JP3200214U - ロールペーパーホルダー - Google Patents

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JP3200214U JP2015003668U JP2015003668U JP3200214U JP 3200214 U JP3200214 U JP 3200214U JP 2015003668 U JP2015003668 U JP 2015003668U JP 2015003668 U JP2015003668 U JP 2015003668U JP 3200214 U JP3200214 U JP 3200214U
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Abstract

【課題】容易な装填と、簡単な操作によるペーパー先端部の送り出しとが可能となるロールペーパーホルダーを提供する。
【解決手段】基部1の前方の芯受け体4bにロールペーパーRを吊り下げ可能としたロール装填部4と、基部の枢支部2を介して上下擺動可能とするペーパー切断刃5aを先端に形成したロール押圧部5とを備えたロールペーパーホルダーにおいて、ロール押圧部前側のロールペーパー押し上げ可能部位にロール当接部6を形成し、基部の枢支部の下方に設けた下部枢支部3に、ペーパーPの先端部を送り出す方向には抵抗少なく且つその逆方向には抵抗大とする逆止面8aを有し且つ逆止面を前へ付勢するバネ9を設けたロール送出し部7を枢支し、ロール送出し部7とロール押圧部5との間に、ロールペーパーが装填可能となる位置までロール押圧部の上方移動に従動してロール送出し部を一時的に後退させる連係機構を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、ペーパーの先端部をペーパー切断刃から下方へ送り出してホルダーからペーパーを引き出し易くするロールペーパーホルダーに関する。
従来のロールタイプのトイレットペーパーのホルダーは、ホルダーに装填されたペーパーを使用したとき、ペーパーの先端部が上蓋の先端に設けたペーパー切断刃によって切断されることで刃先より手前側が全て切り取られてなくなってしまうため、次に使用するときにペーパーを指で摘めず、このためペーパーを容易に引き出すことができないという難点がある。
そのような難点を解消するために、ホルダーに装填されたトイレットペーパーの先端部をペーパー切断刃の下方へ送り出す技術に関し、下記特許文献1には、蓋部に送り出し機能を設けることが提案されている。該ホルダーでは、蓋部がバネで上がるように付勢されており、蓋部を下に押し付けてペーパーを切断した後に手を離すと自動的に蓋部が上がるが、その際、ロールペーパーの背面に垂れ下げた送り出し部が蓋部と共に上がることで、ロールペーパーの上部が前へ回転して蓋部の先端からペーパーの先端部が送り出される仕組みとなっている。
しかし、前記特許文献1のホルダーでは、蓋の下面に対する取付け構造が複雑となり既存のホルダーには取付け難い。そこで本考案者は、先に下記特許文献2のペーパーホルダーを提案し、これにより既存のホルダーにも容易に取付けでき且つペーパーの先端部を簡単な操作で送り出し可能となる簡潔な構造のペーパーホルダーが提供可能となった。
特開2005−144112号公報 特開2014−155679号公報
しかしながら、前記特許文献2のホルダーでは、芯受け体の大きさやペーパー切断部の位置などに機能が影響されて送り出されるペーパーが短くなる場合があること、逆止体を備えたロール送り出し部によってロールペーパーの装填が困難となる場合があるなど使用において必ずしも満足されない面があった。
そこで、本考案は、ペーパーの先端部を簡単な操作で確実に一定の長さに送り出しを可能とすると共にロールペーパーが簡単に装填可能となるロールペーパーホルダーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のロールペーパーホルダーは、基部から前方に突出させたロール支持体に芯受け体を設けて該芯受け体に吊り下げ用の空洞を有する円筒状芯材に巻着したロールペーパーを前記基部と平行且つ水平に吊り下げ可能としたロール装填部と、前記基部に設けた枢支部を介して上下擺動可能とすると共に装填されたロールペーパーの前側を押さえてペーパーを切り取るペーパー切断刃を先端に形成したロール押圧部とを備えたロールペーパーホルダーにおいて、前記ロール押圧部前側の前記ロールペーパーの前側の押し下げで後方への押し上げを可能とする部位にロール当接部を形成し、前記基部の枢支部の下方に下部枢支部を設けて該下部枢支部に、前記ロールペーパーの外周面に対して前記ペーパーの先端部を送り出す方向には抵抗少なく且つその逆方向には抵抗大とする逆止面を有すると共に該逆止面を前へ付勢するバネを設けたロール送出し部を枢支し、前記ロール送出し部とロール押圧部との間に、前記ロール装填部にロールペーパーが装填可能となる位置まで該ロール押圧部の上方移動に従動させて前記ロール送出し部を前記芯受け体から一時的に後退させる連係機構を設けたことを特徴とする。
請求項2の考案は上記考案において、前記連係機構は、前記ロール押圧部の枢支部の下部に下向きに突設した押圧回動片と、前記ロール送出し部の枢支部の上部に上向きに突設した受圧回動片とを備え、前記押圧回動片と前記受圧回動片とを、前記ロール押圧部を上げたときには、前記押圧回動片が前記受圧回動片の後面に接触して前記受圧回動片をバネの付勢に抗して前へ押し出すことでロール送出し部をロールペーパーが装填可能な開き角度が得られる後方まで後退させ、上げた前記ロール押圧部を下に戻したときには、前記押圧回動片の後退で前記受圧回動片がバネの付勢で前記押圧回動片に接触しつつ後退して前記ロール送出し部を前進させ、且つ前記ロール押圧部のロール当接部がロールペーパーに当たる前に前記受圧回動片が前記押圧回動片から離脱するよう形成したことを特徴とする。
請求項3の考案は、上記考案において、前記押圧回動片は、先端部までの途中を後方へ膨らむように湾曲させて前記ロール押圧部の枢支部と一体的に形成し、受圧回部動片は、先端部までの途中を後方へ膨らむように湾曲させて前記ロール送出し部の枢支部と一体的に形成し、該受圧回部動片の先端部は、前記ロール押圧部の枢支部に達する長さとしたことを特徴とする。
請求項4の考案は、上記考案において、前記バネが、前記ロール装填部のほぼ真下にロールペーパーの中心が保持されたままで、ロールペーパーが使用により径が減衰しても該ロールペーパーの外周面に対して前記ロール送出し部の逆止面が常に当接可能な弾発力を備えたものであることを特徴とする。
請求項5の考案は、上記考案において、前記逆止面を、繊維を上方へ傾斜させた偏向植込み繊維面としたことを特徴とする。
請求項6の考案は、上記考案において、前記基部とロール押圧部との間に、押されて下に移動したロール当接部が自重に抗して元の位置に戻る付勢力を備えた戻りバネを設けたことを特徴とする。
本発明のロールペーパーホルダーは上記構成であり、基部に枢支されたロール押圧部を下に押すとロールペーパーの前側を該ロール押圧部前側のロール当接部が押し下げ、ロールペーパーは芯受け体に上部を拘束されているので、空洞を有する円筒状芯材の下部が後方に押されて上方向に回動しつつ押し上げられ、その際、ロール送出し部の逆止面に当たってロールペーパーの後部が抵抗少なく逆止面を滑るように上げられる。
そして、ロール押圧部から手を離すとロール当接部による押圧が解除されて、逆止面に当たっているロールペーパーの後部がバネの力で前へと押され、且つロールペーパーの自重で落下すが、その際にロール送出し部の逆止面によってロールペーパーの後面が逆止面に当たって前側は落下するが後側の落下が停止されるので、ロールペーパーの上部が後ろから前へ進む回転が起こり、ペーパーの先端部がペーパー切断刃から下へ確実に送り出して行く。
このロールペーパーの送り出し部分は指で摘めば簡単にペーパーを引き出しが可能となる。
そして、ホルダーにロールペーパーを装填する際には、使用済みのロールペーパーを抜き取ると、前記ロール送出し部がバネに押されて前記芯受け体に当たるか接近しているのでこのままでは前記芯受け体にロールペーパーを差し込むことができないが、前記ロール送出し部とロール押圧部との連係機構によって、ロール押圧部を上に押し上げるとロール送出し部が前記芯受け体から後退して離れて行く。
この結果、前記芯受け体の上部側と下部側が同時に広く開放され、前記芯受け体にロールペーパーを容易に差し込むことが可能となる。
そして、前記芯受け体にロールペーパーを差し込んで装填されたら、ロール押圧部を手で押し下げると一旦後退していたロール送出し部が戻って逆止面がロールペーパーに当接するが、同時にロール当接部がロールペーパーに当たる前にロール送出し部のロール押圧部による拘束が解除されるようにしたことで、ロール押圧部の押し下げでロールペーパーが送り方向に回転し、ロールペーパーの送出し機能が元通りに回復可能となる。
請求項2の考案においては、前記ロール押圧部の枢支部の下部に下向きに突設した押圧回動片と前記ロール送出し部の枢支部の上部に上向き突設した受圧回動片とが上下に接触する連係機構によって、前記ロール押圧部を上げたときには、ロール押圧部の下部の押圧回動片の先端部がロール送出し部の上部の受圧回動片の後側に接触して該受圧回動片を前へ押し出すことでロール送出し部がロールペーパーの装填可能な開き角度が得られる後方まで後退し、前記芯受け体の両側のロール押圧部とロール送出し部との間が開いてロール装填部にロールペーパーが容易に装填可能となる。
又、上がっている前記ロール押圧部を下に戻して、常時は、前記押圧回動片と受圧回動片との連動が解除され互いに離れた状態とすることで、ロールペーパーの装填の際に可動する連係機構に全く邪魔されることなく、ロール押圧部の押し下げによるロールペーパーの送り出しが正常に行えるようになる。
