気用孔 51 切込み片 55 切込み 56 差込み片 57 粘着シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 3/14 B65D 81/18 F25D 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器部2と、この容器部2の対応する左
    右の側板5A,5Bに連設される左右の蓋板14A,1
    4Bに連設された手提げ部17A,17Bとによりなる
    組立て紙器であって、前記手提げ部17Aに連設されて
    保冷剤Wを収納可能に組立てられ、かつ前記蓋板14A
    の背面に納め可能な箱体に形成されて、同箱体には前記
    保冷剤Wの冷気を前記容器部2の底部および側板5A,
    5Bに指向して冷気を流出可能に冷気用孔46を貫設す
    る構成とした包装紙器。
JP22216393A 1993-06-17 1993-08-12 包装紙器 Expired - Fee Related JP3200756B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22216393A JP3200756B2 (ja) 1993-06-17 1993-08-12 包装紙器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-172442 1993-06-17
JP17244293 1993-06-17
JP22216393A JP3200756B2 (ja) 1993-06-17 1993-08-12 包装紙器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0763454A JPH0763454A (ja) 1995-03-10
JP3200756B2 true JP3200756B2 (ja) 2001-08-20

Family

ID=26494791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22216393A Expired - Fee Related JP3200756B2 (ja) 1993-06-17 1993-08-12 包装紙器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3200756B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4727409B2 (ja) * 2005-12-14 2011-07-20 柳井紙工株式会社 備品収納部付組立て紙箱

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0763454A (ja) 1995-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6322372A (ja) 緩衝包装装置
US3519189A (en) Protective container
US4978009A (en) Video cassette box with removable panel
JP3200756B2 (ja) 包装紙器
US4176745A (en) Shipping container
US4163494A (en) Shipping container
JPH08200914A (ja) 包装箱
JPH11165773A (ja) 保冷箱
JPH09272527A (ja) 提手付き包装用紙箱
JPH0140867Y2 (ja)
JPH07237687A (ja) パッケージ
JP2002087427A (ja) 包装容器
JPH0754100Y2 (ja) 包装箱
JPH07291384A (ja) 衛星放送アンテナの梱包装置
JPS5815290Y2 (ja) おにぎり等用折畳包装容器
KR970003258Y1 (ko) 포장용 상자
JP3083749U (ja) 収納容器
JP3388906B2 (ja) チャック付袋体
JP3087173U (ja) 箱類における保冷体収容構造
JPH0539054Y2 (ja)
JPH049314Y2 (ja)
JPH06345076A (ja) 梱包箱及び梱包箱の保持体
JPS6119095Y2 (ja)
JPH10152127A (ja) 収容箱
JPH059308Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees