JP3199951B2 - 熱可塑性エラストマー発泡体の発泡倍率調整方法、熱可塑性エラストマーの発泡成形方法及び熱可塑性エラストマーの発泡体 - Google Patents

熱可塑性エラストマー発泡体の発泡倍率調整方法、熱可塑性エラストマーの発泡成形方法及び熱可塑性エラストマーの発泡体

Info

Publication number
JP3199951B2
JP3199951B2 JP07606294A JP7606294A JP3199951B2 JP 3199951 B2 JP3199951 B2 JP 3199951B2 JP 07606294 A JP07606294 A JP 07606294A JP 7606294 A JP7606294 A JP 7606294A JP 3199951 B2 JP3199951 B2 JP 3199951B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foam
foaming
water
composition
thermoplastic elastomer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07606294A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07278336A (ja
Inventor
俊和 伊藤
洋一 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Kogyo Co Ltd filed Critical Tokai Kogyo Co Ltd
Priority to JP07606294A priority Critical patent/JP3199951B2/ja
Publication of JPH07278336A publication Critical patent/JPH07278336A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3199951B2 publication Critical patent/JP3199951B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水を発泡剤として用
いて熱可塑性エラストマーを発泡させる方法及びこの方
法により得られた発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱可塑性エラストマーを水を
発泡剤として発泡させ得ることが知られている(国際公
開公報WO92/18326、米国特許第507011
1号)。水を発泡剤として用いるこの発泡方法(以下、
単に「水発泡方法」という。)は、労働環境や地球環境
に悪影響がなく、低コストであるという点で優れた方法
といえる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水を発
泡剤として用いる場合には、発泡媒体となる熱可塑性エ
ラストマーの種類で適正な添加水量の範囲がほぼ決まっ
ており、この範囲を越えてあるいはこの範囲を下回る添
加水量では、良好な発泡体を得ることができなかった。
したがって、熱可塑性エラストマーの種類により得られ
る発泡体の発泡倍率の範囲が決まってしまい、通常は狭
い範囲でしか発泡倍率を選択することができなかった。
また、全ての熱可塑性エラストマーについて水による発
泡が有効であるわけではなく、また、同一種類の熱可塑
性エラストマーであっても水による発泡がほとんどでき
ない場合もあった。
【0004】そこで、本発明は、環境及びコストの点で
好都合な熱可塑性エラストマーの水発泡方法において、
発泡体の発泡倍率を調整する方法を提供することを目的
とする。また、本発明は、水発泡方法が有効でない熱可
塑性エラストマーにおいて、水発泡により有効な発泡倍
率を得ることができる方法を提供することを目的とす
る。また、本発明は、安価な熱可塑性エラストマーの発
泡体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明者は、発泡倍率と発泡媒体たる熱可塑性エ
ラストマーの物性に着目して鋭意検討した結果、熱可塑
性エラストマーの溶融延性と気泡の発生・成長・安定と
いう発泡体形成のプロセスとの間に一定の関係を見いだ
し、以下の発明を完成した。すなわち、請求項1に係る
発明は、水のみを発泡剤として添加して熱可塑性エラス
トマーの発泡体を得る発泡体の製造方法であって、前記
熱可塑性エラストマーは、ポリ塩化ビニルとニトリルブ
タジエンゴムとの重合体ブレンドであって、当該重合体
ブレンドに対してポリメタクリル酸メチル、ポリメタク
リル酸メチルと塩化ビニルとの重合体ブレンド、メタク
リル酸メチルと塩化ビニルとの共重合体、及び塩化ビニ
ルとエチレンの共重合体を含むアルキルエステル重合体
から選択される溶融延性向上剤が添加されて得られる組
成物を、発泡成形しようとする温度で溶融軟化状態とし
樹脂糸として押出し、この樹脂糸をプーリーを用いて引
き取りロールに引き取る際、引き取り速度を順次早めて
いって樹脂糸が切れる直前の限界引き取り速度を前記組
成物の溶融延性として測定する工程と、前記組成物に水
のみを発泡剤として所定量供給して、前記発泡成形しよ
うとする温度で発泡成形して、発泡体を得てその発泡倍
率を測定する工程と、前記限界引き取り速度と前記発泡
倍率とから、水のみを発泡剤として用いて所望の発泡倍
率を得るための前記組成物の組成及び/又は発泡成形温
度を選択する工程、とを有する、方法である。請求項2
に係る発明は、水のみを発泡剤として添加して熱可塑性
エラストマーの発泡体を得る発泡体の製造方法であっ
て、前記熱可塑性エラストマーは、ポリスチレン樹脂と
ブタジエンゴム若しくはポリイソプレンゴム若しくはポ
リエチレンとポリブチレンとの共重合体から選択される
いずれかの重合体との重合体ブレンドであり、当該重合
体ブレンドに対して、α−オレフィン重合体から選択さ
れる溶融延性向上剤が添加されて得られる組成物を、発
泡成形しようとする温度で溶融軟化状態とし樹脂糸とし
て押出し、この樹脂糸をプーリーを用いて引き取りロー
ルに引き取る際、引き取り速度を順次早めていって樹脂
糸が切れる直前の限界引き取り速度を前記組成物の溶融
延性として測定する工程と、前記組成物に水のみを発泡
剤として所定量供給して、前記発泡成形しようとする温
度で発泡成形して、発泡体を得てその発泡倍率を測定す
る工程と、前記限界引き取り速度と前記発泡倍率とか
ら、水のみを発泡剤として用いて所望の発泡倍率を得る
ための前記組成物の組成及び/又は発泡成形温度を選択
する工程、とを有する、方法である。請求項3に係る発
明は、前記限界引き取り速度を測定すると同時に張力も
測定し、当該張力と前記限界引き取り速度と前記発泡倍
率とから、水のみを発泡剤として用いて所望の発泡倍率
を得るための前記組成物の組成及び/又は発泡成形温度
を選択する、請求項1又は2記載の方法である。請求項
4に係る発明は、ポリ塩化ビニルとニトリルブタジエン
ゴムとの重合体ブレンドに対して、ポリメタクリル酸メ
チル、ポリメタクリル酸メチルと塩化ビニルとの重合体
ブレンド、メタクリル酸メチルと塩化ビニルとの共重合
体、及び塩化ビニルとエチレンの共重合体を含むアルキ
ルエステル重合体から選択される溶融延性向上剤を添加
して得られる組成物に、水のみを発泡剤として添加して
発泡させる、発泡体の製造方法である。請求項5に係る
発明は、ポリスチレン樹脂と、ブタジエンゴム、ポリイ
ソプレンゴム及びポリエチレンとポリブチレンとの共重
合体から選択される重合体との重合体ブレンドに対し
て、α−オレフィン重合体から選択される溶融延性向上
剤を添加して得られる組成物に、水のみを発泡剤として
添加して発泡させる、発泡体の製造方法である。請求項
6に係る発明は、ポリ塩化ビニルとニトリルブタジエン
ゴムとの重合体ブレンドに対して、ポリメタクリル酸メ
チル、ポリメタクリル酸メチルと塩化ビニルとの重合体
ブレンド、メタクリル酸メチルと塩化ビニルとの共重合
体、及び塩化ビニルとエチレンの共重合体を含むアルキ
ルエステル重合体から選択される重合体が添加され、水
のみを発泡剤として添加して発泡させて得られる発泡体
である。請求項7に係る発明は、ポリスチレン樹脂と、
ブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム及びポリエチレン
とポリブチレンとの共重合体から選択される重合体との
重合体ブレンドに対して、α−オレフィン重合体から選
択される重合体が添加され、水のみを発泡剤として添加
して得られる発泡体である。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。一般に、
発泡プラスチックをつくる方法としては、流動するポリ
マー相を低密度の気泡状態に発泡させ、この状態を保つ
のが通常である。本発明においては、加圧下において流
動状態あるいは可塑状態の発泡媒体に水を含ませ、この
発泡媒体を除圧した際に生じる水蒸気の圧力により気泡
を発生・成長させるものである。具体的には、押出し成
形、射出成形等において水を発泡剤として添加して発泡
体を成形することができる。かかる気泡形成に際して
は、発泡媒体が伸びやすさや外力に対する強さを有して
いることにより、気泡が発生し、成長に伴って発泡媒体
がセル壁を形成しつつ伸び、かつ、気泡収縮の際にセル
壁を維持してセル構造を形成することができる。
【0007】前記熱可塑性エラストマーとは、ハードセ
グメント成分の重合体及びソフトセグメント成分の重合
体の重合体ブレンドをいい、これらの各重合体が一部相
互に架橋している場合も含まれる。また、溶融時に水を
混合可能であることが必要である。さらに、発泡成形
は、通常熱可塑性エラストマーを高温に加熱して溶融状
態とするものである。したがって、高温時においても前
述した発泡媒体の強さを安定して確保するためには、温
度によって外力に対する強さが変化しにくいソフトセグ
メント成分、特に部分架橋されたソフトセグメント成分
を有することが好ましい。高温下において安定して発泡
媒体の強さが得られることにより、後述する溶融延性を
調整することによる発泡倍率の調整が容易かつ効果的な
ものとなり、広い範囲で発泡倍率を調整することが可能
となる。
【0008】上記した重合体ブレンドからなる熱可塑性
エラストマーとしては、ポリ塩化ビニルとニトリルブタ
ジエンゴム(NBR)の重合体ブレンド(以下、PVC
−NBRブレンドという。)、ポリプロピレンとEPD
Mとの重合体ブレンド(以下、PP−EPDMブレンド
という。)、ポリスチレン樹脂とブタジエンゴム若しく
はポリイソプレンゴム若しくはポリエチレンとポリブチ
レンとの共重合体との重合体ブレンド(以下、PS−B
Rブレンドという)が挙げられる。
【0009】前記熱可塑性エラストマーの溶融延性と
は、熱可塑性エラストマーの溶融軟化時の伸びやすさを
いい、具体的には、所定温度で溶融軟化状態の熱可塑性
エラストマーを樹脂糸として一定条件下で押出し、この
樹脂糸をプーリーを用いて引き取りロールに引き取る場
合において、引き取り速度を順次早めていって樹脂糸が
切れる直前の限界引き取り速度(単位:m/min )で表す
ものとする。
【0010】前記発泡倍率とは、本発明においては、発
泡前の発泡媒体の密度を発泡成形品の密度で割った得た
数値をいう。前記溶融延性向上剤(以下、単に向上剤と
いう。)とは、上記した熱可塑性エラストマーの溶融延
性を向上させることができる添加剤をいう。すなわち、
溶融延性を向上させようとする熱可塑性エラストマーと
相溶性を有し、かつその熱可塑性エラストマーの溶融延
性を向上させることができるものを使用する必要があ
る。
【0011】例えば、前記したPVC−NBRブレンド
においては、アルキルエステル重合体を向上剤として使
用でき、具体的には、ポリメタクリル酸メチル(PMM
A)、PMMAと塩化ビニルとの重合体ブレンド、メタ
クリル酸メチルと塩化ビニルとの共重合体、塩化ビニル
とエチレンの共重合体が挙げられる。また、前記したP
P−EPDMブレンドにおいては、α−オレフィン重合
体を向上剤として使用でき、具体的には、ポリプロピレ
ン(PP)やポリエチレン(PE)である。また、前記
したPS−BRブレンドにも、同様にα−オレフィン重
合体を向上剤として使用でき、具体的には、ポリプロピ
レンやポリエチレンである。さらに、この他、アルキル
エステルとα−オレフィンの共重合体、アルキルエステ
ルと他のモノマーの共重合体も向上剤として使用しう
る。
【0012】発泡成形温度とは、加圧下において発泡媒
体たる熱可塑性エラストマーあるいは向上剤を添加した
熱可塑性エラストマーを可塑状態あるいは流動状態とし
て、水を発泡剤として添加する際の温度をいう。この発
泡成形温度にて、発泡媒体に水が含有され、その後発泡
媒体の除圧により気泡が発生成長し、発泡媒体の冷却に
より発泡体が形成される。
【0013】
【作用】請求項1〜3に係る発明では、ポリ塩化ビニル
系あるいはポリスチレン系の熱可塑性エラストマーに対
してそれぞれ特定の重合体が添加されることにより、加
圧下で水のみを発泡剤として添加し、除圧し、水が気化
する際の水蒸気の圧力により発泡媒体中に気泡が発生・
成長される。この場合において、組成物の限界引き取り
速度で表される溶融延性が気泡の発生・成長程度に影響
を及ぼす。請求項4及び6に係る発明では、ポリ塩化ビ
ニル系の熱可塑性エラストマーに対し、特定の重合体等
の添加により、水を発泡剤として用いて気泡構造が形成
され、ポリ塩化ビニルを含有する重合体ブレンドの水発
泡による発泡体が得られる。請求項5及び7に係る発明
によれば、ポリスチレン系の熱可塑性エラストマーに対
し、特定の重合体の添加により、水を発泡剤として用い
て気泡構造が形成され、ポリスチレン樹脂を含有する重
合体ブレンドの水発泡による発泡体が得られる。
【0014】
【発明の効果】請求項1〜3に係る発明によれば、ポリ
塩化ビニル系あるいはポリスチレン系の熱可塑性エラス
トマーに対して、それぞれ特定の重合体が添加されるこ
とにより、気泡の成長を調整することができる。このた
め、得られる発泡体の発泡倍率を調整することができ
る。したがって、一定の水添加量、すなわち、一定の発
泡圧下でも、発泡倍率を選択することができるととも
に、安全かつ安価に所望の発泡倍率の熱可塑性エラスト
マーを得ることができる。請求項4及び6に係る発明に
よると、ポリ塩化ビニル系の熱可塑性エラストマーに対
して、特定の重合体が添加されているために、ポリ塩化
ビニル系熱可塑性エラストマーでも、水発泡で所望の発
泡倍率の発泡体が得られる。請求項5及び7に係る発明
によると、ポリスチレン系熱可塑性エラストマーに対し
て、特定の重合体が添加されているために、ポリスチレ
ン系熱可塑性エラストマーでも、水発泡で所望の発泡倍
率の発泡体が得られる。