請求項3の考案においては、前記連係機構の前記押圧回動片を前記ロール押圧部の枢支部の下部に前向きに湾曲させて一体的に設け、前記受圧回部動片をロール送出し部の上部の下部枢支部に前向きに湾曲させて一体的に設けたので、記押圧回動片と受圧回部動片の各枢支部を中心とする円運動による各湾曲の接触と各湾曲に対する先端部が滑らかに接触し、ペーパー切断部とロール送出し部とを確実に連動させ、前記ロール押圧部を上げるとロール送出し部が前記芯受け体の両側へ同時に離れ、ロール装填部にロールペーパーが容易に装填可能となる。
そして、上げた前記ロール押圧部を下げると前記ロール押圧部の押圧回動片に接触しているロール送出し部上部の受圧回部動片が、バネで押されて従動して後退し、その途中で受圧回部動片がロール押圧部の枢支部に当たって停止し、この結果、押圧回動片と受圧回動片との連係が解除されて互いが離れた状態に置くことが可能となる。
即ち、ロールペーパーが使用により径が減衰しても、ロール押圧部のロール当接部がロールペーパーの外周面に当接する前に確実に連係が解除され、ロールペーパーの正常な送り出し機能が維持可能となる。
請求項4の考案においては、ロールペーパーの後側に常に逆止面の接触が保持されるのに必要なバネを用いることで該バネの弾発力によってペーパーの使用により径が減衰しても前記逆止面がロールペーパーに対して常に当接可能となる。そして該逆止面の逆止効果が有効に発揮されるため一旦押し上げられた前記ロールペーパーの後側面の戻りが防止され、ペーパーの先端部をペーパー切断刃から下へ芯材の表面に少し残ったペーパーの最後まで、確実に送り出すことが可能となる。
請求項5の考案においては、逆止体の逆止面を偏向植込み繊維面としたことで、繊維を上方へ傾斜した偏向植込み繊維面がロールペーパーの後面に接触したとき、ロールペーパーを押し上げるときには前記偏向植込み繊維面で抵抗なく表面を滑って押し上げられ、次に手を離して押し上げを解除したとき偏向植込み繊維面の繊維がペーパーの繊維に刺さって落下するときの後方向への回転が確実に停止され、この逆止効果によりペーパーを確実にペーパー切断刃から下へ送り出すことが可能となる。
請求項6の考案においては、前記基部とロール押圧部との間の戻りバネの付勢力によってロール押圧部の自重による荷重が軽減される。
そして、ロールペーパーの送り出し移動に対する抵抗圧力が軽減されためロール押圧部の重さで邪魔されることなく、一旦ロール押圧部によって一旦押されて下がったロールペーパーを常に元に位置まで確実に戻すことができ、正常なロールペーパーの送り出しを維持させることが可能となる。
本考案のロールペーパーを装填してロール押圧部を高く上げた状態を示す斜視図である。 ペーパーを送り出す前の状態とロール押圧部を押してロールペーパーを送り出した後の状態を示す縦断側面図である。 ロール押圧部を上げてロール送出し部を後退させロールペーパーを装填する途中の状態を示す縦断側面である。 ロールペーパーの径が小さくなった状態を示す縦断側面図である。
本考案の実施形態を図を参照して以下説明する。
本考案のロールペーパーには家庭等で使用されるトイレ用のロールペーパーが使用される。
該ロールペーパーは、例えば、径が約40mm、幅約120mmでその内部に広い空洞Kを備えた円筒状の芯材に、幅約120mmの帯状のパーパーが約120mm程度の径となるように巻着される。そして、前記芯材には指で押しても簡単には潰れず円筒形を保持しうる硬さを有した紙が使用される。
本考案は上記の如きロールペーパーを対象とし、図1に示すように、トイレの壁面W等に取り付けるための基部1に棒状のロール装填部4を備え、該ロール装填部4に該ロールペーパーRが吊られて装填されるホルダーを例に以下詳述する。
前記基部1には、図1に示すように、壁面W等に固定するための直立平面を備えた背面部1aの左右両側から前方に側面部1b、1bを突設した平面視コ字形の壁面固定用の金具を使用する。
該基部1を壁面Wに固定するには、背面部1aに接着剤を塗布して壁面に固着したり、背面部1aにネジ孔を設けてネジ固定したり、又フックを設けて着脱式に固定したりするなどの各種態様が可能である。
そして、前記基部1に8mm径の金属棒製のロール装填部4を設ける。
該ロール装填部4は1本の棒体から成り、その棒体は、前記基部1の両側面部1bの左右いずれかの一側方から前方斜め下向きにロールペーパーRの半径よりも長い110mmの長さにロール支持部4aが突設され、該ロール支持部4aの先端部を前記基部1の背面部1aと平行に且つ水平に122mmの長さに屈曲させて芯受け体4bが形成され、更にその先端を長さ30mm程上に向けて屈曲した抜止め4cが形成される。
前記ロール支持部4aの基部1への固定は、基部1の背面部1a又は両側面部1b、1bに溶接で直接で固着する態様や、図1に示すように、両側面部1b、1bに設けた孔に前記ロール支持部4aの基部を水平に貫通させて孔部分を溶接で固着する態様等が可能である。本実施例においては、図1に示す両側面部1b、1bに棒体を固着した態様で以下説明する。
