JP3199377U - 顔面マスク用紫外線防止シート - Google Patents

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【課題】衛生面からも低コストで使い捨てができるマスク用の紫外線防止シートで、手軽に使用できることに加え、外見上も好適なマスクの形態が維持できる紫外線防止シートを提供する。【解決手段】紫外線防止シート1は、通気性を有する顔面マスク用であって、紫外線吸収剤又は紫外線遮断剤を含有する不織布であることを特徴とする。また、上下の幅方向の中間位置に長手方向に直線状に伸びる折り曲げ部2を備え、使用者が顔面マスク使用時に、折り曲げ部2が幅方向に略く字形状を形成することで、使用者の鼻および頬面に空間を設けるようにしてもよい。【選択図】図1

Description

本考案は、顔面マスクに装着して日焼けなどを防止するための紫外線防止シートに関する。
紫外線を受けることが皮膚を老化させたり皮膚癌や白内障を発症、誘発したりすると指摘されている。すなわち、紫外線を浴びることにより、皮膚は硬くごわつき、シワやシミ、タルミ、くすみなどを誘引する。これを光老化と言い、無防備に紫外線を浴び続けていると、この光老化が進行し続けることになる。
このような紫外線対策としては、UVカットクリームやメイクという方法が取られるが、時間の経過や汗で効果は限定される。また、帽子や日傘だけでは、紫外線の照り返しや、散乱している紫外線から効果的に守ることができない。
さらに、別の紫外線対策として、顔面については、花粉や埃を防護することを主目的とするいわゆる衛生マスクを着用することが知られている。市販のものでは、素材が、織物、編み物などにより分厚いもので、主として花粉や埃対策用であるが、補助的にUVカット機能が付加されているマスクもある。
上記の問題点に対応する顔面用マスクはいくつか提案されている。特許文献1に係る発明には、顔面の中の鼻、口のみならず、顔面の中の顎、両側の耳の付け根位置までの両頬及び首をも日焼けから防ぐ為の日焼け防止用マスクを提供する技術が開示されている。その構成は、本体部とこの本体部の両側に結合されて耳に掛けるための紐とからなり、上記本体部が、上下方向に対し鼻を覆いかつ少なくとも顎の下側位置まで覆い得る大きさと、左右方向に対し両側の耳の付け根位置まで覆い得る大きさを有しているUVカット素材等による日焼け防止用マスクである。特許文献2に係る考案には、左右方向に細長く延びる折り畳み部が上下に複数並設され、着用時には折り畳み部が蛇腹状に折り畳まれた状態からやや開拡し、鼻から顎及び頬の略全部を覆うに足る大きさとなる略皿型断面形状の紫外線を遮る加工が施された不織布からなる口当て部と、口当て部の両側に取り付けられた耳掛け部とからなる使い捨て可能なマスクが提案されている。口当て部には、折り畳まれた状態及び着用時に外部から視認できない位置に呼吸用の略左右方向に延びる切り込み又は開口部が設けられている。
特開2011−244907号公報 登録実用新案第3186526号公報
しかしながら、特許文献1に係るマスクは、UVカット率の高いマスクにより日焼け防止は図られるが、素材が、織物や編み物などにより分厚いもので、高コスト・高価であり、繰り返し使用するものであるので洗濯作業が必要となり煩雑である。また、特許文献2に係るマスクは、頬の部分が耳のそばまで、頬の最高領域も含めて十分に覆うため、見栄えが悪いという問題がある上、特許文献1に係るマスクよりも安価とはいえ、使い捨てにするには高価格で利用者にとっては手軽に購入できないという問題がある。
本考案は、上記問題に鑑みて、衛生面からも低コストで使い捨てができる顔面マスク用の紫外線防止シートで、手軽に使用できることに加え、外見上も好適な顔面マスクの形態が維持できる紫外線防止シートを提供する。
本考案に係る紫外線防止シートは、通気性を有する顔面マスク用の紫外線防止シートであって、紫外線吸収剤又は紫外線遮断剤を含有する不織布であることを特徴とする。また、上下の幅方向の中間位置に長手方向に直線状に伸びる折り曲げ部を備え、使用者が顔面マスク使用時に、折り曲げ部が幅方向に略く字形状を形成することで、該使用者の鼻および頬面に空間を設けるようにしてもよい。さらに、上縁に沿って、使用者の鼻から頬面の凹凸に合わせて撓み変形可能な塑性を有する線状ないし細帯状の形状保持部材を備えるようにすれば、使用者は呼吸をしやすくなる。また、本考案に係る紫外線防止シートは、上端に係止部材を設けて、顔面マスクの上端にひっかけるような構成としてもよい。
一例では、不織布が、紫外線吸収剤が混合または表面に積層するように配設することができる。この場合、紫外線吸収剤は、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物、サリチレート系化合物、トリアジン系化合物の少なくとも何れか又はそれらの併用であればよい。また、不織布が、紫外線遮断剤が混合または表面に積層するように配設してもよい。この場合、紫外線遮断剤は、酸化チタン、酸化亜鉛、これらの加工処理物の少なくとも何れかであればよい。さらに、不織布が、ポリエチレン製、ポリオレフィン製、又はポリプロピレン製のいずれかであると好適である。
本考案に係る顔面マスク用の紫外線防止シートは、衛生面からも低コストで使い捨てができて手軽に使用できることに加え、外見上も好適なマスクの形態が維持できる。
本考案の実施例1の紫外線防止シート1をマスクMに装着する様子を示す図である。 紫外線防止シート1の構成を示す図である。 紫外線防止シート1の別の構成を示す図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。各図において、同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。また、図面は、本考案を理解するために誇張して表現している場合もあり、必ずしも縮尺どおり精緻に表したものではないことに留意されたい。なお、本考案は下記に示される実施の形態に限定されるものではない。
実施例1を図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照する。図1は、本考案の実施例1の紫外線防止シート1をマスクMに装着する様子を示す図である。図1に示すように、市販の衛生マスクに使用される紫外線防止シート1は、略15×25cmの矩形のもので、素材は合成樹脂の長繊維フィラメントが高密度に接合された不織布であって、光の反射率が90%以上で光の吸収率が1%以下であると好適である。なお、市販されている衛生マスクの大きさに合わせて、鋏等で裁断して使用することが可能である。
紫外線防止シート1は、フラッシュ紡糸法などにより合成樹脂の長繊維フィラメントが高密度に接合された不織布を素材にすると好適である。不織布を構成する合成樹脂としては、ポリエチレン、ポリオレフィン特に高密度ポリオレフィンが好ましいが、ポリプロピレンもしくはポリオレフィンとの共重合体を使用することもできる。不織布は、紡糸、延伸、開繊、接着の工程を連続的に行う直接紡糸法により長繊維フィラメントをランダムに堆積してボンディングして得られるものである。具体的には、紡糸可能な熱可塑性樹脂を押出し機に投入して溶融状態にし、紡糸ノズルから押出された繊維をローラ法またはエアジェット法で延伸繊維化するスパンボンド法による不織布、溶融状態の樹脂を高圧ガス流と共に紡糸ノズルから噴射して延伸繊維化するメルトブロー法による不織布、又は紡糸可能な熱可塑性合成樹脂を溶媒に高温押圧下で溶解した溶液を紡糸ノズルを介して大気中に放出し、溶媒を気化させて繊維化するフラッシュ紡糸法による不織布のいずれかを用いることができる。
一例では、不織布が、紫外線吸収剤が混合または表面に積層するように配設することができる。この場合、紫外線吸収剤は、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物、サリチレート系化合物、トリアジン系化合物の少なくとも何れか、又は併用でもよい。混合、すなわち不織布に練りこむ場合も表面に積層する場合も、その量は、不織布全体の平均値として、0.02〜2.0%が好ましく、コスト、性能の点からは0.05〜1.0%が好適である。
また、不織布が、紫外線遮断剤が混合または表面に積層するように配設してもよい。この場合、紫外線遮断剤は、酸化チタン、酸化亜鉛、これらの加工処理物の少なくとも何れかであればよい。ここで、紫外線遮断剤とは、UV−B(波長320〜290nm) からUV−A(波長400〜320nm) の紫外線領域の紫外線を実質的に遮断する物質又はその組み合わせをいう。紫外線を実質的に遮断するとは、UV−BからUV−Aの紫外線領域の光透過性を本考案の目的を損なわない範囲以下に遮蔽することをいい、好ましくは紫外線カット率が95%以上、より好ましくは98%以上とすることを意味する。
さらに、紫外線防止シート1は、一又は複数枚の薄い合成樹脂の不織布シートを重ね合わせて、矩形形状に裁断した構成である。紫外線防止シート1の上縁及び下縁はともに端縁を折り返すとともに、折り返し部を全長にわたって熱溶着することにより複数枚の不織布シートを結合してもよい。
図1に示すとおり、紫外線防止シート1は、その上下中間位置に長手方向に沿って複数の折り曲げ部2a、2b、2c、2dを形成している。このようにすると、使用者がマスク本体Mを顔に当てたときに各折り曲げ部2a、2b、2c、2dが展開してマスク本体Mが前側へ立体的に張出すように開いてマスク本体Mと使用者の口元及び鼻孔との間に適度な空間を形成することができる。
図2を参照する。図2は、紫外線防止シート1の構成を示す図で、(a)は通常状態、(b)は折り曲げた状態を示す。紫外線防止シート1の上端には、上縁10を使用者の鼻Nから頬面Fにかけての凹凸にフィットさせるための形状保持部材3を備えてもよい。形状保持部材3は、折り曲げた形状を保つことが可能なポリエチレン製の線材、または針金等の金属芯を埋設することにより形成することができる。このような構造により、紫外線防止シート1を針金のように自由に折り曲げることができる。
図3を参照する。図3は、紫外線防止シート1の別の構成を示す図である。図3に示すとおり、紫外線防止シート1は、上端に係止部材4を備えるように構成してもよい。なお、係止部材4は、フックのように端に引っ掛けることができる構造であればよく、素材としてはポリエチレン製の線材、または針金等の金属芯を使用することができる。使用者はマスク本体Mに紫外線防止シート1を装着する際、係止部4をマスク本体Mの上端にひっかけて紫外線防止シート1を取り付ければ、紫外線防止シート1がマスク本体Mから外れることを防止することができる。
以上、本考案の紫外線防止シートの構成例における好ましい実施形態を図示して説明してきたが、本考案の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。
本考案の紫外線防止シートは、安価で衛生的でかつ簡易に使用できるため、汚れた場合等の衛生面の理由などから適宜使い切りができる。よって、女性の夏場の使用のみならず、屋外活動をする人に広く利用することができる。
1 紫外線防止シート
2 折り曲げ部
3 形状保持部材
4 係止部材
M マスク本体
N 鼻

