JP3200654B2 - 投影露光装置 - Google Patents

投影露光装置

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JP3200654B2
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マスク,レチクルな
どの微細パターンをウエハなどの被露光基板上に転写す
る投影露光装置に関するものである。
【0002】原図基板上のLSIなどのパターンを被露
光基板上に転写する投影露光装置は、LSIなどのパタ
ーン寸法の微細化の必要性に呼応して高い解像性が要求
される。ところで、これらの投影露光装置の解像度は、
被露光基板上の一点から投影露光光学系を見るときの開
口数をNA、露光にしようする光線の波長をλとすると
き、概ねλ/NAに比例すると考えられていた。しかし
ながら、近年、解析や実験が進み、原図基板を照射して
投影露光光学系に入れる照明光線の状態によっても、被
露光基板上に投影露光する原図基板上のパターンの像の
コントラスト、つまり解像が大きく変化することが分
かった。
【0003】特願昭59−211269号には、「レチ
クル照射する2次光源の射出面強度分布を周辺部強度が
中心部強度より大とせしめる特殊絞りを有する」ように
することにより、高解像になることが示され、特願平3
−99822号、特願平3−148133号、特願平3
−157401号、特願平3−218100号、特願平
3−218098号、特願平3−225335号、特願
平3−235753号、特願平3−254306号、特
願平3−290442号には、レチクルに入射する光を
投影露光光学系の開口数に対応した角度、あるいは、そ
れより小さい角度で傾けて照射する方法,装置が多数提
案されている。
【0004】しかしながら、これらの出願においては、
何れもレチクルを照射する2次光源の射出時の強度分布
が理想的であり、前記の各出願で指定する2次光源の各
々の形状の範囲では光強度が均一である、ということが
暗黙の内に仮定されている。したがって、前記の出願
は、何れもレチクルを照射する2次光源の射出形状内の
強度分布や射出方位分布の不均一性についてはなんら触
れておらず、その均一化を図る方策についても勿論全く
触れていない。
【0005】従来の投影露光装置の光学系の基本構造を
図13に示す。超高圧水銀ランプ,エキシマレーザなど
の1次光源67から発した光は、第1照明光学系68を
通り、均一化光学系69に導かれる。均一化光学系69
としては、ほとんどの場合、小断面寸法の棒状レンズの
集合体、あるいはその棒状レンズの集合体を一体化して
作ったフライアイレンズと呼ばれるオプティカルインテ
グレータが使用されている。
【0006】棒状のフライアイレンズ各々の射出光が第
2照明光学系70をして原図基板71を照射するよう
にして、その重畳効果によってそのフライアイレンズか
らなるオプティカルインテグレータに入射する光に強度
や方向の場所的なばらつきや分布があっても、原図基板
71上では、照明光の露光領域内均一性がなるべく良く
なるようにしている。そして、第2照明光学系70によ
って照射された原図基板71上の被露光パターンは、投
影露光光学系72を通して被露光基板73上に転写され
る。
【0007】図14は、光源として超高圧水銀ランプを
用いた、投影露光装置の照明系の1例をより具体的に示
す断面図である。超高圧水銀ランプ74を楕円ミラー7
5の第1焦点の位置に設置し、超高圧水銀ランプ74か
ら四方八方にでる光を平面ミラー80を介して楕円ミラ
ー75の第2焦点に一旦集める。その後、インプットレ
ンズ76によって、光線を光軸にほぼ平行な光とし、そ
してこの光をフィルタ77を通して露光に必要な単光色
を取り出して、オプティカルインテグレータ78に入れ
る。超高圧水銀ランプ74は、ランプの軸方向には光が
取り出せないので、図14に示した光学系では、インプ
ットレンズ76に入る光は中心部で弱く、周辺部が強
い。
【0008】従来の一般的な投影露光装置では、オプテ
ィカルインテグレータ78の射出光の全域または、中心
部から射出される光を利用していた。このため、図14
に示すように、周辺部の光を中心部に寄せるためのコー
ンレンズ79を入れ、オプティカルインテグレータ78
に入る周辺部に対する中心部の強度をコーンレンズ79
をいれない場合より高めている。特願昭59−2112
69号や特願昭3−167491号に示される、オプテ
ィカルインテグレータ78の周辺部からの光だけ、もし
くは、周辺部からの光を中心部より強くして露光する装
置では、コーンレンズ79をいれない方がより効果的に
集光できる。
【0009】図14の楕円ミラー75,平面ミラー8
0,インプットレンズ76,フィルタ77,コーンレン
ズ79からなる光学系が、図13に示した第1照明光学
系68に相当し、オプティカルインテグレータ78と、
オプティカルインテグレータ78の出射側に設置される
開口絞り81とが図13に示した均一光学系69に相
当する。そして、レチクル85が図13に示した原図基
板71に相当し、縮小投影レンズ86が図13の投影露
光光学系72に相当し、ウエハ87が図13の被露光基
板73に相当する。縮小投影レンズ86の中に設けられ
た開口絞り88は、投影露光光学系の開口数NAを決定
する絞りである。なお、図14の89はランプハウスで
ある。
【0010】光源を超高圧水銀ランプ74でなく、エキ
シマレーザを使用する場合は、楕円ミラー75などの集
光光学系を用いる必要はないが、レーザのスペックル
消すための、例えば特願昭58−100689号や特願
昭63−22131号に示されるような工夫を行った光
学系を第1照明光学系68の中に設置する必要がある。
均一光学系69以降は、超高圧水銀ランプ7を光源
とする場合と基本的に同様である。以上のような、投影
露光装置の光学系においては、原図基板からみると、照
明光があたかも均一光学系の射出側を光源としてくるか
のように見えるため、オプティカルインテグレータ78
の出射側は、2次光源と呼ばれる。
【0011】ところで、露光領域全域の光を使用する場
合、オプティカルインテグレータ78を構成する各要素
レンズの軸直角断面形状は、レチクル85のパターン領
域(露光領域)の形状になるべく似た形の方がよい。な
ぜならば、露光領域は、オプティカルインテグレータ7
8の各要素レンズによって、その各要素レンズの断面形
状の形で照射されるため、パターン領域の形状に似た形
の要素レンズを用いれば、オプティカルインテグレータ
78を出た光のほとんど全てが、そのパターン領域を照
射するからである。逆に、4角形のパターン領域を持つ
レチクル85に対し、断面が円形の要素レンズを集合し
て構成したオプティカルインテグレータ78によって照
射すれば、円形から4角形を差し引いた部分の光は原図
基板のパターン領域の周りを照射することになり、パタ
ーン領域の露光には有効に使われないので、その分の光
量も失われる。
【0012】したがって、LSIチップのように、長方
形または正方形形状のパターン領域を有するレチクル8
5を用いる場合は、オプティカルインテグレータ78を
構成する各要素レンズの軸直角断面形状を長方形または
正方形とする事が多い。例えば、図15に示すように、
長方形または正方形の断面形状の要素レンズ90を規則
正しく直交2方向に密接して並べて使用している。この
ような形態とすることにより、オプティカルインテグレ
ータ78に入射した光線を無駄無くレチクル85上のパ
ターン領域へと差し向けることができる。
【0013】ところで、図15に示す、要素レンズ90
の断面配置を示したようなオプティカルインテグレータ
78は、その中心部分を通過する光を、円形開口91に
よって取り出して使用する場合は、レチクル85の露光
領域(パターン領域)内の強度分布が比較的均一とな
り、円形開口91の大きさが多少変わっても不均一性は
あまり増大しない。
【0014】ここで、図13に示した原図基板71(レ
チクル85)から投影露光光学系72(縮小投影レンズ
86)を見るときの開口数をNAp、原図基板71から
第2照明光学系70を通して均一化光学系69の射出側
の2次光源を見るときの開口数をNAiとするとき、オ
プティカルインテグレータ78の射出側の開口の大きさ
は一般にコヒーレンシィファクタσ=NAi/NApで
規格化して表す。
【0015】被露光基板73から投影露光光学系72を
見るときの開口数NAが0.35のi線縮小投影露光装
置を用いて、通常の投影露光装置で用いられるσ=0.