ロールペーパーRは、前記芯受け体4bの先端部の抜止め4cを前記芯材Sに貫通させて前記ロールペーパーRを前記ロール支持部4aに突き当て、そのまま手を離すと空洞K内のロールペーパーR中心から上に離れた位置で前記芯受け体4bに吊り下げられる。
そして、前記基部1の上部に枢支部2を設けて、該枢支部2に先端部5aに幅125mmの前記ロール幅よりも少し幅広なペーパー切断刃5aを設けたロール押圧部5を上下擺動可能に枢支する。
該ペーパー切断刃5aは、前記ロール装填部4に装填した前記ロールペーパーRの前側に当たり、前記ロール押圧部5を手で下に押え付けてペーパー切断刃5aから下に垂らしたペーパーPを手に持って上側に折り返してそのまま引くとペーパーPが切断されるように先端部を鋸状に形成することができる。
該ペーパー切断刃5aの全体は前記ロール押圧部5の先端部に直に形成することもできるが、別に用意した樹脂製の細い刃先を接着剤等で固着する態様も可能であり、又その形状は波形や山形などの各種形状を選択することも可能である。
なお、前記枢支部2は、図1には、前記基部1の上部の両側面部1b、1bを水平に貫通させた前記ロール支持体4aの棒体基部を該枢支部2の枢支軸2aとして利用した態様を示す。
そして、前記芯受け体4bに吊られた前記ロールペーパーRの外周面の前側面に当接し、前記芯材Sが芯受け体4bで支持されつつ該ロールペーパーRを回動させて押し上げ可能とするロール当接部6を前記ロール押圧部5の下部又はペーパー切断刃5aと一体的に設ける。
このロール当接部6は、図1に示すように、ペーパー切断刃5a自体をロール当接部6とすることも可能である。又図示しないが前記ロール押圧部5の下部のペーパー切断刃5aの近傍にペーパー切断刃5aに添わせて別の凸条のロール当接部6を設けることも可能である。
そして、図2に示すように、前記ロール押圧部6を前記ロールペーパーRの前側に必ず当たるようにするために、前記ロール押圧部5の板面の前半分程を上に膨らむように曲率半径60mmの曲面に湾曲させ、ロールペーパーRの上部を避けてその下部面に設けたロール当接部6がロールペーパーRの前側に当たるように形成する。
又、図4に示すように、ペーパーPの使用により径が減衰し、小さくなって芯材Sの径に近づいた状態となった場合においても、ロールペーパーRの前側の面に対して当接可能となるようにするため前記枢支部2からロール当接部6までの長さを、最小ではロール押圧部6が前記芯受け体4bの位置より遠くに達する110mm以上の長さとし、最大では前記最小の長さに芯材Sの径を加えた長さ150mmを超えない長さとする。本実施例における最適な長さは135mmから140mmである。
なお、ロール当接部6は、新しく装填した径の大きいロールペーパーRには、前記ペーパー切断部5の先端部のペーパー切断刃5aが当たり、径が小さくなって芯材Sの径に近づいた状態となったロールペーパーPには前記ペーパー切断刃5aから離れて、その近傍のロール押圧部5の下部に当たるよう、ロールペーパーRの径の大きさによって当接部位が移動するロール押圧部6を設ける態様も可能である。
そして、前記基部1の両側面部1b、1bの枢支部2の下方に両側面部1b、1bを水平に貫く孔を、該孔に別の下部枢支軸3aを貫通させたとき該下部枢支軸3aが上側の枢支軸2aと平行となるように設ける。即ち、前記基部1の上側には枢支軸2aを備えた枢支部2が、下側には前記下部枢支軸3aを備えた下部枢支部3が設けられるが、その上側の枢支軸2aと下側の枢支軸3aとは上下に一定の間隔を置いて平行に設ける。
そして、前記下部枢支軸3aには上部に枢支部7aを設けた板状のロール送出し部7を前後擺動可能に設ける。
該ロール送出し部7には、基部1に一方を固定して板面を前へ付勢するバネ9を設け、該ロール送出し部7の下端部7bまでの長さをペーパーPの使用により径が減衰しても前記バネ9の付勢で必ずロールペーパーRの後側に板面が当接可能な長さとする。
該ロール送出し部7は、本実施例では幅30mmで長さ110mmとする。
そして、該ロール送出し部7の前面には、ロールペーパーRの外周面に対して前記ペーパーPの先端部を送り出す方向には抵抗少なく且つその逆方向には抵抗大とする逆止面8aを有する逆止体8を設ける。
該逆止体8の逆止面8aは、装填されたロールペーパーR後側に対する接触面を繊維を上方へ傾斜させた偏向植込み繊維面を形成した態様が可能である。
該偏向植込み繊維面は硬く弾発性がある直線状合成樹脂製の硬質繊維を一定の長に揃えて等間隔に密に全て同方向へ傾斜させて植え込んで形成されたものが使用可能である。
この偏向植込み繊維面によって、装填されたロールペーパーRを繊維が倒れた抵抗が少ない方向に回転させると該偏向植込み繊維面をペーパー表面が滑って円滑に回動するが、その逆方向にロールペーパーRを回転させようとすると偏向植込み繊維面の傾斜した繊維が突き刺さるように引っ掛かるため円滑な回転がなされなくなる。該偏向植込み繊維面とした逆止面8aはこのようしてペーパーの表面に対する高い逆止効果が発揮される。
なお、前記逆止面8aを、摩擦抵抗を高めるために単純な粗面とした場合では、ペーパーPに対する逆止効果が得られず、ロールペーパーRの送り出しができなくなるので好ましくはない。
