JP3199351U - 靴紐締め付け固定保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】靴紐を解くことをせず結んだままの状態で靴を履いたり脱いだりすることができ、また靴紐の締まり具合を調節することができる靴紐締め付け固定保持具を提供する。【解決手段】幅狭開口部と幅広開口部とを有する六角形に形成された中空の基体において、この基体の内部に調節ロック体を設置し、基体内壁面と調節ロック体壁面との間の靴紐が挿通される2つの靴紐挿通路を持ち、基体底の外面には、幅広開口部側の縁辺中央部に、縁辺に平行に貫通する靴紐係着孔を設ける。【選択図】図5

Description

本考案は靴紐締め付け固定保持具に関するものである。
運動靴や革靴の多くは靴紐締め結ぶことで靴を足に固定しているが、紐靴を脱ぐ時には靴紐を解き緩め、次に履く時には靴紐をまた最初から締めて結ぶという形で使用されているものが普通である。
このような面倒な動作を避けるための靴の着脱を容易に行うことができる靴紐固定具(特許文献1参照)や靴紐取付補助具(特許文献2参照)などが提案されている。
特許公開2006−75179号公報 特許公開2005−279015号公報
そのために、次のような問題点があった。
(イ)靴の構造が複雑でコスト高
(ロ)靴の外観が煩雑でデザイン性が損なわれる
本考案は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
丁度、将棋の駒を内腔状にし、駒の打ち手から見て前方の尖角部を成す三角形の底辺から切除し、手前の左右の角を隅切りして、前方二角・後方四角の合計六角形の駒と見立てた様な外観形状の基体を想定した場合において、長手方向(駒の前進後退方向)に開口した中空体を成し、前方開口部は後方開口部から徐々に狭まった幅狭開口部を成し、後方開口部は幅広開口部を成す。中空状基体内の左右両側壁との間に、靴紐の径相当の間隔ができる形で、調節ロック体を設置し、この基体内壁面と調節ロック体壁面との間隔域が靴紐挿通路を成すように形成するが、この靴紐挿通路に面する基体内壁面と調節ロック体壁面には、それぞれ凹凸状が形設される。
調節ロック体を上下にサンドするように包摂する基体天井の中央域には、長手方向に細長く穿口されたスライド孔を形設し、調節ロック体の基体天井側に設置されたロック操作片が、頭を出してこのスライド孔を移動する。
調節ロック体を挟んで、基体天井と対向する基体底の外面には、幅広開口部側の縁辺中央部に、縁辺に平行に貫通する靴紐係着孔を穿口された係着孔凸部を形設する。
全体としてこのように形成された構成体が、靴紐係着孔に通された靴紐を介して靴に固く係着されつつ、靴紐挿通路を通る靴紐を調節ロック体で締め・緩めする形で使用される。
以上を特徴とする靴紐締め付け固定保持具である。
(イ)本考案は、一般に市販されている紐靴の靴紐に容易に取り付けられるため、靴の構造を変える必要がなくコスト安である。
(ロ)靴紐に取り付ける締め付け固定保持具が小さいため靴のデザイン性が損なわれない。
(ハ)靴紐を結んだままの状態で解くことなく靴紐をゆるめて靴を脱ぎ、また靴紐を結んだままの状態で結び直すこともなく靴を履いて靴紐を締めることができ、また靴紐の締まり具合を調節することもできる。
以下、本考案の実施の形態について説明する。
(イ)本考案の靴紐締め付け固定保持具(1)は、靴紐が挿通される2つの靴紐挿通路(12)を持ち、幅狭開口部(8)と幅広開口部(9)とを有する基体(2)と、この基体(2)内部に移動可能に配設して挿通された靴紐をロックできる調節ロック体(11)が組み合わされている。
(ロ)基体(2)の2つの靴紐挿通路(12)を通る靴紐(3)は調節ロック体(11)が基体(2)の幅狭開口部(8)の方向へスライドして挿通される靴紐(3)に食い込み、靴紐(3)の抜けを防止するようになっている。
(ハ)基体底(16)の外面には、幅広開口部(9)側の縁辺中央部に、縁辺に平行に貫通する靴紐係着孔(14)を穿口された係着孔凸部(13)を形設する。
本考案は以上のような構成で、以下これを実際に使用する時の形態を説明する。
本考案を紐靴へ取り付け使用するときは、靴紐(3)をつま先部より履き口部(5)へ向かって、左右の甲被部の複数の靴紐穴(7)を交互に通して編み上げてゆく。甲被部の履き口部(5)側から1番目、2番目にある左右各2箇所の靴紐穴(7)を通す靴紐(3)の通し方については、2番目は内側から外側へ出し、左(右)の靴紐(3)を基体(2)の幅狭開口部(8)より靴紐挿通路(12)を通して幅広開口部(9)より出し、靴紐のループ(6)を作った後、幅広開口部(9)より紐通挿通路(12)を通して幅狭開口部(8)より出し、左(右)の1番目の靴紐穴(7)の外側から内側に通す。
もう一方の右(左)の靴紐(3)は2番目の靴紐穴(7)の内側から外側へ出した後、靴紐係着孔(14)を通して、右(左)の1番目の靴紐穴(7)の外側から内側に通す。
この左右の靴紐(3)は履き口部(5)側から1番目の靴紐穴(7)の外側から内側に通した後、通常の靴紐と同様に結んで固定する。
以上のような取り付けを行った後、靴紐挿通路(12)を通した靴紐のループ(6)の長さの調節を行い、スライド孔(10)より頭を出しているロック操作片(4)を幅狭開口部(8)方向へスライドさせて靴紐(3)を固定することで、靴紐(3)の締まり具合を調節することができる。
本考案を靴に取り付けてロックしている状態を示す斜視図 本考案を靴に取り付けてロック解除している状態を示す斜視図 本考案の斜視図 図3に示された本考案を裏返して見せた斜視図 図2の一部分に示された本考案とその直接的周辺部の拡大斜視図 本考案の使用中においてロック解除している状態を示す断面図 本考案の使用中において、図6に示されたロック解除からロックへ移行した状態を示す断面図 本考案の一部である調節ロック体を分解して、各部分を見せた平面図
1 靴紐締め付け固定保持具
2 基体
3 靴紐
4 ロック操作片
5 履き口部
6 靴紐のループ
7 靴紐穴
8 幅狭開口部
9 幅広開口部
10 スライド孔
11 調節ロック体
12 靴紐挿通部
13 係着孔凸部
14 靴紐係着孔
15 基体天井
16 基体底
17 基体内壁面
18 調節ロック体壁面

