JP3200597B2 - ブローバック式ガスガンにおける流路の接続装置 - Google Patents
ブローバック式ガスガンにおける流路の接続装置Info
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Description
れた、固定側の圧力源から可動側のスライダ内へガスを
誘導し、弾丸の発射とスライダの後退とを行なわせるた
めに、固定側のガス流路と可動側のガス流路とを接続す
る部分に設けられるブローバック式ガスガンにおける流
路の接続装置に関するものである。
弾丸を発射し、さらに実物の銃の排莢動作を模したスラ
イダのブローバックを行なわせるものが、玩具に属する
銃類において公知となっている。このようなガスガンに
おいて、圧力源からスライダへ圧送されるガスの漏洩は
弾丸の飛距離やスライダのブローバック動作に影響を与
える。このため特許第２５６１４４４号に見られるよう
にガス流路の接続部分にシール部材を使用して、密接係
合させる方法を採用することが提案されている。
圧室からのガス圧に従う方向への移動が可能な状態をも
って配された可動筒状シール部材が開口端部を外部ガス
通路に密接係合するものとすると、密接係合の際にスラ
イドによる抵抗が生じることとなる。特に同号の発明は
事実上コイルばねでシール部材を押しているため、この
押圧力によって生じる摩擦力に打ち克つ必要があり、摩
擦力の方が大であれば復帰途中でスライダが停止してし
まうことになる。従ってガス圧に従う方向へ開口端部を
押し付けるという方法では一長一短を生じ、円滑なブロ
ーバック動作が保証されない。
目してなされたものであり、その課題はガスの漏洩を防
止し、スライダのブローバック動作を円滑化する点にあ
る。また本発明は現在行なわれているガス流路の接続装
置の大幅な改変を伴わずにガス漏洩を防止可能なブロー
バック式ガスガンにおけるガス流路の接続装置を提供す
ることを他の課題とする。
本発明は、固定側のガス流路と可動側のガス流路とを接
続する部分に設けられる装置について、固定側のガス流
路の流出口に対して可動側のガス流路の流入口を後退及
び復帰のために前進可能に設け、流出口と流入口とが向
かい合っている接続時におけるガス洩れを防止するため
に、流出口と流入口の周囲を取り囲むように囲み手段を
設けるという手段を講じたものである。
装置は、ブローバック式のガスガンの本体に設けられ
た、固定側の圧力源から噴出したガスを可動側のスライ
ダ内へ誘導し、弾丸の発射とスライダの後退とを行なわ
せるために、固定側のガス流路と可動側のガス流路とを
接続する部分に設けられる。
ず、銃身とその内方端部に弾丸を装填するための構成が
ある。スライダ内には弾丸を発射するために固定側から
銃身端部の装弾部へ到る可動側のガス流路が設けられて
おり、同ガス流路は装弾部へ通じる流路のほかに、スラ
イダ内に設けられているシリンダにも通じていて、シリ
ンダ内をスライド可能なピストンを後退させるようにガ
ス圧力が誘導される。スライダは上記ピストンの後方ス
ライドの結果、ガン本体に対して後退することとなる。
な往復運動の一部として行なわれるので、固定側ガス流
路の端にある流出口と、可動側ガス流路の端にある流入
口とは向き合って重なったときに接続された状態とな
る。重なりが完全であっても固定側と可動側の間に隙間
があれば漏洩によるガス圧力の損失が生じ、隙間を無く
し得るとしても、大きな摩擦力に打ち克たねばならない
とすれば、スライダの動作は不完全なものとなるのは既
に説明したとおりである。
動側のガス流路とを接続する部分に設けられる装置につ
いて、固定側のガス流路の流出口に対して可動側のガス
流路の流入口が向かい合っている接続時におけるガス洩
れを防止するために、流出口と流入口の周囲を取り囲む
ように囲み手段を設けるものとする。本発明においても
固定側の流出口と可動側の流入口とは完全に重なる必要
がある。また隙間は小さい方が望ましいけれども流出口
周辺と流入口周辺とが密着する必要はない。
接続状態となっている流出口と流入口の周囲を囲むこと
により、流路から側方へ漏出しようとする圧力ガスの流
れを封止する手段として利用される。例えば流出口或い
は流入口のいずれかが突状になっている場合には、その
突状の部分を取り囲むフード状に囲み手段を設けること
ができる。このような囲み手段を持つ流出口と流入口と
は雌雄嵌合の関係にあるといっても良い。
を設けるにせよ、流出側は可動側であるので移動方向に
は囲み手段を連続して設けることができず、スライダの
後退路を確保しておかなければならないので、多くの場
合、略コ字型の囲み壁を設けることとなる。この場合、
略コ字型の開口している後退路の方向は囲まない代わり
に、開口箇所のみを閉じる立ち上がり部を設けることが
できる。立ち上がり部は囲み壁を設けない側に位置する
ので、立ち上がり部と囲み壁とで囲み手段を形成してい
るということができる。
細に説明する。図１は拳銃型のブローバック式ガスガン
の例を示しており、ガスはガン本体１０のグリップ部の
蓄圧室１１に充填され、同室１１を圧力源として、引き
金１２を引く操作に連動する開閉弁１３の開弁時に弁口
１４から外部のガス流路１５に噴射可能に制御される。
このガス流路１５は固定側のガス流路であり、その末端
（下流側端部）に流出口１６が開口している。
イド方向と略平行な面に開口しており、開口を設けた部
分は、周囲の部分に比較すると、前側の給弾部に対して
は低く、左、右両側及び後側に対しては高く形成されて
いる（図３、図４参照）。ガス流路の接続時流出口１６
に向かい合う位置に流入口１７が位置しており、流入口
１７はスライダ２０の内部を通る可動側流路１８の始端
（上流側端部）に開口している。同流路１８の末端は弾
丸Ｂの装填される装弾部１９となる。
口しており、流入口１７はスライダ２０の内部に組み込
まれた、可動部材２２の下面に設けられている。例示の