又、前記バネ9の弾発力は、コイルバネ等で、前記ロール装填部4における芯受け体4bのほぼ真下にロールペーパーRの中心が保持されたままで、図4に示すように、ロールペーパーRが使用により径が減衰しても該ロールペーパーRの後側の外周面に対して前記ロール送出し部7の逆止面8aが常に当接可能な弾発力とする。
しかしながら、該バネは過度に強力なものを使用すると、装填されているロールペーパーRを常時前へ強く押し出した状態となり、後述の前記ロール当接部6でロールペーパーRを押し下げる際に、ロールペーパーRがロール当接部6とロール送出し部7に強く挟まれて前記芯材Sが前記芯受け体4bから離れて浮き上がってしまい、前記ロール当接部6によるロールペーパーRの押し上げに支障を来たしたり、押し上げられたロールペーパーRの自重落下が妨害される可能性があるので好ましくない。又、該バネ9が極めて弱いと減衰して径が小さくなったロールペーパーRに当接することができなくなる場合があるので好ましくない。
そして、ロールペーパーRの後側に常に前記バネ9の力で軽く当接している逆止面8aを偏向植込み繊維面とした場合、該偏向植込み繊維面がロールペーパーの後面に接触した状態でロールペーパーRが押し上げられたときには、偏向植込み繊維面上を滑って抵抗なくロールペーパーRが押し上げられ、次に手を離したとき、偏向植込み繊維面が当接したままでロールペーパーRが落下するが、その際、偏向植込み繊維面の繊維がペーパーの繊維に突き刺さって確実に落下を阻害する働きをし、該ロールペーパーRの後側の外周面を支えるので前記芯受け体4bはロールペーパーRの芯材S上部内面を後方へ移動しつつ落下する。
この際、該ロールペーパーRのペーパー送り出し方向(ロールペーパーRの前側が下がる方向)の回転が発生し、この結果、ペーパー切断刃5aに裏に隠れていたペーパーの先端部が前記ペーパー切断刃5aの下側に一定の長さに送り出されて露出する。
又、図1及び図3に示すように、前記ロール送出し部7とロール押圧部6との間に、ロール当接部6の上方移動に従動してロール送出し部7が後方移動する連係機構10を設ける。
該連係機構10は、ロールペーパーRを装填する際に、前記ロール送出し部7とロール当接部6とを同時に前記芯受け体4bから離れる方向に移動させ、前記ロールペーパーRをロール装填部4に装填可能な空間を得ようとするものである。
従って、該連係機構10は常時に作動させるものではないので、ペーパーの送り出しに邪魔にならないように、前記芯受け体4bから離れているロール当接部6を下方へ戻す途中で、該ロール当接部6がロールペーパーRに当たる前に連係機構10による前記ロール送出し部7とロール押圧部6との相互の拘束関係が解除されるようにする。
例えば、図1に示すように、前記連係機構10は、前記ロール押圧部5の枢支部5cの下部に下向きに突設した押圧回動片11を該ロール押圧部5と一体的に設け、又前記ロール送出し部7の枢支部7aの上部に上向きに突設した受圧回動片12を該ロール送出し部7と一体的に設けることができる。
この態様においては、図3に示すように、前記ロール押圧部5を上げたとき、該ロール押圧部5の押圧回動片11の先端部11aが、前記ロール送出し部7の受圧回動片12の湾曲部12bの上面に接触して該湾曲部12bを前に押し出すように押し下げることでロール送出し部7を新しいロールペーパーRが装填可能な開き角度が得られる後方まで後退可能とし、又、上がっている前記ロール押圧部5を下に戻したときには、ロール当接部6がロールペーパーRに当たる前に前記押圧回動片11が前記受圧回動片12から離れるように押圧回動片11と受圧回動片12を形成する。
その押圧回動片11と受圧回動片12の形状は、該押圧回動片11については前記ロール押圧部5の枢支部5cには該枢支部5cから下向き且つ先端部11aまでの途中を後側へ膨らむ湾曲形状とし、又前記受圧回動片12については前記ロール送出し部7の枢支部7aには該枢支部7aから上向き且つ先端部12aまでの途中を後ろ側へ膨らんだ湾曲形状とする。
このような湾曲形状とすることで、前記押圧回動片11及び受圧回動片12がその枢支部11c、12cを中心に夫々前記ロール押圧部5及びロール送出し部7と一体となって回動し、図3に示すように、前記ロール押圧部5を途中まで上げると押圧回動片11の先端部11aが受圧回動片12の湾曲部12bの上面に滑らかに当たり、さらに前記ロール押圧部5を上げることで前記押圧回動片11は前側に回動し、同時に該押圧回動片11がその先端部11aに当たっている前記受圧回動片12の湾曲部12bを滑らかに前側に押して回動させ、この結果、前記受圧回動片12と一体のロール送出し部7が後側に連動して円滑に回動する。
そして、前記ロール送出し部7とロール当接部6とが前記芯受け体4bから大きく離れた状態となると、前記芯受け体4bの周囲に邪魔するものがなくなってロールペーパーRが余裕を持って前記ロール装填部4に装填できるようになる。