Claims (9)

  1. 顔面マスク用の紫外線防止シートであって、紫外線吸収剤又は紫外線遮断剤を含有する矩形形状の不織布からなる紫外線防止シート。
  2. 上下の幅方向の中間位置に長手方向に直線状に伸びる折り曲げ部を備え、使用者が前記顔面マスク使用時に、前記折り曲げ部が前記幅方向に略く字形状を形成することで、該使用者の鼻および頬面に空間を設けることを特徴とする請求項1に記載の紫外線防止シート。
  3. 上縁に沿って、前記使用者の鼻から頬面の凹凸に合わせて撓み変形可能な塑性を有する線状ないし細帯状の形状保持部材を備えることを特徴とする請求項2に記載の紫外線防止シート。
  4. 上端に係止部材を備え、前記顔面マスクの上端にひっかけて装着できることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の紫外線防止シート。
  5. 前記不織布は、前記紫外線吸収剤が混合または表面に積層するように配設されてなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の紫外線防止シート。
  6. 前記不織布は、前記紫外線遮断剤が混合または表面に積層するように配設されてなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の紫外線防止シート。
  7. 紫外線吸収剤が、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物、サリチレート系化合物、トリアジン系化合物の少なくとも何れか又はそれらの併用であることを特徴とする請求項5に記載の紫外線防止シート。
  8. 紫外線遮断剤が、酸化チタン、酸化亜鉛、これらの加工処理物の少なくとも何れかであることを特徴とする請求項6に記載の紫外線防止シート。
  9. 前記不織布が、ポリエチレン製、ポリオレフィン製、又はポリプロピレン製のいずれかであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の紫外線防止シート。
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