JP3199981U - 溝誘導式整正字練習用紙 - Google Patents

Abstract

【課題】整正字の字形を紙面に設けた溝によって示し、学習者がそこに筆記具の先端を入れて書くことを通して点画の長さ・方向を身体感覚とするよう促す練習用紙を提供する。【解決手段】一定の厚さをもった紙１、および、紙以外の可能なものに溝３を設ける。【選択図】図１

Description

本考案は、整正字（きれいな字）を書く技能を身に付けるための方法である。

児童・生徒の国語科書写学習、および、高校生から成人までの文字練習は、お手本を見て模倣する方法である。しかし、目で捉えた字形を手が再現するのは困難であるため、「一字千回」というように繰り返して書かなければならず、目標を達成するには長い年月を要する。
申請者は、これを解決するために、「六度法」という字形整正法を創案し、「実用新案」も得て普及にあたっている。これは中国古典の整正字を原拠に右に向かう点画を「右上がり６度」にするもので、その効果は広く認められている。
その学習法をさらに工夫すれば「右上がり６度」を短時間で身体感覚化することが可能である。また、手指のおぼつかない低年齢の学習者が基礎を習得するのにも効果がある。

整正字とは、点画の長さ・方向・接筆位置・交差位置がほどよい字を指すが、横画を「右上がり６度法」とすることが前提であり、このアイデアはそれを促す効果がある。
溝は、ぬかるみや雪道のわだちによって後続車は否応なしにそれに従わざるをえないように、整正字の必須条件である横画の右上がり６度を身体感覚化する（いわゆる身体で覚える）働きがある。

一定の厚さをもった用紙に整正字の字形の溝を設ける。

右上がり６度の横画を認識するとともに身体感覚化を促し、整正字の基礎技能を身に付けることができる。

以下、本考案の実施の形態を説明する。
本用紙を用いて、横画を含む漢字・平仮名・片仮名を刻し、凹みに筆記具の先端を入れて送筆する。

本考案の正面図

１ 用紙
２ 文字記載面
３ 横画の角度を誘導する溝

Claims (1)

1. 紙面に溝を設け、そこに筆記具の先端を入れることによって軌跡を誘導し、「きれいな字」を書く技能を身に付けさせる練習方式。

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