可動部材２２は中間部以降がシリンダ２３となってお
り、流入口１７の部分は下方へ膨んだ凸曲面とされ、流
出口周りがそれに適合した凹曲面とされており、流出口
１６と流入口１７とが接続する状態では両者は密着はし
ないがそれに近い状態となる（図５参照）。２４は流出
口周りの縁部を示す。
左右を囲む、略コ字型の囲み壁２５が流入口１７の側に
設けられている。囲み壁２５の内壁面は高まり部２１の
外壁面に対してできるだけ小さい隙間でスライド可能と
される。さらに囲み手段として、略コ字型の囲み壁２５
の開口箇所である前方を閉じる立ち上がり部２６が流出
口１６を設けている側に設けられる。なお、例示の蓄圧
室１１はグリップ内に着脱式に装着されるマガジン２７
に設けられているが、ガン本体１０の一部であり、着脱
交換時以外には動くものではない。
くと、圧力ガスは固定側のガス流路１５へ流出し、流出
口１６と流入口１７の接続部を通り、可動側のガス流路
１８から装弾部１９に到って、そこに装填されている弾
丸Ｂを発射させることができる。上記ガスの流路におい
て流出口１６と流入口１７とが向かい合う接続部は唯一
ガス漏れの可能性のある箇所であるが、本発明によれ
ば、流出口１６と流入口１７の周囲を囲み壁２５と立ち
上がり部２６が囲んで、外側方へ流出しようとするガス
を遮断することができるのでガスの漏洩はおこらない。
たガスの一部はシリンダ２３にも流入して、ピストン２
８を後退させるように作動し、弾丸発射後は負圧化する
流路１８にてばね２９ａに抗して移動する弁体２９が下
流へのガス流出を止めると、ピストン２８にガス圧力が
集中して一気に後退する。このようにブローバックが行
なわれて弾丸収容部３０の押さえがなくなり、押し上げ
られた弾丸Ｂは図外の戻しばねによってスライダ２０が
復帰するときに、装弾部１９へ押し込まれる。
るものであるから、ガン本体側のガス流路と、ガス本体
に対して可動のスライダ側のガス流路との接続部分にお
けるガス漏れがなくなるか或は無視できる程度となり、
しかもスライダの動作を損なわないので、供給されるガ
ス圧力にふさわしい勢力で、弾丸を発射することができ
かつスライダのブローバック動作を円滑なものとなると
いう効果を奏する。
ガス流路の接続装置の実施例を示すガスガンの開弁状態
を示す要部断面図。
部断面図。
図。
Claims (3)
- 【請求項１】 ガン本体に設けられた、固定側の圧力源
から可動側のスライダ内へガスを誘導し、弾丸の発射と
スライダの後退とを行なわせるために、固定側のガス流
路と可動側のガス流路とを接続する部分に設けられる装
置であって、固定側のガス流路の流出口に対して可動側
のガス流路の流入口を後退及び復帰のために前進可能に
設け、流出口と流入口とが向かい合っている接続時にお
けるガス洩れを防止するために、流出口と流入口の周囲
を取り囲むように囲み手段を設けたことを特徴とするブ
ローバック式ガスガンにおける流路の接続装置。 - 【請求項２】 囲み手段として、流入口の後退方向及び
左右を囲む略コ字型の囲み壁を有している請求項１記載
のブローバック式ガスガンにおける流路の接続装置。 - 【請求項３】 囲み手段として、略コ字型の囲み壁の開
口箇所を閉じる立ち上がり部を有している請求項１又は
２記載のブローバック式ガスガンにおける流路の接続装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24018499A JP3200597B2 (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | ブローバック式ガスガンにおける流路の接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24018499A JP3200597B2 (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | ブローバック式ガスガンにおける流路の接続装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001066095A JP2001066095A (ja) | 2001-03-16 |
| JP3200597B2 true JP3200597B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=17055724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24018499A Expired - Lifetime JP3200597B2 (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | ブローバック式ガスガンにおける流路の接続装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3200597B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI636894B (zh) * | 2013-11-15 | 2018-10-01 | 精工愛普生股份有限公司 | 記錄裝置 |
-
1999
- 1999-08-26 JP JP24018499A patent/JP3200597B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI636894B (zh) * | 2013-11-15 | 2018-10-01 | 精工愛普生股份有限公司 | 記錄裝置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001066095A (ja) | 2001-03-16 |
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