25〜0.65の範囲で、円形開口91の大きさを各種
変えて露光領域内の光強度分布の不均一性を調べた結
果、概ね±2%以下データが得られた。図15で、各
要素レンズ90の軸直角断面寸法は、縦4.5mm,横
4mmであり、横方向ぎりぎりの開口(円形開口91の
直径24mm)がσ=0.65に相当する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の投影露光装置は
以上のように構成されていたので、図14に示す、オプ
ティカルインテグレータ78の射出側に、特願昭59−
211269号、特願平3−148133号、特願平3
−235753号、特願平3−254306号、特願平
3−290442号に示されるような、円輪または、部
分円輪形の開口を付与すると、露光領域内の強度分布の
均一性が著しく劣化する。例えば、図15に示したオプ
ティカルインテグレータ78の射出側に、σ=0.65
の条件で、円形開口91の開口半径に対する中心遮光率
を変化させた円輪形の開口を付与すると、図16に示す
ように、中心遮光率Ri/Roが0.6以上で露光領域
内の強度分布の均一性が著しく劣化し、実用上は露光量
マージンの大幅な低下につながることが分かる。
【0017】例えば、実際のLSIを製作する場合に、
微細パターンを転写する際には、既に別の微細パターン
が形成されている被露光基板上に、その微細パターンに
重ね合わせて新たな微細パターンを転写することになる
ため、重ね合わせる微細パターンの転写時の露光量をそ
の下の微細パターンと同じ露光量で露光してもパターン
の寸法,形状にばらつきが出やすい。したがって、前述
のように2次光源からの露光量自体が上記のようにばら
つくと、既に形成されている下層の微細パターンの影響
と合わさり、転写するパターンの寸法,形状は大きくば
らつく。また、その各要因が一緒になってパターン寸
法,形状のばらつきとなるため、パターンのばらつきの
原因が、下地の影響なのか、投影露光装置の光学系の影
響なのかが把握できず、対策がとれず、その結果性能の
良いLSIができない。
【0018】また、特願昭59−211269号、特願
平3−148133号などに示されるように、オプティ
カルインテグレータ78の周辺の円輪または部分円輪形
の部分に入射光を集めるようにする工夫を、オプティカ
ルインテグレータ78の入射側に施しても、光線の利用
率が高まるだけで露光領域内の光の強度分布の均一性の
劣化を改善することはできない。
【0019】このように、2次光源として、円輪または
部分円輪形の光源とした場合に前述した露光領域内の露
光強度むらができる原因を以下に説明する。まず、オプ
ティカルインテグレータ78を構成する要素レンズを通
過する光の状態について説明する 図17は図14のオプティカルインテグレータ78を構
成する棒状の要素レンズの軸を含む断面とその中の光線
の進み方を示した断面図である。
【0020】オプティカルインテグレータ78に入射す
る光は、もともとの光源が点光源でなく大きさを持って
いること、図13の第1照明光学系68に収差が存在す
ること、光源の可干渉性を調整するために意図的に若干
の広がりを持たせることがあることなど、様々な理由か
ら広がり角αを持っている。
【0021】要素レンズ90aに入る光の進み方を追跡
するとき、広がり角度αで入射する光は、要素レンズ9
0aの入射面93と射出面94により屈折し、図17
(a)に示すように、要素レンズ90a内で交差する
か、図17(b)に示すように要素レンズ90bをでた
ところで交差するか、図18(a)に示すように、射出
面94付近で交差する。つまり、図17(a)の要素レ
ンズ90aは入射面93から入った光の焦点が要素レン
ズ90a内にある場合、図17(b)の要素レンズ90
bは入射面93から入った光の焦点が要素レンズ90b
の射出面94より後方にある場合、図18(a)の要素
レンズ90cと図18(b)の要素レンズ90dは、入
射面93から入った光の焦点がおおよそ射出面94上に
ある場合をそれぞれ示している。
【0022】これらの要素レンズ90a,90b,90
cにはいる光が無限小の1点からでた光、あるいは完全
に平行な光であれば、ある一点に全ての光が集中し焦点
を結ぶが、それらの要素レンズに入る光は広がり角αを
持っているので、完全には焦点を結ばない。
【0023】ところで、図17(a),(b),図18
(a)においては、入射面93上の任意の点から出る光
は、要素レンズ90a,90b,90cの側壁に当たら
ずに進むかわりに、射出面94の全域を照射しない。一
方、入射した光が、入射面93で屈折した後、射出面9
4に達する前に、その一部が要素レンズ90a,90
b,90cの側壁に当たるようにすれば、入射側の任意
の1点に広がり角αで入る光が、射出面94の全域を照
射することもできる。また、図18(a)の場合に、図
18(b)に示すように入射側の任意の一点から要素レ
ンズ90dに入って広がった光が、ちょうど射出面94
を覆うように要素レンズの光学定数や寸法を選べば、要
素レンズ90dの側壁に光をほとんど当てること無く、
射出面94の全域を照射することができる。
【0024】以上のように、要素レンズの入射側の全て
の点から来る光が、要素レンズの射出側で重畳されるよ
うにした方が、原図基板を照射する光の均一性が良くな
ることはいうまでもない。ここで、要素レンズの射出側
に開口絞りを置いた場合について考える。たとえば、図
18(b)の射出側に図19(a)に示すように開口絞
り95を設けると、図19(a)のA点から出て開口絞
り95を通ることのできる光は、図19(a)中の斜線
で示すとおり、A点から出る光の一部となり、A点から
出て開口絞り95を通る光だけでは、露光領域の全域を
照射できなくなり、A点に入る光のうち、角度が所定の
範囲のものだけが原図基板の照明に寄与することにな
る。
【0025】要素レンズ92の入射側のA点以外の任意
の点B,C・・・に入射した光も、同様に開口絞り95
によって制限を受け、A点から入射した光が原図基板を
照射できるのとは別の場所のみを照射するようになる。
また、図19(a)に示した例は、図18(b)の入射
側の任意の一点から要素レンズ90dに入った光が、射
出面94の全域を照射する場合であるが、図17
(a),(b),(c)に示したように、入射角の任意