Claims (1)

  1. 丁度、将棋の駒を内腔状にし、駒の打ち手から見て前方の尖角部を成す三角形の底辺から切除し、手前の左右の角を隅切りして、前方二角・後方四角の、六角形の駒と見立てた様な外観形状の基体を想定した場合において、長手方向(駒の前進後退方向)に開口した中空体を成し、前方開口部は後方開口部から徐々に狭まった幅狭開口部を成し、後方開口部は幅広開口部を成すのであり、中空状基体内の左右両側壁との間に、靴紐の径相当の間隔ができる形で、調節ロック体を設置し、この基体内壁面と調節ロック体壁面との間隔域が靴紐挿通路を成すように形成するが、この靴紐挿通路に面する基体内壁面と調節ロック体壁面には、それぞれ凹凸状が形設されるのであって、調節ロック体を上下にサンドするように包摂する基体天井の中央域には、長手方向に細長く穿口されたスライド孔を形設し、調節ロック体の基体天井側に設置されたロック操作片が、頭を出してこのスライド孔を移動するのであり、調節ロック体を挟んで、基体天井と対向する基体底の外面には、幅広開口部側の縁辺中央部に、縁辺に平行に貫通する靴紐係着孔を穿口された係着孔凸部を形設するというものであり、全体としてこのように形成された構成体が、靴紐係着孔に通された靴紐を介して靴に固く係着されつつ、靴紐挿通路を通る靴紐を調節ロック体で締め・緩めする形で使用されることを特徴とする靴紐締め付け固定保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021040979A (ja) * 2019-09-11 2021-03-18 株式会社ニフコ 靴紐留め付け装置
WO2023042376A1 (ja) * 2021-09-17 2023-03-23 Ykk株式会社 紐止め具
WO2023054824A1 (ko) * 2021-09-29 2023-04-06 와인드와이어 주식회사 신발끈 루프를 활용한 탈부착이 가능한 신발끈 조임 장치

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