【0015】
【実施例】次に、参考例及び本発明を具現化した実施例
について説明する。 [参考例1]本参考例は 、熱可塑性エラストマーとして、PP−EP
DMブレンドを用い、向上剤としてポリプロピレン(P
P)を用いて発泡率を調整する方法についてのものであ
る。本参考例においては、PP−EPDMブレンドとし
て、米国A.E.S社製、商品名サントプレーン、ロッ
ト番号101−64(以下、単に「サントプレーンA」
という。)を用いた。
【0016】サントプレーンAに対して以下の表に示す
割合でPPを混合して試料a〜dを調製した。これらの
試料につき、以下に示す条件により、溶融延性を測定す
るとともに、発泡成形を行い、発泡体を得て発泡体の密
度、発泡倍率を測定した。なお、併せて溶融延伸時の張
力も測定した。
【0017】
【表1】
【0018】i 溶融延性の測定条件 試料a〜dの溶融延性は、図6に示すラボストミル式の
メルトストレングス測定装置((株)東洋精機製作所製
RCT−400G)を用いた。すなわち、小スケールの
押出し成形機1を用いて190℃で溶融軟化状態の試料
を樹脂糸2としてダイ4から押し出してこの樹脂糸2を
プーリー6、7、8を介して引き取りロール10と押さ
えロール12との間に導くものである。なお、プーリー
7は引っ張りバネ14を介して固定されている。引き取
りロール10は回転速度を順次早められる図示しない回
転数調節手段に接続されており、樹脂糸2が切れる直前
の回転速度が引き取り限界速度(溶融延性)として記録
されるようになっている。なお、引き取り限界速度を呈
した際の、樹脂糸2の張力が引っ張りバネ14により測
定可能となっている。
【0019】ii発泡成形の条件 発泡成形は、成形機として、45mmの2軸押出し機を
用い、以下に示す条件により行った。なお、成形機の概
略構造を図7に示す。 項目 成形条件 発泡成形温度 190℃ 水の注入量 3g/min 注入圧力 10〜50kgf/cm2 口金形状 内径2mmの円形形状 押出し機回転数 50rpm この成形機20は、ベント部22の途中からプランジャ
ー式の定圧ポンプ24を用いて一定量の水(発泡剤)を
注入するものである。
【0020】試料a〜dについての試験結果は表2及び
図1に示すとおりであった。
【0021】
【表2】
【0022】表2及び図1から明らかなように、PPの
混合比の上昇に伴い、試料a〜dの溶融延性は向上し、
この溶融延性の向上に伴い、発泡倍率も向上した。ま
た、得られた発泡体の性状は、いずれも気泡のつぶれ等
がなく良好であった。なお、試料a〜dについての溶融
時の張力はほぼ一定であった(図1参照)。したがっ
て、試料a〜dは、溶融延性の向上に伴う気泡成長に応
じてセル構造を形成でき、かつ冷却時の収縮応力に抵抗
しえてセル構造を維持するセル壁の強度を有していたと
考えられる。すなわち、試料a〜dは、気泡が成長する
際の外力や気泡が収縮する際の外力に抗してセル構造が
破壊されず維持できるねばり強さをを有しているといえ
る。
【0023】次に、発泡倍率自体については、PPが混
合されていない試料a(サントプレーンA単体)におい
ては、発泡倍率が4.5と、通常の発泡媒体としては不
適当なものであったが、PPの混合比の上昇及び溶融延
性の向上に伴って、発泡媒体として使用するのに適する
と思われる発泡倍率8.5までに増大されていた。した
がって、本参考例では、単体にあっては水発泡媒体とし
て不適当なサントプレーンAを、単体に向上剤としてP
Pを混合することにより水発泡に適する媒体に変えるこ
とができたといえる。また、本参考例においては、溶融
延性の向上に伴って発泡倍率が増大されており、溶融延
性の測定値から発泡倍率、さらには水発泡の媒体として
適するか否かの判断が可能である。
【0024】[参考例2] 次に、参考例1と同様に、PP−EPDMブレンドであ
るサントプレーン(ロット番号201−68、以下「サ
ントプレーンB」という。)を用いて、発泡成形温度を
変えることにより溶融延性を変えて、発泡倍率を調整し
た場合について説明する。発泡成形温度を、170℃、
180℃、190℃、200℃、210℃の五種類とし
て試料e〜iを準備し、これらの各発泡成形温度につ
き、その他の条件は参考例1と同様の条件により溶融延
性を測定し、発泡成形を行った。なお、併せて溶融延伸
時の張力も測定した。試料e〜iについての試験結果は
表3及び図2に示すとおりであった。
【0025】
【表3】
【0026】表3及び図2に示すように、溶融延性は2
00℃での値(試料h)最大値を呈してその後低下し、
発泡倍率は、それぞより20℃低い180℃(試料f;
表3中の*印参照)を最大値を呈してその後低下した。
すなわち、本実施例においては、かならずしも溶融延性
の向上と発泡率の向上とが対応する結果を得ることがで
きなかった。また、180℃をこえる発泡成形温度の試
料g〜iにおいては、口金から押し出し直後における発
泡倍率(一次発泡率)は大きいが、その後発泡体のセル
がつぶれが観察された。なお、試料e〜iの張力は順に
低下していた(図2参照)。したがって、試料g〜iに
おいては、溶融延性の向上により、発泡体における気泡
の成長が促進されるが、その一方でセル壁の強度がセル
構造を維持するに足りず冷却時の収縮応力によりセルの
つぶれが発生し、結果として発泡率が低下する結果にな
っていると考えられる。
【0027】この結果より、気泡の成長により形成され
たセル壁の強度が維持される範囲においては、熱可塑性
エラストマーの溶融延性の向上と発泡体の発泡率の向上
とが対応し、この範囲において、発泡成形温度を変える
ことにより発泡率を向上させることができる。
【0028】ここに、参考例1における試料a(サント
プレーンA単体、成形温度190℃)と本参考例におけ
る試料g(サントプレーンB単体、成形温度190℃)
とは、ロット番号が異なるのみで成形温度その他の実験
条件は共通である。そこで、試料aと試料gの結果(表
2及び表3)から溶融延性を比較してみると、試料aは
7.6、試料gは12.1となっている。すなわち、
参考例で用いたサントプレーンBは溶融延性が良好なロ
ットであった。したがって、本参考例では、溶融延性が
良好で水発泡に適する媒体を、向上剤を添加することな
く、発泡成形温度を変えることによって、その溶融延性
を変化させ、発泡倍率を調整できたといえる。ただし、
本参考例では、張力との関係により、必ずも溶融延性の
向上が発泡倍率の増大に貢献する結果とはなっていな
い。
【0029】〔実施例3〕本実施例においては、PVC
−NBRブレンドを熱可塑性エラストマーとして用い、
向上剤としてPMMAとPVCとの重合体ブレンド(以
下、PMMA−PVCブレンドという。)を用いて発泡
倍率を調整した場合について説明する。本実施例におい
ては、PVC−NBRブレンドとして電気化学工業
(株)製、商品名デンカLCS、ロット番号D2331
(以下、単にLCS−1という。)を用いた。また、P
MMA−PVCブレンドは、以下に示す組成のものを用
いた。なお、本実施例において、PMMA−PVCブレ
ンドを用いたのは、特にPMMAの溶融延性向上剤とし
ての作用に着目したものであって、PVCとのブレンド
としたのは、PVC−NBRブレンドに対する相溶性を
考慮したものである。PMMA−PVCブレンドの組成 成分 分量(重量部) PVC 100 PMMA 10 DOP(可塑剤) 40 Ba−Sn(安定剤) 4 エポキシ化合物(安定助剤) 6 CaCO3 (充填剤) 10
【0030】LCS−1に対して以下の表に示す割合で
PMMA−PVCブレンドを混合して試料j〜qを調整
し、これらの試料j〜qにつき、以下の条件により溶融
延性を測定するとともに、発泡成形を行い、発泡体を得
て発泡体の密度、発泡倍率を測定した。なお、併せて溶
融延伸時の張力も測定した。
【0031】
【表4】LCS−1とPMMA−PVCブレンドの混合
比(単位:重量%)
【0032】i 溶融延性の測定条件 試料j〜qの溶融延性は、溶融温度を170℃として他
の条件については実施例1と同様に行った。 ii発泡成形の条件 発泡成形は、成形機としては実施例1と同様のものを用
い、以下に示す条件により行った。 項目 成形条件 発泡成形温度 170℃ 水の注入量 13g/min 注入圧力 10〜50kgf/cm2 口金形状 内径2mmの円形形状 押出し機回転数 50rpm
【0033】試料j〜qについての試験結果は表5及び
図3に示すとおりであった。
【0034】
【表5】
【0035】表5及び図3から明らかなように、PMM
A−PVCブレンドの混合比の変化により、発泡倍率は
著しく変化した。しかし、PMMA−PVCブレンドの
混合比が50重量%以下である試料j〜mについては混
合比の増大により、発泡倍率の増加が観察されたが(試
料mで最大;表5中の*印参照)、試料n〜qについて
は、逆に低下する結果が得られた。また、試料n〜qに
ついては、セルのつぶれが観察された。一方、溶融延性
は、ほぼ向上剤の添加に比例して向上されていた。した
がって、実施例1と同様に、溶融延性の向上に伴って気
泡が成長され、一次発泡倍率は向上するが、発泡媒体の
収縮応力に抵抗するセル壁の強度がないため、結果的に
発泡率が低下したものと考えられる。このように溶融延
性の向上に反して発泡倍率が低下するのは、実施例2に
おける結果と一致している。さらに、溶融延性の向上と
延伸時の張力の低下(図3参照)が同時に観察される範
囲で発泡倍率が最大値をとる結果においても実施例2と
一致している。
【0036】〔実施例4〕次に、実施例3で用いたLC
S−1とPMMA−PVCブレンドを用いて、発泡成形
温度を変えることにより発泡率を調整する場合について
説明する。
【0037】LCS−1とPMMA−PVCブレンドの
混合比は、1:1とし、発泡成形温度を150℃、16
0℃、170℃、180℃、190℃の五種類として試
料r〜vを準備し、各発泡成形温度について、実施例2