そして、この状態から前記ロール押圧部5を更に上げると、前記連係機構10の前記ロール送出し部7とロール当接部6との連動が解消されて、図1に示すように、前記ロール押圧部5は基部1上に直立し、前記ロール送出し部7はバネ9に押されてロールペーパーRの後側に当接することとなる。
又、その状態から前記ロール押圧部5を下げると、前記押圧回動片11の湾曲部11bの下面が前記受圧回部動片12の先端部12a又は湾曲部12bに接触して連動が再開され、前記ロール送出し部7を後側に移動させるが、その後、前記ロール送出し部7とロール当接部6との連動が解消されて、図2に示すように、前記ロール押圧部5は、ロールペーパーRの前側上部に乗り、前記ロール送出し部7はバネ9に押されてロールペーパーRの後側に当接することとなる。
このように、前記ロール送出し部7とロール当接部6との連係機構10による連動が解消されることにより、ロールペーパーRが装填されている状態においては、押圧回動片11が受圧回部動片12よりも後ろ側に離れた状態に維持され、ロール送出し部7が前記押圧回動片11に拘束されずに常にバネ9で前に押されてロールペーパーRの後側に当接させることが可能となり、一方、前記ロール当接部5の方も前記受圧回動片12に拘束されずにロールペーパーRの前側上部に自重で乗り、そのまま前記ロール押圧部5を手で押してロールペーパーRを押し下げることが可能となる。
又、前記ロール送出し部7とロール押圧部5との連動が解消された後に、ロールペーパーRを交換するため前記ロール押圧部5を持ち上げたとき、仮にロール押圧部5の押圧回動片11が前記ロール送出し部7の受圧回部動片12に接触しないようにすると前記ロール送出し部7とロール押圧部5とは連係不能となって、前記ロール送出し部7を後退させることができず、ロールペーパーの円滑な装填が困難となってしまうおそれがある。このため、前記受圧回部動片12の長さを前記受圧回部動片12の先端部12aが前記枢支部2まで達する長さに形成する。
この態様では、該受圧回部動片12を該枢支部2よりも前側に配置することで、ロール押圧部5を下げて押圧回動片11を後退させたとき、該押圧回動片11が前記枢支部2の位置よりも後側に後退しても、前記受圧回部動片12の先端部12aは前記枢支部2の枢支軸2aに当たって止まり、前記受圧回部動片12はそこより後退はしないので、前記受圧回部動片12は前記押圧回動片11の影響から離脱して前記ロール送出し部7とロール当接部6との連動が一旦は解消される。
そして、再度ロール押圧部5を上げたときには前記受圧回部動片12の後側に必ず押圧回動片11が突き当たるので前記ロール送出し部7とペーパー切断部5との連動が再開可能となる。
なお、前記受圧回部動片12が当たって止まる最適な位置を選んで別にストッパを前記ロール送出し部7又は前記受圧回部動片12に対して設けることもできる。
又、基部1とロール押圧部5との間に、押されて下に移動したロール当接部6が元の位置に戻るように付勢する戻りバネ15を設けることができる。
前記ロール押圧部5が重たい金属製の場合、ペーパーPの使用により径が減衰軽くなると、そのままではロールペーパーRは極めて軽いのでロール押圧部5の自重が勝ってロールペーパーRを常に後ろに押し上げた状態のまま落下できなくなるおそれがある。この状態ではロール当接部6を押してもロールペーパーRを更に後ろに押し上げることができないのでペーパーPを送り出せなくなってしまう。
そこで、本考案ではロール押圧部5の重量の大きい自重に抗して戻りバネ15でロール押圧部5を押し上げることで、前記芯受け体4bに吊られてロール当接部6の押圧によって後側へ押し上げられたロールペーパーRを該芯受け体4bのほぼ真下に該ロールペーパーRの重心を戻すことでロールペーパーの送り出しが円滑に行えるようになる。
なお、ロール押圧部5をプラスチック製とした場合には、軽いので戻りバネ15は不要となる。
次に、本考案のロールペーパーホルダーにロールペーパーRを装填することから順に使用方法を説明する。
最初は、ロール装填部4にロールペーパーRは装填されていないので、前記ロール押圧部5が前記芯受け体4bの上に自重で乗り、前記ロール送出し部7がバネ9に押されての後側からバネ9に押されて逆止面8aが前記芯受け体4bに当接した状態となる。
但し、前記受圧回部動片12の先端部12aまでを前記枢支部2と前記下部枢支部3との間よりも長くした場合には、前記受圧回部動片12の先端部12aが前記枢支部2の枢支軸2aに当たってそれより後退できないので前記逆止面8aは前記芯受け体4bに当接せずに少し離れた近接状態となる。
そこで、新しいロールペーパーRを用意し、ロール押圧部5を上へ途中まで開くと、図3に示すように、前記連係機構10が働いて、ロール送出し部7が後退し、前記芯受け体4bの周囲にロールペーパーRを差し込める広さの空間が現れる。
この空間内において、図3に示すように、前記芯受け体4bにロールペーパーRの芯材Kを差し込み、ロールペーパーRから手を離すとロールペーパーRが芯材Sの空洞K内上部が前記芯受け体4bに当接した状態で吊り下げられる。