の一点から要素レンズ90a,90b,90cに入った
光が射出面94の全域を照射しない場合には、開口絞り
95の位置にある入射点の位置によっては、その入射点
から要素レンズ90a,90b,90cに入った光の大
部分、または、全部がカットされてしまうこともある。
【0026】図19(a)に示すような状態で原図基板
の露光領域が照明されると、露光領域内の全ての場所
は、要素レンズ92の入射側のあるところからくる光に
よって照射されるものの、図19(a)中の点A,B,
C・・・から等しく照射されないため、露光領域内にお
ける照明の均一性が劣化する。そして、図17(a),
(b),(c)に示すように、入射側の任意の一点から
要素レンズ90a,90b,90cに入って光が射出面
94の全域を照射しない場合には、さらに照明の均一性
が悪化する。
【0027】ここで、以上では1つ1つの要素レンズ毎
に対して、その射出光に開口絞りを設けた場合を述べた
が、要素レンズを図15に示すようにオプティカルイン
テグレータ78として組合わせた状態で、図19(b)
に斜線で示すように、その射出側に円輪の開口絞りを
設けた場合は、1つ1つの要素レンズ90が開口の位
置,面積,形状が異なる。したがって、1つ1つの要素
レンズ90からくる光の均一性が悪い上に、多数の要素
レンズ90からその均一性が悪い光が、強度の大小,光
線の角度分布が全くバラバラに重畳され、さらに露光領
域を照射する照明の均一性は悪くなる。
【0028】ところで、図15に示す円形の開口絞りを
用いる場合には、円形開口91の中央部の要素レンズ9
0は全域が均等に使われ、この均等に使われる要素レン
ズ90からの光量が、円形の開口絞りによってその一部
または大部分が遮光される要素レンズ90からの光量に
比較して、大きい割合で露光領域を照射するのでその均
一性は悪化しない。
【0029】この発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたもので、円輪または円輪の2次光源
を用いる投影露光装置において、原図基板露光領域の照
明均一性を向上させることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】この発明の投影露光装置
は、要素レンズの集合体または、一体化した要素レンズ
群をオプティカルインテグレータとして用い、そのオプ
ティカルインテグレータの射出光を2次光源として、投
影露光光学系を通して、原図基板上のパターンを被露光
基板上に転写する投影露光装置において、オプティカル
インテグレータへの入射光が、円輪または部分円輪形に
集められた光であり、要素レンズをその中心がおおよそ
円輪の半径を半径とする1つの円の円周上、または、
輪の半径を半径とする円弧の上に並ぶように配置したオ
プティカルインテグレータを備えるようにしたものであ
る。
【0031】また、この発明の投影露光装置は、要素レ
ンズの集合体または、一体化した要素レンズ群をオプテ
ィカルインテグレータとして用い、オプティカルインテ
グレータの出射光を2次光源として、投影露光光学系を
通して、原図基板上のパターンを被露光基板上に転写す
る投影露光装置において、要素レンズをその中心がおお
よそ1つの円の円周上、または円弧の上に並ぶようにし
たオプティカルインテグレータを有し、オプティカルイ
ンテグレータの出射側に、円輪状または部分円輪状の開
口絞り、あるいは、周辺部の光透過率が中心部の光透過
率より大きくなるようにした絞りを設け、要素レンズの
中心を配置したおおよその円の円周または円弧の位置
が、円輪または部分円輪の開口絞りの開口の範囲、ある
いは、周辺部の光透過率が中心部の光透過率より大きく
なるようにした絞りの周辺部の光透過率が大の範囲にあ
るようにしたものである。
【0032】
【作用】オプティカルインテグレータの要素レンズ各々
の射出面の全域、または、かなり広い面積の部分から原
図基板照明を取り出すことができ、かつ、要素レンズ各
々の光軸に近い光線を使うことができる。原図基板上の
露光領域内の任意の点が多くの要素レンズによってほぼ
均一の条件で照射されるようになる。
【0033】
【実施例】(実施例1) 図1はこの発明の1実施例を示すオプティカルインテグ
レータの要素レンズの軸直角方向の配置を示す断面図で
ある。1は軸直角断面が正方形の要素レンズ、2は要素
レンズ1が配置する円、3はX軸,Y軸と45°を成す
直線と円2との交点である。ここで、円輪の2次光源
を用いて投影露光を行う場合、必要とする円輪の半径を
r、円輪の幅をbとするとき、半径rの円2上に要素レ
ンズ1を密接して並べる条件を以下に記す。
【0034】パターンが露光される基板上でのx方向、
y方向での照射条件を同じくして解像度を同じにするた
めには、要素レンズをx方向,y方向に関して対称に配
置する必要がある。このための条件は、X軸,Y軸と4
5°を成す直線に対し、要素レンズを対称に配置するこ
とである。
【0035】図1に示すように、X軸,Y軸と45°を
成す直線と半径rの円との交点3上に、まず、要素レン
1の中心を置いた場合、要素レンズ1をその中心が円
2上を通るように密接して並べるには、その要素レンズ
3の中心すなわち交点3からX軸とY軸それぞれに下ろ
した垂線の長さhを、要素レンズ1の1辺の長さaのn
/2倍(nは正の正数)でなければならない。したがっ
て、垂線の長さhは以下の式で表される
【0036】 h=r/√2=na/2(n=1,2・・・)・・・(1)
【0037】ゆえに、円2の半径rと要素レンズ1の1
辺の長さaは以下の等式の関係を満たす必要がある。
【0038】 r=na/√2(n=1,2・・・) ・・・(2)
【0039】そこで、要素レンズ1の1辺の長さaを必
要な円輪の幅bと等しくする場合には、a=bなので、
以下の等式が成り立つ、
【0040】 r=nb/√2(n=1,2、・・・) ・・・(3)
【0041】したがって、パターンが露光される基板上
でのx方向、y方向での照射条件を同じくして解像度を
同じにするために、要素レンズをx方向,y方向に45
°の直線に対して対称に配置する条件は、以下の等式が
成り立つことが条件となる。
【0042】 r/b=n/√2(n=1,2・・・) ・・・(4)
【0043】すなわち、要素レンズ1を並べる円2の半