と同様に、溶融延性を測定するとともに、発泡成形を行
い、発泡体の密度及び発泡倍率を測定した。なお、併せ
て溶融延伸時の張力も測定した。試料r〜vについての
試験結果は表6及び図4に示すとおりであった。
【0038】
【表6】
【0039】表6及び図4に示すように、発泡倍率は、
160℃(試料s;表5中の*印参照)を最大値として
その後低下し、溶融延性には大きな変化はなかった。ま
た、成形温度160℃を越える試料t〜vについては、
セルのつぶれが観察されており、セル壁の強度が発泡媒
体の収縮応力に耐えきれない結果、結果として発泡率が
低下したものと考えられる。なお、試料r〜vにおける
溶融延伸時の張力は、成形温度の上昇とともに低減され
(図4参照)、このことはセル壁の強度の低下に対応し
ていると考えられる。したがって、実施例2及び実施例
3と同様に、溶融延性の向上と延伸時の張力低下が同時
に観察される範囲において、発泡倍率が最大値を呈する
結果となっている。
【0040】〔実施例5〕本実施例では、熱可塑性エラ
ストマーとしてPS−BRブレンドを用い、向上剤とし
てPPを用いて、発泡倍率を調整した場合について説明
する。本実施例においては、PS−BRブレンドとし
て、三菱油化(株)製、商品名ラバロン、ロット番号7
400(以下、単に「ラバロン」という。)を用いた。
【0041】ラバロンに対して以下の表に示す割合でP
Pを混合して試料w〜zを調整し、これらの試料w〜z
につき、以下の条件により溶融延性を測定するととも
に、発泡成形を行い、発泡体を得て発泡体の密度、発泡
倍率を測定した。なお、併せて溶融延伸時の張力も測定
した。
【0042】
【表7】
【0043】i 溶融延性の測定条件 試料w〜zの溶融延性は、溶融温度を180℃として他
の条件については実施例1と同様に行った。 ii発泡成形の条件 発泡成形は、成形機としては実施例1と同様のものを用
い、発泡成形温度を180℃とする以外は、実施例1に
示す条件により行った。
【0044】試料j〜qについての試験結果は表8及び
図5に示すとおりであった。
【0045】
【表8】
【0046】表8及び図5から明らかなように、PPの
混合比の増加に伴い、溶融延性は増大したが、発泡倍率
は試料xにおいて最大値を呈し(表8の*印参照)、そ
の後低下した。本実施例においては、溶融延性の著しい
増大に反し、発泡倍率には大きな変化が観察されなかっ
た。これは、これらの試料w〜zについて、溶融延伸時
の張力が低い値でほぼ一定であり(図5参照)、溶融延
性が増大しても発泡媒体が気泡の成長を許容しない状態
であるためと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1において、サントプレーンAへのPP
の混合比を変えた場合の発泡倍率、溶融延性及び張力の
変化を示すグラフ図である。
【図2】参考例2において、サントプレーンBの発泡成
形温度を変えた場合の発泡倍率、溶融延性及び張力の変
化を示すグラフ図である。
【図3】実施例3において、LCS−1へのPMMA−
PVCブレンドの混合比を変えた場合の発泡倍率、溶融
延性及び張力の変化を示すグラフ図である。
【図4】実施例4において、LCS−1とPMMA−P
VCブレンドの混合物(1:1)の発泡成形温度を変え
た場合の発泡倍率、溶融延性及び張力の変化を示すグラ
フ図である。
【図5】実施例5において、ラバロンへのPPの混合比
を変えた場合の発泡倍率、溶融延性及び張力の変化を示
すグラフ図である。
【図6】溶融延性の測定装置の構成を示す図である。
【図7】発泡成形に用いる成形機の概略構造を示す図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29K 105:04 C08L 25:00 27:06 (56)参考文献 特開 平6−73222(JP,A) 特開 昭58−149937(JP,A) 特開 昭60−26029(JP,A) 特開 昭51−123275(JP,A) 特表 平6−507128(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 9/00 - 9/42 B29C 47/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水のみを発泡剤として添加して熱可塑性エ
    ラストマーの発泡体の得る発泡体の製造方法であって、 前記熱可塑性エラストマーは、ポリ塩化ビニルとニトリ
    ルブタジエンゴムとの重合体ブレンドであって、当該重
    合体ブレンドに対してポリメタクリル酸メチル、ポリメ
    タクリル酸メチルと塩化ビニルとの重合体ブレンド、メ
    タクリル酸メチルと塩化ビニルとの共重合体、及び塩化
    ビニルとエチレンの共重合体を含むアルキルエステル重
    合体から選択される溶融延性向上剤が添加されて得られ
    る組成物を、発泡成形しようとする温度で溶融軟化状態
    とし樹脂糸として押出し、この樹脂糸をプーリーを用い