なお、この状態からロール押圧部5を更に上に開くと、図1に示すように、ロールペーパーRがロール装填部4に装填されて、ロール送出し部7の逆止面8aがバネ9に押されてロールペーパーRの後側面に当接した状態となり、直立したロール押圧部5は壁面に当たって停止した状態となるが、ロールペーパーRを装填するにはそのようにロール押圧部5を最大に上げる必要はない。しかし、ロール押圧部5を直立させておけばロール装填部4やロール押圧部5下面等の汚れを拭き取る際には便利である。
次に、ロール押圧部5を下げると、前記連係機構10が働いて途中で一時的にロール送出し部7の逆止面8aがロールペーパーRから後ろに離れるが、更に下げると、前記連係機構10の働きが解除されてロール押圧部5のロール当接部6がロールペーパーRの前側に自重で乗ってその当接状態が維持される。
以上で、ロールペーパーホルダーへのロールペーパーRの最初の装填が完了する。
次に、ロールペーパーを使用して、芯材Sが残り、これを新しいロールペーパーRと交換する場合を説明する。
ペーパーがなくなった芯材Sの後側では、前記受圧回部動片12の先端部12aが前記枢支部2の枢支軸2aから前に少し離れて前記ロール送出し部7の逆止面8aがバネ9に押されて芯材Sに当接し、又該芯材Sの前側では、ロール押圧部5のロール当接部6が芯材S上に自重で当接した状態となっている。
そこで先ず芯材Sに乗っているロール押圧部5を上へ途中まで開くと、図3に示すように、前記連係機構10が働いて、ロール送出し部7が後退し、前記芯受け体4bに残った芯材Sの周囲に何もない空間が広がる。
そしてこの状態を維持させて、前記芯受け体4bから芯材Kを抜き出し、図3に示すように、前記芯受け体4bに新しいロールペーパーRの芯材Kを端部の抜止め4cをよけるように奥まで差し込み、ロールペーパーRから手を離すとロールペーパーRが前記芯受け体4bに当吊り下げられた状態となる。
そして、前記ロール押圧部5を下げればロールペーパーRの交換が完了する。
次に、ペーパーの先端部をペーパー切断刃5aから下方へ送り出すことができる仕組みについて説明する。
先ず、図2の実線で示すように、ロールペーパーRには後側ではバネ9に付勢されたロール送出し部7の逆止面8aが当接し、前側ではロール押圧部5のロール当接部6が自重で乗って当接している。
そこで、手でロール押圧部5を押し下げると、前記芯受け体4bを中心にロールペーパーRが回転しつつ後方へ移動し、同時にロール送出し部7も前記バネ9の付勢に抗して一点鎖線で示される位置まで押し上げられる。
このことを更に詳しく説明すると、ロール押圧部5の押し下げでロール当接部6が図2中のe点からf点に移動し、ロールペーパーRは自由に移動できる広い空洞K内のロールペーパーR中心から離れた芯材の上部位置で吊られているので、芯材Sはi位置からj位置へと移動する。
その際に、ロールペーパーRの吊り下げ位置を中心にロールペーパーRが回転して接触点aが逆止面8aに接触して逆止面8aを滑りつつ接触点bへ移動する。即ちロール当接部6の下への押圧でロールペーパーRが図2中の一点鎖線に位置に押し上げられることとなる。
次に、ロール当接部6から手を離すと、ロールペーパーRが自重で落下開始するが、その際、芯材Sが芯受け体4bに吊られて拘束された状態でバネ9の力で逆止面8aに押されているロールペーパーRが実線で示す元の位置へと移動する。
その際に、ロールペーパーRは接触点bで逆止面8aに押されて当接しつつ逆止状態を保って接触点aへと移動する。そしてこの際、ロールペーパーRの後側の外周面が支えられるので前記芯受け体4bがロールペーパーRの芯材S上部内面を後方へと滑るように移動(図2中の符号4bの位置から符号Jの位置へ移動)しつつロールペーパーRの前側が落下する。
即ち、線分b−aと等しい線分d−aの距離だけ逆止面8aを滑らずに転がるように移動することとなる。そしてこの際、ロールペーパーRのペーパー送り出し方向(ロールペーパーRの前側が下方向)への回転が発生する。
このようにロールペーパーRの後側の元のa位置からd位置まで角度αだけ回転することで、ロールペーパーRの前側は同じ角度αだけ回転し、ペーパー先端部がロール当接部6の接触点e位置からg位置まで送り出されることとなる。
又、ロール当接部6を素早く下に押した場合には、ロールペーパーRは速度を持って慣性により前側が下へ押されて芯受け体4bを中心に大きく後方に回転することで、その分後側が上へと回転し元の接触点aは前記接触点bよりも更に上へと進むこととなる。
即ち、ロール当接部6を速度をつけて下に押し下げることでロールペーパーRが上記静的な移動よりも大きく図3の動的な移動角度βで示す角度を加えた大きい角度でペーパーを送り出す方向に大きく回転し、逆止面8aによってその位置からその逆回転を起こさずにペーパー先端部がロール当接部6の接触点e位置からg位置を越えてhの位置まで送り出されることとなる。
本考案は上記の如く、常時はロール押圧部5がロールペーパーRの前側に自重で乗って連係機構10の働きが解除された状態で、使用するペーパー切り取り時のペーパー切断部5の押し下げで、ペーパー先端部が自動的に送り出され、次回の使用時に先端部が下に垂れた状態となっているのでロール押圧部5の押し下げ操作せずにペーパーを引き出すことが可能となる。
また、よりペーパー先端部を長く送り出したいときにはロール押圧部5を数回押すか又は叩くように押せばペーパーPが大きく下に垂れ下がるのでより掴み易くなる。
本考案のペーパーホルダーは主としてトイレットペーパー用とするものであるが、円筒状の芯材にペーパーを巻着したロールペーパーを使用する手拭用等のホルダーについても利用可能である。又、台上に直立させた卓上板に基部を固着して移動式としたホルダーとして利用することも可能である
1 基部
1a 背面部
1b 側面部
2 枢支部
2a 枢支軸
3 下部枢支軸
3a 下部枢支部
4 ロール装填部
4a ロール支持体
4b 芯受け体
4c 抜止め
5 ロール押圧部
5a ペーパー切断刃
5b 湾曲部
5c 枢支部
6 ロール当接部
7 ロール送出し部
7a 枢支部
7b 下端部
8 逆止体
8a 逆止面
9 バネ
10 連係機構
11 押圧回動片
11a 先端部
11b 湾曲部
11c 枢支部
12 受圧回動片
12a 先端部
12b 湾曲部
12c 枢支部
13 枢支片
14 枢支管
15 戻りバネ
R ロールペーパー
S 芯材
K 空洞
P ペーパー
W 壁面


Claims (6)

  1. 基部から前方に突出させたロール支持体に芯受け体を設けて該芯受け体に吊り下げ用の空洞を有する円筒状芯材に巻着したロールペーパーを前記基部と平行且つ水平に吊り下げ可能としたロール装填部と、前記基部に設けた枢支部を介して上下擺動可能とすると共に装填されたロールペーパーの前側を押さえてペーパーを切り取るペーパー切断刃を先端に形成したロール押圧部とを備えたロールペーパーホルダーにおいて、
    前記ロール押圧部前側の前記ロールペーパーの前側の押し下げで後方への押し上げを可能とする部位にロール当接部を形成し、
    前記基部の枢支部の下方に下部枢支部を設けて該下部枢支部に、前記ロールペーパーの外周面に対して前記ペーパーの先端部を送り出す方向には抵抗少なく且つその逆方向には抵抗大とする逆止面を有すると共に該逆止面を前へ付勢するバネを設けたロール送出し部を枢支し、
    前記ロール送出し部とロール押圧部との間に、前記ロール装填部にロールペーパーが装填可能となる位置まで該ロール押圧部の上方移動に従動させて前記ロール送出し部を前記芯受け体から一時的に後退させる連係機構を設けたことを特徴とするロールペーパーホルダー。
  2. 連係機構は、ロール押圧部の枢支部の下部に下向きに突設した押圧回動片と、ロール送出し部の枢支部の上部に上向きに突設した受圧回動片とを備え、
    前記押圧回動片と前記受圧回動片とを、前記ロール押圧部を上げたときには、前記押圧回動片が前記受圧回動片の後面に接触して前記受圧回動片をバネの付勢に抗して前へ押し出すことでロール送出し部をロールペーパーが装填可能な開き角度が得られる後方まで後退させ、上げた前記ロール押圧部を下に戻したときには、前記押圧回動片の後退で前記受圧回動片がバネの付勢で前記押圧回動片に接触しつつ後退して前記ロール送出し部を前進させ、且つ前記ロール押圧部のロール当接部がロールペーパーに当たる前に前記受圧回動片が前記押圧回動片から離脱するよう形成したことを特徴とする請求項1に記載のロールペーパーホルダー。
  3. 押圧回動片は、先端部までの途中を後方へ膨らむように湾曲させてロール押圧部の枢支部と一体的に形成し、受圧回部動片は、先端部までの途中を後方へ膨らむように湾曲させてロール送出し部の枢支部と一体的に形成し、該受圧回部動片の先端部は、前記ロール押圧部の枢支部に達する長さとしたことを特徴とする請求項2に記載のロールペーパーホルダー。
  4. バネが、ロール装填部のほぼ真下にロールペーパーの中心が保持されたままで、ロールペーパーが使用により径が減衰しても該ロールペーパーの外周面に対してロール送出し部の逆止面が常に当接可能な弾発力を備えたものであることを特徴とする請求項1から3のうちいずれかに記載のロールペーパーホルダー。
  5. 逆止面を、繊維を上方へ傾斜させた偏向植込み繊維面としたことを特徴とする請求項1から4のうちいずれかに記載のロールペーパーホルダー。
  6. 基部とロール押圧部との間に、押されて下に移動したロール当接部が自重に抗して元の位置に戻る付勢力を備えた戻りバネを設けたことを特徴とする請求項1から5のうちいずれかに記載のロールペーパーホルダー。


JP2015003668U 2015-07-22 ロールペーパーホルダー Active JP3200214U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109008750A (zh) * 2018-08-09 2018-12-18 芜湖市协普机器有限公司 一种船用厕纸盒

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