径を、光を透過させたい円輪の幅bのn/√2倍とすれ
ば、軸直角断面形状が1辺の長さaの正方形である要素
レンズを、半径r,幅bの円輪に類似した形状の、半径
rの円2上に隙間なく並べることができる。
【0044】このように、軸直角断面が正方形の要素レ
ンズ1を、その各中心が円2上に位置するように配置し
たため、各要素レンズ1に入射して射出面に達する光は
全て射出され、要素レンズ1の射出面全体が2次光源
となり、かつ、原図基板はそれぞれの要素レンズ1の射
出面前域から、射出面積や射出角度分布が均等の条件で
発せられる光によって、重畳して照射される。したがっ
て、原図基板の照明は、強度、照射角度分布とも露光領
域内の場所によるばらつきが少ない均一な光となる。要
素レンズ1が集合した2次光源の輪郭形状は、ほぼ円輪
であり、微細パターンの転写に関しても、中心半径
r,幅bの円輪の2次光源を用いた場合とほぼ同じ投
影露光特性を得ることができる。
【0045】(実施例2)図2は、この発明の第2の実
施例を示すオプティカルインテグレータの要素レンズの
軸直角方向の配置を示す断面図である。4は図1の要素
レンズ1と同様に軸直角断面が正方形の要素レンズであ
り、その中心が円5の上に位置するように配置してあ
る。要素レンズ4の配置は、図1の要素レンズ1とは異
なり、X軸,Y軸と45°を成す直線上に要素レンズ4
の中心は置かれず、X軸,Y軸と45°を成す直線上に
2つの要素レンズ4の角を配置する。この場合の半径r
の円5上に1辺の長さaの要素レンズ4を密接して並べ
る条件は以下に記す。
【0046】X軸、Y軸と45°を成す直線上に角を置
く正方形の要素レンズ4の中心6から、X軸に下ろした
垂線の長さhyは、要素レンズ4の1辺の長さaの2分
のn(nは正の整数)倍でなければならないので、以下
の等式が成立する。
【0047】 hy=na/2(n=1,2,・・・) ・・・(5)
【0048】一方、このオプティカルインテグレータの
中心7と要素レンズ4の中心とを結ぶ距離がrであるか
ら、要素レンズ4からY軸に下ろした垂線である図2の
hxは以下の式で示せる。
【0049】 hx=hy+a ・・・(6)
【0050】オプティカルインテグレータの中心7と要
素レンズ4の中心を結ぶ距離rとhx,hyとの間には
以下の等式が成立する。
【0051】 r=(hx2+hy21/2 ・・・(7)
【0052】ここで式(5),(6)を式(7)に代入
して以下の式を導く
【0053】 r=((hy+a)2+hy21/2 =a・(n2/2+n+1)1/2 ・・・(8)
【0054】ここで要素レンズ4の1辺の長さaを必要
な円輪の幅bと等しくとれば、式(8)のaをbに置き
換えて、以下の等式が成立する。
【0055】 r=b・(n2/2+n+1)1/2 ・・・(9)
【0056】式(9)の等式を満たすように半径rと幅
bの関係を定めれば、半径r,幅bの円輪に類似した形
状に要素レンズを配置することができる。この実施例2
の場合も、軸直角断面が正方形の要素レンズ4をその中
心が円5の上に位置するように配置したため、要素レ
ンズ4に入射して射出面に達する光は遮られることなく
全て射出され、要素レンズ4の射出面全域が2次光源
となり、くわえて、それぞれの要素レンズ4の射出面全
域から、射出面積や射出角度分布が均等の条件で光は発
せられ、それらの光が重畳して原図基板を照射する。し
たがって、原図基板の照明は、強度,照明角度,照明分
布が露光領域内の場所によるばらつきの少ない、均一な
光となる。
【0057】要素レンズ4が集合した2次光源の輪郭形
状は、ほぼ円輪であり、微細パターンの転写に関して
も、従来のオプティカルインテグレータの射出側に中心
半径r,幅bの円輪の開口絞りを設置した場合と同様
の投影露光特性を得ることができる。ところで、図2の
配列は図1のそれと大差がないように見えるが、図2の
要素レンズ4の配列はその要素レンズ4の存在する場所
がX軸およびY軸方向に偏り、X軸およびY軸から45
°傾いた方向からの光が他の方向からの光より若干弱
い。したがって、図1の配列と図2の配列を比較した場
合、図1の場合どちらかと言うと、円輪光源に近いのに
対し、図2の配列の場合は、X軸とY軸で分割される部
分円輪光源に近い。
【0058】転写するパターンがx方向とy方向だけの
場合には、特願平3−254306号に示されるよう
に、円輪光源よりX軸とY軸で分割される部分円輪光源
の方が高解像となり、一方、その部分円輪光源ではX
軸,Y軸に対し45°方向のパターンの解像性が落ち
る。つまり、転写するパターンが全方位の場合、図1の
配列が好ましく、転写するパターンがX軸方向およびY
軸方向だけの場合には図2の配列の方が好ましい。
【0059】(実施例3)図3は、この発明の第3の実
施例を示すオプティカルインテグレータの要素レンズの
軸直角方向の配置を示す断面図である。8は、軸直角断
面が図1,図2の場合とは異なり長方形の要素レンズ、
9は要素レンズ8の軸直角断面の中心が配置される円で
ある。露光領域が長方形の場合は、オプティカルインテ
グレータの各要素レンズから出る光が長方形に集光され
るようにするため、要素レンズを長方形にしてこれらを
密接配置した方が集光効率の点からは有利となる。この
場合の、半径rの円9上に長辺の長さl1,短辺の長さ
l2の要素レンズ8を密接して並べる条件を以下に記
す。
【0060】n2個の長方形を、Y軸に対称に、長辺に
あたる左辺と右辺を隣接して円9上にその中心を置きな
がら横に並べるとき(図3中の斜線の要素レンズ8)、
そのn2個の長方形の要素レンズ8のうち、両端となる
要素レンズ8の中心間のx方向の距離lxは次式で表せ
る。
【0061】 lx=l2(n2−1) ・・・(10)
【0062】そのn2個の長方形のうち、両端となる長
方形の中心がX軸とY軸の交点を中心としてY軸に対し
て張る角度をθとすれば以下の等式が成立する。
【0063】 sinθ=lx/2r=l2(n2−1)/2r・・・(11)
【0064】一方、そのn2個の要素レンズ8うち、両
端となる要素レンズ8の間に、n1個の要素レンズを、
X軸を対称に、短辺にあたる上辺と下辺を隣接して円9
上に中心を置きながら縦に並べるとき(図3中横線で示
した要素レンズ8)、n2個の長方形(図3中斜線で示
した要素レンズ8)のうち両端の要素レンズ8同士の間
のy方向の中心間の距離は、以下の式で表せる。
【0065】 ly=l1(n1+1) ・・・(12)
【0066】斜線で示したn2個の要素レンズ8のうち
両端の要素レンズ8の中心がX軸とY軸の交点を中心と
してX軸と張る角度をφとすれば、以下の等式が成立す
る。
【0067】 sinφ=l1(n1+1)/2r ・・・(13)
【0068】一方、図3から明らかなようにφ=π/2
−θであるからsinφ=cosθであり式(13)の
左辺はcosθとなり、以下の等式が成立する。
【0069】 tanθ=l2(n2−1)/l1(n1+1)・・・(14)
【0070】また、sin2θ+cos2θ=1なので以
下の等式が成立する。
【0071】 l12(n1+1)2+l2 2(n2+1)2=r2・・・(15)
【0072】l1,l2を、必要とする円輪の幅bと近い
値とすれば、円輪光源を2次光源とした場合とほぼ同じ
条件での照明が、この実施例3の要素レンズ8を、図3
に示すように、配列したオプティカルインテグレータで
得られ、従来のオプティカルインテグレータの射出側に
円輪開口絞りを配置した場合より、長方形露光領域の照
明均一性を改善できる。
【0073】この実施例3の場合も、実施例1,2と同
様に、要素レンズ8をその中心が円9上に位置するよう
に配置したので、各要素レンズ8に入射して射出面に達
する光は、開口絞りなどに部分的に遮られることなく、
全て射出され、各要素レンズ8の射出面全域が2次光源
となる。そして、射出面積,射出角度分布が均一な条件
で各要素レンズ8の射出面から発せられた光は、それぞ
れ重畳して照明されるので、その光が照射される原図基
板上は、照射される光の強度,照射角度分布ともパター
ンが転写される露光領域内の場所によるばらつきが少な
い均一な光となる。
【0074】図3に示す、要素レンズ8が集合した2次
光源の輪郭形状は、ほぼ円形であり、微細パターンの転
写に関しても、従来の、中心半径r,幅bの円輪の開
口絞りをオプティカルインテグレータの射出側に配置し
て2次光源とした場合と、ほぼ同じ投影露光特性を得る
ことができる。
【0075】(実施例4)上記実施例では、配置する要
素レンズの軸直角断面の形状は同一のものであったが、
正方形の要素レンズと長方形の要素レンズとを組合わせ
て配置しても良い。投影露光装置の2次光源が円輪照明
の場合、円輪の幅bも解像性に影響するために、実施例
3の図3に示した長方形からなる要素レンズ8を配置し
たオプティカルインテグレータのように半径方向の幅が
X軸上とY軸上とで異なると、転写するパターンの解像
性にx方向とy方向とで相違を生じる。つまりこの場
合、縦に配置した長方形のパターンを転写すると、その
長方形のパターンの長辺方向の解像性と短辺方向の解像
性とが異なる。
【0076】図4は、この実施例を示すオプティカルイ
ンテグレータの要素レンズの軸直角方向の配置を示す断
面図である。図4は、円輪の幅bに相当する寸法を、x
方向とy方向とでなるべく同じにしようとしたものであ
り、10は軸直角断面形状が正方形で1辺の長さが長方
形の要素レンズ8の長辺と同じ長さの要素レンズであり
他は図4と同様である。露光領域が長方形の場合、正方
形の要素レンズ10の左右両端の部分に入った光線は、
露光領域の外を照らすので、光線の利用効率は落ちる。
しかし、x方向とy方向でほぼ同じ解像性を得る方向に
持っていくことができる。
【0077】この実施例4の場合も、要素レンズ8,1
0の各中心が円9上に配置されているので、各要素レン
ズ8,10に入射して射出面に達する光は全て射出さ
れ、各要素レンズ8,10の射出面全域が2次光源とな
り、その要素レンズ9,10それぞれから射出面積,射
出角度分布が均等な条件の光が発せられ、それらが重畳
して露光領域を照明する。要素レンズ8,10が集合し
た2次光源の輪郭形状は、ほぼ円輪状であり、微細パタ
ーンの転写に関しても、従来のオプティカルインテグレ
ータの射出側に円輪状の開口絞りを配置した2次光源の
場合と、ほぼ同様の投影露光特性を得ることができる。
【0078】(実施例5)上記の実施例では要素レンズ
を円上に1列に並べたが、その円上に並べた要素レンズ
の内側や外側にさらに要素レンズを配置しても良い。図
5は、図1から4に示した円輪状に配置した要素レンズ
の内側と外側に、さらに、要素レンズを配置した例を示
す、投影露光装置のオプティカルインテグレータの1例
を示す断面図である。配置した要素レンズ15〜18の
全領域に光が入射するようにすれば、要素レンズの個数
が増える分だけ、さらに、照明均一性が向上する。
【0079】なお、円輪形の領域を有する光線が、この
このオプティカルインテグレータの円11〜14上に並
べた要素レンズ15〜18付近にのみ入射するようにし
ても良い。実施例1〜4では、要素レンズ1,4,8,
10からなる要素レンズ群の輪郭の形状が複雑なため、
この要素レンズ群からなるオプティカルインテグレータ
に入射する光全部をその要素レンズ群が存在する部分の
みに集光することは難しく、そのため集光効率が低下す
る。
【0080】しかし、円11〜14上に並べた要素レン
ズ15〜18付近にのみ入射するようにすれば、入射光
全部を無駄無く使用することが可能となり、光線の利用
効率を上げることができる。また、図5には円11〜1
4上に並べた要素レンズ15〜18の外側と内側両方
に、さらに要素レンズを配置したが、外側だけや内側だ
けに要素レンズを配置しても良く、さらに、外側,内側
に要素レンズの配置を増やしても良い。
【0081】ところで、図5(a)と(b)は類似して
いるが、要素レンズ15と要素レンズ16の存在する場
所が異なり、要素レンズ16はX軸およびY軸方向に偏
り、X軸,Y軸から45°傾いた方向からの光が他の方
向からの光より若干弱い。したがって、図5(a)は図
5(b)に比較して、どちらかと言うと、普通の円輪光
源に近いのに対し、図5(b)はX軸とY軸とで4分割
される部分円輪光源に近く、転写するパターンの方向に
よる解像性が、僅かではあるが異なる。また、図5
(b)の配列の場合、要素レンズ16全部の軸直角断面
形状を全て同形状とすることが可能で、図5(a)のよ
うに内側の要素レンズ15の一部を角の落としたものと
しないで済むという利点もある。
【0082】(実施例6)以上に示した実施例では、オ
プティカルインテグレータの要素レンズの断面全域を露
光に使用する場合について述べたが、従来の、例えば特
願昭59−211269号に示されるような、円輪また
は部分円輪の形状をした開口絞り、あるいは、周辺部の
光透過率が中心部の光透過率より大きくなるように作っ
た開口絞りを、実施例1〜5のオプティカルインテグレ
ータと組合わせても良い。
【0083】図6,7は、図1〜5に示したこの発明の
実施例1〜5の要素レンズの辺の長さとほぼ等しい幅を
持つ円輪状の開口絞りを、オプティカルインテグレータ
の射出側に配置した状態を示す断面図である。図6,7
において、19,21,23,25,27,29,3
1,33は円輪状開口絞りの開口領域の外側を示す円、
20,22,24,26,28,30,32,34は円
輪状開口絞りの開口領域の内側を示す円であり、円1
9,21,23,25,27,29,31,33と円2
0,22,24,26,28,30,32,34に挟ま
れた領域が円輪状の開口絞りの開口域を示す。このよう
にすると、原図基板を照射する光は、より正確な円輪状
となり、かつ、この円輪開口内の各要素レンズはほぼ全
域が使用され、照明均一性も良い。
【0084】ところで、図6(a)と図6(b)は類似
しているが、図5(a)と図5(b)の場合と同様のこ
とが言える。
【0085】(実施例7)図8は、実施例5の図5に示
したオプティカルインテグレータの射出側に、その要素
レンズの辺の長さより大きい幅を持つ円輪状の開口絞り
を配置した状態を示す断面図である。図8において、3
5,37,39,41は円輪状開口絞りの開口領域の外
側を示す円、36,38,40,42は円輪状開口絞り
の開口領域の内側を示す円であり、円35,37,3
9,41と円36,38,40,42に挟まれた領域が
円輪状の開口絞りの開口域を示す。このように構成する
と、原図基板を照射する光は、確実に円輪状の光源とな
り、図8に示すように、円輪状の開口絞りの開口部の中
央部にくる各要素レンズが、その全域を使用されるの
で、照明均一性も良くなる。
【0086】この円輪状の開口絞りの開口幅が、要素レ
ンズの辺の長さの約2倍となる場合は、要素レンズの中
心が位置する円を円輪状の開口絞りの開口部の中央部に
配置させるのではなく、その円の上の要素レンズ群とそ
の要素レンズ群の内側や外側の要素レンズ群との間に、
円輪状の開口絞りの開口部の中央が位置するようにして
も良い。このようにすると、円輪状の開口絞りの開口部
の中にくる要素レンズ群は、その断面のほぼ全域が2次
光源として使用されるので、照明均一性が良くなる。
【0087】ところで、この実施例においても、図8
(a)と図8(b)が類似しているが図5(a)と図5
(b)の場合と同様である。
【0088】(実施例8)図9,10は、この発明の実
施例1〜5に示したオプティカルインテグレータの要素
レンズの辺の長さより小さい幅を持つ円輪状の開口絞り
を、そのオプティカルインテグレータの射出側に配置し
た状態を示す断面図である。図9,10において、4
3,45,47,49,51,53,55,57は円輪
状開口絞りの開口領域の外側を示す円、44,46,4
8,50,52,54,56,58は円輪状開口絞りの
開口領域の内側を示す円であり、円43,45,47,
49,51,53,55,57と円44,46,48,
50,52,54,56,58に挟まれた領域が円輪状
の開口絞りの開口域を示す。
【0089】この場合、円輪状の開口絞りによって、要
素レンズからの射出光が制限を受けるが、図9に示すよ
うに、各要素レンズは開口絞りの中心部に位置し、か
つ、その開口絞りの開口の大きさも、最大でも要素レン
ズの辺の長さと要素レンズの対角線長の比率程度しか違
わない。したがって、各要素レンズからの光がほぼ均等
に使用され、その結果、図19(b)に示すように、従
来の円輪状の開口絞りが任意に要素レンズの一部を開口
し、開口面積も場所も全くバラバラになった要素レンズ
を使うオプティカルインテグレータに場合に比較して、
格段に照明均一性が良くなる。
【0090】また、図17(a),(b)と図18
(a)に示すような、入射面93の任意の1点から出る
光が、射出面94の全域を照射しない光学系となってい
る要素レンズの場合、要素レンズにはいる光は、要素レ
ンズの中,後または要素レンズの射出面94(図17)
上で交錯し、光束が要素レンズの光軸近くに挟まって、
おおよそ頂点を結ぶ(光源が点光源でないため焦点は1
点に集まらない)。
【0091】この発明のように要素レンズを配置すれ
ば、円輪状の開口絞りを置くとき、その開口絞りの開口
部のほぼ中央に全ての要素レンズが配置される。したが
って、円輪状の開口絞りを配置する位置に、要素レンズ
のおおよその焦点を結ぶ位置を近づければ、そのようを
レンズを射出するほとんどの光が遮られること無く、円
輪状の開口絞りの開口部を通過することができる。
【0092】ところで、この実施例8の場合でも、図9
(a)と図9(b)が類似しているが、実施例1の図1
と実施例2の図2との差と同様のことが存在する。ま
た、この実施例8では、図10(a)と図10(b)も
類似しているが、これは実施例5の図5(a)と図5
(b)の差と同様の関係がある。
【0093】なお、上記の実施例1〜実施例8では、要
素レンズの無い部分は光りが透過しないようにする。
【0094】(実施例9)図11,12は図1〜図5に
示した実施例1〜5の円輪状に配置した要素レンズ1,
4,10,15〜18の内側に、従来の投影露光装置の
オプティカルインテグレータのように要素レンズを縦横
に規則正しく並べた別の要素レンズ群59〜66を配置
した状態を示す断面図である。図11,12において、
1a,4a,8a,15a,16a,17a,18a
は、それぞれ要素レンズ1,4,8,15,16,1
7,18からなる要素レンズ群59,60,61,6
2,63,64,65,66はそれぞれ要素レンズ群1
a,4a,8a,15a,16a,17a,18aの内
側に配置される要素レンズ群である。
【0095】円輪状2次光源を使用して投影露光を行う
には、前述のコヒーレンシィファクタσが大きいほど高
解像となり、理論的にはσ=1のときに解像度最大とな
る。一方、従来の円形2次光源を使用して投影露光を行
う場合には、コヒーレンシィファクタσは0.4から
0.6までの値が最も良いとされている。また、光の位
相を180°反転させる膜をつけた位相反転マスクを原
図基板として使用するためには、光の干渉性がより大き
いことが必要とされるため、コヒーレンシィファクタσ
はさらに小さい0.2から0.4程度の値が使用され
る。
【0096】こうした多種の用途を同一の投影露光装置
で行うためには、図11,12に示すように、2種類の
要素レンズ群からオプティカルインテグレータを使用
し、周辺の要素レンズ群1a,4a,8a,15a,1
6a,17a,18aからの光だけを通すようにした開
口絞りと、内側の要素レンズ群59〜66の一部または
全部からの光を通すようにした開口絞りとを用意し、そ
れらを選択して使用すれば良い。周辺の要素レンズ群1
a,4a,8a,15a,16a,17a,18aから
の光のみが原図基板に到達するようにする開口絞りは、
実施例1〜5の図1〜5に示したように、要素レンズ群
1a,4a,8a,15a,16a,17a,18aの
全域からの光が通るようにしても良く、図6〜10に示
したように、円輪状の開口絞りを使用しても良い。
【0097】また、中央部の要素レンズ群59〜66の
一部または全部からの光が原図基板に到達するようにす
る開口絞りは、円形や要素レンズ群59〜66の輪郭に
類似させた形状など、照明の均一性が確保できる条件の
範囲ならどのような形状でも良い。場合によっては、図
11,12に示すような要素レンズ群の全ての領域の要
素レンズからの光を使用するようにしても良い。
【0098】このように、どの要素レンズを使うかを切
換えて使用しても、円輪に類似させた周辺の要素レンズ
群1a,4a,8a,15a,16a,17a,18a
からの光と、中央の要素レンズ群59〜66の光と両方
とも均一に原図基板を照射できるので、どの場合におい
ても、原図基板の照明均一性は良好である。
【0099】ところで、この実施例9においても図11
(a)と図11(b)および図12(a)と図12
(b)がそれぞれ類似しているが、この場合には、外側
の円輪状に並んだ要素レンズと中央の密接して並んだ要
素レンズ群との間にできる隙間が、その要素レンズの個
数によって図11(a)と図11(b)とで変わり、図
12(a)と図12(b)とで変わってくる。その隙間
は、少ないほど光線の使用効率を高められ、かつ、中央
の要素レンズ群の部分を使用するようにする開口絞り
は、その開口部がなるべく大きい方が、解像性,照明均
一性を確保する上で、投影露光装置の柔軟性が増加して
有利となる。
【0100】この他、この実施例9の場合、外側の円輪
状に並んだ要素レンズを使用して露光する場合には、図
11(a)と図11(b)との間に図1と図2との間の
関係と同様の関係が存在し、図12(a)と図12
(b)の間には実施例5の図5(a)と図5(b)との
間に存在する関係と同様の関係が存在する。
【0101】以上の実施例では、円輪に類似した形状に
要素レンズを配置する場合のみを説明したが、どの実施
例においても、円輪に類似した形状に配置した要素レン
ズ群の一部のみを使用するか、または、最初から一部の
みを配置するようにしておけば、部分円輪光源を得るの
と同様の効果になることはあきらかである。
【0102】また、以上の図6〜10に示す実施例に類
似させて、部分円輪状の開口絞りを使用しても良い。こ
の場合、その開口絞りの開口の位置を、要素レンズの存
在する位置に合わせるか、もしくは、要素レンズの中心
部を含む位置にすれば、よりよい結果が得られる。
【0103】特別の場合として、部分円輪の円弧の長さ
を円輪幅とほぼ等しくする場合には、その部分円輪の円
弧の長さや円輪幅と等しい大きさの長方形や正方形、ま
たは、その部分円輪の円弧の長さや円輪幅よりやや大き
い長方形や正方形の要素レンズまたは要素レンズ群、あ
るいは、必要なその部分円輪の1つ分を包合できる円形
の要素レンズを用意し、それらをおおよそ同心円上に並
べ、さらにその同心円上に並べた要素レンズに合致する
長方形,正方形あるいは円形の開口絞りを使用してもよ
い。特願昭59−211269号に示されるような、周
辺部の光透過率が中央部の光透過率より大きくなるよう
にした開口絞りを、図6〜図10の実施例に類似させ
て、使用しても良いことも言うまでもない。
【0104】なお、以上の実施例では、オプティカルイ
ンテグレータの要素レンズが、完全な円の上に配置され
ている例を示したが、必ずしも完全な円の上に配置され
る必要はなく、その参照する円の半径も正確に必要とす
る円輪光源の半径rである必要はない。必要とする円輪
光源の半径rと要素レンズの断面寸法との間には、所定
の関係が成り立つ必要があるが、おおよそ半径rの円上
に、要素レンズが配置されていれば、ほぼ同じ効果が得
られる。
【0105】例えば、実施例1〜実施例4には、長方形
または正方形断面の要素レンズを正確に円上に配置する
ための条件を示したが、何らかの事情により、要素レン
ズを全て正確に円上に配置できない場合には、一部の要
素レンズを若干ずらしてもほぼ同様の効果が得られる。
【0106】また、図6(a)〜(d)や図9(c),
(d)を見れば分かるように、要素レンズを正確な円上
に配置して、円形開口絞りの開口部の中心部をその円の
ところにくるようにその円形開口絞りを配置すれば、そ
の円の外側にできる、要素レンズが存在しない隙間の方
がその円の内側にできる要素レンズが存在しない隙間の
面積より大きい場合が生ずる。この場合には、円形開口
絞りの開口部の位置を内側にずらした方が、光損失が少
なくでき、また、円形開口絞りの開口部の中心半径の位
置が必要とする円輪光源の半径rであるとすれば、要素
レンズを配置するその円の半径はrより若干大きくした
方が良いこととなる。同様に、こうした場合に、一部の
要素レンズが正確に円上に配置されず、若干ずれていて
も良いことは言うまでもない。
【0107】また、特願昭59−211269号,特願
平3−148133号などに示されているように、オプ
ティカルインテグレータの光の入射側に、入射光をオプ
ティカルインテグレータ周辺の、概ね、円輪の形をした
部分に集めるための工夫をなし、光線の利用効率を高め
てこの発明を適用すれば、原図基板を照明する光の強度
を低下させることなく、照明の均一性を向上することが
できる。
【0108】図11,1に示した実施例のように、周
辺の円輪に類似させた要素レンズ群と、中央の円形部分
の要素レンズ群と、さらにはそれら全部とを投影露光
する原図基板が有する微細パターンの形状に合わせて選
択し用いる場合には、オプティカルインテグレータの
使用する要素レンズ群の部分だけに光源からの光を切換
えて有効に集められるように図13に示した第一照明光
学系68の照明域が変えられるようにして、原図基板を
照明する光の強度を低下させることなくこの発明を適用
すれば一層有用である。
【0109】さらに、以上で説明した全ての実施例につ
いて、形状や断面寸法が異なる要素レンズを適宜組合わ
せて使用しても良い。図4,図5(d),図6(d),
図7(d),図8(d),図9(d),図10(d),
図11(d),図12(d)では、X軸,Y軸付近で円
輪の幅に相当する要素レンズの寸法を統一するために、
異なる断面寸法の要素レンズを用いたが、円輪または、
部分円輪に類似した形状を得るために、任意に異なる形
状や断面寸法の、要素レンズを用いても良い。
【0110】また、以上の説明では、LSIパターンの
ように、通常では長方形または正方形の露光領域を有す
る被露光対象が多いため、要素レンズの軸直角断面が長
方形または正方形の実施例のみ述べた。しかし、円形の
ウエハ全域を露光領域とする場合など、正六角形や円形
などの軸直角断面を有する要素レンズが好ましい場合に
も、この発明が有用なことは言うまでもない。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、円輪または部分円輪形状の2次光源を使用する投影
露光装置において、原図基板の照明均一性を大幅に改善
できるので、投影露光光学系を通してLSIなどの微細
パターンを転写する際、露光領域内で転写した微細パタ
ーンの線幅を均一にできると言う効果がある。また、原
図基板の照明強度の均一性だけでなく、照明光の入射角
度分布も均一化が図れると言う効果がある。したがっ
て、投影露光光学系を通してLSIなどの微細パターン
を転写する際、露光領域内で転写できる解像性が均一化
され、微細パターンの断面形状も均一にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を示すオプティカルインテ
グレータの断面図である。
【図2】この発明の第2の実施例を示すオプティカルイ
ンテグレータの断面図である。
【図3】この発明の第3の実施例を示すオプティカルイ
ンテグレータの断面図である。
【図4】この発明の第4の実施例を示すオプティカルイ
ンテグレータの断面図である。
【図5】この発明の第5の実施例を示すオプティカルイ
ンテグレータの断面図である。
【図6】この発明の第6の実施例を示すオプティカルイ
ンテグレータの断面図である。
【図7】この発明の第6の実施例を示すオプティカルイ
ンテグレータの断面図である。
【図8】この発明の第7の実施例を示すオプティカルイ
ンテグレータの断面図である。
【図9】この発明の第8の実施例を示すオプティカルイ
ンテグレータの断面図である。
【図10】この発明の第8の実施例を示すオプティカル
インテグレータの断面図である。
【図11】この発明の第9の実施例を示すオプティカル
インテグレータの断面図である。
【図12】この発明の第9の実施例を示すオプティカル
インテグレータの断面図である。
【図13】従来の投影露光装置の光学系の基本的な構成
を示す断面図である。
【図14】従来の投影露光装置の光学系を示す断面図で
ある。
【図15】従来の投影露光装置のオプティカルインテグ
レータを示す断面図である。
【図16】従来の投影露光装置のオプティカルインテグ
レータに円輪形開口絞りを設置したときの露光領域内の
強度分布の測定例を示す相関図である。
【図17】オプティカルインテグレータを構成する要素
レンズの中の光りの進み方を示す断面図である。
【図18】オプティカルインテグレータを構成する要素
レンズの中の光りの進み方を示す断面図である。
【図19】オプティカルインテグレータを構成する要素
レンズに開口絞りを配置した状態を説明する断面図であ
る。
【符号の説明】
1 要素レンズ 2 円 3 交点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G02B 26/02 G03B 27/32 G03F 7/20 521

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 要素レンズの集合体または、一体化した
    要素レンズ群をオプティカルインテグレータとして用
    い、前記オプティカルインテグレータの射出光を2次光
    源として、投影露光光学系を通して、原図基板上のパタ
    ーンを被露光基板上に転写する投影露光装置において、前記オプティカルインテグレータへの入射光が、円輪ま
    たは部分円輪形に集められた光であり、 前記要素レンズをその中心がおおよそ前記円輪の半径を
    半径とする1つの円の円周上、または、前記円輪の半径
    を半径とする円弧の上に並ぶように配置したオプティカ
    ルインテグレータを有することを特徴とする投影露光装
    置。
  2. 【請求項2】 要素レンズの集合体または、一体化した
    要素レンズ群をオプティカルインテグレータとして用
    い、前記オプティカルインテグレータの出射光を2次光
    源として、投影露光光学系を通して、原図基板上のパタ
    ーンを被露光基板上に転写する投影露光装置において、 前記要素レンズをその中心がおおよそ1つの円の円周
    上、または円弧の上に並ぶようにしたオプティカルイン
    テグレータを有し、 前記オプティカルインテグレータの出射側に、円輪状ま
    たは部分円輪状の開口絞り、あるいは、周辺部の光透過
    率が中心部の光透過率より大きくなるようにした絞りを
    設け、前記要素レンズの中心を配置したおおよその円
    円周または円弧の位置が、前記円輪または部分円輪の開
    口絞りの開口の範囲、あるいは、前記周辺部の光透過率
    が中心部の光透過率より大きくなるようにした絞りの
    辺部の光透過率が大の範囲にあるようにしたことを特徴
    とする投影露光装置。
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