    て引き取りロールに引き取る際、引き取り速度を順次早
    めていって樹脂糸が切れる直前の限界引き取り速度を前
    記組成物の溶融延性として測定する工程と、 前記組成物に水のみを発泡剤として所定量供給して、前
    記発泡成形しようとする温度で発泡成形して、発泡体を
    得てその発泡倍率を測定する工程と、 前記限界引き取り速度と前記発泡倍率とから、水のみを
    発泡剤として用いて所望の発泡倍率を得るための前記組
    成物の組成及び/又は発泡成形温度を選択する工程、 とを有する、方法。
  2. 【請求項2】水のみを発泡剤として添加して熱可塑性エ
    ラストマーの発泡体を得る発泡体の製造方法であって、 前記熱可塑性エラストマーは、ポリスチレン樹脂とブタ
    ジエンゴム若しくはポリイソプレンゴム若しくはポリエ
    チレンとポリブチレンとの共重合体から選択されるいず
    れかの重合体との重合体ブレンドであり、当該重合体ブ
    レンドに対して、α−オレフィン重合体から選択される
    溶融延性向上剤が添加されて得られる組成物を、発泡成
    形しようとする温度で溶融軟化状態とし樹脂糸として押
    出し、この樹脂糸をプーリーを用いて引き取りロールに
    引き取る際、引き取り速度を順次早めていって樹脂糸が
    切れる直前の限界引き取り速度を前記組成物の溶融延性
    として測定する工程と、 前記組成物に水のみを発泡剤として所定量供給して、前
    記発泡成形しようとする温度で発泡成形して、発泡体を
    得てその発泡倍率を測定する工程と、 前記限界引き取り速度と前記発泡倍率とから、水のみを
    発泡剤として用いて所望の発泡倍率を得るための前記組
    成物の組成及び/又は発泡成形温度を選択する工程、 とを有する、方法。
  3. 【請求項3】前記限界引き取り速度を測定すると同時に
    張力も測定し、当該張力と前記限界引き取り速度と前記
    発泡倍率とから、水のみを発泡剤として用いて所望の発
    泡倍率を得るための前記組成物の組成及び/又は発泡成
    形温度を選択する、請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】ポリ塩化ビニルとニトリルブタジエンゴム
    との重合体ブレンドに対して、ポリメタクリル酸メチ
    ル、ポリメタクリル酸メチルと塩化ビニルとの重合体ブ
    レンド、メタクリル酸メチルと塩化ビニルとの共重合
    体、及び塩化ビニルとエチレンの共重合体を含むアルキ
    ルエステル重合体から選択される溶融延性向上剤を添加
    して得られる組成物に、水のみを発泡剤として添加して
    発泡させる、発泡体の製造方法。
  5. 【請求項5】ポリスチレン樹脂と、ブタジエンゴム、ポ
    リイソプレンゴム及びポリエチレンとポリブチレンとの
    共重合体から選択される重合体との重合体ブレンドに対
    して、α−オレフィン重合体から選択される溶融延性向
    上剤を添加して得られる組成物に、水のみを発泡剤とし
    て添加して発泡させる、発泡体の製造方法。
  6. 【請求項6】ポリ塩化ビニルとニトリルブタジエンゴム
    との重合体ブレンドに対して、ポリメタクリル酸メチ
    ル、ポリメタクリル酸メチルと塩化ビニルとの重合体ブ
    レンド、メタクリル酸メチルと塩化ビニルとの共重合
    体、及び塩化ビニルとエチレンの共重合体を含むアルキ
    ルエステル重合体から選択される重合体が添加され、水
    のみを発泡剤として添加して発泡させて得られる発泡
    体。
  7. 【請求項7】ポリスチレン樹脂と、ブタジエンゴム、ポ
    リイソプレンゴム及びポリエチレンとポリブチレンとの
    共重合体から選択される重合体との重合体ブレンドに対
    して、α−オレフィン重合体から選択される重合体が添
    加され、水のみを発泡剤として添加して得られる発泡
    体。
JP07606294A 1994-04-14 1994-04-14 熱可塑性エラストマー発泡体の発泡倍率調整方法、熱可塑性エラストマーの発泡成形方法及び熱可塑性エラストマーの発泡体 Expired - Fee Related JP3199951B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07606294A JP3199951B2 (ja) 1994-04-14 1994-04-14 熱可塑性エラストマー発泡体の発泡倍率調整方法、熱可塑性エラストマーの発泡成形方法及び熱可塑性エラストマーの発泡体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07606294A JP3199951B2 (ja) 1994-04-14 1994-04-14 熱可塑性エラストマー発泡体の発泡倍率調整方法、熱可塑性エラストマーの発泡成形方法及び熱可塑性エラストマーの発泡体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07278336A JPH07278336A (ja) 1995-10-24
JP3199951B2 true JP3199951B2 (ja) 2001-08-20

Family

ID=13594291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07606294A Expired - Fee Related JP3199951B2 (ja) 1994-04-14 1994-04-14 熱可塑性エラストマー発泡体の発泡倍率調整方法、熱可塑性エラストマーの発泡成形方法及び熱可塑性エラストマーの発泡体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3199951B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6249410B2 (ja) * 2014-05-15 2017-12-20 三菱電機株式会社 羽根車及びその羽根の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07278336A (ja) 1995-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0641351A (ja) フィルム形成デンプン含有重合体組成物、該組成物から製造される形成物品および該物品の製法
US5110838A (en) Biodisintegrable thermoplastic resin foam and a process for producing same
JPH08501810A (ja) ポリスチレン発泡体及びその製法
JPH10230528A (ja) 熱可塑性樹脂発泡射出成形体およびその製造方法
Park et al. Extruded open-celled LDPE-based foams using non-homogeneous melt structure
JP2767513B2 (ja) ポリプロピレン系樹脂発泡シ−ト
JP2011132420A (ja) ポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法及びポリプロピレン系樹脂発泡体
US5464689A (en) Resin composition, porous film produced therefrom and process for producing same
JPS60223847A (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物
EP1169377A1 (en) Method for making oriented polyethylene foam and foam produced thereby
JP3199951B2 (ja) 熱可塑性エラストマー発泡体の発泡倍率調整方法、熱可塑性エラストマーの発泡成形方法及び熱可塑性エラストマーの発泡体
JP2004307662A (ja) 結晶性ポリ乳酸系樹脂発泡体の製造方法
US6809125B1 (en) Foam comprising polyolefin blend and method for producing same
JP2001001384A (ja) ポリプロピレン系樹脂押出発泡細条集束体の製造方法
JP2003103556A (ja) 発泡射出成形体
JP3481461B2 (ja) 生分解性フィルム
Diaz et al. Continuous extrusion production of microcellular rigid PVC
JP5670816B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂発泡粒子の製造方法
JP3344761B2 (ja) 生分解性樹脂発泡体の製造方法
JP2020158608A (ja) ポリ乳酸樹脂発泡シート、樹脂成形品、および、ポリ乳酸樹脂発泡シートの製造方法
Chaudhary et al. Extruded non-crosslinked foams made from ethylene-styrene interpolymers and blends with polyethylene
JPH07330935A (ja) 結晶性ポリオレフィン発泡体
JP6928592B2 (ja) 改質されたポリ乳酸樹脂の製造方法、ポリ乳酸樹脂およびポリ乳酸樹脂発泡シート
JP2006089637A (ja) ポリプロピレン系樹脂発泡シートの製造方法
JP2006002055A (ja) ポリマーアロイ成形物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees